JP2005260062A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005260062A
JP2005260062A JP2004070898A JP2004070898A JP2005260062A JP 2005260062 A JP2005260062 A JP 2005260062A JP 2004070898 A JP2004070898 A JP 2004070898A JP 2004070898 A JP2004070898 A JP 2004070898A JP 2005260062 A JP2005260062 A JP 2005260062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
processing
bellows
wafer
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004070898A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Morikawa
敦史 守川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2004070898A priority Critical patent/JP2005260062A/ja
Publication of JP2005260062A publication Critical patent/JP2005260062A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】
基板処理装置に於いてベローズ継手部分を効果的に加熱することを可能にする。
【解決手段】
処理室41に基板3を収納し、前記処理室に処理ガスを導入しつつ排気ガスを排気し、基板を加熱して基板の処理を行う基板処理装置に於いて、排気ガスを排気する排気管48,49の所要位置にベローズ継手61,63が設けられ、該ベローズ継手が同心の2重のベローズにより形成される密閉された空間を有し、該空間に熱媒体を流通させる様構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、シリコンウェーハ、ガラス基板等の基板に薄膜の生成、不純物の拡散、エッチング等の処理を行い半導体装置を製造する基板処理装置に関するものである。
基板処理装置には、所要枚数の基板を一度に処理するバッチ式の基板処理装置と、1枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置とがある。
枚葉式の基板処理装置は、基板を処理する基板処理室、該基板処理室に基板を搬送する基板搬送室、基板授受を行うロード・アンロード室等を具備している。
前記基板処理室は搬入された基板を保持する基板支持台を有し、該基板支持台は基板が載置される基板載置板(サセプタ)、基板加熱装置を有している。基板の処理は、基板がサセプタに載置され、該サセプタを介して基板が前記基板加熱装置により加熱され、更に前記基板処理室に反応ガスが導入されることで、所要の処理がなされる様になっている。
処理後に発生する排気ガスは、排気ラインを介して排気ガス処理装置に導かれ処理される。排気ガスには基板処理過程で発生する反応生成物が含まれており、該反応生成物は排気ガスが冷却されると析出し、排気ラインの配管内面に付着し、配管を詰らせる場合がある。この為、配管にはテープヒータ等が巻設され、該テープヒータにより反応生成物の析出温度以上に配管を加熱する様にしている。
又、排気ラインの配管の所要位置、例えば屈曲部、或はバルブが設けられている箇所等にはベローズ継手が介設されている。該ベローズ継手は、配管に圧力が作用した場合の配管の伸縮、配管が加熱された場合の熱膨張による伸縮を吸収し、配管固定部に過度の負荷が発生しない様にするものであり、又バルブのメンテナンス時にバルブの着脱を容易にするものである。
配管が加熱される様に、ベローズ継手も加熱され、排気ガス中の反応生成物が析出することが防止される。
ところが、ベローズ継手には表面が葛折状となっているので、テープヒータ等を巻設しても、ヒータはベローズ継手に密着せず、充分に加熱することができないという問題があった。
本発明は斯かる実情に鑑み、基板処理装置に於いてベローズ継手部分を効果的に加熱することを可能にするものである。
