JP2005254471A - 感熱記録体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画質の良好な感熱記録体の提供。
【解決手段】 支持体上に、無色ないし淡色の塩基性無色染料と該塩基性無色染料と反応して発色させる顕色剤とを主成分として含有する感熱記録層を設けた感熱記録体において、下塗層にレーザー法および沈降法でそれぞれ測定した顔料粒子径の比(レーザー法/沈降法)が3−10の形状指数を有するシリカ以外の無機顔料を含有することを特徴とする感熱記録体。
【解決手段】 支持体上に、無色ないし淡色の塩基性無色染料と該塩基性無色染料と反応して発色させる顕色剤とを主成分として含有する感熱記録層を設けた感熱記録体において、下塗層にレーザー法および沈降法でそれぞれ測定した顔料粒子径の比(レーザー法/沈降法)が3−10の形状指数を有するシリカ以外の無機顔料を含有することを特徴とする感熱記録体。
Description
本発明は、塩基性無色染料と顕色剤との発色反応を利用した感熱記録体に関するものである。
一般に、感熱記録体は通常無色ないし淡色の塩基性無色染料とフェノ−ル性化合物等の有機顕色剤とを、それぞれ微細な粒子に磨砕分散した後、両者を混合し、バインダ−、充填剤、感度向上剤、滑剤及びその他の助剤を添加して得られた塗料を、紙、合成紙、フィルム、プラスチック等の支持体に塗工したものであり、サ−マルヘッド、ホットスタンプ、熱ペン、レ−ザ−光等の加熱による瞬時の化学反応により発色し、記録画像が得られる。感熱記録体は、ファクシミリ、コンピュ−タ−の端末プリンタ−、自動券売機、計測用レコ−ダ−等に広範囲に使用されている。近年、記録装置の多様化や高性能化の進展に伴って高速印字及び高速の画像形成も可能となってきており、感熱記録体の記録感度に対してより優れた品質が求められている。また、用途の多様化に伴い、低濃度から高濃度にいたるいずれの領域においても、高画質の記録像が得られることも求められている。
これらの要求を満たす方法として、スーパーカレンダー等により感熱記録層表面の平滑度を高めることが一般的に行われている。また、高画質には下塗層の塗工均一性が重要であることが知られており、例えば特許文献1では、ドット再現性に優れた感熱記録材料を提供するために、支持体と感熱発色層との間に第一中間層、第二中間層を順次積層し、かつ第一中間層の王研式平滑度が700秒以上であり、第二中間層の密度を0.1以下とすることが記載されている。また、特許文献2には、支持体と感熱記録層との間に設けた中間層に鱗片状シリカを含有することが記載されている。
特開2000-108518号
特開2002−137542号
しかし、下塗層に関する技術の場合、スーパーカレンダーによる方法では、カレンダー圧によって下塗層の多孔性が損なわれ断熱性を失い感度が低下してしまう。また、画質への要求レベルは近年ますます高まっており、下塗層の平滑性を高めることだけでは、必ずしも満足できる品質が得られなくなってきている。
そこで、本発明は、記録感度が高く、高画質の記録画像が得られる感熱記録体を提供することを課題とする。
そこで、本発明は、記録感度が高く、高画質の記録画像が得られる感熱記録体を提供することを課題とする。
上記課題は、支持体上に、顔料とバインダーとを主成分として含有する下塗層、無色ないし淡色の塩基性無色染料と該塩基性無色染料と反応して発色させる顕色剤とを主成分として含有する感熱記録層を設けた感熱記録体において、該下塗層の最下層にレーザー法および沈降法でそれぞれ測定した顔料粒子径の比(レーザー法/沈降法)が3−10の形状指数を有するシリカ以外の無機顔料を含有する感熱記録体とすることによって達成された。
本発明によれば、記録感度が高く、画質の優れた感熱記録体を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の感熱記録体を得るには、例えば、支持体の表面にレーザー法および沈降法でそれぞれ測定した顔料粒子径の比(レーザー法/沈降法)が3−10の形状指数を有するシリカ以外の無機顔料を含む下塗層を形成し、その上に、無色ないし淡色の塩基性染料前駆体および顕色剤をそれぞれバインダーとともに分散した分散液と、顔料その他の必要な添加剤を加えて混合した感熱記録層塗液を調製し、塗布乾燥して感熱記録層を形成することにより製造することができる。
本発明においては、支持体の表面にレーザー法および沈降法でそれぞれ測定した顔料粒子径の比(レーザー法/沈降法)が3−10の形状指数を有するシリカ以外の無機顔料を含む下塗層が形成される。ここで、本発明では、この異なる方法で測定された2種類の粒子径比(レーザー法/沈降法)を形状指数と定義し、以下、顔料粒子の形状を示す指標として用いる。
レーザー法は、顔料の粒子径及び粒度分布を光学的に測定する方法の一つであり、球体以外の粒子(板状、針状等)を測定した場合、粒子の配向によりレーザー光の散乱傾向が変化する。沈降法は、粒子より密度が低い溶媒中では、比重が重く粒径が大きい粒子ほど短時間で沈降するという原理を用いて、経過時間に対する顔料スラリーの沈降傾向を測定して粒度分布を算出する方法である。
本発明の感熱記録体を得るには、例えば、支持体の表面にレーザー法および沈降法でそれぞれ測定した顔料粒子径の比(レーザー法/沈降法)が3−10の形状指数を有するシリカ以外の無機顔料を含む下塗層を形成し、その上に、無色ないし淡色の塩基性染料前駆体および顕色剤をそれぞれバインダーとともに分散した分散液と、顔料その他の必要な添加剤を加えて混合した感熱記録層塗液を調製し、塗布乾燥して感熱記録層を形成することにより製造することができる。
