JP2005255207A - カートンおよび包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 収納ケースから包装体自体を取り出すことなく、前記包装体の内部に収納された被包装物を容易に取り出す。
【解決手段】 底板20aの両端縁に、缶3における下壁5側の突縁部8の一部分および下壁5側の凹部の一部が露出するような取出用切り欠き24a,24bを形成し、一方の取出用切り欠き24aの形成位置から底板20aの一側縁までの寸法L1 と、他方の取出用切り欠き24bの形成位置から底板20aの一側縁までの寸法L2 とをそれぞれ異なる寸法に形成した。
【選択図】 図2
【解決手段】 底板20aの両端縁に、缶3における下壁5側の突縁部8の一部分および下壁5側の凹部の一部が露出するような取出用切り欠き24a,24bを形成し、一方の取出用切り欠き24aの形成位置から底板20aの一側縁までの寸法L1 と、他方の取出用切り欠き24bの形成位置から底板20aの一側縁までの寸法L2 とをそれぞれ異なる寸法に形成した。
【選択図】 図2
Description
本発明は、カートンおよびこのカートン内に缶等の被包装物を収納してなる包装体に係り、特に、複数の包装体をまとめて1つの収納ケースに収納するのに好適なカートンおよび包装体に関する。
従来より、缶等の被包装物をまとめて保管、運搬、販売するため、これら複数の被包装物をまとめて収納することができる厚紙等の材料からなるカートンが知られている。
このようなカートンは、例えば頂壁の両側縁に連設された一対の側壁と、前記両側壁の側縁に連設された底壁とを有する筒状体を有している。そして、前記筒状体の内部に被包装物として例えば6本の缶ビールを2列×3行となるように配置し、前記筒状体によって前記各缶ビールの上壁、周壁および下壁を囲繞することにより、内部に複数の缶ビールを収納するようになっている。
また、前記カートンにおける前記両側壁の両端縁には、前記筒状体の内側に折曲される折り込み片がそれぞれ連設されており、前記各折り込み片の両端部は、フラップを介して前記頂壁および前記底壁の各端縁に連設されている。そして、前記カートンは、前記各折り込み片を前記筒状体の内側に折曲させながら前記缶ビールを筒状体の内部に収納し、前記各フラップの内面を前記缶ビールの上端部および下端部に接触させて前記各フラップによって前記缶ビールを保持することにより、前記缶ビールが前記筒状体の内部から容易に落下してしまうのを防止するようになっている(例えば特許文献1参照)。
このようなカートンの内部に収納される缶ビール等は、例えば6本の缶ビールを収納した4つの包装体をまとめて段ボール紙等からなる1つの収納ケースに2列×2行となるように配置して収納され、取引されている。
このような収納ケースには、前記各包装体がほとんど隙間なく詰められており、そして、前記収納ケースにおいては、前記収納ケースの側壁を開封して形成した開口部から前記収納ケースに収納された前記各包装体を順に取り出すようになっており、さらに前記包装体を開封して前記包装体に収納された前記各缶ビールを取り出すようになっている。
また、このような収納ケースにおいては、前記収納ケースから各包装体を取り出さずに、前記収納ケース内において前記包装体から直接前記缶ビールが取り出し可能となることも望まれている。
しかし、前述のように、前記収納ケースには、前記各包装体がほとんど隙間なく詰められているので、前記収納ケースに収納された各缶ビールの周壁等を指で摘んで取り出すことは困難であった。また、前記各包装体に収納された缶ビールは、前記各包装体の内部からの落下防止のために前記各包装体に形成された各フラップによってその上端部及び下端部が保持されている。このため、前記収納ケース内から包装体を取り出さずに直接缶ビールを取り出すことは困難であった。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、収納ケースから包装体を取り出すことなく前記包装体の内部に収納された被包装物を直接容易に取り出すことができるカートンおよび包装体を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るカートンの特徴は、頂壁と、前記頂壁の両側縁にそれぞれ連設され前記頂壁に対して折曲される一対の側壁と、前記両側壁の一側縁に連設され前記両側壁に対して折曲される底壁とからなる筒状体を有してなり、内部に複数の被包装物であって上壁および下壁間を周壁により連設し、これらの上壁および下壁の少なくとも一方に内側に凹入された凹部を形成する突縁部を有する被包装物を収納しうるカートンにおいて、前記頂壁および前記底壁の少なくとも一方における少なくとも一方の端縁に、前記被包装物が収納された場合における前記突縁部の一部およびその内側の凹部の一部が露出するような取出用切り欠きを形成した点にある。
