JP2005259270A - ディスクチェンジャー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スロットインタイプのディスクチャンジャー装置において、ディスクの記録再生時及び停止時の両方のモードにおいてディスク保持体上のディスクを保持し、がたつきによる異音とディスク飛び出しを防止する可動部材を有する「ディスクチェンジャー装置」を提供する。
【解決手段】 ディスク保持体7,8,9にディスクD1,D2,D3が保持されているとき、ディスク駆動ユニット13が駆動位置まで回動すると、このディスク駆動ユニット13に回動自在に連結された可動部材15が案内部16で案内され、選択ディスクD2がディスク駆動ユニット13にクランプされると共に、可動部材15の支持部17,18が前記ディスクD1、D3の周縁部に当たりディスクD1、D2、D3が動かない様に支持される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば車載用として使用され、装置内にCD(コンパクトディスク)やCD−R及びDVD(ディジタルバーサタイルディスク)等のディスクを複数枚収納可能なディスクチェンジャー装置において、特に挿入口から挿入されたディスクメディアを所定位置へ自動移送するスロットインタイプのディスクチェンジャー装置に関する。
従来、車載用ディスクチェンジャー装置へ多数枚のディスクを装着する為には2つの方式が広く採用されている。1つは、ディスクメディアを一旦マガジンへ収納した後、そのマガジンを装置本体にセットするマガジン方式と、他方はディスクメディアを直接に筐体内に設けられたディスク保持体やディスク駆動部へ装着するスロットイン方式である。スロットイン方式の利点は、筐体内にマガジン専用の収納領域と、そのマガジンからディスクを引き出すスペースが不要な為、マガジン方式に比べ装置の小型化が可能なことである。
スロットイン方式によるディスクチェンジャー装置は、任意に選出された選択ディスクをターンテーブルでクランプして回転させ、光学ピックアップでディスクの情報の読み取りや記録を行うディスク駆動ユニットと、筐体のディスク挿入排出口から挿入された複数枚のディスクを保持し厚み方向に並べて収納可能なディスク保持体を備えている。
また、スロットイン方式のディスクチェンジャー装置には、複数のディスク保持体に保持されるディスクから選択ディスクを選出する為に、前記ディスク保持体を厚み方向へ移動させて選択ディスクを駆動ユニットにて駆動可能な位置へ移動制御する、ディスク保持体位置制御機構が設けられる。
前記ディスク駆動ユニットは、ディスク交換時はディスク保持体位置制御機構やディスク保持体及び、当該ディスク保持体に保持されたディスクと干渉の無い退避位置へ移動し、選択ディスクの駆動時は、ディスク保持体上のディスクと重なる駆動位置へ移動する様になっている。
ディスク駆動ユニットが前記退避位置から移動し、駆動位置に位置決めされた後、ディスク引き出し機構がディスク保持体から選択ディスクを引出し、その後ディスククランプ機構が前記選択ディスクを駆動ユニットのターンテーブルへ保持させる。その後選択ディスクは回転駆動される。
前記ディスク保持体によってディスクの周縁部を保持することができる角度範囲は、筐体のディスク挿入口から水平に挿入されたディスクを受け取る必要が有ることから、180°未満に限られる。また、ディスク駆動ユニットがディスク保持体上のディスクと重なる駆動位置へ移動する際に、このディスク駆動ユニットと衝突する事を避ける為の逃げ部等を許容すると、保持範囲は180°より更に狭い角度に限定される。
その為、ディスク保持体によるディスク保持は不安定となり、車両振動が伝播した際、ディスク保持体からディスクが飛び出し脱落する可能性やディスク保持体上でディスクががた付くことによる、ラットルノイズと呼ばれる耳障りな異音が発生する可能性が有る。
そこで、上記ディスク飛び出しと異音の2つの問題を解決する為に、以下の特許文献1(特開2003−141809号公開)には、ディスク保持体上のディスクを押圧する押圧部材を適用する問題対策法が開示されている。
この特許文献1に開示された発明では、ディスク保持体に保持されたディスクを、ディスク保持体の保持部と相反する開口部側から押圧する、押圧部材が設けられている。
この押圧部材は、左右2個所に独立して設けられ、一方は駆動中の選択ディスクよりも上側に位置する待機ディスクを押圧し、他方は駆動中のディスクよりも下側に位置する待機ディスクを押圧する為に設けられている。さらに前記両押圧部材は互いにリンク機構にて接続され、同期して動作する。
上記押圧部材の動作は、選択ディスクの駆動中はディスク駆動ユニットが押圧部材の一部と接触することにより、押圧部材自身の持つ弾性力で待機ディスクを押圧し、非駆動時は前記ディスク駆動ユニットの退避位置への移動に伴い、前記押圧部材による待機ディスクへの押圧も解除されるものである。
特開2003−141809号公報
特許文献1に記載のものは、2個の押圧部材がディスク保持体の左右に離れて設けられ、ディスク保持体上のディスクの飛び出しと、がたつきによる異音発生への対策を行っている。
しかし、2個の押圧部材は左右に離れて配置され、それぞれをリンク機構で接続し動作の同期を取っていることから、その駆動機構の部品点数が多い。
