JP2005258823A - 他客との遭遇を回避させるホテル客室予約受付装置、ホテル、及びホテルシステム - Google Patents

他客との遭遇を回避させるホテル客室予約受付装置、ホテル、及びホテルシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 ホテル客に、ホテルへ入場してから退場するまでの間、エレベータ内の他にフロントや廊下などにおいても他客との遭遇を回避させ得るホテル客室予約装置、ホテル、及びホテルシステムの提供。
【解決手段】 二方向にエレベータ扉を備えた客用エレベータを設け、1階において、ホテル入口から前記入口専用エレベータホールにかけての空間と、前記出口専用エレベータホールからホテル出口にかけての空間とを、ホテル客同士が互いに視認不可能なように区画し、2階以上の各階において、エレベータホールに入口扉を面した客室をそれぞれ設け、前記エレベータホールが1フロアーに二箇所設けられる場合には、該エレベータホールを、ホテル客同士が互いに視認不可能なように区画する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ホテル客に、ホテルへの入場から退場までの間、他客との遭遇を回避させ得る技術に関する。
従来、ホテル等における他客との遭遇を回避する技術として、エレベータのかご呼優先運転方式が知られている。これは、利用者のかご内での他の乗客との乗り合せを回避するために、かご呼が登録されると、途中の乗り場呼に応答せず、かご呼がすべてなくなった後に、乗り場呼に順次応答するようにしたものである。
図12は、このような、かご呼優先運転の手順を示すものである。例えば、かご又は乗場ボタンの操作により、かご又は乗場呼が登録されると、まずS120においてかご呼が有るか否か判定し、かご呼びがないと判定されたときは、S123に移行して通常の乗場呼サービスを行う。また、S120でかご呼があると判定された場合は、S121に移行してかご呼サービスを実行する。その後、かご呼の全てにサービス終了したか否かをS122で判定し、まだかご呼があれば、再びS121に戻ってかご呼サービスを行い、終了したならばS123に移行して乗場呼サービスを行う。
上記のような、従来のかご呼運転方式に対して、乗場呼による方向決定がなされた後でも、かご呼が登録された時点でかご呼による方向決定を可能とし、かご呼運転が最優先されるようにしたエレベータ運転装置を提供するものとして、例えば特許文献1がある。
一方で、二方向に扉を備えたエレベータが公知であるが、これに対しては、エレベータかごの底板に回転板を回転自在に嵌装して、身障者用の車椅子をその場で旋回できるようにしたものとして、例えば特許文献2がある。
特開平1−226674 特許番号第2602913号
しかしながら、従来のエレベータのかご呼優先運転方式では、エレベータかご内においては、他客との乗り合わせを防止することはできるものの、フロントや廊下などホテル内の他の場所においては、他客と遭遇してしまうといった状況を回避することはできなかった。また、特許文献1によっても、このような状況を回避することはできない。
さらに、従来の二方向に扉を備えたエレベータを、かかる観点からホテル等に応用したものはなく、車椅子の向きを自由にかえて乗りかごから安全に昇降することを目的とした特許文献2によっても、当然ながら上記の問題を解決することはできない。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものである。すなわち本発明は、ホテル客に、ホテルへ入場してから退場するまでの間、エレベータ内の他にフロントや廊下などにおいても他客との遭遇を回避させ得るホテル客室予約受付装置、ホテル、及びホテルシステムを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1記載のホテル客室予約受付装置は、ホテルに設置されるホストコンピュータと接続され、ホテル外部に設置されるホテル客室予約受付装置であって、当該装置は、客室紹介パネル部と予約操作部とから構成され、前記客室紹介パネル部には、全客室の少なくとも内観写真を一覧表示する手段と、予約可能な客室を空室として表示する手段とが備えられ、前記予約操作部には、前記予約可能な客室を選択し、予約する手段と、前記予約された客室の予約情報を前記ホストコンピュータに送信する手段とが備えられたことを要旨とする。
請求項2記載のホテル客室予約受付装置は、請求項1記載の構成であって、車で来場したホテル客が、車を降りることなく、客室予約を行うことを可能としたことを要旨とする。
請求項3記載のホテルは、ホテル客に他客との遭遇を回避させる、複数階を有するホテルであって、二方向にエレベータ扉を備えた客用エレベータが前記複数階の全階にわたって連続して上下に延在して設けられ、1階において、前記二方向のエレベータ扉に通ずる位置には、入口専用エレベータホールと出口専用エレベータホールとが設けられ、ホテル入口から前記入口専用エレベータホールにかけての空間と、前記出口専用エレベータホールからホテル出口にかけての空間とが、ホテル客同士が互いに視認不可能なように区画され、2階以上の各階において、前記二方向のエレベータ扉のうち少なくとも一方向に通ずる位置にエレベータホールが設けられ、前記エレベータホールに通ずる一の客室がそれぞれ設けられ、前記エレベータホールが1フロアーに二箇所設けられる場合には、該エレベータホールが、ホテル客同士が互いに視認不可能なように区画されたことを要旨とする。
