JP2005250880A - 報知制御装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

報知制御装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract


【課題】報知内容を良好に報知できる音響再生装置を提供する。
【解決手段】音響再生装置100は、処理部360の報知信号取得手段362にて、音声出力制御手段361から例えば第1の操作信号Su1に基づいた処理を実施できない旨の否定報知信号を取得する。再生状況認識手段363は、音声出力制御手段361から再生時間情報を適宜取得して、報知信号取得手段362が否定報知信号を取得したときの楽曲の再生時間を認識する。楽音再生制御手段366は、音声出力制御手段361において第1の操作信号Su1に基づいた処理を実施できない旨である、入力操作が不適切である旨を、入力操作を認識した時点での楽曲のコードに同調しない警告音により報知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種情報を報知させる報知状況を制御する報知制御装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、スピーカを発音させて事象を報知する際、発音する音の特性を変更して事象の状況を報知する構成が知られている。例えば目覚まし時計など、起床時間など所定の時刻が近づくに従って、スピーカから発音されるアラーム音の音量が大きくなったり、間欠音から連続音に変更したりするなど、スピーカから発音されるアラーム音の特性を制御する各種構成が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特許文献1に記載のものは、アラーム音データを出力する音声合成ICに外付回路を付加するとともに、音声合成ICにより外付回路の入力から出力までの全抵抗値を制御することによってスピーカに流す電流を増幅するトランジスタのベース電流やコレクタ電流を選択的に変更可能としている。そして、外付回路によりトランジスタのベース電流やコレクタ電流を選択的に変化させ、アラーム音の音量を変更する構成が採られている。
また、特許文献2に記載のものは、複数種類の駆動電圧波形を出力可能な駆動電圧波形発生手段から、モータに供給する駆動電圧波形を、切替手段により選択的に切り替えている。そして、あらかじめ設定された時刻にモータを所定の駆動電圧波形で駆動して打鈴するアラーム音発生手段によるアラーム音の鳴り方である出力形態を制御する構成が採られている。
特開平9−211158号公報(第2頁左欄−第5頁右欄) 特開平10−332854号公報(第2頁右欄−第5頁右欄)
しかしながら、上述した特許文献1および特許文献2に記載のような従来のアラーム音の音量を変化させたり鳴り方を変化させたりする構成では、例えば音響再生装置や映像出力装置からの音の出力と、目覚まし時計の時刻報知とが同時に実施される場合、目覚まし時計の時刻報知を認識しにくいことがある。また、目覚まし時計の時刻報知により、楽曲の聴取空間や映像の視聴空間が壊されてしまうことがある。このことから、報知内容を良好に報知できる構成が望まれている。
本発明は、このような実情に鑑みて、報知内容を良好に報知させる報知制御装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することを1つの目的とする。
請求項1に記載の発明は、報知手段により各種情報を報知させる報知状態を制御する報知制御装置であって、処理を実施する処理実施手段から出力され、前記処理実施手段における前記処理の実施状況の内容に対応した報知信号を取得する報知信号取得手段と、前記報知手段にて報知する環境の状況を認識する環境状況認識手段と、前記報知信号の取得を認識すると、前記報知状態を、前記処理の実施状況の内容と前記環境の状況とに対応して制御する報知制御手段と、を具備したことを特徴とした報知制御装置である。
請求項13に記載の発明は、報知手段により各種情報を報知させる報知状態を制御する報知制御方法であって、処理を実施する処理実施手段から出力され、前記処理実施手段における前記処理の実施状況の内容に対応した報知信号を取得し、前記報知手段にて報知する環境の状況を認識し、前記報知信号の取得を認識すると、前記報知状態を、前記処理の実施状況の内容と前記環境の状況とに対応して制御することを特徴とする報知制御方法である。
請求項14に記載の発明は、演算手段を、請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の報知制御装置として機能させることを特徴とした報知制御プログラムである。
請求項15に記載の発明は、請求項13に記載の報知制御方法を演算手段に実行させることを特徴とした報知制御プログラムである。
請求項16に記載の発明は、請求項14または請求項15に記載の報知制御プログラムが演算手段にて読取可能に記憶されたことを特徴とした報知制御プログラムを記録した記録媒体である。
以下に、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、本発明の報知制御装置を備えた音響再生装置を例示して説明するが、これに限らず、各種情報を報知させる報知状況を制御するいずれの構成でも適用できる。図1は、音響再生装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、グリル部の概略構成を示す模式図である。図3は、再生用音楽情報におけるデータのテーブル構造を模式的に示す概念図である。図4は、登録楽音情報におけるデータのテーブル構造を模式的に示す概念図である。図5は、楽曲の再生時間に対応する操作音および警告音の一例を示すタイミングチャートであり、(a)は楽曲の波形、(b)は楽曲のコード、(c)は第1の操作ボタンの操作音、(d)は第2の操作ボタンの操作音、(e)は第3の操作ボタンの操作音、(f)は第4の操作ボタンの操作音、(g)は各操作ボタンの警告音を表す。
〔音響再生装置の構成〕
図1において、100は車載用の音響再生装置(以下、カーオーディオと称す)である。このカーオーディオ100は、移動体である例えば車両に搭載され、CD(Compact Disc)やMD(Mini Disc)などに記録された楽曲などを再生したり、放送波を受信して楽曲やラジオ番組などを出力する装置である。なお、移動体としては、車両に限らず、飛行機や船舶などいずれの移動体が対象となる。そして、カーオーディオ100は、グリル部200と、本体部300と、音声出力部400と、などを備えている。
グリル部200は、図2に示すように、筐体210を備えている。この筐体210は、例えば合成樹脂や金属などにより図示しない内部空間を有する略薄箱状に形成され、正面略中央から左側の部分にかけて略矩形状の表示窓211が開口形成されている。そして、グリル部200は、入力部220と、表示部230と、図示しないモード切替部と、などを備えている。
入力部220は、本体部300に各種情報が送受信可能に接続されている。この入力部220は、本体部300の動作内容などの設定の際に入力操作されるものである。この入力操作により設定される動作内容などの設定としては、楽曲の再生や停止の設定、選曲の設定、音量の調整、受信する放送波の周波数調整などが例示できる。この入力部220は、第1の操作ボタン221と、第2の操作ボタン222と、第3の操作ボタン223と、第4の操作ボタン224と、などを備えている。そして、入力部220は、各操作ボタン221,222,223,224の入力操作に基づいて、各操作ボタン221,222,223,224に対応する処理を実施させるための情報が記載された第1の操作信号Su1,第2の操作信号Su2,第3の操作信号Su3,第4の操作信号Su4を生成する。この後、入力部220は、各操作信号Su1,Su2,Su3,Su4を本体部300へ適宜出力する。
表示部230は、本体部300に各種情報が送受信可能に接続されている。この表示部230は、本体部300にて適宜制御される。表示部230は、本体部300から出力される画像データの画像信号Sdpを画面表示する表示面231を有している。この表示面231は、筐体210の表示窓211に臨んで筐体210内に配設されている。画面表示する画像データとしては、例えば再生されている楽曲のトラックナンバや音量などのカーオーディオ100の動作状態などを示す各種情報などである。この表示部230としては、例えば液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。
モード切替部は、本体部300に各種情報が送受信可能に接続されている。このモード切替部は、カーオーディオ100を後述する楽曲データ記憶部330に記録された楽曲を再生するモード(以下、再生モードと称す)や、放送波を受信して楽曲やラジオ番組などを出力するモード(以下、ラジオモードと称す)などに切り換える際に操作される。このモード切替部は、図示しない切換操作部などを備えている。そして、モード切替部は、切換操作部が入力操作されたことを認識すると、現在のモードを切り換える旨の情報が記載されたモード切換信号を生成して本体部300に出力する。
