JP2009072932A - 印刷機の表面処理装置におけるガイド機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面処理装置の非使用時に用紙と表面処理装置のフィルム等との接触を確実に防ぎ、印刷用紙の品質の低下を防ぐことのできる印刷機の表面処理装置の提供。
【解決手段】圧胴19とフィルム押圧部Fとの間には搬送方向上流側に枚葉紙2の幅方向に一対のガイド部80、81が、搬送方向下流側に枚葉紙2の幅方向に一対のガイド部82、83が設けられる。ガイド部80乃至83は表面処理装置6の使用時にはフィルム押圧部Fに干渉しない退避位置に位置し、表面処理装置6の非使用時には搬送される枚葉紙2をガイドする位置に移動可能に構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷された印刷用紙に転写用フィルムを押し付けることにより、金箔、エンボス模様やホログラム模様等を転写して印刷面の付加価値を高めるための、印刷機の表面処理装置に関するものである。
上記のように印刷された印刷用紙に付加価値を付ける印刷機の表面処理装置が提案されている。これは、印刷ユニットにて印刷された印刷用紙に紫外線硬化型樹脂ワニス(ニスとも言う)を塗布するニスユニットと、このニスユニットにてニスが塗布された印刷用紙に転写用フィルムを押し付けて転写するためのホログラム形成ユニットとを備え、前記ホログラム形成ユニットが、印刷用紙を搬送する圧胴と、この圧胴上の印刷用紙に転写用フィルムを押圧する一対の押圧ローラと、押圧ローラにて印刷用紙に転写用フィルムを押圧している際にニスを硬化させる紫外線照射部とを備え、前記一対の押圧ローラを圧胴に対して上方側に移動した退避位置と圧胴に近接した押圧位置とに接離可能に構成している(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−315229号公報
ところでこの種印刷機においては、表面処理装置を使用しない場合がある。表面処理装置を使用しない場合においては、上述の通り押圧ローラ及びフィルムは圧胴上方に退避して搬送される印刷用紙がこれらに接触しないようにする必要がある。ところが、特許文献1の構成では押圧ローラ間のフィルムが垂れ下がって印刷用紙に接触する可能性がある。また、搬送される印刷用紙がバタつくことにより、これらフィルム等に接触する可能性がある。印刷用紙が接触すると印刷品質の低下につながることとなり、改善の必要があった。
本発明が前述の状況に鑑み解決しようとするところは、表面処理装置の非使用時に用紙と表面処理装置のフィルム等との接触を確実に防ぎ、印刷用紙の品質の低下を防ぐことのできる印刷機の表面処理装置を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、給紙部1から搬送される用紙2を印刷する印刷部3と、該用紙2に紫外線硬化型樹脂ワニスを塗布するワニス塗布部4とを備え、このワニス塗布部4にて前記紫外線硬化型樹脂ワニスが塗布された前記用紙2を搬送する胴19と、該胴19上の該用紙2に転写用フィルム5を押圧する押圧部Fと、かつ該押圧されている用紙2の前記紫外線硬化型樹脂ワニスを硬化させる紫外線照射部20とを有する表面処理装置6とを備え、該表面処理装置6の前記押圧部Fを上下方向に移動可能にした印刷機の表面処理装置であって、前記押圧部Fと前記胴19との間に進退可能に設置され、その上面で前記押圧部Fを保護し、その下面で前記用紙2を保護するガイド部80乃至83を備えたことを特徴としている。
また、本発明は、前記ガイド部80乃至83は搬送方向において上流側、下流側に設けられ、搬送方向下流側のガイド部82,83の下面を搬送方向上流側のガイド部80,81の下面よりも上下方向で上側に位置させたことを特徴としている。
本発明の請求項1記載の印刷機によれば、押圧部と胴との間に進退可能に設置され、その上面で押圧部を保護し、その下面で用紙を保護するガイド部を備えているので、表面処理装置の非使用時にはガイド部が押圧部と胴との間に進出し、押圧部と用紙が接触するのを確実に防ぐことができ、印刷品質を低下させることのない印刷機の表面処理装置を実現することができる。