請求項4記載のホテルは、請求項3記載の構成であって、客用エレベータが二台以上設けられる場合には、1階において、前記入口専用エレベータホール及び前記出口専用エレベータホールが、ホテル客同士が互いに視認不可能なように、それぞれ区画され、2階以上の各階において、前記エレベータホールが、ホテル客同士が互いに視認不可能なように、それぞれ区画されたことを要旨とする。
請求項5記載のホテルは、請求項3又は4記載の構成であって、2階以上のフロアーにおいて、フロアー全部又は一部に、露天風呂、大浴場、プールのうち少なくとも一の設備が設けられ、該設備が設けられるフロアーにおいては、前記二方向のエレベータ扉のうち少なくとも一方向と通ずる位置にエレベータホールが設けられ、該エレベータホールに通ずる前記一の設備がそれぞれ設けられ、更に、該エレベータホールが1フロアーに2箇所以上設けられる場合には、該エレベータホールが、ホテル客同士が互いに視認不可能なように、それぞれ区画されたことを要旨とする。
請求項6記載のホテルシステムは、ホテル客に他客との遭遇を回避させるホテルシステムであって、当該システムは、請求項1又は2記載のホテル客室予約受付装置と、請求項3乃至5のいずれかに記載のホテルとから構成され、前記客用エレベータには、前記客用エレベータかご内に乗客があるか否かを感知するセンサーが設置され、前記センサーの感知によって、1階において、出口専用エレベータホール側のエレベータ扉を優先的に開閉し、エレベータかご内の乗客と入口専用エレベータホールの待ち客との遭遇を回避する手段が備えられたことを要旨とする。
請求項7記載のホテルシステムは、請求項6記載の構成であって、前記客用エレベータには、エレベータ乗客の予約済客室階のみに、エレベータを停止させる手段が備えられたことを要旨とする。
請求項8記載のホテルシステムは、請求項7記載の構成であって、前記手段とは、前記客用エレベータのエレベータ操作盤に、ルームキー、磁気カード、ICカード、非接触ICカード、非接触IC搭載携帯電話のうち、いずれか一を接触又は非接触交信させるものであることを要旨とする。
請求項9記載のホテルシステムは、請求項6乃至8のいずれかに記載の構成であって、ホテル駐車場の各駐車スペースには、車を目隠しするためのスクリーンカーテンが設置され、当該スクリーンカーテンは、上げ下ろしを自在とされたことを要旨とする。
請求項10記載のホテルシステムは、請求項6乃至9のいずれかに記載の構成であって、ホテルと駐車場との間を自動走行するカートが設置され、当該カートが、駐車場に車をとめたホテル客を、ホテルまで送迎することを要旨とする。
本発明によれば、ホテル外部に設置されるホテル客室予約受付装置によって、ホテル内に入る前にあらかじめ客室を予約することができ、予約情報が事前にホテル側に送信されているため、ホテル客は非常に速やかにチェックインを行うことが可能となる。その結果、ロビー等のホテル内で、どの客室にするか選択を迷っている間に、他客と遭遇してしまうといった心配がなくなる。
また本発明によれば、ホテル1階において、ホテル入口から入口専用エレベータホールにかけての空間と出口専用エレベータホールからホテル出口にかけての空間とが、ホテル客同士が互いに視認不可能なように区画されているため、ホテルへの入場客と退場客とがロビー周辺で遭遇してしまうといった状況を回避することができる。
2階以上の各階においても、一のエレベータホールに対応して一の客室が配置されており、エレベータホールは、ホテル客同士が互いに視認不可能なように相互に区画されているため、エレベータから客室までの間において他客と遭遇するおそれがなくなる。
さらに、本発明によれば、二方向にエレベータ扉を備えたエレベータが客用エレベータとして設置され、センサーの感知によって出口専用エレベータホール側のエレベータ扉が優先的に開閉されるため、エレベータかご内の乗客(退場客)と、エレベータホールでの待ち客(入場客)とが、1階エレベータホールにおいてばったり出くわすといったことがなくなる。
本発明に係る客用エレベータは、二方向にエレベータ扉を備え、ホテル入場客と退場客とが、同じエレベータを使用するものであるため、エレベータを入場客用と退場客用とに分けて設置する必要がなく、一台のエレベータを効率良く活用することが可能となる。
本発明に係るホテルは、ホテル客の便宜のために、敷地内に駐車場を有することが好ましい。駐車場は、平面式、立体式、屋外、屋内等いずれの形式でもよい。また台数に制限は無いが、ホテル客室数と同数以上を設けることが好ましい。ただし、スペースや予算等の関係で、駐車場を設けなくてもよい。
本発明においては、ホテル外部に、ホテル客室予約受付装置を設置する。当該装置は、ホテルのフロントや事務室に設置されるホストコンピュータと接続されており、客室紹介パネル部と予約操作部を含んで構成される。
客室紹介パネル部は、各客室の内観写真や利用料金など、客室の特徴がわかるように全客室を一覧にしてパネル化したものであり、照明を点灯させる等して予約可能な客室(空室)がわかるように表示したものである。パネルの大きさは、少なくとも各客室の写真の相違が判別できる程度のものであればよい。
予約操作部は、上記客室紹介パネル部で表示される空室を予約操作することができるボタン類を備えるものであり、予約操作を行った情報が上記ホストコンピュターに送信されるようになっている。予約操作部は、客室紹介パネル部と一体化してタッチパネルにより形成してもよい。
