JP7240192B2 - 切削加工機の管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、切削加工機の管理システムに関する。
従来から、例えば人口歯などを切削加工で製作する切削加工機が知られている。例えば、特許文献1には、ワークを保持する保持部と、加工ツールを回転させるスピンドルと、保持部およびスピンドルを3次元的に平行移動させる機構とを備えた切削加工機が開示されている。
また、従来から、いわゆるIoT(Internet of Things)技術が知られている。IoT技術では、情報通信機器だけでなく種々の機器に通信機能を持たせ、インターネットに接続することにより、機器の遠隔操作や機器の仕事の管理などを行うことができる。
特開2017-94436号公報
切削加工機でIoTを行うために切削加工機にインターネット等のネットワークに接続できる機能を持たせることは可能である。しかし、ネットワーク接続する機能を備えない既存の切削加工機は多数存在し、また、コストアップに繋がる等の理由でネットワーク接続機能を持たせていない切削加工機も多数製造されている。このような多くの切削加工機は、ネットワークを使った管理の対象とされてこなかった。しかしながら、遠隔で操作や監視ができる等、ネットワークを使って切削加工機を管理する利点はあり、ネットワーク接続機能を持たない切削加工機でもネットワークを使った管理ができると非常に便利である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ネットワーク接続機能を持たない切削加工機であってもネットワークを使って管理できる切削加工機の管理システムを提供することである。
ここに開示する切削加工機の管理システムは、ネットワークを介して複数の操作端末と接続可能に構成されたサーバ装置と、ネットワークを介して前記サーバ装置に接続されるとともに、1つまたは複数の切削加工機が直接接続された仲介装置とを備えている。前記仲介装置は、識別子作成部と、第1受信部と、第1送信部とを備えている。前記識別子作成部は、接続された切削加工機からそれぞれ機体情報を取得するとともに、前記取得した機体情報に基づいて前記接続された切削加工機の識別子をそれぞれ作成する。前記第1受信部は、前記サーバ装置からの命令を受信する。前記第1送信部は、前記第1受信部が受信した命令を切削加工機に対して送信する。前記サーバ装置は、第2受信部と、第2送信部とを備えている。前記第2受信部は、接続された操作端末から切削加工機の識別子が指定された命令を受信する。前記第2送信部は、前記第2受信部が受信した命令を前記仲介装置に送信する。そして、前記仲介装置の前記第1送信部は、前記第1受信部が受信した命令において指定されている識別子に対応する切削加工機に対して前記命令を送信するように設定されている。
上記切削加工機の管理システムによれば、仲介装置に接続されている各切削加工機は、仲介装置が作成した識別子によって識別されているため、仲介装置を介せば、ネットワーク上のアドレスを有するのと同じように扱うことができる。よって、識別子が指定された命令であれば、サーバ装置にネットワーク接続された操作端末から発せられた命令であっても、サーバ装置とサーバ装置にネットワーク接続された仲介装置とを介して指定の切削加工機に送信することができる。このようなシステムにより、ネットワーク接続機能を持たない切削加工機であってもネットワークを使って管理することができる。
一実施形態に係る切削加工機の管理システムを模式的に示した図である。 切削加工機の一例を示す斜視図である。 切削加工機の縦断面図である。 管理システムのブロック図である。 切削加工機の識別IDが登録されるまでのプロセスを示す模式図である。 切削加工機のエラー情報が操作端末に届くまでのプロセスを示す模式図である。 撮影システムの遠隔操作のプロセスを示す模式図である。 切削加工機の遠隔操作のプロセスを示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る切削加工機の管理システムについて説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、一実施形態に係る切削加工機の管理システム100(以下、管理システム100)を模式的に示した図である。図1に示すように、本実施形態に係る管理システム100は、サーバ装置150と、仲介コンピュータ120と、撮影システム110とから構成されている。仲介コンピュータ120は、インターネット回線201を介してサーバ装置150と接続されている。また、仲介コンピュータ120には、複数の切削加工機10A、10B、および10Cが接続されている。仲介コンピュータ120には、3つの切削加工機10A~10Cが、それぞれUSBケーブル202によってダイレクト接続(直接接続)されている。ただし、仲介コンピュータ120に接続される切削加工機は1つでもよく、4つ以上でもよい。仲介コンピュータ120には、撮影システム110もダイレクト接続されている。
なお、図1に示すように、仲介コンピュータ120は、サーバ装置150に複数接続されていてもよい。それぞれの仲介コンピュータ120には、1つまたは複数の切削加工機が接続される。仲介コンピュータ120の中には、撮影システム110が接続されていないものがあってもよい。
