JP2005254556A - エンコーダ、プリンタ制御装置及びプリンタ - Google Patents

エンコーダ、プリンタ制御装置及びプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】 インクミストの影響を受けることが無く、高分解能で、占有空間の小さいコンパクトな構成のエンコーダ、並びに、印刷媒体搬送量を検出する紙送り量エンコーダとして上記のようなエンコーダを備えたプリンタ制御装置及びプリンタを提供する。
【解決手段】 本発明の実施の一形態に係るエンコーダは、駆動対象物を直接又は間接に駆動する回転軸に直接又は間接に固着され、N極及びS極の極性を交互に一定間隔で繰り返しながら環状に着磁された環状着磁部材又は環状着磁部と、回転軸の回転に伴って変動する環状着磁部材又は環状着磁部近傍の磁界を検出する磁気抵抗素子と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】 図13

Description

本発明は、エンコーダ、プリンタ制御装置及びプリンタに係り、特に、プリンタの印刷媒体搬送機構を構成する紙送りローラ回転軸の駆動量の検出を通じて印刷媒体搬送量を検出する紙送り量エンコーダであって、インク微粒子であるインクミストの影響を受けることが無く、高分解能で、占有空間の小さいコンパクトな構成のエンコーダ、並びに、そのような紙送り量エンコーダを備えたプリンタ制御装置及びプリンタに関する。
プリンタの一種としてのインクジェット・プリンタは、印刷ヘッドを搭載したキャリッジを印刷媒体上において印刷媒体搬送方向に直交する主走査方向に駆動しながら、印刷ヘッドに形成された多数のインク吐出部としてのインクノズルからインクを吐出すると共に、副走査方向としての印刷媒体搬送方向に印刷媒体を順次搬送することにより印刷媒体表面に印刷を行う。
従って、高画質な印刷を実現するためには、印刷媒体搬送量を正確に制御することが不可欠であり、そのためには、印刷媒体搬送量を正確に検出することが必要とされる。
従来のプリンタ制御装置及びプリンタにおいては、印刷媒体を搬送する紙送りローラの回転軸に連結した円盤状符号板を光学的に読み取る光学式エンコーダを紙送り量エンコーダとして用いており、その光学式紙送り量エンコーダによって印刷媒体搬送量を検出して、印刷媒体搬送量の制御を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−235958号公報
しかし、上述のような光学式紙送り量エンコーダの分解能は、円盤状符号板に形成される符号を読み取る光学式センサの検出性能によって決定され、現状の技術水準における光学式センサにより読み取り可能な円盤状符号板の符号の間隔は、通常、1/180インチ(=0.141mm)、最小でも1/360インチ(=0.071mm)である。即ち、光学式紙送り量エンコーダの分解能は、通常、1/180インチ、最高でも1/360インチであり、光学式エンコーダを用いる限り、これ以上の高分解能により印刷媒体搬送量を直接検出することは困難である。
また、1/180インチ間隔の符号を円周上に、例えば1440個形成するためには、円周が約203mm、半径が約32.3mmの大きさの円盤状符号板が必要になるので、光学式紙送り量エンコーダは、それに応じた空間を占有することとなり、物理的構成のコンパクト化を図ることが困難であるという欠点がある。
さらに、印刷ヘッドから微少なインク滴を吐出することにより印刷を行うインクジェット・プリンタにおいては、印刷動作に伴ってインク微粒子であるインクミストの飛散が発生する。光学式紙送り量エンコーダは、透明な円盤状符号板に形成される不透明な符号を読み取るものであるから、飛散してきたインクミストが円盤状符号板に付着すると、符号と符号との間の透明な部分が塗り潰された状態となって、一部の符号が読み取れなくなる場合があり得るという欠点もある。
本発明の目的は、インク微粒子であるインクミストの影響を受けることが無く、高分解能で、占有空間の小さいコンパクトな構成のエンコーダ、並びに、プリンタの印刷媒体搬送機構を構成する紙送りローラ回転軸の駆動量の検出を通じて印刷媒体搬送量を検出する紙送り量エンコーダとして上記のようなエンコーダを備えたプリンタ制御装置及びプリンタを提供することである。
本発明の実施の一形態に係るエンコーダによれば、
駆動対象物を直接又は間接に駆動する回転軸に直接又は間接に固着され、N極及びS極の極性を交互に一定間隔で繰り返しながら環状に着磁された環状着磁部材又は環状着磁部と、
上記回転軸の回転に伴って変動する上記環状着磁部材又は環状着磁部近傍の磁界を検出する磁気抵抗素子と、
を備えていることを特徴とする。
本発明の実施の一形態に係るエンコーダの上記構成において、上記環状着磁部材は、平面的な板状の環状部材であるものとするとよい。
又は、上記環状着磁部材は、上記回転軸に巻回された帯状着磁部材であるものとしてもよい。
上記環状着磁部は、上記回転軸の表面に直接形成された帯状着磁部であるものとするとよい。