その上、押圧部材がディスクを押圧している時も、押圧していない時も前記駆動機構が筐体内部の空間を常時占有する為、筐体の小型化の阻害要因になっている。
さらに、ディスクの非駆動時は、駆動ユニットが退避位置へ移動すると同時に各ディスク保持体上の全ディスクから押圧部が離れる。したがって車両走行中で装置の動作が停止し、かつディスク保持体にディスクが保持されている状態では、車両の振動がディスクチェンジャー装置へ伝播した際の、ディスクの飛び出しや異音に対する課題を解決できない。
また、ディスク交換に伴い、筐体のディスク挿入口からディスクを挿入排出する時も、駆動ユニットが退避位置へ移動しディスク保持体上のディスクに対する押圧部材の押圧が解除するので、この時もディスクの飛び出しや異音に対する課題が解決しない。
本発明は上記従来技術の課題を解決するものであり、ディスクの非駆動時やディスク挿入口からのディスク挿入排出時にディスク保持体からのディスクの飛び出や異音の発生を防止することが出来、また筐体内のスペースを有効に活用でき、装置の小型化を図ることができるディスクチェンジャー装置の提供を目的としている。
本発明によるディスクチェンジャー装置は、筐体内にそれぞれが1枚のディスクの周縁部を部分的に保持して、ディスクの厚み方向へ重ねて配置された複数のディスク保持体と、いずれかのディスク保持体を選択位置へ移動させるディスク選択手段と、選択位置にあるディスク保持体に保持されたディスクの中心部をクランプするディスク駆動ユニットと、前記ディスク駆動ユニットを、ディスク保持体に保持されたディスクと重ならない退避位置と、選択位置に移動したディスク保持体に保持されたディスクの中心部をクランプできるクランプ位置へと前記駆動ユニットを移動させるモード設定手段が設けられており、
前記ディスク駆動ユニットには、支持部を有する可動部材が移動自在に連結され、前記ディスク駆動ユニットと前記可動部材は、前記支持部が前記ディスク駆動ユニットから離れるように相対的に動作可能であり、前記ディスク駆動ユニットが前記退避位置から前記クランプ位置へ向けて移動する行程において、選択されていないディスク保持体に保持されたディスクの周縁部が前記支持部で支持された後に、前記ディスク駆動ユニットがさらにディスクと重なる領域を移動して前記クランプ位置に至ることを特徴とするものである。
上記構成によれば、駆動ユニットが退避位置に位置している時は、前記可動部材をディスク駆動ユニットに接近またはディスク駆動ユニットと重なる姿勢でコンパクトに収納することが可能である。なお、前記可動部材は、ディスク駆動ユニットに接近するだけでは無く、完全に密着しても良い。また可動部材の厚みは、ディスク駆動ユニットより薄いことが好ましい。
一方、ディスク駆動ユニットが退避位置からクランプ位置に移動する時は、前記可動部材がディスク駆動ユニットから相対的に分離した分、可動部材用の移動空間が新たに必要となるが、ディスク駆動ユニットが退避位置とクランプ位置との間を移動する為に確保された移動空間内で可動部材が移動できる為に、前記可動部材専用の移動空間は不要で有る。従って、筐体の小型化を図ることが出来る。
また、本発明では前記ディスク駆動ユニットが退避位置からクランプ位置へ移動する際に、まず可動部材に設けられた支持部が選択されていないディスク保持体に保持されたディスクの周縁部と接触しこれらのディスクを支持する。その後前記支持部がディスク周縁部の支持を継続したままで、ディスク駆動ユニットが可動部材と離れながらクランプ位置まで移動する。
従って、前記可動部材に設けられた支持部がディスク周縁部に接触した後、ディスク駆動ユニットのクランプが完了するまで、あるいはディスクの駆動中も、ディスク保持体に保持されたディスクの周縁部が支持され続ける。
上記構成において、前記ディスク駆動ユニットと前記可動部材との間には、前記支持部を前記ディスク駆動ユニットに接近させまたは前記ディスク駆動ユニットと重なるように前記可動部材を付勢するバネが設けられており、前記ディスク駆動ユニットがディスクを駆動する駆動位置にあるときに、前記バネの付勢力によって、前記支持部が、選択されていないディスク保持体に保持されたディスクの周縁部に弾圧される様にすることが好ましい。
また、前記ディスク駆動ユニットが前記退避位置へ移動したときに、前記バネの付勢力によって、前記支持部が前記ディスク駆動ユニットに接近する姿勢または前記ディスク駆動ユニットと重なる姿勢に収納される様にしても良い。
この様に構成すると、前記退避位置において、前記バネが前記可動部材を前記ディスク駆動ユニットへ接近又は重なる姿勢に付勢する為、これら可動部材とディスク駆動ユニットの双方を密接させることにより退避位置でコンパクトに収納することが出来る。
さらに、前記バネを設けることで、前記ディスク駆動ユニットがクランプ位置又は駆動位置に有る時、バネの付勢力が前記ディスク駆動ユニットと前記可動部材との距離を縮める方向に働く為、前記支持部によるディスク周縁部への押圧力を強くすることが出来る。