サーバ装置150は、ここでは、クラウドコンピューティングシステム140の中の1つのサーバ機であって、インターネット回線201に接続されている。サーバ装置150は、複数の操作端末160とインターネットを介して接続可能に構成されている。図1では、例示的に複数の操作端末160とサーバ装置150とが接続された状態を図示しているが、操作端末160は常時接続されている必要はない。操作端末160は、必要なときに、必要なものが接続されればよい。操作端末160は、例えば、コンピュータやスマートフォン等である。サーバ装置150と操作端末160とは、インターネット回線201を介して接続されている。インターネット回線201は、有線であっても無線であってもよい。
図2は、第1切削加工機10Aの一例を示す斜視図である。図2は、扉25を開けた状態の第1切削加工機10Aを示している。以下の説明では、左、右、上、下とは、それぞれ、第1切削加工機10Aの扉25側にいるユーザーから見た場合の左、右、上、下である。また、上記ユーザーが第1切削加工機10Aに近づく方を後方、遠ざかる方を前方とする。図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。
図2に示すように、第1切削加工機10Aは箱状に形成されている。本実施形態では、第1切削加工機10Aは、筐体20と、扉25とを備えている。筐体20は、前面に開口部を備えた箱状に構成されている。筐体20の前方側の開口部には、扉25が設けられている。扉25は、開閉可能に構成されている。扉25は、筐体20に対し、上下方向にスライド可能に取り付けられている。扉25が上下方向にスライドすることで、筐体20の前部の開口部を通じて筐体20の内部と外部を連通させることができる。
図3は、第1切削加工機10Aの縦断面図である。図3に示すように、筐体20内部において被切削物Wが加工される加工エリア20aの床面20a1は、後方に向かって下降傾斜している。ツールTを回転させる主軸30も、加工エリア20aの床面20a1に垂直となるように傾斜して設けられている。以下では、加工エリア20aの床面20a1の前後方向をX1方向と称し、主軸30の伸長方向をZ1方向と称する。また、第1切削加工機10Aの左右方向をY方向と称する。筐体20の加工エリア20aには、主軸30、保持機構40、X1方向移動機構51、Y方向移動機構52(図4参照)、Z1方向移動機構53が配置されている。
主軸30は、ツールTを把持して回転させる。図3に示すように、主軸30は、駆動部31と把持部32とを備えている。把持部32は、主軸30の先端部にあってツールTを把持する。駆動部31は、把持部32に把持されたツールTを把持部32ともに回転させる。
保持機構40は、被切削物Wを保持するように構成されている。被切削物Wは、例えば人工歯の材料である。保持機構40は、被切削物Wを保持するとともに、図3のA1方向とA2方向とに被切削物Wを回転させることができる。この回転により、ツールTに対する被切削物Wの姿勢を様々に変えることができる。
主軸30は、Y方向移動機構52およびZ1方向移動機構53により、Y方向およびZ1方向に移動される。主軸30に保持されたツールTは、主軸30とともにY方向およびZ1方向に移動する。また、保持機構40は、X1方向移動機構51によりX1方向に移動される。保持機構40に保持された被切削物Wは、保持機構40とともにX1方向に移動する。これにより、ツールTと被切削物Wとの間の三次元的位置関係を刻々変化させることができる。
図2に示すように、第1切削加工機10Aは、制御装置60を備えている。図4は、本実施形態に係る管理システム100のブロック図である。図4に示すように、制御装置60には、主軸30と、保持機構40と、X1方向移動機構51と、Y方向移動機構52と、Z1方向移動機構53とが接続されている。
制御装置60の構成は特に限定されない。制御装置60は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェア構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータ等の外部機器から印刷データ等を受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、上記プログラムや各種データを格納するメモリ等の記憶装置とを備えている。制御装置60の各部の機能は必ずしも筐体20の内部に設けられたハードウェアによって全て実現される必要はなく、制御装置60に接続されたコンピュータ等がその機能の一部を担っていてもよい。
図4に示すように、制御装置60は、切削制御部61と、命令受信部62と、ステータス情報送信部63と、機体情報記憶部64とを備えている。制御装置60は、他の処理部を備えていてもよいが、ここでは説明を省略する。
切削制御部61は、主軸30、保持機構40、X1方向移動機構51、Y方向移動機構52、およびZ1方向移動機構53を制御して被切削物Wに対して切削加工を行うように設定されている。
命令受信部62は、外部機器からの命令を受け、切削制御部61等にその命令を実行させるように設定されている。ここでは、第1切削加工機10Aは仲介コンピュータ120に接続されており、命令受信部62は、仲介コンピュータ120からの命令を受信する。仲介コンピュータ120からの命令は、例えば、切削加工の開始、停止、スキップ、または中止の命令や、ステータス情報の送信命令や、機体情報の送信命令などである。