また、本発明の請求項2記載の印刷機によれば、ガイド部は搬送方向において上流側、下流側に設けられ、搬送方向下流側のガイド部の下面を搬送方向上流側のガイド部の下面よりも上下方向で上側に位置させたので、表面処理装置の非使用時において、押圧部と用紙が接触するのを確実に防ぐことができ、また、搬送される枚葉紙の中央部(印刷部)が搬送方向下流側ガイド部に接触するのを防ぐことができ、印刷品質を低下させることのない印刷機の表面処理装置を実現することができる。
本発明の実施形態による印刷機について図1、図2に基づき説明する。図1の概略全体図に示す通り、本実施例に係る印刷機は枚葉オフセット印刷機で、印刷面に樹脂ワニスを塗布して光沢を出し、その上から更に金箔、エンボス模様やホログラム模様等を転写することにより、印刷面を加工することができる表面処理装置6を備えてある。この印刷機は、紙積み台からフィーダ装置や用紙分離装置等により一枚ずつ印刷用紙としての枚葉紙2を送り出すための給紙部1と、この給紙部1からの枚葉紙2に印刷を行うための印刷部3と、該印刷部3にて印刷された枚葉紙2に紫外線硬化型樹脂ワニス(ニスとも言う)を塗布(コーティング)するワニス塗布部4と、該ワニス塗布部4にて紫外線硬化型樹脂ワニスが塗布された枚葉紙2の紫外線硬化型樹脂ワニス上に転写用フィルム5を押し付けて該枚葉紙2の表面加工を行うための表面処理装置6と、該表面処理装置6にて表面加工された枚葉紙2を排紙するための排紙部7を備えている。ここでは、5色の印刷が行えるように5台の印刷ユニット8,9,10,11,12を備えた印刷部3としているが、5色以外の色、つまり1色又は2色以上の印刷が行える印刷部であってもよい。又、前記排紙部7は、グリッパを備えるチェーン搬送装置にて構成しているが、この排紙部7のない印刷機であってもよいし、又、印刷機を構成する各部の具体的な構成は図に示されるものに限定されるものではない。又、印刷用紙として枚葉紙を用いているが、連続する長尺な用紙であってもよい。
前記印刷ユニット8乃至12は、印刷用圧胴8A乃至12Aと渡し胴8B乃至12Bとを備えている。そして、図示していないが、前記胴8A乃至12A、8B乃至12Bのそれぞれには、送り出されてきた枚葉紙2を爪台と爪とで把持するグリッパを円周方向の2箇所(1箇所又は3箇所以上でもよい)に備えている。又、前記ワニス塗布部4は、紫外線硬化型樹脂ワニスが供給されるニス胴4Aとこれら対抗配置して印刷された枚葉紙2に紫外線硬化型樹脂ワニスを塗布するための圧胴4Bとを備えるとともに、これらの胴4A,4Bへ枚葉紙2を受け渡すための渡し胴14を備えている。これら胴14,4Bにも前記同様に送り出されてきた枚葉紙2を爪台と爪とで把持するグリッパを円周方向の2箇所(1箇所又は3箇所以上でもよい)に備えている。
図1および図2に示すように、前記表面処理装置6は、前記ワニス塗布部4と同様に、前記圧胴4Bからの枚葉紙2を把持するグリッパを周方向2箇所(1箇所又は3箇所以上でもよい)に備えた上流側の渡し胴18と、該渡し胴18からの枚葉紙2を受け取る下流側の圧胴(単に胴と称してもよい)19とを備え、更に、圧胴19上の枚葉紙2に転写用フィルム5を押し付けるフィルム押圧部Fと、フィルム押圧部Fにて転写用フィルム5が押圧されている枚葉紙2の紫外線硬化型樹脂ワニスを硬化させる紫外線照射部20とを備えている。従って、該転写用フィルム5を該下流側の圧胴19と同一方向へ送りながら該圧胴19上の枚葉紙2に押し付けることにより、紫外線硬化型樹脂ワニスにエンボス模様やホログラム模様等を形成するとともに該ワニスが接着剤となって転写用フィルム5が枚葉紙2に貼り付けられ、その貼り付けられた該転写用フィルム5を紫外線が透過することにより、紫外線硬化型樹脂ワニスが硬化して枚葉紙2に一体化できるようにしている。そして、一体化されてから搬送方向終端まで移動してきた前記転写用フィルム5と枚葉紙2とが互いに離間する側に移動することによって、両者が剥離され、転写用フィルム5は後述の巻き取りロール26へ巻き取られ、硬化した紫外線硬化型樹脂ワニスが一体化された枚葉紙2は排紙部7へ受け渡されることになる。