本体部300は、図1に示すように、報知手段としての楽音出力部310と、チューナ部320と、楽曲データ記憶部330と、楽音情報登録部340と、メモリ350と、処理部360と、などを備えている。
楽音出力部310は、例えば図示しないスピーカを有している。この楽音出力部310は、処理部360にて制御され、処理部360からの音声データなどの楽音信号Sgaをスピーカから音声により出力する。この音声により出力する情報は、各操作ボタン221,222,223,224の入力操作に基づいて本体部300を動作させることが可能であることを示す操作音や、入力操作に基づいて本体部300を動作させることが不可能であることを示す警告音である。なお、楽音出力部310は、本体部300に配設された構成に限らず、音声出力部400を利用する構成としてもよい。
チューナ部320には、放送波を受信する図示しないアンテナが接続されている。また、チューナ部320は、処理部360に接続されている。そして、チューナ部320は、処理部360にて適宜制御され、アンテナにて受信され、このアンテナから入力される信号を取得する。そして、この取得した信号を受信信号Schに適宜変換して処理部360へ出力する。この受信信号Schに記載されたデータとしては、楽曲を出力するための楽曲出力用データ、楽曲出力用データにて出力する楽曲を特定する例えば楽曲名などの楽曲特定データ、ラジオ番組の音声を出力するための番組出力用データなどが例示できる。
楽曲データ記憶部330は、図3に示すような再生用音楽情報50を適宜読み出し可能に記憶する。この楽曲データ記憶部330としては、HD(Hard Disk)などの磁気ディスク、CDやMDあるいはDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、光磁気ディスク、メモリカードなどの各種記録媒体から各種情報を読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成などが例示できる。
再生用音楽情報50は、再生される楽曲に関する情報である。この再生用音楽情報50は、複数の楽曲情報60m(mは自然数)が1つのデータ構造として構成されたテーブル構造の情報である。
楽曲情報60mは、1つの楽曲に関する情報である。この楽曲情報60mは、再生用データ61と、楽曲固有情報62と、楽理情報63と、などが1つのデータ構造として構成されたテーブル構造である。なお、楽曲情報60mは、楽理情報63などが格納されずに再生用データ61および楽曲固有情報62のみが格納された構成としてもよい。
再生用データ61は、楽曲の再生の際に用いられるデータである。この再生用データ61は、楽曲を再生可能な例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式、MP3(Moving Picture Coding Experts Group Audio Layer-3)形式、WAVE形式などの形式により記録されたデータである。なお、この再生用データ61にて再生される楽曲は、例えばモノラル形式やステレオ形式などいずれの形式であってもよい。
楽曲固有情報62は、再生用データ61により再生される楽曲に固有な情報をデータ化したものである。この楽曲固有情報62に記載される情報としては、楽曲のトラックナンバ、楽曲名、演奏者名、演奏時間などの楽曲に固有な各種情報である。
楽理情報63は、例えば楽曲のBPMや拍子などのリズム、楽曲のキーコード、再生時間に対応したコードなどを示す情報をデータ化したものである。ここで、コードは、1つの楽器により奏でられた和音や、複数の楽器によりそれぞれ奏でられた単音により構成される和音などである。
楽音情報登録部340は、図4に示すような登録楽音情報70を適宜読み出し可能に記憶する。この楽音情報登録部340としては、楽曲データ記憶部330と同様の構成などが例示できる。
登録楽音情報70は、各操作ボタン221,222,223,224の入力操作に対応して楽音出力部310から出力する音に関する情報である。この登録楽音情報70は、複数の楽音情報80n(nは自然数)が1つのデータ構造として構成されたテーブル構造の情報である。
楽音情報80nは、1つの楽曲に関連付けられた、各操作ボタン221,222,223,224の入力操作に対応して楽音出力部310から出力する音に関する情報である。この楽音情報80nは、楽曲特定情報81と、操作音情報82と、警告音情報83と、などが1つのデータ構造として構成されたテーブル構造である。
楽曲特定情報81は、この楽音情報80nに関連付けられた楽曲を特定するための情報をデータ化したものである。この楽曲特定情報81は、楽曲固有情報62、および、チューナ部320からの受信信号Schに記載された楽曲特定データのうちのいずれか一方と同一の情報である。
操作音情報82は、各操作ボタン221,222,223,224の入力操作に基づいて本体部300を動作させることが可能な場合、例えば再生されている楽曲の再生を停止し次の楽曲の再生を開始させる(以下、トラックアップと称す)ことが可能な場合に、楽音出力部310から出力する操作音に関する情報である。操作音情報82は、例えば楽曲の再生時間に対応した操作音(例えば、図5(c),(d),(e),(f)参照)を出力可能なMIDI形式、MP3形式、WAVE形式などの形式により記録されたデータである。この操作音情報82に基づいて出力される操作音は、各操作ボタン221,222,223,224に対応して互いに異なるものとされている。なお、ここでは、操作音を各操作ボタン221,222,223,224に対応して互いに異なるものとした構成について例示するが、これに限らず例えば各操作ボタン221,222,223,224に共通なものとしてもよい。
警告音情報83は、各操作ボタン221,222,223,224の入力操作に基づいて本体部300を動作させることが不可能な場合、例えばトラックアップが不可能な場合に、楽音出力部310から出力する警告音に関する情報である。警告音情報83は、例えば楽曲の再生時間に対応した警告音(例えば、図5(g)参照)を出力可能なMIDI形式、MP3形式、WAVE形式などの形式により記録されたデータである。この警告音情報83に基づいて出力される警告音は、各操作ボタン221,222,223,224に共通なものとされている。なお、ここでは、警告音を各操作ボタン221,222,223,224に共通なものとした構成について例示するが、これに限らず例えば各操作ボタン221,222,223,224に対応して互いに異なるものとしてもよい。
メモリ350は、カーオーディオ100全体を動作制御するOS(Operating System)上に展開される各種プログラムなどを記憶している。このメモリ350としては、例えば停電などにより突然電源が落ちた際にも記憶が保持される構成のメモリ、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)メモリなどを用いることが望ましい。なお、メモリ350としては、HD、DVD、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
処理部360は、図示しない各入出力ポート、例えば楽音出力部310が接続される楽音出力ポート、チューナ部320が接続されるチューナポート、楽曲データ記憶部330が接続される楽曲記憶ポート、楽音情報登録部340が接続される楽音登録ポート、メモリ350が接続されるメモリポート、音声出力部400が接続される音声ポート、入力部220が接続される入力ポート、表示部230が接続される表示ポート、モード切替部が接続されるモードポートなどを有している。そして、処理部360は、各種プログラムとして、図1に示すように、処理実施手段としての音声出力制御手段361と、報知信号取得手段362と、環境状況認識手段としての再生状況認識手段363と、楽理解析手段364と、楽音情報生成手段365と、報知制御手段としての楽音再生制御手段366と、などを備えている。なお、音声出力制御手段361、報知信号取得手段362、および、楽音再生制御手段366にて、本発明の報知制御装置が構成されている。
音声出力制御手段361は、入力部220の入力操作に基づいた処理を適宜実施する。具体的には、音声出力制御手段361は、モード切替部の入力操作に基づいて、モードを適宜切り換える。この後、入力部220の入力操作に基づいた各種処理を適宜実施する。具体的には、音声出力制御手段361は、モード切替信号を取得すると、現在のモードを認識する。そして、現在のモードが例えばラジオモードであることを認識すると、再生モードに切り換える。この後、音声出力制御手段361は、楽曲情報60mに基づいた楽曲の再生を開始する旨の入力操作を認識すると、楽曲データ記憶部330に記憶された楽曲情報60mを適宜取得する。次に、この楽曲情報60mの再生用データ61を、楽理情報63のリズムに基づいた速度や予め設定された速度で音声信号Sadに変換する。そして、この音声信号Sadを音声出力部400へ出力する。さらに、音声出力制御手段361は、楽曲情報60mの楽曲固有情報62に記載された楽曲のトラックナンバ、楽曲名、演奏者名、演奏時間などの、再生されている楽曲に関する情報を表示させるための画像信号Sdpを生成する。そして、この画像信号Sdpを表示部230へ出力する。
