JP2005263479A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構成が複雑化することなく、各モジュール電池における充電量のばらつきを抑制するとともに、容量抜けを抑制することができるエレベータ装置を提供する。
【解決手段】 直列に接続されて組電池8を構成し、回生電力を蓄積する2以上のモジュール電池A1〜A3と、分圧器47及び絶縁アンプ48からなり、各モジュール電池A1〜A3の端子電圧を検出するモジュール電池電圧検出手段と、各モジュール電池A1〜A3の両極にそれぞれ設けられ、モジュール電池電圧検出手段への端子電圧の入力を断続するフォトカプラと、端子電圧の検出対象となるモジュール電池がモジュール電池電圧検出手段に接続されるように、各フォトカプラをオンオフ駆動する主制御部7とにより構成される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、エレベータ装置に係り、さらに詳しくは、インダクションモーターからの回生電力を蓄積する複数のモジュール電池における端子電圧の検出を行うエレベータ装置の改良に関する。
回生電力を蓄積し、停電時や電力需要がピークとなった際の力行運転時に母線電圧を供給する電力蓄積手段を備えたエレベータ装置が従来から提案されている(例えば、特許文献1)。通常、この様なエレベータ装置は、エレベータかごを駆動するためのインダクションモーターにより生成された回生電力を蓄積する複数のモジュール電池と、これらのモジュール電池から構成される組電池(電力蓄積手段)における端子電圧を検出する組電池電圧検出手段と、インダクションモーターに電力供給するための直流母線について母線電圧を検出する母線電圧検出手段により構成される。検出された組電池の端子電圧及び母線電圧に基づいて、組電池の充放電に関する切り替え制御が行われる。
上述した従来のエレベータ装置では、エレベータ装置の据え付け時など、主電源からの電力供給が遮断した状態で長期にわたって運転が停止される場合、組電池の劣化が生じてしまうという問題があった。すなわち、組電池への電力供給が遮断した状態では、組電池電圧検出手段及び母線電圧検出手段への放電電流によって容量抜けが生じてしまうという問題があった。
また、一般に、組電池は、各モジュール電池を直列接続することにより形成されるので、モジュール電池ごとの充電量についてばらつきが生じ易く、充放電を繰り返すと、充電量のばらつきが大きくなる。このため、特定のモジュール電池だけが劣化し、組電池の性能が低下してしまうという問題もあった。
そこで、モジュール電池ごとにモジュール電池の端子電圧を検出するための電圧検出手段を設け、組電池への充電を制御することにより、各モジュール電池における充電量のばらつきを抑制させるとともに、組電池への電力供給が遮断した状態では、上記各電圧検出手段への電圧入力を遮断することにより容量抜けを抑制させることが考えられる。しかし、モジュール電池ごとに電圧検出手段や、電圧入力を遮断するための手段を新たに設けなければならないので、構成が複雑化し製造コストが増大してしまうという問題があった。
また、通常、電圧検出にはA/D変換処理が伴い、変換誤差が生じる。このA/D変換に伴う変換誤差は電圧検出手段ごとに異なるので、モジュール電池ごとに電圧検出手段を設けると、検出精度にばらつきが生じ、充電量の適切な制御が困難となってしまうという問題もあった。
特開2003−165678号公報 特開平7−163060号公報
上述した通り、従来のエレベータ装置では、充電量のばらつきを抑制させるとともに、容量抜けを抑制させるため、モジュール電池ごとに電圧検出手段や電圧入力を遮断するための手段を設けなければならないので、構成が複雑化し製造コストが増大するという問題があった。また、A/D変換に伴う変換誤差が電圧検出手段ごとに異なるので、モジュール電池ごとに電圧検出手段を設けると、検出精度にばらつきが生じ、充電量の適切な制御が困難となるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、構成が複雑化することなく、組電池の劣化を抑制させたエレベータ装置を提供することを目的としている。特に、各モジュール電池における充電量のばらつきを抑制するとともに、容量抜けを抑制することができるエレベータ装置を提供することを目的としている。また、各モジュール電池の端子電圧における検出精度のばらつきを抑制することができるエレベータ装置を提供することを目的としている。