上記の様に、ディスク駆動ユニットがクランプ位置又は駆動位置にあるときに、支持部を選択されていないディスク保持体に保持されたディスクの周縁部に圧接すると共に、ディスク駆動ユニットが退避位置にあるときに、支持部をディスク駆動ユニットに沿わせてコンパクトに収納するという動作を、共通の1つのバネで実現できる為、部品点数も少なく、筐体内に占める移動空間も少なくて済み、筐体の小型化につながる。なお、上記の種類には特に限定は無く、同じ付勢効果を得るならば、トーションバネあるいは引張りバネ等を適宜採用できる。
上記構成において、選択されていないディスク保持体にディスクが保持されていない状態で、前記ディスク駆動ユニットが前記クランプ位置へ向けて移動するときに、前記支持部の移動終端を決めるストッパーが設けられていることが好ましい。
この様に構成すると、前記ディスク駆動ユニットが退避位置からクランプ位置へ向けて移動する時に、可動部材が過度に移動して選択ディスクの周縁部へ接触したり、選択ディスクの回転動作の障害となることを防止出来る。
前記ストッパーの形状に関しては、支持部の移動量を規制できる形状であれば、溝端や壁、突起等限定は無い。また、前記ストッパーの設置形態は、前記可動部材に微小な突起を設け、筐体底面に設けられた溝へ前記微小突起を挿入し、前記溝端をストッパーとしたり、前記ディスク駆動ユニットの退避位置からクランプ位置又は駆動位置への移動空間の底面の一部分に設けた壁や突起に、前記可動部材を突き当ててストッパーとすることもできる。
上記構成において、前記可動部材には、選択位置にあるディスク保持体の両側に位置する他のディスク保持体に保持されたディスクの周縁部を支持する前記支持部と、選択されたディスク保持体に保持されたディスクの周縁部に対向する逃げ凹部が設けられており、前記ストッパーによって前記支持部の移動終端が決められたときに、前記逃げ凹部が、選択位置にあるディスク保持体に保持されたディスクの周縁部から離れていることが好ましい。
これにより、選択ディスクに逃げ凹部が対向している状態で、選択ディスクの上下に位置する他の待機ディスクを、それぞれの対応する支持部で支持することができ、かつ前記支持部と前記逃げ凹部とを一体化することにより、1個の可動部材で選択ディスク以外の全ての待機ディスクを支持できる。
また、駆動ユニットがクランプ位置に有る時と駆動位置に有る時のいずれの場合でも、選択ディスクは逃げ凹部に対向する為、可動部材との接触を避けられる。
上記構成において、前記ディスク駆動ユニットが前記退避位置から前記クランプ位置へ移動する時に、前記支持部を前記ディスク駆動ユニットから離す案内部が設けられていることが好ましい。
この案内部を設けることにより、前記ディスク保持体に保持されているディスクへの前記支持部が接する位置、方向を特定することが出来る。その結果、前記支持部とディスクの周縁部との滑りを無くすか又は少なく出来る為、ディスクがディスク保持体上で不用意に移動したり、これによってディスクへ傷が付くことを防止出来る。
さらに、上記構成において、ディスクが駆動されていないときには、選択位置にあるディスク保持体に保持されたディスクが前記ディスク駆動ユニットにクランプされ、選択されていないディスク保持体に保持されたディスクの周縁部が前記支持部材で支持された状態で装置が停止する様に構成することができる。
これにより、装置の停止中に選択ディスクのクランプを継続したディスク駆動ユニットが退避位置へ移動せずクランプ位置又は駆動位置に留まり、前記支持部がディスク保持体上のディスクを継続して支持することになる為、装置の停止中で有っても全てのディスクを支持することが出来る。
前記筐体には、ディスクを挿入し排出させるスリット状の挿入口が設けられており、前記選択位置にあるディスク保持体が前記挿入口と対向し、前記挿入口から挿入されたディスクが選択位置にある前記ディスク保持体で保持可能であり、また選択位置にあるディスク保持体に保持されたディスクが前記挿入口から筐体外へ排出可能となる様に構成しても良い。また、選択されていないディスク保持体が保持するディスクの周縁部が、前記支持部によって支持されている状態において、選択位置にあるディスク保持体に保持されているディスクが前記挿入口から排出可能となる様にしても良い。
この様に構成すると、選択ディスク以外のディスクを前記可動部材にて支持したままディスクの挿入または排出動作が可能となり、ディスクの挿入排出中もディスク保持体からのディスク飛び出しと、異音の発生を防止できる。
また、前記筐体は直方体で、ディスクを挿入し排出させるスリット状の挿入口が筐体の前部に設けられ、退避位置にあるディスク駆動ユニットは、前記筐体の一方の側部に位置し、前記ディスク保持体によるディスクの保持範囲は、前記挿入口からのディスクの挿入と排出を妨げず、且つ前記ディスク駆動ユニットの前記退避位置から前記駆動位置への移動を妨げない角度範囲に設定することも可能である。
これにより、前記筐体を前記挿入口側から見たときに、ディスク保持体やディスク駆動ユニット等の各機構をの各側部に配置可能であり、ディスクの挿入口とディスク保持体との間にディスク駆動ユニットを配置した従来のディスクチェンジャー装置に比べ、筐体の奥行き寸法を短く設定可能である。
