JP2005256706A - 細長遠心ファン - Google Patents

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Abstract

【課題】新規な軸受構造の採用によって騒音の発生を極力抑えた細長遠心ファンを提供する。
【解決手段】細長い筒状のハウジング11の内部で回転するインペラー12と、それを回転駆動するモーター13とが軸方向に並ぶように配設され、インペラー12は軸方向に細長い複数の翼が円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部を有する。インペラー12が回転するとハウジング11の軸方向端部に形成された吸込口から取り入れられた空気がハウジング11の周方向の一部に形成された吹出口から送り出される。モーター13を構成する軸受部13bは、軸部材33とそれに遊嵌する筒状のスリーブ31のいずれか一方が回転部材25に固定され他方が固定部材24に固定されてなるスリーブ軸受である。軸部材33及びスリーブ31の一方がセラミック製であり、他方がセラミック製又は金属製である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に内蔵される冷却用の細長遠心ファンに関する。
近年、パーソナルコンピュータ等の電子機器に内蔵される冷却用ファンの小型化及び薄型化が進んでいる。従来、多くの電子機器には軸流タイプの冷却用ファンが使用されており、これは軸流タイプのファンが薄型化に適した構造を有するからである。一方、例えば特許文献1又は2に記載されているような遠心ファンは、軸流ファンに比べて静圧が高い利点はあるものの、軸方向寸法を低減して薄型化するには軸流ファンに比べて不利である。本出願の発明者らは、ノート型パーソナルコンピュータ等の薄型電子機器に内蔵可能な遠心ファンとして、径方向の寸法を小さくして軸方向長さを大きくしたインペラーを高速回転させる構造の細長遠心ファンを開発し、その構造について特許出願をした。
図6は、先の特許出願に係る細長遠心ファンの構造を示す軸方向の断面図である。また、図7は、一般的な遠心ファンのハウジング及びインペラーの軸に垂直な方向の断面図である。図6及び図7において、各部材の形状や縮尺は一致しないが、同じ機能を有する部材には同じ参照番号を付している。図6に示す細長遠心ファンは、軸方向に細長い略円筒形状のハウジング101を有し、その内部にインペラー102とこれを回転駆動するモーター103とが収容されている。インペラー102はハウジング101内の主として軸方向先端側(図6では右側)に位置し、モーター103はハウジング101内の軸方向基端側(図6では左側)に位置している。
インペラー102は、軸方向に細長い複数の翼104aが円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部104(先端側)とこれを支持する略円筒状の基端部105からなる。翼部104の先端部には、複数の翼104aの先端部を連結し、支持する円環状の連結部106が設けられている。インペラー102が回転すると、ハウジング101の軸方向先端部に形成された吸込口107から外部の空気が矢印INで示すように取り入れられる。そして、ハウジング101の周方向の一部に形成された吹出口(図7の108に相当する)から外部へ送り出される(図7における矢印OUTのように)。
モーター103は、インペラー102と一体に回転する回転部材であるローターヨーク111とロータマグネット112、固定側のステーター電機子113と固定軸114、一対の玉軸受115、固定軸114をハウジング101に固定するベース部材116等で構成されている。円筒状の磁性体であるローターヨーク111の外周面にはインペラー102の基端部105が外嵌固定されている。ローターヨーク111の内周面の軸方向中央部には複数のローターマグネット116が周方向に所定のピッチで配設され、これを軸方向に挟むように一対の玉軸受115の外輪部が固定されている。
固定軸114の軸方向略中央部にはステーター電機子113が固定され、ローターマグネット116と一定のギャップを挟んで対向している。また、ステーター電機子113を軸方向に挟むように一対の玉軸受115の内輪部が固定軸114に固定されている。固定軸114の基端側は、ベース部材116の中央孔に内嵌固定され、固定軸114の軸心とローターヨーク111の回転軸心とが一致するように構成されている。
ステーター電機子113が回転磁界を発生するように駆動(励磁)されると、その回転磁界に応じてローターマグネット112、ローターヨーク111及びインペラー102が一体に回転する。そして前述のように、インペラー102の回転によってハウジング101の軸方向先端部の吸込口107から取り入れられた空気がハウジング101の周方向の一部に形成された吹出口から送り出される。