その他フリーダイヤルや非接触IC搭載携帯電話を用いて、客室紹介パネルを見ながら、音声案内や必要事項の入力発信によって客室予約できることとしてもよい。
ホテル客室予約受付装置は、図4に示すように、駐車場入口部分等に設置してドライブスルーで使用させる他、図5に示すように、駐車スペース等に設置して使用させてもよい。
ドライブスルーで使用させる場合には、ホテル客が、車に乗ったまま予約操作できるように、客室紹介パネル部と予約操作部を構成する。例えば、図4のように、車からの目線の位置に客室紹介パネル部を配置し、さらに、車から手を伸ばして操作し易いように、操作台を設けた上に予約操作部を設置する。
上記装置は、互いに連携させて、複数箇所に設置することとしてもい。
本発明に係るホテルには、ホテル客用にエレベータ(以下、「EV」と称する)を少なくとも1台設置する。その他に、ホテル従業員用にサービス用EVを設けてもよい。
客用EVは二方向に扉を有するものを用い、1階におけるホテル入場者のEV入口とホテル退場者のEV出口とを分離することとするが、2階以上については、後述のように、客室数との関係からEV出入口を1箇所のみとしてもよい。
ホテル1階は、少なくとも、ロビー、フロント、入口専用EVホール、出口専用EVホールによって構成される。
入口専用EVホールと出口専用EVホールは、間仕切壁や常時閉鎖式の扉等によって区画し、ホテル客同士が互いに視認不可能なように視覚的に分離するものとする。EVを2台以上設置する場合には、入口専用EVホール相互、出口専用EVホール相互も、間仕切壁や常時閉鎖式の扉等によって区画し、視覚的に分離する。
また、ホテル客がホテル入口から入口専用EVホールに向かうまでの導線と、出口専用EVホールからホテル出口に向かうまでの導線とが交差しないように空間構成を行う。
2階以上には客室を設けるが、各階の客室数は、1台の客用EVのEV扉(EV出入口)1箇所につき1室とする。すなわち、客用EVが2台でありEV扉が各階2箇所ずつ設けられている場合には、各階の客室数は4室となる。
各階の客室数は全て同一でなくてもよく、例えば、4階は4室(4階のEV扉が計4箇所であるとき)、5階は2室(5階のEV扉が計2箇所であるとき)、というように階によって客室数を異ならせてもい。
また、EV扉1箇所につき、EVホールが1箇所ずつ設置され、各EVホールに面して、あるいは近傍に、各客室の入口扉を設ける。各階には、EV扉の箇所数分だけEVホールが設置されることとなるが、EVホール相互は間仕切壁や常時閉鎖式の扉等によって区画し、視覚的に分離する。
本発明に係るホテルに設置される客用EVは、通常運転機能、かご呼優先運転機能の他に、1階において出口専用EV扉を優先的に開閉する機能を有するものである。
本発明に係る客用EVは図8に示すごとく構成されており、上記各機能は、CPU、メモリ、入力回路、及び出力回路を備えたマイクロコンピュータによって制御される。入力回路には、外部入力装置が接続され、乗場ボタン(52)(52’)、かご操作盤(53)、センサー(54)の各信号が入力されるようになっている。また、出力回路には、駆動制御装置、及びEV扉開閉制御装置が接続され、その出力信号はそれぞれ駆動モータ、及びEV扉(51)(51’)に供給されるようになっている。
センサー(54)は、EVかご(50)内に乗客があるか否かを感知できるものであれば、感知方法、設置場所等は問わない。
本発明に係る、出口専用EV扉優先開閉機能について図面に基づいて説明する。当該機能は、上記のセンサー(54)とEV扉開閉制御装置との連動によって実現されるものである。
まず、ホテル客(入場者)が1階から上階に向かう場合について、図9に基づいて説明する。入場者が、1階入口専用EVホールにて、乗場ボタンを押して乗場呼を行うと(S90)、かご呼が有るか否か判定される(S91)。かご呼が有る場合とは、EVかご内に乗客(退場者)がある場合であり、1階にEVが到着後(S92、S93)、出口専用EVホール側のEV扉が優先的に開閉される(S94)。そして、全ての退場者がEVから降りて出口専用EVホール側のEV扉が閉じると、入口専用EVホール側のEV扉が開き、入場者がEVに乗込み可能となる(S95)。
かご呼が無い場合には、1階にEVが到着すると、ただちに入口専用EVホール側のEV扉が開き、入場者が乗込み可能となる(S95)。
次に、ホテル客(退場者)が上階から1階に向かう場合について、図10に基づいて説明する。退場者が、上階(乗場呼階)にて、乗場ボタンを押して乗場呼を行うと(S100)、上記同様、かご呼が有るか否か判定される(S101)。かご呼が有る場合には、EVはかご呼び優先運転を行い(S102)、終了後にEVかごが空の状態で乗場呼階に到着する(S103)。退場者が乗込み、EVが1階に到着すると(S104、S105)、出口専用EVホール側のEV扉が開き、退場者が退出可能となる(S106)。
かご呼びが無い場合には、ただちに乗場呼階にEVが到着し(S103)、退場者が乗込み可能となる。
なお、1階にEV待ち客(入場者)がある場合でも、上述のように、出口専用EVホール側のEV扉が優先的に開閉される(S106)。
本発明においては、ホテル2階以上の部分に露天風呂、大浴場、プールの設備を設けることとしてもよい。1フロアー全てに上記設備を設けることとする他、1フロアーの一部のみに設けることとしてもよく、また、複数階に設けてもよい。