また、音声出力制御手段361は、モード切替信号を取得した際のモードが例えば再生モードであることを認識すると、ラジオモードに切り換える。そして、音声出力制御手段361は、チューナ部320にアンテナから入力される信号を取得させる。次に、チューナ部320に、取得させた信号を受信信号Schに変換させて出力させる。この後、音声出力制御手段361は、受信信号Schを適宜取得して、この受信信号Schに記載された例えば楽曲出力用データおよび楽曲特定データを認識する。そして、音声出力制御手段361は、この楽曲出力用データを音声信号Sadに変換する。この後、この音声信号Sadを音声出力部400へ出力する。さらに、音声出力制御手段361は、楽曲特定データに記載された楽曲名などの、出力されている楽曲に関する情報を表示させるための画像信号Sdpを生成する。そして、この画像信号Sdpを表示部230へ出力する。また、音声出力制御手段361は、受信信号Schに記載された番組出力用データを適宜認識する。そして、この番組出力用データを音声信号Sadに変換する。この後、この音声信号Sadを音声出力部400へ出力する。
さらに、音声出力制御手段361は、再生用データ61や楽曲出力用データに基づいて楽曲を再生している状態で、入力部220の入力操作を認識すると、この入力操作に基づいた処理、例えば楽曲の再生や停止、トラックアップやトラックダウン、音量の調整、受信する放送波の周波数調整など実施できるか否かを判断する。そして、音声出力制御手段361は、処理を実施できないと判断した場合、すなわち、処理の実施を否定する場合、その旨が記載された報知信号としての否定報知信号を生成する。この後、この否定報知信号を報知信号取得手段362へ出力する。一方で、音声出力制御手段361は、処理を実施できると判断した場合、すなわち、処理の実施を肯定する場合、その旨の情報が記載された報知信号としての肯定報知信号を生成する。この後、この肯定報知信号を報知信号取得手段362へ出力する。さらに、音声出力制御手段361は、入力操作に基づいた処理を実施する。
そして、音声出力制御手段361は、再生状況認識手段363から楽曲の再生時間に関する環境音情報としての再生時間情報の出力を要求する旨の再生時間要求情報を適宜取得する。この後、再生している楽曲の再生時間を認識して、この再生時間に関する再生時間情報を生成する。そして、音声出力制御手段361は、この再生時間情報を再生状況認識手段363へ出力する。
報知信号取得手段362は、音声出力制御手段361から否定報知信号または肯定報知信号を適宜取得する。そして、報知信号取得手段362は、否定報知信号を取得したことを認識すると、その旨が記載された否定取得信号を生成する。この後、この否定取得信号を楽音再生制御手段366へ出力する。一方で、報知信号取得手段362は、肯定報知信号を取得したことを認識すると、その旨が記載された肯定取得信号を生成する。この後、この肯定取得信号を楽音再生制御手段366へ出力する。
再生状況認識手段363は、報知信号取得手段362が音声出力制御手段361から否定報知信号または肯定報知信号を取得したことを認識すると、再生時間要求情報を生成する。そして、この再生時間要求情報を音声出力制御手段361へ出力する。この後、再生状況認識手段363は、音声出力制御手段361から再生時間情報を取得する。そして、この再生時間情報に基づいて、音声出力制御手段361が否定報知信号または肯定報知信号を生成した時点における楽曲の再生時間を認識する。
楽理解析手段364は、楽理情報63が組み込まれていない楽曲情報60mの再生用データ61やチューナ部320から取得した楽曲出力用データに基づいて、楽曲のリズム、コードなどが記載された解析楽理情報を生成する。具体的には、楽理解析手段364は、再生用データ61や楽曲出力用データに基づいて、例えば図5(a)に示すような楽曲の波形を認識する。そして、この楽曲の波形に基づいて楽曲のBPMが120であることを認識する。この楽曲のBPMを認識する方法としては、例えば、特開2003−263162に開示された方法、すなわち、楽曲の波形から得られる音量エンベロープを微分処理し、この微分処理した値が閾値以上となる位置の間隔からBPMを認識する方法が例示できるがこれに限られない。そして、楽理解析手段364は、再生用データ61に基づいて、例えば図5(b)に示すような楽曲の再生時間に対応したコードやキーコードを認識する。すなわち、例えば再生時間が1minから1min10secまでのコードが「F」、1min10secから1min30secまでのコードが「G7」、1min30secから任意の時間までのコードが「C」であることを認識する。そして、これら認識した再生時間に対応したコードからキーコードが「C」であることを認識する。この楽曲のコードを認識する方法としては、例えば、特開平10−11066に開示された方法、すなわち、12音階の各周波数に対応した基準波形とデジタル化された楽曲の波形とに基づいて、演算を適宜実施することによりコードを認識する方法が例示できるがこれに限られない。この後、楽理解析手段364は、これら認識したリズム、キーコード、再生時間に対応したコードなどが記載された解析楽理情報を生成する。
楽音情報生成手段365は、再生用データ61により再生される楽曲や、楽曲出力用データに基づいて出力される楽曲に関する楽音情報80nを生成する。具体的には、楽音情報生成手段365は、再生用データ61に基づいて例えば図5(a)に示すような波形の楽曲を再生している状態において、この再生用データ61を有する楽曲情報60mに楽理情報63が組み込まれているか否かを判断する。そして、楽曲情報60mに楽理情報63が組み込まれていると判断した場合、この楽理情報63を取得する。次に、この楽理情報63に記載された、楽曲のリズムや例えば図5(b)に示すような楽曲の再生時間に対応したコードを認識する。この後、この認識した各コードの構成音のうちのいずれか1つを、例えば図5(c)に示すように、第1の操作ボタン221に対応した操作音として決定する。すなわち、再生時間が1minから1min10secまでの楽曲のコードが「F」なので、このコード「F」の構成音である例えば「F」を第1の操作ボタン221に対応した操作音として決定する。また、再生時間が1min10secから1min30secまでの楽曲のコードが「G7」なので、このコード「G7」の構成音である例えば「G」を操作音として決定する。さらに、1min30secから任意の時間までの楽曲のコードが「C」なので、このコード「C」の構成音である例えば「C」を操作音として決定する。そして、楽音情報生成手段365は、楽曲の再生時間に対応した各コードの構成音のうちのいずれか1つを、例えば図5(d),(e),(f)に示すように、各操作ボタン222,223,224に対応した操作音として決定する。この後、楽音情報生成手段365は、これら決定した各操作ボタン221,222,223,224に対応した操作音を再生するための操作音データを生成する。そして、この操作音データが記載された操作音情報82を生成する。
また、楽音情報生成手段365は、楽曲の各コードの基音を認識する。そして、この基音の音階を半音上げた音を、例えば図5(g)に示すように、各操作ボタン221,222,223,224に対応した警告音として決定する。すなわち、再生時間が1minから1min10secまでの楽曲のコードが「F」なので、このコード「F」の基音「F」の音階を半音上げた「F#」を、各操作ボタン221,222,223,224に対応した警告音として決定する。また、再生時間が1min10secから1min30secまでの楽曲のコードが「G7」なので、このコード「G7」の基音「G」の音階を半音上げた「G#」を警告音として決定する。さらに、1min30secから任意の時間までの楽曲のコードが「C」なので、このコード「C」の基音「C」の音階を半音上げた「C#」を警告音として決定する。この後、楽音情報生成手段365は、この決定した各操作ボタン221,222,223,224に対応した警告音を再生するための警告音データを生成する。そして、この警告音データが記載された警告音情報83を生成する。なお、ここでは、各コードの基音の音階を半音上げた音を警告音として決定した構成について例示したが、これに限らず半音下げた音などを警告音と決定してもよい。
次に、楽音情報生成手段365は、再生用データ61が組み込まれた楽曲情報60mの楽曲固有情報62を取得する。そして、この楽曲固有情報62を楽曲特定情報81として組み込むとともに、操作音情報82および警告音情報83を組み込んだ楽音情報80nを生成する。この後、楽音情報生成手段365は、この楽音情報80nを楽音情報登録部340に適宜読み出し可能に記憶させる。