本発明においては、支持体の表面にレーザー法および沈降法でそれぞれ測定した顔料粒子径の比(レーザー法/沈降法)が3−10の形状指数を有するシリカ以外の無機顔料を含む下塗層が形成される。ここで、本発明では、この異なる方法で測定された2種類の粒子径比(レーザー法/沈降法)を形状指数と定義し、以下、顔料粒子の形状を示す指標として用いる。
レーザー法は、顔料の粒子径及び粒度分布を光学的に測定する方法の一つであり、球体以外の粒子(板状、針状等)を測定した場合、粒子の配向によりレーザー光の散乱傾向が変化する。沈降法は、粒子より密度が低い溶媒中では、比重が重く粒径が大きい粒子ほど短時間で沈降するという原理を用いて、経過時間に対する顔料スラリーの沈降傾向を測定して粒度分布を算出する方法である。
例えば、カオリンのような扁平で板状な顔料の粒子径を測定した場合、沈降法では厚さが沈降する際の抵抗に影響を与えるため、厚さが薄い顔料ほど測定値がより小さくなる傾向がある。そして、沈降法では溶媒の抵抗が最も小さくなる状態、すなわち見かけ上最も粒子径が小さくなるように配向するのに対して、レーザー法では粒子形状の影響を強く受けるため、最も大きな面の粒径を中心に測定される。そのため、沈降法と比較して、レーザー法で得られた値の方が高い値を示す傾向にある。
従って、顔料粒子径の比(レーザー法/沈降法)で表される形状指数が大きい顔料とは、板状面積に対する厚さが小さいことを意味し、より扁平である(アスペクト比が高い)ことを示す。また、形状指数が小さいほど顔料の形状はよりブロック状に近づく。アスペクト比とは、ひとつの粒子における最大粒子径と最小粒子径の比のことである。
形状指数が大きい顔料は、ブレード塗工方式等の塗工時にかかるシェアによって扁平な面を上に配向しやすく、また支持体が紙の場合原紙内部への浸透も抑えられるため、同塗布量で比較した場合に被覆可能な面積が大きくなり、形状指数の大きい顔料を用いた方が原紙被覆性は向上する。その結果、下塗層の平滑性も向上すると考えられる。本発明において画質を向上させるには、形状指数3以上が好ましく、4以上がより好ましい。但し、形状指数が上がっていくと原紙被覆性は向上するが、形状指数が大きいほど顔料は薄く板状になって同体積あたりの比表面積が大きくなり、塗液のハイシェア粘度が上昇しやすいため、本発明においては塗工性の点から形状指数10以下が好ましい。より好ましくは7以下である。
従って、顔料粒子径の比(レーザー法/沈降法)で表される形状指数が大きい顔料とは、板状面積に対する厚さが小さいことを意味し、より扁平である(アスペクト比が高い)ことを示す。また、形状指数が小さいほど顔料の形状はよりブロック状に近づく。アスペクト比とは、ひとつの粒子における最大粒子径と最小粒子径の比のことである。
形状指数が大きい顔料は、ブレード塗工方式等の塗工時にかかるシェアによって扁平な面を上に配向しやすく、また支持体が紙の場合原紙内部への浸透も抑えられるため、同塗布量で比較した場合に被覆可能な面積が大きくなり、形状指数の大きい顔料を用いた方が原紙被覆性は向上する。その結果、下塗層の平滑性も向上すると考えられる。本発明において画質を向上させるには、形状指数3以上が好ましく、4以上がより好ましい。但し、形状指数が上がっていくと原紙被覆性は向上するが、形状指数が大きいほど顔料は薄く板状になって同体積あたりの比表面積が大きくなり、塗液のハイシェア粘度が上昇しやすいため、本発明においては塗工性の点から形状指数10以下が好ましい。より好ましくは7以下である。
本発明で用いられるシリカ以外の無機顔料の種類としては、例えばカオリン、(焼成)カオリン、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウム等を挙げることができこれらに制限されるものではないが、このような無機顔料のうち形状指数が3−10であるものが用いられる。また、形状指数3−10の無機顔料は、その特異的な形状により効果を発揮するため単独で使用するのが好ましいが、顔料の総配合部数100部に対して形状指数3−10の無機顔料が50部以上であれば、上記の種類や他の顔料とも併用できる。
形状指数3−10の無機顔料の中でも、本発明では特に、画質、感度及び経済性の理由からカオリンが好適である。このようなカオリンは、特殊粉砕することによりデラミネーションしたカオリンを分級することによって得られる。一方、たとえ形状指数が3−10の無機顔料であっても、例えばシリカの場合は沈殿しやすいなど分散液の安定性に劣り、また分散可能な濃度が低く塗液の原紙への沈み込みも考えられることから、本発明ではシリカは用いられない。
形状指数3−10の無機顔料の中でも、本発明では特に、画質、感度及び経済性の理由からカオリンが好適である。このようなカオリンは、特殊粉砕することによりデラミネーションしたカオリンを分級することによって得られる。一方、たとえ形状指数が3−10の無機顔料であっても、例えばシリカの場合は沈殿しやすいなど分散液の安定性に劣り、また分散可能な濃度が低く塗液の原紙への沈み込みも考えられることから、本発明ではシリカは用いられない。
本発明の下塗層には、バインダーとしてデンプン、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の水溶性高分子やスチレン・ブタジエン共重合体、アクリル酸系共重合体等の合成樹脂エマルジョン等を含有する。本発明で用いられる形状指数3−10の無機顔料およびバインダーの含有量は、通常無機顔料100部に対しバインダーは固形分で10〜40部程度である。
この下塗層を形成するにあたっては、塗布量は1〜15g/m2程度で、通常の塗工機を用いて紙、再生紙、プラスチックフィルム、合成紙等の適当な材質の支持体上に塗布することによって容易に行われる。塗工方法としてはエアーナイフ法、ブレード法、グラビア法、ロールコーター法、カーテン法等の既知の塗布方法をいずれも利用してよい。