上記設備を設ける場合も、上述の客室の場合と同様に、エレベータ扉1箇所につき、EVホールを1箇所設け、該EVホールに面して、あるいは近傍に、一の設備の入口扉を設ける。さらに、EVホールを間仕切壁や常時閉鎖式の扉等によって区画する点も同様である。
また、駐車場の駐車スペ−スには、図6に示すように、駐車した車を目隠しできるように、上げ下げ自在なロールスクリーンを設置することとしてもよい。ロールスクリーンはホテル内のフロントや事務室で制御・遠隔操作する。
本発明においては、ホテル客室予約受付装置と接続されたホストコンピュータが、ホテルのフロントや事務室に設置されており、該装置による予約情報が、ホテル客のチェックイン前に、事前にホストコンピュータに送信されてくる。
ホテル入場者は、フロントで、ルームキー、磁気カード、ICカード、非接触ICカード等を受け取るが、これらはEV操作や客室入室のために必要となる。
客用EVは、EV乗客が誤って自分の予約済客室階(目的階)以外にEVを停止させないための機能を有する。すなわちEV乗客は、ルームキーや磁気カード等を、EV操作盤の所定の位置に差し込む等、接触させることによって行き先(予約済客室)を設定するものとし、目的階以外の階を指定することができないようになっている。さらに、客用EVは、上記行き先が設定されるとEV乗客の予約済客室を認識し、EV扉開閉制御装置との連動によって、目的階到着後、当該客室に通ずる方のEV扉を自動的に開閉する機能を有している。
また、非接触ICカード等を用いる場合には、EV操作盤、客室入口扉等に端末を設置し、端末とホストコンピュータとをデータ回線によって接続した構成とする。ホテル客は、非接触ICカード等を、端末と非接触交信させることにより、EV操作(目的階のみへの停止)、客室への入室等が可能となる。
なお、本発明に係るホテルは、RC造、SRC造、S造等、あらゆる構造、構法に対応し、階数や床面積等についても、建築基準法等の関係法令上の規制を受ける他は、特に制限を設けるものではない。
本発明の第1の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例は、他客との遭遇を回避可能としたホテルに関する。
図1は実施例に係る1階平面図兼配置図、図2は実施例に係る2〜6階平面図、図4はルーム予約パネルの使用状況を示す図、図5はルーム予約パネルの他の使用状況を示す図、図6はスクリーンカーテンを示す図、図7は実施例に係るルームパネル及び自動扉を示す図、図11は実施例に係るホテル入場から退場までのフロー図である。
本実施例に係るホテルは、図1に示すような敷地に建設される。敷地は矩形状で、その一辺のみが前面道路と接しており、敷地内には、客室数と同数(16台分)の駐車場が設けられている。前面道路から駐車場への入場・退場は、それぞれ一方通行となっている。
なお、敷地面積は1000m2であり、敷地周囲には、隣地境界線上に高さ2.5m程度の塀が設けられている。
本実施例に係るホテルは、鉄筋コンクリート造6階建で、1階床面積265.1m2、2階〜6階床面積各283.5m2、延床面積1682.6m2、建築面積288.3m2であり、建蔽率は28.8%、容積率は168.3%となっている。
駐車場入口には、図1、図4に示すように、ホテル客室予約受付装置としてルーム予約パネル(1)が設置されている。ルーム予約パネルは、ホテル1階のフロント(12)又は事務室(13)に設置されるホストコンピュータと接続されている。
ルーム予約パネル(1)は、車の左右ハンドルのいずれにも対応できるように車路両側に設置されており、ホテル客は車から降りることなく、いわゆるドライブスルーで客室予約できるようになっている。
なお、本実施例では、ルーム予約パネルを駐車場入口付近に設けているが、ホテル外部であれば、設置場所はこれに限定されるものではなく、例えば、図1(1’)のように駐車場スペースに設置してもよく、さらに複数台設置してもよい。
また、駐車された車を目隠しするための布製のスクリーンカーテン(4)が、図1及び図6に示すように、駐車場の車路側の駐車スペースごとに設置される。
駐車場に車が駐車されると、駐車場に設置された防犯カメラでホテルフロントが確認し、フロントからの遠隔操作によってスクリーンカーテン(4)が下ろされるようになっている。上述のルーム予約パネル(1’)が、図6のように、駐車場スペースに設置される場合にあっては、スクリーンカーテン(4)で目隠しされながら、車を降りてゆっくり客室予約することが可能となる。
ホテル1階には、図1に示すように、ロビー(11)、フロント(12)、事務室(13)、入口専用EVホール(16)(16’)が配置される。ロビー(11)には、ルームパネル(14)が設置されており、駐車場入口のルーム予約パネル(1)で客室予約をしなかった客は、ここでも客室を選択することができるようになっている。
ルームパネル(14)は、図7に示すように、客室の紹介兼選択パネルより構成され、タッチパネルで空室を選択できるようになっている。
上記ルームパネル(14)と、駐車場入口等のルーム予約パネル(1)(1’)(1’’)とは互いに連携しており、一方において客室を選択すると、他方において空室ランプが消灯して該客室は選択できなくなる。
ホテル客は、ホテル外部に設置されたルーム予約パネル(1)(1’)(1’’)、ロビーに設置されたルームパネル(14)のいずれにおいても客室の選択・予約ができるが、いずれか1箇所において客室が選択・予約されると、ある程度の時間間隔をあけないと、次の予約は受付されないようになっている。