なお、前記筐体の前面には、ディスクの挿入排出を妨げないことを条件として、ノーズと呼ばれる化粧面を構成したり、さらにノーズの表面に各ディスク保持体上に存在するディスクの番号を表示する表示デバイスや、ディスクチェンジ時に選択対象ディスクの番号を直接に指定したり、該当ディスク番号を任意に切り替える為の操作ボタン等が有っても良い。また、前記挿入口には、開閉自在な蓋体や、ノーズ自体を挿入口を開閉する姿勢に駆動する可動機構を適用しても良い。
また、前記ディスク駆動ユニットは、回動軌跡に沿って前記退避位置から前記クランプ位置へ移動する様に構成することもできる。
これにより、ディスク駆動ユニットを片持ち支持形態で回動駆動する為の機構を、筐体の側部の角部に集約配置できる為、さらに筐体の小型化につながる。
本発明のディスクチェンジャー装置では、ディスク駆動ユニットに移動自在に連結された支持部を有する可動部材により、ディスク保持体に保持されたディスクの周縁部を支持することができる。また、ディスク駆動ユニットが退避位置に位置する際、前記可動部材をコンパクトに収納可能である。
図1は、本発明の実施の形態を示し、ディスク駆動ユニットが退避位置に位置する状態を示すディスクチェンジャー装置の部分断面斜視図、図2は図1に示すディスクチェンジャー装置の平面図、図3はディスク駆動ユニットが駆動位置に有る状態を示すディスクチェンジャー装置の部分断面斜視図、図4は案内部及びストッパーを示す部分斜視図、図5は可動部材の支持部の変形例を示す斜視図、図6は可動部材とディスク駆動ユニットベースとの連結構造を示す図1のA矢視図、図7は退避位置からクランプ位置への移動途中におけるディスク駆動ユニットと可動部材との位置関係を示す平面図、図8は駆動位置におけるディスク駆動ユニットと可動部材との位置関係を示す平面図、図9はディスクローディングユニットにおけるローラーの移動範囲を示す平面図、図10はディスク挿入排出動作を説明する為の部分断面斜視図、図11は可動部材によりディスクが支持される時の駆動ユニットと可動部材との位置関係を示す平面図、図12は可動部材によるディスク保持状態を示す図3のG矢視図、図13は筐体底面に設けられた案内部を示す図4のH矢視図である。
当該実施の形態に示すディスクチェンジャー装置は、装置内にCD(コンパクトディスク)やCD−R、あるいはDVD(ディジタルバーサタイルディスク)等のディスクメディアを複数枚収納可能で、特に装置正面に設けられた挿入口から挿入されたディスクメディアを所定位置へ自動移送する機構を有するスロットインタイプのディスクチャンジャー装置である。
まず、当該装置の全体構成を説明する。
図1に示すスロットイン方式のディスクチェンジャー装置は、筐体1の内部に3枚のディスクが収納可能なものとして説明するが、収納できるディスクの枚数は4枚以上で有っても良い。
図2に示す様に、当ディスクチェンジャー装置は内部を3つのエリアに区分して説明することが出来る。図中で、符号W1はディスク保持体が収納されているディスク保持体ユニットを示すエリア、W2はディスク駆動ユニットの退避エリア、W3はディスクローディングユニットの配置エリアである。
図1に示す様に、筐体1の正面にディスク挿入口5がスリット状に開口されている。また、図1は内部構造を可視化する為、便宜上筐体1を部分断面にて図示しているが、実際には筐体1は天面、底面及び4つの側面にて密封されている。
エリアW1に設けられている前記ディスク保持体ユニットは、3つのディスク保持体7、8、9を有し、各ディスク保持体7、8、9にはそれぞれディスクD1、D2、D3を個別に保持できる様になっている。ディスク保持体7、8、9はそれぞれディスクの厚み方向(上下方向)に重なる様に配置されている。筐体1の底面2には一対のガイドシャフト10、11が垂直に固定され、各ディスク保持体7、8、9にそれぞれ形成されたフランジ40、41の穴に前記ガイドシャフト10と11とが挿通されている。ディスク保持体7、8、9はこのガイドシャフト10と11に摺動可能にガイドされ、それぞれ上下移動が出来る様になっている。
さらに、エリアW1には、不等ピッチ送りネジ12及び、この不等ピッチ送りネジ12を回転駆動するモーターを有するディスク選択手段が設けられている。図2に示す様に、不等ピッチ送りネジ12は底面2に対し垂直で、且つ軸線を中心として左右両方向に回動自在に設置され、前記モーター駆動機構により回動される。不等ピッチ送りネジ12は、軸方向の中央部でネジのピッチが粗く上下においてネジのピッチが密に構成されている。それぞれのディスク保持体7、8、9にはフランジ42が一体に設けられ、このフランジ42に形成された穴に不等ピッチ送りネジ12が挿入されている。前記フランジ42の穴には前記不等ピッチ送りネジ12のネジ溝に螺合する係合部が設けられており、
不等ピッチ送りネジ12の回動に伴い、前記ディスク保持体7、8、9がそれぞれガイドシャフト10及び11の軸線方向に昇降動作可能になっている。いずれかのディスク保持体(図10におけるディスク保持体8)が、ディスク挿入口5と対向する選択位置に至ると、図示しない位置センサーにより検出されて不等ピッチ送りネジ12の回転が停止し、ディスク保持体が前記選択位置に停止する。選択位置に有るディスク保持体は、不等ピッチ送りネジ12のネジのピッチが粗の部分で停止し、その結果選択されていないディスク保持体(図10におけるディスク保持体7、9)は、選択位置に有るディスク保持体に対して上下に間隔を明けて離れる。