この下塗層は一層でも画質向上効果があるが、多層化することにより発色感度と画質は更に向上する。形状指数3−10のカオリンは原紙被覆性が高く、原紙の凹凸を埋めて平滑性を上げる効果があるため、下塗層の中でも最下層に含有されることで最も画質向上効果が得られる。
この下塗層を形成するにあたっては、塗布量は1〜15g/m2程度で、通常の塗工機を用いて紙、再生紙、プラスチックフィルム、合成紙等の適当な材質の支持体上に塗布することによって容易に行われる。塗工方法としてはエアーナイフ法、ブレード法、グラビア法、ロールコーター法、カーテン法等の既知の塗布方法をいずれも利用してよい。
この下塗層は一層でも画質向上効果があるが、多層化することにより発色感度と画質は更に向上する。形状指数3−10のカオリンは原紙被覆性が高く、原紙の凹凸を埋めて平滑性を上げる効果があるため、下塗層の中でも最下層に含有されることで最も画質向上効果が得られる。
下塗層上に形成する感熱記録層は、従来公知の製造方法に拠って形成する。特に、カーテン法は低塗布量でかつ高速塗工が可能であり望ましい。しかし一方で、ブレード法やロールコーター法等のブレードやロールを押し当てて塗液を掻き取るタイプの方法に比べて、カーテン法は支持体を塗液のカーテン膜で覆うような輪郭塗工のため、支持体に凹凸があればそれを反映しやすく下塗層の履歴を受けやすい。そこで、本発明の下塗層を設けた後に感熱記録層を設けることにより、より均一で平滑な感熱記録層を得ることができる。
次に、本発明の感熱記録体に使用する無色ないし淡色の塩基性無色染料としては、従来の感圧あるいは感熱記録紙分野で公知のものは全て使用可能であり、特に制限されるものではないが、トリフェニルメタン系化合物、フルオラン系化合物、フルオレン系、ジビニル系化合物等が好ましい。以下に代表的な無色ないし淡色の塩基性無色染料の具体例を示す。また、これらの塩基性無色染料は単独または2種以上混合して使用してもよい。
次に、本発明の感熱記録体に使用する無色ないし淡色の塩基性無色染料としては、従来の感圧あるいは感熱記録紙分野で公知のものは全て使用可能であり、特に制限されるものではないが、トリフェニルメタン系化合物、フルオラン系化合物、フルオレン系、ジビニル系化合物等が好ましい。以下に代表的な無色ないし淡色の塩基性無色染料の具体例を示す。また、これらの塩基性無色染料は単独または2種以上混合して使用してもよい。
<トリフェニルメタン系ロイコ染料>
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド
〔別名クリスタルバイオレットラクトン〕
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド
〔別名マラカイトグリーンラクトン〕
<フルオラン系ロイコ染料>
3−ジエチルアミノ−6−メチルフルオラン
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニリノ)フルオラン
3−ジブチルアミノ−6−メチル−フルオラン
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニリノ)フルオラン
3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン
3−ジブチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フルオラン
3−n−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン
3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−クロロ−7−アニリノフルオラン
3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド
〔別名クリスタルバイオレットラクトン〕
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド
〔別名マラカイトグリーンラクトン〕
<フルオラン系ロイコ染料>
3−ジエチルアミノ−6−メチルフルオラン
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニリノ)フルオラン
3−ジブチルアミノ−6−メチル−フルオラン
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニリノ)フルオラン
3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン
3−ジブチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フルオラン
3−n−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン
3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−クロロ−7−アニリノフルオラン
3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン
<ジビニル系ロイコ染料>
3,3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラブロモフタリド
3,3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド
3,3−ビス−〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラブロモフタリド
3,3−ビス−〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド
3,3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラブロモフタリド
3,3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド
3,3−ビス−〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラブロモフタリド
3,3−ビス−〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド
<その他>
3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド
3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−オクチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド
3−(4−シクロヘキシルエチルアミノ−2−メトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド
3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド
3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(3´−ニトロ)アニリノラクタム
3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(4´−ニトロ)アニリノラクタム
1,1−ビス−〔2´,2´,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2,2−ジニトリルエタン
1,1−ビス−〔2´,2´,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2−β−ナフトイルエタン
1,1−ビス−〔2´,2´,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2,2−ジアセチルエタン
ビス−〔2,2,2´,2´−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−メチルマロン酸ジメチルエステル
3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド
3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−オクチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド
3−(4−シクロヘキシルエチルアミノ−2−メトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド
3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド
3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(3´−ニトロ)アニリノラクタム
3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(4´−ニトロ)アニリノラクタム
1,1−ビス−〔2´,2´,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2,2−ジニトリルエタン
1,1−ビス−〔2´,2´,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2−β−ナフトイルエタン
1,1−ビス−〔2´,2´,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2,2−ジアセチルエタン
ビス−〔2,2,2´,2´−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−メチルマロン酸ジメチルエステル
本発明で用いられる顕色剤としては、従来の感圧あるいは感熱記録紙の分野で公知のものはすべて使用可能であり、特に制限されるものではないが、例えば、活性白土、アタパルジャイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウム等の無機酸性物質、4,4’−イソプロピリデンジフェノール、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−n−プロポキシジフェニルスルホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、4−ヒドロキシ−4’−メチルジフェニルスルホン、4−ヒドロキシフェニル−4’−ベンジルオキシフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキシフェニル−4’−メチルフェニルスルホン、特開平8−59603号公報記載のアミノベンゼンスルホンアミド誘導体、ビス(4−ヒドロキシフェニルチオエトキシ)メタン、1,5−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3−オキサペンタン、ビス(p−ヒドロキシフェニル)酢酸ブチル