JP2009161313A - 枚葉印刷機の重複状態検知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】枚葉紙の重複状態を検知する検知装置の構造を簡略化し、簡易な構成で検出ローラーと送り出しローラーとの間隔設定作業が容易に行え、更に機械の破損を防止することのできる枚葉印刷機の重複状態検知装置の提供。
【解決手段】送り出しローラー11との間隔を変更可能な検出ローラー12はステッピングモータSにて上下動するブロック13にロッド15を介して一体的に上下動する。作業者が2枚検知調整ボタンを押すと、制御部は枚葉紙Pを両ローラー間に供給し、検出ローラー12と共にブロック13が下降する。ロッド15の突片15aがリミットスイッチ14から離脱したところでブロック13は下降を停止する。その後ブロック13は上昇し、突片15aがリミットスイッチ14に接触したところで作業を終了する。
【選択図】図2
【解決手段】送り出しローラー11との間隔を変更可能な検出ローラー12はステッピングモータSにて上下動するブロック13にロッド15を介して一体的に上下動する。作業者が2枚検知調整ボタンを押すと、制御部は枚葉紙Pを両ローラー間に供給し、検出ローラー12と共にブロック13が下降する。ロッド15の突片15aがリミットスイッチ14から離脱したところでブロック13は下降を停止する。その後ブロック13は上昇し、突片15aがリミットスイッチ14に接触したところで作業を終了する。
【選択図】図2
Description
本発明は、枚葉印刷機において、積載された枚葉紙をフィーダーボードへ搬送する際に枚葉紙が1枚ずつフィーダーボードへ搬送されるのを検知する重複状態検知装置に関するものである。
枚葉印刷機の給紙部においては、積載された枚葉紙をフィーダーボードへ送るための上下一対のローラーを有している。このうち、上側のローラーは枚葉紙の重複状態を検出する検出ローラーとして機能している。すなわち、2枚以上の枚葉紙が重なって搬送される等、所定以上の厚さの枚葉紙が通過した場合、検出ローラーが押し上げられることにより検出ローラーの下側の送り出しローラーとの間隔が所定間隔以上開くため、これを異常搬送として給紙装置を停止させるようになっている。使用する枚葉紙の厚さによって検出ローラーと送り出しローラーとの間隔を変更する必要があるため、従来は検出ローラーを手動にて下降させ、紙厚に応じた間隔としており、作業性が悪かった。これを解決するために特許文献1にはこれらを自動で行うようにした重複状態検知装置の開示がある。
しかしながら特許文献1に示す重複状態検知装置は、ポテンショメータを使用して基準接点の移動量を計測したり、送り出しローラーの回転量情報を算出する等、部品数が増えてコスト高になる上、制御が複雑になるという問題があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、簡易な構成で検出ローラーと送り出しローラーとの間隔設定作業を容易に行うことのできる枚葉印刷機の重複状態検知装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、給紙部Aと、該給紙部Aに回転可能に設けられた送り出しローラー11と、該給紙部Aに対して上下動可能で該送り出しローラー11の上方に回転可能に設けられた検出ローラー12とを備え、該送り出しローラー11と該検出ローラー12により枚葉紙Pをフィーダーボード1上に搬送可能な枚葉印刷機において、前記給紙部Aに対してステッピングモータSの駆動により上下動可能に設けられたブロック13と、該ブロック13に対して上下動可能であり下方に付勢され、前記検出ローラー12を支承する支持部材15と、前記ブロック13に設けられ、前記支持部材15の接離によりON、OFFする検出器14と、前記ステッピングモータSの駆動と前記両ローラー11、12間への前記枚葉紙Pの供給とを制御する制御部とを備えたことを特徴としている。
本発明の請求項1記載の印刷機によれば、検出ローラーは給紙部に対してステッピングモータの駆動により上下動可能に設けられたブロックに対して上下動可能かつ下方に付勢された支持部材を介して支承されており、ブロックには支持部材の接離によりON、OFFする検出器を備え、ステッピングモータの駆動と両ローラー間への枚葉紙の供給とを制御する制御部を設けたので、簡易な構成で両ローラー間の紙厚に応じた間隔設定作業を容易に行う事ができ、ステッピングモータの脱調により機械の破損を防止することができる。