上記磁気抵抗素子は、直列接続された第1及び第2の抵抗素子と、直列接続された第3及び第4の抵抗素子とが、電源電位ノードと接地電位ノードとの間に並列接続されて構成されており、上記第1及び第2の抵抗素子と上記第3及び第4の抵抗素子とは、上記第1及び第2の抵抗素子の接続ノードから出力されるA相出力電圧の位相と上記第3及び第4の抵抗素子の接続ノードから出力されるB相出力電圧の位相とが相互に90°だけずれるように配置されているものとするとよい。
上記第1乃至第4の抵抗素子の抵抗値は、総て同一であるものとするとよい。
上記駆動対象物は、プリンタにおいて使用される印刷媒体を搬送する紙送りローラであるものとするとよい。
本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置によれば、
プリンタにおいて使用される印刷媒体を搬送する紙送りローラを回転駆動する紙送りローラ回転軸に直接又は間接に固着され、N極及びS極の極性を交互に一定間隔で繰り返しながら環状に着磁された環状着磁部材又は環状着磁部、並びに、上記紙送りローラ回転軸の回転に伴って変動する上記環状着磁部材又は環状着磁部近傍の磁界を検出する磁気抵抗素子を備えたエンコーダと、
上記エンコーダからの出力に基づき、上記紙送りローラ回転軸を回転駆動する紙送りモータを駆動制御する紙送りモータドライバと、
を備えていることを特徴とする。
本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置の上記構成において、上記環状着磁部材は、平面的な板状の環状部材であるものとするとよい。
又は、上記環状着磁部材は、上記回転軸に巻回された帯状着磁部材であるものとしてもよい。
上記環状着磁部は、上記回転軸の表面に直接形成された帯状着磁部であるものとするとよい。
上記磁気抵抗素子は、直列接続された第1及び第2の抵抗素子と、直列接続された第3及び第4の抵抗素子とが、電源電位ノードと接地電位ノードとの間に並列接続されて構成されており、上記第1及び第2の抵抗素子と上記第3及び第4の抵抗素子とは、上記第1及び第2の抵抗素子の接続ノードから出力されるA相出力電圧の位相と上記第3及び第4の抵抗素子の接続ノードから出力されるB相出力電圧の位相とが相互に90°だけずれるように配置されているものとするとよい。
上記第1乃至第4の抵抗素子の抵抗値は、総て同一であるものとするとよい。
本発明の実施の一形態に係るプリンタによれば、
印刷媒体を挟持する紙送りローラ及びその従動ローラ、並びに、紙送りローラ回転軸を回転駆動することにより上記紙送りローラを回転駆動して、上記印刷媒体を搬送する紙送りモータを含む印刷媒体搬送機構と、
インク色ごとに複数のインク吐出部を有する印刷ヘッドと、
上記印刷ヘッドを搭載したキャリッジを上記印刷媒体上において印刷媒体搬送方向に直交する主走査方向に駆動するキャリッジモータを含むキャリッジ駆動機構と、
上記紙送りローラ回転軸に直接又は間接に固着され、N極及びS極の極性を交互に一定間隔で繰り返しながら環状に着磁された環状着磁部材又は環状着磁部、並びに、上記紙送りローラ回転軸の回転に伴って変動する上記環状着磁部材又は環状着磁部近傍の磁界を検出する磁気抵抗素子を備えたエンコーダと、
上記エンコーダからの出力に基づき、上記紙送りモータを駆動制御する紙送りモータドライバと、
を備えていることを特徴とする。
本発明の実施の一形態に係るプリンタの上記構成において、上記環状着磁部材は、平面的な板状の環状部材であるものとするとよい。
又は、上記環状着磁部材は、上記回転軸に巻回された帯状着磁部材であるものとしてもよい。
上記環状着磁部は、上記回転軸の表面に直接形成された帯状着磁部であるものとするとよい。
上記磁気抵抗素子は、直列接続された第1及び第2の抵抗素子と、直列接続された第3及び第4の抵抗素子とが、電源電位ノードと接地電位ノードとの間に並列接続されて構成されており、上記第1及び第2の抵抗素子と上記第3及び第4の抵抗素子とは、上記第1及び第2の抵抗素子の接続ノードから出力されるA相出力電圧の位相と上記第3及び第4の抵抗素子の接続ノードから出力されるB相出力電圧の位相とが相互に90°だけずれるように配置されているものとするとよい。
上記第1乃至第4の抵抗素子の抵抗値は、総て同一であるものとするとよい。
以下、本発明に係るエンコーダ、プリンタ制御装置及びプリンタの実施の一形態について、図面を参照しながら説明する。
最初に、本発明に係るエンコーダ、プリンタ制御装置及びプリンタの主な適用対象であるインクジェットプリンタの概略構成及び制御方法について説明する。
図1は、インクジェットプリンタの概略構成を示したブロック図である。
