JP2005260629A - 磁気センサ回路 - Google Patents

磁気センサ回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2005260629A
JP2005260629A JP2004070220A JP2004070220A JP2005260629A JP 2005260629 A JP2005260629 A JP 2005260629A JP 2004070220 A JP2004070220 A JP 2004070220A JP 2004070220 A JP2004070220 A JP 2004070220A JP 2005260629 A JP2005260629 A JP 2005260629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
voltage
period
hall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004070220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4049757B2 (ja
Inventor
Koichi Sakai
弘一 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toko Inc filed Critical Toko Inc
Priority to JP2004070220A priority Critical patent/JP4049757B2/ja
Publication of JP2005260629A publication Critical patent/JP2005260629A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4049757B2 publication Critical patent/JP4049757B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】 チップ面積の縮小が可能な無方向性の磁気センサ回路を提供する。
【解決手段】 第1の期間に第1のスイッチ回路網SN1の10番台のスイッチをオンすることにより第1の方向のホール電圧を検出し、第1の記憶回路MC1に蓄積する。第2の期間に第1のスイッチ回路網SN1の20番台のスイッチをオンすることにより第2の方向のホール電圧を検出し、第2の記憶回路MC2に蓄積する。それぞれ第1の記憶回路と第2の記憶回路に蓄積された電圧信号を適宜後段の回路に供給し、その大きさが電圧源VTH1、VTH2が提供する所定のしきい値を超える場合に、論理和回路OR1によって端子OUTに近接位置に磁性体が存在することを暗示する信号“1”を出現させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、近接位置に検出用磁性体部分を持つ物体が存在するかどうかを検知するような近接スイッチ等に適用される磁気センサ回路に関するものであり、更に詳しくは、検出用磁性体の磁気極性によりホール素子部分を通過する磁束が順方向、逆方向のどちらになっても検知できるように磁気センサ回路を改良するための技術である。
近年の携帯電話は、その可搬性を高めるために中折れ構造を採用したものが主流となってきている。この中折れ式の携帯電話では、その省電力化のために、折り畳み状態の時には受信回路のみに給電し、操作可能状態(=内側対向面の液晶画面および操作キーが露出するように開いた状態)になった時には、液晶画面、その他部分にも給電するような機構が採用されている。このため、携帯電話が折り畳み状態にあるか操作可能状態にあるかを検知することが必要になり、その検知手段の一例として、特許文献1に紹介されているような磁気センサ回路が検出用磁性体と一対で携帯電話に取り付けられている。
特許文献1に発明の実施例として示された磁気センサ回路は、磁気検出用の素子として磁気抵抗素子を使用している。しかし、シリコン基板を用いた半導体IC上に磁気検出用の素子部分と信号処理回路部分を一体に構成する場合、特許文献1の従来技術の項目の中でも解説されているように、磁気検出用の素子としてホール素子を使用するという選択もあり得る。図5には磁気検出用の素子としてホール素子を使用した場合に用いられる、最も単純な磁気センサ回路の例を示した。
図5の磁気センサ回路は、ホール素子HOL、増幅器AMP1、比較器CMP1から成り、ホール素子HOLの対をなす端子a、bは、それぞれ高電位側の電源端子IN1、低電位側の電源端子IN2に接続されている。またホール素子HOLの対をなす端子c、dは、それぞれ増幅器AMP4の非反転入力端子(+)、反転入力端子(−)に接続されている。増幅器AMP4の出力端子は比較器CMP4の一方の入力端子に接続されている。比較器CMP4の他方の入力端子はしきい値電圧を提供する電圧源VTH4に接続され、比較器CMP4の出力端子は磁気センサ回路の信号出力端子である端子OUTに接続されている。
このような構成とした磁気センサ回路では、ホール素子HOLに近接した位置に永久磁石等の磁性体が存在すると、当該磁性体によって生じた磁束がホール素子HOLを貫通し、ホール素子HOLの端子c−d間に有意な大きさのホール電圧が発生する。このホール電圧は増幅器AMP4によって検出され、増幅器AMP4の出力信号は実質的にホール電圧に等しい電圧信号として比較器CMP4の一方の入力端子に伝達される。ここで比較器CMP4は、電圧源VTH4から供給されるしきい値電圧よりも大きな電圧信号が増幅器AMP4から供給されたのに応動して、その出力信号をハイレベルにする。その結果、磁気センサ回路の信号出力端子である端子OUTには、ホール素子HOLに近接した位置に磁性体が存在することを暗示する信号(=“1”)が現れる。
