JP2005252901A - サーバ装置、遠隔制御システム及び遠隔制御方法 - Google Patents

サーバ装置、遠隔制御システム及び遠隔制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
操作する対象の機器との距離や位置関係に影響されることなく機器を遠隔制御することができるサーバ装置、遠隔制御システム及び遠隔制御方法を提供すること。
【解決手段】
ホームサーバ31は、ハードディスクレコーダ33を遠隔制御するための機器制御情報としての赤外線データを、リモコン34からオーディオプレーヤ32を介して受信し、当該赤外線データに含まれる機器IDから当該赤外線データを転送すべき機器が上記ハードディスクレコーダ33であることを判断し、当該ハードディスクレコーダ33へ当該赤外線データを転送することにより遠隔制御を行う。
【選択図】 図16

Description

本発明は、機器を遠隔制御することができるサーバ装置、遠隔制御システム及び遠隔制御方法に関する。
従来から、複数の機器を一つのリモートコントローラで遠隔制御する技術としては、リモートコントローラに、複数の機器への操作モードを切り替える切り替えボタンを設けて、当該切り替えボタンにより操作したい機器の操作モードに切り替えた上でリモートコントローラを操作する、というものが知られている。
また、各機器にIDを与えておき、当該IDを示すために機器に付されたバーコードのパターン等から上記IDをリモートコントローラが認識して、当該認識されたIDに対応する機器を制御するための画面をリモートコントローラのタッチパネルに自動的に表示させて、当該タッチパネルの操作により当該機器へ信号を送信する、という技術もある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−8279号公報(段落[0073]等)
しかしながら、上記記述においては、遠隔制御したい対象の機器とリモートコントローラとの間に障害物が存在したり、対象の機器がリモートコントローラから遠く離れた位置にあったりする場合には、操作データが当該対象の機器に届かず、制御することができなかった。よって、リモートコントローラを所持するユーザは、操作する対象の機器の位置を常に意識して操作を行う必要があった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、操作する対象の機器との距離や位置関係に影響されることなく機器を遠隔制御することができるサーバ装置、遠隔制御システム及び遠隔制御方法を提供することにある。
上述の課題を解決するため、本発明のサーバ装置は、ユーザが利用する機器を識別する機器識別情報を記憶する記憶手段と、前記機器を遠隔制御するためのユーザからの機器制御情報を、当該機器の前記機器識別情報とともに受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段により受信した前記機器制御情報及び前記機器識別情報を、当該機器識別情報により識別される前記機器へ転送する転送手段とを具備することを特徴としている。
ここで、上記機器とは、例えば各種AV(Audio and Visual)機器、テレビ、ハードディスクレコーダ等の家電機器等、遠隔制御装置により遠隔制御が可能なあらゆる機器である。
また上記機器制御情報とは、例えばユーザが所持する遠隔制御装置から発せられる赤外線データであり、上記機器に対してユーザが所望する所定の制御信号を含んでいる。
この構成により、上記機器を遠隔制御するための機器制御情報及び機器識別情報を当該機器の代わりに受信して、上記機器識別情報に対応する当該機器へそれらの情報を転送することができるため、制御対象の機器がどのような位置に存在していても、上記サーバ装置を中継することで、ユーザは、当該機器の位置を意識することなく当該機器を遠隔制御することができる。
上記サーバ装置において、前記第1の受信手段は、前記機器制御情報及び前記機器識別情報を、前記ユーザが所持する遠隔制御装置から受信するようにしてもよい。これにより、上記機器に対する機器制御情報を上記遠隔制御装置から受信して当該機器へ転送することができる。よって、例えば当該遠隔制御装置と当該機器との間に障害物が存在したり、当該機器が当該遠隔制御装置から遠く離れた場所に存在したりする場合でも、ユーザは上記機器制御情報及び機器識別情報を上記サーバ装置に送信することで、当該機器を遠隔制御することができる。
上記サーバ装置において、前記機器はネットワーク上に複数存在し、前記第1の受信手段は、前記機器制御情報及び前記機器識別情報を、前記遠隔制御装置から、第1の機器を介して受信し、前記転送手段は、前記機器制御情報及び前記機器識別情報を、第2の機器へ送信するようにしてもよい。これにより、上記遠隔制御装置から送信された上記機器制御情報を、上記第1の機器を介して受信して、上記第2の機器へ転送することができるため、ユーザは、例えばユーザの近隣に存在する第1の機器に上記機器制御情報及機器識別情報を送信するだけで、離れた位置に存在する上記第2の機器の遠隔制御を行うことが可能となる。
上記サーバ装置は、前記遠隔制御装置が記憶する前記機器識別情報の一覧を受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段により受信した前記機器識別情報の一覧と、当該サーバ装置が記憶する前記機器識別情報の一覧とが同一か否かを判断する判断手段と、前記判断手段により前記両一覧が同一でないと判断された場合に、前記第2の受信手段により受信した前記一覧を、前記サーバ装置が記憶する前記一覧へと更新する更新手段と、前記更新手段により更新した前記一覧を、前記遠隔制御装置へ送信する送信手段とを更に具備するようにしてもよい。
ここで上記一覧とは、上記複数の機器の機器識別情報を記憶したデータベースを指し、一覧の更新とは、当該データベースを書き換えることを言う。
これにより、上記遠隔制御装置が記憶する各機器の上記機器識別情報が最新の情報でない場合に、当該機器識別情報を更新させることができるため、例えば上記機器の数が増加又は減少した場合等でも、遠隔制御装置が記憶する機器識別情報と当該サーバ装置が記憶する機器識別情報とを常に最新の情報に一致させることにより、上記機器を適切に遠隔制御することができる。
本発明の遠隔制御システムは、ユーザが利用する機器を識別する機器識別情報を記憶する記憶手段と、前記機器を遠隔制御するためのユーザからの機器制御情報を、当該機器の前記機器識別情報とともに受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段により受信した前記機器制御情報及び前記機器識別情報を転送する転送手段とを有するサーバ装置と、前記サーバ装置から前記機器制御情報及び前記機器識別情報を受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段により受信した前記機器制御情報に応じた制御を実行する制御手段とを有する機器とを具備することを特徴としている。
この構成により、上記サーバ装置は、ユーザが上記機器を制御するために送信する機器制御情報及び機器識別情報を受信して、それらの情報を、当該機器識別情報を基に上記機器へ転送し、一方上記機器は、サーバ装置から受信した情報を基に当該機器の制御を実行することができるため、制御対象の機器がどのような位置に存在していても、上記サーバ装置を中継することで、ユーザは、当該機器の位置を意識することなく当該機器を遠隔制御することができる。
本発明の遠隔制御方法は、ユーザが利用する機器を識別する機器識別情報を記憶するステップと、前記機器を遠隔制御するためのユーザからの機器制御情報を、当該機器の前記機器識別情報とともに受信するステップと、前記受信した前記機器制御情報及び前記機器識別情報を、当該機器識別情報により識別される前記機器へ転送するステップとを具備することを特徴としている。
本発明によれば、操作する対象の機器との距離や位置関係に影響されることなく機器を遠隔制御することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
まず、本発明の一実施形態において前提となるネットワークシステムについて説明する。図1は、この発明のネットワークシステムの一例を示し、ネットワーク9を介して複数の情報処理装置1、2、3、4が接続されたものである。情報処理装置1、2、3、4は、例えば各種のAV機器やポータブル機器である。
情報処理装置1について示すと、情報処理装置1は、コンピュータ機能部として情報処理コントローラ11を備える。情報処理コントローラ11は、メインプロセッサ21−1、サブプロセッサ23−1,23−2,23−3、DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)25−1及びDC(ディスクコントローラ)27−1を有する。
メインプロセッサ21−1は、サブプロセッサ23−1,23−2,23−3によるプログラム実行(データ処理)のスケジュール管理と、情報処理コントローラ11(情報処理装置1)の全般的な管理とを行う。ただし、メインプロセッサ21−1内で管理のためのプログラム以外のプログラムが動作するように構成することもできる。その場合には、メインプロセッサ21−1はサブプロセッサとしても機能することになる。メインプロセッサ21−1は、LS(ローカルストレージ)22−1を有する。