この請求項1に記載の発明によれば、カートンに複数の被包装物を収納した包装体を収納ケースの内部に収納している状態において、前記カートンの取出用切り欠きから前記カートンの内部に指を挿入し、前記被包装物の突縁部に容易に引っかけることができる。
また、請求項2に記載の発明に係るカートンの特徴は、前記取出用切り欠きを、前記頂壁または前記底壁の両端縁に形成した点にある。
この請求項2に記載の発明によれば、カートンには、底壁または頂壁の両端縁にそれぞれ取出用切り欠きが形成されているので、収納ケースをいずれの端面から開封して開口を形成した場合であっても、前記各取出用切り欠きのいずれかを前記収納ケースの開口の周縁部に位置させることができる。
また、請求項3に記載の発明に係るカートンの特徴は、前記底壁を前記両側壁のうち一方の側壁の一側縁に連設された底板と他方の側壁の一側縁に連設された底板とによって構成し、2個の前記取出用切り欠きを形成し、前記取出用切り欠きのうち一方の取出用切り欠きの形成位置から前記底板の一側縁までの寸法と、他方の取出用切り欠きの形成位置から前記底板の一側縁までの寸法をそれぞれ異なる寸法に形成した点にある。
さらに、請求項4に記載の発明に係るカートンの特徴は、前記頂壁を前記両側壁のうち一方の側壁の一側縁に連設された頂板と他方の側壁の一側縁に連設された頂板とによって構成し、2個の前記取出用切り欠きを形成し、前記取出用切り欠きのうち一方の取出用切り欠きの形成位置から前記頂板の一側縁までの寸法と、他方の取出用切り欠きの形成位置から前記頂板の一側縁までの寸法をそれぞれ異なる寸法に形成した点にある。
これら請求項3および請求項4に記載の発明によれば、取出用切り欠きが複数個形成されている場合であっても、各取出用切り欠きは頂板または底板の一側縁からの寸法が異なる形成位置に形成されているので、1枚のカートンブランクを複数の被包装物の周囲に被着して包装体を形成する工程において、前記各取出用切り欠きを、カートンブランクが裏返しまたは逆向きにセットされていないかをセンサまたは目視によって確認する際の目印として利用することができる。
さらにまた、請求項5に記載の発明に係る包装体の特徴は、頂壁と、前記頂壁の両側縁にそれぞれ連設され前記頂壁に対して折曲される一対の側壁と、前記両側壁の一側縁に連設され前記両側壁に対して折曲される底壁とからなる筒状体を有するカートンの内部に、上壁および下壁間を周壁により連結し、これらの上壁および下壁の少なくとも一方に内側に凹入された凹部を形成する突縁部を有する複数の被包装物を収納する包装体において、前記カートンの端縁であって前記被包装物における前記突縁部の一部およびその内側の凹部の一部が露出するような位置に取出用切り欠きを形成した点にある。
この請求項5に記載の発明によれば、包装体が収納ケースの内部に収納されている状態において、取出用切り欠きからカートンの内部に指を挿入し、被包装物の上壁または下壁に接触させながら上壁側または下壁側の突縁部に容易に引っかけることができる。
このように、請求項1に記載の発明に係るカートンによれば、カートンの取出用切り欠きから指を挿入して被包装物の突縁部に引っかけることによって、前記被包装物に対して収納ケースの外側方向への力を加えることができ、これにより、前記収納ケースから包装体を取り出すことなく、包装体に収納された被包装物を直接容易に取り出すことができる。
また、請求項2に記載の発明に係るカートンによれば、収納ケースをいずれの端面から開封して開口を形成した場合であっても、前記開口の周縁部に位置する取出用切り欠きから指を挿入することができ、前記被包装物を収納ケースから直接容易に取り出すことができる。
また、請求項3および請求項4に記載の発明に係るカートンによれば、取出用切り欠きを、カートンブランクが裏返しまたは逆向きにセットされていないかをセンサまたは目視によって確認する際の目印として利用することができ、これにより、カートンブランクが裏返しまたは逆向きに被包装物に被着されてしまうことを防止して、カートンを正確に作製することができる。
さらに、請求項5に記載の発明に係る包装体によれば、取出用切り欠きから指を挿入して被包装物の突縁部に引っかけることによって、前記被包装物に対して収納ケースの外側方向への力を加えることができ、これにより、前記収納ケースから包装体を取り出すことなく、包装体に収納された被包装物を直接容易に取り出すことができる。