なお、ホール素子HOLに近接した位置に磁性体が存在しなければ、ホール素子HOLの端子c−d間に生じる電圧は実質的にゼロか、ゼロでなくとも非常に微少な値となる。このため増幅器AMP4から比較器CMP4に伝達される電圧信号はしきい値電圧を上回る大きさにならず、比較器CMP4はその出力信号をローレベルにする。その結果、端子OUTには、ホール素子HOLに近接した位置に磁性体が存在しないことを暗示する信号(=“0”)が現れることになる。
ところでホール素子HOLの端子c−d間に発生するホール電圧は、ホール素子HOLを貫通する磁束の向きによって極性が反転する。例えば、ホール素子HOLの上面からその内部に向かって磁束が貫通する場合を順方向、ホール素子HOLの内部から上面に向かって磁束が貫通する場合を逆方向とすると、図5の回路では順方向においてはホール電圧および電圧信号の極性は正で、逆方向ではそれが負となる。図5の回路は、基本的には磁束と出力信号の関係が図6に示すように順方向の磁束にしか対応しておらず、もし磁性体を取り付けるのに際してその磁気極性(S、N)の向きを反対にしてしまった場合、磁性体が近接位置にあるにも関わらず、端子OUTには信号“0”が出現することになる。
磁気センサ回路を図7に示すような構成とすると、磁性体の磁気極性(S、N)の方向に関係無く、磁性体が近接位置にあるか否かを検知できる。図7の磁気センサ回路は、順方向の磁束に対応した増幅器AMP5と比較器CMP5からなる信号処理系と、逆方向の磁束に対応した増幅器AMP6と比較器CMP6からなる信号処理系を単純に併設し、各比較器CMP5とCMP6の出力信号の論理和(OR)を取ったものである。このような構成とした図7の回路は順・逆両方向の磁束に対応可能となり、その磁束と出力信号の関係は図8に示すようになる。
特開平09−166405号 特開2002−236160号
増幅器や比較器は、それを構成するのに比較的多数のトランジスタを必要とする。そこで、半導体IC上に“磁束の方向に関わり無く磁性体の存在を検知できる”(以下、無方向性と表現する)磁気センサ回路を構成するときは、必要とするチップ面積を小さくするため、増幅器や比較器の数を極力少なくするように回路を組み立てることが必要になる。また磁気検出用の素子としてホール素子を使用する場合、ホール素子自身やその後段に設けられる回路に有害なオフセットが存在することがある。磁気センサ回路の信頼性を高くしつつその品質を揃えるにはオフセットを排除(オフセットキャンセル)する機構が必要になり、磁気センサ回路を構成する際にチップ面積を増加させる要因となってしまう。そこで本発明は、チップ面積の縮小が可能な無方向性の磁気センサ回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、検出用磁性体が発する磁気を利用して近接位置に検出用磁性体を持つ物体が存在するかどうかを検知する磁気センサ回路おいて、 通過する磁束に応じたホール電圧を発生させるホール素子と、 第1の期間にはホール素子に生じた第1の方向のホール電圧を検出し、第1の期間とは重ならない第2の期間にはホール素子に生じた第2の方向のホール電圧を検出するように駆動されるスイッチ回路網と、 スイッチ回路網を介して第1の期間に検出されたホール電圧に相当する電圧信号を蓄積する第1の記憶回路と、 スイッチ回路網を介して第2の期間に検出されたホール電圧に相当する電圧信号を蓄積する第2の記憶回路と、 第1と第2の記憶回路に蓄積されたそれぞれの電圧信号を受信し、電圧信号あるいは電圧信号から生成した派生信号を所定のしきい値と比較し、該検出用磁性体を持つ物体が近接位置に存在するか否かを示す信号を発生する判定回路と、
を具備することを特徴とする。
以上のような構成とする磁気センサ回路では、トランスファーゲートによる多数のスイッチを設ける必要は有るが、多数のトランジスタを必要とする増幅器等の数を減らすことができるため、結果として磁気センサ回路を構成するの必要なチップ面積を縮小できる。また、ホール素子等のオフセットをキャンセルするための機構を磁気センサ回路内に組み込むような場合、オフセットキャンセルのための機構と磁気センサ回路を無方向性にするための機構とが部分的に構成用素子を共有し、信頼性の向上、品質の安定化と共に必要なチップ面積を縮小することが可能となる。
ホール素子に、第1の期間と第2の期間でホール素子のバイアス電流の流通方向およびホール電圧の検出方向を切り換えると共に、各期間にホール素子に生じたホール電圧を検出するための第1のスイッチ回路網を接続する。この第1のスイッチ回路網の出力側には、第1の期間に生じたホール電圧に相当する電圧信号を蓄積する第1の記憶回路と第2の期間に生じたホール電圧に相当する電圧信号を蓄積する第2の記憶回路とを接続する。オフセットキャンセルのための信号処理を行う加算回路を設け、前述の第1と第2の各記憶回路と加算回路の間には、第1と第2の各記憶回路に蓄積された各電圧信号を受信し、それぞれを加算回路の2つの入力端子に供給する第2のスイッチ回路網を接続する。
ここで第2のスイッチ回路網は、第3の期間には第1の記憶回路に蓄積された電圧信号を加算回路の第1の入力端子に入力し、第2の記憶回路に蓄積された電圧信号を加算回路の第2の入力端子に入力する。しかし、第3の期間とは別の第4の期間には該加算回路の入力端子とそこに入力される記憶回路に蓄積された電圧信号の関係を第3の期間と反対にするような機構を持つものとする。