本発明の実施形態による枚葉印刷機について図1〜図3に基づき説明する。図1の概略全体図に示す通り、本実施例に係る印刷機は枚葉オフセット印刷機であり、給紙部A、印刷ユニット20a〜20d、排紙部2により構成されている。各印刷ユニット20a〜20d内には図示しないインキローラー群、版胴3、ゴム胴4、圧胴5がそれぞれ設けられている。各圧胴5間には渡し胴7が設けられる。圧胴5、渡し胴7には図示しないグリッパが設けられており、枚葉紙Pはこのグリッパにて先端が把持された状態で圧胴5、渡し胴7間を搬送される。符号6は給紙部Aのフィーダーボード1上から搬送される枚葉紙Pを圧胴5へ渡す給紙胴である。給紙胴6にも前記のグリッパが設けられる。給紙部Aに積載された枚葉紙Pはフィーダーボード1上を矢印Z方向へ進み、印刷ユニット20aへ搬送される。また、符号Mは印刷機駆動用のモータである。
図2は給紙部Aの拡大図である。給紙部Aには枚葉紙Pを1枚ずつフィーダーボード1上へ搬送するための上下一対のローラー11、12が設けられており、これらは一般にメインフィードローラーと呼ばれている。上側のローラー12は検出ローラーで下側のローラー11は送り出しローラーであり、両者が回転することにより、挟持された枚葉紙Pをフィーダーボード1上に搬送する。本実施例においては、積載された枚葉紙Pを検出ローラー12、送り出しローラー11間に一枚ずつ挟持しながら搬送するよう構成されている。検出ローラー12はその上方に設置され、給紙部Aに対して上下移動可能なブロック13に後述するロッド15を介して回動可能に設けられている。ブロック13はステッピングモータSにより検出ローラー12と共に給紙部Aに対して上下動可能となっており、これにより検出ローラー12と送り出しローラー11との間隔が変更できるようになっている。ブロック13には図示の通り小径部と大径部とを有する中空部13aが設けられている。中空部13aには検出ローラー12を回動可能に支承するロッド15がバネ16により常時下方へ付勢された状態で設けられている。このロッド15が本発明における支持部材である。ロッド15はOリング17により下方への抜け止めがされている。ブロック13にはリミットスイッチ14が固定されており、ブロック13と一体的に上下動する。このリミットスイッチ14が本発明における検出器である。ロッド15には突片15aが設けられており、リミットスイッチ14に接離することでリミットスイッチ14がON、OFFとなるよう構成されている。ロッド15はバネ16により常時下方に付勢されているので、リミットスイッチ14は常時ON状態となるが、検出ローラー12、送り出しローラー11間に2枚以上の枚葉紙Pが挟持された場合、図2に示すように検出ローラー12及びロッド15が上方に押し上げられることにより、突片15aはリミットスイッチ14から離れてリミットスイッチ14がOFFとなる。リミットスイッチ14がOFFとなった場合、2枚以上の枚葉紙Pが両ローラー間に挟持されているという異常搬送状態として、両ローラーの回転を止めるように制御されている。ここで、ステッピングモータSは急激な速度変化や過負荷の際、制御パルスとモータの回転の同期を失い、モータが回転しなくなるという特性を有する。また、給紙部Aには図示しない2枚検知調整ボタンが設けられており、これを押すことにより、検出ローラー12と送り出しローラー11との間隔の自動調整が可能となるよう制御されるよう、図示しない制御部が設けられている。
図3のフローチャートを元に、本実施例の作用について説明する。2枚検知調整機能に先立って、検出ローラー12と送り出しローラー11との間隔は所定距離あいている状態となっている。まずステップS101にて2枚検知調整ボタンが押されると制御部は検出ローラー12、送り出しローラー11間に枚葉紙Pを1枚供給する(ステップS102)。そしてステッピングモータSを駆動させて検出ローラー12と共にブロック13を下降させる(ステップS103)。その後検出ローラー12が枚葉紙Pを介して送り出しローラー11と当接し、更にブロック13が下降して検出ローラー12及びロッド15がバネ16の付勢力に抗してブロック13に対して相対的に上昇し、ロッド15の突片15aがリミットスイッチ14から離脱してリミットスイッチ14がOFFされると(ステップS104)、制御部はステッピングモータSの駆動、つまりブロック13の下降を停止させる(ステップS105)。次に制御部はブロック13を上昇させる(ステップS106)。その後ロッド15の突片15aがリミットスイッチ14と当接してリミットスイッチ14がONされると(ステップS107)、制御部はステッピングモータSを停止させ、ブロック13の上昇を停止させて(ステップS108)、一連の作業を終了する。このようにステッピングモータとリミットスイッチの使用により検出ローラー12と送り出しローラー11との間隔の自動調整作業を行う事ができ、従来に比べ部品点数の削減、制御方法や調整作業の簡略化、コストダウンを図ることができる。また、ステッピングモータSを使用しているので、仮にリミットスイッチ14が故障してブロック13が下降し続けた場合でも、検出ローラー12の送り出しローラー11との圧接による負荷によりステッピングモータSが脱調し、モータが回転しなくなるので、各ローラー等の破損を防止することができる。