本発明によるエレベータ装置は、直列に接続されて組電池を構成し、インダクションモーターからの回生電力を蓄積する2以上のモジュール電池と、絶縁アンプからなり、上記各モジュール電池の端子電圧を検出するモジュール電池電圧検出手段と、上記各モジュール電池の両極にそれぞれ設けられ、上記モジュール電池電圧検出手段への端子電圧の入力を断続するフォトカプラと、端子電圧の検出対象となるモジュール電池がモジュール電池電圧検出手段に接続されるように、上記各フォトカプラをオンオフ駆動するスイッチング素子制御手段とにより構成される。
この様な構成によれば、モジュール電池電圧検出手段への端子電圧の入力を断続するフォトカプラが各モジュール電池の両端にそれぞれ設けられるので、モジュール電池電圧検出手段への放電電流による容量抜けを抑制することができる。また、モジュール電池電圧検出手段により各モジュール電池の端子電圧が検出されるので、検出された端子電圧に基づいて組電池への充電を制御すれば、各モジュール電池における充電量のばらつきを抑制することができる。その際、端子電圧の検出対象となるモジュール電池がモジュール電池電圧検出手段に接続されるように各フォトカプラがオンオフ駆動され、このオンオフ駆動によって端子電圧が検出されるので、容量抜け防止用の電圧入力遮断手段としてのフォトカプラを端子電圧検出のための接続切り替え手段に兼用することができる。
つまり、各フォトカプラをオンオフすることによって、組電池への電力供給が遮断した状態では、モジュール電池電圧検出手段への電圧入力を遮断することで容量抜けを抑制させることができ、各モジュール電池における端子電圧の検出時には、接続を切り替えることで電圧検出手段を共通化して電圧検出を行うことができる。従って、構成が複雑化することなく、組電池の劣化を抑制させることができるとともに、各モジュール電池の端子電圧における検出精度のばらつきを抑制することができる。
本発明によるエレベータ装置によれば、端子電圧の検出対象となるモジュール電池がモジュール電池電圧検出手段に接続されるように各フォトカプラがオンオフ駆動され、このオンオフ駆動によって端子電圧が検出されるので、構成が複雑化することなく、組電池の劣化を抑制させることができる。特に、各モジュール電池における充電量のばらつきを抑制するとともに、容量抜けを抑制することができる。また、電圧検出手段を共通化して各モジュール電池における端子電圧の検出が行われるので、検出精度のばらつきを抑制することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるエレベータ装置の概略構成の一例を示したブロック図である。本実施の形態によるエレベータ装置1は、インダクションモーター5からの回生電力を蓄積し、停電時に主電源に代わって電力供給を行ったり、電力需要がピークとなった際の力行運転時に補助的に電力供給を行うための組電池(電力蓄積手段)8を備えた制御システムであり、組電池8を構成する複数のモジュール電池への充電に関する制御や、組電池8への電力供給が遮断した場合に各種電圧検出手段への電圧入力の遮断に関する制御を行っている。
このエレベータ装置1は、電源ユニット2、コンバータ3、インバータ4、インダクションモーター(M)5、インバータ制御部6、主制御部7、組電池8、充放電切替回路9、直流母線10、母線電圧検出ユニット11、組電池電圧検出ユニット12及びモジュール電池電圧検出ユニット13により構成される。
電源ユニット2は、コンバータ3、電圧検出ユニット11〜13及び主制御部7に電力供給を行うための主電源であり、商用電源などの交流電源からなる。コンバータ3は、電源ユニット2から供給される交流電力を直流電力に変換し、直流母線10に出力する電力変換回路であり、ダイオードなどの半導体整流素子からなる。
インバータ4は、直流母線10から供給される直流電力を交流電力に変換し、インダクションモーター5に出力する電力変換回路である。このインバータ4は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)などの半導体スイッチング素子からなる。直流から交流への電力変換は、インバータ制御部6による指示に基づいて行われ、電圧や周波数を自在に変更することができる。
インバータ制御部6は、インバータ4の出力側(インダクションモーター5側)における電流値や、エレベータかご(図示せず)の移動速度に基づいて、インバータ4の制御を行っている。このインバータ制御部6は、ゲートドライバなどのスイッチング素子駆動回路からなる。
