JP2005256284A - 排水システム - Google Patents

排水システム

Info

Publication number
JP2005256284A
JP2005256284A JP2004065279A JP2004065279A JP2005256284A JP 2005256284 A JP2005256284 A JP 2005256284A JP 2004065279 A JP2004065279 A JP 2004065279A JP 2004065279 A JP2004065279 A JP 2004065279A JP 2005256284 A JP2005256284 A JP 2005256284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foundation
drainage
drainage system
pipe
cleaning port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004065279A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Azuma
洋司 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2004065279A priority Critical patent/JP2005256284A/ja
Publication of JP2005256284A publication Critical patent/JP2005256284A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

【課題】施工が簡単で、基礎強度低下のおそれがなく、建物内に入ることなく容易に配管内を清掃することができ、狭小な敷地でも採用可能な、排水システムを提供する。
【解決手段】建物(図示せず)の外周基礎1が設けられた領域内に、屋内排水設備からの排水を流す複数の枝管2,3,4と、これらの枝管2,3,4が接続された集合桝5とが配置され、集合桝5と枝管2,3,4との接続部分のそれぞれの直角上方に枝管2,3,4と同数の清掃口6,7,8が設けられ、これらの清掃口6,7,8を開閉可能に閉塞する蓋体6a,7a,8aが設けられた排水システムである。外周基礎1の一部には開口部9が設けられ、この開口部9の外側には閉塞部材10がねじ13によって開閉可能に取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、戸建て住宅などの建物の床下に配備される排水システムに関する。
従来、戸建て住宅などの建物においては、台所、洗面所、風呂、トイレなどの屋内排水設備から流される排水は、これらの排水設備に配管された排水枝管を通じて、建物の外周領域に埋設された複数の汚水桝に流入し、これらの汚水桝の間に配管されている排水管を通じて公共桝に流れ込んだ後、公道に埋設された下水本管へ排水される排水システムが採用されている。
しかしながら、このような排水システムは、多くの汚水桝を埋設しなければならず、排水枝管を配管するために建物の基礎外周に多くの貫通部を形成する必要があり、狭小な敷地では、多くの汚水桝の埋設を行う施工が困難である。
そこで、このような問題を解決するため、集中汚水桝(排水ヘッダー)を建物の床下に配置し、複数の屋内排水設備から流される排水を排水ヘッダーで合流させた後、建物の外周へ流すようにした排水システムが開発されている。しかしながら、この排水システムにおいては、排水ヘッダーが建物の床下に配置されているため、清掃やメンテナンスを行う場合、作業者が建物の内部へ入る必要がある。したがって、清掃やメンテナンスのたびに建物の居住者の立会いが必要となり面倒であり、床下スペースが狭いので作業性も悪い。また、居住者が留守の際には作業者が無断で建物内部に入れないので、清掃などの作業を行うことができないなどの問題もある。
さらに、清掃やメンテナンスに使用する工具の搬入・搬出の際あるいは着衣が汚れた状態での作業者の出入りなどによって建物内部が汚損するのを防止するために、作業現場付近にシートを付設するなどの養生が必要である。このため、これらの養生に多大な労力と資材が費やされ、作業時間の増大を招いている。そこで、このような問題を解決するとともに、メンテナンス性の向上も図った排水システムとして、特許文献1,2に記載されているものがある。
特開2000−213026号公報(第3−11頁) 特開2001−220791号公報(第4−9頁)
特許文献1に記載された排水システムにおいては、合流部材、点検部材および屈曲部材などにそれぞれ連通された複数の点検管を配管するために、建物の外周基礎に複数の挿通孔を設けなければならないため、基礎強度が低下するおそれがある。また、メンテナンスや清掃を行う場合、点検管から清掃できる範囲は建物内部の各排水設備からの屋内配管(枝管)に限られているため、十分な清掃ができず、メンテナンス性も悪い。さらに、全ての挿通孔の外側に十分な作業スペースがなければ、清掃やメンテナンスができないので、建物の周囲が狭小である場合、清掃などができない挿通孔が生じる可能性もある。