そして加算回路の出力側には、加算回路の出力信号を所定のしきい値と比較することでホール素子に近接した位置に磁性体が存在するか否かを判定する判定回路を設ける。なお判定回路は、大雑把に分けると、加算回路の出力信号と所定のしきい値を比較する比較器と、比較器の出力信号に対応した信号の状態を所定の期間保持するバッファ回路とから構成される。
ここで、第1の期間においては、第1のスイッチ回路網の第1のグループに属するスイッチをオンすることによりホール素子の第1の方向のホール電圧を検出し、この第1の方向のホール電圧に相当する電圧信号を第1の記憶回路に蓄積するといった動作が行われる。
第1の期間に続いて生じる第1の期間とは重ならない第2の期間においては、第1のスイッチ回路網の第2のグループに属するスイッチをオンすることによりホール素子の第2の方向のホール電圧を検出し、この第2の方向のホール電圧に相当する電圧信号を第2の記憶回路に蓄積するといった動作が行われる。
第2の期間に続いて生じる第3の期間においては、第2のスイッチ回路網の第1のグループに属するスイッチをオンすることにより加算回路の第1と第2の入力端子にそれぞれ第1の記憶回路と第2の記憶回路に蓄積された電圧信号を入力する。この時に、それぞれの電圧信号の極性を正となるようにして得られた加算信号を比較器において所定のしきい値と比較し、ホール素子に近接した位置に磁性体が存在するか判定する。そして、比較器の出力信号を第3の期間内の所定のタイミングで検知し、バッファ回路に比較器の出力信号に応じた信号を出力させると共に、その信号状態を所定の期間保持させるといった動作が行われる。
第3の期間に続いて第1と第2の期間を繰り返し実行する。
この繰り返し実行された第2の期間に続いて生じる第4の期間においては、第2のスイッチ回路網の第2のグループに属するスイッチをオンすることにより、第3の期間とは反対の接続関係となるようにして加算回路の第1と第2の入力端子にそれぞれ第1の記憶回路と第2の記憶回路に蓄積された電圧信号を入力する。この時に、それぞれの電圧信号の極性を負となるようにして得られた加算信号を比較器において所定のしきい値と比較し、ホール素子に近接した位置に磁性体が存在するか判定する。そして、比較器の出力信号を第4の期間内の所定のタイミングで検知し、バッファ回路に比較器の出力信号に応じた信号を出力させると共に、その信号状態を所定の期間保持させるといった動作が行われる。
本発明による無方向性磁気センサ回路の原理回路を図1に示した。図1の磁気センサ回路は次のような構成となっている。
ホール素子HOLの対をなす端子a、bは、それぞれ高電位側の電源端子IN1、低電位側の電源端子IN2に接続されている。ホール素子HOLの対をなす端子c、dのうち、端子cは、トランスファーゲートによるスイッチ11を介して増幅器AMP1の非反転入力端子(+)に接続され、更にスイッチ22を介して増幅器AMP1の反転入力端子(−)に接続されている。一方、端子dは、スイッチ12を介して増幅器AMP1の反転入力端子(−)に接続され、更にスイッチ21を介して増幅器AMP1の非反転入力端子(+)に接続されている。
増幅器AMP1の出力端子はスイッチ13を介してコンデンサC1の一端に接続され、更にスイッチ23を介してコンデンサC2の一端にも接続されている。なお、コンデンサC1およびC2の他端は回路の基準電位点としてのグランドに接続されている。
コンデンサC1の一端はヒステリシスコンパレータタイプの比較器CMP1の一方の入力端子接続される。比較器CMP1の他方の入力端子は所定のしきい値電圧を提供する電圧源VTH1に接続される。同様に、コンデンサC2の一端は比較器CMP2の一方の入力端子接続され、比較器CMP2の他方の入力端子は電圧源VTH2に接続される。
比較器CMP1とCMP2の出力端子は論理和回路OR1の2つの入力端子にそれぞれ接続され、論理和回路OR1の出力端子は端子OUTに接続されている。
ここで、各スイッチ11、12、21、22と増幅器AMP1による回路部分はスイッチ回路網SN1を構成し、スイッチ13とコンデンサC1による回路部分は第1の記憶回路MC1を構成し、スイッチ23とコンデンサC2による回路部分は第2の記憶回路MC2を構成し、比較器CMP1、CMP2と電圧源VTH1、VTH2と論理和回路OR1による回路部分は判定回路JUD1を構成している。
このような構成とした磁気センサ回路では、スイッチ回路網SN1の第1のグループに属するスイッチ11、12および第1の記憶回路MC1のスイッチ13(換言すると、10番台の要素番号が当てられた各スイッチ)に図2の上側に示す信号S1が供給され、スイッチ回路網SN1の第2のグループに属するスイッチ21、22および第1の記憶回路MC1のスイッチ23(換言すると、20番台の要素番号が当てられた各スイッチ)に図2の下側に示す信号S2が供給される。なお、信号S1とS2はそれぞれ位相を反転した関係となっている。
時間t1からt2の間の期間において、信号S1がハイレベル、信号S2がローレベルになると、図1中の各スイッチのうち、スイッチ11、12および13がオン状態となり、スイッチ21、22および23がオフ状態となる。するとスイッチ回路網SN1内の増幅器AMP1は、ホール素子HOLの端子c、d間に発生したホール電圧を、端子c側を正とする方向にて測定する。そして第1の記憶回路MC1内のコンデンサC1は、増幅器AMP1の出力信号によって、その端子間電圧(=電圧信号)がホール電圧に応じた値になるように充電される。コンデンサC1の端子間に生じた電圧信号は判定回路JUD1内の比較器CMP1の一方の入力端子に入力される。ここで比較回路CMP1は、電圧信号の極性が正で、なおかつ電圧信号の大きさが電圧源VTH1から提供される所定のしきい値よりも高い時、出力信号をハイレベルにする。
