JP2005256692A - エンジンの燃料供給量制御装置 - Google Patents

エンジンの燃料供給量制御装置 Download PDF

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【課題】 マイクロコンピュータがリセットしたときのエンジンへの燃料供給を確保するアクチュエータ駆動回路の構成を簡素化する。
【解決手段】 エンジンのバッテリ電圧+Bが降下してマイクロコンピュータ3がリセットしたときに、バッテリからの電力供給により駆動される非常用プリドライバ10を設ける。バッテリ電圧+Bがマイクロコンピュータ3の動作電圧値以上のときは、マイクロコンピュータ3からの制御信号によりメインドライバ2を駆動してアクチュエータ1の通電電流を制御する。バッテリ電圧+Bが降下してマイクロコンピュータ3がリセットしたときには、非常用プリドライバ10によりメインドライバ2を駆動してアクチュエータ1に通電し、エンジンへの燃料供給を確保する。非常用プリドライバ10は、第2の出力ポート32からの出力信号の停止を入力信号として起動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マイクロコンピュータを用いたエンジンの燃料供給量制御装置に関する。
エンジンの始動をスタータモータにより行う場合、スタータモータの起動電流が大きいためにバッテリ電圧が降下することがあった。エンジンの燃料供給量制御装置にマイクロコンピュータを用いている場合、バッテリの電圧降下によるマイクロコンピュータの暴走を避けるべく、リセット信号を出力してマイクロコンピュータをリセットし、バッテリ電圧が一定値以上に回復すればリセット状態を解除してマイクロコンピュータを正常に動作させるようにしている。
しかし、燃料供給量を制御するマイクロコンピュータがリセット状態にあるときは、必然的に燃料供給も停止するため、エンジンの始動に失敗したり、始動までに時間がかかったりするという問題があった。
かかる問題を解決するべく、例えば特許文献1では、燃料噴射量制御装置のコンピュータが正常に動作しているときに、スピルリング等の燃料噴射量制御部材を駆動するアクチュエータの駆動回路を制御する正常用回路(サーボ回路)のほかに、コンピュータの動作が停止したときの非常用回路として、スタータスイッチを介してバッテリ電源に接続された電力供給回路を設け、これら2つの回路をORゲートを介してアクチュエータの駆動回路の入力側に接続している。
特開昭58−28545号公報
しかし、上記特許文献1記載の発明では、アクチュエータの駆動回路とバッテリとをスタータスイッチを介して接続しなければならないため、これが回路構成上の大きな制約となり、スタータスイッチが遠隔位置にある場合には、配線を長くせざるを得ないという問題があった。
また、スタータスイッチのオンにより、ORゲートには必ずバッテリ電圧が入力されるので、コンピュータがリセットしていない場合でも、エンジンの始動時は常にバッテリ電圧によりアクチュエータの駆動回路が駆動され、スピルリングアクチュエータのソレノイドには最大電流が通電され、燃料噴射量は最大となる。したがって、無駄な燃料噴射が行われることになる。
本発明は、かかる問題に鑑み、スタータスイッチを介さなくとも、マイクロコンピュータのリセット時にはバッテリからの電力供給によりアクチュエータの駆動回路を駆動し、エンジンへの燃料供給を確保するエンジンの燃料供給量制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンの燃料供給量を調節する燃料供給量調節手段と、前記燃料供給量調整手段を操作するアクチュエータ(1)と、前記アクチュエータ(1)を駆動するメインドライバ(2)と、前記メインドライバ(2)を制御するマイクロコンピュータ(3)とを備えたエンジンの燃料供給量制御装置において、以下のように構成したことを特徴とする。
すなわち、エンジンのバッテリ電圧(+B)が降下して前記マイクロコンピュータ(3)の動作電圧値を下回り該マイクロコンピュータ(3)がリセットしたときに、前記バッテリからの電力供給により駆動される非常用プリドライバ(10)を設けるとともに、前記マイクロコンピュータ(3)に第1の出力ポート(31)と第2の出力ポート(32)とを設け、
エンジンのバッテリ電圧(+B)が前記マイクロコンピュータ(3)の動作電圧値以上のときは、前記マイクロコンピュータ(3)が前記第1の出力ポート(31)から出力する制御信号に基づいて前記メインドライバ(2)を駆動して前記アクチュエータ(1)の通電電流を制御し、