特開昭55−32942号公報 特開昭61−179394号公報
上記のような構造の細長遠心ファンは、インペラーの径が小さいことによる送風能力の低下を補償するために、インペラーの軸方向長さを増加し、回転数を上げることが必要である。例えば、インペラーの半径rとその軸方向長さhとが2r≦h≦20rの関係を満たすように設計し、インペラーの回転数を毎分15,000回転以上とする。この場合、インペラーの径が小さいために、高速回転にもかかわらずインペラーの回転によって生ずる騒音(風切り音)は大きくない。むしろ、通常の遠心ファンより小さい。
しかしながら、近年は特にノート型パーソナルコンピュータ等の携帯型電子機器における騒音レベルの低下に対する要求が強くなってきている。このため、冷却用ファンの発生する騒音の許容レベルが低下する傾向にある。他方、上記のような構造の細長遠心ファンの場合は、インペラーの発する風切り音の低下に伴い、玉軸受が発する騒音のほうが目立つようになってきた。
本発明は、上記のような従来の課題に鑑み、新規な軸受構造の採用によって騒音の発生を抑えた細長遠心ファンを提供することを目的とする。また、細長遠心ファンの径方向寸法の更なる低減も本発明の目的である。
本発明による細長遠心ファンの第1の構成(請求項1)は、細長い複数の翼が円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部を有するインペラーと、それを回転駆動するモーターとが軸方向に並ぶように配設された細長遠心ファンにおいて、モーターを構成する軸受部は、軸部材とそれに遊嵌する筒状のスリーブとからなるすべり軸受であり、軸部材及びスリーブの一方がセラミック製であり、他方がセラミック製又は金属製であることを特徴とする。
このような構成によれば、軸受部としてすべり軸受(スリーブ軸受ともいうこともある)を用いるので、従来の玉軸受に比べて回転に伴う騒音が低減される。しかも、すべり軸受を構成する軸部材及びスリーブの両方又は一方がセラミック製であるので、耐久性にも優れたものとなる。なお、両方がセラミック製であれば両者間の焼き付きが発生しにくく長寿命化のために好ましいが、一方をセラミック製とし、他方を金属製とする場合は、金属の摺動面の硬度を高める表面処理(又はコーティング)を行うことによって長寿命化を図ることができる。
本発明による細長遠心ファンの第2の構成(請求項2)は、上記第1の構成において、軸部のスリーブとの摺動部における軸方向中央部付近に、直径が周辺部より僅かに小さい小径部が形成されていることを特徴とする。こうすることにより、摺動面の面積が小さくなるので、摺動摩擦による軸受損が低減する。なお、軸部を削る代わりにスリーブの内面の一部を削ることによって摺動面の面積を低減することも可能であるが、スリーブの内面の切削加工よりも軸部の切削加工のほうが容易である。
本発明による細長遠心ファンの第3の構成(請求項3)は、上記第1又は第2の構成において、軸部及びスリーブの摺動面に供給される潤滑油の保持手段が軸部又はスリーブに取り付けられていることを特徴とする。例えば、潤滑油を含浸させた円環状のフェルト部材を潤滑油の保持手段として軸部又はスリーブに取り付けることができる。軸部及びスリーブの摺動面に潤滑油が供給され保持されることによって、摺動面での摩擦による軸受損が低減する。
本発明による細長遠心ファンの第4の構成(請求項4)は、上記第1、第2又は第3の構成において、回転部材に軸部材が固定され、軸部材を回転自在に保持するスリーブがハウジングに直接又はベース部材を介して固定されていることを特徴とする。この構成はいわゆる軸回転(スリーブ固定)の構造であり、スリーブを(ハウジングに固定された)ベース部材に直接固定することによって部品点数を削減することができる。これは、スリーブとスリーブホルダーが一体の部材として作られていることを意味する。特にセラミックでそのような部材を作ることが好ましい。また、スリーブホルダーをハウジングに直接取り付けることによって、部品点数を更に削減することができる。これは、ベース部材、スリーブホルダー及びスリーブ材を一体の部材として作ることを意味する。