一方、時間t2からt3の間の期間において、信号S1がローレベル、信号S2がハイレベルになると、今度はスイッチ11、12および13がオフ状態、スイッチ21、22および23がオン状態となる。するとスイッチ回路網SN1内の増幅器AMP1は、ホール素子HOLの端子c、d間に発生したホール電圧を、端子d側を正とする方向にて測定する。そして第2の記憶回路MC1内のコンデンサC2は、増幅器AMP1の出力信号によって、その端子間電圧(=電圧信号)がホール電圧に応じた値になるように充電される。コンデンサC2の端子間に生じた電圧信号は判定回路JUD1内の比較器CMP2の一方の入力端子に入力される。ここで比較回路CMP2は、電圧信号の極性が正で、なおかつ電圧信号の大きさが電圧源VTH2から提供される所定のしきい値よりも高い時、出力信号をハイレベルにする。
ここで、ホール素子HOLに近接した位置に磁性体が存在すると、その磁性体の磁気極性の方向に応じて、比較器CMP1とCMP2のどちらか一方の出力信号がハイレベルになる。その結果、端子OUTに出現する信号は、ホール素子HOLに近接した位置に磁性体が存在することを暗示する信号(=“1”)が現れる。なお、ホール素子HOLに近接した位置に磁性体が存在しなければ、各記憶回路内のコンデンサC1およびコンデンサC2の端子間に現れる電圧信号は、両方共に、電圧源VTH1およびVTH2によって提供されるしきい値を上回ることは無い。従って、端子OUTに出現する信号は、ホール素子HOLに近接した位置に磁性体が存在しないことを暗示する信号(=“0”)が現れることになる。
図3には、本発明による無方向性磁気センサ回路の別の実施例の回路を示した。
一般に、ホール素子から得られるホール電圧には、磁束の大きさと関係の無い有害なオフセットが含まれることが知られている。このため、磁気センサ回路の信頼性の向上や品質の安定化を図るためにはホール素子や信号処理回路に生じるオフセットをキャンセルするための機構を付属して設ける必要がある。なお、磁気センサ回路におけるホール素子他のオフセットキャンセルのための機構の例は、特許文献2として挙げた特開2002−236160号や特開2001−337147号等の文献に紹介されている。
ここで、特許文献2に開示された回路(図3、図9)と図1の回路を見比べると、接続構成が共通あるいは類似する素子が存在することに気づく。そこで、磁気センサ回路を無方向性化するための機構の一部とホール素子等のオフセットキャンセルのための機構の一部を共用するようにしたのが図3の回路である。
具体的に図3の回路は次のような構成となっている。
ホール素子HOLの一対の端子a、bのうち、端子aはトランスファーゲートによるスイッチ101を介して高電位側の電源端子IN1に接続され、更にスイッチ203を介して増幅器AMP2の非反転入力端子(+)にも接続されている。一方、端子bはスイッチ102を介して低電位側の電源端子IN2に接続され、更にスイッチ204を介して増幅器AMP2の反転入力端子(−)にも接続されている。また、ホール素子HOLの一対の端子c、dのうち、端子cはスイッチ201を介して高電位側の電源端子IN1に接続され、更にスイッチ103を介して増幅器AMP2の非反転入力端子(+)にも接続されている。一方、端子dはスイッチ202を介して低電位側の電源端子IN2に接続され、更にスイッチ104を介して増幅器AMP2の反転入力端子(−)にも接続されている。
増幅器AMP2の出力端子はスイッチ301を介してコンデンサC3の一端に接続され、更にスイッチ302を介してコンデンサC4の一端にも接続されている。なお、コンデンサC3およびC4の他端はグランドに接続されている。
コンデンサC3の一端はスイッチ501を介して抵抗R1の一端に接続され、更にスイッチ601を介して抵抗R2の一端に接続されている。またコンデンサC4の一端はスイッチ502を介して抵抗R2の一端に接続され、更にスイッチ602を介して抵抗R1の一端に接続されている。
抵抗R1の他端は増幅器AM3の反転入力端子(−)に接続され、抵抗R2の他端は増幅器AM3の非反転入力端子(+)に接続されている。増幅器AM3の反転入力端子(−)は抵抗R3を介してその出力端子に接続され、増幅器AM3の非反転入力端子(+)は抵抗R4を介して基準電圧源VRに接続され、増幅器AMP3の出力端子は比較器CMP3の一方の入力端子に接続されている。
比較器CMP3の他方の入力端子は所定のしきい値を提供する電圧源VTH3に接続され、比較器CMP3の出力端子は、第1のD−フリップフロップ回路FF1および第2のD−フリップフロップ回路FF2の各D入力端子に接続されている。第1のフリップフロップ回路FF1のCK端子は端子TC1に接続され、第2のフリップフロップ回路FF2のCK端子は端子TC2に接続されている。第1のフリップフロップ回路FF1と第2のフリップフロップ回路FF2の各Q端子は、論理和回路OR2の入力端子にそれぞれ接続されている。そして、論理和回路OR2の出力端子は端子OUTに接続された回路構成となっている。
ここで、各スイッチ101、102、103、104、201、202、203、204と増幅器AMP2の回路部分により第1のスイッチ回路網SN2が構成され、各スイッチ501、502、601、602の回路部分により第2のスイッチ回路網SN3が構成されている。スイッチ301とコンデンサC3の回路部分により第1の記憶回路MC3が構成され、スイッチ401とコンデンサC4の回路部分により第2の記憶回路MC4が構成されている。抵抗R1、R2、R3、R4、増幅器AMP3、基準電圧源VRの回路部分により加算回路ADDが構成されている。そして、比較器CMP3、電圧源VTH3、フリップフロップ回路FF1、FF2、論理和回路OR2の回路部分により判定回路JUD2が構成され、この判定回路JUD2の中で、特にフリップフロップ回路FF1、FF2、論理和回路OR2の回路部分によりバッファ回路BUFが構成されている。