また、楽音情報生成手段365は、例えば図5(a)に示すような波形の楽曲を再生している状態において、再生用データ61を有する楽曲情報60mに楽理情報63が組み込まれていないと判断した場合、楽理解析手段364に、この楽曲に関する解析楽理情報を生成させる。次に、この生成させた解析楽理情報を取得する。そして、この解析楽理情報に記載された、楽曲のリズムや例えば図5(b)に示すような楽曲の再生時間に対応したコードを認識する。この後、楽音情報生成手段365は、上述したような処理を実施して、例えば図5(c),(d),(e),(f)に示すような操作音を再生するための操作音情報82を生成する。また、例えば図5(g)に示すような警告音を再生するための警告音情報83を生成する。さらに、再生用データ61が組み込まれた楽曲情報60mの楽曲固有情報62を取得する。そして、この楽曲固有情報62を楽曲特定情報81として組み込むとともに、操作音情報82および警告音情報83を組み込んだ楽音情報80nを生成する。この後、楽音情報生成手段365は、この楽音情報80nを楽音情報登録部340に適宜読み出し可能に記憶させる。
さらに、楽音情報生成手段365は、チューナ部320から取得した楽曲出力用データに基づいて例えば図5(a)に示すような波形の楽曲を出力している場合、楽理解析手段364に、この楽曲に関する解析楽理情報を生成させる。次に、この生成させた解析楽理情報を取得する。そして、この解析楽理情報に基づいて、上述したような処理を実施して、操作音情報82および警告音情報83を生成する。また、楽音情報生成手段365は、チューナ部320にて取得した楽曲特定データを取得する。そして、この楽曲特定データを楽曲特定情報81として組み込むとともに、操作音情報82および警告音情報83を組み込んだ楽音情報80nを生成する。この後、楽音情報生成手段365は、この楽音情報80nを楽音情報登録部340に適宜読み出し可能に記憶させる。
楽音再生制御手段366は、音声出力制御手段361からの肯定報知信号に基づいて操作音を再生する制御をするとともに、否定報知信号に基づいて警告音を再生する制御をする。具体的には、楽音再生制御手段366は、例えば図5(a)に示すような波形の楽曲を再生している状態で、報知信号取得手段362から否定取得信号または肯定取得信号を取得する。そして、この否定取得信号または肯定取得信号に基づいて、報知信号取得手段362が肯定報知信号または否定報知信号を取得したことを認識する。また、楽音再生制御手段366は、楽曲が再生用データ61に基づいて再生されている場合、この再生用データ61を有する楽曲情報60mの楽曲固有情報62を取得する。次に、この楽曲固有情報62と同一の情報を有する楽曲特定情報81を、楽音情報登録部340の登録楽音情報70から検索する。そして、この検索した楽曲特定情報81が組み込まれた楽音情報80nを取得する。一方で、楽音再生制御手段366は、楽曲が楽曲出力用データに基づいて出力されている場合、チューナ部320から楽曲特定データを取得する。次に、この楽曲特定データと同一の情報を有する楽曲特定情報81を、楽音情報登録部340の登録楽音情報70から検索する。そして、この検索した楽曲特定情報81が組み込まれた楽音情報80nを取得する。
この後、楽音再生制御手段366は、肯定取得信号の取得により報知信号取得手段362が肯定報知信号を取得していることを認識した場合、楽音情報80nから例えば図5(c),(d),(e),(f)に示すような操作音に関する操作音情報82を取得する。また、再生状況認識手段363にて認識した楽曲の再生時間を認識する。そして、再生時間が例えば1min10secの場合、図5(e)に示すように、第3の操作ボタン223に対応する操作音として「D」の音、すなわち「レ」の音を再生するための操作音データを楽音信号Sgaに適宜変換する。この後、この楽音信号Sgaを楽音出力部310へ出力する。
一方で、楽音再生制御手段366は、否定取得信号の取得により報知信号取得手段362が否定報知信号を取得していることを認識した場合、楽音情報80nから例えば図5(g)に示すような警告音に関する警告音情報83を取得する。また、再生状況認識手段363にて認識した楽曲の再生時間を認識する。この後、この再生時間が例えば1min10secの場合、図5(g)に示すように、第3の操作ボタン223に対応する警告音として「G#」の音、すなわち「ソ♯」の音を再生するための警告音データを楽音信号Sgaに適宜変換する。この後、この楽音信号Sgaを楽音出力部310へ出力する。
音声出力部400は、例えば車両のインストルメントパネル部、ドア部、リアダッシュボード部などに配設された図示しないスピーカを有している。この音声出力部400は、本体部300に各種情報が送受信可能に接続されている。この音声出力部400は、本体部300にて適宜制御される。そして、音声出力部400は、本体部300から出力される音声データなどの音声信号Sadをスピーカから音声により出力する。音声により出力する音声データとしては、楽曲情報60mの再生用データ61や、チューナ部320から取得した楽曲出力用データや番組出力用データなどである。
〔音響再生装置の動作〕
次に、カーオーディオ100の動作を図面を参照して説明する。
(楽音情報の生成処理)
まず、カーオーディオ100の動作として、楽音情報80nの生成処理について図6に基づいて説明する。図6は、楽音情報の生成処理を示すフローチャートである。図7は、楽音登録処理1を示すフローチャートである。図8は、楽音登録処理2を示すフローチャートである。
まず、カーオーディオ100は、電源がオンされた後、図6に示すように、処理部360の音声出力制御手段361にて楽曲の再生を適宜開始する(ステップS101)。具体的には、音声出力制御手段361は、例えば再生モードである場合、利用者による入力部220の入力操作により、楽曲情報60mに基づいて楽曲を再生する旨の設定入力を認識する。そして、楽曲情報60mを取得して、この楽曲情報60mの再生用データ61に基づいて、例えば図5(a)に示すような波形の楽曲の再生を開始する。また、音声出力制御手段361は、例えばラジオモードであることを認識すると、チューナ部320に放送波を受信させる。次に、チューナ部320から楽曲出力用データを取得する。この後、音声出力制御手段361は、この楽曲出力用データに基づいて、例えば図5(a)に示すような波形の楽曲の出力を開始する。
そして、処理部360は、楽音情報生成手段365にて、現在のモードがラジオモードであるか否かを判断する(ステップS102)。このステップS102において、楽音情報生成手段365は、ラジオモードであると判断した場合、楽音登録処理2を実施する(ステップS103)。そして、楽音情報80nの生成処理を終了する。一方で、ステップS102において、楽音情報生成手段365は、ラジオモードではなく再生モードであると判断した場合、再生している楽曲の楽曲情報60mに楽理情報63が組み込まれているか否かを判断する(ステップS104)。
このステップS104において、楽音情報生成手段365は、楽曲情報60mに楽理情報63が組み込まれていないと判断した場合、ステップS103の処理を実施する。一方で、ステップS104において、楽音情報生成手段365は、楽曲情報60mに楽理情報63が組み込まれていると判断した場合、楽音登録処理1を実施する(ステップS105)。そして、楽音情報80nの生成処理を終了する。
楽音登録処理1では、図7に示すように、楽音情報生成手段365は、再生されている楽曲に関連付けられた楽音情報80nが未登録であるか否かを判断する(ステップS201)。具体的には、楽音情報生成手段365は、楽曲情報60mの楽曲固有情報62を取得する。次に、この楽曲固有情報62と同一の情報を有する楽曲特定情報81を、楽音情報登録部340の登録楽音情報70から検索する。そして、楽曲固有情報62と同一の情報を有する楽曲特定情報81を検索できた場合、楽曲に関連付けられた楽音情報80nが登録済みであると判断する。一方で、楽曲固有情報62と同一の情報を有する楽曲特定情報81を検索できなかった場合、楽曲に関連付けられた楽音情報80nが未登録であると判断する。
ステップS201において、楽音情報生成手段365は、楽曲に関連付けられた楽音情報80nが登録済みであると判断した場合、楽音登録処理1を終了する。一方で、ステップS201において、楽音情報生成手段365は、楽曲に関連付けられた楽音情報80nが未登録であると判断した場合、楽曲情報60mの楽理情報63を認識する(ステップS202)。例えば、楽音情報生成手段365は、楽曲情報60mから楽理情報を取得する。そして、この楽理情報63に基づいて、楽曲のリズムや、例えば図5(b)に示すような再生時間に対応したコードやキーコードなどを認識する。