以下、本発明に係るカートンの実施形態を図1から図3を参照して説明する。ここで、本実施形態においては、カートンの内部に被包装物として複数の缶を収納する場合について説明する。
図1は、本実施形態に係るカートンを構成するカートンブランクを示す平面図、図2は、本実施形態に係るカートンの内部に複数の缶を収納した包装体を示す底面図、図3は、図2に示す包装体を収納ケースに収納した場合のA−Aにおける断面図である。
図1に示すように、前記カートンブランク1は、厚紙等により全体としてほぼ長方形状に形成されている。なお、プラスチックその他の材料によって形成することもできる。
このカートンブランク1は、その長手方向におけるほぼ中央部に略長方形状の頂壁14を有しており、この頂壁14の幅寸法および長さ寸法は、複数の缶3が並列して収納可能な寸法に対応して形成されている。本実施形態においては、前記カートンブランク1により構成されるカートン11の内部には、複数の缶3が収納されるようになっている。各缶は、それぞれ円形状の上壁4および下壁5間が周壁6によって連結されることにより全体形状が円筒形状となるように形成されており、前記上壁4および下壁5の周縁には、前記周壁6の延設方向に突出し内側に凹入された凹部7a,8aを形成するための突縁部7,8が突設されている。
そして、図2に示すように、前記頂壁14の幅寸法は、2本の前記缶3を並列して配置可能な寸法に形成されており、また、前記頂壁14の長さ寸法は、3本の前記缶3を並列して配置したとき前記缶3の上壁4を被覆可能な寸法に形成されている。
また、前記頂壁14には、一部がこの頂壁14と連接され、運搬用開口を構成する一対の折曲片10が形成されており、前記両折曲片10をカートン11の内部に折曲させながら運搬用開口に指を挿入することにより、前記カートン11に複数の各缶3を収納した包装体12を容易に運搬することができるようになっている。さらに、前記頂壁14には、前記頂壁14の一端縁から他端縁に至る一対の破断線13が、前記両折曲片10を間に挟んで形成されており、前記頂壁14における前記両破断線13の間の一端縁部分を指で摘んで他端縁側に引張り前記頂壁14を破断させることにより、前記包装体12を容易に開封することができるようになっている。
この頂壁14の両側縁には、それぞれ側壁15が折曲線16を介して連設されており、これら両側壁15の高さ寸法は、内部に収納される各缶3の長さ寸法と同一の寸法となるように形成されている。また、前記両側壁15における上側辺部分は、前記各缶3における周壁6の上端部分の形状に沿うようにそれぞれ折曲線17を介して傾斜壁18とされている。
これら両側壁15の下側縁には、それぞれ長方形状の底板20a,20bが折曲線21を介して連設されており、これら両底板20a,20bは、それらの一側縁部分を相互に接着したときに、これら一対の底板20a,20bによって底壁22を構成するようになっている。これら両底板20a,20bの幅寸法および長さ寸法は、前記両底板20a,20bが接着されて前記底壁22を構成するとき、この底壁22の幅寸法および長さ寸法が複数の缶3が並列して収納可能な寸法となるように形成されている。
そして、本実施形態の要旨となる構成として、前記両底板20a,20bのうち一方の底板20aにおける両端縁部分には、前記缶3における突縁部8の一部分およびその内側の凹部8aの一部が露出するような取出用切り欠き24a,24bがそれぞれ曲線状に形成されている。これにより、前記カートン11は、前記各取出用切り欠き24a,24bから前記カートン11の内部に指を挿入したとき、前記指を前記缶3の底壁5に接触させながら底壁側の突縁部8に引っかけることができるようになっている。
また、前記各取出用切り欠き24a,24bは、一方の取出用切り欠き24aの形成位置から前記底板20aの一側縁までの寸法L1 と、他方の取出用切り欠き24bの形成位置から前記底板20aの一側縁までの寸法L2 が、それぞれ異なる寸法となるように形成されている。このため、前記底板20aの両端縁に取出用切り欠き24a,24bが形成されている場合であっても、前記カートンブランク1を組み立てて内部に各缶3を収納する作業のうち前記カートンブランク1を複数の缶3の周壁6に被着させて包装体12を形成する工程において、前記カートンブランク1が裏返しまたは逆向きにセットされていないかをセンサまたは目視によって確認する際の目印として前記各取出用切り欠き24a,24bを利用することができる。