このような構成とした図3の磁気センサ回路では、第1のスイッチ回路網SN2の第1のグループに属するスイッチ101、102、103、104(換言すると、100番台の要素番号が当てられた各スイッチ)に図4の最上段に示す信号S11が供給され、第1のスイッチ回路網SN2の第2のグループに属するスイッチ201、202、203、204(換言すると、200番台の要素番号が当てられた各スイッチ)に図4の二段目に示す信号S12が供給される。なお、信号S11とS12はそれぞれ位相を反転した関係となっている。
第1の記憶回路MC3のスイッチ301には図4に示す信号S13が供給され、第2の記憶回路MC4のスイッチ401には図4に示す信号S14が供給される。
また、第2のスイッチ回路網SN3の第1のグループに属するスイッチ501と502に図4に示す信号S15が供給され、第2のスイッチ回路網SN3の第2のグループに属するスイッチ601と602に図4に示す信号S16が供給される。
そして、バッファ回路BUFの第1のフリップフロップFF1のCK端子に図4に示すクロック信号CK1が供給され、第2のフリップフロップ回路FF2のCK端子に図4に示すクロック信号CK2が供給される。
なお、図4中の信号Q1およびQ2は、それぞれ第1のフリップフロップ回路FF1のQ端子の信号状態、第2のフリップフロップ回路FF2のQ端子の信号状態を示している。
時間t1〜t2の間の期間において、信号S11がハイレベル、信号S12がローレベルになると、第1のスイッチ回路網SN2の各スイッチのうち、スイッチ101、102、103、104がオン状態となり、スイッチ201、202、203、204がオフ状態となる。すると、ホール素子HOLの端子a−b間にバイアス電流が流れ、増幅器AMP2はホール素子HOLの端子c−d間に発生したホール電圧を測定する。ここで、時間t1〜t1aの間に信号S13がハイレベルとなると、第1の記憶回路MC3のスイッチ301はオンし、コンデンサC3は、増幅器AMP2の出力によって、その端子間電圧(=蓄積される電圧信号)がホール電圧に応じた値になるように充電される。ちなみに、コンデンサC3に蓄積された電圧信号には磁束の大きさに応じた真のホール電圧成分と磁束の大きさに無関係のオフセット成分が含まれており、その信号の電圧値は(VC3=VH+VOF)となる。
時間t2〜t3の間の期間において、信号S11がローレベル、信号S12がハイレベルになると、今度はスイッチ101、102、103、104がオフ状態となり、スイッチ201、202、203、204がオン状態となる。すると、ホール素子HOLの端子c−d間にバイアス電流が流れ、増幅器AMP2はホール素子HOLの端子a−b間に発生したホール電圧を測定する。ここで、時間t2〜t2aの間に信号S14がハイレベルとなると、第2の記憶回路MC4のスイッチ401はオンし、コンデンサC4は、その端子間電圧(=電圧信号)がホール電圧に応じた値になるように充電される。ちなみに、コンデンサC4に蓄積された電圧信号の電圧値は(VC4=−VH+VOF)となる。この時にホール電圧成分の符号が負となるのは、バイアス電流の流通方向とホール電圧の測定方向との関係によるものである。
時間t2aの時点で信号S14がローレベルとなり、その後の時間t2a〜t3の間に信号S15がハイレベルとなると、第2のスイッチ回路網SN3のスイッチ501と502がオンする。すると、加算回路ADDを構成する増幅器AMP3の反転入力端子(−)にはコンデンサC3に蓄積された電圧信号が入力され、非反転入力端子(+)にはコンデンサC4に蓄積された電圧信号が入力される。この時に生じる増幅器AMP3の出力信号は(−VC3+VC4=−2VH)となり、オフセット成分が除去されたホール電圧成分のみの信号となる。
ホール電圧成分のみとなった加算回路ADDの出力信号(以下、加算信号と呼ぶ)は判定回路JUD2の比較器CMP3において所定のしきい値と比較される。もしここで、ホール素子HOLに近接した位置に磁性体が存在し、その磁気極性に基づく磁束の方向が順方向である場合、加算回路ADDの構成上、加算信号の符号が加算回路ADDに入力される電圧信号の符号と逆となるため、加算信号は負になる。このため、磁性体が発する磁束がどんなに大きくても加算信号は電圧源VTH3が提供するしきい値を超える値にならない。従って、時間t2a〜t3の間の比較器CMP3の出力信号はローレベルとなる。
ここで、時間t2a〜t3の間の所定のタイミング、すなわち時間t2bにおいてクロック信号CK1が立ち上がると、第1のフリップフロップFF1はD端子に供給される信号を参照し、当該D端子に供給される信号に応じた信号をQ端子から出力する。先に述べたように、時間t2a〜t3の間の比較器CMP3の出力信号はローレベルであるため、第1のフリップフロップFF1のQ端子から出力される信号もローレベルとなる。このQ端子から出力される信号の状態は、次にクロック信号CK1が立ち上がるまで維持される。
時間t3〜t4の間および時間t4〜t4aの間の各信号の状態は、それぞれ時間t1〜t2の間、時間t2〜t2aの間と全く同じである。このため図3の回路は、時間t3〜t4aの間、時間t1〜t2aの間と同じ動作を繰り返す。この時間t3〜t4aの間の動作により、当然、コンデンサC3の電圧信号は(VC3=VH+VOF)となり、コンデンサC4の電圧信号は(VC4=−VH+VOF)となる。