前記枚葉紙2の紫外線硬化型樹脂ワニスに転写用フィルム5を押し付けることによって、紫外線硬化型樹脂ワニスの塗布面を平滑にすることができ、光沢度をアップさせることができる利点がある。尚、前記のように圧胴19上の枚葉紙2に押圧されている転写用フィルム5の上方に配置した紫外線照射部20から転写用フィルム5と枚葉紙2との間にサンドイッチされている紫外線硬化型樹脂ワニスに紫外線を照射できるようにするためには、転写用フィルム5が紫外線を通過させる材料、例えば透明な合成樹脂フィルムを用いることになる。また、符号71はロール状に巻かれた転写用フィルム5を所定位置に設置するためのホイストである。
前記紫外線照射部20は、図2に示すように、2個(1個又は3個以上でもよい)の紫外線ランプが内蔵されたケース21,22からなる。また、図2に示すように、前記フィルム押圧部Fが前記圧胴19に対して離間又は接近するように移動自在に構成され、前記紫外線照射部20も前記圧胴19に対して離間又は接近するように移動自在に構成され、前記フィルム押圧部Fが前記圧胴19に接近した位置(図の実線で示す位置)では前記紫外線照射部20は該圧胴19に接近した位置(図の実線で示す位置)となり、前記フィルム押圧部Fが前記圧胴19から離間した位置(図の2点鎖線で示す位置)では前記紫外線照射部20は該圧胴19から離間した位置(図の2点鎖線で示す位置)となるように構成されている。
前記表面処理装置6について詳述すれば、図1及び図2に示すように、前記転写用フィルム5が巻き付けられるとともに送り出し可能な供給ロール23と、この供給ロール23から送り出された転写用フィルム5を前記圧胴19上の印刷用紙2に押し付ける2個(1個又は3個以上でもよい)の押圧ローラ24,25と、該押圧ローラ24,25にて前記転写用フィルム5を押圧した後印刷用紙から剥離される該転写用フィルム5を巻き取る巻取ロール26とを備え、前記フィルム押圧部Fが、前記押圧ローラ24,25と前記転写用フィルム5のうちの該押圧ローラ24,25にて前記圧胴19上の枚葉紙2に押し付けられている部分5Aとで構成されている。図2に示すR6乃至R10は、供給ロール23と巻取ロール26との間に配置されたフィルム案内用のローラである。
前記フィルム押圧部F又は前記紫外線照射部20を前記圧胴19に対して離間又は接近させるための1つの駆動手段を備え、該駆動手段により前記フィルム押圧部F及び前記紫外線照射部20を一体的に移動させるべく両者を連動させる連動機構を備えている。具体的には、前記連動機構が、前記フィルム押圧部Fを構成する押圧ローラ24,25及び両押圧ローラ24,25間に掛かっている転写用フィルム5と前記紫外線照射部20を構成する2つの紫外線ランプ(図示せず)をそれぞれ内部に備えたケース21,22とを支持すると共に前記圧胴19に対して離間又は接近するように移動自在に構成された厚み方向が水平方向となる板状の支持部材27と、該支持部材27を案内するための一対のガイド部材28,28とを備え、前記駆動手段が、前記支持部材27を移動させるためのアクチュエータとしてのエアシリンダ(図示せず)を備えている。前記各ガイド部材28は、表面処理装置6のケーシングに固定された上下方向に長い断面形状角型の固定部材28Aと、この固定部材28Aにベアリング等(無くてもよい)を介して上下方向にスムーズに移動自在に外装された可動部材28Bとからなっている。
前記エアシリンダの伸縮ロッドに、表面処理装置6のケーシングに回転自在に固定されたギヤ30に噛み合う歯部を形成し、前記伸縮ロッドの伸縮により回転されるギヤ30の回転力を上下移動力に変換する歯部31aを備えたラック31の下端を、前記支持部材27の枚葉紙搬送方向ほぼ中央部の上端に連結している。従って、表面処理を行わない場合には、エアシリンダの伸縮ロッドを伸長させることにより、ギヤ30が反時計回りで回転してラック31を上方位置まで移動させるとともに、支持部材27を上方位置へ移動させるのである。これにより、フィルム押圧部F(押圧ローラ24,25及び両押圧ローラ24,25間に掛かっている転写用フィルム5A)及び前記紫外線照射部20(2つの紫外線ランプ)を圧胴19に対して離間させる(図2の二点鎖線参照)ことができるようになっている。この状態から表面処理を行うようにするためには、前記エアシリンダの伸縮ロッドを短縮させることにより、フィルム押圧部F(押圧ローラ24,25及び両押圧ローラ24,25間に掛かっている転写用フィルム5A)及び前記紫外線照射部20(2つの紫外線ランプ)を圧胴19に対して接近させる(図2の実線参照)ことができるようになっている。