インダクションモーター5は、エレベータかごを上下駆動するためのかご駆動手段であり、インバータ4から供給される交流電力により動作する。このインダクションモーター5は、エレベータかごの移動開始時にインバータ4からの供給電力により発動機として動作するとともに、エレベータかごの移動停止時には回生電力を生成する発電機として動作する。生成された回生電力は、インバータ4を介して直流母線10に供給される。
充放電切替回路9は、充放電を選択的に切り替えるスイッチング回路であり、DC/DCコンバータからなる。この充放電切替回路9では、組電池8を充電するために直流母線10から供給される電力を組電池8へ出力する充電動作が行われるとともに、インダクションモーター5を動作させるために組電池8から供給される電力を直流母線10へ出力する放電動作が行われる。この様な充放電の切り替えは、主制御部7による指示に基づいて行われる。すなわち、エレベータかごの回生運転時には、インダクションモーター5からの回生電力により組電池8の充電が行われ、停電時や電力需要がピークとなった際の力行運転時には、組電池8からの放電電力によるインダクションモーター5への電力供給が行われる。
組電池8は、停電時や電力需要がピークとなった際の力行運転時において母線電圧を供給するために電力を蓄積する電力蓄積手段であり、直列に接続された2以上のモジュール電池からなる。このモジュール電池は、取り外し可能な小型の電力蓄積手段であり、直列に接続された複数の単電池からなる。単電池は2次電池であり、組電池8を構成する最小単位となっている。つまり、各単電池が直列接続されてモジュール電池が構成され、この様な複数のモジュール電池が直列接続されて組電池8が構成される。
例えば、単電池6個からモジュール電池が形成され、このモジュール電池を10個用いて組電池8が形成される。
母線電圧検出ユニット11は、主制御部7による駆動制御に基づいて直流母線10における母線電圧の検出を行う検出回路であり、フォトカプラからなるスイッチング回路と、分圧器及び絶縁アンプからなる電圧検出回路により構成される。組電池電圧検出ユニット12は、主制御部7による駆動制御に基づいて組電池8における端子電圧の検出を行う検出回路であり、母線電圧検出ユニット11と同様に、フォトカプラからなるスイッチング回路と、分圧器及び絶縁アンプからなる電圧検出回路により構成される。これらの検出回路により検出された母線電圧及び組電池8の端子電圧に基づいて、充放電の切り替え制御が主制御部7により行われる。
モジュール電池電圧検出ユニット13は、主制御部7による駆動制御に基づいて各モジュール電池の端子電圧の検出を行う検出回路であり、フォトカプラからなる電圧入力切替用リレー回路と、分圧器及び絶縁アンプからなる電圧検出回路により構成される。この電圧検出回路により検出されたモジュール電池ごとの端子電圧に基づいて、組電池8への充電制御が主制御部7により行われる。
主制御部7は、上述した各種制御に加え、各電圧検出回路への電圧入力を遮断する駆動制御を行っている。電圧入力を遮断する駆動制御は、組電池8への電力供給が遮断した場合に行われる。
図2及び図3は、図1のエレベータ装置における要部詳細の一例を示した回路図であり、図2には、DC/DCコンバータからなる充放電切替回路9が示され、図3には、フォトカプラ31や分圧器32、絶縁アンプ33からなる母線電圧検出ユニット11が示されている。
この充放電切替回路9は、リアクトル21、ダイオード22,24、IGBTなどのスイッチング素子23及び25により構成されている。ダイオード22は、スイッチング素子23に対して逆並列に接続され、リアクトル21とともに直流母線10に直列接続されている。また、ダイオード24は、スイッチング素子25に対して逆並列に接続され、リアクトル21とダイオード22及びスイッチング素子23との間において直流母線10に並列接続されている。
組電池8への充電は、リアクトル21、スイッチング素子23及びダイオード24で形成される降圧型チョッパ回路により行われる。一方、組電池8からの放電は、リアクトル21、スイッチング素子25及びダイオード22で形成される昇圧型チョッパ回路により行われる。
母線電圧検出ユニット11は、フォトカプラ31、分圧器32、絶縁アンプ33、オペレーションアンプ34、A/Dコンバータ35及び否定(NOT)論理ゲート36により構成されている。