本発明は、処理室に基板を収納し、前記処理室に処理ガスを導入しつつ排気ガスを排気し、基板を加熱して基板の処理を行う基板処理装置に於いて、排気ガスを排気する排気管の所要位置にベローズ継手が設けられ、該ベローズ継手が同心の2重のベローズにより形成される密閉された空間を有し、該空間に熱媒体を流通させる様構成した基板処理装置に係るものである。
本発明によれば、処理室に基板を収納し、前記処理室に処理ガスを導入しつつ排気ガスを排気し、基板を加熱して基板の処理を行う基板処理装置に於いて、排気ガスを排気する排気管の所要位置にベローズ継手が設けられ、該ベローズ継手が同心の2重のベローズにより形成される密閉された空間を有し、該空間に熱媒体を流通させる様構成したので、熱媒体によりベローズを効果的に加熱、冷却することができるという優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
先ず、図1、図2に於いて、本発明の実施の対象となる枚葉式基板処理装置の概略を説明する。
尚、本発明が適用される基板処理装置に於いては、ウェーハ等の基板を搬送するキャリアとしては、FOUP(Front Opening Unified Pod:以下、ポッドという。)が使用されている。又、以下の説明に於いて、前後左右は図1を基準とする。即ち、図1が示されている紙面に対して、前は紙面の下、後ろは紙面の上、左右は紙面の左右とする。
図1及び図2に示されている様に、基板処理装置は真空状態等の大気圧未満の圧力(負圧)に耐えるロードロックチャンバ構造に構成された第1の搬送室1を備えており、該第1の搬送室1の筐体2は平面視が6角形で上下両端が閉塞した箱形状に形成されている。前記第1の搬送室1には負圧下で2枚のウェーハ3を同時に移載する第1の基板移載機4が設置されている。該第1の基板移載機4は、エレベータ5によって、前記第1の搬送室1の気密性を維持しつつ昇降できる様に構成されている。
前記筐体2の6枚の側壁の内、前側に位置する2枚の側壁には、搬入用の予備室6と搬出用の予備室7とがそれぞれゲートバルブ8,9を介して連結されており、それぞれ負圧に耐え得るロードロックチャンバ構造に構成されている。更に、前記予備室6には搬入用の基板置き台11が設置され、前記予備室7には搬出用の基板置き台12が設置されている。
前記予備室6及び予備室7の前側には、略大気圧下で用いられる第2の搬送室13が、ゲートバルブ14,15を介して連結されている。前記第2の搬送室13には2枚のウェーハ3を同時に移載する第2の基板移載機16が設置されている。該第2の基板移載機16は前記第2の搬送室13に設置されたエレベータ17によって昇降される様に構成されていると共に、リニアアクチュエータ18によって左右方向に往復移動される様に構成されている。
図1に示されている様に、前記第2の搬送室13の左側には基板姿勢合せ(オリフラ合わせ)装置19が設置されている。又、図2に示されている様に、前記第2の搬送室13の上部にはクリーンエアを供給するクリーンユニット21が設置されている。
図1及び図2に示されている様に、前記第2の搬送室13の筐体22には、ウェーハ3を前記第2の搬送室13に対して搬入搬出する為のウェーハ搬入搬出口23と、該前記ウェーハ搬入搬出口23を閉塞する蓋24と、ポッドオープナ25がそれぞれ設置されている。該ポッドオープナ25は、I/Oステージ26に載置されたポッド27のキャップ及び前記ウェーハ搬入搬出口23を閉塞する蓋24を開閉するキャップ開閉機構28とを備えており、前記I/Oステージ26に載置されたポッド27のキャップ及び前記ウェーハ搬入搬出口23を閉塞する蓋24を前記キャップ開閉機構28によって開閉することにより、ポッド27に対するウェーハ3の出入れを可能にする。又、ポッド27は図示しない工程内搬送装置(RGV)によって、前記I/Oステージ26に、供給及び搬出される様になっている。
図1に示されている様に、前記筐体2の6枚の側壁のうち背面側に位置する2枚の側壁には、ウェーハ3に所望の処理を行う第1の処理炉29と、第2の処理炉31とがそれぞれ隣接してゲートバルブ32,33を介して連結されている。前記筐体2に於ける6枚の側壁のうちの残りの互いに対向する2枚の側壁には、第3の処理炉としての第1のクーリングユニット34と、第4の処理炉としての第2のクーリングユニット35とがそれぞれ連結されており、前記第1のクーリングユニット34及び第2のクーリングユニット35はいずれも処理済みのウェーハ3を冷却する様に構成されている。
以下、処理工程を説明する。