図1に示したインクジェットプリンタは、紙送りを行う紙送りモータ(以下、PFモータともいう。)1と、紙送りモータ1を駆動する紙送りモータドライバ2と、印刷用紙50にインクを吐出する印刷ヘッド9が固定され、印刷用紙50に対し平行方向かつ紙送り方向に対し垂直方向に駆動されるキャリッジ3と、キャリッジ3を駆動するキャリッジモータ(以下、CRモータともいう。)4と、キャリッジモータ4を駆動するCRモータドライバ5と、CRモータドライバ5にモータ駆動指令値を払い出すDCユニット6と、印刷ヘッド9の目詰まり防止のためのインクの吸引を行うポンプモータ7と、ポンプモータ7を駆動するポンプモータドライバ8と、印刷ヘッド9を駆動制御するヘッドドライバ10と、キャリッジ3に固定されたリニア式エンコーダ11と、所定の間隔にスリットが形成されたリニア式エンコーダ11用符号板12と、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13と、印刷処理されている紙の終端位置を検出する紙検出センサ15と、プリンタ全体の制御を行うCPU16と、CPU16に対して周期的に割込み信号を発生するタイマIC17と、ホストコンピュータ18との間でデータの送受信を行うインタフェース部(以下、IFともいう。)19と、ホストコンピュータ18からIF19を介して送られてくる印刷情報に基づいて印刷解像度や印刷ヘッド9の駆動波形等を制御するASIC20と、ASIC20及びCPU16の作業領域やプログラム格納領域として用いられるPROM21,RAM22及びEEPROM23と、印刷用紙50を支持するプラテン25と、PFモータ1によって駆動されて印刷用紙50を搬送する搬送ローラ27と、CRモータ4の回転軸に取付けられたプーリ30と、プーリ30によって駆動されるタイミングベルト31とから構成されている。
DCユニット6は、CPU16から送られてくる制御指令、エンコーダ11,13の出力に基づいて紙送りモータドライバ2及びCRモータドライバ5を駆動制御する。また、紙送りモータ1及びCRモータ4はいずれもDCモータにより構成されている。
図2は、インクジェットプリンタのキャリッジ3周辺の構成を示した斜視図である。
図2に示すように、キャリッジ3は、タイミングベルト31によりプーリ30を介してキャリッジモータ4に接続され、ガイド部材32に案内されてプラテン25に平行に移動するように駆動される。キャリッジ3の印刷用紙に対向する面には、ブラックインクを吐出するノズル列及びカラーインクを吐出するノズル列を有する印刷ヘッド9が設けられ、各ノズルはインクカートリッジ34からインクの供給を受けて印刷用紙にインク滴を吐出して文字や画像を印刷する。
また、キャリッジ3の非印刷領域には、非印刷時に印刷ヘッド9のノズル開口を封止するためのキャッピング装置35と、図1に示したポンプモータ7を有するポンプユニット36とが設けられている。
印刷ヘッド9に形成されている多数のインクノズルの吸引クリーニング等のために、キャリッジ3が印刷領域から非印刷領域に移動して、負荷位置決め制御により所定位置に停止させられると、レバー(図示せず)にキャリッジ3が当接して、キャッピング装置35が上方に移動し、印刷ヘッド9を封止する。このとき、キャリッジ3は、負荷位置決め制御により上記所定位置における位置取りを保持させられている。従って、その間、キャリッジモータ4には、キャリッジ3の位置取りを保持するためのホールド電流が継続的に通電されている。
印刷ヘッド9のノズル開口列に目詰まりが生じた場合や、インクカートリッジ34の交換等を行って印刷ヘッド9から強制的にインクを吸引して吐出する場合は、キャッピング装置35により印刷ヘッド9を封止した状態でポンプユニット36を動作させ、ポンプユニット36からの負圧により、ノズル開口列からインクを吸引して吐出する。これにより、印刷ヘッド9内部に形成されているインクノズル内の気泡がインクとともにキャップ37に排出され、さらには、ノズル開口列の近傍に付着している塵埃や紙粉も洗浄除去される。
図3は、キャリッジ3に取付けられたリニア式エンコーダ11の構成を模式的に示した説明図である。
図3に示したエンコーダ11は、発光ダイオード11aと、コリメータレンズ11bと、検出処理部11cとを備えている。検出処理部11cは、複数(4個)のフォトダイオード11dと、信号処理回路11eと、2個のコンパレータ11fA,11fBとを有している。
発光ダイオード11aの両端に抵抗を介して電圧VCCが印加されると、発光ダイオード11aから光が放射される。この光はコリメータレンズ11bにより平行光に集光されて符号板12を通過する。符号板12には、所定の間隔(例えば1/180インチ(1インチ=2.54cm))毎にスリットが設けられている。
符号板12を通過した平行光は、図示しない固定スリットを通って各フォトダイオード11dに入射し、電気信号に変換される。4個のフォトダイオード11dから出力される電気信号は信号処理回路11eにおいて信号処理され、信号処理回路11eから出力される信号はコンパレータ11fA,11fBにおいて比較され、比較結果がパルスとして出力される。コンパレータ11fA,11fBから出力されるパルスENC−A,ENC−Bがエンコーダ11の出力となる。
図4は、CRモータ正転時及び逆転時におけるエンコーダ11の2つの出力信号の波形を示したタイミングチャートである。
図4(a),(b)に示すように、CRモータ正転時及び逆転時のいずれの場合も、パルスENC−AとパルスENC−Bとは位相が90度だけ異なっている。CRモータ4が正転しているとき、即ち、キャリッジ3が主走査方向に移動しているときは、図4(a)に示すように、パルスENC−AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が進み、CRモータ4が逆転しているときは、図4(b)に示すように、パルスENC−AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が遅れるようにエンコーダ4は構成されている。そして、上記パルスの1周期Tは符号板12のスリット間隔(例えば1/180インチ)に対応し、キャリッジ3が上記スリット間隔を移動する時間に等しい。