本発明による細長遠心ファンの第5の構成(請求項5)は、上記第1、第2又は第3の構成において、回転部材にセラミック製のスリーブが固定され、軸部材がハウジングに直接又はベース部材を介して固定されていることを特徴とする。この構成はいわゆるスリーブ回転(軸固定)の構造であり、軸部材を(ハウジングに固定された)ベース部材に直接固定することによって部品点数を削減することができる。また、軸部材をハウジングに直接取り付けることによって、部品点数を更に削減することができる。これは、ベース部材と軸部材を一体の部材として作ることを意味する。なお、焼結メタルに潤滑油を含浸させたスリーブを用いたスリーブ軸受が従来から使用されているが、この場合はスリーブを回転させると潤滑油が遠心力で外側へ移動し内側の摺動面で不足するのでスリーブ回転の実現が難しい。これに対して、セラミック製のスリーブを用いたセラミック軸受の場合はそのような問題が無くスリーブ回転の構造を容易に実現することができる。
本発明による細長遠心ファンの第6の構成(請求項6)は、上記いずれかの構成において、軸部材の先端側がインペラーの翼部の内側空間に位置していることを特徴とする。軸部材の先端側をインペラーの翼部の内側空間まで侵入させることにより、細長遠心ファン全体の軸方向寸法を短縮することができる。
本発明による細長遠心ファンの第7の構成(請求項7)は、上記いずれかの構成において、軸部材の基端側がスラスト軸受の無い自由端であることを特徴とする。このような構成によれば、スラスト軸受のための部材(例えばスラスト板)を省略することができると共に、スラスト軸受部での摩擦による騒音の発生や軸部材の基端側先端部の摩耗を回避することができる。なお、空気ダンピングやオイルダンピングによって軸部材の基端側を支持するように構成してもよい。
本発明による細長遠心ファンの第8の構成(請求項8)は、上記いずれかの構成において、モーターを構成する部材のうち、電機子及び界磁磁石を有する回転力発生部と軸受部とが軸方向に並ぶように配置されていることを特徴とする。このような構成によれば、細長遠心ファンの径方向寸法を低減することができる。すなわち、回転力発生部と軸受部とが軸方向のほぼ同じ位置に同軸状に配置されている場合はモーターの外径が軸受部の外径に回転力発生部の径方向寸法(厚み)を足したもので決まるが、回転力発生部と軸受部とが軸方向に並ぶように配置されている場合はモーターの外径が軸受部の外径又は回転力発生部の径方向寸法(外径)のいずれか大きい方で決まる。したがって、モーターの外径を低減し、その結果として細長遠心ファンの径方向寸法を低減することができる。このような構成に、上述のようなセラミック製部材を用いたスリーブ軸受を併用することによって、部品点数の削減による径方向寸法の更なる低減が可能になる。
本発明による細長遠心ファンの第9の構成(請求項9)は、上記いずれかの構成において、インペラー及び回転部材を含む一体に回転する複数の部材を一体の部材とみなしたときに、その重心付近に軸受部が配置されていることを特徴とする。このような構成により、インペラーの回転の安定化が図りやすくなる。つまり、インペラーの回転に伴う振動が低減され、軸受部への負荷が抑制されるので長寿命化を図ることができる。特に、インペラーの高速回転を行う場合に有益である。なお、「重心付近に軸受部が配置されている」構成は、すべり軸受(スリーブ軸受)の軸方向中間点が重心付近に配置されている構成を意味する。
本発明による細長遠心ファンの第10の構成(請求項10)は、複数の翼が円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部を有するインペラーと、それを回転駆動するモーターとを備えた遠心ファンであって、インペラーは毎分15,000回転以上の回転数で回転され、モーターを構成する軸受部は、軸部材とそれに遊嵌する筒状のスリーブとからなるすべり軸受であり、軸部材及びスリーブの一方がセラミック製であり、他方がセラミック製又は金属製であることを特徴とする。
このような構成によれば、軸受部としてすべり軸受(スリーブ軸受ともいうこともある)を用いるので、従来の玉軸受に比べて回転に伴う騒音が低減される。しかも、すべり軸受を構成する軸部材及びスリーブの両方又は一方がセラミック製であるので、耐久性にも優れたものとなる。なお、両方がセラミック製であれば両者間の焼き付きが発生しにくく長寿命化のために好ましいが、一方をセラミック製とし、他方を金属製とする場合は、金属の摺動面の硬度を高める表面処理(又はコーティング)を行うことによって長寿命化を図ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。なお、以下の説明において各部材の位置関係や方向を上下左右で説明するときは、あくまで図面における位置関係や方向を意味し、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を意味するわけではない。