この後、楽音情報生成手段365は、楽音情報80nを生成する(ステップS203)。例えば、楽音情報生成手段365は、ステップS202において認識したリズムやコードあるいはキーコードに基づいて、例えば図5(c),(d),(e),(f)に示すような操作音に関する操作音情報82と、例えば図5(g)に示すような警告音に関する警告音情報83と、を生成する。そして、楽曲情報60mの楽曲固有情報62を楽曲特定情報81として組み込むとともに、操作音情報82および警告音情報83を組み込んだ楽音情報80nを生成する。この後、楽音情報生成手段365は、ステップS203において生成した楽音情報80nを楽音情報登録部340に登録して(ステップS204)、楽音登録処理1を終了する。
一方で、楽音登録処理2では、図8に示すように、楽音情報生成手段365は、楽曲に関連付けられた楽音情報80nが未登録であるか否かを判断する(ステップS301)。具体的には、楽音情報生成手段365は、ステップS104において楽理情報63が組み込まれていないと判断している場合、すなわち、ステップS102において再生モードであると判断している場合、楽音登録処理1のステップS201と同様の処理を実施する。一方で、楽音情報生成手段365は、ステップS102においてラジオモードであると判断している場合、チューナ部320から楽曲に関する楽曲特定データを取得する。次に、この楽曲特定データと同一の情報を有する楽曲特定情報81を、楽音情報登録部340の登録楽音情報70から検索する。そして、楽曲特定データと同一の情報を有する楽曲特定情報81を検索できた場合、楽曲に関連付けられた楽音情報80nが登録済みであると判断する。一方で、楽曲特定データと同一の情報を有する楽曲特定情報81を検索できなかった場合、楽曲に関連付けられた楽音情報80nが未登録であると判断する。
ステップS301において、楽音情報生成手段365は、楽曲に関連付けられた楽音情報80nが登録済みであると判断した場合、楽音登録処理2を終了する。一方で、ステップS301において、楽音情報生成手段365は、楽曲に関連付けられた楽音情報80nが未登録であると判断した場合、楽理解析手段364に楽曲の再生用データ61または楽曲出力用データを取得させる(ステップS302)。楽理解析手段364は、再生用データ61または楽曲出力用データを取得すると、これら取得した再生用データ61または楽曲出力用データに基づいて、解析楽理情報を生成する(ステップS303)。例えば、楽理解析手段364は、例えば図5(b)に示すような、楽曲の再生時間に対応したコードやキーコードあるいはリズムなどに関する情報が記載された解析楽理情報を生成する。
そして、楽音情報生成手段365は、ステップS303において楽理解析手段364により生成された解析楽理情報を認識する(ステップS304)。例えば、楽音情報生成手段365は、解析楽理情報を取得する。そして、この解析楽理情報に基づいて、再生時間に対応したコードやキーコードあるいはリズムなどを認識する。
この後、楽音情報生成手段365は、楽音情報80nを生成する(ステップS305)。例えば、楽音情報生成手段365は、ステップS304において認識したリズムやコードあるいはキーコードに基づいて、例えば図5(c),(d),(e),(f)に示すような操作音に関する操作音情報82と、例えば図5(g)に示すような警告音に関する警告音情報83と、を生成する。そして、ステップS102において再生モードであると判断している場合、楽曲情報60mの楽曲固有情報62を楽曲特定情報81として組み込むとともに、操作音情報82および警告音情報83を組み込んだ楽音情報80nを生成する。一方で、ステップS102においてラジオモードであると判断している場合、楽音特定データを楽曲特定情報81として組み込むとともに、操作音情報82および警告音情報83を組み込んだ楽音情報80nを生成する。
この後、楽音情報生成手段365は、ステップS305において生成した楽音情報80nを楽音情報登録部340に登録する(ステップS306)。そして、楽音情報生成手段365は、ステップS101において再生を開始した楽曲の再生が終了したか否かを判断する(ステップS307)。このステップS307において、楽音情報生成手段365は、楽曲の再生が終了したと判断した場合、楽音登録処理2を終了する。一方で、ステップS307において、楽音情報生成手段365は、楽曲の再生が終了していないと判断した場合、ステップS302に戻る。この後、楽音情報生成手段365は、例えば図5(a)に示すような区間以降の区間に対応する操作音や警告音などの新たな情報を加えた楽音情報80nを適宜生成する。そして、楽音情報登録部340に登録された楽音情報80nを、新たな情報を加えた楽音情報80nに適宜更新する。
(操作音または警告音の再生処理)
次に、カーオーディオ100の動作として、操作音または警告音の再生処理について図9に基づいて説明する。図9は、操作音または警告音の再生処理を示すフローチャートである。
まず、カーオーディオ100は、処理部360は、再生用データ61や楽曲出力用データに基づいて、例えば図5(a)に示すような波形の楽曲の再生を開始した後、音声出力制御手段361にて利用者による入力部220の入力操作を認識する(ステップS401)。そして、音声出力制御手段361は、この入力操作に基づいた処理を実施できるか否かを判断して、肯定報知信号または否定報知信号を報知信号取得手段362へ出力する(ステップS402)。
報知信号取得手段362は、音声出力制御手段361からの肯定報知信号または否定報知信号を取得すると、その旨が記載された肯定取得信号または否定取得信号を生成する。そして、この肯定取得信号または否定取得信号を楽音再生制御手段366へ出力する。再生状況認識手段363は、報知信号取得手段362が肯定報知信号または否定報知信号を取得したことを認識すると、再生時間要求情報を生成して音声出力制御手段361へ出力する。この後、再生状況認識手段363は、音声出力制御手段361から再生時間情報を取得して、音声出力制御手段361が肯定報知信号または否定報知信号を生成した時点における楽曲の再生時間を認識する。楽音再生制御手段366は、報知信号取得手段362から肯定取得信号または否定取得信号を取得すると、再生されている楽曲に関する楽音情報80nを取得する(ステップS403)。そして、楽音再生制御手段366は、ステップS401において音声出力制御手段361が認識した入力操作が適切か否かを判断する(ステップS404)。具体的には、報知信号取得手段362から取得した信号が肯定取得信号である場合、入力操作が適切であると判断し、否定取得信号である場合、入力操作が不適切であると判断する。
このステップS404において、楽音再生制御手段366は、入力操作が適切でないと判断した場合、楽音情報80nから例えば図5(g)に示すような警告音に関する警告音情報83を取得する(ステップS405)。また、楽音再生制御手段366は、再生状況認識手段363にて認識した音声出力制御手段361が否定報知信号を生成したときの楽曲の再生時間、すなわち、入力部220の入力操作を認識したときの楽曲の再生時間を認識する。この後、楽音再生制御手段366は、警告音情報83に基づいて、入力部220の入力操作を認識したときの楽曲の再生時間に対応した警告音を再生する(ステップS406)。例えば、楽音再生制御手段366は、第4の操作ボタン224の入力操作を認識したときの再生時間が1minの場合、その時点における楽曲のコード「F」の基音の高さを半音上げた「F♯」の音、すなわち「ファ♯」の音を楽曲と同調しない形態の警告音として再生する。そして、楽音再生制御手段366は、警告音の再生処理を終了する。
一方で、ステップS404において、楽音再生制御手段366は、入力操作が適切であると判断した場合、楽音情報80nから例えば図5(c),(d),(e),(f)に示すような操作音に関する操作音情報82を取得する(ステップS407)。また、楽音再生制御手段366は、再生状況認識手段363にて認識した音声出力制御手段361が肯定報知信号を生成したときの楽曲の再生時間、すなわち、入力部220の入力操作を認識したときの楽曲の再生時間を認識する。この後、楽音再生制御手段366は、操作音情報82に基づいて、入力部220の入力操作を認識したときの楽曲の再生時間、および、入力操作された各操作ボタン221,222,223,224に対応した再生音を再生する(ステップS408)。例えば、楽音再生制御手段366は、第2の操作ボタン222の入力操作を認識したときの再生時間が1min30secの場合、その時点における楽曲のコード「C」の構成音である「E」の音、すなわち「ミ」の音を楽曲と同調する形態の操作音として再生する。この後、楽音再生制御手段366は、音声出力制御手段361を制御して、第2の操作ボタン222に対応する処理、例えば楽曲の音量を下げる処理を実施させる(ステップS409)。そして、楽音再生制御手段366は、操作音の再生処理を終了する。