時間t4aの時点で信号S14がローレベルとなり、その後の時間t4a〜t5の間に信号S16がハイレベルとなると、第2のスイッチ回路網SN3のスイッチ601と602がオンする。すると今度は、時間t2a〜t3の時とは逆に、増幅器AMP3の反転入力端子(−)にコンデンサC4の電圧信号が入力され、非反転入力端子(+)にコンデンサC3の電圧信号が入力される。この時に生じる増幅器AMP3の出力信号は(VC3−VC4=2VH)となり、オフセット成分が除去されたホール電圧成分のみの信号となる。
加算回路ADDの加算信号は判定回路JUD2の比較器CMP3において所定のしきい値と比較される。ホール素子HOLに近接した位置に磁性体が存在し、その磁気極性に基づく磁束の方向が順方向であることから、この時に加算回路ADDから出力される加算信号は電圧源VTH3が提供するしきい値を超える値となる。従って、時間t4a〜t5の間の比較器CMP3の出力信号はハイレベルとなる。
そして時間t4a〜t5の間の所定のタイミング、すなわち時間t4bにおいてクロック信号CK2が立ち上がると、第2のフリップフロップFF1は比較器CMP3からD端子に供給されるハイレベルの信号を参照し、ハイレベルの信号をQ端子から出力する。このQ端子から出力される信号のハイレベル状態は、次にクロック信号CK2が立ち上がるまで維持される。
このように、ホール素子HOLに近接した位置に磁性体が存在し、その磁気極性に基づく磁束の方向が順方向である場合には、上に説明したとおり、第2のフリップフロップ回路FF2の出力信号がハイレベルになる。もし磁束の方向が逆方向であれば、ホール素子HOLに生じるホール電圧の極性は上の説明とは反対になり、第1のフリップフロップ回路FF1の出力信号がハイレベル、第2のフリップフロップ回路FF2の出力信号がローレベルになる。
バッファ回路BUF内の論理和回路OR2は、2つのフリップフロップ回路FF1とFF2のうち、どちらか一方でもQ端子から出力する信号をハイレベルとしていれば、ホール素子HOLに近接した位置に磁性体が存在することを示す信号“1”を端子OUTに出現させることになる。
一方、ホール素子HOLに近接した位置に磁性体が存在しない場合、ホール電圧がゼロか、ゼロでなくとも極めて小さい値となる。このため加算回路ADDから出力される加算信号は、時間t1〜t5の全期間に渡って、常にしきい値を超える値にならず、両方のフリップフロップ回路FF1、FF2の出力信号は共にローレベルとなる。従って、このときの論理和回路OR2は、ホール素子HOLに近接した位置に磁性体が存在しないことを示す信号“0”を端子OUTに出現させることになる。
このように図3に示す磁気センサ回路は、ホール素子等に生じるオフセットをキャンセルすると同時に磁性体の磁気極性に対する無方向性化を実現している。しかもオフセットキャンセルのための機構と無方向性化のための機構の一部、具体的には第1のスイッチ回路網SN2内の増幅器AMP2および第1と第2の各記憶回路MC3、MC4の部分、を共有する構成となっているため、磁気センサ回路を構成する際にチップ面積を小さくすることが可能である。
なお本発明は、中折れ式携帯電話に限らず、扉や蓋の状態に伴って電源のオン・オフが実施される冷蔵庫等の家電製品にも適用可能である。
本発明による無方向性磁気センサ回路の原理回路図。 図1の回路に供給される各信号のタイミングチャート。 本発明による無方向性磁気センサ回路の実施例の回路 図3の回路に供給される各信号のタイミングチャート。 ホール素子を利用したもっとも単純な磁気センサ回路の回路図 図5の回路の磁束と出力信号の関係を示す特性図。 無方向性磁気センサ回路の従来例の回路図。 図7の回路の磁束と出力信号の関係を示す特性図。
符号の説明
IN1、IN2:高電位側および低電位側の電源端子
HOL:ホール素子
SN1、SN2:第1のスイッチ回路網
SN3:第2のスイッチ回路網
MC1、MC3:第1の記憶回路
MC2、MC4:第2の記憶回路
JUD1、JUD2:判定回路
ADD:加算回路
BUF:バッファ回路
CMP1〜CMP3:比較器
VTH1〜VTH3:所定のしきい値を提供するための電圧源

Claims (5)

  1. 検出用磁性体が発する磁気を利用して近接位置に検出用磁性体を持つ物体が存在するかどうかを検知する磁気センサ回路おいて、
    通過する磁束に応じたホール電圧を発生させるホール素子と、
    第1の期間には該ホール素子に生じた第1の方向のホール電圧を検出し、該第1の期間とは重ならない第2の期間には該ホール素子に生じた第2の方向のホール電圧を検出するように駆動されるスイッチ回路網と、
    該スイッチ回路網を介して該第1の期間に検出された該ホール電圧に相当する電圧信号を蓄積する第1の記憶回路と、
    該スイッチ回路網を介して該第2の期間に検出された該ホール電圧に相当する電圧信号を蓄積する第2の記憶回路と、
    該第1と第2の記憶回路に蓄積されたそれぞれの電圧信号を受信し、該電圧信号あるいは該電圧信号から生成した派生信号を所定のしきい値と比較し、該検出用磁性体を持つ物体が近接位置に存在するか否かを示す信号を発生する判定回路と、
    を具備することを特徴とする磁気センサ回路。
  2. 前記判定回路が、
    第1と第2の入力端子を有する加算回路と、
    第3の期間には前記第1の記憶回路に蓄積された電圧信号を該加算回路の第1の入力端子に入力し、前記第2の記憶回路に蓄積された電圧信号を該加算回路の第2の入力端子に入力し、第4の期間には該加算回路の入力端子とそこに入力される記憶回路に蓄積された電圧信号の関係を第3の期間と逆にする第2のスイッチ回路網と、
    を具備することを特徴とする、請求項1に記載した磁気センサ回路。