サブプロセッサは、1つでもよいが、望ましくは複数とする。本例は、複数の場合である。各サブプロセッサ23−1,23−2,23−3は、メインプロセッサ21−1の制御によって並列的かつ独立にプログラムを実行し、データを処理する。更に、場合によってメインプロセッサ21−1内のプログラムがサブプロセッサ23−1,23−2,23−3内のプログラムと連携して動作するように構成することもできる。後述する機能プログラムもメインプロセッサ21−1内で動作するプログラムである。各サブプロセッサ23−1,23−2,23−3も、LS(ローカルストレージ)24−1,24−2,24−3を有する。
DMAC25−1は、情報処理コントローラ11に接続されたDRAM(ダイナミックRAM)などからなるメインメモリ26−1に格納されているプログラム及びデータにアクセスするものであり、DC27−1は、情報処理コントローラ11に接続された外部記録部28−1,28−2にアクセスするものである。
外部記録部28−1,28−2は、固定ディスク(ハードディスク)でも、リムーバブルディスクでもよく、また、MO,CD±RW,DVD±RWなどの光ディスク、メモリディスク、SRAM(スタティックRAM)、ROMなど、各種のものを用いることができる。したがって、DC27−1は、ディスクコントローラと称するが、外部記録部コントローラである。図1の例のように、情報処理コントローラ11に対して外部記録部28を複数接続できるように、情報処理コントローラ11を構成することができる。
メインプロセッサ21−1、各サブプロセッサ23−1,23−2,23−3、DMAC25−1及びDC27−1は、バス29−1によって接続される。
情報処理コントローラ11には、当該の情報処理コントローラ11を備える情報処理装置1を、ネットワーク全体を通して一意的に識別できる識別子が、情報処理装置IDとして割り当てられる。
メインプロセッサ21−1及び各サブプロセッサ23−1,23−2,23−3に対しても同様に、それぞれを特定できる識別子が、メインプロセッサID及びサブプロセッサIDとして割り当てられる。
情報処理コントローラ11は、ワンチップIC(集積回路)として構成することが望ましい。他の情報処理装置2、3、4も、上記と同様に構成される。ここで、図1において親番号が同一であるユニットは枝番号が異なっていても、特に断りがない限り同じ働きをするものとする。また、以下の説明において枝番号が省略されている場合には、枝番号の違いにいる差異を生じないものとする。
上述したように、1つの情報処理コントローラ内の各サブプロセッサ23は、独立にプログラムを実行し、データを処理するが、異なるサブプロセッサがメインメモリ26内の同一領域に対して同時に読み出しまたは書き込みを行った場合には、データの不整合を生じ得る。そこで、サブプロセッサ23からメインメモリ26へのアクセスは、以下のような手順によって行う。
図2(A)に示すように、メインメモリ26は、複数のアドレスを指定できるメモリロケーションによって構成される。各メモリロケーションに対しては、データの状態を示す情報を格納するための追加セグメントが割り振られる。追加セグメントは、F/Eビット、サブプロセッサID及びLSアドレス(ローカルストレージアドレス)を含むものとされる。また、各メモリロケーションには、後述のアクセスキーも割り振られる。F/Eビットは、以下のように定義される。
F/Eビット=0は、サブプロセッサ23によって読み出されている処理中のデータ、または空き状態であるため最新データではない無効データであり、読み出し不可であることを示す。また、F/Eビット=0は、当該メモリロケーションにデータ書き込み可能であることを示し、書き込み後に1に設定される。
F/Eビット=1は、当該メモリロケーションのデータがサブプロセッサ23によって読み出されておらず、未処理の最新データであることを示す。当該メモリロケーションのデータは読み出し可能であり、サブプロセッサ23によって読み出された後に0に設定される。また、F/Eビット=1は、当該メモリロケーションがデータ書き込み不可であることを示す。
更に、上記F/Eビット=0(読み出し不可/書き込み可)の状態において、当該メモリロケーションについて読み出し予約を設定することは可能である。F/Eビット=0のメモリロケーションに対して読み出し予約を行う場合には、サブプロセッサ23は、読み出し予約を行うメモリロケーションの追加セグメントに、読み出し予約情報として当該サブプロセッサ23のサブプロセッサID及びLSアドレスを書き込む。
その後、データ書き込み側のサブプロセッサ23によって、読み出し予約されたメモリロケーションにデータが書き込まれ、F/Eビット=1(読み出し可/書き込み不可)に設定されたとき、予め読み出し予約情報として追加セグメントに書き込まれたサブプロセッサID及びLSアドレスに読み出される。
複数のサブプロセッサによってデータを多段階に処理する必要がある場合、このように各メモリロケーションのデータの読み出し/書き込みを制御することによって、前段階の処理を行うサブプロセッサ23が、処理済みのデータをメインメモリ26上の所定のアドレスに書き込んだ後に即座に、後段階の処理を行う別のサブプロセッサ23が前処理後のデータを読み出すことが可能となる。
図2(B)に示すように、各サブプロセッサ23内のLS24も、複数のアドレスを指定できるメモリロケーションによって構成される。各メモリロケーションに対しては、同様に追加セグメントが割り振られる。追加セグメントは、ビジービットを含むものとされる。
サブプロセッサ23がメインメモリ26内のデータを自身のLS24のメモリロケーションに読み出すときには、対応するビジービットを1に設定して予約する。ビジービットが1であるメモリロケーションには、他のデータは格納することができない。LS24のメモリロケーションに読み出し後、ビジービットは0になり、任意の目的に使用できるようになる。
図2(A)に示すように、さらに、各情報処理コントローラと接続されたメインメモリ26には、複数のサンドボックスが含まれる。サンドボックスは、メインメモリ26内の領域を画定するものであり、各サンドボックスは、各サブプロセッサ23に割り当てられ、そのサブプロセッサが排他的に使用することができる。すなわち、各々のサブプロセッサ23は、自身に割り当てられたサンドボックスを使用できるが、この領域を超えてデータのアクセスを行うことはできない。メインメモリ26は、複数のメモリロケーションから構成されるが、サンドボックスは、これらのメモリロケーションの集合である。
更に、メインメモリ26の排他的な制御を実現するために、図2(C)に示すようなキー管理テーブルが用いられる。キー管理テーブルは、情報処理コントローラ内のSRAM等の比較的高速のメモリに格納され、DMAC25と関連付けられる。キー管理テーブル内の各エントリには、サブプロセッサID、サブプロセッサキー及びキーマスクが含まれる。
サブプロセッサ23がメインメモリ26を使用する際のプロセスは、以下の通りである。まず、サブプロセッサ23はDMAC25に、読み出しまたは書き込みのコマンドを出力する。このコマンドには、自身のサブプロセッサIDと、使用要求先であるメインメモリ26のアドレスが含まれる。
DMAC25は、このコマンドを実行する前に、キー管理テーブルを参照して、使用要求元のサブプロセッサのサブプロセッサキーを調べる。次に、DMAC25は、調べた使用要求元のサブプロセッサキーと、使用要求先であるメインメモリ26内の図2(A)に示したメモリロケーションに割り振られたアクセスキーとを比較して、2つのキーが一致した場合にのみ、上記のコマンドを実行する。
図2(C)に示したキー管理テーブル上のキーマスクは、その任意のビットが1になることによって、そのキーマスクに関連付けられたサブプロセッサキーの対応するビットが0または1になることができる。例えば、サブプロセッサキーが1010であるとする。通常、このサブプロセッサキーによって1010のアクセスキーを持つサンドボックスへのアクセスだけが可能になる。しかし、このサブプロセッサキーと関連付けられたキーマスクが0001に設定されている場合には、キーマスクのビットが1に設定された桁のみにつき、サブプロセッサキーとアクセスキーとの一致判定がマスクされ、このサブプロセッサキー1010によってアクセスキーが1010または1011のいずれかであるアクセスキーを持つサンドボックスへのアクセスが可能となる。
以上のようにして、メインメモリ26のサンドボックスの排他性が実現される。すなわち、1つの情報処理コントローラ内の複数のサブプロセッサによってデータを多段階に処理する必要がある場合、以上のように構成することによって、前段階の処理を行うサブプロセッサと、後段階の処理を行うサブプロセッサのみが、メインメモリ26の所定アドレスにアクセスできるようになり、データを保護することができる。
例えば、以下のように使用することが考えられる。まず、情報処理装置の起動直後においては、キーマスクの値は全てゼロである。メインプロセッサ内のプログラムが実行され、サブプロセッサ内のプログラムと連携動作するものとする。第1のサブプロセッサにより出力された処理結果データを一旦メインメモリに格納し、第2のサブプロセッサに入力したいときには、該当するメインメモリ領域は、当然どちらのサブプロセッサからもアクセス可能である必要がある。そのような場合に、メインプロセッサ内のプログラムは、キーマスクの値を適切に変更し、複数のサブプロセッサからアクセスできるメインメモリ領域を設けることにより、サブプロセッサによる多段階的な処理を可能にする。
より具体的には、他の情報処理装置からのデータ→第1のサブプロセッサによる処理→第1のメインメモリ領域→第2のサブプロセッサによる処理→第2のメインメモリ領域、という手順で多段階処理が行われるときには、
第1のサブプロセッサのサブプロセッサキー:0100、