前記バッテリ電圧(+B)が前記マイクロコンピュータ(3)の動作電圧値を下回り該マイクロコンピュータ(3)がリセットしたときには、前記非常用プリドライバ(10)がバッテリからの電力供給により駆動され、該非常用プリドライバ(10)がさらに前記メインドライバ(2)を駆動して前記アクチュエータ(1)に通電し、エンジンへの燃料供給を確保するようにし、
前記非常用プリドライバ(10)は、前記マイクロコンピュータ(3)がリセットしたときの前記第2の出力ポート(32)からの出力信号の停止を入力信号として起動するようにした。
ここで、前記非常用プリドライバ(10)は、次のように構成することが好ましい。すなわち、前記非常用プリドライバ(10)は、第1のトランジスタ(Tr1)と第2のトランジスタ(Tr2)とを備え、前記第1のトランジスタ(Tr1)のベースを前記第2の出力ポート(32)に接続し、そのコレクタをバッテリのプラス端子に接続し、そのエミッタを接地し、前記第2のトランジスタ(Tr2)のベースをバッテリのプラス端子に接続し、そのコレクタを前記メインドライバ(2)の入力側に接続し、そのエミッタを接地し、前記第2の出力ポート(32)からの出力信号がハイレベルにあるときは、前記第1のトランジスタ(Tr1)がオンして、バッテリからの電流を該第1のトランジスタ(Tr1)のコレクタからエミッタへ流すことにより、前記第2のトランジスタ(Tr2)をオフ状態に保持し、前記バッテリ電圧(+B)が降下して前記マイクロコンピュータ(3)がリセットしたときには、前記第2の出力ポート(32)からの出力信号がローレベルになり、前記第1のトランジスタ(Tr1)をオフして、バッテリからの電流を前記第2のトランジスタ(Tr2)のベースに流すことにより該第2のトランジスタ(Tr2)をオンして、前記メインドライバ(2)を駆動するようにする。
また、前記第2の出力ポート(32)から出力される信号は、前記マイクロコンピュータ(3)がリセット状態にない場合にはハイレベルにあり、同マイクロコンピュータ(3)がリセット状態にある場合にはローレベルにあるようにすることが好ましい。
さらに、前記バッテリ電圧(+B)が前記マイクロコンピュータ(3)の動作電圧値以上のときに、前記第1の出力ポート(31)から出力される制御信号はPWM信号であることが好ましい。
本発明における非常用プリドライバ(10)は、マイクロコンピュータ(3)がリセットしたときの該マイクロコンピュータ(3)の出力信号の停止を入力信号として起動するので、マイクロコンピュータ(3)がリセット状態にない正常時には、マイクロコンピュータ(3)によって燃料供給量を適正に制御することができ、電子制御の利点を生かすことができる。
また、本発明の非常用プリドライバ(10)は、スタータスイッチからの始動信号によらずに、マイクロコンピュータ(3)がリセットしたときの第2の出力ポート(32)からの出力信号の停止自体を入力信号として起動するので、バッテリから電力供給を受けるにしても、スタータスイッチを介してバッテリと接続する必要がなく、マイクロコンピュータ(3)自体の状態変化(リセット又はリセット解除)により、正常時の制御と非常時(リセット時)の制御とを自律的に切り換えることができる。このため、スタータスイッチによる回路配置上の制約がなくなり、配置の自由度を高めることができ、また、スタータスイッチが離れた位置にある場合でも、配線を長くする必要がない。
さらに、本発明では、バッテリ電圧(+B)がマイクロコンピュータ(3)の動作電圧値を下回りマイクロコンピュータ(3)がリセットしたときには、前記非常用プリドライバ(10)がバッテリから電力供給を受けて駆動され、該非常用プリドライバ(10)がさらにメインドライバ(2)を駆動してアクチュエータ(1)に通電し、エンジンへの燃料供給を確保するので、エンジンの始動に失敗したり、始動までに時間がかかったりするという問題がないことはもちろんである。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るエンジンの燃料供給量制御装置の要部回路図である。以下では、本発明をディーゼルエンジンの燃料噴射量制御に適用した場合について説明する。
図1において、符号1は電磁ソレノイド(「アクチュエータ」に相当)であり、図示しない燃料噴射ポンプの燃料調量ラック(「燃料供給量調節手段」に相当)を駆動して、ディーゼルエンジンの燃料噴射量を調節するものである。符号2は、上記電磁ソレノイド1に通電電流を供給するメインドライバであり、本実施形態ではFETを主要な構成要素としている。なお、本実施形態では、電磁ソレノイド1への通電を遮断している状態では、燃料噴射ポンプの燃料調量ラックは無噴射位置にあり、電磁ソレノイド1へ通電して同ソレノイドを励磁することで燃料供給が行われるようになっている。