ステータス情報送信部63は、第1切削加工機10Aのステータス情報を送信する。ここでは、ステータス情報送信部63は、仲介コンピュータ120にステータス情報を送信する。ステータス情報は、例えば、切削加工の進捗度に関する情報や、エラー情報などを含んでいる。
機体情報記憶部64は、第1切削加工機10A自体に関する情報を記憶している。機体情報記憶部64は、機種情報記憶部64aと製造番号情報記憶部64bとを備え、機種情報および製造番号情報を記憶している。機種情報記憶部64aは、第1切削加工機10Aの機種情報を記憶している。機種情報は、例えば、第1切削加工機10Aの型式を表す記号である。製造番号情報記憶部64bは、第1切削加工機10Aの製造番号情報を記憶している。製造番号情報は、例えば、第1切削加工機10Aのシリアルナンバーである。
第1切削加工機10Aは、ここでは、インターネット接続できる機能を備えない切削加工機である。本実施形態に係る切削加工機の管理システム100は、第1切削加工機10Aのようなインターネット接続する機能を有さない切削加工機も、インターネットを介して操作することができる。ただし、第1切削加工機10Aは、インターネット接続機能を備えていてはいけないわけではない。
第2切削加工機10B、および第3切削加工機10Cは、第1切削加工機10Aと同じ機種の切削加工機であってもよいし、異なる機種の切削加工機であってもよい。ただし、第2切削加工機10B、第3切削加工機10Cも、機種情報および製造番号情報を記憶している必要があり、また仲介コンピュータ120によってそれらを読み出すことができる必要がある。なお、上記した第1切削加工機10Aの構成は一例に過ぎず、切削加工機の態様を何ら限定するものではない。
撮影システム110は、切削加工機10A~10Cの画像を撮影可能に構成されている。撮影システム110は、ここでは、仲介コンピュータ120とUSBケーブル202でダイレクト接続されている。撮影システム110は、仲介コンピュータ120の命令に基づいて切削加工機10A~10Cの画像を撮影する。撮影システム110は、第1カメラ111と、第2カメラ112と、第3カメラ113とを備えている。
第1カメラ111は、第1切削加工機10Aの画像を撮影できるように設けられている。第1カメラ111は、例えば、第1切削加工機10Aの加工エリア20a内の動画を撮影できるように構成されている。ただし、第1カメラ111が撮影するものは、それに限定されない。例えば、第1カメラ111は、第1切削加工機10Aの外観を撮影するように構成されていてもよい。
第2カメラ112は、仲介コンピュータ120の命令に基づいて第2切削加工機10Bの画像を撮影する。第3カメラ113は、仲介コンピュータ120の命令に基づいて第3切削加工機10Cの画像を撮影する。しかし、撮影システム110は、1つの切削加工機に対して1つのカメラを備えなくてもよい。例えば、撮影システム110は、切削加工機よりも少ない数のカメラを備え、カメラを移動または回動させることによって指定された切削加工機を撮影してもよい。また、カメラは切削加工機に内蔵されていてもよい。
仲介コンピュータ120は、複数の切削加工機10A~10Cがダイレクト接続されたコンピュータであり、複数の切削加工機10A~10Cとサーバ装置150とを仲介している。仲介コンピュータ120は、ここでは、機能を実現するためのソフトウェアが搭載された一般的なコンピュータである。ただし、本実施形態の仲介コンピュータ120を一例とする仲介装置は、一般的なコンピュータでなくともよく、専用のハードウェアであってもよい。
図4に示すように、仲介コンピュータ120は、識別子作成部121と、識別子送信部122と、クライアント作成部123と、命令受信部124と、命令送信部125と、ステータス情報受信部126と、ステータス情報送信部127と、撮影命令受信部128と、撮影命令送信部129と、映像受信部130と、映像送信部131とを備えている。
識別子作成部121は、接続された切削加工機からそれぞれ機体情報を取得するとともに、取得した機体情報に基づいて、接続された切削加工機の識別IDをそれぞれ作成するように構成されている。図1の構成例では、識別子作成部121は、第1切削加工機10Aの識別IDと、第2切削加工機10Bの識別IDと、第3切削加工機10Cの識別IDとを作成する。
識別子作成部121は、切削加工機の機体情報に基づいて識別IDを作成する。識別子作成部121は、取得部121aと、作成部121bとを備えている。取得部121aは、切削加工機10A~10Cからそれぞれ機種情報および製造番号情報を取得する。作成部121bは、取得部121aで取得した機種情報および製造番号情報に基づいて、切削加工機10A~10Cの識別IDを作成する。作成部121bは、例えば、接続された切削加工機の型式とシリアルナンバーとを連続させた記号を、その切削加工機の識別IDとして作成する。このような識別IDは、全ての切削加工機を一意に識別できる識別子である。ただし、上記は識別IDの作成方法の一例であり、それには限定されない。
識別子送信部122は、識別子作成部121で作成された識別IDをサーバ装置150に送信する。詳しくは後述するが、識別子作成部121で作成された識別IDは、サーバ装置150に登録されている。よって、切削加工機が存在しなくなっても、識別IDは残り、サーバ装置150に保存されている。