第1のメインメモリ領域のアクセスキー :0100、
第2のサブプロセッサのサブプロセッサキー:0101、
第2のメインメモリ領域のアクセスキー :0101
というような設定のままだと、第2のサブプロセッサは第1のメインメモリ領域にアクセスすることができない。そこで、第2のサブプロセッサのキーマスクを0001にすることにより、第2のサブプロセッサによる第1のメインメモリ領域へのアクセスを可能にすることができる。
図1のネットワークシステムでは、情報処理装置1、2、3、4間での分散処理のために、情報処理装置1、2、3、4間でソフトウェアセルが伝送される。すなわち、ある情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、コマンド、プログラム及びデータを含むソフトウェアセルを生成し、ネットワーク9を介して他の情報処理装置に送信することによって、処理を分散することができる。
図3に、ソフトウェアセルの構成の一例を示す。この例のソフトウェアセルは、全体として、送信元ID、送信先ID、応答先ID、セルインターフェース、DMAコマンド、プログラム及びデータによって構成される。
送信元IDには、ソフトウェアセルの送信元である情報処理装置のネットワークアドレス及び当該情報処理装置の情報処理装置ID、更に、その情報処理装置内の情報処理コントローラが備えるメインプロセッサ21及び各サブプロセッサ23の識別子(メインプロセッサID及びサブプロセッサID)が含まれる。
送信先ID及び応答先IDには、それぞれ、ソフトウェアセルの送信先である情報処理装置、及びソフトウェアセルの実行結果の応答先である情報処理装置についての、同じ情報が含まれる。
セルインターフェースは、ソフトウェアセルの利用に必要な情報であり、グローバルID、必要なサブプロセッサの情報、サンドボックスサイズ及び前回のソフトウェアセルIDから構成される。
グローバルIDは、ネットワーク全体を通して当該ソフトウェアセルを一意的に識別できるものであり、送信元ID及びソフトウェアセルの作成または送信の日時(日付及び時刻)に基づいて作成される。
必要なサブプロセッサの情報は、当該ソフトウェアセルの実行に必要なサブプロセッサの数を設定する。サンドボックスサイズは、当該ソフトウェアセルの実行に必要なメインメモリ26内及びサブプロセッサ23のLS24内のメモリ量を設定する。前回のソフトウェアセルIDは、ストリーミングデータなどのシーケンシャルな実行を要求する1グループのソフトウェアセル内の、前回のソフトウェアセルの識別子である。
ソフトウェアセルの実行セクションは、DMAコマンド、プログラム及びデータから構成される。DMAコマンドには、プログラムの起動に必要な一連のDMAコマンドが含まれ、プログラムには、サブプロセッサ23によって実行されるサブプロセッサプログラムが含まれる。ここでのデータは、このサブプロセッサプログラムを含むプログラムによって処理されるデータである。
更に、DMAコマンドには、ロードコマンド、キックコマンド、機能プログラム実行コマンド、ステータス要求コマンド、及びステータス返信コマンドが含まれる。
ロードコマンドは、メインメモリ26内の情報をサブプロセッサ23内のLS24にロードするコマンドであり、ロードコマンド自体のほかに、メインメモリアドレス、サブプロセッサID及びLSアドレスを含む。メインメモリアドレスは、情報のロード元であるメインメモリ26内の所定領域のアドレスを示す。サブプロセッサID及びLSアドレスは、情報のロード先であるサブプロセッサ23の識別子及びLS24のアドレスを示す。
キックコマンドは、プログラムの実行を開始するコマンドであり、キックコマンド自体のほかに、サブプロセッサID及びプログラムカウンタを含む。サブプロセッサIDは、キック対象のサブプロセッサ23を識別し、プログラムカウンタは、プログラム実行用プログラムカウンタのためのアドレスを与える。
機能プログラム実行コマンドは、後述のように、ある情報処理装置が他の情報処理装置に対して、機能プログラムの実行を要求するコマンドである。機能プログラム実行コマンドを受信した情報処理装置内の情報処理コントローラは、後述の機能プログラムIDによって、起動すべき機能プログラムを識別する。
ステータス要求コマンドは、送信先IDで示される情報処理装置の現在の動作状態(状況)に関する装置情報を、応答先IDで示される情報処理装置宛に送信要求するコマンドである。機能プログラムについては後述するが、図6に示す情報処理コントローラのメインメモリ26が記憶するソフトウェアの構成図において機能プログラムにカテゴライズされるプログラムである。機能プログラムは、メインメモリ26にロードされ、メインプロセッサ21により実行される。
ステータス返信コマンドは、上記のステータス要求コマンドを受信した情報処理装置が、自身の装置情報を当該ステータス要求コマンドに含まれる応答先IDで示される情報処理装置に応答するコマンドである。ステータス返信コマンドは、実行セクションのデータ領域に装置情報を格納する。
図4に、DMAコマンドがステータス返信コマンドである場合におけるソフトウェアセルのデータ領域の構造を示す。
情報処理装置IDは、情報処理コントローラを備える情報処理装置を識別するための識別子であり、ステータス返信コマンドを送信する情報処理装置のIDを示す。情報処理装置IDは、電源投入時、その情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21によって、電源投入時の日時、情報処理装置のネットワークアドレス及び情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるサブプロセッサ23の数などに基づいて生成される。
情報処理装置種別IDには、当該情報処理装置の特徴を表す値が含まれる。情報処理装置の特徴とは、例えば、後述のハードディスクレコーダ、オーディオプレーヤ、ホームサーバ等である。また、情報処理装置種別IDは、映像音声記録、映像音声再生等、情報処理装置の機能を表すものであってもよい。情報処理装置の特徴や機能を表す値は予め決定されているものとし、情報処理装置種別IDを読み出すことにより、当該情報処理装置の特徴や機能を把握することが可能である。
MS(マスター/スレーブ)ステータスは、後述のように情報処理装置がマスター装置またはスレーブ装置のいずれで動作しているかを表すもので、これが0に設定されている場合にはマスター装置として動作していることを示し、1に設定されている場合にはスレーブ装置として動作していることを示す。
メインプロセッサ動作周波数は、情報処理コントローラ内のメインプロセッサ21の動作周波数を表す。メインプロセッサ使用率は、メインプロセッサ21で現在動作している全てのプログラムについての、メインプロセッサ21での使用率を表す。メインプロセッサ使用率は、対象メインプロセッサの全処理能力に対する使用中の処理能力の比率を表した値で、例えばプロセッサ処理能力評価のための単位であるMIPSを単位として算出され、または単位時間あたりのプロセッサ使用時間に基づいて算出される。後述のサブプロセッサ使用率についても同様である。
サブプロセッサ数は、当該の情報処理コントローラが備えるサブプロセッサ23の数を表す。サブプロセッサIDは、当該の情報処理コントローラ内の各サブプロセッサ23を識別するための識別子である。
サブプロセッサステータスは、各サブプロセッサ23の状態を表すものであり、unused,reserved,busyなどの状態がある。unusedは、当該のサブプロセッサが現在使用されてなく、使用の予約もされていないことを示す。reservedは、現在は使用されていないが、予約されている状態を示す。busyは、現在使用中であることを示す。
サブプロセッサ使用率は、当該のサブプロセッサで現在実行している、または当該のサブプロセッサに実行が予約されているプログラムについての、当該サブプロセッサでの使用率を表す。すなわち、サブプロセッサ使用率は、サブプロセッサステータスがbusyである場合には、現在の使用率を示し、サブプロセッサステータスがreservedである場合には、後に使用される予定の推定使用率を示す。
サブプロセッサID、サブプロセッサステータス及びサブプロセッサ使用率は、1つのサブプロセッサ23に対して一組設定され、1つの情報処理コントローラ内のサブプロセッサ23に対応する組数が設定される。
メインメモリ総容量及びメインメモリ使用量は、それぞれ、当該の情報処理コントローラに接続されているメインメモリ26の総容量及び現在使用中の容量を表す。
外部記録部数は、当該の情報処理コントローラに接続されている外部記録部28の数を表す。外部記録部IDは、当該の情報処理コントローラに接続されている外部記録部28を一意的に識別する情報である。外部記録部種別IDは、当該の外部記録部の種類(例えば、ハードディスク、CD±RW、DVD±RW、メモリディスク、SRAM、ROMなど)を表す。
外部記録部総容量及び外部記録部使用量は、それぞれ、外部記録部IDによって識別される外部記録部28の総容量及び現在使用中の容量を表す。
外部記録部ID、外部記録部種別ID、外部記録部総容量及び外部記録部使用量は、1つの外部記録部28に対して一組設定されるものであり、当該の情報処理コントローラに接続されている外部記録部28の数の組数だけ設定される。すなわち、1つの情報処理コントローラに複数の外部記録部が接続されている場合、各々の外部記録部には異なる外部記録部IDが割り当てられ、外部記録部種別ID、外部記録部総容量及び外部記録部使用量も別々に管理される。