前記紫外線照射部20が、前記圧胴19に対して接近した位置と離間した位置の双方において、紫外線を照射する紫外線照射制御手段を備えている。このように紫外線照射部20が圧胴19に対して離間した位置においても紫外線が照射される構成であっても、前記のように紫外線照射部20(2つの紫外線ランプ)を圧胴19に対して十分に離間(上方の退避位置に位置)させることができるから、枚葉紙に悪影響を及ぼすことがない。しかも、表面処理を行いたい場合には、圧胴19に対して離間した位置の紫外線照射部20を圧胴19に対して接近する接近位置に位置させるだけで、常に紫外線を照射している状態の紫外線照射部20にて枚葉紙側へ紫外線を直ちに照射することができるのである。
図3及び図4に示すように、圧胴19の上方には4つのガイド部80乃至83が設けられている。図3において、搬送方向上流側(図中右側)には枚葉紙2の幅方向へ一対のガイド部80,81が、搬送方向下流側(図中左側)には枚葉紙2の幅方向へ一対のガイド部82,83がそれぞれ設けられている。右側のガイド部80,81と左側のガイド部82,83とは概略同様な構成なので、ここでは右側のガイド部80,81について説明し、左側のガイド部82,83については詳述を省略する。ガイド部80,81はガイドブロック80a、81aと、このガイドブロック80a,81aに一体的に固定されるガイド本体80b,81bとで構成される。図4は図3の概略平面図(圧胴19は省略されている)であるが、表面処理装置6のサイドフレーム84,85間には上下方向に2つの軸86,87がそれぞれモータ88,89により回転駆動可能に配設される。この軸86,87上にガイド部80,81が設けられる。具体的には、軸86の図4中A部分はネジ軸として形成されており、軸87の図4中B部分はネジ軸として形成されている。ガイドブロック80aに設けられたネジ孔80a1は軸86に螺合され、孔80a2は軸87に遊嵌されることにより、ガイド部80は図4中Aの範囲を矢印方向に移動可能となっている。同様に、ガイドブロック81aに設けられた孔81a1は軸86に遊嵌され、ネジ孔81a2は軸87に螺合されることにより、ガイド部81は図4中Bの範囲を矢印方向に移動可能となっている。
表面処理装置6のフィルム押圧部F及び紫外線照射部20の使用時(図2の実線で示す位置)においては、ガイド部80,81はそれぞれ左右両端(図4中実線で示す位置)に位置している。この場合、ガイド部80,81はフィルム押圧部Fとは接触しない位置に退避した状態となり、ガイド部80,81が表面処理装置に悪影響を及ぼすことはない。表面処理装置6のフィルム押圧部F及び紫外線照射部20の非使用時(図2の二点鎖線で示す位置)においては、ガイド部80,81が図4中それぞれ中央側に移動して搬送される枚葉紙2とフィルム押圧部Fとの間に位置し、両者の接触を防ぐ。具体的には、ガイド部80はモータ88の駆動による軸86の回転により移動し、ガイド部81はモータ89の駆動による軸87の回転により移動する。ガイド本体80b,81bはその上面でフィルム押圧部Fが枚葉紙2に接触するのを防ぐが、転写フィルム5が当接する可能性があるので、滑らかな形状により構成される。また、ガイド本体80b,81bはその下面で圧胴19上を搬送される枚葉紙2をガイドするが、枚葉紙2が当接する可能性があるので、滑らかな形状により構成されている。ガイド部80,81のガイド位置については、搬送される枚葉紙2のサイズにより適宜変更可能だが、ガイド本体80b,81bが枚葉紙2の非印刷領域に位置することが好ましい。また、ガイド本体82bはガイド本体80bよりも図3の高さ方向において若干高く設置されている。このようにすると、ガイド本体80bを通過した枚葉紙2の中央部(印刷部)がガイド本体82bに接触する可能性が低く、枚葉紙2の搬送方向後部(非印刷部)がガイド本体82bに接触することとなり、より印刷品質を向上させることが可能となる。