上述したように、上記実施の形態では、カーオーディオ100は、再生用データ61や楽曲出力用データに基づいて楽曲が再生されている状態において、処理部360の音声出力制御手段361にて、入力部220から出力される例えば第1の操作信号Su1を取得する。次に、音声出力制御手段361は、この第1の操作信号Su1に基づいた処理の実施状況に関する否定報知信号、または、肯定報知信号を生成して報知信号取得手段362へ出力する。この後、報知信号取得手段362は、音声出力制御手段361から否定報知信号または肯定報知信号を取得する。そして、再生状況認識手段363は、音声出力制御手段361から再生時間情報を適宜取得して、報知信号取得手段362が否定報知信号または肯定報知信号を取得したときの楽曲の再生時間を認識する。この後、楽音再生制御手段366は、楽曲の楽音情報80nを取得する。そして、楽音再生制御手段366は、音声出力制御手段361における処理の実施状況の内容を、入力操作を認識した時点での楽曲のコードに同調しない警告音またはコードに同調する操作音により報知する。
このため、カーオーディオ100は、音声出力制御手段361における処理の実施状況の内容を、再生時間に伴い適宜変換する楽曲のコードに同調しない警告音またはコードに同調する操作音により報知できる。したがって、カーオーディオ100は、楽曲の再生時間にかかわらず、処理の実施状況の内容を警告音または操作音により利用者に認識させることができる。よって、カーオーディオ100に報知内容を良好に報知させることができる。
カーオーディオ100は、楽音再生制御手段366にて、音声出力制御手段361で認識した入力操作が不適切である旨を、入力操作を認識した時点での楽曲のコードに同調しない警告音により報知する。このため、カーオーディオ100は、入力操作が不適切である旨を、再生時間に伴い適宜変化する楽曲のコードに同調しない警告音により報知できる。したがって、カーオーディオ100は、楽曲の再生時間にかかわらず、利用者に認識させる必要性が比較的高い事象である入力操作が不適切である旨を、警告音で容易に認識させることができる。よって、カーオーディオ100に報知内容をより良好に報知させることができる。
カーオーディオ100は、楽音再生制御手段366にて、音声出力制御手段361で認識した入力操作が適切である旨を、入力操作を認識した時点での楽曲のコードに同調する操作音により報知する。このため、カーオーディオ100は、入力操作が適切である旨を、再生時間に伴い適宜変化する楽曲のコードに同調する操作音により報知できる。したがって、カーオーディオ100は、楽曲の再生時間にかかわらず、利用者に認識させる必要性が比較的低い事象である入力操作が適切である旨を、操作音で聴取空間を壊すことなく認識させることができる。よって、カーオーディオ100に報知内容をより良好に報知させることができる。
カーオーディオ100は、入力操作が適切である旨を操作音で報知する機能と、不適切である旨を警告音で報知する機能と、を備えている。このため、カーオーディオ100に報知内容をより良好に報知させることができる。したがって、カーオーディオ100の利便性を向上できる。
楽音情報生成手段365は、コードの構成音のうちのいずれか1つの音の音階を半音上げた音を警告音として決定する。この後、この警告音に関する警告音情報83を生成する。そして、楽音再生制御手段366は、この警告音情報83に基づいて警告音を再生する。このため、カーオーディオ100は、楽曲のコードに、より同調しない警告音を再生でき、利用者に入力操作が不適切である旨をより容易に認識させることができる。したがって、カーオーディオ100に報知内容をより良好に報知させることができる。また、コードの構成音の音階を半音上げるだけでよいので処理を簡単にでき、警告音情報83の生成処理の高速化を図ることができる。さらに、警告音を単音にしているので、警告音情報83のデータ量を最小限に抑えることができ、楽音情報登録部340の容量を最小限に抑えることができる。
楽音情報生成手段365は、コードの基音の音階を半音上げた音を警告音として決定する。このため、カーオーディオ100は、基音以外の音の音階を半音上げた警告音を再生する構成と比べて、利用者に入力操作が不適切である旨をさらに容易に認識させることができる。したがって、カーオーディオ100に報知内容をさらに良好に報知させることができる。
警告音を、各操作ボタン221,222,223,224に共通なものとしている。このため、警告音情報83のデータ量を最小限に抑えることができ、楽音情報登録部340の容量を最小限に抑えることができる。
楽音情報生成手段365は、コードの構成音のうちのいずれか1つの音を操作音として決定する。この後、この操作音に関する操作音情報82を生成する。そして、楽音再生制御手段366は、この操作音情報82に基づいて操作音を再生する。このため、カーオーディオ100は、楽曲のコードに、より同調する操作音を再生でき、聴取空間をより壊すことなく、利用者に入力操作が適切である旨を認識させることができる。したがって、カーオーディオ100に報知内容をより良好に報知させることができる。また、コードの構成音のうちのいずれか1つ音を選択するだけでよいので処理を簡単にでき、操作音情報82の生成処理の高速化を図ることができる。さらに、操作音を単音にしているので、操作音情報82のデータ量を最小限に抑えることができ、楽音情報登録部340の容量を最小限に抑えることができる。
操作音を、各操作ボタン221,222,223,224に対応して互いに異なるものとしている。このため、カーオーディオ100は、入力操作した各操作ボタン221,222,223,224を利用者に容易に認識させることができる。したがって、カーオーディオ100の利便性を向上できる。
カーオーディオ100に、楽曲特定情報81と、操作音情報82と、警告音情報83と、などが1つのデータ構造として構成された楽音情報80nを記憶する楽音情報登録部340を設けている。楽音再生制御手段366は、再生されている楽曲に関する例えば楽曲固有情報62と同一の情報を有する楽曲特定情報81を検索することにより、楽音情報80nを特定する。そして、この楽音情報80nの操作音情報82または警告音情報83に基づいて、操作音または警告音を再生する。このため、カーオーディオ100は、再生されている楽曲に関する楽音情報80nを毎回生成することなく、楽音情報登録部340に記憶された楽音情報80nを取得するだけの簡単な方法で操作音や警告音を適宜再生できる。したがって、操作音や警告音を再生する処理をより容易にかつ迅速にできる。
カーオーディオ100は、処理部360の楽音情報生成手段365にて、楽音情報80nを適宜生成する。そして、この楽音情報80nを楽音情報登録部340に記憶させる。このため、再生される全ての楽曲に関する楽音情報80nを生成可能な利便性が高いカーオーディオ100を提供できる。
楽音情報生成手段365は、再生されている楽曲の楽曲情報60mに楽理情報63が組み込まれている場合、この楽理情報63に基づいて楽音情報80nを生成する。このため、楽音情報生成手段365は、楽曲情報60mに予め組み込まれている楽理情報63に基づいて楽音情報80nを生成でき、楽音情報80nを生成する処理をより容易にかつ迅速にできる。
楽音情報生成手段365は、再生されている楽曲の楽曲情報60mに楽理情報63が組み込まれていない場合や、チューナ部320が取得した楽曲出力用データにより楽曲が出力されている場合、楽理解析手段364に、楽曲の再生用データ61や楽曲出力用データに基づいて解析楽理情報を生成させる。そして、楽音情報生成手段365は、この解析楽理情報に基づいて楽音情報80nを生成する。このため、楽音情報生成手段365は、楽理情報63に関連付けられていない楽曲に関する楽音情報80nも生成できる。したがって、カーオーディオ100は、楽理情報63に関連付けられていない楽曲に関する操作音や警告音をより容易にかつ迅速にできる。
[実施の形態の変形]
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、例えば警告音として、コードの基音の音階を半音上げた音を例示したが、これに限らず基音の音階を全音上げた音、コードの構成音の全ての音の音階を半音あるいは全音上げた音、コードの構成音以外の音などとしてもよい。このような構成にしても、カーオーディオ100は、楽曲のコードに同調しない警告音を再生でき、利用者に入力操作が不適切である旨を容易に認識させることができる。したがって、カーオーディオ100に報知内容を良好に報知させることができる。なお、和音ではなく単音により構成されている楽曲に対しても同様の警告音を再生することにより、カーオーディオ100に報知内容を良好に報知させることができる。
楽理情報63や解析楽理情報に、音が出力されているタイミングに関する情報を記載する。そして、楽音情報生成手段365にて、例えば図10(c),(d),(e),(f),(g)に示すように、操作音や警告音を決定する構成などとしてもよい。すなわち、音が出力されているタイミングで操作音を再生し、音が出力されていないタイミングで警告音を再生する構成としてもよい。このような構成にすれば、カーオーディオ100は、音が出力されているタイミングで操作音を再生でき、聴取空間をさらに壊すことなく、利用者に入力操作が適切である旨を認識させることができる。また、音が出力されていないタイミングで警告音を再生でき、利用者に入力操作が不適切である旨をさらに容易に認識させることができる。したがって、カーオーディオ100に報知内容をさらに良好に報知させることができる。