なお、前記選択位置は、必ずしもディスク挿入口5と対向する位置である必要は無い。
図2に示す様に、前記ガイドシャフト10、11と不等ピッチ送りネジ12は筐体の左側板4と背面板3との角部に位置している。またそれぞれのディスク保持体7、8、9によってディスクD1、D2、D3の周縁部を保持可能な角度範囲は、前記左側板4から背面板3への範囲であり、ほぼ180°未満で、さらには120°未満である。
エリアW2に設けられているディスク駆動ユニット13は、図1に示す様に、ユニットベース13aと、このユニットベース13aに搭載されたターンテーブル14と、対物レンズ25を有する光学ピックアップ21と、そして可動部材15を有している。
図1に示す様に、前記ユニットベース13aは幅寸法よりも長さ寸法の方が大きい縦長形状である。また、ユニットベース13aの先部にはターンテーブル14と、これを回転させる図示しないスピンドルモーターが設けられている。この実施の形態では、前記ターンテーブル14にディスクの中心穴を保持する、いわゆるセルフクランプ機構(図示せず)が設けられている。
前記光学ピックアップ21には、レーザー光を発する発光素子が設けられ、そのレーザー光は前記対物レンズ25によってディスクの記録面に集光させられる。また前記光学ピックアップ21には、ディスクの記録面で反射された戻光を受光する受光素子及びその他の光学素子が収納されている。ユニットベース13aには図示されないスレッドモーターが設けられており、前記光学ピックアップ21がターンテーブル14に接近する方向と離れる方向とへ移動させられる。
ユニットベース13aの基部は、筐体1の底面2に立設された支持軸23の上端支持部20によって回動自在に支持されている。ユニットベース13aの基部には平歯車22が設けられ、モーター24の回転動力が前記平歯車22に与えられる。その結果、ユニットベース13aは前記上端支持部20を支点として回動動作させられる。図2に示す様にユニットベース13aが筐体1の右側面と平行であるときが、ディスク駆動ユニット13の退避位置である。図8に示す様に、ターンテーブル14の回転中心と、ディスク保持体7、8、9に保持されたディスクD1、D2、D3の中心とが平面視で一致したときが駆動ユニット13のクランプ位置である。図3に示す様に、前記クランプ位置から、駆動ユニット13が反時計方向に少し回動して、ターンテーブル14にクランプされたディスクがディスク保持体から引き出された位置が駆動ユニット13の駆動位置である。
前記可動部材15は、その細長形状のアーム部の基部が、支点軸19を介して、ユニットベース13aの先部に回動自在に連結されている。可動部材15の先部にはディスク支持部17と18及び選択ディスクとの干渉を回避する為の逃げ凹部26が一体に設けられている。また、図6に示す様にユニットベース13aと可動部材15との間には、トーションバネ80が設けられており、前記可動部材15は支持部17、18がユニットベース13aに接近する方向に、常に付勢されている。図1又は図2に示す様に、駆動ユニット13が退避位置に有る時に、支持部17と18がユニットベース13aに接近し、可動部材15の側面82とユニットベース13aの側面81とが平行となる様に、可動部材15がディスク駆動ユニット13にほぼ密着して収納される。また、退避位置にあるユニットベース13aに可動部材15が重なる様に収納されても良い。なお、図6に示すトーションバネ80は、同様の機能を満足するのであれば、図7にて別例として図示した引張りバネ90等の付勢部材に置き換えても良い。また、図5に示す様に可動部材15の支持部17、18には、発泡ゴム等の弾性体71や72を貼りつけても良い。
図1と図4に示す様に、筐体1の底面2には、案内部16が設けられている。この案内部16は曲線軌跡を持つ溝であり、この溝の形状は退避側の端部62が前記支持軸22に接近し、逆側の端部であるストッパー部61に向かうに従って、徐々に支持軸22から離れる形状である。図4及び図5に示す様に、可動部材15の前記支持部17の下端には突起60が設けられ、この突起60が案内部16に摺動自在に挿入されている。
図2に示す様に、ディスク駆動ユニット13が、退避位置からB方向へ回動し始めると前記案内部16の案内動作によって、図7に示す様に可動部材15が時計方向に回動して支持部17、18が、引張りバネ90(またはトーションバネ80)の付勢力に抗してユニットベース13aから離れ始める。
エリアW3に設けられている図2に示すディスクローディングユニット130は、図9に示すディスク挿入口5と前記ディスク保持体7、8、9との間の位置Fに有り、この位置Fは、前記ディスク保持体7、8、9に保持された前記ディスクD1、D2、D3のディスクチェンジ動作に伴う上下駆動に干渉しない位置であり、かつ前記ディスク駆動ユニット13が駆動位置にある時に、ターンテーブル14にクランプされたディスクの端部と重なる位置である。前記ディスクローディングユニット130は、図10に示す様に、ディスク挿入口5から挿入又は排出されるディスクD2を上下から挟持可能に配置された一対の円柱状のローラー131及び132と、前記ローラー131、132を回転駆動する、図示されないローラー駆動モーター等から構成される。また、前記ローラー131と132は図示されないセンサーにより上下位置制御が行われる。