フォトカプラ31は、主制御部7による駆動制御に基づいて分圧器32への電圧入力を断続するための半導体スイッチング素子である。フォトカプラ31は、光を用いるリレー素子であり、電気的に絶縁性が保持された状態でオンオフさせることができる。ここでは、この様なリレー素子として、光MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)を用いるものとする。
主制御部7からの駆動制御信号は、否定論理ゲート36を介してフォトカプラ31に入力され、直流母線10からの電圧入力がオンオフされる。
分圧器32は、直流母線10からフォトカプラ31を介して入力される母線電圧を所定の分圧比に分圧する電気回路である。絶縁アンプ33は、分圧後の母線電圧をアナログ信号として出力する電気回路である。このアナログ信号は、オペレーションアンプ34を介してA/Dコンバータ35に出力され、母線電圧の検出データとして主制御部7へ伝送される。
分圧器32、絶縁アンプ33、オペレーションアンプ34及びA/Dコンバータ35により電圧検出回路が構成される。つまり、フォトカプラ31をオン駆動すれば、母線電圧を出力させることができ、フォトカプラ31をオフ駆動すれば、電圧検出回路への電圧入力を遮断することができる。従って、組電池8への電力供給が遮断した場合など、必要に応じて組電池8から電圧検出回路への電圧入力を阻止することができるので、放電電流による組電池8の容量抜けを防止することができる。
なお、直流母線10から母線電圧検出ユニット11へ入力される母線電圧は、地絡を防止するために、主制御部7を含む制御系とはフォトカプラ31及び絶縁アンプ33により絶縁されている。また、組電池電圧検出ユニット12は、分圧器の分圧比が異なる以外、母線電圧検出ユニット11と同様に構成される。
図4及び図5は、図1のエレベータ装置における要部詳細の一例を示した回路図であり、図4には、組電池8、モジュール電池電圧検出ユニット13及び電源ユニット2が示され、図5には、主制御部7による駆動制御に基づいて、分圧器47への電圧入力をモジュール電池A1〜A3ごとに切り替えるとともに、分圧器47への電圧入力を遮断する電圧入力切替用リレー回路41が示されている。
このモジュール電池電圧検出ユニット13は、電圧入力切替用リレー回路41と、分圧器47、絶縁アンプ48、オペレーションアンプ49及びA/Dコンバータ50からなる電圧検出回路と、駆動制御信号監視部51と、電源監視部52により構成されている。
電圧入力切替用リレー回路41は、主制御部7からの駆動制御信号に基づいて、分圧器47に対する端子電圧の入力をモジュール電池A1〜A3ごとに切り替える接続切替動作を行うとともに、必要に応じて分圧器47への電圧入力を遮断する入力遮断動作を行っている。
この電圧入力切替用リレー回路41は、フォトカプラ53a,53b,54a,54b,55a,55b及び否定論理ゲート56により構成されている。フォトカプラ53a及び53bは、モジュール電池A1に対応してモジュール電池A1の両極にそれぞれ設けられ、分圧器47への電圧入力の断続を行っている。
同様に、フォトカプラ54a及び54bは、モジュール電池A2に対応してモジュール電池A2の両極にそれぞれ設けられ、フォトカプラ55a及び55bは、モジュール電池A3に対応してモジュール電池A3の両極にそれぞれ設けられる。すなわち、各モジュール電池A1〜A3の正極側及び負極側にそれぞれ1つのフォトカプラが設けられている。
主制御部7からの駆動制御信号は、モジュール電池A1〜A3ごとに設けられる否定論理ゲート56を介して各フォトカプラに入力される。例えば、フォトカプラ53a及び53bをオン駆動し、同時に他のフォトカプラをオフ駆動すれば、モジュール電池A1の端子電圧を分圧器47に入力させることができる。つまり、所望のモジュール電池に対応する1対のフォトカプラだけをオン駆動することにより、当該モジュール電池の端子電圧を検出することができる。
上述した接続切替動作により、端子電圧の検出対象となるモジュール電池が分圧器47に接続されるように、各フォトカプラのオンオフ駆動が行われるので、各モジュール電池A1〜A3の端子電圧を検出するための電圧検出回路を共通化することができる。また、入力遮断動作により、端子電圧の分圧器47への入力を必要に応じて遮断することができるので、分圧器47への放電電流による各モジュール電池A1〜A3の容量抜けを防止することができる。