なお、本実施形態においては、前記取出用切り欠き24は、一方の底板20aにおける両端縁に形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、取出用切り欠き24を一方の底板20aにおけるいずれか一方の端縁のみに形成してもよく、また他方の底板20bにおける両端縁に形成してもよい。さらには、前記取出用切り欠き24を、頂壁14の両端縁であって、前記取出用切り欠き24から包装体12の内部に指を挿入するとき前記指が缶3の頂面側の突縁部7に引っかかる程度の位置および大きさに形成してもよい。ここで、前記頂壁14の両端縁にそれぞれ取出用切り欠き24を形成する場合にも、各取出用切り欠き24の形成位置から前記頂壁14の一側縁までの寸法をそれぞれ異なる寸法に形成することが前述した理由により好ましい。
そして、このカートンブランク1は、前記頂壁14、前記両側壁15および前記底壁22により、筒状体を構成するようになっている。
さらに、前記両側壁15の両端縁には、それぞれ折曲線26を介して折り込み片27が形成されており、前記各折り込み片27の両端部分は、折曲線28を介してフラップ29とされている。また、前記頂壁14の四隅部分は、傾斜配置された折曲線30を介してフラップ31とされており、前記底板20a,20bにおける両側壁15側の両隅部は、前記折曲線30と逆向きに傾斜配置された折曲線32を介してフラップ33とされている。そして、前記各折り込み片27のフラップ29は、折曲線34を介して前記頂壁14の各フラップ31および前記底壁22の各フラップ33にそれぞれ連設されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、前記カートンブランク1における所定の位置に6つの缶3を2列×3行となるように配置させながら前記カートンブランク1を組み立てて前記両底板20a,20bの一側縁部分を接着して、包装体12を完成させる。このとき、前記両側壁15の両端縁の折曲線26を山折りにして前記各折り込み片27をカートン11の内側に折曲させるとともに、前記各折り込み片27の両端部の折曲線28を谷折りにして前記各フラップ31,33の内面を前記各缶3のうち前記カートン11における筒状体の開口側に配置された各缶3の周壁6の上端および下端の一部分に接触させる。これにより、前記各フラップ31,33を用いて前記各缶3の上端部分および下端部分を保持することになる。
続いて、4つの前記包装体12を、1つの直方体形状の収納ケース36の内部に、前記包装体12における筒状体の開口が前記収納ケース36の端面側に位置するように2列2行に配置して収納する。
そして、このような収納ケース36から包装体12を取り出さずに直接前記各缶3を取り出す場合、まず前記収納ケース36の一端面を開封して開口を形成する。
次に、前記収納ケース36の開口から前記収納ケース36の底壁37と前記包装体12におけるカートン11の底壁22との間に指を入れるようにして前記カートン11の取出用切り欠き24から前記カートン11の内部に指を挿入し、指を前記カートン11の内部に収納された缶3の底壁5側の凹部8aに接触させながら突縁部8に引っかける。
そして、指を前記缶3の突縁部8に引っかけながら指から前記缶3に対して前記収納ケース36の外側方向への力を加えることにより、前記収納ケース36内から直接前記缶3を取り出すことができる。
このように、本実施形態によれば、前記各取出用切り欠き24a,24bは、前記缶3における突縁部6の一部分および底壁5側の凹部8aの一部が露出するように形成されているので、前記包装体12が前記収納ケース36の内部に収納されている状態において、前記取出用切り欠き24から前記カートン11の内部に指を挿入し、前記缶3の底壁5側の突縁部8に容易に引っかけることができる。
したがって、前記カートン11の取出用切り欠き24から指を挿入し、前記缶3に対して前記収納ケース36の外側方向への力を加えることができ、これにより、前記収納ケース36から包装体12自体を取り出すことなく、前記包装体12に収納された缶3を容易に取り出すことができる。
また、前記カートン11には、前記底板20a,20bの両端縁にそれぞれ取出用切り欠き24a,24bが形成されているので、前記収納ケース36をいずれの端面から開封して開口を形成した場合であっても、前記各取出用切り欠き24a,24bのいずれかを前記収納ケース36の開口の周縁部に位置させることができる。これにより、前記収納ケース36をいずれの端面から開封して開口を形成した場合であっても、前記開口の周縁部に位置する取出用切り欠き24から指を挿入することができ、これにより前記缶3を収納ケース36から直接容易に取り出すことができる。