クライアント作成部123は、接続された切削加工機を認識して、接続された切削加工機ごとにサーバ装置150と通信させるためのクライアントを生成する。クライアントは、ここでは、切削加工機10A~10Cの識別IDにそれぞれ紐づけされ、サーバ装置150と切削加工機10A~10Cとの間をそれぞれ中継する仮想的な中継部である。操作端末160からサーバ装置150を介して、1つの切削加工機の識別IDを指定した命令が送信されると、この指定に対応する切削加工機のクライアントだけがこの命令を処理する。これにより、仲介コンピュータ120は、切削加工機10A~10Cとサーバ装置150とを仲介する。命令受信部124、命令送信部125、ステータス情報受信部126、ステータス情報送信部127、撮影命令受信部128、撮影命令送信部129、映像受信部130、および映像送信部131は、複数の切削加工機10A~10Cのクライアント内にそれぞれ構成され、命令や情報を処理する。各クライアントは、命令受信部124、命令送信部125、ステータス情報受信部126、ステータス情報送信部127、撮影命令受信部128、撮影命令送信部129、映像受信部130、および映像送信部131を含んでいる。なお、クライアント作成部123は、切削加工機が仲介コンピュータ120と接続されるたびに、接続された切削加工機のクライアントを作成する。
命令受信部124は、サーバ装置150からの命令を受信する。サーバ装置150からの命令とは、例えば、切削加工の開始、停止命令などである。サーバ装置150からの命令においては、対象となる切削加工機の識別IDが指定されている。命令送信部125は、命令受信部124が受信した命令を切削加工機に対して送信する。その際、命令送信部125は、命令受信部124が受信した命令において指定されている識別IDに対応するクライアントに対して命令を送信する。仲介コンピュータ120内のクライアントと切削加工機とは1対1に対応しているため、命令送信部125は、命令受信部124が受信した命令において指定されている識別IDに対応する切削加工機に対して命令を送信する。例えば、命令受信部124が受信した命令において第1切削加工機10Aが指定されている場合には、命令送信部125は、第1切削加工機10Aにその命令を送信する。なお、ステータス情報等の情報のやりとりも、同様にクライアントを介して実行される。
ステータス情報受信部126は、切削加工機10A~10Cのそれぞれからステータス情報を受信している。ステータス情報は、切削加工機10A~10Cから能動的に送信されてもよいし、仲介コンピュータ120の送信命令に対して送信されてもよい。ステータス情報送信部127は、切削加工機10A~10Cのステータス情報をサーバ装置150に送信している。このとき、ステータス情報送信部127は、ステータス情報に切削加工機の識別IDの情報を付加する。送信されるステータス情報には、識別IDの情報が含まれている。
撮影命令受信部128は、サーバ装置150からの撮影命令を受信するように設定されている。サーバ装置150からの撮影命令においては、画像を撮影すべき切削加工機の識別IDが指定されている。撮影命令送信部129は、撮影命令受信部128が受信した撮影命令を撮影システム110に対して送信する。撮影システム110は、この撮影命令において指定されている切削加工機の画像を撮影する。
映像受信部130は、撮影システム110から、撮影された画像のデータを受信する。映像送信部131は、撮影システム110から送信された画像のデータをサーバ装置150に送信する。このとき、映像送信部131は、画像データに切削加工機の識別IDの情報を付加する。送信される画像データには、識別IDの情報が含まれている。
図4に示すように、サーバ装置150は、仲介コンピュータ120とインターネットを介して接続されている。サーバ装置150は、切削加工機10A~10Cの管理を行う管理者がアクセスするコンピュータである。管理者は、サーバ装置150にインターネットを介して接続できる操作端末160を使って、サーバ装置150にアクセスする。操作端末160は、例えば、切削加工機10A~10Cとは離れた場所にあるコンピュータであってもよいし、携帯可能な通信機器であってもよい。
図4に示すように、サーバ装置150は、登録部151と、命令受信部152と、命令送信部153と、撮影命令受信部154と、撮影命令送信部155と、ステータス情報受信部156と、ステータス情報送信部157と、映像受信部158と、映像送信部159とを備えている。
登録部151は、仲介コンピュータ120の識別子送信部122から送信された識別IDを登録するように構成されている。なお、既に登録されている識別IDは、重ねては登録されない。例えば、仲介コンピュータ120に接続された切削加工機を一度仲介コンピュータ120から切り離し、再度接続した場合には、当該切削加工機の識別IDは登録済みであるため、重ねては登録されない。
命令受信部152は、接続された操作端末160から、切削加工機の識別IDが指定された命令を受信する。命令受信部152は、操作端末160で指定された識別IDが登録部151に登録された識別IDの1つと一致するときに命令を受け付けるように設定されている。このような制限を掛ける方法は特に限定されないが、例えば、操作端末160に登録された識別IDを表示し、管理者は、表示された識別IDを選択するようにしてもよい。命令送信部153は、命令受信部152が操作端末160から受信した命令を仲介コンピュータ120に送信する。
撮影命令受信部154は、接続された操作端末160から撮影命令を受信する。操作端末160からの撮影命令では、切削加工機の識別IDが指定されている。撮影命令は、この指定された識別IDに対応する切削加工機の画像を撮影する命令である。撮影命令送信部155は、撮影命令受信部154が受信した撮影命令を仲介コンピュータ120内のクライアントに送信する。
ステータス情報受信部156は、仲介コンピュータ120から切削加工機10A~10Cのステータス情報を受信する。ステータス情報は、仲介コンピュータ120から能動的に送信されてもよいし、サーバ装置150の送信命令に対して送信されてもよい。ステータス情報送信部157は、操作端末160からの送信命令に応じて、または随時、切削加工機10A~10Cのステータス情報を操作端末160に送信する。送信されるステータス情報には、識別IDの情報が含まれている。
映像受信部158は、撮影システム110が撮影した画像のデータを、仲介コンピュータ120から受信する。映像送信部159は、仲介コンピュータ120から送信された画像のデータを操作端末160に送信する。送信される画像のデータには、識別IDの情報が含まれている。
以下では、仲介コンピュータ120に第1切削加工機10Aが初めて接続されたときの識別IDの登録について説明する。さらに、操作端末160に第1切削加工機10Aのエラー情報が送信され、それに対して管理者が映像の撮影および工程のスキップを命令した場合を例に、本実施形態に係る管理システム100の運用について説明する。
図5は、第1切削加工機10Aの識別IDが登録されるまでのプロセスを示す模式図である。図5に示すように、第1切削加工機10Aが初めて仲介コンピュータ120に接続されると、ステップS01において、第1切削加工機10Aの機種情報I01と製造番号情報I02が仲介コンピュータ120に取得される。ステップS02では、仲介コンピュータ120は、第1切削加工機10Aの識別IDを作成する。この識別IDは、第1切削加工機10Aの機種情報I01と製造番号情報I02に基づいて作成される。ここでは、仲介コンピュータ120は、第1切削加工機10Aの型式とシリアルナンバーとを連続させた記号を、第1切削加工機10Aの識別IDとして作成する。
続くステップS03では、第1切削加工機10Aの識別ID(図5においてはIDと表記)がサーバ装置150に送信される。識別IDは、インターネット回線201を介して送信される。ステップS04では、サーバ装置150は、仲介コンピュータ120から送信された第1切削加工機10Aの識別IDを登録する。なお、ここに示す例では、第1切削加工機10Aは初めて仲介コンピュータ120に接続されたため、第1切削加工機10Aの識別IDはサーバ装置150に未登録であったが、登録済みの場合にはステップS04は割愛される。例えば、第1切削加工機10Aが登録後に他の仲介コンピュータ120に接続された場合でも、サーバ装置150には第1切削加工機10Aの識別IDは登録済みであり、ステップS04は割愛される。
ステップS05では、第1切削加工機10Aを認識してサーバ装置150と通信させるためのクライアントが仲介コンピュータ120に作成される。操作端末160からサーバ装置150を介して、第1切削加工機10Aを指定した命令が送信されると、第1切削加工機10Aのクライアントだけがこの命令を処理する。これにより、仲介コンピュータ120は、第1切削加工機10Aとサーバ装置150とを仲介する。なお、クライアントは、仲介コンピュータ120と切削加工機とが接続し直されるたびに作成される。そのため、仲介コンピュータ120が更新されても、更新された仲介コンピュータ120の設定作業をする必要はない。
次に、操作端末160に第1切削加工機10Aのエラー情報が送信され、それに対して管理者が映像の撮影および工程のスキップを命令した場合を例に、本実施形態に係る管理システム100の運用について説明する。図6は、第1切削加工機10Aのエラー情報が操作端末160に届くまでのプロセスを示す模式図である。エラー情報は、ステータス情報の1つである。ステップS11では、切削加工中の第1切削加工機10Aに何らかのトラブルが発生し、第1切削加工機10Aがエラーを発信している。図6に示すように、第1切削加工機10Aは、仲介コンピュータ120にエラー情報I03を送信する。エラー情報I03は、ここでは、USBケーブル202を介して送信される。または、仲介コンピュータ120からの送信命令によって、仲介コンピュータ120にエラー情報I03が送信される場合もある。ステップS12では、エラー情報I03が仲介コンピュータ120によって受信される。
ステップS13では、エラー情報に第1切削加工機10Aの識別IDの情報が付加された情報I04がサーバ装置150に送信される。情報I04は、インターネット回線201を介して送信される。ステップS14では、サーバ装置150により情報I04が受信される。ステップS15では、サーバ装置150により、第1切削加工機10Aのエラーを示す情報I05が操作端末160に送信される。情報I05も、インターネット回線201を介して送信される。ステップS16では、エラー情報I05が操作端末160によって受信される。これにより、管理者は、切削加工中の第1切削加工機10Aにエラーが発生したこと、およびエラーの種類を知ることができる。
図7は、撮影システム110の遠隔操作のプロセスを示す模式図である。図7に示すステップでは、管理者の求めに応じ、第1切削加工機10Aを撮影した画像が管理者のもとに送信される。図7に示すように、ステップS17では、管理者が、操作端末160を通じて、第1切削加工機10Aの画像を撮影する撮影命令P1を発している。ステップS17では、第1切削加工機10Aの識別IDを指定した撮影命令P1が、操作端末160からサーバ装置150に送信されている。撮影命令P1は、インターネット回線201を介して送信される。
ステップS18では、撮影命令P1がサーバ装置150によって受信される。それを受け、サーバ装置150は、ステップS19において、第1切削加工機10Aの識別IDを指定した撮影命令P2を仲介コンピュータ120に送信する。撮影命令P2は、インターネット回線201を介して送信される。ステップS20では、仲介コンピュータ120によって撮影命令P2が受信される。ステップS21では、仲介コンピュータ120は、撮影システム110に対し、第1切削加工機10Aの画像を撮影するように命令する撮影命令P3を送信する。撮影命令P3は、より具体的には、第1カメラ111に画像を撮影させることを命じる命令である。撮影命令P3は、USBケーブル202を介して送信される。
撮影システム110が撮影した画像(ここでは動画)のデータD1は、仲介コンピュータ120に送信される(ステップS22)。データD1は、ステップS23において、仲介コンピュータ120によって受信される。画像データD1は、USBケーブル202を介して送信される。仲介コンピュータ120は、続くステップS24において、この画像データD1に第1切削加工機10Aの識別IDの情報を付加した画像データD2をサーバ装置150に送信する。画像データD2は、インターネット回線201を介して送信される。ステップS25では、サーバ装置150が画像データD2を受信する。ステップS26では、サーバ装置150が画像データD3を操作端末160に対して送信する。ただし、例えば、画像データD3はサーバ装置150に保存され、操作端末160に対しては画像データD3にアクセスするためのURL等が送信されてもよい。ステップS27では、操作端末160が画像データD3を受信する。画像データD3は、インターネット回線201を介して送信される。これにより、管理者は、第1切削加工機10Aの状態を画像を通じて確認することができる。
図8は、第1切削加工機10Aの遠隔操作のプロセスを示す模式図である。図8に示すステップでは、第1切削加工機10Aが行っている工程をスキップし、次の工程に移る命令が管理者より発せられている。それに応じ、第1切削加工機10Aは、実行中の工程をスキップする。図8に示すように、ステップS28では、管理者が、操作端末160を通じて、スキップ命令C1を発している。ステップS28では、第1切削加工機10Aの識別IDを指定したスキップ命令C1が、操作端末160からサーバ装置150に送信されている。スキップ命令C1は、インターネット回線201を介して送信される。
ステップS29では、スキップ命令C1がサーバ装置150によって受信される。それを受け、サーバ装置150は、ステップS30において、第1切削加工機10Aの識別IDを指定したスキップ命令C2を仲介コンピュータ120に送信する。スキップ命令C2は、インターネット回線201を介して送信される。ステップS31では、仲介コンピュータ120によってスキップ命令C2が受信される。続くステップS32では、仲介コンピュータ120は、識別IDによって指定されている第1切削加工機10Aに対してスキップ命令C3を送信する。スキップ命令C3は、USBケーブル202を介して送信される。ステップS33では、第1切削加工機10Aは、スキップ命令C3を受信する。そして、第1切削加工機10Aは、ステップS34において、管理者からの命令に従い、実行中の工程をスキップする。
なお、図示および詳細な説明は省略するが、この後、第1切削加工機10Aが工程をスキップしたことを表すステータス情報が操作端末160に送信されてもよい。また、撮影システム110が撮影する第1切削加工機10Aの画像が、工程スキップの間、送信されてもよい。
このように、本実施形態に係る切削加工機の管理システム100は、ネットワークを介して複数の操作端末160と接続可能に構成されたサーバ装置150と、ネットワークを介してサーバ装置150に接続されるとともに、1つまたは複数の切削加工機(ここでは、複数の切削加工機10A~10C)が直接接続された仲介コンピュータ120とを備えている。仲介コンピュータ120は、識別子作成部121と、命令受信部124と、命令送信部125とを備えている。識別子作成部121は、接続された切削加工機10A~10Cからそれぞれ機体情報を取得するとともに、取得された機体情報に基づいて、接続された切削加工機10A~10Cの識別IDをそれぞれ作成する。仲介コンピュータ120の命令受信部124は、サーバ装置150からの命令を受信する。仲介コンピュータ120の命令送信部125は、命令受信部124が受信した命令を切削加工機10A~10Cに対して送信する。このとき、仲介コンピュータ120の命令送信部125は、命令受信部124が受信した命令において指定されている識別IDに対応する切削加工機に対して命令を送信する。サーバ装置150は、命令受信部152と、命令送信部153とを備えており、サーバ装置150の命令受信部152は、接続された操作端末160から切削加工機の識別IDが指定された命令を受信する。サーバ装置150の命令送信部153は、命令受信部152が受信した命令を仲介コンピュータ120に送信する。
かかる切削加工機の管理システム100によれば、仲介コンピュータ120に接続されている各切削加工機10A~10Cは、仲介コンピュータ120が作成した識別IDによって識別されているため、仲介コンピュータ120を介せば、ネットワーク上のアドレスを有するのと同じように扱うことができる。よって、識別IDが指定された命令であれば、サーバ装置150にネットワーク接続された操作端末160から発せられた命令であっても、サーバ装置150とサーバ装置150にネットワーク接続された仲介コンピュータ120とを介して指定の切削加工機に送信することができる。従って、ここに例示した切削加工機10A~10Cのような、ネットワーク接続機能を持たない切削加工機であってもネットワークを使って管理することができる。従来は、ネットワーク接続する機能を備えない既存の切削加工機やコストアップに繋がる等の理由でネットワーク接続機能を持たせていない切削加工機は、ネットワークを使った管理の対象とされてこなかったが、本実施形態に係る切削加工機の管理システム100によれば、ネットワーク接続機能を持たない切削加工機をネットワークを使って管理できる。
本実施形態では、サーバ装置150は、複数の操作端末160とインターネットを介して接続可能に構成されている。かかる構成によれば、インターネット接続環境である限りどこからでも、操作端末160をサーバ装置150に接続できるため、便利である。さらに、本実施形態では、仲介コンピュータ120は、サーバ装置150とインターネットを介して接続されている。かかる構成によれば、インターネット接続環境である限りどこにでも仲介コンピュータ120および切削加工機を移動させることができるため、便利である。
また、本実施形態では、仲介コンピュータ120は、識別子作成部121で作成された識別IDをサーバ装置150に送信する識別子送信部122を備え、サーバ装置150は、識別子送信部122から送信された識別IDを登録する登録部151を備えている。また、サーバ装置150の命令受信部152は、操作端末160で指定された識別IDが登録部151に登録された識別IDの1つと一致するときに命令を受け付けるように設定されている。かかる構成によれば、切削加工機の識別IDはサーバ装置150に登録されているため、例えば、仲介コンピュータ120を変更したり、切削加工機を他の仲介コンピュータ120に繋ぎ変えたりしても、それまでと同じように操作ができる。
さらに、本実施形態では、仲介コンピュータ120は、仲介コンピュータ120と切削加工機とが接続されるたびに当該切削加工機に対応したクライアントを作成するように構成されている。また、識別IDは、それぞれ、接続されるたびに切削加工機から取得される機体情報に基づいている。そのため、例えば、仲介コンピュータ120が変更されても、変更された仲介コンピュータ120の設定作業をする必要がない。
本実施形態では、識別IDは、切削加工機の機種情報と製造番号情報に基づいて作成される。仲介コンピュータ120に接続される1つまたは複数の切削加工機は、それぞれ機種情報および製造番号情報を記憶している。仲介コンピュータ120の識別子作成部121は、各切削加工機から機種情報および製造番号情報を取得する取得部121aと、取得部121aで取得した機種情報および製造番号情報に基づいて各切削加工機の識別IDを作成する作成部121bとを備えている。かかる構成によれば、各切削加工機を一意に識別可能な識別IDを作成することができる。
さらに、本実施形態に係る切削加工機の管理システム100は、撮影システム110を備え、各切削加工機の状態を画像で確認することができる。本実施形態では、撮影システム110は、仲介コンピュータ120に接続されるとともに、切削加工機10A~10Cの画像を撮影可能に構成されている。サーバ装置150は、接続された操作端末160から撮影命令を受信する撮影命令受信部154と、撮影命令受信部154が受信した撮影命令を仲介コンピュータ120に送信する撮影命令送信部155とを備えている。上記撮影命令は、切削加工機の識別IDが指定された撮影命令であり、指定された識別IDに対応する切削加工機の画像を撮影するように命令する。仲介コンピュータ120は、サーバ装置150からの撮影命令を受信する撮影命令受信部128と、撮影命令受信部128が受信した撮影命令を撮影システム110に対して送信する撮影命令送信部129とを備えている。これにより、各切削加工機10A~10Cの状態を画像で確認でき、遠隔管理であっても切削加工機の状態をよりよく知ることができる。
以上、一実施形態に係る切削加工機の管理システムについて説明した。しかし、上記した実施形態は好適な例に過ぎず、ここに開示する切削加工機の管理システムを限定するものではない。例えば、上記した実施形態では、サーバ装置150は、クラウドコンピューティングシステム140の中の1つのサーバ機であったが、ネットワーク接続された操作端末からアクセスできるサーバ機であればどのようなものでもよい。さらに、サーバ装置と操作端末とを接続するネットワーク、サーバ装置と仲介コンピュータとを接続するネットワークはインターネットでなくてもよい。これらのネットワークの一方または両方は、例えば、インターネットとは断絶された独自のネットワークでもよい。
また、上記した実施形態で説明した遠隔管理の機能は一例であり、遠隔管理によって実現されることは限定されない。
その他、特に言及しない限り、上記した実施形態は、本発明を限定しない。
10A 第1切削加工機
10B 第2切削加工機
10C 第3切削加工機
60 制御装置
64 機体情報記憶部
100 管理システム
110 撮影システム(撮影装置)
120 仲介コンピュータ(仲介装置)
121 識別子作成部
121a 取得部
121b 作成部
122 識別子送信部
123 クライアント作成部
124 命令受信部(第1受信部)
125 命令送信部(第1送信部)
128 撮影命令受信部(第2撮影命令受信部)
129 撮影命令送信部(第2撮影命令送信部)
140 クラウドコンピューティングシステム
150 サーバ装置
151 登録部
152 命令受信部(第2受信部)
153 命令送信部(第2送信部)
154 撮影命令受信部(第1撮影命令受信部)
155 撮影命令送信部(第1撮影命令送信部)
160 操作端末
I01 機種情報
I02 製造番号情報
ID 識別ID(識別子)
C1~C3 命令
P1~P3 撮影命令

Claims (8)

  1. ネットワークを介して複数の操作端末と接続可能に構成されたサーバ装置と、
    ネットワークを介して前記サーバ装置に接続されるとともに、1つまたは複数の切削加工機が直接接続された仲介装置と、
    を備え、
    前記仲介装置は、
    接続された切削加工機からそれぞれ機体情報を取得するとともに、前記取得した機体情報に基づいて前記接続された切削加工機の識別子をそれぞれ作成する識別子作成部と、
    前記サーバ装置からの命令を受信する第1受信部と前記第1受信部が受信した命令を切削加工機に対して送信する第1送信部とを含むクライアントを、接続された切削加工機ごとに生成するクライアント作成部と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    接続された操作端末から切削加工機の識別子が指定された命令を受信する第2受信部と、
    前記第2受信部が受信した命令を前記仲介装置に送信する第2送信部と、
    を備え、
    前記第1送信部は、前記第1受信部が受信した命令において指定されている識別子に対応する切削加工機に対して前記命令を送信するように設定され
    前記クライアント作成部は、切削加工機が前記仲介装置と接続されるたびに前記仲介装置と接続された切削加工機のクライアントを作成する、
    切削加工機の管理システム。
  2. 前記サーバ装置は、複数の操作端末とインターネットを介して接続可能に構成されている、
    請求項1に記載の切削加工機の管理システム。
  3. 前記仲介装置は、前記サーバ装置とインターネットを介して接続されている、
    請求項2に記載の切削加工機の管理システム。
  4. 前記仲介装置は、前記識別子作成部で作成された識別子を前記サーバ装置に送信する識別子送信部を備え、
    前記サーバ装置は、前記識別子送信部から送信された識別子を登録する登録部を備え、
    前記第2受信部は、操作端末で指定された識別子が前記登録部に登録された識別子の1つと一致するときに命令を受け付けるように設定されている、
    請求項1~3のいずれか一つに記載の切削加工機の管理システム。
  5. 前記1つまたは複数の切削加工機は、それぞれ機体情報として機種情報および製造番号情報を記憶しており、
    前記識別子作成部は、
    各切削加工機から機種情報および製造番号情報を取得する取得部と、
    前記取得部で取得した機種情報および製造番号情報に基づいて各切削加工機の識別子を作成する作成部と、
    を備えている、
    請求項1~4のいずれか一つに記載の切削加工機の管理システム。
  6. 前記仲介装置に接続されるとともに、前記1つまたは複数の切削加工機の画像を撮影可能に構成された撮影装置を備え、
    前記サーバ装置は、
    切削加工機の識別子が指定されるとともに前記指定された識別子に対応する切削加工機の画像を撮影する撮影命令を、接続された操作端末から受信する第1撮影命令受信部と、
    前記第1撮影命令受信部が受信した撮影命令を前記仲介装置に送信する第1撮影命令送信部と、
    を備え、
    前記仲介装置は、
    前記サーバ装置からの撮影命令を受信する第2撮影命令受信部と、
    前記第2撮影命令受信部が受信した撮影命令を前記撮影装置に対して送信する第2撮影命令送信部と、
    を備えている、
    請求項1~5のいずれか一つに記載の切削加工機の管理システム。
  7. 前記クライアントは、切削加工機の識別子にそれぞれ紐づけされ、前記サーバ装置と切削加工機との間をそれぞれ中継する仮想的な中継部である、
    請求項1~6のいずれか一つに記載の切削加工機の管理システム。
  8. 前記識別子作成部は、切削加工機が前記仲介装置に初めて接続されたときに、前記初めて接続された切削加工機からそれぞれ機体情報を自動取得するとともに、前記取得した機体情報に基づいて前記初めて接続された切削加工機の識別子をそれぞれ作成するように構成され、
    前記仲介装置は、前記識別子作成部で作成された識別子を前記サーバ装置に送信する識別子送信部を備え、
    前記サーバ装置は、前記識別子送信部から送信された識別子を登録する登録部を備えている、
    請求項1~7のいずれか一つに記載の切削加工機の管理システム。
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