図1は、本発明の第1実施例に係る細長遠心ファンの構造を示す断面図である。この細長遠心ファンは、軸方向に細長い略円筒形状のハウジング11を有し、その内部にインペラー12とこれを回転駆動するモーター13とが収容されている。インペラー12はハウジング11内の主として軸方向先端側(図1では右側)に位置し、モーター13はハウジング11内の軸方向基端側(図1では左側)に位置している。
インペラー12は、軸方向に細長い複数の翼が円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部14(先端側)とこれを支持する略円筒状の基端部15からなる。翼部の先端部には、複数の翼の先端部を連結し、支持する円環状の連結部16が設けられている。インペラー12が回転すると、ハウジング11の軸方向先端部に形成された吸込口17から外部の空気が矢印INで示すように取り入れられる。そして、ハウジング11の周方向の一部に形成された吹出口から外部へ送り出される。
軸方向に細長いインペラー12の直径は25mm以下であり、インペラーの半径rとその軸方向長さhとが2r≦h≦20rの関係を満たす。インペラー12をこのような細長い形状とすることにより、薄型機器に組み込み可能な細長遠心ファンが実現される。しかも遠心ファンであるので軸流ファンに比べて静圧が高く、実装密度の高い小形電子機器への内蔵に適している。また、インペラー12は毎分15,000回転以上の回転速度、又は軸と軸受面における相対速度が毎分0.8メートル以上で回転駆動される。このようなインペラー12の高速回転を行うことにより、小形化された(特に径方向寸法が低減した)細長遠心ファンであっても必要な風量を確保することができる。
モーター13は、ステーター電機子21、ローターマグネット22、ローターヨーク25、すべり軸受としてのスリーブ軸受を構成するスリーブ31及びスリーブホルダー32、回転軸33、その他の部材で構成されている。回転部材であるローターヨーク25は、基端側から先端側へ3段階にその径が小さくなるように段部が形成されている。すなわち、ローターヨーク25は大径部25a、中径部25b及び小径部25cからなる。ローターヨーク25の大径部25aの内周面には複数のローターマグネット22が周方向に所定ピッチで配設され、各ローターマグネット22とステーター電機子21が一定のギャップを挟んで対向するように構成されている。
ローターヨーク25の中径部25b及び小径部25cの外周面にはインペラー12の基端部15が外嵌し、固定されている。ローターヨーク25の小径部25cには、回転自在な軸部である回転軸33が圧入固定されている。回転軸33は円筒状のスリーブ31によって回転自在に保持され、回転軸33、ローターヨーク25及びインペラー12が一体に回転するように構成されている。スリーブ31はスリーブホルダー32に内嵌するように固定されている。
本実施例では、回転軸33及びスリーブ31が共にセラミックで作られている。例えば、アルミナ、窒化珪素、アルティック、ジルコニア等をセラミック材料として使用することができる。回転軸33及びスリーブ31の一方をセラミックで作り、他方を金属で作ってもよい。この場合は、金属材料として例えばマルテンサイト系ステンレススチールを用い、表面硬化処理(例えば窒化処理)を行い、あるいはDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングによって表面(摺動面)の硬度を高めることが好ましい。
スリーブホルダー32は先端側が開口した筒状部材であり、その基端部は固定部材であるベース部材24の中央貫通孔に圧入固定されている。ベース部材24は樹脂製(又は金属製)のハウジング11の基端側内壁に固着されている。スリーブホルダー32の基端側内面には回転軸33の基端部が当接する金属製又はセラミック製のスラスト板34が装着されている。これによってスラスト軸受が構成されている。回転軸33がセラミック製の場合はスラスト板34もセラミック製であるか、あるいは上記のような表面処理等によって表面の硬度を高めた金属製であることが好ましい。あるいは、回転軸33の基端部をフリーの状態にしてスラスト板34(スラスト軸受)を省略することも可能である。この場合、空気ダンピングやオイルダンピングによって回転軸33の基端部を支持するように構成してもよい。また、スリーブホルダー32の先端側開口部と回転軸33との円環状の隙間を塞ぐシールが設けられ、これによって塵埃がスリーブホルダー32の内部に侵入するのを防いでいる。