分圧器47は、各モジュール電池A1〜A3から電圧入力切替用リレー回路41を介して入力される端子電圧を所定の分圧比に分圧する電気回路である。絶縁アンプ48は、分圧後の端子電圧をアナログ信号として出力する電気回路である。このアナログ信号は、オペレーションアンプ49を介してA/Dコンバータ50に出力され、端子電圧の検出データとして主制御部7へ伝送される。
駆動制御信号監視部51は、各フォトカプラにおけるオンオフ駆動を監視し、異なるモジュール電池に対応するフォトカプラを同時にオンする駆動制御を無効とする回路からなる。この駆動制御の無効処理は、主制御部7により出力される駆動制御信号に基づいて行われる。これにより、異なるモジュール電池に対応するフォトカプラが同時にオンするのを阻止することができるので、モジュール電池間の短絡を防止することができる。例えば、主制御部7における制御プログラムの暴走などにより駆動制御信号が誤出力された場合に、モジュール電池間が短絡してしまうのを阻止することができる。
駆動制御信号監視部51は、各フォトカプラにおけるオンオフ駆動を監視し、フォトカプラのオフ動作遅れにより異なるモジュール電池電圧の入力が同時に発生する駆動制御を無効とするためのインターロック時間生成回路からなる。これにより、モジュール電池間が短絡してしまうことを阻止することができる。
電源監視部52は、各フォトカプラにおけるオンオフ駆動回路の電源電圧(VCC)を監視し、回路が動作保証範囲外の電源電圧のため誤動作することによる異なるモジュール電池に対応するフォトカプラを同時にオンする駆動制御を無効とする回路からなる。この駆動制御の無効処理は、電源ユニット2から各フォトカプラに供給される直流電源電圧に基づいて行われる。例えば、電源ユニット2から供給される電源電圧が所定の閾値(過電圧又は低電圧)を超えた場合に、各フォトカプラへの電源供給を遮断する処理が行われる。これにより、異なるモジュール電池に対応するフォトカプラが同時にオンするのを阻止することができるので、モジュール電池間の短絡を防止することができる。
なお、電源ユニット2は、交流電源42、1次側制御電源回路43及び2次側電源回路44〜46からなる。2次側電源回路44は、モジュール電池電圧検出ユニット13の絶縁アンプ48に直流電源電圧を供給している。2次側電源回路45は、インダクションモーター5を含む駆動系に直流電源電圧を供給している。また、2次側電源回路46は、制御系に直流電源電圧を供給している。また、各モジュール電池A1〜A3からモジュール電池電圧検出ユニット13へ入力される端子電圧は、地絡を防止するために、主制御部7を含む制御系とはフォトカプラ及び絶縁アンプ48により絶縁されている。
本実施の形態によれば、分圧器47への端子電圧の入力を断続するフォトカプラが各モジュール電池A1〜A3の両端にそれぞれ設けられるので、電圧検出回路への放電電流による容量抜けを抑制することができる。また、電圧検出回路により各モジュール電池A1〜A3の端子電圧が検出されるので、検出された端子電圧に基づいて組電池8への充電を制御すれば、各モジュール電池A1〜A3における充電量のばらつきを抑制することができる。その際、端子電圧の検出対象となるモジュール電池が電圧検出回路に接続されるように各フォトカプラがオンオフ駆動され、このオンオフ駆動によって端子電圧が検出されるので、入力遮断手段としてのフォトカプラを端子電圧検出のための接続切り替え手段に兼用することができる。
つまり、各フォトカプラをオンオフすることによって、組電池8への電力供給が遮断した状態では、電圧検出回路への電圧入力を遮断することで容量抜けを抑制させることができ、各モジュール電池A1〜A3における端子電圧の検出時には、接続を切り替えることで電圧検出回路を共通化して電圧検出を行うことができる。従って、構成が複雑化することなく、組電池8の劣化を防止することができるとともに、各モジュール電池A1〜A3の端子電圧における検出精度のばらつきを解消させることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、各電圧検出回路への電圧入力を断続させるのにフォトカプラが用いられる場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、フォトカプラに代えて他のスイッチング素子(リレー素子)を用いるようなものであっても良い。