特許文献2に記載された排水システムにおいても同様、外周基礎に複数の開口(孔)を設けなければならないので、基礎強度が低下するおそれがあり、複数の開口(孔)全ての外側に十分な作業スペースを確保することは困難であるため、狭小な敷地では採用できないことがある。また、この排水システムの場合、清掃用の管継手は、建物の外周基礎の内側に沿って配管された排水主管に接続されているため、排水主管の清掃しかできない。
本発明が解決しようとする課題は、施工が簡単で、基礎強度低下のおそれがなく、建物内に入ることなく容易に配管内を清掃することができ、狭小な敷地でも採用可能な、排水システムを提供することにある。
本発明の排水システムは、建物の外周基礎が設けられた領域内に、屋内排水設備からの排水を流す複数の枝管と、これらの枝管が接続された集合桝と、集合桝に設置された清掃口と、清掃口を開閉可能に閉塞する蓋体とを備えた排水システムにおいて、清掃口から枝管内への維持管理器具の導入が可能な位置に清掃口を設け、外周基礎の外側から蓋体を開閉可能な位置に集合桝を設置したことを特徴とする。
ここで、「集合桝」とは、戸建住宅において、台所、洗面所、風呂、トイレなどの屋内排水設備からの複数の排水配管を床下にて合流させる汚水桝のことをいう。また、「維持管理器具」とは、排水管の詰まりを除去する際に用いる専用器具であり、例えば、ワイヤで製作された「詰まり除去器具」あるいは高温洗浄ノズル付きホースと高圧ポンプとで構成された「高圧洗浄機」などをいう。
また、「清掃口から枝管内への維持管理器具の導入が可能な位置」とは、枝管が集合桝本体に接続されている開口部を直視することができる位置にあり、さらに、清掃口から挿入する維持管理器具の先端が、清掃口の外側から軸方向に押されることにより、集合桝本体へ突き出され、その後、さらに押し込まれることにより、枝管が集合桝本体と接続されている開口部に維持管理器具の先端が挿入され、枝管の奥へ挿入されていくことができる位置をいう。さらに、「外周基礎の外側から蓋体を開閉可能な位置」とは、外周基礎に設けられた開口部から片方の腕を挿入して蓋体に到達可能な、概ね50cm程度の範囲内の位置をいう。
このような構成とすることにより、屋内排水設備の複数の枝管を屋内側から屋外側へ配管するための複数の開口部を外周基礎に設ける必要がなくなるため、施工が簡単となり、基礎強度低下のおそれもなくなる。また、枝管内への維持管理器具の導入が可能な清掃口を有する集合桝を、外周基礎の外側から蓋体を開閉可能な位置に配置しているため、建物内に入ることなく容易に配管内を清掃することができ、集合桝付近のみに作業スペースを確保すればよいので、狭小な敷地でも採用可能となる。
また、本発明の排水システムは、建物の外周基礎が設けられた領域内に、屋内排水設備からの排水を流す複数の枝管と、これらの枝管が接続された集合桝と、集合桝に基端部が接続され先端部に清掃口を有する維持管理器具導入用の連結管と、清掃口を開閉可能に閉塞する蓋体とを備えた排水システムにおいて、清掃口から枝管内への維持管理器具の導入が可能な位置に連結管の基端部を配置し、外周基礎の外側から蓋体を開閉可能な位置に連結管の先端部を配置したことを特徴とする。
ここで、「清掃口から枝管内への維持管理器具の導入が可能な位置」とは、清掃口の外側から軸方向に押されて当該清掃口から挿入された維持管理器具の先端が、連結管を通って集合桝本体へ到達して、連結管が集合桝本体へ取り付けられている基端部を通って、枝管が集合桝本体に接続されている開口部の方向へ挿入され、さらに、その先端が枝管の奥へ挿入されていくことができる位置をいう。また、「外周基礎の外側から蓋体を開閉可能な位置」とは、外周基礎に設けられた開口部から片方の腕を挿入して蓋体に到達可能な、概ね50cm程度の範囲内の位置をいう。
このような構成とすることにより、前述と同様、屋内排水設備からの複数の枝管を屋内側から屋外側へそれぞれ配管するための複数の開口部を外周基礎に設ける必要がなくなるため、施工が簡単となり、基礎強度低下のおそれもなくなる。また、枝管内への維持管理器具の導入が可能な清掃口を有する連結管を、外周基礎の外側から蓋体を開閉可能な位置に配置しているため、建物内に入ることなく配管内を容易に清掃することができ、集合桝付近のみに作業スペースを確保すればよいので、狭小な敷地でも採用可能となる。
さらに、枝管内への維持管理器具の導入が可能な清掃口を有する連結管を集合桝に接続しているため、集合桝を外周基礎近傍に設置する必要がなく、集合桝が建物の領域内のどこにあっても支障がない。