ある情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、以上のような構成のソフトウェアセルを生成し、ネットワーク9を介して他の情報処理装置及び当該装置内の情報処理コントローラに送信する。送信元の情報処理装置、送信先の情報処理装置、応答先の情報処理装置、及び各装置内の情報処理コントローラは、それぞれ、上記の送信元ID、送信先ID及び応答先IDによって識別される。
ソフトウェアセルを受信した情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、そのソフトウェアセルをメインメモリ26に格納する。さらに、送信先のメインプロセッサ21は、ソフトウェアセルを読み出し、それに含まれるDMAコマンドを処理する。具体的には、送信先のメインプロセッサ21は、まず、ロードコマンドを実行する。これによって、ロードコマンドで指示されたメインメモリアドレスから、ロードコマンドに含まれるサブプロセッサID及びLSアドレスで特定されるサブプロセッサ内のLS24の所定領域に、情報がロードされる。ここでロードされる情報は、受信したソフトウェアセルに含まれるサブプロセッサプログラムまたはデータ、あるいはその他の指示されたデータである。
次に、メインプロセッサ21は、キックコマンドを、これに含まれるサブプロセッサIDで指示されたサブプロセッサに、同様にキックコマンドに含まれるプログラムカウンタと共に出力する。指示されたサブプロセッサは、そのキックコマンド及びプログラムカウンタに従って、サブプロセッサプログラムを実行する。そして、実行結果をメインメモリ26に格納した後、実行を完了したことをメインプロセッサ21に通知する。
なお、送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラにおいてソフトウェアセルを実行するプロセッサはサブプロセッサ23に限定されるものではなく、メインプロセッサ21がソフトウェアセルに含まれる機能プログラムなどのメインメモリ用プログラムを実行するように指定することも可能である。
この場合には、送信元の情報処理装置は、送信先の情報処理装置宛に、サブプロセッサプログラムの代わりに、メインメモリ用プログラム及びそのメインメモリ用プログラムによって処理されるデータを含み、DMAコマンドがロードコマンドであるソフトウェアセルを送信し、メインメモリ26にメインメモリ用プログラム及びそれによって処理されるデータを記憶させる。次に、送信元の情報処理装置は、送信先の情報処理装置宛に、送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラについてのメインプロセッサID、メインメモリアドレス、メインメモリ用プログラムを識別するための後述の機能プログラムIDなどの識別子、及びプログラムカウンタを含み、DMAコマンドがキックコマンドまたは機能プログラム実行コマンドであるソフトウェアセルを送信して、メインプロセッサ21に当該メインメモリ用プログラムを実行させる。
以上のように、この発明のネットワークシステムでは、送信元の情報処理装置は、サブプロセッサプログラムまたはメインメモリ用プログラムをソフトウェアセルによって送信先の情報処理装置に送信するとともに、当該サブプロセッサプログラムを送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるサブプロセッサ23にロードさせ、当該サブプロセッサプログラムまたは当該メインメモリ用プログラムを送信先の情報処理装置に実行させることができる。
送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラでは、受信したソフトウェアセルに含まれるプログラムがサブプロセッサプログラムである場合には、当該サブプロセッサプログラムを指定されたサブプロセッサにロードさせる。そして、ソフトウェアセルに含まれるサブプロセッサプログラムまたはメインメモリ用プログラムを実行させる。したがって、ユーザが送信先の情報処理装置を操作しなくても自動的に、当該サブプロセッサプログラムまたは当該メインメモリ用プログラムを送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラに実行させることができる。
このようにして情報処理装置は、自装置内の情報処理コントローラがサブプロセッサプログラムまたは機能プログラムなどのメインメモリ用プログラムを有していない場合には、ネットワークに接続された他の情報処理装置からそれらを取得することができる。更に、各サブプロセッサ間ではDMA方式によりデータ転送を行い、また上述したサンドボックスを使用することによって、1つの情報処理コントローラ内でデータを多段階に処理する必要がある場合でも、高速かつ高セキュリティに処理を実行することができる。
ソフトウェアセルの使用による分散処理の結果、図5の上段に示すようにネットワーク9に接続されている複数の情報処理装置1、2、3、4は、図5の下段に示すように、仮想的な1台の情報処理装置7として動作する。ただし、そのためには、以下のような構成によって、以下のような処理が実行される必要がある。
図6に、個々の情報処理コントローラのメインメモリ26が記憶するソフトウェアの構成を示す。これらのソフトウェア(プログラム)は、情報処理装置に電源が投入される前においては、当該の情報処理コントローラに接続される外部記録部28に記録されているものである。各プログラムは、機能または特徴によって、制御プログラム、機能プログラム及びデバイスドライバにカテゴライズされる。
制御プログラムは、各情報処理コントローラが同じものを備え、各情報処理コントローラのメインプロセッサ21が実行するもので、後述のMS(マスター/スレーブ)マネージャ及び能力交換プログラムを含む。
機能プログラムは、メインプロセッサ21が実行するもので、記録用、再生用、素材検索用など、情報処理コントローラごとに情報処理装置に応じたものが備えられる。
デバイスドライバは、情報処理コントローラ(情報処理装置)の入出力(送受信)用で、放送受信、モニタ出力、ビットストリーム入出力、ネットワーク入出力など、情報処理コントローラ毎に情報処理装置に応じたものが備えられる。
情報処理装置が物理的にネットワーク9に接続された状態で、情報処理装置に主電源が投入され、情報処理装置が電気的・機能的にもネットワーク9に接続されると、その情報処理装置の情報処理コントローラのメインプロセッサ21は、制御プログラムに属する各プログラム、及びデバイスドライバに属する各プログラムを、メインメモリ26にロードする。
ロード手順としては、メインプロセッサ21は、まず、DC27に読み出し命令を実行させることによって、外部記録部28からプログラムを読み出し、次に、DMAC25に書き込み命令を実行させることによって、そのプログラムをメインメモリ26に書き込む。
機能プログラムに属する各プログラムについては、必要なときに必要なプログラムだけをロードするように構成してもよく、または、他のカテゴリに属するプログラムと同様に、主電源投入直後に各プログラムをロードするように構成してもよい。
ここで、機能プログラムに属する各プログラムは、ネットワークに接続された全ての情報処理装置の外部記録部28に記録されている必要はなく、いずれか1つの情報処理装置の外部記録部28に記録されていれば、前述の方法によって他の情報処理装置からロードすることができるので、結果的に図5の下段に示すように、仮想的な1台の情報処理装置7として機能プログラムを実行することができる。
また、前述したようにメインプロセッサ21によって処理される機能プログラムは、サブプロセッサ23によって処理されるサブプロセッサプログラムと連携動作する場合がある。そこでメインプロセッサ21が外部記録部28から機能プログラムを読み出し、メインメモリ26に書き込む際に対象となる機能プログラムと連携動作するサブプロセッサプログラムが存在する場合には、当該サブプロセッサプログラムも併せて同じメインメモリ26に書き込むものとする。この場合、連携動作するサブプロセッサプログラムは1個である場合もあるし、複数個であることもあり得る。複数個である場合には、全ての連携動作するサブプロセッサプログラムをメインメモリ26に書き込むことになる。メインメモリ26に書き込まれたサブプロセッサプログラムはその後、サブプロセッサ23内のLS24に書き込まれ、メインプロセッサ21によって処理される機能プログラムと連携動作する。
図3のソフトウェアセルに示したように、機能プログラムには、プログラムごとにプログラムを一意的に識別できる識別子が、機能プログラムIDとして割り当てられる。機能プログラムIDは、機能プログラムの作成の段階で、作成日時や情報処理装置IDなどから決定される。
そしてサブプロセッサプログラムにもサブプロセッサプログラムIDが割り当てられ、これによりサブプロセッサプログラムを一意的に識別可能である。割り当てられるサブプロセッサプログラムIDは、連携動作する相手となる機能プログラムの機能プログラムIDと関連性のある識別子、例えば機能プログラムIDを親番号とした上で最後尾に枝番号を付加させたもの等であることもあり得るし、連携動作する相手となる機能プログラムの機能プログラムIDとは関連性のない識別子であってもよい。いずれにしても機能プログラムとサブプロセッサプログラムが連携動作する場合には、両者とも相手の識別子であるプログラムIDを自プログラム内に互いに記憶しておく必要がある。機能プログラムが複数個のサブプロセッサプログラムと連携動作する場合にも、当該機能プログラムは複数個ある全てのサブプロセッサプログラムのサブプロセッサプログラムIDを記憶しておくことになる。