前記ローラー131と132は、選択ディスクの駆動時には、選択ディスクと干渉しない様に、互いに上下へ離れた位置で待機し、またディスク挿入口5から前記選択ディスクが挿入排出される時には、互いに接近して前記選択ディスクを挟持した状態で、前記ローラー駆動モーターにより回転駆動される。
前記ディスク挿入排出時には、図10に示す様に、挿入排出されるディスクD2以外の、前記ディスク保持体7、9に保持されたディスクD1、D3は、ディスク保持体7、9に保持されている側と反対側の周縁部が前記支持部17、18に支持されている。なお、図12に示す様に、ターンテーブル14にクランプされて駆動位置にあるディスクD2は、前記逃げ凹部26内にて可動部材15との干渉が回避されている。そのため、支持部17、18によってディスクD1、D3の支持を継続したまま、ディスクD2の排出動作や挿入動作が可能である。。
次に、上記ディスクチェンジヤーの動作について説明する。
(ディスク挿入動作)
図10に示す様に、いずれかのディスク保持体が空の状態で且つディスク駆動ユニット13が非駆動状態であるときが、新たなディスクを挿入可能な挿入待機状態である。図10に示す例ではディスク保持体8が空であり、このディスク保持体8がディスク挿入口5と同じ高さの選択位置に停止している。不等ピッチ送りネジ12のネジピッチの粗の部分により、ディスク保持体9は選択位置に有るディスク保持体8から下側に離れている。よって、ディスク駆動ユニット13は選択位置に有るディスク保持体8とその下のディスク保持体9との間に移動可能である。この状態では、可動部材15の支持部17によって、ディスク保持体9に保持されているディスクD3の周縁部のうちディスク保持体9に保持されていないディスク挿入口5側の部分が、前記バネ80の付勢力で支持即ち押圧されている。同様に支持部18によって上側のディスク保持体7に保持されているディスクD1の周縁部のうちディスク保持体7に保持されていないディスク挿入口5側の部分が、同様に前記バネ80の付勢力によりディスク保持体7に向けて押圧されている。
挿入待機状態では、ディスク挿入口5の内側で、ローラー131と132が互いに圧接されている。
ディスクD2がディスク挿入口5から挿入されると、これが図示しないセンサーにより検知されディスクローディングユニット130が始動する。挿入されたディスクD2は、前記ローラー131、132に挟み込まれ、筐体1の内部に送り込まれる。ディスクD2の中心と、駆動位置に有るターンテーブル14の中心とが一致したことが図示しないセンサーで検知されると、ディスクローディングユニット130が停止し、ディスクD2の中心穴がターンテーブル14にクランプされる。このクランプ動作はディスクD2を挟持している一対のローラー131、132が共に下降することにより行われる。あるいは、ディスク駆動ユニット13が上昇しても良い。
このとき、図12に示す様にディスクD2の移送経路の側方に前記可動部材15の逃げ凹部26が対向しているので、ディスクD2の側縁部はこの逃げ凹部26を通過するため可動部材15には当たらない。また、いずれのディスク保持体7、8、9にもディスクが保持されていない時は、底面2の案内部16内で可動部材15の突起60が図13に示す位置からクリアランスJ分だけクランプ位置に向け移動し、ストッパー部61で停止する。この時もディスク挿入口5から挿入されるディスクD2は、逃げ凹部26内を通過でき、可動部材15には当たらない様になっている。
(ディスク駆動動作)
前記の様に搬入されたディスクD2がターンテーブル14にクランプされると、ローラー131、132がディスクD2より離れ、ディスクD2が回転駆動される。そして、光学ピックアップ21により、ディスクD2に記録されている情報の読み取り、またはディスクD2に対する情報の書き込み動作が行われる。
(ディスク排出動作)
このディスクチェンジャー装置は、図3に示す駆動位置に有る駆動後のディスクD2を排出することができる。
ユーザーによりディスク排出時操作がなされると、駆動位置に有るターンテーブル14の回転が停止し、ローラー131、132が互いに接近してディスクD2が挟持される。例えば、前記一対のローラー131、132を同時に持ち上げてディスクD2のクランプを解除する。その後、ローラー131、132の回転により、ディスク挿入口5からディスクD2を排出する。このときも、排出されるディスクD2は可動部材15の逃げ部26を通過するので、ディスク駆動ユニット13を退避位置へ移動させて可動部材15をディスクD2から離間させる動作を省くことが出来る。
(ディスク選択動作)
いずれかのディスクを駆動しているときに、ユーザーにより別のディスクの選択操作が行われると、ターンテーブル14が停止し、駆動位置に有るディスク駆動ユニット13がB方向へ回動して、図8に示すクランプ位置に移動する。この時、ターンテーブル14にクランプされているディスクD2が、選択位置にあるディスク保持体8に保持される、その後、ディスク保持体8が上昇することにより、ディスクD2とターンテーブル14とのクランプが解除される。
クランプ解除後、ディスク駆動ユニット13は図2に示す退避位置へ移動する。この時、バネ80の付勢力で、ユニットベース13aと可動部材15とが平行な姿勢となって、エリアW2内にコンパクトに収納される。