ここで、外周基礎の一部に設けられた開口部に臨む位置に清掃口を配置することが望ましい。このような構成とすれば、外周基礎の開口部から清掃口内へ維持管理器具を挿入して配管内の清掃を行うことができるようになるため、作業性が向上する。
一方、外周基礎の外側に清掃口が位置するように連結管の先端部を配置することもできる。このような構成とすれば、外周基礎の外側に位置する清掃口から維持管理器具を挿入して配管内の清掃を行うことができるようになるため、作業性がさらに向上する。また、清掃の際に清掃口から汚物や汚水が建物の基礎内に落下することがなく、点検の際に清掃口を開いても、建物内部に臭気が侵入することもない。
本発明により、以下の効果を奏する。
(1)建物の外周基礎が設けられた領域に、屋内排水設備からの排水を流す複数の枝管と、これらの枝管が接続された集合桝と、集合桝に設置された清掃口と、清掃口を開閉可能に閉塞する蓋体とを備えた排水システムにおいて、清掃口から枝管内への維持管理器具の導入が可能な位置に清掃口を設け、外周基礎の外側から蓋体を開閉可能な位置に集合桝を設置したことにより、施工が簡単となり、基礎強度低下のおそれもなく、建物内に入ることなく容易に配管内を清掃することができ、狭小な敷地でも採用可能となる。
(2)建物の外周基礎が設けられた領域内に、屋内排水設備からの排水を流す複数の枝管と、これらの枝管が接続された集合桝と、集合桝に基端部が接続され先端部に清掃口を有する維持管理器具導入用の連結管と、清掃口を開閉可能に閉塞する蓋体とを備えた排水システムにおいて、清掃口から枝管内への維持管理器具の導入が可能な位置に連結管の基端部を配置し、外周基礎の外側から蓋体を開閉可能な位置に連結管の先端部を配置したことにより、施工が簡単となり、基礎強度低下のおそれもなく、建物内に入ることなく容易に配管内を清掃することができ、狭小な敷地でも採用可能となる。また、集合桝が建物の領域内のどこにあっても支障がない。
(3)外周基礎の一部に設けられた開口部に臨む位置に清掃口を配置すれば、外周基礎の開口部から清掃口内へ維持管理器具を挿入して配管内の清掃を行うことができるようになるため、作業性が向上する。
(4)外周基礎の外側に清掃口が位置するように連結管の先端部を配置すれば、外周基礎の外側に位置する清掃口から維持管理器具を挿入して配管内の清掃を行うことができるようになるため、作業性がさらに向上する。また、清掃の際に清掃口から汚物や汚水が建物の基礎内に落下することがなく、点検の際に清掃口を開いても建物内部に臭気が侵入することもない。
以下、本発明の第1実施形態である排水システムについて説明する。図1は本発明の第1実施形態である排水システムを示す斜視図であり、図2は図1に示す排水システムの平面図であり、図3は図2におけるA−A線断面図である。また、図4は主管が建物の基礎を貫通する部分を示す垂直断面図であり、図5は主管が建物の基礎を貫通する部分のその他の実施の形態を示す垂直断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の排水システムは、建物(図示せず)の外周基礎1が設けられた領域内に、屋内排水設備からの排水を流す複数の枝管2,3,4と、これらの枝管2,3,4が接続された集合桝5とが配置されている。この集合桝5と枝管2,3,4との接続部分の直角上方に枝管2,3,4と同数の清掃口6,7,8が設けられ、これらの清掃口6,7,8をそれぞれ開閉可能に閉塞する蓋体6a,7a,8aが設けられている。また、外周基礎1の一部には、開口部9が設けられ、この開口部9の外側には閉塞部材10が付設されている。閉塞部材10は、複数のねじ13によって外周基礎1の外面に固定されているため、着脱可能である。
集合桝5においては、枝管2,3,4内への維持管理器具の導入が可能な位置に清掃口6,7,8が設けられ、集合桝5は、外周基礎1の外側から蓋体6a,7a,8aを開閉可能な位置に設置されている。すなわち、これらの清掃口6,7,8は外周基礎1の開口部9に臨む位置に配置されている。集合桝5は、外周基礎1の内側において、開口部9から視認できる位置に配置され、支持部材11によって基礎面12の上方で、作業者が開口部9を通して蓋体6a,7a,8aを開閉可能な高さに固定されている。
屋内の排水設備(図示せず)から排出された排水は、複数の枝管2,3,4をそれぞれ経由して集合桝5内へ流入した後、集合桝5の下流側に接続された主管14を通って排出される。この集合桝5は、図3に示すように、垂直断面が略卵形をした筒状体であり、集合桝5の側面に接続された枝管2,3,4から流入した排水は、筒状体をした集合桝5の軸方向に流れ、主管14へ流入するようになっている。
図4に示すように、主管14の下流側は、建物の外周基礎1を貫通して埋設されたさや管19内に挿通された排水可撓管20に接続され、この排水可撓管20の下流側が、汚水桝22に連通する排水管21に接続されている。したがって、集合桝5から主管14に流れ込んだ排水は、さや管19内の排水可撓管20および排水管21を経由して、外周基礎1の外側にある汚水桝22に流れ込んだ後、建物敷地外の公道に埋設された下水本管へ排水される。