さらに、前記各取出用切り欠き24a,24bは、前記各取出用切り欠き24a,24bの形成位置から前記底板20aの一側縁までの寸法がそれぞれ異なる寸法となるように形成されている。このため、前記底板20aの両端縁に取出用切り欠き24a,24bが形成されている場合であっても、前記各取出用切り欠き24a,24bを、前記カートンブランク1が裏返しまたは逆向きにセットされていないかをセンサまたは目視によって確認する際の目印として利用することができる。これにより、前記カートンブランク1が裏返しまたは逆向きにセットされてしまうことを防止して、カートン11を正確に作製することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
例えば、前記一対の底板20a,20bのうち一方の底板20aに、前記カートンブランク11の幅方向に間隔を隔てて複数の連結タブをそれぞれ切込み線により形成し、他方の底板20bにおける前記各連結タブに対応する位置に、タブ嵌合開口をそれぞれ切込み線により形成して、前記各連結タブを各タブ嵌合開口に嵌合させることにより、接着剤を用いて貼り合わせることなく底壁22を構成するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、底壁22を一対の底板20a,20bの一側縁を接続することにより構成しているが、これに限定されず、例えば、頂壁14を一対の頂板によって構成するものであってもよい。
1 カートンブランク
3 缶
5 底壁
8 突縁部
11 カートン
12 包装体
14 頂壁
15 側壁
20a,20b 底板
22 底壁
24a,24b 取出用切り欠き
36 収納ケース
37 底壁
3 缶
5 底壁
8 突縁部
11 カートン
12 包装体
14 頂壁
15 側壁
20a,20b 底板
22 底壁
24a,24b 取出用切り欠き
36 収納ケース
37 底壁
Claims (5)
- 頂壁と、前記頂壁の両側縁にそれぞれ連設され前記頂壁に対して折曲される一対の側壁と、前記両側壁の一側縁に連設され前記両側壁に対して折曲される底壁とからなる筒状体を有してなり、内部に複数の被包装物であって上壁および下壁間を周壁により連結してこれら上壁および下壁の少なくとも一方に内側に凹入された凹部を形成する突縁部を有する被包装物を収納しうるカートンにおいて、
前記頂壁および前記底壁の少なくとも一方における少なくとも一方の端縁に、前記被包装物における前記突縁部の一部およびその内側の凹部の一部が露出するような取出用切り欠きを形成したことを特徴とするカートン。 - 前記取出用切り欠きを、前記頂壁または前記底壁の両端縁に形成したことを特徴とする請求項1に記載のカートン。
- 前記底壁を前記両側壁のうち一方の側壁の一側縁に連設された底板と他方の側壁の一側縁に連設された底板とによって構成し、2個の前記取出用切り欠きを形成し、前記取出用切り欠きのうち一方の取出用切り欠きの形成位置から前記底板の一側縁までの寸法と、他方の取出用切り欠きの形成位置から前記底板の一側縁までの寸法をそれぞれ異なる寸法に形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカートン。
- 前記頂壁を前記両側壁のうち一方の側壁の一側縁に連設された頂板と他方の側壁の一側縁に連設された頂板とによって構成し、2個の前記取出用切り欠きを形成し、前記取出用切り欠きのうち一方の取出用切り欠きの形成位置から前記頂板の一側縁までの寸法と、他方の取出用切り欠きの形成位置から前記頂板の一側縁までの寸法をそれぞれ異なる寸法に形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカートン。
- 頂壁と、前記頂壁の両側縁にそれぞれ連設され前記頂壁に対して折曲される一対の側壁と、前記両側壁の一側縁に連設され前記両側壁に対して折曲される底壁とからなる筒状体を有するカートンの内部に、上壁および下壁間を周壁により連結しこれら上壁および下壁の少なくとも一方に内側に凹入された凹部を形成する突縁部を有する複数の被包装物を収納する包装体において、
前記カートンの端縁であって前記被包装物における前記突縁部の一部およびその内側の凹部の一部が露出するような位置に取出用切り欠きを形成したことを特徴とする包装体。
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2004
- 2004-03-11 JP JP2004069137A patent/JP2005255207A/ja active Pending
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