未処理のウェーハ3は25枚がポッド27に収納された状態で、処理工程を実施する基板処理装置へ工程内搬送装置によって搬送されてくる。図1及び図2に示されている様に、搬送されてきたポッド27は前記I/Oステージ26の上に工程内搬送装置から受け渡されて載置される。ポッド27のキャップ及び前記ウェーハ搬入搬出口23を開閉する蓋24が前記キャップ開閉機構28によって取り外され、ポッド27のウェーハ出し入れ口が開放される。
ポッド27が前記ポッドオープナ25により開放されると、前記第2の搬送室13に設置された前記第2の基板移載機16はポッド27からウェーハ3を2枚ずつピックアップし、前記予備室6に搬入し、2枚のウェーハ3を前記基板置き台11に移載する。この移載作業中には、前記第1の搬送室1側のゲートバルブ8は閉じられており、前記第1の搬送室1の負圧は維持されている。ウェーハ3の前記基板置き台11への移載が完了すると、前記ゲートバルブ14が閉じられ、前記予備室6が排気装置(図示せず)によって負圧に排気される。
前記予備室6が予め設定された圧力値に減圧されると、前記ゲートバルブ8,32が開かれ、前記予備室6、第1の搬送室1、第1の処理炉29が連通される。続いて、前記第1の搬送室1の第1の基板移載機4は前記基板置き台11からウェーハ3を2枚ずつピックアップして前記第1の処理炉29に搬入する。そして、該第1の処理炉29内に処理ガスが供給され、所望の処理がウェーハ3に行われる。
前記第1の処理炉29で前記処理が完了すると、処理済みの2枚のウェーハ3は前記第1の搬送室1の第1の基板移載機4によって前記第1の搬送室1に搬出される。
而して、前記第1の基板移載機4は前記第1の処理炉29から搬出したウェーハ3を前記第1のクーリングユニット34へ搬入し、処理済みのウェーハ3を冷却する。
前記第1のクーリングユニット34に2枚のウェーハ3を移載すると、前記第1の基板移載機4は前記予備室6の基板置き台11に予め準備された2枚のウェーハ3を前記第1の処理炉29に前述した作動によって移載し、該第1の処理炉29内に処理ガスが供給され、所望の処理がウェーハ3に行われる。
前記第1のクーリングユニット34に於いて予め設定された冷却時間が経過すると、冷却済みのウェーハ3は前記第1の基板移載機4によって前記第1のクーリングユニット34から前記第1の搬送室1に搬出される。
冷却済みの2枚のウェーハ3が前記第1のクーリングユニット34から前記第1の搬送室1に搬出された後、前記ゲートバルブ9が開かれる。そして、前記第1の基板移載機4は前記第1のクーリングユニット34から搬出した2枚のウェーハ3を前記予備室7へ搬送し、前記基板置き台12に移載した後、前記予備室7は前記ゲートバルブ9によって閉じられる。
前記予備室7が前記ゲートバルブ9によって閉じられると、前記予備室7内が不活性ガスにより略大気圧に戻される。前記予備室7内が略大気圧に戻されると、前記ゲートバルブ15が開かれ、前記第2の搬送室13の予備室7に対応した前記ウェーハ搬入搬出口23を閉塞する蓋24と、前記I/Oステージ26に載置された空のポッド27のキャップが前記ポッドオープナ25によって開かれる。続いて、前記第2の搬送室13の第2の基板移載機16は前記基板置き台12から2枚のウェーハ3をピックアップして前記第2の搬送室13に搬出し、該第2の搬送室13のウェーハ搬入搬出口23を通してポッド27に収納していく。処理済みの25枚のウェーハ3のポッド27への収納が完了すると、ポッド27のキャップと前記ウェーハ搬入搬出口23を閉塞する蓋24が前記ポッドオープナ25によって閉じられる。閉じられたポッド27は前記I/Oステージ26の上から次の工程へ工程内搬送装置によって搬送されていく。
以上の作動が繰り返されることにより、ウェーハ3が、2枚ずつ順次、処理されていく。以上の作動は第1の処理炉29及び第1のクーリングユニット34が使用される場合を例にして説明したが、第2の処理炉31及び第2のクーリングユニット35が使用される場合についても同様の作動が実施される。
尚、上述の基板処理装置では、予備室6を搬入用、予備室7を搬出用としたが、予備室7を搬入用、予備室6を搬出用としてもよい。又、第1の処理炉29と第2の処理炉31は、それぞれ同じ処理を行ってもよいし、別の処理を行ってもよい。第1の処理炉29と第2の処理炉31で別の処理を行う場合、例えば第1の処理炉29でウェーハ3にある処理を行った後、続けて第2の処理炉31で別の処理を行わせてもよい。又、第1の処理炉29でウェーハ3にある処理を行った後、第2の処理炉31で別の処理を行わせる場合、第1のクーリングユニット34(又は第2のクーリングユニット35)を経由する様にしてもよい。