  3. 前記判定回路が更に、
    前記加算回路の出力信号を所定のしきい値と比較する比較回路と、
    所定のタイミングで該比較回路の出力信号を検知し、該比較回路の出力信号に応じた信号を出力し、次に再び該比較回路の出力信号を検知するまでその信号状態を保持するバッファ回路と、
    を具備することを特徴とする、請求項2に記載した磁気センサ回路。
  4. 前記バッファ回路が、
    前記第3の期間内の所定のタイミングで前記比較回路の出力を検知する第1のDフィリップフロップと、
    前記第4の期間内の所定のタイミングで前記比較回路の出力を検知する第2のDフィリップフロップと、
    該第1と第2のDフリップフロップの出力信号の論理和となる信号を発生させる出力回路と
    を具備することを特徴とする、請求項3に記載した磁気センサ回路。
  5. 検出用磁性体が発する磁気を利用して近接位置に検出用磁性体を持つ物体が存在するかどうかを検知する磁気センサ回路おいて、
    第1の期間の間に、ホール素子に発生した第1の方向のホール電圧に相当する電圧信号を第1の記憶回路に蓄積する第1ステップ、
    第2の期間の間に、ホール素子に発生した第2の方向のホール電圧に相当する電圧信号を第2の記憶回路に蓄積する第2ステップ、
    第3の期間の間に、該第1と第2の記憶回路にそれそれ蓄積された電圧信号を受信し、それぞれの電圧信号の極性が正となるようにして加算処理した第1の加算信号を生成し、該第1の加算信号を所定のしきい値と比較する第3ステップ、
    第4の期間の間に、該第1と第2の記憶回路にそれぞれ蓄積された電圧信号を受信し、それぞれの電圧信号の極性が負となるようにして加算処理した第2の加算信号を生成し、該第2の加算信号を所定のしきい値と比較する第4ステップ、
    の各ステップを実施することを特徴とする磁気センサ回路。
JP2004070220A 2004-03-12 2004-03-12 磁気センサ回路 Expired - Fee Related JP4049757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004070220A JP4049757B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 磁気センサ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004070220A JP4049757B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 磁気センサ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005260629A true JP2005260629A (ja) 2005-09-22
JP4049757B2 JP4049757B2 (ja) 2008-02-20

Family

ID=35085923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004070220A Expired - Fee Related JP4049757B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 磁気センサ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4049757B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008236737A (ja) * 2007-02-19 2008-10-02 Toshiba Corp 信号検出回路
WO2009014013A1 (ja) * 2007-07-25 2009-01-29 Seiko Instruments Inc. 磁気センサ回路
CN101813757A (zh) * 2009-02-23 2010-08-25 精工电子有限公司 磁检测电路
CN102033212A (zh) * 2009-09-29 2011-04-27 精工电子有限公司 磁性传感器电路
US8212555B2 (en) 2007-08-21 2012-07-03 Seiko Instruments Inc. Magnetic sensor circuit
CN104254784A (zh) * 2012-04-27 2014-12-31 精工电子有限公司 传感器装置
WO2015060744A1 (en) * 2013-10-24 2015-04-30 Freescale Semiconductor, Inc. Switching module
EP2829889A4 (en) * 2012-03-22 2015-12-30 Seiko Instr Inc SENSOR DEVICE
WO2023102937A1 (zh) * 2021-12-10 2023-06-15 上海艾为电子技术股份有限公司 全极性霍尔传感器件及其控制方法、电子设备

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008236737A (ja) * 2007-02-19 2008-10-02 Toshiba Corp 信号検出回路
WO2009014013A1 (ja) * 2007-07-25 2009-01-29 Seiko Instruments Inc. 磁気センサ回路
JP2009031027A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Seiko Instruments Inc 磁気センサ回路
