JP2005262711A - 枚葉輪転印刷機 - Google Patents
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Abstract
【課題】インキ量の調整を排紙部において行なうことができると共に、印刷物の印刷状態を目視によってチェックできるようにした枚葉輪転印刷機を提供することである。
【解決手段】印刷機の排紙部3が挿入される空間11を有する可動台10の上部にインキ量調整用の操作部14と、印刷物を載置する載置部15とを有する操作パネル13を設ける。排紙部3に可動台10をセットし、試し刷りされた印刷物と刷見本との比較により、操作パネル13に設けられた操作部14の操作によってインキ量を調整する。排紙部3から可動台10を移動させて、排紙部3の上部に設けられた透明カバー上より目視によって印刷物の印刷状態をチェックする。
【選択図】図1
【解決手段】印刷機の排紙部3が挿入される空間11を有する可動台10の上部にインキ量調整用の操作部14と、印刷物を載置する載置部15とを有する操作パネル13を設ける。排紙部3に可動台10をセットし、試し刷りされた印刷物と刷見本との比較により、操作パネル13に設けられた操作部14の操作によってインキ量を調整する。排紙部3から可動台10を移動させて、排紙部3の上部に設けられた透明カバー上より目視によって印刷物の印刷状態をチェックする。
【選択図】図1
Description
この発明は、印刷部のインキ量等を遠隔操作によってコントロールすることができるようにした枚葉輪転印刷機に関するものである。
一般に、枚葉輪転印刷機においては、本刷りに先立って試し刷りが行なわれ、その試し刷りされた印刷物と刷見本とを比較した上で、各セクション毎に分割されたインキブレードとつぼローラ間の間隙を調整してインキ量を調整することが行なわれる。
そのようなインキ量の調整を排紙部側において遠隔操作し得るようにした枚葉輪転印刷機が特許文献1に記載されている。
上記特許文献1に記載された枚葉輪転印刷機においては、排紙部上に操作パネルを設け、その操作パネルに印刷物を載置する刷見台と、操作部とを設け、その操作部の操作によってインキ量等を遠隔操作するようにしている。
特開2001−80050号公報
ところで、上記特許文献1に記載された枚葉輪転印刷機においては、排紙部上に設けられた操作パネルが設置位置を変更することができない定置されたものであるため、以下のように不都合がある。
すなわち、枚葉輪転印刷機においては、普通、排紙部の上側のカバーを透明とし、その透明カバー上から排紙部上に連続して送り込まれて積み重ねられる印刷物の印刷状態を目視によりチェックし、不良の印刷物を発見した場合に、印刷機を一時停止させて不良の印刷物を取り除き、あるいは調整のやり直しを行なうようにしているが、上記のように、排紙部上に設けられた操作パネルが定置されたものであると、目視による印刷物のチェックを行なうことができず、不良の印刷物が連続して印刷された場合に多数の損紙が発生することになる。
この発明の課題は、インキ量の調整を排紙部において行なうことができると共に、試し刷り後の本刷り時に印刷物の印刷状態を目視によってチェックすることができるようにした枚葉輪転印刷機を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、給紙部、印刷部および排紙部を有し、前記給紙部から印刷部に給紙されるシート状物を印刷部において印刷したのち、排紙部に搬送して積み上げるようにした枚葉輪転印刷機において、前記排紙部が挿入可能な空間を有する可動台上に、前記印刷部のインキ量をコントロールする操作部、および印刷後の印刷物を載置する載置部を有する操作パネルを設けた構成を採用したのである。
ここで、操作パネルは、インキ量調整機構を制御する制御部とコードで接続された有線コントロール方式のものであってもよく、あるいは上記制御部に無線で制御信号を出力する無線コントロール方式のものであってもよい。
上記のように、可動台によって操作パネルを支持したことによって、試し刷り印刷時、上記可動台の空間内に排紙部が挿入されるよう上記排紙部に可動台をセットすることによって、排紙部において試し刷り印刷物と刷見本とを見比べながらインキ量の調整を行なうことができる。
また、本刷り印刷の際に、その可動台を移動させて排紙部から取り除くことによって、排紙部の上方から目視によって印刷物の印刷状態をチェックすることができる。
ここで、可動台の下部に回転自在の接地ローラを設けておくと、可動台を容易に移動させることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、枚葉輪転印刷機は、給紙部1、印刷部2および排紙部3をタンデムに配置した構成とされ、上記印刷部2には複数の印刷ユニットUが設けられ、隣接する印刷ユニットU間に渡し胴4が設けられている。
印刷部2は、給紙部1から送り込まれるシート状物S0 を連続して印刷する。その印刷物S1 は排紙部3に設けられた排紙装置5により紙積み台6上まで搬送されて、その紙積み台6上に積み重ねられる。ここで、排紙部3は、図では省略したが、透明カバーを上部に有し、その透明カバー上より紙積み台6上に積み重ねられる印刷物S1 の印刷状態を目視によってチェックし得るようになっている。