以下、処理炉としてホットウォール式の処理炉の一例を図3、図4に於いて説明する。
尚、前記第1の処理炉29と前記第2の処理炉31とは同一構造であるので、以下は第1の処理炉29について説明する。
石英製、炭化珪素製、又はアルミナ製の反応容器であり、処理室を画成する反応管41は水平方向に扁平な空間を有しており、内部に基板としてのウェーハ3を収容する。
前記反応管41内部にはウェーハ3を支持する基板保持手段としてのウェーハ支持台42が設けられ、前記反応管41の両端には気密にマニホールドとしてのガス導入フランジ43、ガス導入フランジ44が設けられ、一方のガス導入フランジ43には更に前記ゲートバルブ32を介して前記第1の搬送室1が連設されている。
前記ガス導入フランジ43、ガス導入フランジ44にはそれぞれガス導入ラインとしての供給管45,46、排気ラインとしての排気管48,49が連通される。前記供給管45,46には、前記反応管41内に導入するガスの流量を制御する流量制御手段51,52がそれぞれ設けられている。前記排気管48,49には、前記反応管41内の圧力を制御する圧力制御手段53,54がそれぞれ設けられている。
前記排気管48の所要位置にはベローズ継手61及び開閉弁62が設けられ、前記排気管49の所要位置には同様にしてベローズ継手63及び開閉弁64が設けられ、前記ベローズ継手61、前記ベローズ継手63にはそれぞれベローズ加熱装置65,66が設けられている。又、前記排気管48,49にはテープヒータ等所要の加熱手段が設けられ、該加熱手段、前記ベローズ加熱装置65,66は後述する主制御部59によって制御される。
前記反応管41の上下にはそれぞれ加熱手段としての上ヒータ55、下ヒータ56が設けられ、前記反応管41内部を均一に又は所定の温度勾配を生じさせて加熱する様になっている。前記上ヒータ55、前記下ヒータ56には、それぞれのヒータ温度を制御する温度制御手段57が接続されている。又、前記上ヒータ55、前記下ヒータ56及び前記反応管41を覆う様に断熱部材としての断熱材58が設けられている。前記反応管41内の温度、圧力、前記反応管41内に供給するガスの流量は、それぞれ前記温度制御手段57、前記圧力制御手段53,54、前記流量制御手段51,52により、所定の温度、圧力、流量となる様制御される。又、前記温度制御手段57、前記圧力制御手段53,54、前記流量制御手段51,52は、前記主制御部59により制御される。
前記ベローズ継手61,63、前記ベローズ加熱装置65,66は、それぞれ同一構造であり、以下図5に於いて、ベローズ継手61、ベローズ加熱装置65を説明する。
前記排気管48に接続されるフランジ68,69間に内側ベローズ71、外側ベローズ72を同心で且つ気密に設け、前記内側ベローズ71と前記外側ベローズ72間に円筒状の空間73を形成する。
前記外側ベローズ72に熱媒体循環路74の流入端75、流出端76をそれぞれ接続し、前記熱媒体循環路74を前記空間73に連通させる。前記熱媒体循環路74の所要位置に熱媒体加熱循環装置77を設け、該熱媒体加熱循環装置77により熱媒体を加熱し、前記熱媒体循環路74、前記空間73に加熱した熱媒体を循環させる。熱媒体としては、空気、或はヘリウムガス等の気体、水或は油等の液体等流体が使用される。
前記流入端75の近傍には入側温度センサ78、前記流出端76の近傍には出側温度センサ79が設けられ、前記空間73に流入する熱媒体の温度、流出する熱媒体の温度を検出し、検出結果を温度検出器81に出力する。該温度検出器81は、熱媒体の流入時の温度、流出時の温度を検出すると共に温度偏差を演算して加熱制御部82に出力する。該加熱制御部82は、前記温度検出器81から入力された信号を基に前記熱媒体加熱循環装置77による熱媒体の加熱を制御する。
次に、半導体装置の製造工程の一工程として、上述した処理炉を用いて基板を処理する方法について説明する。
前記反応管41内の温度が前記ヒータ55,56により処理温度に維持された状態で、前記ゲートバルブ32が開かれ、前記第1の基板移載機4により図3中左方より前記反応管41内にウェーハ3が搬入され、前記ウェーハ支持台42に載置される。本例ではウェーハ支持台42には2枚のウェーハ3が載置され、2枚のウェーハ3が同時に処理される。尚、同時に処理する2枚のウェーハ3の熱履歴を等しくする為にウェーハ3は2枚同時に前記反応管41内に搬送される。ウェーハ3が前記反応管41内に搬入されると同時にウェーハ3の処理温度迄の昇温が開始される。