符号3はマイクロコンピュータであり、前記メインドライバ2に制御信号を出力して電磁ソレノイド1の通電電流を制御し、これによって電磁ソレノイド1を駆動して燃料噴射ポンプの燃料調量ラックを操作し、エンジンの燃料噴射量を調節するものである。本実施形態における燃料噴射量制御は、エンジンの実回転数を目標回転数に一致させるように燃料噴射量を制御するものであり、調速レバーやアクセル等の目標回転数設定手段4によって設定されたエンジンの目標回転数と、回転数センサ5によって検出されたエンジンの実回転数とを比較し、両者の偏差を許容範囲内に収めるように燃料噴射量を調節する。その際、上記マイクロコンピュータ3は、エンジンの目標回転数と実回転数との偏差を許容範囲内に収めるように電磁ソレノイド1の通電電流をPWM制御する。具体的には、エンジンの目標回転数と実回転数との偏差を許容範囲内に収めるように電磁ソレノイド1の目標通電量を算出し、この目標通電量と実通電量とを比較して、これらの偏差が許容範囲内に収まるように、PWM信号のデューティ比を決定し、該デューティ比に基づいて生成されたPWM信号をPWM出力ポート31(「第1の出力ポート」に相当)から前記メインドライバ2へ出力するものである。なお、トランジスタTr4は、通常時の制御に用いられる通常用プリドライバであり、前記メインドライバ2の前段に配置され、マイクロコンピュータ3が出力したPWM信号によってオン・オフ駆動され、これがさらにメインドライバ2をオン・オフ駆動するようになっている。
符号6は電磁ソレノイド1の通電電流量を検出する電流検出抵抗、符号7は差動増幅器、符号8はローパスフィルタであり、電流検出抵抗6で検出された電磁ソレノイド1の通電電流の検出信号は、差動増幅器7で増幅され、さらにローパスフィルタ8を経てマイクロコンピュータ3にフィードバック信号として入力される。このフィードバック信号はA/D変換器33によってA/D変換され、このA/D変換されたデジタル信号は、マイクロコンピュータ3によって電磁ソレノイド1の実通電量として目標通電量と比較され、両者の偏差が許容範囲内に収まるように制御出力たるPWM信号のデューティ比が算出される。
本実施形態では、アクチュエータ(電磁ソレノイド1)の通電電流によってエンジン負荷を検出するようになっているが、図示しない燃料噴射ポンプの燃料調量ラックの位置を検出するラック位置センサによって、エンジンの負荷を検出するようにしてもよい。
符号10は、マイクロコンピュータ3がリセットしたときに起動される非常用プリドライバである。この非常用プリドライバ10は、その入力側をマイクロコンピュータ3の第2の出力ポート32に接続され、その出力側はメインドライバ2の入力側に接続される。具体的には、以下のとおりである。なお、マイクロコンピュータ3の第2の出力ポート32が出力する信号は、マイクロコンピュータ3がリセット状態にある場合にはローレベルにあり、マイクロコンピュータ3が正常に動作している場合(すなわち、リセット状態にない場合)にはハイレベルにあるようになっている。
非常用プリドライバ10は、トランジスタTr1〜Tr3、抵抗R1〜R7、ダイオードD1を主要な構成要素として以下のように構成される。
トランジスタTr1(「第1のトランジスタ」に相当)のベースは、マイクロコンピュータ3の第2の出力ポート32に接続されるとともに、抵抗R1、又は、ダイオードD1及び抵抗R2を介してバッテリのプラス端子に接続される。トランジスタTr1のコレクタは、抵抗R3を介してバッテリのプラス端子に接続され、トランジスタTr1のエミッタは接地されている。
トランジスタTr2(「第2のトランジスタ」に相当)のベースは、抵抗R4及びR3を介してバッテリのプラス端子に接続されるとともに、抵抗R5を介して接地される。トランジスタTr2のコレクタはメインドライバ2の入力側(FETのゲート)に接続され、エミッタは接地されている。このトランジスタTr2は、後述するように、前記トランジスタTr1がオンの場合はオフ状態にあり、トランジスタTr1がオフした場合にオンされるようになっている。そして、トランジスタTr2がオンすることでメインドライバ2を駆動(すなわちFETをオン)し、これによって電磁ソレノイド1に通電して、燃料噴射ポンプの燃料調量ラックを最大燃料噴射位置へ駆動するようになっている。
トランジスタTr3のベースは、抵抗R6及びR3を介してバッテリのプラス端子に接続されるとともに、抵抗R7を介して接地される。トランジスタTr3のコレクタはダイオードD1と抵抗R2の間に結線され、エミッタは接地されている。