図2及び図3は、図1の実施例における軸受部のいくつかの変形例を示す部分断面図である。図2(a)の構成では、図1の構成におけるスリーブ31とスリーブホルダー32が一体の部材(以下、単にスリーブ31という)として構成されている。つまり、スリーブホルダー32が省略され、円筒状のスリーブ31の基端部がベース部材24に直接固定されている。更に、ベース部材24とスリーブ31を一体の部材として構成し、それをハウジング11に直接固定するようにしてもよい。これら一体の部材は、セラミックで作ることが好ましい。また、図1の構成で必要であったシールが図2(a)の構成では不要である。更に、図2(a)の構成ではスラスト板34も省略している。このように、図2(a)の構成では部品点数が削減され、その分だけ組み立て工数も削減される。また、図1の構成に比べて細長遠心ファンの径方向寸法を低減することが可能である。
図2(b)は、図2(a)の構成におけるスリーブ31と回転軸33の拡大断面図である。この図から分かるように、回転軸33のスリーブ31との摺動部における軸方向中央部付近に、直径が周辺部より僅かに小さい小径部33aが形成されている。これにより、摺動面の面積が小さくなる。つまり、小径部33aでは回転軸33とスリーブ31との摺動はなく、小径部33aを挟む箇所(基端側部分33b及び先端側部分33c)のみで両者の摺動が発生する。その結果、摺動摩擦による軸受損が低減する。
なお、回転軸33を削る(小径部33aを形成する)代わりにスリーブの内面の一部を削ることによって摺動面の面積を低減することも可能であるが、スリーブ31の内面の切削加工よりも回転軸33の切削加工のほうが容易である。特に、回転軸33を金属で作る場合は切削加工が容易である。切削加工で小径部33aを形成した後に摺動面の硬度を高める表面処理又はコーティングを行えばよい。
このように、回転軸33のスリーブ31との摺動部に小径部33aを形成して摺動面の面積を小さくすることによって軸受損を低減する方法は、図1に示した実施例の構成にも適用することができる。また、後述するスリーブ回転(軸固定)の構成、つまり軸部材が回転軸ではなく固定軸である構成にも適用することができる。
図3(a)に示す構成では、スリーブ31が軸方向に2つの部材に分かれており、その間において潤滑油の保持手段であるフェルトチューブ36が回転軸33に装着されている。フェルトチューブ36には、粘性率が0.02Pa・s未満の潤滑油、例えばエステル系の潤滑油が含浸されている。これによって回転軸33及びスリーブ31の摺動面に潤滑油が供給され保持されるので、摺動面での摩擦による軸受損が低減する。
図3(b)に示す構成では、図2(b)に示した構成における回転軸33に形成された小径部33aの段差(切削分)が少し大きくとられ、この小径部33aに潤滑油の保持手段であるフェルトチューブ36が装着されている。この場合も、図3(a)の構成と同様に、フェルトチューブ36に含浸された潤滑油が回転軸33及びスリーブ31の摺動面に供給され保持されるので、摺動面での摩擦による軸受損が低減する。なお、潤滑油の保持手段は、図3(a)及び(b)に示すようなフェルトチューブ36に限るわけではない。また、潤滑油の保持手段を別途設けない場合でも、回転軸33及びスリーブ31の摺動面の間に潤滑油を保持させ、上記のような潤滑効果をある程度の期間得ることが可能である。
図4は、本発明の第2実施例に係る細長遠心ファンの構造を示す断面図である。この細長遠心ファンは、軸方向に細長い略円筒形状のハウジング11を有し、その内部にインペラー12とこれを回転駆動するモーター13とが収容されている。インペラー12はハウジング11内の主として軸方向先端側(図4では右側)に位置し、モーター13はハウジング11内の軸方向基端側(図4では左側)に位置している。
インペラー12は、軸方向に細長い複数の翼が円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部14(先端側)とこれを支持する略円筒状の基端部15からなる。翼部の先端部には、複数の翼の先端部を連結し、支持する円環状の連結部16が設けられている。インペラー12が回転すると、ハウジング11の軸方向先端部に形成された吸込口17から外部の空気が矢印INで示すように取り入れられる。そして、ハウジング11の周方向の一部に形成された吹出口から外部へ送り出される。
モーター13は、ステーター電機子21及びローターマグネット22を含む回転力発生部13aと回転部材を回転自在に保持する軸受部13bとが軸方向に並び、かつ、インペラー12と回転力発生部13aとの間に軸受部13bが配置された構造を有する。このような構造によれば、図1に示した第1実施例の構造に比べて径方向寸法を低減することができる。すなわち、図1の構造ではモーター13の外径が軸受部13bの外径に回転力発生部13aの径方向寸法(厚み)を足したもので決まるが、図4の構造ではモーター13の外径が軸受部13bの外径又は回転力発生部13aの径方向寸法(外径)のいずれか大きい方(図4の例では回転力発生部13aの外径)で決まる。この結果、細長遠心ファンの径方向寸法を低減することができる。