前記第1の基板移載機4が後退して前記ゲートバルブ32が閉じられた後、前記反応管41内の圧力は処理圧力となる様前記圧力制御手段53,54により制御され(圧力安定化)、前記反応管41内の温度はウェーハ温度が処理温度となる様前記温度制御手段57により制御される(温度安定化)。前記反応管41内の圧力安定化、ウェーハ3の温度安定化の際、前記反応管41内には供給管45,46より不活性ガスが導入されつつ前記排気管48,49より排気され、前記反応管41内は、不活性ガス雰囲気とされる。
該反応管41内の圧力が処理圧力に安定化し、ウェーハ3の温度が処理温度に安定化した後、前記反応管41内に前記供給管45,46より処理ガスが導入され、前記排気管48,49より排気されることにより、ウェーハ3が処理される。
この際、処理の均一性を確保する為、処理ガスは対角に向って交互に流すのが好ましい。即ち、例えば、先ず処理ガスを前記供給管45から前記排気管49に向ってウェーハ3の表面に対して略水平な方向に流し、その後、それとは反対向きに、即ち前記供給管46から前記排気管48に向ってウェーハ3の表面に対して略水平な方向に流し、所要時間毎に流れの向きを変更するのが好ましい。尚、処理の均一性が処理ガスの流れの向きに依存しない様な場合は、処理ガスは一方向に向って流れる様にしてもよい。即ち、例えば前記供給管45から前記排気管49に向ってウェーハ3の表面に対して略水平な方向に、或は前記供給管46から前記排気管48に向ってウェーハ3の表面に対して略水平な方向に流れる様にしてもよい。
基板の処理中、排気ガスは前記排気管48、排気管49より、排出される。処理中、前記排気管48及び前記排気管49はテープヒータ等の前記加熱手段によってそれぞれ排気ガス中の反応生成物が析出する温度以上に加熱される。
又、前記ベローズ継手61、ベローズ継手63は前記ベローズ加熱装置65、ベローズ加熱装置66によって、加熱される。即ち、前記熱媒体加熱循環装置77によって加熱された熱媒体が前記空間73を循環されることで、前記内側ベローズ71が反応生成物の析出温度以上の温度に加熱維持される。
尚、該内側ベローズ71の温度は直接検出することはできないが、熱媒体の前記流入端75の温度、及び該流入端75の温度と前記流出端76の温度との温度偏差を知ることで、前記内側ベローズ71の温度は実験的、或は計算によって求めることができる。而して、前記加熱制御部82は前記温度検出器81からの信号を基に熱媒体の温度が所要の温度となる様、前記熱媒体加熱循環装置77を制御する。
ウェーハ3処理中、前記排気管48,49内に圧力変動が生じ、該排気管48,49の各部位に変位が発生するが、前記ベローズ継手61、ベローズ継手63によって変位が吸収され、前記排気管48,49に過剰な負荷が発生することはない。又、該排気管48,49内に高温のガスが流通することで、熱膨張が発生するが、熱膨張による前記排気管48,49の変位も同様に前記ベローズ継手61、ベローズ継手63によって吸収される。
ウェーハ3の処理が完了すると、前記反応管41内の残留ガスを除去する為に、該反応管41内には、前記供給管45,46より不活性ガスが導入されつつ、前記排気管48,49より排気され、前記反応管41内がパージされる。尚、ウェーハ処理時の処理ガスの供給流量、ウェーハ処理前又は後の不活性ガスの供給流量は前記流量制御手段51,52により制御される。
前記反応管41内のパージ後、該反応管41内の圧力を前記圧力制御手段53,54により、ウェーハ搬送圧力となる様調整する。前記反応管41内の圧力が搬送圧力となった後、前記ゲートバルブ32が開かれ、ウェーハ3は、前記第1の基板移載機4によって前記反応管41から前記第1の搬送室1へ搬出される。
尚、上述の圧力制御手段53,54による反応管41内の圧力制御、温度制御手段57による反応管41内の温度制御、流量制御手段51,52による反応管41内へのガス流量制御、前記ベローズ継手61,63の加熱制御は、主制御部59が各制御手段を制御することにより行われる。
尚、前記開閉弁62,64を保守の為着脱する作業は、前記ベローズ継手61,63が介在するので、容易に行われる。
又、前記ベローズ継手61,63については加熱したが、排気ラインが冷却を必要とする場合は、前記空間73に冷却用の熱媒体を流通させてもよい。更に前記ベローズ継手61,63は処理ガス導入ラインに設けてもよい。
本発明の実施の実施の対象となる基板処理装置の概略平断面図である。 本発明の実施の実施の対象となる基板処理装置の概略立断面図である。 該基板処理装置の処理室の要部を示す概略立断面図である。 該基板処理装置の処理室の要部を示す概略平断面図である。 該基板処理装置に用いられるベローズ継手、ベローズ加熱装置の概略説明図である。