排紙部3には可動台10が設けられている。図1および図2に示すように、可動台10は排紙部3が挿入可能な空間11を有し、下部には回転可能な接地ローラ12が設けられて任意の位置に移動し得るようになっている。
可動台10上には操作パネル13が設けられている。操作パネル13は傾斜状に支持され、その操作パネル13に印刷部2の各印刷ユニットUにおけるインキ供給装置、給水装置、見当装置等を遠隔操作によって制御する各種の操作部14と、印刷物S1 や刷見本を載置する載置部15とが設けられている。
実施の形態で示す枚葉輪転印刷機において、印刷物の試し刷りに際しては、図1に示すように、可動台10を、その空間11内に排紙部3が挿入されるよう上記排紙部3にセットし、試し刷りされた印刷物S1 を紙積み台6から取り出し、その印刷物Sと刷見本を載置部15に載置して見比べ、操作パネル13に設けられた操作部14の操作によりインキ量や水量あるいは見当合わせ等の調整を行なうようにする。
一方、印刷物の本刷りに際しては、可動台10を移動させて排紙部3から取り除き、透明カバー上から紙積み台6上に積み重ねられる印刷物の印刷状態をチェックする。
このように、可動台10を排紙部3にセットすることによって、その排紙部3においてインキ量等を遠隔操作により調整することができるため、作業性が良好であり、しかも、可動台10はその空間11内に排紙部3が挿入されるセット状態であるため、可動台10の設置に場所をとらず、排紙部3上の空間の有効利用を図ることができる。
また、排紙部3から可動台10を移動させることによって、排紙部3上から印刷物S1 の印刷状態をチェックすることができる。
1 給紙部
2 印刷部
3 排紙部
10 可動台
11 空間
13 操作パネル
14 操作部
2 印刷部
3 排紙部
10 可動台
11 空間
13 操作パネル
14 操作部
Claims (1)
- 給紙部、印刷部および排紙部を有し、前記給紙部から印刷部に給紙されるシート状物を印刷部において印刷したのち、排紙部に搬送して積み上げるようにした枚葉輪転印刷機において、前記排紙部が挿入可能な空間を有する可動台上に、前記印刷部のインキ量をコントロールする操作部、および印刷後の印刷物を載置する載置部を有する操作パネルを設けたことを特徴とする枚葉輪転印刷機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004080001A JP2005262711A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | 枚葉輪転印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004080001A JP2005262711A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | 枚葉輪転印刷機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005262711A true JP2005262711A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35087746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004080001A Pending JP2005262711A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | 枚葉輪転印刷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005262711A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6265876A (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-25 | ハイデルベルガ− ドルツクマシ−ネン アクチエンゲゼルシヤフト | 枚葉紙オフセツト印刷機 |
JP2001080050A (ja) * | 1999-09-16 | 2001-03-27 | Komori Corp | 枚葉輪転印刷機 |
-
2004
- 2004-03-19 JP JP2004080001A patent/JP2005262711A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6265876A (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-25 | ハイデルベルガ− ドルツクマシ−ネン アクチエンゲゼルシヤフト | 枚葉紙オフセツト印刷機 |
JP2001080050A (ja) * | 1999-09-16 | 2001-03-27 | Komori Corp | 枚葉輪転印刷機 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061225 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091201 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101005 |