さらに詳しく言えば、インペラー12及び回転部材(ローターヨーク25)を含む一体に回転する複数の部材を一体の部材とみなしたときに、その重心付近に軸受部13b(の軸方向中間点)が配置されている。このような構成により、インペラー12の回転の安定化を図りやすくなる。つまり、インペラー12の回転に伴う振動が低減され、軸受部への負荷が抑制されるので長寿命化を図ることができる。特に、インペラー12の高速回転を行う場合に有益である。
この実施例の場合も、軸受部13bは回転軸33とそれに遊嵌する筒状のスリーブ31からなり、回転軸33及びスリーブ31が共にセラミックで作られている。但し、第1実施例で述べたように、回転軸33及びスリーブ31のいずれか一方を金属で作り、その摺動面の硬度を高める表面処理又はコーティングを行ってもよい。回転軸33は回転部材であるローターヨーク25に固定され、スリーブ31はスリーブホルダー32に内嵌固定されている。
略円筒状のローターヨーク25は軸方向に長く、回転力発生部13aから軸受部13bまで延びている。図4に示す断面から分かるように、ローターヨーク25は基端側から先端側へ3段階にその径が小さくなるように段部が形成されている。すなわち、ローターヨーク25は大径部25a、中径部25b及び小径部25cからなる。ローターヨーク25の大径部25aの内周面には複数のローターマグネット22が周方向に所定ピッチで配設され、各ローターマグネット22とステーター電機子21が一定のギャップを挟んで対向するように構成されている。
ローターヨーク25の中径部25b及び小径部25cの外周面にはインペラー12の基端部15が外嵌し、固定されている。ローターヨーク25の小径部25cには、回転軸33が圧入固定されている。したがって、回転軸33、ローターヨーク25及びインペラー12は一体に回転する。また、図4から分かるように、回転軸33の先端部33dがインペラー12の翼部14の内側に位置している。すなわち、回転軸33はインペラー12の基端部15の内側から翼部14の内側まで軸方向に延びている。これに伴い、ローターヨーク25の小径部25cもインペラー12の基端部15の内側から翼部14の内側まで延びている。これにより、回転軸33とローターヨーク25との確実な固定及び軸心合わせのために軸方向に十分な長さの固定代を確保しながら、細長遠心ファンの軸方向寸法を低減することができる。
また、スリーブホルダー32は金属製であり、スリーブ31に外嵌してこれを保持する筒状部32aとその基端側端面の中心から基端側に延びる軸部32bを有する。筒状部32aの軸心と軸部32bの軸心は一致する。軸部32bは、ステーター電機子21に圧入され、更に基端部が樹脂製(又は金属製)のベース部材24の中央貫通孔に圧入固定されている。ベース部材24は樹脂製(又は金属製)のハウジング11の基端側内壁に固着される。このようにして、スリーブホルダー32の軸心が略円筒形状のハウジング11の中心軸線と一致するようにスリーブホルダー32が固定される。
スリーブホルダー32の筒状部32aにおいて、その基端側端面の内側には、回転軸33の基端部が当接する金属製のスラスト板34が装着されている。これによってスラスト軸受が構成されている。回転軸33がセラミック製の場合はスラスト板34もセラミック製であるか、あるいは前述のような表面処理等によって表面の硬度を高めた金属製であることが好ましい。あるいは、回転軸33の基端部をフリーの状態にしてスラスト板34を省略することも可能である。この場合、空気ダンピングやオイルダンピングによって回転軸33の基端部を支持するように構成してもよい。また、スリーブホルダー32の先端側開口部と回転軸33との円環状の隙間を塞ぐシールが設けられ、これによって塵埃がスリーブホルダー32の筒状部32aに侵入するのを防いでいる。
なお、この第2実施例においても、第1実施例で説明したような軸受部の変形例の構造を適用することができる。つまり、図2及び図3に示したように、スリーブ31とスリーブホルダー32とを一体の部材として構成したり、回転軸33の一部に小径部33aを設けて摺動面の面積(ひいては軸受損)を低減したり、摺動面に供給される潤滑油の保持手段をもうけたりすることが可能である。
図5は、本発明の第3実施例に係る細長遠心ファンの構造を示す断面図である。この細長遠心ファンは、軸方向に細長い略円筒形状のハウジング11を有し、その内部にインペラー12とこれを回転駆動するモーター13とが収容されている。インペラー12の構造については既述の実施例と同様であるので説明を省略する。