一方、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13は符号板がPFモータ1の回転に応じて回転する回転円板である以外は、リニア式エンコーダ11と同様の構成となっており、2つの出力パルスENC−A,ENC−Bを出力する。インクジェットプリンタにおいては、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13の符号板に設けられている複数のスリットのスリット間隔は1/180インチであり、PFモータ1が上記1スリット間隔だけ回転すると、1/1440インチだけ紙送りされるような構成となっている。
図5は、給紙及び紙検出に関連する部分を示した透視図である。
図5を参照して、図1に示した紙検出センサ15の位置について説明する。図5において、プリンタ60の給紙挿入口61に挿入された印刷用紙50は、給紙モータ63により駆動される給紙ローラ64によってプリンタ60内に送り込まれる。プリンタ60内に送り込まれた印刷用紙50の先端が例えば光学式の紙検出センサ15により検出される。紙検出センサ15によって先端が検出された印刷用紙50は、PFモータ1により駆動される紙送りローラ65及び従動ローラ66によって紙送りが行われる。
続いてキャリッジガイド部材32に沿って移動するキャリッジ3に固定された印刷ヘッド(図示せず)からインクが滴下されることにより印刷が行われる。所定の位置まで紙送りが行われると、現在、印刷されている印刷用紙50の終端が紙検出センサ15によって検出される。印刷が終了した印刷用紙50は、PFモータ1により駆動される歯車67A,67Bを介して歯車67Cにより駆動される排紙ローラ68及び従動ローラ69によって排紙口62から外部に排出される。
通常のプリンタにおいては、上述のように印刷媒体を搬送する紙送りローラ65の回転軸には、ロータリ式エンコーダ13、即ち、円盤状符号板が連結されている。そして、光学式紙送り量エンコーダとしてのロータリ式エンコーダ13により、円盤状符号板を光学的に読み取って印刷媒体搬送量を検出している。
図6は、通常のプリンタにおけるプリンタの紙送りに関連する部分を詳細に示した透視図である。
図5に示したプリンタの部分のうち紙送りに関連する部分について、図5及び図6を参照して、より詳細に説明する。
プリンタ60の給紙挿入口61から挿入され、給紙ローラ64によってプリンタ60内に送り込まれた印刷用紙50の先端が紙検出センサ15により検出されると、PFモータ1により小歯車87を介して駆動される大歯車67aの回転軸であるスマップ(Smap)軸83の周囲に設けられた紙送りローラ65と、給紙側から送られてきた印刷用紙50を垂直方向下向きに押圧するホルダ89の紙送り方向排紙側先端部に設けられた従動ローラ66とにより、印刷用紙50の紙送りが行われる。
PFモータ1はプリンタ60内のフレーム86にねじ85により固定されており、大歯車67a周囲の所定箇所には光学式センサを備えたロータリ式エンコーダ13が配設され、かつ、大歯車67aの回転軸であるスマップ軸83には円盤状符号板としてのロータリ式エンコーダ用符号板14が連結されている。
紙送りローラ65と従動ローラ66とにより紙送りが行われた印刷用紙50は、印刷用紙50を支持するプラテン84上を通過し、小歯車87,大歯車67a,中間歯車67b,小歯車88及び排紙歯車67cを介してPFモータ1により駆動される排紙ローラ68と、従動ローラであるギザローラ69とにより挟持されて紙送りが行われ、排紙口62から外部に排出される。
印刷用紙50がプラテン84上に支持されている間に、キャリッジ3がプラテン84上の空間をガイド部材32に沿って左右に移動し、キャリッジ3に固定された印刷ヘッド(図示せず)からインクが吐出されて印刷が行われる。
以上のように、通常のプリンタ及びその制御装置においては、印刷媒体を搬送する紙送りローラの回転軸(スマップ軸)83に連結した円盤状符号板14を光学的に読み取る光学式エンコーダ13を紙送り量エンコーダとして用いており、その光学式紙送り量エンコーダによって印刷媒体搬送量を検出して、印刷媒体搬送量の制御を行っている。
しかし、上述のような光学式紙送り量エンコーダの分解能は、通常、1/180インチ、最高でも1/360インチであり、光学式エンコーダを用いる限り、これ以上の高分解能により印刷媒体搬送量を直接検出することは困難である。
また、1/180インチ間隔の符号を円周上に、例えば1440個形成するためには、円周が約203mm、半径が約32.3mmの大きさの円盤状符号板が必要になるので、光学式紙送り量エンコーダは、それに応じた空間を占有することとなり、物理的構成のコンパクト化を図ることが困難である。
さらに、光学式紙送り量エンコーダは、透明な円盤状符号板に形成される不透明な符号を読み取るものであるから、インクを吐出する印刷ヘッドから飛散してきたインクミストが円盤状符号板に付着すると、符号と符号との間の透明な部分が塗り潰された状態となって、一部の符号が読み取れなくなる場合があり得るという問題もある。