本実施形態の排水システムにおいては、複数の枝管2,3,4を外周基礎1の外側まで配管するために、外周基礎1に複数の開口部を設ける必要がないので、施工は簡単であり、外周基礎1の強度が低下するおそれもない。また、これらの枝管2,3,4内への維持管理器具の導入が可能な清掃口6,7,8を有する集合桝5を、外周基礎1の外側から開口部9を通して蓋体6a,7a,8aを開閉可能な位置に配置している。
このため、枝管2,3,4内の清掃を行う場合、建物内に入ることなく容易に配管内を清掃することができる。また、清掃作業を行う場合、集合桝5のある開口部9付近のみに作業スペースを確保すればよいので、外周基礎1の外側が狭い狭小な敷地であっても採用可能である。
このように、本実施形態の排水システムにおいては、建物内に入ることなく容易に配管内を清掃することができるため、汚損防止のためのシート敷設などの養生や、建物の居住者の立ち会いなども不要となり、清掃作業を効率的に遂行することができるだけでなく、居住者が留守であっても清掃作業が可能となる。また、清掃作業そのものの作業性も従来に比べ大幅に向上する。
前述したように、清掃口6,7,8は集合桝5の上面に設けられ、この位置は外周基礎1の開口部9に臨む位置であるため、ねじ13を緩めて閉塞部材10を取り外して開口部9を開放すれば、蓋体6a,7a,8aおよび清掃口6,7,8は開口部9から作業者の手が届く範囲にある。したがって、蓋体6a,7a,8aを取り外せば、清掃口6,7,8内へ維持管理器具を挿入して配管内の清掃を行うことが可能であり、作業性は極めて良好である。また、図4で示した汚水桝22から排水管21へ維持管理器具を挿入することにより、主管14内の清掃を行うことも可能である。
本実施形態の排水システムにおいては、集合桝5に3本の枝管2,3,4が接続されているが、本発明はこれに限定するものではなく、建物の規模、排水設備の個数などに応じて枝管の本数が増減しても採用可能な排水システムである。なお、主管14から汚水桝22へ至るまでの排水経路については、図4で示したように、さや管19を用いた配管を行うことができるが、図5に示すように、建物の外周基礎1を直接貫通して配管することも可能である。
次に、図6〜図8を参照して、本発明の第2実施形態である排水システムについて説明する。なお、図6〜図8において図1〜図5と同じ符号を付している部分は、第1実施形態の排水システムと同じ機能、効果を発揮する部分であり、説明を省略する。
図6〜図8に示すように、本発明の排水システムにおいては、図1〜図3に示す集合桝5に相当する集合桝15を基礎外周1の領域内に配置し、集合桝5の清掃口6,7,8に相当する位置に連結管16,17,18の基端部16a,17a,18aを接続し、先端部16b,17b,18bを、基礎外周1の開口部9の内部に配置している。先端部16b,17b,18bの開口部分が清掃口16d,17d,18dであり、清掃口16d,17d,18dにはそれぞれ開閉可能な蓋体16c,17c,18cが装着されている。
このように、本実施形態の排水システムにおいては、清掃口16d,17d,18dから枝管2,3,4内への維持管理器具の導入が可能な位置に連結管16,17,18の基端部16a,17a,18aを配置し、外周基礎1の外側から蓋体16c,17c,18cを開閉可能な位置である開口部9の内部に連結管16,17,18の先端部16b,17b,18bを配置している。
このような構成により、第1実施形態の排水システムと同様、外周基礎1に複数の開口部を設ける必要がなくなるため、施工が簡単であり、外周基礎1の強度が低下するおそれもない。また、枝管2,3,4内への維持管理器具の導入が可能な清掃口16d,17d,18dを有する連結管16,17,18を、外周基礎1の外側から蓋体16c,17c,18cを開閉可能な位置に配置しているため、建物内に入ることなく配管内を容易に清掃することができる。また、集合桝15のある開口部9付近のみに作業スペースを確保すればよいので、狭小な敷地でも採用可能である。
本実施形態の排水システムにおいては、集合桝15の上面から開口部9に向かって連結管16,17,18を延設しているため、開口部9から集合桝15が離れている場合でも、清掃作業を容易に行うことができる。したがって、建物の構造上の都合などにより、開口部9の近くに集合桝15を配置できない場合にも好適に採用することができる。すなわち、集合桝15が、建物の領域内のどこにあっても支障なく排水システムを構築することができる。なお、主管14の下流側の排水経路については、図4,図5で示した配管を採用することができる。
次に、図9,図10を参照して、本発明の第3実施形態である排水システムについて説明する。なお、図9,図10において図1〜図8と同じ符号を付している部分は、第1,2実施形態の排水システムと同じ機能、効果を発揮する部分であり、説明を省略する。