この非常用プリドライバ10は以下のように動作するように構成されている。すなわち、マイクロコンピュータ3の第2の出力ポート32からの信号がハイレベルにある場合には、この非常用プリドライバ10は非動作状態にあり、前記メインドライバ2はPWM出力ポート31から出力されたPWM信号により通常用プリドライバを介してオン・オフ駆動される。他方、マイクロコンピュータ3の第2の出力ポート32からの信号がローレベルにあり、かつ、バッテリからトランジスタTr1のベースへ流入する電流がトランジスタTr1の動作電流値(すなわち、トランジスタTr1をオンさせるに足る電流値)を下回っている場合には、バッテリからの電力供給により上記非常用プリドライバ10が駆動され、この非常用プリドライバ10によってメインドライバ2が駆動される。
具体的には、マイクロコンピュータ3の第2の出力ポート32からの信号がハイレベルにある場合には、トランジスタTr1はオンされており、バッテリからトランジスタTr1のコレクタを経てエミッタへ電流が流れる。この場合、バッテリからの電流は、トランジスタTr2及びTr3のベースへは流入せず、トランジスタTr2及びTr3はともにオフ状態にある。また、マイクロコンピュータ3のPWM出力ポート31からはPWM信号が出力されており、このPWM信号により通常用プリドライバたるトランジスタTr4をオン・オフ駆動し、これがさらにメインドライバ2をオン・オフ駆動することで、電磁ソレノイド1の通電電流を制御するようになっている。
一方、バッテリの電圧降下が生じてマイクロコンピュータ3がリセットした場合には、マイクロコンピュータ3のPWM出力ポート31及び第2の出力ポート32からの信号はいずれも停止する。このとき、バッテリ電圧+Bの降下によって、抵抗R1及びR2を経由してトランジスタTr1のベースへ流入する電流が減少し、トランジスタTr1をオンさせるに足る電流値を下回っているものとする。すなわち、マイクロコンピュータ3がリセットするときのバッテリの電圧値をVとし、また、バッテリ電圧+BがVのときに、バッテリから抵抗R1又は抵抗R2及びダイオードD1を介してトランジスタTr1のベースに流入する電流がトランジスタTr1の動作電流値を下回るとすると、V<Vとなるように構成されている。この場合、第2の出力ポート32からの出力信号が停止することでトランジスタTr1はオフし、トランジスタTr1のコレクタからエミッタへは電流が流れず、バッテリからトランジスタTr2及びTr3の各ベースへ電流が流れて、トランジスタTr2及びTr3がともにオンするようになっている。そして、トランジスタTr2がオンすることにより、メインドライバ2のFETがオンし、電磁ソレノイド1に通電される。これによって、燃料調量ラックが無噴射位置になることを防いで、エンジンへの燃料供給が確保される。
なお、ダイオードD1は、第2の出力ポート32からの信号がローレベルにあるときにトランジスタTr1のオン・オフを切り換えるバッテリの電圧値にヒステリシスを持たせるためのものである。このようにしておけば、第2の出力ポート32からの信号がローレベルにあるときにバッテリ電圧が多少変動しても、該バッテリ電圧の変動によってトランジスタTr1のオン・オフが頻繁に切り換えられることを防止することができる。
本発明の実施形態は以上のように構成されているので、以下の効果を奏する。
まず、マイクロコンピュータ3がリセット状態になく正常に動作している場合には、非常用プリドライバ10は動作せず、メインドライバ2はPWM出力ポート31から出力される制御信号に基づいてPWM制御されるため、マイクロコンピュータ3によって燃料供給量を適正に制御することができ、電子制御の利点を生かすことができる。
また、非常用プリドライバ10は、スタータスイッチからの始動信号によらずに、マイクロコンピュータ3がリセットしたときの第2の出力ポート32からの出力信号の停止自体を入力信号として起動するので、バッテリから電力供給を受けるにしても、スタータスイッチを介してバッテリと接続する必要がなく、マイクロコンピュータ3自体の状態変化(リセット又はリセット解除)により、正常時の制御と非常時(リセット時)の制御とを自律的に切り換えることができる。このため、スタータスイッチによる回路配置上の制約がなくなり、配置の自由度を高めることができ、また、スタータスイッチが離れた位置にある場合でも、配線を長くする必要がない。
さらに、バッテリ電圧+Bがマイクロコンピュータ3の動作電圧値を下回りマイクロコンピュータ3がリセットしたときには、前記非常用プリドライバ10がバッテリからの電力供給を受けて駆動され、該非常用プリドライバ10がさらにメインドライバ2を駆動して、電磁ソレノイド1へ通電し、エンジンへの燃料供給を確保するようにしたので、エンジンの始動に失敗したり、始動までに時間がかかったりするという問題がない。