楽理情報63や解析楽理情報に、楽曲の拍子などのリズムに関する情報を記載する。そして、楽音情報生成手段365にて、例えば図10(h),(i)に示すように、操作音や警告音を決定する構成などとしてもよい。すなわち、例えば楽曲が4分の4拍子の場合、操作音を4分の4拍子で再生し、警告音を4分の3拍子で再生する構成としてもよい。このような構成にすれば、カーオーディオ100は、楽曲の拍子と同じ拍子で操作音を再生でき、聴取空間をより壊すことなく、利用者に入力操作が適切である旨を認識させることができる。また、楽曲の拍子とは異なる拍子の警告音を再生でき、利用者に入力操作が不適切である旨をより容易に認識させることができる。したがって、カーオーディオ100に報知内容をより良好に報知させることができる。
楽理情報63や解析楽理情報に、楽曲のジャンルや演奏に用いられている楽器に関する情報を記載する。そして、楽音情報生成手段365にて、例えば図11に示すような対応に基づいて、操作音や警告音の音色を決定する構成などとしてもよい。すなわち、例えば楽曲のジャンルがロックの場合、操作音の音色をディストーションギターの音色として、警告音の音色を笛の音色とする構成としてもよい。このような構成にすれば、カーオーディオ100は、楽曲の演奏に比較的用いられる楽器の音色で操作音を再生でき、聴取空間をより壊すことなく、利用者に入力操作が適切である旨を認識させることができる。また、楽曲の演奏にほとんど用いられない楽器の音色で警告音を再生でき、利用者に入力操作が不適切である旨をより容易に認識させることができる。したがって、カーオーディオ100に報知内容をより良好に報知させることができる。
楽音再生制御手段366にて、楽音情報登録部340に記憶された楽音情報80nに基づいて操作音や警告音を再生する構成について例示したが、これに限らず、例えば以下のような構成などとしてもよい。すなわち、例えば楽曲情報60mに基づいて楽曲を再生している場合、楽音情報生成手段365にて、楽曲情報60mの楽理情報63に基づいて楽音情報80nを適宜生成して、例えばメモリ350に一時的に記憶させる。そして、この楽音情報80nに基づいて、楽音再生制御手段366にて、操作音や警告音を適宜再生する。この後、例えば楽曲の再生が終了したことを認識した場合、メモリ350から楽音情報80nを消去する構成などとしてもよい。このような構成にすれば、カーオーディオ100に楽音情報登録部340を設ける必要がない。したがって、カーオーディオ100の構成を簡略化でき、小型化やコスト削減を適宜図ることができる。
楽音再生制御手段366にて、操作音および警告音を再生する構成について例示したが、これに限らずいずれか一方を再生しない構成などとしてもよい。このような構成にすれば、楽音情報80nに操作音情報82または警告音情報83を組み込む必要が無くなる。したがって、楽音情報80nのデータ量を最小限に抑えることができ、楽音情報登録部340の容量を最小限に抑えることができる。また、楽音情報80nを生成する処理をより迅速にできる。さらに、楽音再生制御手段366の構成を簡略化できる。
例えば、以下のような構成などとしてもよい。すなわち、例えば画像出力部に画像を表示させる画像出力制御装置などにおいて、画像を出力している状態で利用者による入力操作を認識する。ここで、画像出力制御装置としては、テレビジョン装置、DVDなどの記録媒体に記録された映像などを再生する映像再生装置、カーナビゲーション装置、携帯式や設置式の電話機などが例示できるがこれに限られない。そして、例えば出力されている画像や画像出力制御装置が設置されている環境における光に関する環境光情報を取得する。この後、入力操作が不適切である場合、その旨を画像や環境の光と同調しない光の特性の警告画像で報知する。一方で、入力操作が適切である場合、その旨を画像や環境の光と同調する光の特性の操作画像で報知する構成などとしてもよい。
このような構成すれば、画像出力制御装置は、入力操作が不適切である旨を、出力時間や経過時間に伴い適宜変化する画像や環境の光と同調しない警告画像により報知できる。したがって、画像出力制御装置は、出力時間や経過時間にかかわらず、利用者に認識させる必要性が比較的高い事象である入力操作が不適切である旨を、警告画像により容易に認識させることができる。また、画像出力制御装置は、入力操作が適切である旨を、出力時間や経過時間に伴い適宜変化する画像や環境の光と同調する操作画像により報知できる。したがって、画像出力制御装置は、出力時間や経過時間にかかわらず、利用者に認識させる必要性が比較的低い事象である入力操作が適切である旨を、操作画像により視聴空間を壊すことなく認識させることができる。よって、画像出力制御装置に報知内容を良好に報知させることができる。なお、画像出力制御装置を警告画像および操作画像のうちのいずれか一方のみを出力させる構成とすれば、画像出力制御装置の構成を簡略化できる。
上述したような警告画像および操作画像のうちの少なくともいずれか一方を出力する構成の画像出力制御装置において、例えば以下のような構成などとしてもよい。すなわち、警告画像を、出力されている画像や設置されている環境における明度、色相、彩度などに対してコントラストが強い画像とする。また、操作画像を、画像や環境における明度、色相、彩度などに対してコントラストが弱い画像とする構成などとしてもよい。このような構成にすれば、画像出力制御装置は、例えば予め設定された警告画像や操作画像の明度、色相、彩度などを適宜変更するだけの簡単な方法で、報知内容を良好に報知できる。
上述したような警告画像および操作画像のうちの少なくともいずれか一方を出力する構成の画像出力制御装置において、例えば以下のような構成などとしてもよい。すなわち、警告画像を、出力されている画像や設置されている環境における光の強度が所定以下となるタイミングで出力する。また、操作画像を、画像や環境における光の強度が所定以上となるタイミングで出力する構成などとしてもよい。このような構成にすれば、画像出力制御装置は、例えば予め設定された警告画像や操作画像を出力するタイミングを適宜変更するだけの簡単な方法で、報知内容を良好に報知できる。
例えば、以下のような構成などとしてもよい。すなわち、例えば上述したような画像出力制御装置などにおいて、利用者による入力操作を認識する。そして、映像の音声や人の話声あるいは騒音などの音量、周波数、リズムなどの音に関する環境音情報を取得する。この後、入力操作が不適切である場合、その旨を映像の音声や人の話声などと同調しない音の特性の警告音で報知する。ここで、警告音としては、例えば映像の音声などとは異なる周波数の音や、人の話声などが途切れたタイミングで出力される音などが例示できる。一方で、入力操作が適切である場合、その旨を映像の音声や人の話声などと同調する音の特性の操作音で報知する構成などとしてもよい。
このような構成にすれば、画像出力制御装置は、出力時間や経過時間にかかわらず、利用者に認識させる必要性が比較的高い事象である入力操作が不適切である旨を、警告音により容易に認識させることができる。また、利用者に認識させる必要性が比較的低い事象である入力操作が適切である旨を、操作音により聴取空間を壊すことなく認識させることができる。よって、画像出力制御装置に報知内容を良好に報知させることができる。なお、画像出力制御装置を警告音および操作音のうちのいずれか一方のみを出力させる構成とすれば、画像出力制御装置の構成を簡略化できる。
例えば、以下のような構成などとしてもよい。すなわち、着信を振動により伝達する機能であるいわゆるバイブレーション機能を備えた例えば携帯電話において、着信を認識する。そして、例えば利用者が歩くリズムや振動あるいは車両の振動などを認識する。この後、この認識したリズムや振動に同調しない振動数で振動することにより、利用者に着信を報知する構成などとしてもよい。このような構成にすれば、携帯電話は、経過時間に伴い適宜変化する利用者が歩く際の振動や車両の振動などに同調しない振動数で振動できる。このため、携帯電話は、経過時間にかかわらず、利用者に認識させる必要性が比較的高い事象である着信を容易に認識させることができる。したがって、携帯電話に着信を良好に報知させることができる。
その他、本発明の報知制御装置を、各種情報を報知させる報知状況を制御するあらゆる構成に適用してもよい。
上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば回路基板などのハードウェアあるいは1つのIC(Integrated Circuit)などの素子にて構成するなどしてもよく、いずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構成とすることにより、取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
[実施形態の作用効果]