また、フロント(12)に先客がいる間は、後からくるホテル客が先客と鉢合わせとならないように、ホテル入口(10)やルーム予約パネル(1)(1’)(1’’)等に、先客がいる旨の表示を行うこととしてもよい。係る表示は、ロビー(11)に先客があるか否かを感知するセンサーと接続するか、フロントからの操作等によって行う。
これによって、週末等の混雑時であっても、ロビー(11)やフロント(12)でホテル客が滞留してしまうといった状況を回避することが可能となる。
本実施例では、図1に示すように、客用EV(5)(5’)が2台設けられており、それぞれ互いに相仕切られた入口専用EVホール(16)(16’)が設置されている。ロビー(11)と入口専用EVホール(16)(16’)との間には自動扉(15)(15’)が設けられているが、入口専用EVホール(16)(16’)の天井に設置されたセンサー等によって、入口専用EVホール(16)(16’)内に先客(EV待ち客)がある場合には自動扉(15)(15’)は開かず、先客がEV(5)(5’)に乗込んでEV扉(17)(17’)が閉じた後に自動扉(15)(15’)が開くように制御されている。
予約した客室によって、使用するEV(5)(5’)が異なるため、図7に示すように、音声案内(22)(22’)や照明案内(23)(23’)によって、ホテル客は使用する方の入口専用EVホール(16)(16’)に誘導されるようになっている。
客用EV(5)(5’)には、図1に示すように、各2箇所のEV扉(17)(19)及び(17’)(19’)が設けられており、それぞれ入口専用EVホール(16)(16’)、出口専用EVホール(18)(18’)が面している。
入口専用EVホール(16)(16’)、出口専用EVホール(18)(18’)は、それぞれホテル入場客、ホテル退場客の利用に供され、ホテル入場客の導線とホテル退場客の導線とは明確に分離されている。すなわち、ホテル入場客は入口専用EVホール(16)(16’)側からEV(5)(5’)に乗込み上階に向かうが、ホテル退場客が上階から1階に降りてきた際には、EV扉は出口専用EVホール(18)(18’)に面した扉(19)(19’)のみが開くように制御されているため、ホテル退場客は出口専用EVホール(18)(18’)側からホテル出口(21)(21’)に向かうこととなる。そして、EVかご内の天井等に設けられたセンサーによって、EV乗客(退場客)がEVかご内にいる間は、入口専用EVホール(16)(16’)側のEV扉(17)(17’)は開かないようになっている。退場客が出口専用EVホール(18)(18’)に出てEV扉(19)(19’)が閉じた後に、入口専用EVホール(16)(16’)側のEV扉(17)(17’)が開き、EV待ち客(入場客)が乗込可能となる。
出口専用EVホール(18)(18’)は、それぞれ出口専用通路(20)(20’)、ホテル出口(21)(21’)に通じているが、図1に示すように、これらはロビー(11)、フロント(12)、入口専用EVホール(16)(16’)からは、間仕切壁によって隔てられている。本実施例では、出口専用EVホール(18)(18’)は、各EV(5)(5’)を利用した退場客が互いに顔を合わせることがないように、矩の手に配置されている。
2階〜6階は、図2に示すように、主としてホテル客室となっており、各階4室、計16室の客室が配置される。
客用EV(5)には、1階と同様、2箇所のEV扉(31)(31’)が設けられており、各々EVホール(30)(30’)が設置されている。各EVホール(30)(30’)は、間仕切壁(34)や常閉式防火扉(35)によって互いに相仕切られており、それぞれ客室(33)(33’)の入口扉(32)(32’)に面している。
このようにして、2〜6階の全客室が、入口扉を隔ててそれぞれ専用のEVホールを有するものとなっている。
ホテルへの入場から退場までの流れについて、図1〜図2及び図11を用いて、さらに説明する。
ホテル入場者は、車での来場の場合、まず駐車場入口に設置されたルーム予約パネル(1)にて、客室を選択して予約する(S110)。このルーム予約パネル(1)の操作は、上述したように、車から降りることなく行うことができる。予約完了後は、車を所定の駐車スペースに留めて、ホテル入口(10)より入場する。車を駐車した場所には、上述のスクリーンカーテン(4)が下ろされる。
なお、駐車場入口以外にルーム予約パネル(1’)(1’’)を設置してもよい。
ホテルに入ると、フロント(12)にて、予約した客室のルームキーを受け取る(S111)。フロント(12)には、ルーム予約パネル(1)による客室予約情報が、事前に通知されているので、速やかにルームキーの受け渡しを受けることができる。
タクシーや徒歩で来場した場合には、ロビー(11)に設置されたルームパネル(14)で客室を選択することができる(S110’)。タクシーや徒歩での来場者であっても、ルーム予約パネル(1)(1’)(1’’)を利用してもよい。また、車での来場者であっても、ルームパネル(14)を利用してもよい。
客室の鍵を受け取った後、音声案内(22)(22’)や照明案内(23)(23’)等によって、使用する方の入口専用EVホール((16)とする)に向かうが(S112)、EVホールの自動扉(15)は、上述したように、先客があると開かないため、その場合には自動扉前で待機する。