本発明の実施形態に係るエンジンの燃料供給量制御装置の要部回路図。
符号の説明
1…電磁ソレノイド(アクチュエータ)
2…メインドライバ
3…マイクロコンピュータ
10…非常用プリドライバ
31…PWM出力ポート(第1の出力ポート)
32…第2の出力ポート
+B…バッテリ電圧
Tr1…第1のトランジスタ
Tr2…第2のトランジスタ

Claims (4)

  1. エンジンの燃料供給量を調節する燃料供給量調節手段と、前記燃料供給量調整手段を操作するアクチュエータ(1)と、前記アクチュエータ(1)を駆動するメインドライバ(2)と、前記メインドライバ(2)を制御するマイクロコンピュータ(3)とを備えたエンジンの燃料供給量制御装置において、
    エンジンのバッテリ電圧(+B)が降下して前記マイクロコンピュータ(3)の動作電圧値を下回り該マイクロコンピュータ(3)がリセットしたときに、前記バッテリからの電力供給により駆動される非常用プリドライバ(10)を設けるとともに、前記マイクロコンピュータ(3)に第1の出力ポート(31)と第2の出力ポート(32)とを設け、
    エンジンのバッテリ電圧(+B)が前記マイクロコンピュータ(3)の動作電圧値以上のときは、前記マイクロコンピュータ(3)が前記第1の出力ポート(31)から出力する制御信号に基づいて前記メインドライバ(2)を駆動して前記アクチュエータ(1)の通電電流を制御し、
    前記バッテリ電圧(+B)が前記マイクロコンピュータ(3)の動作電圧値を下回り該マイクロコンピュータ(3)がリセットしたときには、前記非常用プリドライバ(10)がバッテリからの電力供給により駆動され、該非常用プリドライバ(10)がさらに前記メインドライバ(2)を駆動して前記アクチュエータ(1)に通電し、エンジンへの燃料供給を確保するようにし、
    前記非常用プリドライバ(10)は、前記マイクロコンピュータ(3)がリセットしたときの前記第2の出力ポート(32)からの出力信号の停止を入力信号として起動するようにした、
    ことを特徴とするエンジンの燃料供給量制御装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンの燃料供給量制御装置において、
    前記非常用プリドライバ(10)は、第1のトランジスタ(Tr1)と第2のトランジスタ(Tr2)とを備え、
    前記第1のトランジスタ(Tr1)のベースを前記第2の出力ポート(32)に接続し、そのコレクタをバッテリのプラス端子に接続し、そのエミッタを接地し、
    前記第2のトランジスタ(Tr2)のベースをバッテリのプラス端子に接続し、そのコレクタを前記メインドライバ(2)の入力側に接続し、そのエミッタを接地し、
    前記第2の出力ポート(32)からの出力信号がハイレベルにあるときは、前記第1のトランジスタ(Tr1)がオンして、バッテリからの電流を該第1のトランジスタ(Tr1)のコレクタからエミッタへ流すことにより、前記第2のトランジスタ(Tr2)をオフ状態に保持し、
    前記バッテリ電圧(+B)が降下して前記マイクロコンピュータ(3)がリセットしたときには、前記第2の出力ポート(32)からの出力信号がローレベルになり、前記第1のトランジスタ(Tr1)をオフして、バッテリからの電流を前記第2のトランジスタ(Tr2)のベースに流すことにより該第2のトランジスタ(Tr2)をオンして、前記メインドライバ(2)を駆動するようにした、
    ことを特徴とするエンジンの燃料供給量制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載のエンジンの燃料供給量制御装置において、
    前記第2の出力ポート(32)から出力される信号は、前記マイクロコンピュータ(3)がリセット状態にない場合にはハイレベルにあり、前記マイクロコンピュータ(3)がリセット状態にある場合にはローレベルにある、
    ことを特徴とするエンジンの燃料供給量制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンの燃料供給量制御装置において、
    前記バッテリ電圧(+B)が前記マイクロコンピュータ(3)の動作電圧値以上のときに、前記第1の出力ポート(31)から出力される制御信号はPWM信号である、
    ことを特徴とするエンジンの燃料供給量制御装置。

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