尚、ガイド部80、81がそれぞれ左右両端(図4中実線で示す位置)に位置する際、ガイド部80、81を検出する図示しないセンサーが表面処理装置6のサイドフレーム84,85に設けられている。そしてそのセンサーがガイド部80、81の双方を検出しないと表面処理装置6のフィルム押圧部F及び紫外線照射部20は非使用位置(図2の二点鎖線で示す位置)から使用位置(図2の実線で示す位置)に移動できないよう制御されている。よって、ガイド部80,81が左右両端(図4中実線で示す位置)に位置していない状態で表面処理装置6のフィルム押圧部F及び紫外線照射部20が非使用位置から使用位置へ移動してガイド部80、81に接触するといったトラブルを防ぐことができる。また、表面処理装置6のフィルム押圧部F及び紫外線照射部20が使用位置から非使用位置へ移動しないとガイド部80、81は移動できないように制御されており、表面処理装置6のフィルム押圧部F及び紫外線照射部20の使用時にガイド部80、81が移動して両者が接触するといったトラブルを防ぐことができる。
本発明にかかる印刷機の表面処理装置の機構は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲で記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、上記実施例において、軸86,87を駆動するモータを2つ設けているが、軸86の図4中A部分をネジ軸として形成し、軸86の図4中B部分をA部分とは逆ネジのネジ軸として形成することにより、モータ88による軸86の回転のみでガイド部80,81を駆動することが可能となり、モータが1つですむ。また、上記実施例においてガイド部80乃至83は軸86、87方向(圧胴19の軸方向)に移動可能となっていたが、圧胴19の周方向に進退可能としてもよい。また、上記実施例において、ガイド部は枚葉紙2の幅方向へ一対設けられていた(80、81と82、83)が、一本のガイド部(80と82)としてもよい。この場合、ガイド部80、82は、例えば枚葉紙2の中央に非印刷領域を設け、この非印刷領域にガイド部80、82を位置させることが必要となる。搬送方向上流側のガイド部80と搬送方向下流側のガイド部82を一体とすることも可能である。この他、本実施の形態においては、枚葉オフセット印刷機であったが、これに限定されず、輪転紙オフセット印刷機やフレキソ印刷機のようなものであってもよい。
本発明に係る、印刷機の表面処理装置は、表面処理装置を有する印刷機において極めて有用である。
本実施形態にかかる表面処理装置を備えた枚葉オフセット印刷機の概略側面図。 表面処理装置の要部拡大側面図。 本発明のガイド機構を示す要部拡大側面図。 本発明のガイド機構を示す、図3の概略平面図。
符号の説明
6 表面処理装置
20 紫外線照射部
80〜83 ガイド部
80a ガイドブロック
80b ガイド本体
88 モータ
89 モータ
F フィルム押圧部

Claims (2)

  1. 給紙部から搬送される用紙を印刷する印刷部と、該用紙に紫外線硬化型樹脂ワニスを塗布するワニス塗布部とを備え、このワニス塗布部にて前記紫外線硬化型樹脂ワニスが塗布された前記用紙を搬送する胴と、該胴上の該用紙に転写用フィルムを押圧する押圧部と、かつ該押圧されている用紙の前記紫外線硬化型樹脂ワニスを硬化させる紫外線照射部とを有する表面処理装置とを備え、該表面処理装置の前記押圧部を上下方向に移動可能にした印刷機の表面処理装置であって、前記押圧部と前記胴との間に進退可能に設置され、その上面で前記押圧部を保護し、その下面で前記用紙を保護するガイド部を備えたことを特徴とする印刷機の表面処理装置。
  2. 前記ガイド部は搬送方向において上流側、下流側に設けられ、搬送方向下流側のガイド部の下面を搬送方向上流側のガイド部の下面よりも上下方向で上側に位置させたことを特徴とする請求項1記載の印刷機の表面処理装置。
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