自動扉(15)が開くと、入口専用EVホール(16)に入り、乗場ボタン(上昇ボタン)を押してEV(5)が到着するのを待つ。EV(5)が到着した際に、乗客(退場者)がEVかご内にある場合には、上述したように、退場者が出口専用EVホール(18)に出てしまうまで、EV扉(17)は開かない。
EV扉(17)が開きEV(5)に乗込んだ後、ルームキーをEV操作盤の所定の位置に差込むと、EV(5)は予約した客室((33)とする)がある階(目的階)に向かって上昇をはじめる。目的階に到着して予約した客室側のEV扉(31)が自動的に開くと、EVホール(30)を介して、予約した客室の入口扉(32)が目の前にあるので、ルームキーを用いて入室する(S113)。
客室内にはEV呼出ボタンが設置されており、退室時には、それを押して客室でEV(5)が到着するのを待つ。この場合に、他客と乗合わせとならないように、EV(5)はかご呼優先運転されている。
EV(5)に乗込み1階に到着すると、出口専用EVホール(18)側のEV扉(19)が開くので、出口専用通路(20)を通って、ホテル出口(21)より退場する。このとき、入口専用EVホール(16)に待ち客(入場者)がある場合でも、上述のように、出口専用EVホール(18)側のEV扉(19)が優先的に開閉する。
客室の鍵は、ホテル出口横に設けられた鍵返却口に返却して、チェックアウトする(S115)。
なお、本実施例では、客用EVの操作、客室への入室にルームキーを用いたが、その他に、磁気カード、ICカード、非接触ICカード等を用いることができる。
また、非接触ICを搭載した携帯電話を用いて、ホテル客が必要事項をホテルフロント側へ送信し(図11、S110’’)、ホテル側から電話、メール、非接触ICにて予約確認・予約完了の通知を受けて(図11、S111’’)、予約に使用した携帯電話を、EV操作、客室への入室や利用料金の清算等に利用することとしてもよい。この場合には、ホテル客は、フロントでルームキー等を受け取ることなく、直接エレベータホールに移動し(S112)、携帯電話に搭載された非接触ICの交信によって、予約済客室階にEVを停止させ、ルームキー等なしで予約済客室に入室することが可能となる。
以上、本実施例によれば、駐車場入口等にルーム予約パネル(1)が設置されており、車を降りることなく、空室を確認して好みの客室を予約することができるため、非常に便利であり、他客と遭遇する心配なく客室を予約することができる。
また、1階ロビー(11)と入口専用EVホール(16)(16’)との間には自動扉(15)(15’)が設けられており、入口専用EVホール(16)(16’)内に先客がある場合には自動扉(15)(15’)が開かないように制御されているため、週末等でホテルが混雑しているときでも、EV(5)(5’)かご内の他客との乗り合せの防止が可能となる。
EV(5)(5’)は、エレベータ操作盤にルームキーを接触等させることによって操作するものであり、ホテル客は自分の予約した客室以外の階・EVホールに行くことができず、また誤って他の階のボタンを押してしまうといった心配もないため、ホテル客同士の遭遇を確実に回避できる。
また、各階の客室は、それぞれ専用のEVホールを有するため、ホテル客は、EVが目的階に到着してEV扉が開いた瞬間から、他客と遭遇するおそれのない自分だけの客室空間のイメージをもつことが可能となる。
さらに、駐車場に車を駐車した場合に、目隠し用のスクリーンカーテン(4)が、ホテル側の遠隔操作によって下ろされるため、他のホテル客等から車のナンバーや車種等が視認されてしまうことを防止することができ、安心してホテルを利用することが可能となる。
本発明の第2の実施例を、図面に基づいて説明する。本実施例は、
他客との遭遇を回避可能としたホテルであって、屋上階に露天風呂を有するホテルに関する。
図1は実施例に係る1階平面図兼配置図、図2は実施例に係る2階〜6階平面図、図3は実施例に係る屋上階平面図、図11は実施例に係るホテル入場から退場までのフロー図である。
本実施例に係るホテルは、図3に示すように、最上階に露天風呂(43)(43’)を有するものである。敷地や1階〜6階の建物構成は、実施例1と同様である。
本実施例では、屋上床面積144.9m2、延床面積1827.5m2、容積率182.8%となっている。
露天風呂(43)(43’)は、2箇所設けられており、それぞれ脱衣休憩室(44)(44’)やトイレが併設されている。
屋上階に関しては、各EV(5)(5’)には、1箇所ずつEV扉(41)(41’)とEVホール(40)(40’)が設けられ、それぞれ脱衣休憩室(44)(44’)に通じている。
EVホール(40)(40’)は、間仕切壁(45)や常閉式防火扉(46)によって互いに他から仕切られており、各露天風呂専用のEVホールを形成している。
露天風呂は時間貸しとなっており、ホテル客はプライベートで利用できるが、一旦客室に入室してからEV(5)(5’)で屋上に行くこととしてもよいし、ロビー(11)から直接屋上階へ行くことも可能である(図11、S114)。
露天風呂利用客は、フロントで、ルームキーと露天風呂利用のための露天風呂利用キーを受け取る。ルームキーをEV操作盤の所定の位置に差し込む等接触させることによって、1階から予約済客室階へのEVの停止、屋上階から予約済客室階へのEVの停止、さらに客室への入室ができるようになっている。また、露天風呂利用キーを、同様にEV操作盤の所定の位置に差し込む等接触させることによって、1階から屋上階へのEVの停止、予約済客室階から屋上階へのEVの停止、さらに露天風呂への入室ができるようになっている。