上述したように、上記実施の形態では、カーオーディオ100は、処理部360の報知信号取得手段362にて、音声出力制御手段361から例えば第1の操作信号Su1に基づいた処理の実施状況に関する否定報知信号または肯定報知信号を取得する。そして、処理部360の再生状況認識手段363は、音声出力制御手段361から再生時間情報を適宜取得して、報知信号取得手段362が否定報知信号または肯定報知信号を取得したときの楽曲の再生時間を認識する。この後、楽音再生制御手段366は、音声出力制御手段361における処理の実施状況の内容を、入力操作を認識した時点での楽曲のコードに同調しない警告音またはコードに同調する操作音により報知する。
このため、カーオーディオ100は、音声出力制御手段361における処理の実施状況の内容を、再生時間に伴い適宜変換する楽曲のコードに同調しない警告音またはコードに同調する操作音により報知できる。したがって、カーオーディオ100は、楽曲の再生時間にかかわらず、処理の実施状況の内容を警告音または操作音により利用者に認識させることができる。よって、カーオーディオ100に報知内容を良好に報知させることができる。
本発明の一実施の形態に係る音響再生装置の概略構成を示すブロック図である。 前記一実施の形態におけるグリル部の概略構成を示す模式図である。 前記一実施の形態における再生用音楽情報におけるデータのテーブル構造を模式的に示す概念図である。 前記一実施の形態における登録楽音情報におけるデータのテーブル構造を模式的に示す概念図である。 前記一実施の形態における楽曲の再生時間に対応する操作音および警告音の一例を示すタイミングチャートである。 (a):楽曲の波形 (b):楽曲のコード (c):第1の操作ボタンの操作音 (d):第2の操作ボタンの操作音 (e):第3の操作ボタンの操作音 (f):第4の操作ボタンの操作音 (g):各操作ボタンの警告音 前記一実施の形態における楽音情報の生成処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態における楽音登録処理1を示すフローチャートである。 前記一実施の形態における楽音登録処理2を示すフローチャートである。 前記一実施の形態における操作音または警告音の再生処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態における楽曲の再生時間に対応する操作音および警告音の一例を示すタイミングチャートである。 (a):楽曲の波形 (b):楽曲のコード (c):第1の操作ボタンの操作音 (d):第2の操作ボタンの操作音 (e):第3の操作ボタンの操作音 (f):第4の操作ボタンの操作音 (g):各操作ボタンの警告音 (h):各操作ボタンの操作音 (i):各操作ボタンの警告音 本発明の他の実施の形態における操作音および警告音を奏でる楽器の種類を示す図である。
符号の説明
310 報知手段としての楽音出力部
361 処理実施手段としての音声出力制御手段
362 報知制御装置を構成する報知信号取得手段
363 報知制御装置を構成する環境状況認識手段としての再生状況認識手段
366 報知制御装置を構成する報知制御手段としての楽音再生制御手段


Claims (16)

  1. 報知手段により各種情報を報知させる報知状態を制御する報知制御装置であって、
    処理を実施する処理実施手段から出力され、前記処理実施手段における前記処理の実施状況の内容に対応した報知信号を取得する報知信号取得手段と、
    前記報知手段にて報知する環境の状況を認識する環境状況認識手段と、
    前記報知信号の取得を認識すると、前記報知状態を、前記処理の実施状況の内容と前記環境の状況とに対応して制御する報知制御手段と、
    を具備したことを特徴とした報知制御装置。
  2. 請求項1に記載の報知制御装置であって、
    前記報知信号取得手段は、前記処理の実施を否定する旨の報知信号を取得し、
    前記報知制御手段は、前記処理の実施を否定する旨の前記報知状態を、前記環境状況認識手段にて認識した前記環境の状況と同調しない形態に制御する
    ことを特徴とした報知制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の報知制御装置であって、
    前記報知信号取得手段は、前記処理の実施を肯定する旨の報知信号を取得し、
    前記報知制御手段は、前記処理の実施を肯定する旨の前記報知状態を、前記環境状況認識手段にて認識した前記環境の状況と同調する形態に制御する
    ことを特徴とした報知制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の報知制御装置であって、
    前記報知手段は、音にて各種情報を報知し、
    前記環境状況認識手段は、前記報知手段にて報知する環境下における音に関する環境音情報を取得して前記環境の状況を認識し、
    前記報知制御手段は、前記報知手段にて報知する音の出力状態を前記環境音情報に対応して制御する
    ことを特徴とした報知制御装置。
  5. 請求項4に記載の報知制御装置であって、
    前記報知制御手段は、前記環境音情報の音の特性に対して前記報知手段にて報知させる音の特性を制御する
    ことを特徴とした報知制御装置。
  6. 請求項5に記載の報知制御装置であって、
    前記報知制御手段は、前記環境音情報における音の特性に対して前記報知手段にて報知させる音の特性を協和または不協和となる状態に制御する
    ことを特徴とした報知制御装置。
  7. 請求項6に記載の報知制御装置であって、
    前記報知制御手段は、前記環境音情報における音の高さ、強さ、および、音色のうちの少なくともいずれか1つに基づいて、前記報知手段にて報知させる音の高さ、強さ、および、音色のうちの対応する少なくともいずれか1つを制御する
    ことを特徴とした報知制御装置。
  8. 請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の報知制御装置であって、
    前記報知制御手段は、前記環境音情報における音のリズムに対して前記報知手段にて報知させる音のリズムを制御する
    ことを特徴とした報知制御装置。
  9. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の報知制御装置であって、
    前記報知手段は、光にて各種情報を報知し、
    前記環境状況認識手段は、前記報知手段にて報知する環境下における光に関する環境光情報を取得して前記環境の状況を認識し、
    前記報知制御手段は、前記報知手段にて報知する光の出力状態を前記環境光情報に対応して制御する
    ことを特徴とした報知制御装置。
  10. 請求項9に記載の報知制御装置であって、
    前記報知制御手段は、前記環境光情報の光の特性に対して前記報知手段にて報知させる光の特性を制御する
    ことを特徴とした報知制御装置。
  11. 請求項10に記載の報知制御装置であって、
    前記報知制御手段は、前記環境光情報における光の特性に対して前記報知手段にて報知させる光の特性を同調または非同調となる状態に制御する
    ことを特徴とした報知制御装置。
  12. 請求項11に記載の報知制御装置であって、
    前記報知制御手段は、前記環境光情報における光の明度、色相、および、彩度のうちの少なくともいずれか1つに基づいて、前記報知手段にて報知させる光の明度、色相、および、彩度のうちの対応する少なくともいずれか1つを制御する
    ことを特徴とした報知制御装置。
  13. 報知手段により各種情報を報知させる報知状態を制御する報知制御方法であって、
    処理を実施する処理実施手段から出力され、前記処理実施手段における前記処理の実施状況の内容に対応した報知信号を取得し、
    前記報知手段にて報知する環境の状況を認識し、
    前記報知信号の取得を認識すると、前記報知状態を、前記処理の実施状況の内容と前記環境の状況とに対応して制御する
    ことを特徴とする報知制御方法。
  14. 演算手段を、請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の報知制御装置として機能させる
    ことを特徴とした報知制御プログラム。
  15. 請求項13に記載の報知制御方法を演算手段に実行させる
    ことを特徴とした報知制御プログラム。
  16. 請求項14または請求項15に記載の報知制御プログラムが演算手段にて読取可能に記憶された
    ことを特徴とした報知制御プログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007318332A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Kenwood Corp オーディオソース変換装置
JP2008047173A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Sony Corp 入力装置、音再生装置及び音再生方法

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