そこで、本発明に係るエンコーダ、プリンタ制御装置及びプリンタは、インク微粒子であるインクミストの影響を排除し、高分解能で、占有空間の小さいコンパクトな構成のエンコーダ、並びに、印刷媒体搬送量を検出する紙送り量エンコーダとして上記のようなエンコーダを備えたプリンタ制御装置及びプリンタを提供すべく、印刷媒体を搬送する紙送りローラの回転軸に直接又は間接に固着され、N極及びS極の極性を交互に一定間隔で繰り返しながら環状に着磁された環状着磁部材と、紙送りローラの回転軸の回転に伴って変動する環状着磁部材近傍の磁界を検出する磁気抵抗素子とを備えているエンコーダを構成し、採用することとしたものである。
図7は、本発明の実施の一形態に係るエンコーダの構成、並びに、プリンタ制御装置及びプリンタの紙送り量エンコーダ関連部分の構成を示す分解斜視図であり、図8は、図7の構成の分解側面図、図9は、図8の線A−Aに沿った分解断面図である。また、図10は、本発明の実施の一形態に係るエンコーダの一部を構成する環状着磁部材が固着された着磁部材固着用円筒状部材を示す斜視図、図11は、本発明の実施の一形態に係るエンコーダの一部を構成する磁気抵抗素子が装着された磁気抵抗素子装着用部材を示す斜視図、図12は、図7乃至図9に示す各構成部材を組み立てた状態の組立体を示す斜視図である。
本発明の実施の一形態に係るエンコーダは、図7乃至図12に示すように、印刷媒体を搬送する紙送りローラの回転軸(スマップ軸)83に嵌合されて回転軸83と共に回転する着磁部材固着用円筒状部材102と、N極及びS極の極性を交互に一定間隔で繰り返しながら環状に着磁され、着磁部材固着用円筒状部材102に固着された環状着磁部材101と、紙送りローラの回転軸83の回転に伴って変動する環状着磁部材101近傍の磁界を検出する磁気抵抗素子103と、磁気抵抗素子103を装着して固定するための磁気抵抗素子装着用部材104とを備えている。
また、本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置及びプリンタは、紙送り量エンコーダとして、上記本発明の実施の一形態に係るエンコーダを備えているものである。
上述の通り、本発明の実施の一形態に係るエンコーダの一部を構成する環状着磁部材101は、N極及びS極の極性を交互に一定間隔で繰り返しながら環状に着磁されている。即ち、環状着磁部材101は、磁気テープ等の磁気記録媒体に磁気的に情報を記録するのと同様の原理により、N極及びS極の極性を交互に一定間隔で繰り返すようにして、環状に着磁されている。
そして、環状着磁部材101は、印刷媒体を搬送する紙送りローラの回転軸83に直接又は間接に固着されるのであるが、本実施の形態においては、回転軸83に嵌合されて回転軸83と共に回転する着磁部材固着用円筒状部材102に固着されている。
従って、回転軸83の回転に伴って環状着磁部材101も回転し、環状着磁部材101により形成される環状着磁部材101近傍の磁界は順次変動することになる。
着磁部材固着用円筒状部材102は、環状着磁部材101を固着させられるように、異なる2段階の半径を有する円筒状部材となっており、中心軸周囲には、回転軸83との嵌合のための貫通孔102aが形成されている。
環状着磁部材101により形成される環状着磁部材101近傍の磁界は、磁気抵抗素子103により検出される。磁気抵抗素子103による磁界の検出原理については、詳細に後述する。
環状着磁部材101が回転軸83の回転に伴って回転するのに対して、磁気抵抗素子103は、環状着磁部材101近傍の所定位置に常に固定されていなければならないので、本実施の形態においては、磁気抵抗素子装着用部材104の磁気抵抗素子装着用凹陥部104bに装着されて固定されている。
尚、磁気抵抗素子装着用部材104は、プリンタ内部に設けられているフレーム86に形成された磁気抵抗素子装着用部材固定用部材91に嵌合されて固定される。また、磁気抵抗素子装着用部材104には、固定された状態で回転軸83を回転自在に貫通させるための紙送りローラ回転軸用貫通孔104aが形成されている。
そして、図7乃至図9に示す各構成部材を組み立てると、図12に示す組立体となって、環状着磁部材101は回転軸83の回転に伴って回転する一方、磁気抵抗素子103は環状着磁部材101近傍の所定位置に常に固定された状態となる。
図13は、環状着磁部材の一部における着磁状態、及び、環状着磁部材表面から発生する磁力線の状態を模式的に示す断面図である。
図13に示すように、環状着磁部材101は、N極及びS極の極性を交互に一定間隔で繰り返しながら環状に着磁されている。従って、環状着磁部材表面近傍においては、各N極部分から隣接する各S極部分に向かう磁力線により示される磁界が発生している。
環状着磁部材101が回転軸83の回転に伴って回転することにより、磁気抵抗素子103が環状着磁部材101近傍を相対的に移動すると、磁気抵抗素子103の位置における磁界が周期的に変動することとなる。従って、斯かる磁界の周期的変動を検出することによって、紙送りローラの回転軸83の回転動作を検出することができ、結果として、紙送りローラにより搬送される印刷媒体の搬送量、即ち、紙送り量を検出することができる。
図14は、磁気抵抗素子103の電気的構成を示す回路図である。