その後、不等ピッチ送りネジ12が回転し、新たに選択されたディスク保持体が、選択位置へ移動して停止する。
次にディスク駆動ユニット13が、図2に示す退避位置からB方向へ回動して、図8に示すクランプ位置に至る。
上記ディスク駆動ユニット13の移動行程において、図7に示す様に案内部16の案内動作により、可動部材15の支持部17と18がユニットベース13aから離れ始める。ディスク駆動ユニット13が図11の位置まで回動した時、前記支持部17、18は、選択されていないディスク保持体に保持されたディスクの周縁部に当たる。さらにディスク駆動ユニット13が図8に示すクランプ位置へ移動する時に、前記バネ80の付勢力が増強され、より確実にディスクがディスク保持体に向かって押さえられる。
この時、前記支持部17、18は、案内部16で案内されながら、ディスク周縁部に法線方向と近い方向から接触する為、前記支持部17、18とディスク周縁部との摺動はわずかか、又はほとんど無い。従ってディスクがディスク保持体上で不用意に動かされたり、傷つけられることが無い。
クランプ位置に至った、ディスク駆動ユニット13のターンテーブル14の中心は、新たに選択位置に移動したディスクの中心と一致する。その後、前記ディスククランプ動作に移行し、選択されたディスクがターンテーブル14にクランプされる。
次に、ディスク駆動ユニット13は、クランプ位置から、反B方向へわずかに回動して、図3に示す駆動位置へ移動する。この時ターンテーブル14にクランプされたディスクがディスク保持体より抜き出される。この状態でディスクが駆動されるが、前記の様にこのディスク外周縁には逃げ凹部26が対向しているので、駆動中のディスクが可動部材15に当たることは無い。
また、駆動中のディスク以外のディスク(待機ディスク)が各ディスク保持体上に存在しない時も、図13に示す突起60がストッパー部61に当たり、逃げ凹部26がそれ以上駆動中のディスクに接近しないので、駆動中のディスクが可動部材15と接触することは無い。
(停止時)
ユーザーにより停止ボタンが操作されて電源がOFFとなったときや、ポーズモード等のように、装置が停止しているときには、ディスク駆動ユニット13は図3に示す駆動位置で停止している。このとき、選択されたディスク保持部以外のディスク保持部に保持されているディスクは、前記支持部17、18により支持されている。またターンテーブル14にて選択ディスクがクランプされている場合には、クランプ状態のままターンテーブル14の回転が停止している。
従って、装置停止中は全てのディスクが拘束されている為、待機ディスクがディスク保持体から飛び出したり、がたつきによる異音を発生することは無い。
なお、装置の停止状態で、ディスク駆動ユニット13がクランプ位置に有り、選択ディスクがディスク保持体に保持されていると共に、ターンテーブル14でクランプされていても良い。この場合も装置内の全てのディスクが拘束されている状態を実現できる。
即ち、この実施の形態のディスクチェンジャー装置は、ディスク選択動作時を除き、その他の全てのモードにおいて、筐体内の全てのディスクを拘束できる。
なお、上記実施の形態では、ディスク駆動ユニット13をクランプ位置から駆動位置へ移動させ、選択ディスクをディスク保持体から若干引き出して駆動する様にしているが、ディスク保持体に対してディスクを若干上下方向に装填/離脱出来るように、当該ディスク保持体の構造を選択することにより、ディスク駆動ユニットをクランプ位置に留めたまま、ディスクを回転駆動することも可能となる。この場合、前記駆動位置は前記クランプ位置と平面視で同じポジションとなる。
本発明の実施の形態を示し、ディスク駆動ユニットが退避位置に位置する状態を示すディスクチェンジャー装置の部分断面斜視図。 図1のディスクチェンジャー装置の平面図。 ディスク駆動ユニットが駆動位置に有る状態を示すディスクチェンジャー装置の部分断面斜視図。 案内部及びストッパーを示す部分斜視図。 可動部材の支持部の変形例を示す斜視図。 可動部材とディスク駆動ユニットベースとの連結構造を示すものであり、図1のA矢視図。 退避位置からクランプ位置への移動途中におけるディスク駆動ユニットと可動部材との位置関係を示す平面図。 駆動位置におけるディスク駆動ユニットと可動部材との位置関係を示す平面図。 ディスクローディングユニットにおけるローラーの移動範囲を示す平面図。 ディスク挿入排出動作を説明する為の部分断面斜視図。 可動部材によりディスクが支持される時の駆動ユニットと可動部材との位置関係を示す平面図。 可動部材によるディスク保持状態を示す図3のG矢視図。 筐体底面に設けられた案内部を示す図4のH矢視図。
符号の説明
1 筐体
2 底面
3 背面板
4 左側板
5 ディスク挿入口
7,8,9 ディスク保持体
10,11 ガイドシャフト
12 不等ピッチ送りネジ
13 ディスク駆動ユニット
13a ユニットベース
14 ターンテーブル
15 可動部材
16 案内部
17,18 支持部
19 支点軸
20 上端支持部
21 光学ピックアップ
22 平歯車
23 支持軸
24 モーター
25 対物レンズ
26 逃げ凹部
40,41,42 フランジ
60 突起
61 ストッパー部
62 端部