本発明の実施の形態1によるエレベータ装置の概略構成の一例を示したブロック図である。 図1のエレベータ装置における要部詳細の一例を示した回路図であり、DC/DCコンバータからなる充放電切替回路9が示されている。 図1のエレベータ装置における要部詳細の一例を示した回路図であり、フォトカプラ31、分圧器32及び絶縁アンプ33からなる母線電圧検出ユニット11が示されている。 図1のエレベータ装置における要部詳細の一例を示した回路図であり、組電池8、モジュール電池電圧検出ユニット13及び電源ユニット2が示されている。 図1のエレベータ装置における要部詳細の一例を示した回路図であり、電圧入力切替用リレー回路41が示されている。
符号の説明
1 エレベータ装置、2 電源ユニット、3 コンバータ、4 インバータ、
5 インダクションモーター、6 インバータ制御部、7 主制御部、8 組電池、
9 充放電切替回路、10 直流母線、11 母線電圧検出ユニット、
12 組電池電圧検出ユニット、13 モジュール電池電圧検出ユニット、
21 リアクトル、22,24 ダイオード、23,25 スイッチング素子、
31,53a,53b,54a,54b,55a,55b フォトカプラ、
32,47 分圧器、33,48 絶縁アンプ、34,49 オペレーションアンプ、
35,50 A/Dコンバータ、36,56 否定論理ゲート、
41 電圧入力切替用リレー回路、42 交流電源、43 1次側制御電源回路、
44〜46 2次側電源回路、51 駆動制御信号監視部、52 電源監視部

Claims (8)

  1. 直列に接続されて組電池を構成し、インダクションモーターからの回生電力を蓄積する2以上のモジュール電池と、
    絶縁アンプからなり、上記各モジュール電池の端子電圧を検出するモジュール電池電圧検出手段と、
    上記各モジュール電池の両極にそれぞれ設けられ、上記モジュール電池電圧検出手段への端子電圧の入力を断続するフォトカプラと、
    端子電圧の検出対象となるモジュール電池がモジュール電池電圧検出手段に接続されるように、上記各フォトカプラをオンオフ駆動するスイッチング素子制御手段とを備えたことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 上記各フォトカプラのオンオフ状態を監視し、異なる上記モジュール電池に対応するフォトカプラを同時にオンする駆動制御を無効とするスイッチング素子状態監視手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 上記各フォトカプラのオンオフ状態を監視し、フォトカプラの動作遅れにより、異なる上記モジュール電池に対応する入力が同時に発生する駆動制御を無効とするためのインターロック時間を生成するスイッチング素子状態監視手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  4. 上記スイッチング素子状態監視手段は、上記スイッチング素子制御手段により出力される駆動制御信号に基づいて、オンオフ状態の監視を行うことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
  5. 上記スイッチング素子状態監視手段は、上記各フォトカプラに供給される電源電圧に基づいて、オンオフ状態の監視を行うことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
  6. 上記スイッチング素子状態監視手段は、上記各フォトカプラの駆動に必要な電源電圧が所定の閾値を超えた場合に各フォトカプラへの電源供給を遮断することを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
  7. 絶縁アンプからなり、上記インダクションモーターに電力供給する直流母線について母線電圧を検出する母線電圧検出手段と、
    上記スイッチング素子制御手段による駆動制御に基づいて、上記母線電圧検出手段への母線電圧の入力を断続するフォトカプラとを備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  8. 絶縁アンプからなり、上記組電池の端子電圧を検出する組電池電圧検出手段と、
    上記スイッチング素子制御手段による駆動制御に基づいて、上記組電池電圧検出手段への端子電圧の入力を断続するフォトカプラとを備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
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