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)酢酸メチル、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,4−ビス[α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、1,3−ビス[α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、ジ(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)スルフィド、2,2’−チオビス(3−tert−オクチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−tert−オクチルフェノール)、国際公開WO97/16420号に記載のジフェニルスルホン架橋型化合物等のフェノール性化合物、国際公開WO02/081229号あるいは特開2002−301873号記載の化合物、N,N’−ジ−m−クロロフェニルチオウレア等のチオ尿素化合物、p−クロロ安息香酸、没食子酸ステアリル、ビス[4−(n−オクチルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸亜鉛]2水和物、4−[2−(p−メトキシフェノキシ)エチルオキシ]サリチル酸、4−[3−(p−トリルスルホニル)プロピルオキシ]サリチル酸、5−[p−(2−p−メトキシフェノキシエトキシ)クミル]サリチル酸の芳香族カルボン酸、およびこれらの芳香族カルボン酸の亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッケル等の多価金属塩との塩、さらにはチオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、テレフタルアルデヒド酸と他の芳香族カルボン酸との複合亜鉛塩等が挙げられる。これらの顕色剤は、単独または2種以上混合して使用することもできる。この他、特開平10−258577号公報記載の高級脂肪酸金属複塩や多価ヒドロキシ芳香族化合物などの金属キレート型発色成分を含有することもできる。
感熱記録層に含有されるバインダーとしては、上記の下塗層と同様のものが使用される。また、顔料としては、シリカ、炭酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、ケイソウ土、タルク、酸化チタン、水酸化アルミニウムなどの無機または有機顔料等が挙げられる。
また、所望の効果を阻害しない範囲で従来公知の増感剤を使用することができ、かかる増感剤としては、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド等の脂肪酸アミイド、エチレンビスアミド、モンタン酸ワックス、ポリエチレンワックス、1,2−ジ−(3−メチルフェノキシ)エタン、p−ベンジルビフェニル、β−ベンジルオキシナフタレン、4−ビフェニル−p−トリルエーテル、m−ターフェニル、1,2−ジフェノキシエタン、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ(p−クロロベンジル)、シュウ酸ジ(p−メチルベンジル)、テレフタル酸ジベンジル、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、ジ−p−トリルカーボネート、フェニル−α−ナフチルカーボネート、1,4−ジエトキシナフタレン、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエステル、o−キシレン−ビス−(フェニルエーテル)、4−(m−メチルフェノキシメチル)ビフェニル、4,4′−エチレンジオキシ−ビス−安息香酸ジベンジルエステル、ジベンゾイルオキシメタン、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エチレン、ビス[2−(4−メトキシ−フェノキシ)エチル]エーテル、p−ニトロ安息香酸メチル、p−トルエンスルホン酸フェニルを例示することができるが、特にこれらに制限されるものではない。これらの増感剤は、単独または2種以上混合して使用してもよい。
また、所望の効果を阻害しない範囲で従来公知の増感剤を使用することができ、かかる増感剤としては、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド等の脂肪酸アミイド、エチレンビスアミド、モンタン酸ワックス、ポリエチレンワックス、1,2−ジ−(3−メチルフェノキシ)エタン、p−ベンジルビフェニル、β−ベンジルオキシナフタレン、4−ビフェニル−p−トリルエーテル、m−ターフェニル、1,2−ジフェノキシエタン、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ(p−クロロベンジル)、シュウ酸ジ(p−メチルベンジル)、テレフタル酸ジベンジル、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、ジ−p−トリルカーボネート、フェニル−α−ナフチルカーボネート、1,4−ジエトキシナフタレン、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエステル、o−キシレン−ビス−(フェニルエーテル)、4−(m−メチルフェノキシメチル)ビフェニル、4,4′−エチレンジオキシ−ビス−安息香酸ジベンジルエステル、ジベンゾイルオキシメタン、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エチレン、ビス[2−(4−メトキシ−フェノキシ)エチル]エーテル、p−ニトロ安息香酸メチル、p−トルエンスルホン酸フェニルを例示することができるが、特にこれらに制限されるものではない。これらの増感剤は、単独または2種以上混合して使用してもよい。