本発明に係る枚葉印刷機の重複状態検知装置の機構は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲で記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。上述の実施例においては、リミットスイッチ14が使用されていたが、近接センサー等公知の検知器を採用することができる。また、ステッピングモータの代わりに普通のギヤードモータとトルクを一定以上伝達しないトルクキーパーや皿バネとの組合せとすることも可能である。また、上述の実施例においてはオフセット式枚葉印刷機であったが、枚葉紙を使用する印刷機であればスクリーン印刷機やフレキソ式の印刷機であっても良い。
本発明に係る、枚葉印刷機の重複状態検知装置は、枚葉紙の重複状態を検知する検知装置を有する枚葉印刷機において極めて有用である。
1 フィーダーボード
11 送り出しローラー
12 検出ローラー
13 ブロック
14 リミットスイッチ(検出器)
15 ロッド(支持部材)
15a 突片
16 バネ
A 給紙部
11 送り出しローラー
12 検出ローラー
13 ブロック
14 リミットスイッチ(検出器)
15 ロッド(支持部材)
15a 突片
16 バネ
A 給紙部
Claims (1)
- 給紙部と、該給紙部に回転可能に設けられた送り出しローラーと、該給紙部に対して上下動可能で該送り出しローラーの上方に回転可能に設けられた検出ローラーとを備え、該送り出しローラーと該検出ローラーにより枚葉紙をフィーダーボード上に搬送可能な枚葉印刷機において、前記給紙部に対してステッピングモータの駆動により上下動可能に設けられたブロックと、該ブロックに対して上下動可能であり下方に付勢され、前記検出ローラーを支承する支持部材と、前記ブロックに設けられ、前記支持部材の接離によりON、OFFする検出器と、前記ステッピングモータの駆動と前記両ローラー間への前記枚葉紙の供給とを制御する制御部とを備えたことを特徴とする枚葉印刷機の重複状態検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000899A JP2009161313A (ja) | 2008-01-08 | 2008-01-08 | 枚葉印刷機の重複状態検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008000899A JP2009161313A (ja) | 2008-01-08 | 2008-01-08 | 枚葉印刷機の重複状態検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009161313A true JP2009161313A (ja) | 2009-07-23 |
Family
ID=40964382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008000899A Pending JP2009161313A (ja) | 2008-01-08 | 2008-01-08 | 枚葉印刷機の重複状態検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009161313A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013082526A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-09 | Roland Dg Corp | 記録媒体搬送装置 |
WO2018134936A1 (ja) * | 2017-01-19 | 2018-07-26 | 株式会社Pfu | 媒体搬送装置 |
-
2008
- 2008-01-08 JP JP2008000899A patent/JP2009161313A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018134936A1 (ja) * | 2017-01-19 | 2018-07-26 | 株式会社Pfu | 媒体搬送装置 |
JPWO2018134936A1 (ja) * | 2017-01-19 | 2019-06-27 | 株式会社Pfu | 媒体搬送装置 |
US10981739B2 (en) | 2017-01-19 | 2021-04-20 | Pfu Limited | Medium conveyance device |
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