この実施例の細長遠心ファンにおけるモーター13は、第2実施例と同様に、ステーター電機子21及びローターマグネット22を含む回転力発生部13aと回転部材を回転自在に保持する軸受部13bとが軸方向に並び、かつ、インペラー12と回転力発生部13aとの間に軸受部13bが配置された構造を有する。このような構造の効果は第2実施例の説明で述べたとおりである。また、インペラー12及び回転部材(ローターヨーク25)を含む一体に回転する複数の部材を一体の部材とみなしたときに、その重心付近に軸受部13b(の中間点)が配置されている構造及びその効果についても同様である。
この実施例の細長遠心ファンは、モーター13を構成する軸受部13bの構造が既述の実施例と大きく異なっている。すなわち、既述の実施例における軸受部13bが軸回転(スリーブ固定)であるのに対して、第3実施例の軸受部13bはスリーブ回転(軸固定)である。つまり、この実施例の軸受部13bも軸部材とそれに遊嵌する筒状のスリーブからなるスリーブ軸受であるが、軸部材はベース24に固定された固定軸33であり、スリーブ31はスリーブホルダー32を介して回転部材であるローターヨーク25に固定されている。なお、固定側と回転側との違いはあるが、軸部材である固定軸には既述の実施例における回転軸と同じ参照番号33を付している。スリーブ31及びスリーブホルダー32を含む他の部材についても同じ参照番号を付している。
図5において、略円筒状のローターヨーク25は軸方向に長く、回転力発生部13aから軸受部13bまで延びている。ローターヨーク25は基端側から先端側へ3段階にその径が小さくなるように段部が形成されている。すなわち、ローターヨーク25は大径部25a、中径部25b及び小径部25cからなる。ローターヨーク25の大径部25aの内周面には複数のローターマグネット22が周方向に所定ピッチで配設され、各ローターマグネット22とステーター電機子21が一定のギャップを挟んで対向するように構成されている。
ローターヨーク25の中径部25b及び小径部25cの外周面にはインペラー12の基端部15が外嵌し、固定されている。ローターヨーク25の小径部25cは閉じた先端面を形成しており、インペラー12の翼部14と基端部15との境界の開口を封止している。ローターヨーク25の中径部25bの内周面及び小径部25cの内側端面には先端側の端面が閉じた円筒状のスリーブホルダー32が内嵌固定され、スリーブホルダー32の内周面に円筒状のスリーブ31が固定されている。
他方、軸部材である固定軸33の先端側がスリーブ31の内側に遊嵌しており、固定軸33の基端側はステーター電機子21に圧入され、更に樹脂製(又は金属製)のベース部材24の中央貫通孔に圧入固定されている。ベース部材24は樹脂製(又は金属製)のハウジング11の基端側内壁に固着される。このようにして、固定軸33の軸心が略円筒形状のハウジング11の中心軸線と一致するように固定軸33が固定され、固定軸の先端側の周りをスリーブ31、スリーブホルダー32、ローターヨーク25及びインペラー12が一体となって回転する。
スリーブホルダー32の先端側端面の内側には、固定軸33の先端部が当接する金属製のスラスト板34が装着されている。これによってスラスト軸受が構成されている。固定軸33がセラミック製の場合はスラスト板34もセラミック製であるか、あるいは前述のような表面処理等によって表面の硬度を高めた金属製であることが好ましい。あるいは、固定軸33の先端部をフリーの状態にしてスラスト板34を省略することも可能である。この場合、空気ダンピングやオイルダンピングによって固定軸33の先端部を支持するように構成してもよい。また、スリーブホルダー32の基端側開口部と固定軸33との円環状の隙間を塞ぐシールが設けられ、これによって塵埃がスリーブホルダー32の内部に侵入するのを防いでいる。
本実施例のようなスリーブ回転(軸固定)の軸受構造は、回転力発生部13aと回転部材を回転自在に保持する軸受部13bとが軸方向に並び、かつ、インペラー12と回転力発生部13aとの間に軸受部13bが配置された構造によって容易に実現可能となった。また、セラミック製のスリーブを用いることもその実現に大きく貢献している。従来から、焼結メタルに潤滑油を含浸させたスリーブを用いたスリーブ軸受が一般に使用されているが、この場合はスリーブを回転させると潤滑油が遠心力で外側へ移動し内側の摺動面で不足するのでスリーブ回転の実現が難しい。これに対して、セラミック製のスリーブを用いたセラミック軸受の場合はそのような問題が無くスリーブ回転の構造を容易に実現することができる。