メインプロセッサ21は、自身が動作する情報処理装置の装置情報(動作状態に関する情報)を格納するための領域をメインメモリ26に確保し、当該情報を自装置の装置情報テーブルとして記録する。ここでの装置情報は、図4に示した情報処理装置ID以下の各情報である。
上述したネットワークシステムでは、ある情報処理装置への主電源投入時、その情報処理装置の情報処理コントローラのメインプロセッサ21は、マスター/スレーブマネージャ(以下、MSマネージャ)をメインメモリ26にロードし、実行する。
MSマネージャは、自身が動作する情報処理装置がネットワーク9に接続されていることを検知すると、同じネットワーク9に接続されている他の情報処理装置の存在を確認する。ここでの「接続」または「存在」は、上述したように、情報処理装置が物理的にネットワーク9に接続されているだけでなく、電気的・機能的にもネットワーク9に接続されていることを示す。また、自身が動作する情報処理装置を自装置、他の情報処理装置を他装置と称する。当該装置も、当該情報処理装置を示すものとする。
MSマネージャが同じネットワーク9に接続されている他の情報処理装置の存在を確認する方法を以下に示す。
MSマネージャは、DMAコマンドがステータス要求コマンドであり、送信元ID及び応答先IDが当該情報処理装置で、送信先IDを特定しないソフトウェアセルを生成して、当該情報処理装置が接続されたネットワーク上に送信して、ネットワーク接続確認用のタイマーを設定する。タイマーのタイムアウト時間は、例えば10分とされる。
当該ネットワークシステム上に他の情報処理装置が接続されている場合、その他装置は、上記ステータス要求コマンドのソフトウェアセルを受信し、上記応答先IDで特定されるステータス要求コマンドを発行した情報処理装置に対して、DMAコマンドがステータス返信コマンドであり、かつデータとして自身(その他装置)の装置情報を含むソフトウェアセルを送信する。このステータス返信コマンドのソフトウェアセルには、少なくとも当該他装置を特定する情報(情報処理装置ID、メインプロセッサに関する情報、サブプロセッサに関する情報など)及び当該他装置のMSステータスが含まれる。
ステータス要求コマンドを発行した情報処理装置のMSマネージャは、上記ネットワーク接続確認用のタイマーがタイムアウトするまで、当該ネットワーク上の他装置から送信されるステータス返信コマンドのソフトウェアセルの受信を監視する。その結果、MSステータス=0(マスター装置)を示すステータス返信コマンドが受信された場合には、自装置の装置情報テーブルにおけるMSステータスを1に設定する。これによって、当該装置は、スレーブ装置となる。
一方、上記ネットワーク接続確認用のタイマーがタイムアウトするまでの間にステータス返信コマンドが全く受信されなかった場合、またはMSステータス=0(マスター装置)を示すステータス返信コマンドが受信されなかった場合には、自装置の装置情報テーブルにおけるMSステータスを0に設定する。これによって、当該装置は、マスター装置となる。
すなわち、いずれの装置もネットワーク9に接続されていない状態、またはネットワーク9上にマスター装置が存在しない状態において、新たな情報処理装置がネットワーク9に接続されると、当該装置は自動的にマスター装置として設定される。一方、ネットワーク9上に既にマスター装置が存在する状態において、新たな情報処理装置がネットワーク9に接続されると、当該装置は自動的にスレーブ装置として設定される。
マスター装置及びスレーブ装置のいずれについても、MSマネージャは、定期的にステータス要求コマンドをネットワーク9上の他装置に送信してステータス情報を照会することにより、他装置の状況を監視する。その結果、ネットワーク9に接続されている情報処理装置の主電源が遮断され、またはネットワーク9から情報処理装置が切り離されることにより、予め判定用に設定された所定期間内に特定の他装置からステータス返信コマンドが返信されなかった場合や、ネットワーク9に新たな情報処理装置が接続された場合など、ネットワーク9の接続状態に変化があった場合には、その情報を後述の能力交換プログラムに通知する。
メインプロセッサ21は、MSマネージャから、ネットワーク9上の他装置の照会及び自装置のMSステータスの設定完了の通知を受けると、能力交換プログラムを実行する。
能力交換プログラムは、自装置がマスター装置である場合には、ネットワーク9に接続されている全ての他装置の装置情報、すなわち各スレーブ装置の装置情報を取得する。他装置の装置情報の取得は、上述したように、DMAコマンドがステータス要求コマンドであるソフトウェアセルを生成して他装置に送信し、その後、DMAコマンドがステータス返信コマンドで、かつデータとして他装置の装置情報を含むソフトウェアセルを他装置から受信することによって可能である。
能力交換プログラムは、マスター装置である自装置の装置情報テーブルと同様に、ネットワーク9に接続されている全ての他装置(各スレーブ装置)の装置情報を格納するための領域を自装置のメインメモリ26に確保し、これら情報を他装置(スレーブ装置)の装置情報テーブルとして記録する。すなわち、マスター装置のメインメモリ26には、自装置を含むネットワーク9に接続されている全ての情報処理装置の装置情報が、装置情報テーブルとして記録される。
一方、自装置がスレーブ装置である場合には、能力交換プログラムは、ネットワーク9に接続されている全ての他装置の装置情報、すなわちマスター装置及び自装置以外の各スレーブ装置の装置情報を取得し、これら装置情報に含まれる情報処理装置ID及びMSステータスを、自装置のメインメモリ26に記録する。すなわち、スレーブ装置のメインメモリ26には、自装置の装置情報が、装置情報テーブルとして記録されるとともに、自装置以外のネットワーク9に接続されているマスター装置及び各スレーブ装置についての情報処理装置ID及びMSステータスが、別の装置情報テーブルとして記録される。
また、マスター装置及びスレーブ装置のいずれについても、能力交換プログラムは、上記のようにMSマネージャから、新たにネットワーク9に情報処理装置が接続されたことが通知されたときには、その情報処理装置の装置情報を取得し、上述したようにメインメモリ26に記録する。
なお、MSマネージャ及び能力交換プログラムは、メインプロセッサ21で実行されることに限らず、いずれかのサブプロセッサ23で実行されてもよい。また、MSマネージャ及び能力交換プログラムは、情報処理装置の主電源が投入されている間は常時動作する常駐プログラムであることが望ましい。
マスター装置及びスレーブ装置のいずれについても、能力交換プログラムは、上記のようにMSマネージャから、ネットワーク9に接続されている情報処理装置の主電源が遮断され、またはネットワーク9から情報処理装置が切り離されたことが通知されたときには、その情報処理装置の装置情報テーブルを自装置のメインメモリ26から削除する。
更に、このようにネットワーク9から切断された情報処理装置がマスター装置である場合には、以下のような方法によって、新たにマスター装置が決定される。
具体的には、例えば、ネットワーク9から切断されていない情報処理装置は、それぞれ、自装置及び他装置の情報処理装置IDを数値に置き換えて、自装置の情報処理装置IDを他装置の情報処理装置IDと比較し、自装置の情報処理装置IDがネットワーク9から切断されていない情報処理装置中で最小である場合、そのスレーブ装置は、マスター装置に移行して、MSステータスを0に設定し、マスター装置として、上述したように、ネットワーク9に接続されている全ての他装置(各スレーブ装置)の装置情報を取得して、メインメモリ26に記録する。
図5の下段に示したようにネットワーク9に接続されている複数の情報処理装置1、2、3、4を仮想的な1台の情報処理装置7として動作させるためには、マスター装置がユーザの操作及びスレーブ装置の動作状態を把握する必要がある。
図7に、4台の情報処理装置が仮想的な1台の情報処理装置7として動作する様子を示す。情報処理装置1がマスター装置、情報処理装置2、3、4がスレーブ装置A、B、Cとして、動作しているものとする。
ユーザがネットワーク9に接続されている情報処理装置を操作した場合、操作対象がマスター装置1であれば、その操作情報は、マスター装置1において直接把握され、操作対象がスレーブ装置であれば、その操作情報は、操作されたスレーブ装置からマスター装置1に送信される。すなわち、ユーザの操作対象がマスター装置1とスレーブ装置のいずれであるかにかかわらず、その操作情報は常にマスター装置1において把握される。操作情報の送信は、例えば、DMAコマンドが操作情報送信コマンドであるソフトウェアセルによって行われる。
そして、マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、その操作情報に従って、実行する機能プログラムを選択する。その際、必要であれば、マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、上記の方法によって自装置の外部記録部28−1、28−2からメインメモリ26−1に機能プログラムをロードするが、他の情報処理装置(スレーブ装置)がマスター装置1に機能プログラムを送信してもよい。
機能プログラムには、その実行単位毎に必要となる、図4に示した各情報として表される情報処理装置種別ID、メインプロセッサまたはサブプロセッサの処理能力、メインメモリ使用量、外部記録部に関する条件等の、装置に関する要求スペックが規定されている。
マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、各機能プログラムについて必要となる上記要求スペックを読み出す。また、予め能力交換プログラムによってメインメモリ26−1に記録された装置情報テーブルを参照し、各情報処理装置の装置情報を読み出す。ここでの装置情報は、図4に示した情報処理装置ID以下の各情報を示し、メインプロセッサ、サブプロセッサ、メインメモリ及び外部記録部に関する情報である。
マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、ネットワーク9上に接続された各情報処理装置の上記装置情報と、機能プログラム実行に必要となる上記要求スペックとを順次比較する。
そして、例えば、機能プログラムが録画機能を必要とする場合には、情報処理装置種別IDに基づいて、録画機能を有する情報処理装置のみを特定して抽出する。更に、機能プログラムを実行するために必要なメインプロセッサまたはサブプロセッサの処理能力、メインメモリ使用量、外部記録部に関する条件を確保できるスレーブ装置を、実行要求候補装置として特定する。ここで、複数の実行要求候補装置が特定された場合には、当該候補装置から1つの実行要求候補装置を特定して選択する。
実行要求するスレーブ装置が特定されたら、マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、その特定されたスレーブ装置について、自装置内の情報処理コントローラ11に含まれるメインメモリ26−1に記録されている当該スレーブ装置の装置情報テーブルを更新する。
更に、マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、DMAコマンドがロードコマンド及びキックコマンドであるソフトウェアセルを生成し、当該ソフトウェアセルのセルインターフェースに、機能プログラムに関する必要なサブプロセッサの情報及びサンドボックスサイズ(図3参照)を設定して、上記実行要求されるスレーブ装置に対して送信する。
機能プログラムの実行を要求されたスレーブ装置は、その機能プログラムを実行するとともに、自装置の装置情報テーブルを更新する。その際、必要であれば、スレーブ装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、上記の方法によって自装置の外部記録部28からメインメモリ26に機能プログラムおよび当該機能プログラムと連携動作するサブプロセッサプログラムをロードする。
機能プログラムの実行を要求されたスレーブ装置の外部記録部28に、必要な機能プログラムまたは当該機能プログラムと連携動作するサブプロセッサプログラムが記録されていない場合には、他の情報処理装置が当該機能プログラムまたはサブプロセッサプログラムを、その機能プログラム実行要求先スレーブ装置に送信するように、システムを構成すればよい。
サブプロセッサプログラムについては、前述のロードコマンドおよびキックコマンドを利用して他の情報処理装置に実行させることもできる。
機能プログラムの実行終了後、機能プログラムを実行したスレーブ装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、終了通知をマスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1に送信するとともに、自装置の装置情報テーブルを更新する。マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、その終了通知を受信して、機能プログラムを実行したスレーブ装置の装置情報テーブルを更新する。
マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、自装置及び他装置の装置情報テーブルの参照結果から、当該の機能プログラムを実行することができる情報処理装置として、自身を選択する場合もあり得る。その場合には、マスター装置1が当該機能プログラムを実行する。
図7の例で、ユーザがスレーブ装置A(情報処理装置2)を操作し、当該操作に応じた機能プログラムを別のスレーブ装置B(情報処理装置3)が実行する場合について、図8を用いてその分散処理の例を説明する。
図8の例では、ユーザがスレーブ装置Aを操作することによって、スレーブ装置Aを含むネットワークシステム全体の分散処理が開始して、まず、スレーブ装置Aは、ステップ81で、その操作情報をマスター装置1に送信する。
マスター装置1は、ステップ72で、その操作情報を受信し、さらにステップ73に進んで、自装置のメインメモリ26−1に記録されている自装置及び他装置の装置情報テーブルから、各情報処理装置の動作状態を調べて、受信した操作情報に応じた機能プログラムを実行することができる情報処理装置を選択する。この例は、スレーブ装置Bが選択される場合である。
次に、マスター装置1は、ステップ74で、その選択したスレーブ装置Bに対して機能プログラムの実行を要求する。
スレーブ装置Bは、ステップ95で、その実行要求を受信し、さらにステップ96に進んで、実行要求された機能プログラムを実行する。
以上のように、ユーザは、1台の情報処理装置のみを操作することによって、他の情報処理装置を操作することなく、複数の情報処理装置1、2、3、4を仮想的な1台の情報処理装置7として動作させることができる。
次に、上記ネットワークシステムを前提として、本発明を、家庭内の遠隔制御システムに適用した場合の実施の形態について説明する。
図9は、本実施形態における遠隔制御システムの構成を示す図である。なお、同図において、上記図1で説明したネットワークシステムの構成及び機能等について同様のものは説明を簡略または省略し、異なる点を中心に説明する。
同図に示すように、本実施形態に係る遠隔制御システムは、ホームサーバ31と、オーディオプレーヤ32、ハードディスクレコーダ33といった家電機器により構成される。これらの機器は家庭内においてLAN(Local Area Network)35により接続されて、互いに通信を行うことが可能となっている。また、各機器は、リモートコントローラ34により遠隔制御される。なお、本システムを構成する家電機器は、上記オーディオプレーヤ32及びハードディスクレコーダ33に限られるものではなく、例えばテレビや冷蔵庫等、家庭内で上記リモートコントローラ34(以下、リモコン34と記述する)により制御することが可能ならばどのような機器であってもよい。
本システムにおいては、ユーザが所持するリモコン34から送信された機器制御情報としての赤外線データを、上記ホームサーバ31が直接または上記機器を介して受信して、当該機器制御情報により制御される対象の他の機器へ転送することにより、当該機器の遠隔制御を行うものとする。
なお、ホームサーバ31は上述の図1等における情報処理装置1として、オーディオプレーヤ32は情報処理装置2として、ハードディスクレコーダ33は情報処理装置3として機能し、それぞれ上述のメインプロセッサ、サブプロセッサを含む情報処理コントローラを有し、上記DMAコマンド等によりソフトウェアセルを実行したり、各種データをやり取りしたりすることが可能である。よって、各機器には、上記情報処理装置IDとして、それぞれを識別するための機器IDが付与されている。
ホームサーバ31は、通信部36、操作入力部37及び機器情報処理部38を有し、それらは情報処理コントローラ11のバス29−1に接続されたバス40に接続されている。また、機器情報処理部38には機器情報データベース39が接続されている。
上記通信部36は、上記リモコン34や機器から上記機器制御情報を受信したり、当該機器制御情報を、LAN35を介して上記オーディオプレーヤ32及びハードディスクレコーダ33またはその他の家電機器に転送したりする際のインターフェースとなる。
上記操作入力部37は、例えばキーボード、タッチパネル、プッシュボタン等であり、ユーザがホームサーバ31の各種設定を行ったり、上記機器情報データベース39を更新する際に入力を行ったりする際のインターフェースとなる。
上記機器情報処理部38は、本システムにおける家庭内の各機器に関する情報を、上記機器情報データベース39により一括管理する。そして上記機器制御情報及び機器識別情報を受信した際には、当該情報の転送先である機器を判断し、上記通信部36を介して、適切な機器に当該情報を転送する。
図10は、上記機器情報データベース39に記憶されたデータの例を示した図である。
同図に示すように、機器情報データベース39には、家庭内の各機器を識別するための上記機器IDと、当該機器のカテゴリを示すデータがそれぞれ対応付けられて記憶されている。当該データは、家庭内の機器IDを与えられた機器の数だけ存在する。なお、当該ホームサーバ31にもホームサーバ31自身を識別するためのIDが与えられている。
上記機器情報処理部38は、当該機器情報データベース39を参照して、上記機器制御情報を送信すべき機器を判断する。また、家庭内で遠隔制御する機器が追加された場合には、その都度例えば上記操作入力部37により入力することにより、当該機器情報データベース39中の機器ID及び機器カテゴリを追加してデータベースの更新を行う。
図11は、上記リモコン34の構成を示した図である。
同図に示すように、リモコン34には、簡易機能ボタン41、転送機能ボタン42、タッチパネル43、ジョグダイヤル44及び指紋センサ部45が設けられている。
簡易機能ボタン41には、上記機器識別情報が付された各機器に対応して、各機器のモードを切り替える機能が一対一で割り振られている。例えば同図のボタン1にはオーディオプレーヤ、ボタン2にはテレビというように、ユーザが各ボタンを押す毎にリモコン34が当該ボタンに対応した機器のリモコンとして機能するようになっている。ユーザは、家庭内の機器のうち、例えば普段頻繁に利用する機器を当該簡易機能ボタン41に設定しておくことで、後述のタッチパネルの操作によらなくても所望の機器のモードへ切り替えることができる。