磁気抵抗素子103は、直列接続された2個の抵抗素子r1及びr2と、直列接続された2個の抵抗素子r3及びr4とが、電源電位ノードVccと接地電位ノードとの間に並列接続されて構成されており、抵抗素子r1及びr2の接続ノードからA相出力電圧VAが出力され、抵抗素子r3及びr4の接続ノードからB相出力電圧VBが出力される。抵抗素子r1,r2,r3,r4の抵抗値は総て同一であり、また、抵抗素子r1及びr2と抵抗素子r3及びr4とは、A相出力電圧VAの位相とB相出力電圧VBの位相とが相互に90°だけずれるように配置されている。
環状着磁部材101が回転軸83の回転に伴って回転することにより、磁気抵抗素子103の位置における磁界が周期的に変動すると、各抵抗素子の位置における磁界の強さ及び向きも周期的に変動し、各抵抗素子の抵抗値がそれぞれ変動するので、その抵抗値の変動をA相出力電圧VA及びB相出力電圧VBの変動として検出することにより、紙送りローラの回転軸83の回転駆動量、即ち、紙送り量を検出することができる。
図15は、磁気抵抗素子103のA相出力電圧VA及びB相出力電圧VBの変動波形を示すグラフであり、図16は、磁気抵抗素子103のA相出力電圧VA及びB相出力電圧VBをA/D変換した変動波形を示すグラフである。
A相出力電圧VA及びB相出力電圧VB共に磁気の影響が無い状態では、電源電圧Vccの半分の値Vcc/2を取るが、各抵抗素子の位置における磁界が周期的に変動すると、各抵抗素子の抵抗値もそれぞれ周期的に変動するので、A相出力電圧VA及びB相出力電圧VBも、図15に示すように、相互に位相が90°だけずれた状態で、電源電圧Vccの半分の値Vcc/2を中心値として周期的に変動する。
A相出力電圧VA及びB相出力電圧VBをA/D変換してディジタル化すると、図16のグラフに示すような波形となる。
ところで、環状着磁部材101は、光学式紙送り量エンコーダの符号板に相当するものであるが、前述のような着磁は、N極及びS極の極性が例えば1/720インチ(=0.035mm)ごとの間隔で繰り返されるような高密度な記録、即ち、極性形成が可能である。そして、そのような環状着磁部材101の表面近傍における磁界の変化を上述の磁気抵抗素子103によって検出することは容易であるから、本発明の実施の一形態に係るエンコーダは、1/720インチ以下の高分解能を容易に達成することができる。
一方、光学式紙送り量エンコーダの符号板に形成される符号の間隔は、現状の技術水準における光学式センサの分解能によって制限されるため、通常、1/180インチ(=0.141mm)、最小でも1/360インチ(=0.071mm)であり、換言すると、光学式紙送り量エンコーダの分解能は、通常、1/180インチ、最高でも1/360インチである。
従って、本発明の実施の一形態に係るエンコーダとしての磁気抵抗式エンコーダは、現状の技術水準において、光学式エンコーダの少なくとも2倍、通常の構成と比較すると4倍以上という高分解能を容易に実現することができる。
図17は、分解能1/720インチ及び1/180インチのエンコーダの出力パルス波形を示すグラフである。
図17(a)及び図17(b)のグラフを比較すると明らかなように、分解能1/720インチの本発明の実施の一形態に係るエンコーダは、分解能1/180の光学式エンコーダの4倍の分解能を達成している。
図18は、分解能1/720インチ及び1/180インチのエンコーダにおいて使用される符号板の大きさをそれぞれ示す平面図である。
1/180インチ間隔の符号を円周上に、例えば1440個形成するためには、図18(b)に示すように、円周が約203mm、半径が約32.3mmの大きさの円盤状符号板が必要になるのに対して、1/720インチ間隔の符号を円周上に、同じく1440個形成するためには、図18(a)に示すように、円周が約50.4mm、半径が約8.0mmの大きさの円盤状符号板で足りる。
従って、本発明の実施の一形態に係るエンコーダの環状着磁部材101は、光学式エンコーダの円盤状符号板に比較して、その大きさを大幅に縮小することができ、エンコーダ全体としても、占有空間の小さいコンパクトな構成を実現することができ、プリンタ全体としてのコンパクト化にも寄与することができる。
さて、本発明の実施の一形態に係るエンコーダは、以上に説明したような磁気抵抗式エンコーダであるが、磁気抵抗素子103の位置における磁界は、磁気抵抗素子103と環状着磁部材101との距離が変動することによっても変動するため、環状着磁部材101又は着磁部材固着用円筒状部材102の製造誤差、即ち、形状のばらつきによって、磁気抵抗素子103の位置における磁界の変動に影響を与え、結果として誤検出が発生する可能性が全く無いとは言えない。
そこで、そのような誤検出を確実に防止するためには、磁気抵抗素子103を1個追加して、A相出力電圧VAと逆相、即ち、180°だけ位相のずれたA相出力電圧VA、及び、B相出力電圧VBと逆相、即ち、180°だけ位相のずれたB相出力電圧VBをそれぞれ検出し、A相出力電圧VA及びA相出力電圧VAの波形の変曲点からA/D変換後のディジタル波形の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを特定し、かつ、B相出力電圧VB及びB相出力電圧VBの波形の変曲点からA/D変換後のディジタル波形の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを特定することによって、誤検出を防止することができる。