客用EVは、かご呼優先運転及び出口専用EVホール側扉優先開閉運転を行うため、露天風呂利用客は他客と遭遇することなく、1階、予約済客室階、屋上階の間を移動することが可能となる。
本実施例においては、EV操作、客室入室、露天風呂入室のために、ルームキーを用いることとしたが、その他に磁気カード、ICカード、非接触ICカード、非接触IC搭載携帯電話等を用いることとしてもよいのは、実施例1と同様である。
以上、本実施例によれば、屋上階に露天風呂(43)(43’)が設置され、一の露天風呂につき客室2室分の床面積があてられているため、ホテル客は、客室以外の広々とした快適な空間を体験することが可能となる。
しかも、各エレベータ(5)(5’)から各露天風呂までは、専用のエレベータホール(40)(40’)を介して行くことができるため、他客と遭遇することなく、完全にプライベートで露天風呂を楽しむことができ、非常に魅力的なホテル設備を提供することが可能となる。
本発明の第3の実施例について説明する。本実施例は、他客との遭遇を回避可能としたホテルにおいて、特に駐車場における自動走行カートに関する。
本実施例に係る自動走行カートは無人操向可能なカートであって、図示は省略するが、フロントルーフ、天井ルーフ、サイドルーフ等をすべて不透明の樹脂板により構成し、2人乗車可能なシートを備えるものである。乗車客の少なくとも顔が外部から視認されないものであれば、他の構成によってもよい。
駐車場の車路には、図1に示すように、誘導線(60)が埋設されており、該誘導線に沿ってカートが自動走行可能とされている。また、誘導線には、カートを自動停止させるための自動停止位置が適宜設定されている。
カートには、誘導線を検出する電磁誘導センサーと、自動停止位置を検出する非接触センサーとが備えられている。
また、カートにステアリングハンドルやブレーキペダル、アクセルペダル等を設けて、所定の切替機構により、無人操向と手動操向とを併用することとしてもよい。
なお本実施例では、スムーズにカーブを切れるように、カートの前輪タイヤを1個のみとして三輪式で構成する。
本実施例においては、ホテル客が来場して車を駐車スペースに停車させると、別に設けられたセンサーが車を感知して、無線等によってカートが、停車された車の近傍まで自動走行して停止するようになっている。駐車スペースに、カート呼出ボタンを設置しておき、ホテル客が該ボタンを押してカートを呼び出すこととしてもよい。
ホテル客がカートに乗車して発進ボタン等を押すと、カートが再び自動走行をはじめてホテル入口(10)前で停止するため、ホテル客はカートを降りてチェックインを行う。カートを、フロント(12)や入口専用エレベータホール(16)(16’)までホテル客を乗せて走行させることとしてもよい。
また、ホテル客が退場する場合には、カートがホテル出口(21)(21’)にて待機しており、カートに乗車して発進ボタン等を押すと、カートが所定の駐車スペースに向かって自動走行するようになっている。カートは、客室内のEV呼出ボタンと連動させることによって、あるいは客室内等に設けるカート呼出ボタンによって、呼び出して待機させておくことができる。また、カートを呼び出した客室を認識させることで、カートを所定の駐車スペース近傍で自動停止させることが可能となる。
以上、本実施例によれば、ホテル客が車で来場した場合に、駐車スペースからホテル建物まで自動走行カートによって送迎されるため、入場する際に駐車場からホテル建物に向かうまでの間、あるいは退場する際にホテル建物から駐車場に向かうまでの間においても、他客と出会ってしまうおそれが無く、より完全に他客との遭遇を回避しうるホテルシステムを提供することが可能となる。
本発明によれば、ホテル客が、ホテルに入場してから退場するまでの間、他客との遭遇を容易かつ確実に回避し得るため、本発明は、いわゆるラブホテルやシティホテル等において特に有効に用いることができる。さらに本発明は、個人のプライバシー保護が一層求められる現代社会において、最適なホテル及びホテルシステムを提供することを可能とするものであり、産業上の利用可能性を有する。
実施例に係る1階平面図兼配置図である。 実施例に係る2階〜6階平面図である。 実施例に係る屋上階平面図である。 ルーム予約パネルの使用状況を示す図である。 ルーム予約パネルの他の使用状況を示す図である。 スクリーンカーテンを示す図である。 実施例に係るルームパネル及び自動扉を示す図である。 本発明に係るエレベータの構成を示す図である。 本発明に係る出口専用エレベータ扉の優先開閉の機能を示すフロー図である。 本発明に係る出口専用エレベータ扉の優先開閉の機能を示すフロー図である。 実施例に係るホテル入場から退場までのフロー図である。 従来のかご呼優先運転の機能を示すフロー図である。
符号の説明
1 ルーム予約パネル
2 客室紹介パネル部
3 予約操作部
4 スクリーンカーテン
5、5’ 客用エレベータ
6 サービス用エレベータ
10 ホテル入口
11 ロビー
12 フロント
13 事務室
14 ルームパネル
15、15’ 自動扉
16、16’ 入口専用エレベータホール
17、17’ エレベータ扉
18、18’ 出口専用エレベータホール
19、19’ エレベータ扉
20、20’ 出口専用通路
21、21’ ホテル出口
22、22’ 音声案内