転送機能ボタン42は、上記機器制御情報を上記サーバ31に転送させるために、転送モードに切り替えるためのボタンである。なお、リモコン34において、当該転送モードを利用しない場合には予め特定の機器のリモコンとして機能するようにオフセットが設定されている。例えば、当該リモコン34を通常はオーディオプレーヤ32のリモコンとして利用し、当該オーディオプレーヤ32以外の機器を制御する場合には、転送機能ボタン42を押して転送モードに切り替える。
タッチパネル43は、例えばTFT(Thin Film Transistor)等のLCD(Liquid Crystal Display)から成り、各機器を選択するためのメニュー画面や、当該タッチパネル43または上記簡易機能ボタン41で選択された機器のリモコンのイメージ画像が表示される。当該リモコン画像中の各ボタンには、実際のリモコンのボタンと同一の機能が割り振られており、ユーザは当該各ボタンを押下することにより、各機器を遠隔制御することが可能となっている。リモコン34は、各機器のリモコンに対応するリモコン画像データを予め記憶しておく。また、上記転送モードであるか否かも当該タッチパネル上に表示される。
ジョグダイヤル44は、上記タッチパネル43に表示される各種メニュー画面において選択を行ったり、また各機器のリモコン画像が表示されている場合には、例えばハードディスクレコーダ33において、ビデオの録画予約時等に文字を入力したりする際に用いられる。
指紋センサ部45は、例えばリモコン34を複数人で利用する場合に、ユーザの指紋データを認識することにより各ユーザを認識し、認識されたユーザのリモコンのモードへと切り替えるために用いられる。すなわち、予め特定のユーザしか利用できない機器を設定しておき、あるユーザが、家庭内の機器のうち当該特定のユーザが利用する機器のモードを選択して操作しようとした場合には、リモコン34は上記指紋センサ部45による認証を促し、使用権限を持つと認証された上記特定のユーザ以外のユーザは利用できないようにしておく。また、上記簡易機能ボタン41の機能の割り当てもユーザ毎に異なることが考えられるため、当該簡易機能ボタン41を設定する場合には、各ユーザは当該指紋センサ部45の認識により自己のモードへ切り替えた上で設定を行う。
図12は、上記リモコン34から発せられ、上記ホームサーバ31及び各機器へ送信される赤外線データの例を示した図である。
同図(a)に示すように、一般的な赤外線リモコンから発信される赤外線信号は、先頭から順に、リーダコード、カスタムコード、データコード、ストップコードで構成される。
リーダコードは、赤外線データの送信開始を示すビットである。カスタムコードは、各メーカの名前と機種を特定するためのコードで、各メーカが自由に使用することができ、メーカ毎に重複しないようになっている。データコードは、例えば電源のON/OFF、再生開始、録画予約等、各制御命令の内容を示すコードである。そしてストップコードは、赤外線データの送信終了を示すビットである。
同図(b)は、本実施形態のリモコン34から上記転送モードの場合に発信される赤外線データの構成を示した図である。転送モードにおいては、上記(a)の一般的なリモコンの赤外線データに比べて、上記リーダコードとカスタムコードの間に、各機器を識別するための情報として、上記図10で説明した機器IDを示す機器IDコードが付加されている。
当該機器IDコードを含む赤外線データを受信した機器は、その機器IDが当該機器自身の機器IDと一致するか否かを判断し、一致する場合には上記受信した赤外線データ中の上記データコードに含まれる制御命令を実行する。一方、機器IDが一致しない場合には当該赤外線データを、LAN35を介して上記ホームサーバ31へ送信する。そして当該赤外線データを受信したホームサーバ31は、機器IDを認識して、当該機器IDに対応する機器へ赤外線データを転送することにより当該機器が遠隔制御される。
上記(a)に示した赤外線データは、本実施形態においては、リモコン34が上記転送モードではない場合に送信される。すなわち、ユーザが近隣の制御対象の機器を、他の機器及び上記ホームサーバ31を介さずにリモコン34により直接制御するような場合には、上記機器IDコードは必要ないため、通常の一般的なリモコンと同様の赤外線データを送信すればよい。
ところで、上記リモコン34により各機器を遠隔制御するためには、上記ホームサーバ31が記憶する上記機器情報データベース39を当該リモコン34の方でも記憶しておく必要がある。よって、リモコン34は、上記ホームサーバ31から当該機器情報データベース39を予めダウンロードして記憶しておく。また、当該ダウンロード後に上記機器情報データベース39が更新された場合には、リモコン34もデータベースを更新する必要があるため、リモコン34は、遠隔制御を行う前処理として、ホームサーバ31に問い合わせて自身のデータベースが最新のものであるかを確認する。そして、ホームサーバ31は、当該リモコン34の保持するデータベースが古いデータである場合には、データベースを更新させる。図13は当該更新を行う際のホームサーバ31の動作を示したフロー図である。
同図に示すように、まずホームサーバ31は、上記通信部36を介して、リモコン34から問い合わせを受けるとともに、当該リモコン34が記憶している機器情報のデータベースを受信する(ステップ51)。この際リモコン34は、上記ホームサーバ31へ問い合わせを行うための画面を上記タッチパネル43に表示させ、当該画面を通じて問い合わせ及びデータの送信を行う。当該画面は、例えばユーザが上記転送機能ボタン42を押して転送モードにした後、「データ更新」といったメニューを用意して表示させるようにすればよい。
次に、問い合わせを受けたホームサーバ31は、受信したリモコン34のデータベースと、上記機器情報データベース39とを比較し、両データベースが同一(最新)のものか否かを確認する(ステップ52)。データが同一でない場合には(ステップ53のNO)、ホームサーバ31はリモコン34へ最新の機器情報データを送信する(ステップ54)。
当該送信が完了し、リモコン34のデータが全て更新されると、ホームサーバ31はその旨をリモコン34に通知して(ステップ55)終了する。上記ステップ53において両データが同一の場合には(ステップ53のYES)、そのまま更新終了を通知する。
ホームサーバ31から更新終了の通知があった場合には、リモコン34のタッチパネル43上にその旨が表示される。なお当該表示は、タッチパネル43上でなくとも、例えば問い合わせを行っている間リモコン34に設けたランプを点灯させ、問い合わせが終了したら当該ランプを消灯させるような態様であっても構わない。
以上の動作により、リモコン34が記憶する機器情報データが最新のものでない場合に、当該データを更新させることができるため、例えば家庭内の機器の数が増加又は減少した場合でも、リモコン34が記憶する情報と当該サーバ装置が記憶する情報とを常に最新の情報に一致させることにより、上記機器を適切に遠隔制御することができる。
次に、以上のような構成及び前処理を基に、上記ホームサーバ31により上記機器が遠隔制御されるまでの動作について説明する。ここでは、ユーザの近隣にはオーディオプレーヤ32が存在し、ユーザは離れた位置に存在するハードディスクレコーダ33に対してテレビ番組の録画予約の操作を所望している場合を想定して説明する。
この場合、ユーザはリモコン34から、上記ハードディスクレコーダ33への機器制御情報をまず近隣のオーディオプレーヤ32に送信し、当該情報をオーディオプレーヤ32がホームサーバ31へ転送し、更にホームサーバ31がハードディスクレコーダ33へ転送することにより遠隔制御が行われ、これら3台の情報処理装置が仮想的な1台の情報処理装置として機能する。
なお、この場合のマスター/スレーブ関係については、ホームサーバ31がマスター装置、オーディオプレーヤ32及びハードディスクレコーダ33がスレーブ装置として動作するものとする。
まず、この場合に、上記ホームサーバ31、オーディオプレーヤ32及びハードディスクレコーダ33が、上記機器制御情報等のデータを互いにやり取りする際に送信される上記ソフトウェアセルについて述べる。
図14は、リモコン34から上記ハードディスクレコーダ33に対する機器制御情報としての赤外線データを受信した上記オーディオプレーヤ32が、当該機器制御情報をホームサーバ31に送信してハードディスクレコーダ33への転送を要求する際のソフトウェアセルの例を示した図である。同図に示すように、このソフトウェアセルにおいて、送信元IDはオーディオプレーヤ32の機器ID、送信先IDはホームサーバ31の機器ID、応答先IDはハードディスクレコーダ33の機器IDである。またDMAコマンドとして機器制御情報転送要求コマンドを送信し、データとしてリモコン34から受信した赤外線データを送信する。
当該赤外線データには、上記図12に示したように、機器IDコードしてハードディスクレコーダ33の機器IDが含まれ、上記データコードにはハードディスクレコーダ33への録画命令が含まれている。
図15は、上記オーディオプレーヤ32から上記赤外線データの転送要求を受信したホームサーバ31が、当該要求に応答して上記ハードディスクレコーダ33へ転送を行う際のソフトウェアセルの例を示した図である。同図に示すように、このソフトウェアセルにおいて、送信元IDはホームサーバ31の機器ID、送信先ID及び応答先IDはハードディスクレコーダ33の機器IDである。またDMAコマンドとして機器制御情報転送応答コマンドを送信し、データとして上記赤外線データを送信する。更に、セルインターフェース中、前回のソフトウェアセルIDとして、上記オーディオプレーヤ32が上記機器制御情報転送要求コマンドを送信した際のソフトウェアセルのグローバルIDを送信する。