符号の説明
3 ウェーハ
4 第1の基板移載機
27 ポッド
29 第1の処理炉
31 第2の処理炉
48,49 排気管
61,63 ベローズ継手
62,64 開閉弁
65,66 ベローズ加熱装置
71 内側ベローズ
72 外側ベローズ
73 空間
74 熱媒体循環路
77 熱媒体加熱循環装置
78 入側温度センサ
79 出側温度センサ
81 温度検出器
82 加熱制御部

Claims (1)

  1. 処理室に基板を収納し、前記処理室に処理ガスを導入しつつ排気ガスを排気し、基板を加熱して基板の処理を行う基板処理装置に於いて、排気ガスを排気する排気管の所要位置にベローズ継手が設けられ、該ベローズ継手が同心の2重のベローズにより形成される密閉された空間を有し、該空間に熱媒体を流通させる様構成したことを特徴とする基板処理装置。
JP2004070898A 2004-03-12 2004-03-12 基板処理装置 Pending JP2005260062A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004070898A JP2005260062A (ja) 2004-03-12 2004-03-12 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004070898A JP2005260062A (ja) 2004-03-12 2004-03-12 基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005260062A true JP2005260062A (ja) 2005-09-22

Family

ID=35085483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004070898A Pending JP2005260062A (ja) 2004-03-12 2004-03-12 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005260062A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6339057B2 (ja) 基板処理装置、半導体装置の製造方法、プログラム
TWI613319B (zh) 基板處理裝置及半導體裝置之製造方法
JP2007073746A (ja) 基板処理装置
JP2008251991A (ja) ロードロック装置および昇圧方法
KR20170090967A (ko) 기판 처리 장치, 반도체 장치의 제조 방법 및 기록 매체
JP2010034283A (ja) 基板処理装置
JP2670515B2 (ja) 縦型熱処理装置
TWI700764B (zh) 裝載鎖定裝置中的基板冷卻方法、基板搬運方法及裝載鎖定裝置
WO2005083760A1 (ja) 基板処理装置および半導体装置の製造方法
JP2011100820A (ja) 基板処理装置
TW201729338A (zh) 基板處理裝置及半導體裝置之製造方法
JP2004111787A (ja) 基板処理装置
TWI818391B (zh) 半導體裝置之製造方法、基板處理裝置及程式
JP2008028305A (ja) 基板処理装置
JP4880408B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法、半導体装置の製造方法、メインコントローラおよびプログラム
JP2005260062A (ja) 基板処理装置
JP2010135505A (ja) 真空装置
JP2014216489A (ja) 排気ガス冷却装置、基板処理装置、基板処理方法、半導体装置の製造方法および基板の製造方法
JP4399279B2 (ja) 基板処理装置およびicの製造方法
JP2011222656A (ja) 基板処理装置
KR102720815B1 (ko) 반도체 장치의 제조 방법, 기판 처리 장치, 기록 매체 및 기판 처리 방법
JP6906559B2 (ja) 基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラム
JP2012069845A (ja) 基板処理装置および半導体装置の製造方法
JP2008227143A (ja) 基板処理装置
WO2021044581A1 (ja) 基板処理装置、半導体装置の製造方法およびプログラム