23、23’ 照明案内
30、30’ エレベータホール
31、31’ エレベータ扉
32、32’ 出入口扉
33、33’ 客室
34 間仕切壁
35 防火扉
40、40’ エレベータホール
41、41’ エレベータ扉
42、42’ 出入口扉
43、43’ 露天風呂
44、44’ 脱衣休憩室
45 間仕切壁
46 防火扉
50 エレベータかご
51、51’ エレベータ扉
52、52’ 乗場ボタン
53 エレベータ操作盤
54 センサー
60 誘導線

Claims (10)

  1. ホテルに設置されるホストコンピュータと接続され、ホテル外部に設置されるホテル客室予約受付装置であって、
    当該装置は、客室紹介パネル部と予約操作部とから構成され、
    前記客室紹介パネル部には、
    全客室の少なくとも内観写真を一覧表示する手段と、
    予約可能な客室を空室として表示する手段とが備えられ、
    前記予約操作部には、
    前記予約可能な客室を選択し、予約する手段と、
    前記予約された客室の予約情報を前記ホストコンピュータに送信する手段とが備えられたことを特徴とするホテル客室予約受付装置。
  2. 車で来場したホテル客が、車を降りることなく、客室予約を行うことを可能とした請求項1記載の客室予約受付装置。
  3. ホテル客に他客との遭遇を回避させる、複数階を有するホテルであって、
    二方向にエレベータ扉を備えた客用エレベータが前記複数階の全階にわたって連続して上下に延在して設けられ、
    1階において、前記二方向のエレベータ扉に通ずる位置には、入口専用エレベータホールと出口専用エレベータホールとが設けられ、
    ホテル入口から前記入口専用エレベータホールにかけての空間と、前記出口専用エレベータホールからホテル出口にかけての空間とが、ホテル客同士が互いに視認不可能なように区画され、
    2階以上の各階において、前記二方向のエレベータ扉のうち少なくとも一方向に通ずる位置にエレベータホールが設けられ、
    前記エレベータホールに通ずる一の客室がそれぞれ設けられ、
    前記エレベータホールが1フロアーに二箇所設けられる場合には、該エレベータホールが、ホテル客同士が互いに視認不可能なように区画されたことを特徴とするホテル。
  4. 客用エレベータが二台以上設けられる場合には、
    1階において、前記入口専用エレベータホール及び前記出口専用エレベータホールが、ホテル客同士が互いに視認不可能なように、それぞれ区画され、
    2階以上の各階において、前記エレベータホールが、ホテル客同士が互いに視認不可能なように、それぞれ区画されたことを特徴とする請求項3記載のホテル。
  5. 2階以上のフロアーにおいて、フロアー全部又は一部に、露天風呂、大浴場、プールのうち少なくとも一の設備が設けられ、
    該設備が設けられるフロアーにおいては、前記二方向のエレベータ扉のうち少なくとも一方向と通ずる位置にエレベータホールが設けられ、該エレベータホールに通ずる前記一の設備がそれぞれ設けられ、
    更に、該エレベータホールが1フロアーに2箇所以上設けられる場合には、該エレベータホールが、ホテル客同士が互いに視認不可能なように、それぞれ区画されたことを特徴とする請求項3又は4記載のホテル。
  6. ホテル客に他客との遭遇を回避させるホテルシステムであって、
    当該システムは、
    請求項1又は2記載のホテル客室予約受付装置と、請求項3乃至5のいずれかに記載のホテルとから構成され、
    前記客用エレベータには、
    前記客用エレベータかご内に乗客があるか否かを感知するセンサーが設置され、
    前記センサーの感知によって、1階において、出口専用エレベータホール側のエレベータ扉を優先的に開閉し、エレベータかご内の乗客と入口専用エレベータホールの待ち客との遭遇を回避する手段が備えられたことを特徴とするホテルシステム。
  7. 前記客用エレベータには、
    エレベータ乗客の予約済客室階のみに、エレベータを停止させる手段が備えられたことを特徴とする請求項6記載のホテルシステム。
  8. 前記手段とは、前記客用エレベータのエレベータ操作盤に、
    ルームキー、磁気カード、ICカード、非接触ICカード、非接触IC搭載携帯電話のうち、いずれか一を接触又は非接触交信させるものであることを特徴とする請求項7記載のホテルシステム。
  9. ホテル駐車場の各駐車スペースには、車を目隠しするためのスクリーンカーテンが設置され、
    当該スクリーンカーテンは、上げ下ろしを自在とされたことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のホテルシステム。
  10. ホテルと駐車場との間を自動走行するカートが設置され、当該カートが、駐車場に車をとめたホテル客を、ホテルまで送迎することを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載のホテルシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019219779A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 ビックリック株式会社 精算管理システム

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