図19は、A相出力電圧VA及びA相出力電圧VAの波形、並びに、両波形に基づいてA/D変換されたディジタル波形を示すグラフである。
磁気抵抗素子103と環状着磁部材101との距離が変動すると、例えば、図19(a)に示すA相出力電圧VAの波形の変曲点から変曲点までの距離が縮小したり拡大したりすることがあるが、そのような場合、図19(b)に示す逆相のA相出力電圧VAの波形の変曲点から変曲点までの距離は、A相出力電圧VAの波形とは逆に拡大したり縮小したりするので、波形の各変曲点の位置をA相出力電圧VA及びA相出力電圧VAの変曲点の位置を平均して特定することにより、検出誤差を排除し、誤検出を防止することができる。
図20は、本発明の実施の一形態に係るエンコーダの環状着磁部材の変形例を示す側面図である。
上述した本発明の実施の一形態に係るエンコーダの環状着磁部材101は、平面的な板状の環状部材に着磁加工を施し、かつ、着磁部材固着用円筒状部材102に固着することにより、紙送りローラの回転軸83の中心軸に直交する平面内に着磁面を有するものであった。
それに対して、この変形例においては、着磁加工を施した帯状着磁部材101Mを紙送りローラの回転軸83の周囲に巻回し、又は、紙送りローラの回転軸83の表面に直接着磁加工を施した帯状着磁部101Mを形成している。
そして、その帯状着磁部材又は帯状着磁部101Mから発生する磁界を、例えば、アーム105により保持された磁気抵抗素子103によって検出することにより、同様に紙送りローラの回転軸83の回転駆動量、即ち、紙送り量を検出することができる。
加えて、この変形例によれば、本発明の実施の一形態に係るエンコーダの占有空間を最小限に縮小して非常にコンパクトな構成を実現することができ、プリンタ全体としてのコンパクト化にもさらに大きく寄与することができる。
以上、本発明の実施の一形態に係るエンコーダ及びその変形例について具体的に説明したが、前述のように、本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置及びプリンタは、紙送り量エンコーダとして、上記本発明の実施の一形態に係るエンコーダ又はその変形例を備えているものであり、上記同様の効果を得ることができる。
尚、本発明の実施の一形態に係るエンコーダ及びその変形例は、プリンタにおける紙送りローラの回転軸83の回転駆動量、即ち、紙送り量を検出するためのものとして説明してきたが、適用対象はこれに限らず、回転軸を回して駆動される任意の駆動対象物の駆動量を検出する構成に適用することができる。
インクジェットプリンタの概略構成を示したブロック図である。 インクジェットプリンタのキャリッジ3周辺の構成を示した斜視図である。 キャリッジ3に取付けられたリニア式エンコーダ11の構成を模式的に示した説明図である。 CRモータ正転時及び逆転時におけるエンコーダ11の2つの出力信号の波形を示したタイミングチャートである。 給紙及び紙検出に関連する部分を示した透視図である。 プリンタの紙送りに関連する部分を詳細に示した透視図である。 本発明の実施の一形態に係るエンコーダの構成、並びに、プリンタ制御装置及びプリンタの紙送り量エンコーダ関連部分の構成を示す分解斜視図である。 図7の構成の分解側面図である。 図8の線A−Aに沿った分解断面図である。 本発明の実施の一形態に係るエンコーダの一部を構成する環状着磁部材が固着された着磁部材固着用円筒状部材を示す斜視図である。 本発明の実施の一形態に係るエンコーダの一部を構成する磁気抵抗素子が装着された磁気抵抗素子装着用部材を示す斜視図である。 図7乃至図9に示す各構成部材を組み立てた状態の組立体を示す斜視図である。 環状着磁部材の一部における着磁状態、及び、環状着磁部材表面から発生する磁力線の状態を模式的に示す断面図である。 磁気抵抗素子103の電気的構成を示す回路図である。 磁気抵抗素子103のA相出力電圧VA及びB相出力電圧VBの変動波形を示すグラフである。 磁気抵抗素子103のA相出力電圧VA及びB相出力電圧VBをA/D変換した変動波形を示すグラフである。 分解能1/720インチ及び1/180インチのエンコーダの出力パルス波形を示すグラフである。 分解能1/720インチ及び1/180インチのエンコーダにおいて使用される符号板の大きさをそれぞれ示す平面図である。 A相出力電圧VA及びA相出力電圧VAの波形、並びに、両波形に基づいてA/D変換されたディジタル波形を示すグラフである。 本発明の実施の一形態に係るエンコーダの環状着磁部材の変形例を示す側面図である。
符号の説明
1 紙送りモータ(PFモータ) 2 紙送りドライバ
3 キャリッジ 4 キャリッジモータ(CRモータ)
5 キャリッジモータドライバ(CRモータドライバ)
6 DCユニット
7 ポンプモータ 8 ポンプモータドライバ
9 印刷ヘッド 10 ヘッドドライバ
11 リニア式エンコーダ 12 符号板
13 エンコーダ(ロータリ式エンコーダ)
14 ロータリ式エンコーダ用符号板