なお、この第3実施例においても、第1実施例で説明したような軸受部の変形例の構造を適用することができる。つまり、図2及び図3に示したように、スリーブ31とスリーブホルダー32とを一体の部材として構成したり、固定軸33の一部に小径部33aを設けて摺動面の面積(ひいては軸受損)を低減したり、摺動面に供給される潤滑油の保持手段をもうけたりすることが可能である。
以上、本発明の実施例について、変形例を含めながら説明したが、本発明はこれらの実施例及び変形例に限らず種々の形態で実施することができる。また、上記の実施例の説明において示した各部材の材料や形状はあくまで一例であって、本発明の構成がそれらの材料や形状に限定される趣旨ではない。
本発明の第1実施例に係る細長遠心ファンの構造を示す断面図である。 図1の実施例における軸受部のいくつかの変形例を示す部分断面図である。 図1の実施例における軸受部のいくつかの変形例を示す部分断面図である。 本発明の第2実施例に係る細長遠心ファンの構造を示す断面図である。 本発明の第3実施例に係る細長遠心ファンの構造を示す断面図である。 先の特許出願に係る細長遠心ファンの構造を示す軸方向の断面図である。 一般的な遠心ファンのハウジング及びインペラーの軸に垂直な方向の断面図である。
符号の説明
11 ハウジング
12 インペラー
13 モーター
13a 回転力発生部
13b 軸受部
14 翼部
17 吸込口
21 ローター電機子(電機子)
22 ローターマグネット(磁性体)
24 ベース部材(固定部剤)
25 ローターヨーク(回転部材)
31 スリーブ
32 スリーブホルダー
33 回転軸又は固定軸(軸部材)

Claims (10)

  1. 細長い複数の翼が円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部を有するインペラーと、それを回転駆動するモーターとが軸方向に並ぶように配設された細長遠心ファンであって、
    前記モーターを構成する軸受部は、軸部材とそれに遊嵌する筒状のスリーブとからなるすべり軸受であり、前記軸部材及び前記スリーブの一方がセラミック製であり、他方がセラミック製又は金属製であることを特徴とする細長遠心ファン。
  2. 前記軸部材の前記スリーブとの摺動部における軸方向中央部付近に、直径が周辺部より僅かに小さい小径部が形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の細長遠心ファン。
  3. 前記軸部及び前記スリーブの摺動面に供給される潤滑油の保持手段が前記軸部又は前記スリーブに取り付けられていることを特徴とする
    請求項1又は2記載の細長遠心ファン。
  4. 前記回転部材に前記軸部材が固定され、前記軸部材を回転自在に保持する前記スリーブが前記インペラー及び前記モーターを収容するハウジングに直接又はベース部材を介して固定されていることを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の細長遠心ファン。
  5. 前記回転部材にセラミック製の前記スリーブが固定され、前記軸部材が前記インペラー及び前記モーターを収容するハウジングに直接又はベース部材を介して固定されていることを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の細長遠心ファン。
  6. 前記軸部材の先端側が前記インペラーの翼部の内側に位置していることを特徴とする
    請求項1から5のいずれか1項記載の細長遠心ファン。
  7. 前記軸部材の基端側がスラスト軸受の無い自由端であることを特徴とする
    請求項1から6のいずれか1項記載の細長遠心ファン。
  8. 前記モーターを構成する部材のうち、電機子及び界磁磁石を有する回転力発生部と前記軸受部とが軸方向に並ぶように配置されていることを特徴とする
    請求項1から7のいずれか1項記載の細長遠心ファン。
  9. 前記インペラー及び前記回転部材を含む一体に回転する複数の部材を一体の部材とみなしたときに、その重心付近に前記軸受部が配置されていることを特徴とする
    請求項8記載の細長遠心ファン。
  10. 複数の翼が円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部を有するインペラーと、それを回転駆動するモーターとを備えた遠心ファンであって、
    前記インペラーは毎分15,000回転以上の回転数で回転され、
    前記モーターを構成する軸受部は、軸部材とそれに遊嵌する筒状のスリーブとからなるすべり軸受であり、前記軸部材及び前記スリーブの一方がセラミック製であり、他方がセラミック製又は金属製であることを特徴とする遠心ファン。
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