また、記録画像の耐油性効果等を示す画像安定剤として、4,4′−ブチリデン(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、2,2′−ジ−t−ブチル−5,5′−ジメチル−4,4′−スルホニルジフェノール、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン等を添加することもできる。
このほかに脂肪酸金属塩などの離型剤、ワックス類などの滑剤、ベンゾフェノン系やトリアゾール系の紫外線吸収剤、グリオキザールなどの耐水化剤、分散剤、消泡剤、酸化防止剤、蛍光染料等を使用することができる。
このほかに脂肪酸金属塩などの離型剤、ワックス類などの滑剤、ベンゾフェノン系やトリアゾール系の紫外線吸収剤、グリオキザールなどの耐水化剤、分散剤、消泡剤、酸化防止剤、蛍光染料等を使用することができる。
本発明の感熱記録層に使用する塩基性無色染料、顕色剤、その他の各種成分の種類及び量は要求される性能及び記録適性に従って決定され、特に限定されるものではないが、通常、塩基性無色染料1部に対して顕色剤0.5〜10部、顔料0.5〜10部程度使用され、バインダーは感熱記録層固形分中5〜25%程度が適当である。
上記組成からなる塗液を紙、再生紙、合成紙、フィルム、プラスチックフィルム、発泡プラスチックフィルム、不織布等任意の支持体に塗布することによって目的とする感熱記録体が得られる。またこれらを組み合わせた複合シートを支持体として使用してもよい。
塩基性無色染料、顕色剤並びに必要に応じて添加する材料は、ボールミル、アトライター、サンドグライダーなどの粉砕機あるいは適当な乳化装置によって数ミクロン以下の粒子径になるまで微粒化し、必要に応じて各種の添加材料を加えて塗液とする。塗布する手段は特に限定されるものではなく、周知慣用技術に従って塗布することができ、例えばエアーナイフコーター、ロッドブレードコーター、ビルブレードコーター、カーテンコーター、ロールコーターなど各種コーターを備えたオフマシン塗工機やオンマシン塗工機が適宜選択され使用される。感熱記録層の塗布量は特に限定されず、通常乾燥重量で2〜12g/m2の範囲である。
本発明の感熱記録体はさらに、保存性を高める目的で、高分子物質等のオーバーコート層を感熱記録層上に設けることもできる。支持体の感熱記録層とは反対面にバックコート層を設け、カールの矯正を図ることも可能である。また、各層の塗工後にスーパーカレンダーがけ等の平滑化処理を施すなど、感熱記録体分野における各種公知の技術を適宜付加することができる。
上記組成からなる塗液を紙、再生紙、合成紙、フィルム、プラスチックフィルム、発泡プラスチックフィルム、不織布等任意の支持体に塗布することによって目的とする感熱記録体が得られる。またこれらを組み合わせた複合シートを支持体として使用してもよい。
塩基性無色染料、顕色剤並びに必要に応じて添加する材料は、ボールミル、アトライター、サンドグライダーなどの粉砕機あるいは適当な乳化装置によって数ミクロン以下の粒子径になるまで微粒化し、必要に応じて各種の添加材料を加えて塗液とする。塗布する手段は特に限定されるものではなく、周知慣用技術に従って塗布することができ、例えばエアーナイフコーター、ロッドブレードコーター、ビルブレードコーター、カーテンコーター、ロールコーターなど各種コーターを備えたオフマシン塗工機やオンマシン塗工機が適宜選択され使用される。感熱記録層の塗布量は特に限定されず、通常乾燥重量で2〜12g/m2の範囲である。
本発明の感熱記録体はさらに、保存性を高める目的で、高分子物質等のオーバーコート層を感熱記録層上に設けることもできる。支持体の感熱記録層とは反対面にバックコート層を設け、カールの矯正を図ることも可能である。また、各層の塗工後にスーパーカレンダーがけ等の平滑化処理を施すなど、感熱記録体分野における各種公知の技術を適宜付加することができる。
<<感熱記録体の製造;実施例1〜2、比較例1〜3>>
以下に本発明の感熱記録体を実施例によって説明する。尚、説明中、部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を示す。各種溶液、分散液、あるいは塗液を以下のように調製した
[実施例1]
下記配合からなる配合物を攪拌分散して、下塗層塗液を調製した。
U液(下塗層塗液)
カオリン(IMERYS社製商品名:Contour1500、
形状指数4.53、固形分65%)
100部
スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(固形分48%) 40部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 30部
水 100部
次いで、下塗層塗液を支持体(60g/m2の基紙)の片面にブレードコーターにて塗布した後、乾燥を行い、塗布量10.0g/m2の下塗層を得た。
以下に本発明の感熱記録体を実施例によって説明する。尚、説明中、部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を示す。各種溶液、分散液、あるいは塗液を以下のように調製した
[実施例1]
下記配合からなる配合物を攪拌分散して、下塗層塗液を調製した。
U液(下塗層塗液)
カオリン(IMERYS社製商品名:Contour1500、
形状指数4.53、固形分65%)
100部
スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(固形分48%) 40部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 30部
水 100部
次いで、下塗層塗液を支持体(60g/m2の基紙)の片面にブレードコーターにて塗布した後、乾燥を行い、塗布量10.0g/m2の下塗層を得た。
下記配合の顕色剤分散液(A液)、及び塩基性無色染料分散液(B液)を、それぞれ別々にサンドグラインダーで平均粒子径1ミクロンになるまで湿式磨砕を行った。
A液(顕色剤分散液)
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン 6.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 18.8部
水 11.2部
B液(塩基性無色染料分散液)
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン(ODB−2)
2.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 4.6部
水 2.6部
次いで下記の割合で分散液を混合して記録層の塗液とした。
記録層塗液
A液(顕色剤分散液) 36.0部
B液(塩基性無色染料分散液) 9.2部
カオリンクレー(50%分散液) 12.0部
次いで、記録層塗液を前記下塗層形成紙の下塗層上にカーテンコーターにて塗布量6.0g/m2となるように塗布した後、乾燥を行い、このシートをスーパーカレンダーで平滑度が500〜600秒になるように処理して感熱記録体を得た。
A液(顕色剤分散液)
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン 6.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 18.8部
水 11.2部
B液(塩基性無色染料分散液)
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン(ODB−2)
2.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 4.6部
水 2.6部
次いで下記の割合で分散液を混合して記録層の塗液とした。
記録層塗液
A液(顕色剤分散液) 36.0部
B液(塩基性無色染料分散液) 9.2部
カオリンクレー(50%分散液) 12.0部
次いで、記録層塗液を前記下塗層形成紙の下塗層上にカーテンコーターにて塗布量6.0g/m2となるように塗布した後、乾燥を行い、このシートをスーパーカレンダーで平滑度が500〜600秒になるように処理して感熱記録体を得た。
[実施例2]
実施例1のU液に以下に示すカオリンを用いる以外は、実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
カオリン(エンゲルハルド社製商品名:Ultimatte、
形状指数5.8、固形分65%)
実施例1のU液に以下に示すカオリンを用いる以外は、実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
カオリン(エンゲルハルド社製商品名:Ultimatte、
形状指数5.8、固形分65%)
[実施例3]
実施例1のU液に以下に示すカオリンを用いる以外は、実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
カオリン(リオカピム社製商品名:カピムNP、形状指数3.2、
固形分65%)
実施例1のU液に以下に示すカオリンを用いる以外は、実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
カオリン(リオカピム社製商品名:カピムNP、形状指数3.2、
固形分65%)
[実施例4]
実施例1のU液を用いた下塗層の上に以下に示すV液を用いた下塗層を設ける以外は、実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
V液(下塗層塗液)
焼成カオリン(エンゲルハード社製商品名:アンシレックス90、
形状指数2.20、固形分38%)
100部
スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(固形分48%) 40部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 30部
水 100部
実施例1のU液を用いた下塗層の上に以下に示すV液を用いた下塗層を設ける以外は、実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
V液(下塗層塗液)
焼成カオリン(エンゲルハード社製商品名:アンシレックス90、
形状指数2.20、固形分38%)
100部
スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(固形分48%) 40部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 30部
水 100部
[比較例1]
実施例1のU液(下塗層塗液)の代わりにV液を塗布した以外は、実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
[比較例2]
実施例2のU液(下塗層塗液)の代わりにV液を2層にわたって塗布した以外は、実施例2と同様に感熱記録体を作成した。