図9,図10に示すように、本実施形態の排水システムは、図6〜図8で示した排水システムと類似した構成であるが、外周基礎1に、図6〜図8で示した開口部9を設けることなく、外周基礎1を直接貫通して連結管16,17,18を配管することにより、これらの先端部16b,17b,18bが外周基礎1の外側に位置するように配置している。
このような構成とすれば、外周基礎1の外側に位置する清掃口16d,17d,18dの蓋体16c,17c,18cを開けば、清掃口16d,17d,18dから維持管理器具を挿入して配管内の清掃を行うことができるため、作業性がさらに向上する。また、外周基礎1に、図6〜図8で示した開口部9を設けていないので、外周基礎1の強度が低下することもない。
また、清掃口16d,17d,18dが外周基礎1の外側に位置し、連結管16,17,18の外周と外周基礎1との間に隙間がないので、清掃の場合、清掃口16d,17d,18dから汚物や汚水が外周基礎1の内側に落下することがなく、点検の際に清掃口16d,17d,18dを開いても、建物の内部に臭気が侵入することもない。なお、主管14の下流側の排水経路については、図4,図5で示した配管を採用することができる。
前述したように、本実施形態の排水システムでは、連結管16,17,18は、外周基礎1を直接貫通して配管しているが、このような配管形態に限定するものではなく、図6〜図8で示したように、外周基礎1に開口部9を設けるとともに、開口部9の外側に閉塞部材10を付設し、この閉塞部材10を貫通して連結管16,17,18を配管し、これらの先端部16b,17b,18bが閉塞部材10の外側に位置するように配置することもできる。
次に、図11,図12を参照して、本発明の第4実施形態である排水システムについて説明する。なお、図11,図12において図1〜図10と同じ符号を付している部分は、第1,2,3実施形態の排水システムと同じ機能、効果を発揮する部分であるため、説明を省略する。
図11,図12に示すように、本実施形態の排水システムは、図1〜図3で示した排水システムとほぼ同じ構成であるが、集合桝25に対して、3本の枝管2,3,4のほかに枝管26が接続されている。枝管26は、筒状体をした集合桝25の軸方向の先端部分(主管14の反対側)に接続され、枝管26を通じて集合桝25内へ流入した排水は、そのまま軸方向に流れ、主管14へ流入する。
このように、集合桝25に対し、枝管2,3,4と異なる方向から枝管26を接続することも可能であるため、建物の排水設備(図示せず)からの枝管の配管状況に応じた排水システムを構築することができる。また、集合桝25に枝管26を接続した場合、枝管26から集合桝25に流入する排水流により集合桝25内にその軸方向に沿って主管14へ流入する水流が発生するため、集合桝25内における排水などの滞留を防止することもできる。
また、主管14の下流側の排水経路については、図4,図5で示した配管を採用することができるが、本実施形態の場合、主管14、集合桝25および枝管26が略直線上に配置されているため、図4,図5で示した汚水桝22の部分から主管14に向かって維持管理器具を挿入することにより、主管14側から枝管26内の清掃を行うことができる。
本発明に係る排水システムは、一般住宅の床下に配備される排水システムとして広く利用することができる。
本発明の第1実施形態である排水システムを示す斜視図である。 図1に示す排水システムの平面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 主管が建物の基礎を貫通する部分を示す垂直断面図である。 主管が建物の基礎を貫通する部分のその他の実施の形態を示す垂直断面図である。 本発明の第2実施形態である排水システムを示す斜視図である。 図6に示す排水システムの平面図である。 図7におけるB−B線断面図である。 本発明の第3実施形態である排水システムを示す平面図である。 図9におけるC−C線断面図である。 本発明の第4実施形態である排水システムを示す斜視図である。 図11に示す排水システムの平面図である。
符号の説明
1 外周基礎
2,3,4,26 枝管
5,15,25 集合桝
6,7,8,16d,17d,18d 清掃口
6a,7a,8a,16c,17c,18c 蓋体
9 開口部
10閉塞部材
11 支持部材
12 基礎面
13 ねじ
14 主管
16,17,18 連結管
16a,17a,18a 基端部
16b,17b,18b 先端部
19 さや管
20 排水可撓管
21 排水管
22 汚水桝

Claims (4)

  1. 建物の外周基礎が設けられた領域内に、屋内排水設備からの排水を流す複数の枝管と、複数の前記枝管が接続された集合桝と、前記集合桝に設置された清掃口と、前記清掃口を開閉可能に閉塞する蓋体とを備えた排水システムにおいて、
    前記清掃口から前記枝管内への維持管理器具の導入が可能な位置に前記清掃口を設け、前記外周基礎の外側から前記蓋体を開閉可能な位置に前記集合桝を設置したことを特徴とする排水システム。