EP2101184A1 (en) * 2007-07-25 2009-09-16 Seiko Instruments Inc. Magnetic sensor circuit
TWI427311B (zh) * 2007-07-25 2014-02-21 Seiko Instr Inc Magnetic sensor circuit
EP2101184A4 (en) * 2007-07-25 2010-09-15 Seiko Instr Inc MAGNETIC CIRCUIT
US8274281B2 (en) 2007-07-25 2012-09-25 Seiko Instruments Inc. Magnetic sensor circuit for detecting and monitoring a magnetic field
KR101118457B1 (ko) 2007-07-25 2012-03-06 세이코 인스트루 가부시키가이샤 자기 센서 회로
US8212555B2 (en) 2007-08-21 2012-07-03 Seiko Instruments Inc. Magnetic sensor circuit
JP2010197079A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Seiko Instruments Inc 磁気検出回路
US8390282B2 (en) 2009-02-23 2013-03-05 Seiko Instruments Inc. Magnetic sensor circuit
CN101813757A (zh) * 2009-02-23 2010-08-25 精工电子有限公司 磁检测电路
TWI481890B (zh) * 2009-02-23 2015-04-21 Seiko Instr Inc 磁性檢測電路
US8305075B2 (en) 2009-09-29 2012-11-06 Seiko Instruments Inc. Magnetic sensor circuit
CN102033212A (zh) * 2009-09-29 2011-04-27 精工电子有限公司 磁性传感器电路
EP2829889A4 (en) * 2012-03-22 2015-12-30 Seiko Instr Inc SENSOR DEVICE
TWI570388B (zh) * 2012-04-27 2017-02-11 Sii Semiconductor Corp Sensing device
CN104254784A (zh) * 2012-04-27 2014-12-31 精工电子有限公司 传感器装置
EP2843435A4 (en) * 2012-04-27 2015-12-30 Seiko Instr Inc SENSOR DEVICE
WO2015060744A1 (en) * 2013-10-24 2015-04-30 Freescale Semiconductor, Inc. Switching module
US20160254675A1 (en) * 2013-10-24 2016-09-01 Alexander Petrovich Soldatov Switching module
US10211643B2 (en) * 2013-10-24 2019-02-19 Nxp Usa, Inc. Switching module
WO2023102937A1 (zh) * 2021-12-10 2023-06-15 上海艾为电子技术股份有限公司 全极性霍尔传感器件及其控制方法、电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4049757B2 (ja) 2008-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5052982B2 (ja) 磁気センサ回路
US7570044B2 (en) Signal detecting circuit
US8866474B2 (en) Magnetic sensor device
KR101161595B1 (ko) 자기 센서 회로
US9128127B2 (en) Sensor device
US9261569B2 (en) Sensor device
JP4049757B2 (ja) 磁気センサ回路
TWI586986B (zh) 磁性感測器裝置
CN107402322B (zh) 零交检测电路及传感器装置
JP2014163691A (ja) 磁気センサ装置
US8829944B1 (en) Dynamic power supply switching for clocking signals
JP3778909B2 (ja) 磁界センサ、磁界検出装置及び磁界検出方法
CN105937916B (zh) 比较电路及传感器装置
CN110398623B (zh) 过零检测电路和传感器装置
WO2006117732A3 (en) A peak or zero current comparator
JP4658817B2 (ja) 半導体センサ回路
JP4242800B2 (ja) センサ回路
US20110260723A1 (en) Hall device and magnetic sensor circuit

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131207

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees