JP2005252731A - 光電変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フィードスルー信号成分に起因する上述した各種不具合を、装置の複雑化を招来することなく解決できる光電変換装置を実現する。
【解決手段】 TFT105をオンする際のスイッチング動作時に発生するフィードスルー信号成分と同じ大きさで、かつ逆極性の電荷を、CS電極駆動電圧電源153によって、補助容量104に予め充電する。これにより、補助容量104から読み出される検出電荷は、TFT105におけるフィードスルー信号成分を除去されたものとなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は可視光もしくはX線等の放射線により像を形成する、例えば放射線撮像装置等の一次元もしくは二次元の光電変換装置に関するものである。
近年、医療分野においては、治療を迅速的確に行うために、患者の医療データをデータベース化する方向へと進んでいる。X線撮影の画像データについてもデータベース化の要求があり、X線撮影装置のデジタル化が望まれている。このような装置として、薄膜トランジスタ(TFT)を用いた光電変換装置が提案されている。
以下、この光電変換装置について、図7ないし図10を参照して説明する。図7は、光電変換装置の透視図、図8は、光電変換装置の概略ブロック図である。図9は、光電変換装置の1画素分の概略回路図である。図10は、光電変換装置の動作におけるタイミングチャートである。
上記光電変換装置は、図7に示すように、絶縁基板上に複数の光電変換層(または光電変換素子)を二次元的に配置したセンサ基板100、センサ基板100を駆動する駆動回路110、駆動の結果得られたセンサ基板100の出力を検出する検出回路120を備えている。また、駆動回路110は駆動IC111と駆動IC111を実装する駆動プリント基板112とを備えており、検出回路120は検出IC121と検出ICを実装する検出プリント基板122とを備えている。駆動回路110、検出回路120は、コントロール・通信回路(図示せず)により制御される。尚、上記センサ基板100は、例えば、表示用パネル(液晶表示パネル等)の製造工程を転用し、作成できる。
さらに、上記光電変換装置の構成を図8においてより具体的に示す。上記光電変換装置は、光電変換部であるセンサ基板100において、複数のゲートライン101およびデータライン102が交差して配設されている共に、ゲートライン101およびデータライン102の各交点にてTFT等のスイッチング素子を介して光電変換素子が接続されている(図8において、センサ基板100内でのライン等の図示は省略している)。
上記センサ基板100にて検出される画像データは、駆動IC111がゲートライン101を介してセンサ基板100上のTFTの駆動を行うことで、データライン101を介して検出IC121に送られる。
ゲートライン101のライン数は、センサ基板100の大きさ、画素ピッチにもよるが、数百〜数千ラインになる。各駆動IC111の出力数は、例えば数百になる。駆動プリント基板112には、駆動IC111の制御、及び、コントロール・通信基板150とのインターフェイスを行う回路が搭載されている。
データライン102のライン数は、センサ基板100の大きさ、画素ピッチにもよるが、数百〜数千ラインになる。検出IC121は、この中に積分アンプ、ローパスフィルタ、増幅アンプ、サンプルホールド回路等を、検出するライン数分(例えば、数百ライン)持つ。また、この検出IC121では、回路のオフセット及びノイズを除去するために、二重相関サンプリングが行われる。検出プリント基板122には、検出IC121の制御、及びコントロール・通信基板150とのインターフェイスを行う回路が搭載されている。
コントロール・通信基板150は、CPUやメモリ等からなり、センサ基板100のライン読み出し走査やフレーム周期と同期を持たない信号を扱う回路が搭載され、外部回路との通信及び、光電変換装置全般の制御を行う。
上記光電変換装置のセンサ基板100内における光電変換素子103は、図9に示すように、アモルファスセレン等により形成された光電変換層にて構成されており、センサ基板100に光(可視光・放射線等)が照射された時に電荷を発生させる。上記光電変換素子103にはバイアス電源151によりバイアス電圧が印可されており、光電変換素子103にて発生した電荷は、バイアス電圧によって補助容量104に送り込まれ、該補助容量104において一旦蓄積される(以下の説明では、バイアス電圧を負の電圧とし、電子が補助容量104に蓄積されるものとする)。尚、図9は、センサ基板100内の一画素分の構成について図示したものである。
上記光電変換素子103および補助容量104は、補助容量104に蓄積された電子を読み出すためのTFT105と接続されている。すなわち、上記TFT105のドレインは光電変換素子103および補助容量104の間の接続点と接続されており、ソースはデータライン102を介して検出IC121と接続されている。また、上記TFT105のゲートは、ゲートライン101を介して駆動IC111と接続されている。
また上記TFT105では、図9中に破線で示すように、ゲートとドレインDとの間およびゲートとソースSとの間に、ゲートとオーバーラップするために生ずる容量が存在している。
上記TFT105は、駆動IC111が発生させるパルス信号(ゲート駆動信号)をゲートライン111を介して与えられることにより、オン/オフが制御される。TFT105をオンすることにより、補助容量104に蓄積された電荷は、データライン102を通って、検出IC121の積分アンプ123に入力される。
積分アンプ123は、入力された電子に比例した電位を出力する。積分アンプ123の出力は、ローパスフィルタ124を通って増幅アンプ125に入力される。なお、ローパスフィルタ124は、ノイズを低減するために設けられている。増幅アンプ125は、入力された値を増幅して出力する。増幅アンプ125の出力は、サンプルホールド回路126に入力され保持される。この保持された値は、アナログマルチプレクサ127にて選択され、A/D変換回路128にてデジタルデータに変換され、画像データとしてコントロール・通信基板150に出力される。
また、129は、積分アンプ123のリセットスイッチで、検出IC121のコントロール部131の出力により制御される。130は、積分アンプ123の帰還容量である。コントロール部131は、検出IC121の制御、及び検出プリント基板122とのインターフェイスを行っている。
さらに、センサ基板100における補助容量104と、検出IC121における積分アンプ123,ローパスフィルタ124,増幅アンプ125,サンプルホールド回路126,アナログマルチプレクサ127およびA/D変換回路128とは、基準電圧電源152と接続され、基準電圧(Vref)を与えられる。尚、上記基準電圧電源152は、上記補助容量や検出IC121における各種アンプ、回路ごとに用意する必要はなく、センサ基板100に対して1回路のみで良い。
上記光電変換装置における動作を図10のタイミングチャートを参照して説明すると以下の通りである。尚、図10において、実線による波形は暗時(光入射のない時)の波形、破線による波形は光入射時の波形を示している。
(1) 時間t1〜t2
時間t1で、TFT105のゲート駆動信号がオンされると、該TFT105のゲートからドレインおよびソースへ電荷が漏れ込むフィードスルー現象が生じる。このフィードスルー現象は、ゲートとドレインDとの間およびゲートとソースSとの間に、ゲートとオーバーラップするために生ずる容量が存在していることで起こる。この時、積分アンプ123の出力は、漏れ込んできた電荷(正孔)により下降する。
図10の波形において、積分アンプ123の出力が、時間t1より波形W1(増幅アンプではW1×G)の如く下降しているのは、フィードスルーの影響である。暗時であれば積分アンプ123への入力はフィードスルー分W1だけであるが、光入射時であれば、それに入力信号ΔVが重畳されて破線に示す波形となる。
また、積分アンプ123の出力は、図10に示すように、データライン102の時定数により、立ち下がりがtd時間だけ遅れる。また、ローパスフィルタ124の出力は、積分アンプ123の出力値に向かって時定数を持って下降していく。増幅アンプ125の出力は、ローパスフィルタ124の出力をゲイン倍した物となり、t2で暗時と光入射時との信号差ΔV×Gを出力するが、このそれぞれの信号は、フィードスルー信号成分を含んでいる。
(2) 時間t3〜t5
時間t3で、TFT105のゲート駆動信号がオフされると、フィードスルー現象により、TFT105のオン時に漏れ込んできたと同じ電気量の電荷(電子)が、積分アンプ123に流れ込み、積分アンプ123の出力は、それに対応して、データライン102の時定数による時間tdでW1だけ上昇する。
ローパスフィルタ124の出力は、フィードスルー電圧を含む低い値から、その分が消滅した積分アンプ123の出力値に向かって、時定数に従って増加し、t4で積分アンプ123の出力値となる。また、ローパスフィルタ124の出力は、増幅アンプ125からサンプルホールド回路126に送られてホールドされる。
このローパスフィルタ124の出力を時間t5(t3から、データライン102の時定数+ローパスフィルタ124の時定数以上の時間が経過した後)でサンプリングすると、暗時には出力E2に対応した値が得られ、光入射時には出力E1に対応した値が得られる。また、増幅アンプ125の出力は、暗時には出力E3に対応した値が得られ、光入射時には出力E4に対応した値が得られる。E4とE3との差の値は、E1とE2との差ΔVをゲインG倍した値となる。この値が、フィードスルー信号成分を含まない正確な光電変換量となる。
(3) 時間t6
時間t6でリセットスイッチ129がオンされると、データライン102、積分アンプ123、ローパスフィルタ124及び、増幅アンプ125がリセットされる。
以上が、フィードスルー信号成分を含まない光電変換量を検出するためのタイミングである。
一方、フィードスルーをキャンセル手段を付加し、フィードスルー信号成分を含まない正確な光電変換量を検出する方法が提案されている。例えば、特許文献1では、フィードスルーをキャンセルするために、スキャン用とは別にキャンセル専用にTFTを用意する構成、および積分回路(アンプ)の入力端に容量を介して直接キャンセル用の電荷を注入する構成が開示されている。
特開2001−56382号公報(公開日平成13年2月27日)
しかしながら、上記従来の技術では、以下のような問題点がある。第1の問題点は、フィードスルー信号成分により、データ以外の電荷が検出ICに流れ込み、検出ICの消費電力が増大することである。第2の問題点は、フィードスルー信号成分により、増幅アンプを、増幅する倍率によって飽和させてしまうことである。第3の問題点は、フィードスルー信号成分の影響により、高速動作を行えないことである。
まず、第1の問題について説明する。図10に示すように、TFT105のゲート駆動信号がオンされると、電荷がゲート信号からドレインまたはソースへ漏れ込むというフィードスルー現象が生じ、これによって積分アンプ123の出力が下降することは上述した。
このフィードスルー信号成分を含んだ積分アンプ123の出力は、ローパスフィルタ124を介して後段の増幅アンプ125に入力されるが、増幅アンプ125では入力を数倍から数百倍に増幅して出力する。このように、本来画像データとは別のフィードスルー信号成分による、積分アンプ123及び増幅アンプ125の動作により、検出IC121の消費電力が増大する。特に、各検出IC121には、通常数百個の積分アンプ123及び増幅アンプ125が搭載されており、フィードスルー信号成分による消費電力は増大する。
第2の問題について説明する。上述したように、増幅アンプ125では、入力を数倍から数百倍に増幅して出力するが、この時、増幅アンプの入力×ゲインが、増幅アンプ125の最大出力値より大きくなると、増幅アンプ125は飽和し、安定動作に支障を来す場合がある。このため、本来画像データとは別のフィードスルー信号成分によって増幅アンプの入力が増大することは好ましくない。
第3の問題について説明する。図10の説明では、時間t5でサンプリングして、フィードスルー信号成分の無い出力E1,E2を得る訳であるが、この出力を得るまでに、TFTのオン時間+データライン時定数+ローパスフィルタ時定数の時間を必要とし、画像データの検出に関して、多くの時間を必要とする。また、動作の高速化を計るために、データラインの時定数を省き、TFT105がオンされている期間にサンプリングを行う場合、このサンプリングした値にはフィードスルー信号成分が含まれており、正確な値とはならない。
また、特許文献1のように、フィードスルーをキャンセルするために、フィードスルーキャンセル専用のTFTを追加する構成とした場合、上記の問題を解決できるが、専用TFTの追加、専用TFT用の駆動回路の追加、専用TFTの遮光等によって構成が複雑になるという問題がある。また、積分回路の入力端に容量を介して、直接キャンセル用の電荷を注入する構成とした場合でも、上記の問題を解決できるが、全ての入力端に容量を追加するため、積分回路の構成が複雑になる(データラインの数百〜数千ラインに対応する数の容量が必要になる)問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、フィードスルー信号成分に起因する上述した各種不具合を、装置の複雑化を招来することなく解決できる光電変換装置を実現することにある。
本発明に係る光電変換装置は、上記課題を解決するために、基板上にマトリクス状に配置された各画素において、受光量に応じて電荷を発生する光電変換素子と、上記光電変換素子にて発生した電荷を蓄積する補助容量と、上記補助容量に蓄積された電荷を読み出す際のスイッチとなる薄膜トランジスタとを備えている光電変換装置において、上記薄膜トランジスタのスイッチング動作時に発生するフィードスルー信号成分をキャンセルするために、上記フィードスルー信号成分と同じ大きさで、かつ逆極性の電荷を、上記補助容量からの電荷の読み出しを行う前に上記補助容量に予め充電することを特徴としている。
上記の構成によれば、薄膜トランジスタをオンする際のスイッチング動作時に発生するフィードスルー信号成分と同じ大きさで、かつ逆極性の電荷を補助容量に予め充電することにより、画像データを転送する薄膜トランジスタ(TFT)におけるフィードスルー信号成分を除去することができる。
このように、画像データを転送するTFTのオン時のフィードスルー信号成分を除去することにより、フィードスルー信号成分による検出アンプ(積分アンプ・増幅アンプ)の余分な動作を防ぐことができ、消費電力の低減を図ることができる。また、同時に高倍率時の増幅アンプの飽和も防げ、検出アンプを含んだ光電変換装置の安定した動作が可能となる。
さらに、上記フィードスルー信号成分をキャンセルするために、フィードスルーキャンセル専用のTFTを追加したり、積分回路の入力端に容量を介して直接キャンセル用の電荷を注入する、といった構成を取る必要が無く、装置の複雑化を招来することがない。
また、本発明に係る光電変換装置では、上記補助容量に対して予め行う充電は、上記補助容量を構成する電極のうち、上記薄膜トランジスタのドレイン電極に接続された電極とは反対側の電極に電圧を印加することによって行う構成とすることができる。
上記の構成によれば、本発明のセンサTFTパネルに表示用のパネル構造をそのまま使って一括充電を行うことができる。すなわち、通常の表示用TFTパネルでは補助容量線がパネル全体で繋がっているため、この補助容量線を介してフィードスルー信号成分キャンセル用の電荷を与えることで全ての補助容量を一括充電できる。また、補助容量駆動用の回路も1つだけで補助容量線を駆動でき、コストを抑えることができる。さらに、表示用TFTの工程、プロセスを変える必要がなく、そのまま使えるので、センサTFTパネルとしてのコストダウンが計れる。
また、本発明に係る光電変換装置では、上記補助容量に対して予め行う充電は、上記薄膜トランジスタのソース電極に電圧を印加することによって行う構成とすることができる。
上記の構成によれば、表示用パネルを、本発明の光電変換装置で使用するセンサTFTパネルは、表示用TFTの工程、プロセスを変える必要がなく、そのまま使えるので、センサTFTパネルとしてのコストダウンが計れる。
また、本発明に係る光電変換装置では、上記補助容量に対して予め行う充電は、ゲートライン毎の補助容量に対して一括して行う構成とすることができる。
上記の構成によれば、表示用パネルに用いられているゲートドライバをそのまま使い、表示の駆動に近い駆動を行うことができるため、センサTFTパネルとしてのコストダウンが計れる。
また、本発明に係る光電変換装置では、上記補助容量に対して予め行う充電は、上記基板上の全ての補助容量に対して一括して行う構成とすることができる。
上記の構成によれば、補助容量に対して、1フレームで1回の充電で良いので、ゲートライン毎に行う充電に比べて、充電に掛かる時間を短くできる。
また、本発明に係る光電変換装置では、上記補助容量に対して予め行う充電時において印加する電圧を調整することにより、上記補助容量から読み出される際の検出電荷の量を、上記検出電荷を増幅して出力する検出アンプの入力範囲に入るようにすることができる。
上記の構成によれば、補助容量に対して予め充電する電荷量を調整することによって、検出電荷が検出アンプの入力範囲に入るようにし、読み取り回路の安定動作、消費電力削減を実現できる。
また、本発明に係る光電変換装置では、上記補助容量から読み出される検出電荷を増幅して出力する検出アンプを有し、上記検出アンプの出力を、上記薄膜トランジスタのオン期間中に画像データとしてサンプリングする構成とすることができる。
上記の構成によれば、TFTのフィールドスルー信号成分を除去することにより、従来のように、TFTのオン状態時のフィードスルー信号成分とオフ状態時のフィードスルー信号成分とが打ち消しあって消去される状態となることを待たずに、TFTのオン状態時においてフィードスルー信号成分を含まない正確なデータを得ることが可能となる。これにより、光電変換装置における動作の高速化を行うことができる。
本発明の光電変換装置の構成によれば、薄膜トランジスタをオンする際のスイッチング動作時に発生するフィードスルー信号成分と同じ大きさで、かつ逆極性の電荷を補助容量に予め充電することにより、画像データを転送する薄膜トランジスタ(TFT)におけるフィードスルー信号成分を除去することができる。
このため、フィードスルー信号成分による検出アンプ(積分アンプ・増幅アンプ)の余分な動作を防ぐことができ、消費電力の低減を図ることができる。また、同時に高倍率時の増幅アンプの飽和も防げ、検出アンプを含んだ光電変換装置の安定した動作が可能となる。さらに、上記フィードスルー信号成分をキャンセルするために、フィードスルーキャンセル専用のTFTを追加したり、積分回路の入力端に容量を介して直接キャンセル用の電荷を注入する、といった構成を取る必要が無く、装置の複雑化を招来することがない。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1および図2に基づいて説明すると以下の通りである。
本実施の形態1に係る光電変換装置の概略構成を図1に示す。尚、図1は、センサ基板内の一画素分の構成について図示したものである。また、上記図1に示す光電変換装置は、その基本的な構成は図9に示した従来例と類似しているため、同一の構成および作用を有する部分については図9と同じ部材番号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施の形態1に係る光電変換装置において、回路構成上、図9の従来例と相違する点は、補助容量104においてTFT105のドレイン電極に接続された電極とは反対側の電極に電圧を印加するために、基準電圧電源152とは別のCS電極駆動電圧電源153を追加した点にある。このCS電極駆動電圧電源153は、補助容量104毎に用意する必要はなく、センサ基板100に対して1回路のみで良い。上記図1の光電変換装置では、積分アンプ123および増幅アンプ125によって検出アンプが構成されている。
このCS電極駆動電圧電源153により、上記光電変換装置では、補助容量104にフィードスルー信号成分と同じ大きさで逆極性の電荷を予め充電することができ、駆動IC121への入力信号においてフィードスルー信号成分をキャンセルすることができる。
上記光電変換装置における動作を図2のタイミングチャートを参照して説明すると以下の通りである。なお、このタイミングチャートでは、説明の便宜上、区間1の時間t1以前には、補助容量104には電荷は存在しないとする。また、図中の区間(区間1,2)は、連続したフレームの同一画素の駆動タイミングを示している。
(1) 区間1の動作
区間1の時間t1では、積分アンプ123のリセットスイッチ130がオフされ、積分アンプ123のリセットが解除される。時間t2でゲート駆動信号がオンされ、TFT105がオンすると、ゲートからドレインDおよびソースSヘ電荷が漏れ込むフィードスルー現象が生じ、漏れ込んできた電荷(正孔)により、積分アンプ123の出力は下降する。フィードスルー現象は、TFT105において、ゲートとドレインDとの間、及びゲートとソースSとの間に、ゲートとオーバーラップする部分があり、該オーバラップ部分に寄生容量が存在しているために起こる(図1参照)。
図2において、積分アンプ123出力の波形が、時間t3において時間t1よりも値W1だけ下降しているのは、フィードスルー現象の影響である。また、このとき、積分アンプ123の出力は、センサ基板100のデータライン102の時定数により、立ち下がりが遅れることとなる。
積分アンプ123の出力が入力されるローパスフィルタ124の出力は、時間t2以降において、積分アンプ123の出力値に向かって時定数を持って下降していく。この下降は、最終的に値W1になる。
ローパスフィルタ124の出力が入力される増幅アンプ125の出力は、積分アンプ123の出力値×G(ゲイン)に向かって下降していく。この下降は最終的に値W1×Gになり、この値を時間t3でサンプルホールドする。この値がTFT105の寄生容量および補助容量からのフィードスルー信号成分である。次いで、時間t4で積分アンプ123のリセットスイッチ129がオンされると、積分アンプ123の帰還容量130がショートされ、積分アンプ123の出力は、基準電圧電源152によって与えられる基準電圧(Vref)になる。このため、ローパスフィルタ124および増幅アンプ125の出力もVrefになる。
次に、時間t5でCS電極駆動電圧(CS電極駆動電圧電源153により与えられる)がオンされると、補助容量104より電荷(正孔)がTFT105のドレインDに流れ込んでくるが、積分アンプ123がリセットされているため、この電荷は消滅する。
時間t6でゲート駆動信号がオフされると、TFT105の主にゲートとソースSとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が積分アンプ123の帰還容量130に流れ込むが、積分アンプ123はリセット状態のため、流れ込んで来た電荷は消滅する。これに対して、TFT105の主にゲートとドレインDとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が補助容量104に流れ込みTFT105のドレイン電圧は値W2だけ下降する。
次いで、時間t7でCS電極駆動電圧がオフされると、TFT105のドレイン電圧はTFT105がオフされて非導通になっているため、CS電極駆動電圧電源153のオン−オフ電圧の差に相当する分(値W3)だけ下降する。この時、センサ基板100の光電変換素子103に光が照射されると、光電変換素子103で発生した電子が補助容量104に流れ込み、それに伴ってTFT105のドレイン電圧は下降する。また、光が照射されない光電変換素子103では、光電流が発生しないため、補助容量104の電荷は保持され、TFT105におけるドレイン電圧も変化しない。図2では、区間1の時間t7から区間2の時間t2の間において、光電変換素子103に光が照射された場合の変化を破線で示し、光電変換素子103に光が照射されない場合の変化を実線で示している。
(2) 区間2の動作
次に、区間2では、時間t1で積分アンプ123のリセットスイッチ129がオフされ、積分アンプ123のリセットが解除される。時間t2でゲート駆動信号がオンされ、TFT105がオンすると、ゲートからドレインDとソースSとヘ電荷が漏れ込むフィードスルー現象が生じ、漏れ込んできた電荷(正孔)により、積分アンプ123の出力は下降する。このとき、区間1の時間t6およびt7で、補助容量104に注入された電荷(電子)もソースS側へ流れ、積分アンプ123の出力は上昇する。
この時、フィードスルー信号成分の正孔の電荷量と、区間1の時間t6およびt7で注入された電子の電荷量の大きさが等しければ、時間t3において、光電変換素子103に光が照射されていない画素では、光電変換の電荷が無いので積分アンプ123の出力はVref(図2の実線の波形)になり、光電変換素子103に光が照射されている画素では、光電変換で発生した電子の電荷により図2の破線の波形となる。
この光が当たっていた画素の積分アンプ123の出力と、光が当たっていない画素の積分アンプ123の出力とではW4(t3の時点)の差が出る。この差は、最終的に増幅アンプ125の出力で値W4×Gになり、この値を時間t3でサンプルホールドする。このサンプルホールドされた値が、光が照射された画素と照射されていない画素との検出値の差となる。
また、時間t5及びt7でのCS電極駆動電圧電源153のオン・オフの電圧値を調整することにより、補助容量104への充電電荷量を調整することができる。これにより、光電変換により過大な電荷が発生した場合でも、積分アンプ123の入力範囲に入るように調整することができる(例えば過大な電荷が発生した場合には、CS電極駆動電圧電源153のオン・オフの電圧値を小さくするように調整を行う)。
次に、時間t4で積分アンプ123のリセットスイッチ129がオンされると、積分アンプ123の帰還容量130がショートされ、積分アンプ123の出力は基準電圧(Vref)になる。このため、ローパスフィルタ124および増幅アンプ125の出力もVrefになる。
続いて、時間t5でCS電極駆動電圧がオンされると、補助容量104より電荷(正孔)がTFT105のドレインに流れ込んでくるが、積分アンプ123がリセットされているため、この電荷は消滅する。
時間t6でゲート駆動信号がオフされると、TFT105の主にゲートとソースSとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が積分アンプ123の帰還容量130に流れ込むが、積分アンプ123はリセット状態のため、流れ込んで来た電荷は消滅する。これに対して、TFT105の主にゲートとドレインDとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が補助容量104に流れ込みTFT105のドレイン電圧はW2だけ下降する。
次に、時間t7でCS電極駆動電圧がオフされると、TFT105のドレイン電圧はTFT105がオフされて非導通になっているため、CS電極駆動電圧電源153のオン−オフ電圧の差に相当する分(値W3)だけ下降する。この時、光電変換素子103に光が照射されると、光電変換素子103で発生した電子が補助容量104に流れ込み、それに伴ってTFTドレイン電圧は下降する(区間2のt7以降の破線)。また、光が照射されない光電変換素子103では、光電流が発生しないため、補助容量104の電荷は保持され、TFTドレイン電圧も変化しない(区間2のt7以降の実線)。
以上のように、区間1から区間2の動作を1回行うことにより区間2の時間t3において光電変換量を1回検出することができる。また、区間2の動作を繰り返すことにより、上記検出動作及び充電動作が繰り返され、各区間の時間t3毎において、正確な光電変換量を連続して検出することができる。
実際のセンサ基板の駆動では、上記区間2の動作を繰り返すことにより、ゲートライン毎に順次、スキャンおよび充電を行うことができる。また、この充電時においてCS電極駆動電圧にて駆動される補助容量は、ゲートがオンされているTFTに接続されている補助容量である。但し、他の補助容量を同時に駆動したとしても、他の補助容量に繋がっているTFTがオフのため、時間t5でCS駆動電圧をオンに駆動しても、時間t7でオフになるのでTFTドレインの電圧変化は無く、電荷の変化も無い。このため、充電のためのCSライン選択回路を設けず、センサ基板上の全ての補助容量を一括駆動しても良い。
〔実施の形態2〕
本発明のさらに他の実施の形態について以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施の形態1にて示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施の形態2に係る光電変換装置の概略構成を図3に示す。尚、図3は、センサ基板内の一画素分の構成について図示したものである。
本実施の形態2に係る光電変換装置において、回路構成上、図1に示す例と相違する点は、基準電圧電源152に代えて基準電圧電源154を用いている点にある。この基準電圧電源154は、この基準電圧電源154は、積分アンプ123等、各データライン102に繋がる構成毎に用意する必要はなく、センサ基板100に対して1回路のみで良い。また、上記実施の形態1において用いていた基準電圧電源152が一定の電圧(Vref)を供給するものであったのに対し、上記基準電圧電源154は2値の電圧(Vref,V1)を供給する。
上記光電変換装置における動作を図4のタイミングチャートを参照して説明すると以下の通りである。なお、このタイミングチャートでは、説明の便宜上、区間1の時間t1以前には、補助容量104には電荷は存在しないとする。また、図中の区間(区間1,2)は、連続したフレームの同一画素の駆動タイミングを示している。
(1) 区間1の動作
区間1の時間t1では、積分アンプ123のリセットスイッチ129がオフされ、積分アンプ123のリセットが解除される。時間t2でゲート駆動信号がオンされ、TFT105がオンすると、ゲートからドレインDおよびソースSヘ電荷が漏れ込むフィードスルー現象が生じ、漏れ込んできた電荷(正孔)により、積分アンプ123の出力は下降する。フィードスルー現象は、TFT105において、ゲートとドレインDとの間、及びゲートとソースSとの間に、ゲートとオーバーラップする部分があり、該オーバラップ部分に寄生容量が存在しているために起こる(図3参照)。
図4において、積分アンプ123出力の波形が、時間t3において時間t1よりも値W1だけ下降しているのは、フィードスルー現象の影響である。また、このとき、積分アンプ123の出力は、センサ基板100のデータライン102の時定数により、立ち下がりが遅れることとなる。
積分アンプ123の出力が入力されるローパスフィルタ124の出力は、時間t2以降において、積分アンプ123の出力値に向かって時定数を持って下降していく。この下降は、最終的に値W1になる。
ローパスフィルタ124の出力が入力される増幅アンプ125の出力は、積分アンプ123の出力値×G(ゲイン)に向かって下降していく。この下降は最終的に値W1×Gになり、この値を時間t3でサンプルホールドする。この値がTFT105の寄生容量および補助容量からのフィードスルー信号成分である。
次に、時間t4で積分アンプ123のリセットスイッチ129がオンされると、積分アンプ123の帰還容量130がショートされ、積分アンプ123の出力は、基準電圧電源154によって与えられる基準電圧(Vref)になる。このため、ローパスフィルタ124および増幅アンプ125の出力もVrefになる。
続いて、時間t5では、基準電圧電源154の電圧がVrefからV1に変更される。これに伴い、TFTドレインの電圧、積分アンプ123の出力、ローパスフィルタ124の出力、増幅アンプ125の出力もV1になる。
時間t6でゲート駆動信号がオフされると、TFT105の主にゲートとソースSとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が積分アンプ123の帰還容量130に流れ込むが、積分アンプ123はリセット状態のため、流れ込んで来た電荷は消滅する。これに対して、TFT105の主にゲートとドレインDとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が補助容量104に流れ込みTFT105のドレイン電圧はW2だけ下降する。この時、補助容量104は電圧V1+W2により電荷が充電されている。
次いで、時間t7で基準電圧電圧154の電圧がV1からVrefに変更されると、それに伴って、積分アンプ123の出力、ローパスフィルタ124の出力、増幅アンプ125の出力もVrefになる。
この時、光電変換素子103に光が照射されると、光電変換素子103で発生した電子が補助容量104に流れ込み、それに伴ってTFTドレイン電圧は下降する。また、光が照射されない光電変換素子103では、光電流が発生しないため、補助容量104の電荷は保持され、TFTドレイン電圧も変化しない。図4では、区間1の時間t7から区間2の時間t2の間において、光電変換素子103に光が照射された場合の変化を破線で示し、光電変換素子103に光が照射されない場合の変化を実線で示している。
(2) 区間2の動作
次に、区間2では、時間t1で積分アンプ123のリセットスイッチ129がオフされ、積分アンプ123のリセットが解除される。時間t2でゲート駆動信号がオンされ、TFT105がオンすると、ゲートからドレインDとソースSとヘ電荷が漏れ込むフィードスルー現象が生じ、漏れ込んできた電荷(正孔)により、積分アンプ123の出力は下降する。このとき、区間1の時間t5およびt6で、補助容量104に注入された電荷(電子)もソースS側へ流れ、積分アンプ123の出力は上昇する。
この時、フィードスルー信号成分の正孔の電荷量と、区間1の時間t5およびt6で注入された電子の電荷量の大きさが等しければ、時間t3において、光電変換素子103に光が照射されていない画素では、光電変換の電荷が無いので積分アンプ123の出力はVref(図4の実線の波形)になり、光電変換素子103に光が照射されている画素では、光電変換で発生した電子の電荷により図4の破線の波形となる。
この光が当たっていた画素の積分アンプ123の出力と、光が当たっていない画素の積分アンプ123の出力とではW3(t3の時点)の差が出る。この差は、最終的に増幅アンプ125の出力で値W3×Gになり、この値を時間t3でサンプルホールドする。このサンプルホールドされた値が、光が照射された画素と照射されていない画素との検出値の差となる。
また、時間t5及びt7での積分アンプ基準電圧(基準電圧電源154の電圧)におけるVref−V1の電圧値を調整することにより、補助容量104への充電電荷量を調整することができる。これにより、光電変換により過大な電荷が発生した場合でも、積分アンプ123の入力範囲に入るようにすることができる(例えば過大な電荷が発生した場合には、V1の電圧値を小さくするように調整を行う)。
次に、時間t4で積分アンプ123のリセットスイッチ129がオンされると、積分アンプ123の帰還容量130がショートされ、積分アンプ123の出力は基準電圧(Vref)になる。このため、ローパスフィルタ124および増幅アンプ125の出力もVrefになる。
続いて、時間t5で基準電圧電源154の電圧がVrefからV1に変更されると、それに伴いTFTドレインの電圧、積分アンプ123の出力、ローパスフィルタ124の出力、増幅アンプ125の出力もV1になる。
時間t6でゲート駆動信号がオフされると、TFT105の主にゲートとソースSとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が積分アンプ123の帰還容量130に流れ込むが、積分アンプ123はリセット状態のため、流れ込んで来た電荷は消滅する。これに対して、TFT105の主にゲートとドレインDとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が、補助容量104に流れ込みTFTドレイン電圧はW2だけ下降する。この時、補助容量104は電圧V1+W2により電荷が充電されている。
次に、時間t7で基準電圧電源154の電圧がV1からVrefに変更されると、それに伴い積分アンプ123の出力、ローパスフィルタ124の出力、増幅アンプ125の出力もVrefになる。この時、光電変換素子103に光が照射されると、光電変換素子103で発生した電子が補助容量104に流れ込み、それに伴ってTFTドレイン電圧は下降する(区間2のt7以降の破線)。また、光が照射されない光電変換素子103では、光電流が発生しないため、補助容量104の電荷は保持され、TFTドレイン電圧も変化しない(区間2のt7以降の実線)。
次に、時間t7でCS電極駆動電圧がオフされると、TFT105のドレイン電圧はTFT105がオフされて非導通になっているため、CS電極駆動電圧電源153のオン−オフ電圧の差に相当する分(値W3)だけ下降する。この時、光電変換素子103に光が照射されると、光電変換素子103で発生した電子が補助容量104に流れ込み、それに伴ってTFTドレイン電圧は下降する(区間2のt7以降の破線)。また、光が照射されない光電変換素子103では、光電流が発生しないため、補助容量103の電荷は保持され、TFTドレイン電圧も変化しない(区間2のt7以降の実線)。
以上のように、区間1から区間2の動作を1回行うことにより区間2の時間t3において光電変換量を1回検出することができる。また、区間2の動作を繰り返すことにより、上記検出動作が繰り返され、各区間の時間t3毎において、正確な光電変換量を連続して検出することができる。
実際のセンサ基板の駆動では、上記区間2の動作を繰り返すことにより、ゲートライン毎に順次、スキャンおよび充電を行うことができる。
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態について以下に説明する。なお、本実施の形態3に係る光電変換装置の構成は、実施の形態1に示す図1の構成と同様であり、その動作タイミングのみ実施の形態1と異なっている。すなわち、上記実施の形態1では、CS電極駆動電圧電源153による補助容量104の充電動作をゲートライン毎に行っていたが、本実施の形態3では、フレームの最後に全フレームの補助容量104を一括して充電する駆動方法を示す。
本実施の形態3に係る光電変換装置における動作を図5のタイミングチャートを参照して説明すると以下の通りである。
尚、図5では、スキャン期間が時間t1〜t5、一括充電期間が時間t5〜t9、光照射期間がt9〜t1(次のフレーム期間において1行目のスキャンを開始する時間t1)のタイミングでそれぞれ行われる。ここで、時間t5〜t9において行われる一括充電は、次のフレームにおいてフィードスルーの影響を除去したスキャン処理を行うためになされるものである。すなわち、時間t1〜t5におけるスキャン処理が行われる前には、その前のフレーム期間において一括充電がなされているものとする。ただし、以下の説明では、説明の便宜上、一括充電期間(時間t6)から動作を開始するものとして説明する。
(1) 一括充電期間
まず、時間t6で、駆動IC111が全ての画素のTFT105をオンにする。全てのTFT105を同時にオンするためには、駆動IC111を、外部制御回路の選択信号(順次オンまたは一括オンの選択)により全ての出力が同時にオンできる構成にすればよい。
なお、この際、積分アンプ123のリセットスイッチ129がオンとなっているものとする。したがって、TFT105がオンになることによってゲート電極からドレインDとソースSとヘ電荷が漏れ込むフィードスルー現象が生じるが、TFTドレイン電圧は基準電圧Vrefになる。
次に、時間t7で、CS電極駆動電圧電源153をオンし、センサ基板100上の全ての補助容量104にオン電圧を与える。これにより、補助容量104より電荷(正孔)がTFT105のドレインに流れ込むが、積分アンプ123がリセットされているため、この電荷は消滅する。
次に、時間t8で、センサ基板100上の全ての画素におけるTFT105をオフにする。これにより、TFT105の主にゲートとソースSとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が積分アンプ123の帰還容量130に流れ込むが、積分アンプ123はリセット状態のため、流れ込んで来た電荷は消滅する。また、TFT105の主にゲートとドレインDとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が補助容量104に流れ込む。これにより、TFTドレイン電圧はW1だけ下降する。
次に、時間t9で、CS電極駆動電圧電源153をオフにする。このとき、TFT105のドレイン電圧は、TFT105がオフされて非導通になっているため、CS電極駆動電圧電源153のオン−オフ電圧の差に相当する分(値W2)だけ下降する。これにより、全ての画素における補助容量104に所定量の電荷が充電(一括充電)される。
(2) 光照射期間
次に、時間t9から次のフレーム期間において1行目のゲートラインに対するスキャンを開始する時間t1までを光照射期間とし、該光照射期間に光が照射された光電変換素子103では、発生した電子が補助容量104に流れ込み、それに伴ってTFTドレイン電圧は下降する。また、光が照射されない光電変換素子103では、光電流が発生しないため、補助容量104の電荷は保持され、TFTドレイン電圧も変化しない。図5では、一括充電期間の時間t9からスキャン期間の時間t2の間において、光電変換素子103に光が照射された場合の変化を破線で示し、光電変換素子103に光が照射されない場合の変化を実線で示している。
(3) スキャン期間
次に、各画素の画像情報を取得するスキャン期間に移行する。なお、スキャン処理は、ライン毎に順次行われる。すなわち、1行目から最終行まで、順次、同様のスキャン処理が行われる。
まず、時間t1で、スキャンを行うラインにおける各画素の積分アンプ123のリセットスイッチ129をオフに切り替え、積分アンプ123のリセットを解除する。次に、時間t2でゲート駆動信号がオンされ、TFT105がオンすると、ゲートからドレインDとソースSとヘ電荷が漏れ込むフィードスルー現象が生じ、漏れ込んできた電荷(正孔)により、積分アンプ123の出力は下降する。このとき、一括充電期間で補助容量104に注入された電荷(電子)もソースS側へ流れ、積分アンプ123の出力は上昇する。
この時、フィードスルー信号成分の正孔の電荷量と、一括充電期間で補助容量104に注入された電子の電荷量の大きさが等しければ、時間t3において、光電変換素子103に光が照射されていない画素では、光電変換の電荷が無いので積分アンプ123の出力はVref(図5の実線の波形)になり、光電変換素子103に光が照射されている画素では、光電変換で発生した電子の電荷により図5の破線の波形となる。この光が当たっていた画素の積分アンプ123の出力と、光が当たっていない画素の積分アンプ123の出力にはW3(t3の時点)の差が出る。この差は、最終的に増幅アンプ125の出力で値W3×Gになり、この値を時間t3でサンプルホールドする。このサンプルホールドされた値が、光が照射された画素と照射されていない画素との検出値の差となる。
続いて、時間t4で積分アンプ123のリセットスイッチ129がオンされると、積分アンプ123の帰還容量130がショートされ、積分アンプ123の出力は基準電圧(Vref)になる。このため、ローパスフィルタ124および増幅アンプ125の出力もVrefになる。
次に、時間t5で、ゲート駆動信号をオフとし、TFT105をオフにする。これにより、TFT105の主にゲートGとソースSとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が積分アンプ123の帰還容量130に流れ込むが、積分アンプ123はリセット状態のため、流れ込んで来た電荷は消滅する。これに対して、TFT105の主にゲートGとドレインDとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が補助容量104に流れ込みTFTドレイン電圧はW1だけ下降する。
このt1からt5のスキャン期間を、ゲートラインの本数分だけ繰り返すことにより、センサ基板100上の全ての画素の光電変換量をスキャンすることができる。
以上のように、一括充電期間、光照射期間、スキャン期間を1回(1サイクル)行うことにより、各画素における光電変換量を1回検出することができる。また、一括充電期間、光照射期間、スキャン期間からなるサイクルを繰り返すことにより、各サイクルのスキャン期間における時間t3においてTFT105で発生するフィードスルー信号成分をキャンセルすることができ、各画素における光電変換量を連続して正確に検出することが可能となる。
〔実施の形態4〕
本発明のさらに他の実施の形態について以下に説明する。なお、本実施の形態4に係る光電変換装置の構成は、実施の形態2に示す図3の構成と同様であり、その動作タイミングのみ実施の形態2と異なっている。すなわち、上記実施の形態2では、基準電圧電源154による補助容量104の充電動作をゲートライン毎に行っていたが、本実施の形態4では、フレームの最後に全フレームの補助容量104を一括して充電する駆動方法を示す。
本実施の形態4に係る光電変換装置における動作を図6のタイミングチャートを参照して説明すると以下の通りである。
尚、図6では、スキャン期間が時間t1〜t5、一括充電期間が時間t5〜t9、光照射期間がt9〜t1(次のフレーム期間において1行目のスキャンを開始する時間t1)のタイミングでそれぞれ行われる。ここで、時間t5〜t9において行われる一括充電は、次のフレームにおいてフィードスルーの影響を除去したスキャン処理を行うためになされるものである。すなわち、時間t1〜t5におけるスキャン処理が行われる前には、その前のフレーム期間において一括充電がなされているものとする。ただし、以下の説明では、説明の便宜上、一括充電期間(時間t6)から動作を開始するものとして説明する。
(1) 一括充電期間
まず、時間t6で、駆動IC111が全ての画素のTFT105をオンにする。全てのTFT105を同時にオンするためには、駆動IC111を、外部制御回路の選択信号(順次オンまたは一括オンの選択)により全ての出力が同時にオンできる構成にすればよい。
なお、この際、積分アンプ123のリセットスイッチ129がオンとなっているものとする。したがって、TFT105がオンになることによってゲート電極からドレインDとソースSとヘ電荷が漏れ込むフィードスルー現象が生じるが、TFTドレイン電圧は基準電圧Vrefになる。
次に、時間t7で、基準電圧電源154の電圧がVrefからV1に変更されると、それに伴いTFTドレインの電圧、積分アンプ123の出力、ローパスフィルタ124の出力、増幅アンプ125の出力もV1になる。
次に、時間t8で、センサ基板100上の全ての画素におけるTFT105をオフにする。これにより、TFT105の主にゲートとソースSとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が積分アンプ123の帰還容量130に流れ込むが、積分アンプ123はリセット状態のため、流れ込んで来た電荷は消滅する。また、TFT105の主にゲートとドレインDとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が補助容量104に流れ込む。これにより、TFTドレイン電圧はW2だけ下降する。この時、全ての補助容量104は電圧V1+W2により電荷が充電(一括充電)されている。
次に、時間t9で基準電圧電源154の電圧がV1からVrefに変更されると、それに伴って、積分アンプ123の出力、ローパスフィルタ124の出力、増幅アンプ125の出力もVrefになる。
(2) 光照射期間
次に、時間t9から次のフレーム期間において1行目のゲートラインに対するスキャンを開始する時間t1までを光照射期間とし、該光照射期間に光が照射された光電変換素子103では、発生した電子が補助容量104に流れ込み、それに伴ってTFTドレイン電圧は下降する。また、光が照射されない光電変換素子103では、光電流が発生しないため、補助容量104の電荷は保持され、TFTドレイン電圧も変化しない。図6では、一括充電期間の時間t9からスキャン期間の時間t2の間において、光電変換素子103に光が照射された場合の変化を破線で示し、光電変換素子103に光が照射されない場合の変化を実線で示している。
(3) スキャン期間
次に、各画素の画像情報を取得するスキャン期間に移行する。なお、スキャン処理は、ライン毎に順次行われる。すなわち、1行目から最終行まで、順次、同様のスキャン処理が行われる。
まず、時間t1で、スキャンを行うラインにおける各画素の積分アンプ123のリセットスイッチ129をオフに切り替え、積分アンプ123のリセットを解除する。次に、時間t2でゲート駆動信号がオンされ、TFT105がオンすると、ゲートからドレインDとソースSとヘ電荷が漏れ込むフィードスルー現象が生じ、漏れ込んできた電荷(正孔)により、積分アンプ123の出力は下降する。このとき、一括充電期間で補助容量104に注入された電荷(電子)もソースS側へ流れ、積分アンプ123の出力は上昇する。
この時、フィードスルー信号成分の正孔の電荷量と、一括充電期間で補助容量104に注入された電子の電荷量の大きさが等しければ、時間t3において、光電変換素子103に光が照射されていない画素では、光電変換の電荷が無いので積分アンプ123の出力はVref(図6の実線の波形)になり、光電変換素子103に光が照射されている画素では、光電変換で発生した電子の電荷により図6の破線の波形となる。この光が当たっていた画素の積分アンプ123の出力と、光が当たっていない画素の積分アンプ123の出力にはW3(t3の時点)の差が出る。この差は、最終的に増幅アンプ125の出力で値W3×Gになり、この値を時間t3でサンプルホールドする。このサンプルホールドされた値が、光が照射された画素と照射されていない画素との検出値の差となる。
続いて、時間t4で積分アンプ123のリセットスイッチ129がオンされると、積分アンプ123の帰還容量130がショートされ、積分アンプ123の出力は基準電圧(Vref)になる。このため、ローパスフィルタ124および増幅アンプ125の出力もVrefになる。
次に、時間t5で、ゲート駆動信号をオフとし、TFT105をオフにする。これにより、TFT105の主にゲートGとソースSとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が積分アンプ123の帰還容量130に流れ込むが、積分アンプ123はリセット状態のため、流れ込んで来た電荷は消滅する。これに対して、TFT105の主にゲートGとドレインDとの間の寄生容量によるフィードスルー現象により、電荷(電子)が補助容量104に流れ込みTFTドレイン電圧はW2だけ下降する。
このt1からt5のスキャン期間を、ゲートラインの本数分だけ繰り返すことにより、センサ基板100上の全ての画素の光電変換量をスキャンすることができる。
以上のように、一括充電期間、光照射期間、スキャン期間を1回(1サイクル)行うことにより、各画素における光電変換量を1回検出することができる。また、一括充電期間、光照射期間、スキャン期間からなるサイクルを繰り返すことにより、各サイクルのスキャン期間における時間t3においてTFT105で発生するフィードスルー信号成分をキャンセルすることができ、各画素における光電変換量を連続して正確に検出することが可能となる。
上述の実施の形態3または4にて説明したように、フレームの最後に全フレームの補助容量104を一括して充電する駆動方法では、1フレームで1回の充電で良いので、ゲートライン毎に行う充電(実施の形態1または2の駆動方法)に比べて、充電に掛かる時間を短くできる。但し、パネル内の補助容量104を一括駆動できるような専用の駆動を行う、または専用のゲートドライバを起こす必要がある。尚、実施の形態1または2の駆動方法は、ライン毎に充電期間が必要になり、充電に時間が掛かるが、表示用パネルに用いられているゲートドライバをそのまま使い、表示の駆動に近い駆動を行うことができるため、センサTFTパネルとしてのコストダウンが計れるといったメリットはある。
全てのゲート駆動信号をオンさせる方法を、図11のゲートドライバの回路図及び図12のタイミング図を用いて説明する。図11はゲートドライバの概略回路図である。図11では、256出力構成のゲートドライバを示す。より多くのゲート線の駆動を行う場合には、複数のゲートドライバをカスケード接続し駆動することができる。
図11中のシフトレジスタ部には、D−TYPEのフリップフロップを用いているが、他のタイプのフリップフロップを用いても良い。OE端子(ローアクティブ)はゲートドライバ出力(OG1〜OG256)の出力制御を行い、OE端子がハイの場合には、全出力はローレベルに保たれる。ゲートドライバの全ての出力線を同時にオンするには図12(a)に示す方式と図12(b)に示す方式とがある。
図12(a)に示す方式は、スタートパルス(STPL)及びシフトクロック(CLOCK)を入力し、全ての出力を同時に駆動する方法で、期間t1〜t4で全てのシフトレジスタの出力(OG1i〜OG256I)がオンするので、期間t2からt3のOE入力により、出力端子(OG1〜OG256)へ出力する。この方式では図11のフリップフロップ端子のPRESET端子を省くことができるので、シフトレジスタの回路構成が簡単になる。
図12(b)に示す方式は、シフトレジスタのPRESET端子をオンすることにより期間t5〜t8でのシフトレジスタの出力(OG1i〜OG256I)がオンするので、期間t6らt7のOE入力により、出力端子(OG1〜OG256)へ出力する。この方式では、CLOCKによる制御がないので、全ての出力をオンするのに要する時間を図12(a)の方式に比べて短くすることができる。
また、OE端子を使わない駆動として、図13のような駆動もある。この駆動では、図5のt7のタイミングがt1に相当し、図5のt8のタイミングがt2〜t257に相当し、図5のt9のタイミングがt258に相当する。この駆動により図5の駆動と同じ効果が得られる。
また、OE端子を使わない駆動として、図14のような駆動もある。この駆動では、図6のt7のタイミングがt1に相当し、図6のt8のタイミングがt2〜t257に相当し、図6のt9のタイミングがt258に相当する。この駆動により図6の駆動と同じ効果が得られる。
本発明の一実施形態を示すものであり、実施の形態1に係る光電変換装置の1画素分の要部構成を示す回路図である。 実施の形態1に係る光電変換装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2に係る光電変換装置の1画素分の要部構成を示す回路図である。 実施の形態2に係る光電変換装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態3に係る光電変換装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態4に係る光電変換装置の動作を示すタイミングチャートである。 光電変換装置の透視図である。 光電変換装置の概略構成を示すブロック図である。 従来の光電変換装置の1画素分の要部構成を示す回路図である。 従来の光電変換装置の動作を示すタイミングチャートである。 全てのゲート駆動信号をオンさせるためのゲートドライバを示す回路図である。 図12(a),(b)は、上記ゲートドライバにおける駆動方式の例を示すタイミングチャートである。 上記ゲートドライバにおける駆動方式の例を示すタイミングチャートである。 上記ゲートドライバにおける駆動方式の例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
100 センサ基板(基板)
101 ゲートライン
102 データライン
103 光電変換素子
104 補助容量
105 TFT(薄膜トランジスタ)
123 積分アンプ(検出アンプ)
125 増幅アンプ(検出アンプ)
152 基準電圧電源
153 CS電極駆動電圧電源
154 基準電圧電源

Claims (7)

  1. 基板上に配置された各画素において、受光量に応じて電荷を発生する光電変換素子と、上記光電変換素子にて発生した電荷を蓄積する補助容量と、上記補助容量に蓄積された電荷を読み出す際のスイッチとなる薄膜トランジスタとを備えている光電変換装置において、
    上記薄膜トランジスタのスイッチング動作時に発生するフィードスルー信号成分をキャンセルするために、上記フィードスルー信号成分と同じ大きさで、かつ逆極性の電荷を、上記補助容量からの電荷の読み出しを行う前に上記補助容量に予め充電することを特徴とした光電変換装置。
  2. 上記補助容量に対して予め行う充電は、上記補助容量を構成する電極のうち、上記薄膜トランジスタのドレイン電極に接続された電極とは反対側の電極に電圧を印加することによって行うことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 上記補助容量に対して予め行う充電は、上記薄膜トランジスタのソース電極に電圧を印加することによって行うことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  4. 上記補助容量に対して予め行う充電は、ゲートライン毎の補助容量に対して一括して行うことを特徴とする請求項2または3に記載の光電変換装置。
  5. 上記補助容量に対して予め行う充電は、上記基板上の全ての補助容量に対して一括して行うことを特徴とする請求項2または3に記載の光電変換装置。
  6. 上記補助容量に対して予め行う充電時において印加する電圧を調整することにより、上記補助容量から読み出される際の検出電荷の量を、上記検出電荷を増幅して出力する検出アンプの入力範囲に入るようにすることを特徴とする請求項2または3に記載の光電変換装置。
  7. 上記補助容量から読み出される検出電荷を増幅して出力する検出アンプを有し、
    上記検出アンプの出力を、上記薄膜トランジスタのオン期間中に画像データとしてサンプリングすることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
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