図16は、上記ソフトウェアセルを用いて、上記ハードディスクレコーダ33を遠隔制御する際の動作を示したシーケンス図である。
同図に示すように、まず、ユーザはリモコン34のモードを転送モードにした上で、ハードディスクレコーダ33のリモコン画像をタッチパネル43上に呼び出し、当該タッチパネル43を操作し、機器制御情報として、録画予約を命令する赤外線データを近隣のオーディオプレーヤ32へ送信する(ステップ61)。
オーディオプレーヤ32は当該赤外線データを受信すると(ステップ62)、当該赤外線データ中の機器IDコードを参照して当該データがオーディオプレーヤ32自身への制御命令か否かを確認する(ステップ63)。この場合赤外線データにはハードディスクレコーダ33の機器IDコードが含まれており、自身の機器IDではないため、オーディオプレーヤ32は、当該赤外線データを他の適切な機器に転送させるため、上記機器制御情報転送要求コマンドを含むソフトウェアセルにより、ホームサーバ31へ送信する(ステップ64)。
なお、上記赤外線データが例えばオーディオプレーヤ32自身への制御命令である場合には、オーディオプレーヤ32は自身の機器IDを認識して、当該制御命令を基に自身の制御を行う。
ホームサーバ31が通信部36を介して赤外線データを受信すると(ステップ65)、上記機器情報処理部38は上記機器IDコードと機器情報データベース39を参照して当該赤外線データを転送すべき機器を判断する(ステップ66)。この場合、機器IDに上記ハードディスクレコーダ33の機器IDが含まれているため、ホームサーバ31は、上記赤外線データが当該ハードディスクレコーダ33への制御命令であることを判断し、ハードディスクレコーダ33へ当該赤外線データを転送する(ステップ67)。
ハードディスクレコーダ33は、当該赤外線データを受信し(ステップ68)、上記機器IDが自身のIDであることを確認して、赤外線データ中のデータコードが示す制御命令に基づいて自身の制御を行う(ステップ68)。すなわち、この場合は録画予約命令に基づいて番組の録画予約を行う。
以上の動作により、上記ホームサーバ31は、上記ハードディスクレコーダ33への機器制御情報を上記オーディオプレーヤ32から受信して、上記機器IDを基に、機器制御情報を転送すべき対象が上記ハードディスクレコーダ33であることを判断して転送することにより、当該ハードディスクレコーダ33を遠隔制御することができる。
これにより、例えば制御対象の機器がリモコン34から遠く離れていたり、制御対象とリモコン34の間に障害物が存在したりするような場合であっても、ホームサーバ31を中継することで、ユーザは、当該機器の位置を意識することなく当該機器を遠隔制御することが可能となる。
なお、本発明は以上説明した実施の形態には限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
上述の実施形態においてはハードディスクレコーダ33の録画予約を遠隔制御により行う例を説明したが、例えば、ユーザが家庭内で2階にいる場合であって、1階のテレビの電源を切断したい場合に、2階のユーザの近隣の機器に上記リモコン34から赤外線データを送信し、当該機器が当該赤外線データを上記ホームサーバ31へ送信し、更に当該ホームサーバ31を介してテレビに転送することにより、テレビの遠隔制御するようなことも可能である。
また、上述の実施形態においては、ホームサーバ31が、ユーザの近隣の機器から赤外線データを受信して当該赤外線データを他の適切な機器へ転送するような態様を説明したが、例えば、ユーザがホームサーバ31の近隣に存在するような場合には、ユーザは機器への赤外線データを他の機器を介さずに直接ホームサーバ31へ送信し、その後はホームサーバ31が同様の動作で適切な機器へ赤外線データを転送することにより遠隔制御を行うような態様であっても勿論構わない。
更に、上述の実施形態においては家庭内の遠隔制御システムについて説明したが、勿論、家庭以外でも、例えばオフィスや各種の店舗等、リモコンにより遠隔制御する機器が存在している環境であればどのような場所でも本発明を適用することが可能である。
本発明において前提となるネットワークシステムの一例を示す図である。 情報処理装置が備える情報処理コントローラの説明に供する図である。 ソフトウェアセルの一例を示す図である。 DMAコマンドがステータス返信コマンドである場合のソフトウェアセルのデータ領域を示す図である。 複数の情報処理装置が仮想的な1台の情報処理装置として動作する様子を示す図である。 情報処理コントローラのソフトウェア構成の一例を示す図である。 4台の情報処理装置が仮想的な1台の情報処理装置として動作する様子を示す図である。 図7のシステムにおける分散処理の例を示す図である。 本発明の一実施形態における遠隔制御システムの構成を示す図である。 機器情報データベース39に記憶されたデータの例を示した図である。 リモコン34の構成を示した図である。 リモコン34から発せられ、上記ホームサーバ31及び各機器へ送信される赤外線データについて示した図である。 リモコン34が機器情報データの更新を行う際のホームサーバ31の動作を示したフロー図である。 オーディオプレーヤ32が機器制御情報をホームサーバ31に送信してハードディスクレコーダ33への転送を要求する際のソフトウェアセルの例を示した図である。 ホームサーバ31がハードディスクレコーダ33へ機器制御情報の転送を行う際のソフトウェアセルの例を示した図である。 ソフトウェアセルを用いて、上記ハードディスクレコーダ33を遠隔制御する際の動作を示したシーケンス図である。
符号の説明
31…ホームサーバ
32…オーディオプレーヤ
33…ハードディスクレコーダ
34…リモートコントローラ
34…タッチパネル
35…LAN
36…通信部
37…操作入力部
38…機器情報処理部
39…機器情報データベース
41…簡易機能ボタン
42…転送機能ボタン
43…タッチパネル
44…ジョグダイヤル
45…指紋センサ部

Claims (6)

  1. ユーザが利用する機器を識別する機器識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記機器を遠隔制御するためのユーザからの機器制御情報を、当該機器の前記機器識別情報とともに受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段により受信した前記機器制御情報及び前記機器識別情報を、当該機器識別情報により識別される前記機器へ転送する転送手段と
    を具備することを特徴とするサーバ装置。
  2. 請求項1に記載のサーバ装置であって、
    前記第1の受信手段は、前記機器制御情報及び前記機器識別情報を、前記ユーザが所持する遠隔制御装置から受信することを特徴とするサーバ装置。
  3. 請求項2に記載のサーバ装置であって、
    前記機器はネットワーク上に複数存在し、
    前記第1の受信手段は、前記機器制御情報及び前記機器識別情報を、前記遠隔制御装置から、第1の機器を介して受信し、
    前記第転送手段は、前記機器制御情報及び前記機器識別情報を、第2の機器へ送信することを特徴とするサーバ装置。
  4. 請求項2に記載のサーバ装置であって、
    前記遠隔制御装置が記憶する前記機器識別情報の一覧を受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段により受信した前記機器識別情報の一覧と、当該サーバ装置が記憶する前記機器識別情報の一覧とが同一か否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記両一覧が同一でないと判断された場合に、前記第2の受信手段により受信した前記一覧を、前記サーバ装置が記憶する前記一覧へと更新する更新手段と、
    前記更新手段により更新した前記一覧を、前記遠隔制御装置へ送信する送信手段とを更に具備することを特徴とするサーバ装置。
  5. ユーザが利用する機器を識別する機器識別情報を記憶する記憶手段と、前記機器を遠隔制御するためのユーザからの機器制御情報を、当該機器の前記機器識別情報とともに受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段により受信した前記機器制御情報及び前記機器識別情報を転送する転送手段とを有するサーバ装置と、
    前記サーバ装置から前記機器制御情報及び前記機器識別情報を受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段により受信した前記機器制御情報に応じた制御を実行する制御手段とを有する機器と
    を具備することを特徴とする遠隔制御システム。
  6. ユーザが利用する機器を識別する機器識別情報を記憶するステップと、
    前記機器を遠隔制御するためのユーザからの機器制御情報を、当該機器の前記機器識別情報とともに受信するステップと、
    前記受信した前記機器制御情報及び前記機器識別情報を、当該機器識別情報により識別される前記機器へ転送するステップと
    を具備することを特徴とする遠隔制御方法。
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