  2. 建物の外周基礎が設けられた領域内に、屋内排水設備からの排水を流す複数の枝管と、複数の前記枝管が接続された集合桝と、前記集合桝に基端部が接続され先端部に清掃口を有する維持管理器具導入用の連結管と、前記清掃口を開閉可能に閉塞する蓋体とを備えた排水システムにおいて、
    前記清掃口から前記枝管内への維持管理器具の導入が可能な位置に前記連結管の基端部を配置し、前記外周基礎の外側から前記蓋体を開閉可能な位置に前記連結管の先端部を配置したことを特徴とする排水システム。
  3. 前記外周基礎の一部に設けられた開口部に臨む位置に前記清掃口を配置した請求項1または2記載の排水システム。
  4. 前記外周基礎の外側に前記清掃口が位置するように前記連結管の先端部を配置した請求項2記載の排水システム。
JP2004065279A 2004-03-09 2004-03-09 排水システム Pending JP2005256284A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004065279A JP2005256284A (ja) 2004-03-09 2004-03-09 排水システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004065279A JP2005256284A (ja) 2004-03-09 2004-03-09 排水システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005256284A true JP2005256284A (ja) 2005-09-22

Family

ID=35082288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004065279A Pending JP2005256284A (ja) 2004-03-09 2004-03-09 排水システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005256284A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239256A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Sumitomo Fudosan Kk 建物用排水システム
CN112728265A (zh) * 2019-10-28 2021-04-30 湖南诚路管业科技有限公司 防堵塞s形管组件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239256A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Sumitomo Fudosan Kk 建物用排水システム
CN112728265A (zh) * 2019-10-28 2021-04-30 湖南诚路管业科技有限公司 防堵塞s形管组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001040745A (ja) 排水桝を用いた屋内の床下配管とその施工方法
JP6265823B2 (ja) 排水配管方法
JP4700213B2 (ja) 建物の排水管配管構造
JP4633663B2 (ja) 排水管掃除装置
JP2005256284A (ja) 排水システム
KR102035964B1 (ko) 통합 오수 수집 장치
JP2008002258A (ja) 排水システム
JP2002061247A (ja) 住宅用排水システム
KR20210000700U (ko) 층상 및 매립 배관용 이중배관식 바닥배수장치
JP2008190284A (ja) 建物の排水システムおよび建物の排水システムの施工方法
JP4376406B2 (ja) 住宅用排水システム
JP4390565B2 (ja) 排水アダプタ及び排水構造
JP3634226B2 (ja) 住宅用排水システム
JP5021271B2 (ja) 排水管収納構造
JP2007113343A (ja) 集合排水装置およびヘッダ
JP2001227021A (ja) 住宅用排水システム
JP4700176B2 (ja) 住宅用排水システム
JP2003129541A (ja) 排水配管システム
JPH11140931A (ja) 排水管
JP2002146874A (ja) 住宅用排水システム
JP2721663B2 (ja) 建築物の排水管清掃方法
JP2006241705A (ja) 排水構造体及び床排水構造
JP5368681B2 (ja) 排水装置
JP2002156072A (ja) さや管
CN111042272A (zh) 接头及排水系统