15 紙検出センサ 16 CPU
17 タイマIC 18 ホストコンピュータ
19 インタフェース部 20 ASIC
21 PROM 22 RAM
23 EEPROM 25 プラテン
30 プーリ 31 タイミングベルト
32 キャリッジのガイド部材(キャリッジ支持軸)
34 インクカートリッジ
35 キャッピング装置 36 ポンプユニット
37 キャップ 50 印刷用紙(印刷媒体)
60 プリンタ 61 給紙挿入口
62 排紙口 64 給紙ローラ
65 紙送りローラ 66 従動ローラ
67a 大歯車 67b 中間歯車
67c 排紙歯車 68 排紙ローラ
69 従動ローラ(ギザローラ)
83 紙送りローラ回転軸(スマップ軸)
84 プラテン 86 フレーム
87 小歯車 88 小歯車
89 ホルダ
91 磁気抵抗素子装着用部材固定用部材
101 環状着磁部材
101M 帯状着磁部材又は帯状着磁部
102 着磁部材固着用円筒状部材
102a 紙送りローラ回転軸嵌合用貫通孔
103 磁気抵抗素子(GMR素子)
104 磁気抵抗素子装着用部材
104a 紙送りローラ回転軸用貫通孔
104b 磁気抵抗素子装着用凹陥部
105 アーム
r1,r2,r3,r4 抵抗素子
VCC 電源電圧
VA 磁気抵抗素子A相出力電圧
VB 磁気抵抗素子B相出力電圧

Claims (9)

  1. 駆動対象物を直接又は間接に駆動する回転軸に直接又は間接に固着され、N極及びS極の極性を交互に一定間隔で繰り返しながら環状に着磁された環状着磁部材又は環状着磁部と、
    前記回転軸の回転に伴って変動する前記環状着磁部材又は環状着磁部近傍の磁界を検出する磁気抵抗素子と、
    を備えていることを特徴とするエンコーダ。
  2. 前記環状着磁部材は、平面的な板状の環状部材であることを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ。
  3. 前記環状着磁部材は、前記回転軸に巻回された帯状着磁部材であることを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ。
  4. 前記環状着磁部は、前記回転軸の表面に直接形成された帯状着磁部であることを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ。
  5. 前記磁気抵抗素子は、直列接続された第1及び第2の抵抗素子と、直列接続された第3及び第4の抵抗素子とが、電源電位ノードと接地電位ノードとの間に並列接続されて構成されており、前記第1及び第2の抵抗素子と前記第3及び第4の抵抗素子とは、前記第1及び第2の抵抗素子の接続ノードから出力されるA相出力電圧の位相と前記第3及び第4の抵抗素子の接続ノードから出力されるB相出力電圧の位相とが相互に90°だけずれるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のエンコーダ。
  6. 前記第1乃至第4の抵抗素子の抵抗値は、総て同一であることを特徴とする請求項5に記載のエンコーダ。
  7. 前記駆動対象物は、プリンタにおいて使用される印刷媒体を搬送する紙送りローラであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のエンコーダ。
  8. プリンタにおいて使用される印刷媒体を搬送する紙送りローラを回転駆動する紙送りローラ回転軸に直接又は間接に固着され、N極及びS極の極性を交互に一定間隔で繰り返しながら環状に着磁された環状着磁部材又は環状着磁部、並びに、前記紙送りローラ回転軸の回転に伴って変動する前記環状着磁部材又は環状着磁部近傍の磁界を検出する磁気抵抗素子を備えたエンコーダと、
    前記エンコーダからの出力に基づき、前記紙送りローラ回転軸を回転駆動する紙送りモータを駆動制御する紙送りモータドライバと、
    を備えていることを特徴とするプリンタ制御装置。
  9. 印刷媒体を挟持する紙送りローラ及びその従動ローラ、並びに、紙送りローラ回転軸を回転駆動することにより前記紙送りローラを回転駆動して、前記印刷媒体を搬送する紙送りモータを含む印刷媒体搬送機構と、
    インク色ごとに複数のインク吐出部を有する印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドを搭載したキャリッジを前記印刷媒体上において印刷媒体搬送方向に直交する主走査方向に駆動するキャリッジモータを含むキャリッジ駆動機構と、
    前記紙送りローラ回転軸に直接又は間接に固着され、N極及びS極の極性を交互に一定間隔で繰り返しながら環状に着磁された環状着磁部材又は環状着磁部、並びに、前記紙送りローラ回転軸の回転に伴って変動する前記環状着磁部材又は環状着磁部近傍の磁界を検出する磁気抵抗素子を備えたエンコーダと、
    前記エンコーダからの出力に基づき、前記紙送りモータを駆動制御する紙送りモータドライバと、
    を備えていることを特徴とするプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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