71,72 弾性体片
80 トーションバネ
81 側面
82 側面
90 引張りバネ
110,150 ディスク周縁部
130 ディスクローディングユニット
131,132 ローラー
133 ディスク
D1,D2,D3 ディスク
W1 ディスク保持体ユニットの配置エリア
W2 ディスク駆動ユニットの退避エリア
W3 ディスクローディングユニットの配置エリア

Claims (11)

  1. 筐体内に、それぞれが1枚のディスクの周縁部を部分的に保持してディスクの厚み方向へ重ねて配置された複数のディスク保持体と、いずれかのディスク保持体を選択位置へ移動させるディスク選択手段と、選択位置にあるディスク保持体に保持されたディスクの中心部をクランプするディスク駆動ユニットと、前記ディスク駆動ユニットを、ディスク保持体に保持されたディスクと重ならない退避位置と、選択位置に移動したディスク保持体に保持されたディスクの中心部をクランプできるクランプ位置へと移動させるモード設定手段が設けられており、
    前記ディスク駆動ユニットには、支持部を有する可動部材が移動自在に連結され、前記ディスク駆動ユニットと前記可動部材は、前記支持部が前記ディスク駆動ユニットから離れるように相対的に動作可能であり、
    前記ディスク駆動ユニットが前記退避位置から前記クランプ位置へ向けて移動する行程において、選択されていないディスク保持体に保持されたディスクの周縁部が前記支持部で支持された後に、前記ディスク駆動ユニットがさらにディスクと重なる領域を移動して前記クランプ位置に至ることを特徴とするディスクチェンジャー装置。
  2. 前記ディスク駆動ユニットと前記可動部材との間には、前記支持部を前記ディスク駆動ユニットに接近させまたは前記ディスク駆動ユニットと重なるように前記可動部材を付勢するバネが設けられており、前記ディスク駆動ユニットがディスクを駆動する駆動位置にあるときに、前記バネの付勢力によって、前記支持部が、選択されていないディスク保持体に保持されたディスクの周縁部に弾圧される請求項1記載のディスクチェンジャー装置。
  3. 前記ディスク駆動ユニットが前記退避位置へ移動したときに、前記バネの付勢力によって、前記支持部が前記ディスク駆動ユニットに接近する姿勢または前記ディスク駆動ユニットと重なる姿勢に収納される請求項2記載のディスクチェンジャー装置。
  4. 選択されていないディスク保持体にディスクが保持されていない状態で、前記ディスク駆動ユニットが前記駆動位置に有るときに、前記支持部の移動終端を決めるストッパーが設けられている請求項2または3に記載のディスクチェンジャー装置。
  5. 前記可動部材には、選択位置にあるディスク保持体の両側に位置する他のディスク保持体に保持されたディスクの周縁部を支持する前記支持部と、選択されたディスク保持体に保持されたディスクの周縁部に対向する逃げ凹部が設けられており、前記ストッパーによって前記支持部の移動終端が決められたときに、前記逃げ凹部が、選択位置にあるディスク保持体に保持されたディスクの周縁部から離れている請求項4記載のディスクチェンジャー装置。
  6. 前記ディスク駆動ユニットが前記退避位置から前記クランプ位置へ移動する際に、前記支持部を前記ディスク駆動ユニットから離す案内部が設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載のディスクチェンジャー装置。
  7. ディスクが駆動されていないときには、選択位置にあるディスク保持体に保持されたディスクが前記ディスク駆動ユニットにクランプされ、選択されていないディスク保持体に保持されたディスクの周縁部が前記支持部で支持された状態で、装置が停止する請求項1ないし6のいずれかに記載のディスクチェンジャー装置。
  8. 前記筐体には、ディスクを挿入し排出させるスリット状の挿入口が設けられており、前記選択位置にあるディスク保持体が前記挿入口と対向し、前記挿入口から挿入されたディスクが選択位置にある前記ディスク保持体で保持可能であり、また選択位置にあるディスク保持体に保持されたディスクが前記挿入口から筐体外へ排出可能である請求項1ないし7のいずれかに記載のディスクチェンジャー装置。
  9. 選択されていないディスク保持体に保持されたディスクの周縁部が前記支持部によって支持されている状態において、選択位置にあるディスク保持体に保持されているディスクが前記挿入口から排出可能である請求項8記載のディスクチェンジャー装置。
  10. 前記筐体は直方体で、ディスクを挿入し排出させるスリット状の挿入口が筐体の前部に設けられ、退避位置にあるディスク駆動ユニットは、前記筐体の一方の側部に位置し、前記ディスク保持体によるディスクの保持範囲は、前記挿入口からのディスクの挿入と排出を妨げず、且つ前記ディスク駆動ユニットが前記退避位置から前記クランプ位置への移動を妨げない角度範囲に設定されている請求項1ないし9のいずれかに記載のディスクチェンジャー装置。
  11. 前記ディスク駆動ユニットは、回動軌跡に沿って前記退避位置から前記クランプ位置へ移動する請求項1ないし10のいずれかに記載のディスクチェンジャー装置。
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