実施例1のU液(下塗層塗液)の代わりにV液を塗布した以外は、実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
[比較例2]
実施例2のU液(下塗層塗液)の代わりにV液を2層にわたって塗布した以外は、実施例2と同様に感熱記録体を作成した。
[比較例3]
実施例1のU液(下塗層塗液)の代わりにW液を塗布した以外は、実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
W液(下塗層塗液)
カオリン(IMERYS社製商品名:DB Prime、形状指数1.39)
100部
スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(固形分48%) 40部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 30部
水 100部
実施例1のU液(下塗層塗液)の代わりにW液を塗布した以外は、実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
W液(下塗層塗液)
カオリン(IMERYS社製商品名:DB Prime、形状指数1.39)
100部
スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(固形分48%) 40部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 30部
水 100部
<記録感度評価>
作製した感熱記録体について、大倉電気社製のTH−PMD(感熱記録紙印字試験機、京セラ社製サーマルヘッドを装着)を用い、印加エネルギー0.27mJ/dotで印字した。記録部の記録濃度は、マクベス濃度計(RD−914、アンバーフィルター使用)で測定し評価した。
<画質評価>
ベタ印字部を目視で評価した。
○:白抜け部分が観察されない。
△:白抜け部分がやや多く観察される。
×:白抜け部分が非常に多い。
作製した感熱記録体について、大倉電気社製のTH−PMD(感熱記録紙印字試験機、京セラ社製サーマルヘッドを装着)を用い、印加エネルギー0.27mJ/dotで印字した。記録部の記録濃度は、マクベス濃度計(RD−914、アンバーフィルター使用)で測定し評価した。
<画質評価>
ベタ印字部を目視で評価した。
○:白抜け部分が観察されない。
△:白抜け部分がやや多く観察される。
×:白抜け部分が非常に多い。
Claims (3)
- 支持体上に、顔料とバインダーとを主成分として含有する下塗層、無色ないし淡色の塩基性無色染料と該塩基性無色染料と反応して発色させる顕色剤とを主成分として含有する感熱記録層を設けた感熱記録体において、該下塗層にレーザー法および沈降法でそれぞれ測定した顔料粒子径の比(レーザー法/沈降法)が3−10の形状指数を有するシリカ以外の無機顔料を含有することを特徴とする感熱記録体。
- 前記下塗層が2層以上であって、その最下層にレーザー法および沈降法でそれぞれ測定した顔料粒子径の比(レーザー法/沈降法)が3−10の形状指数を有するシリカ以外の無機顔料を含有することを特徴とする請求項1記載の感熱記録体。
- シリカ以外の無機顔料がカオリンである請求項1または2記載の感熱記録体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004065231A JP2005254471A (ja) | 2004-03-09 | 2004-03-09 | 感熱記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004065231A JP2005254471A (ja) | 2004-03-09 | 2004-03-09 | 感熱記録体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005254471A true JP2005254471A (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=35080685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004065231A Pending JP2005254471A (ja) | 2004-03-09 | 2004-03-09 | 感熱記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005254471A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006035567A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | 感熱記録体 |
-
2004
- 2004-03-09 JP JP2004065231A patent/JP2005254471A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006035567A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | 感熱記録体 |
US7387984B2 (en) * | 2004-09-29 | 2008-06-17 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Thermally sensitive recording medium |
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