JP2005249975A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005249975A
JP2005249975A JP2004058262A JP2004058262A JP2005249975A JP 2005249975 A JP2005249975 A JP 2005249975A JP 2004058262 A JP2004058262 A JP 2004058262A JP 2004058262 A JP2004058262 A JP 2004058262A JP 2005249975 A JP2005249975 A JP 2005249975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
double
sided
paper feed
gear train
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004058262A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Nakamura
充紀 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Finetech Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Finetech Inc filed Critical Canon Finetech Inc
Priority to JP2004058262A priority Critical patent/JP2005249975A/ja
Publication of JP2005249975A publication Critical patent/JP2005249975A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)

Abstract

【課題】 簡易な構成によって、両面給紙ユニットの両面給紙駆動ギア列の正回転・逆回転動作を安定させて行わせることを可能とする。
【解決手段】 両面給紙ギア列を構成している両面出力ギア35を保持している両面ギア支持部材34に、排紙ローラギア列を構成している第3中間ギア41と両面出力ギア35とを両面給紙ユニット30の装着方向に対して略直交する方向に噛み合わせるように位置規制する両面ギア位置規制部36を形成して、両面給紙ユニット30の両面出力ギア35が正回転・逆回転のいずれを行った場合であっても、それらの両ギア35,36どうしが離間する方向である両面給紙ユニット30の装着方向と直交方向に作用力を働かないように構成したもの。
【選択図】 図4

Description

本発明は、装置本体部に対して着脱自在となるように構成された両面給紙ユニットを備えた画像形成装置に関する。
一般に、複写機、ファクシミリ、プリンタ、あるいは印刷機などのような電子写真方式を採用した各種画像形成装置では、通常、片面に対して画像形成を行うモードに設定されており、画像形成部の像担持体(感光ドラム)上に形成されたトナー画像を、記録紙等のシート状記録媒体の片面に対して転写して定着する構成になされている。そのときのシート状記録媒体は、給紙装置に設けられた用紙トレイ上に積層状に蓄えられた状態から適宜のタイミングで用紙搬送路内に送り出されていき、その送り出されたシート状記録媒体の片面側に対して画像形成が行われた後に装置本体の排紙部に配置された排紙ローラの回転搬送作用によって排紙トレイ上に排出されていくようになっている。
一方、上記シート状記録媒体の両面に対して画像を形成したい場合には、ユーザーが片面画像形成モードから両面画像形成モードに切り替えることによって、画像形成部において片面側に画像を形成されたシート状記録媒体が、直ちに排出されることなく逆送されて両面給紙ユニットの内部に送り込まれていき、その両面給紙ユニットの反転経路を通してシート状記録媒体の表裏が反転されるようにして画像形成部に再び投入されるようになっている。
このとき、上述した装置本体側に設けられた排紙ローラの回転軸には、排紙ローラギア列が連結されており、その排紙ローラギア列が排紙駆動ギアに噛み合わされて回転駆動力が伝達されることによって上記排紙ローラの回転駆動が行われるようになっている。
一方、上述した両面給紙ユニットが、装置本体部に対して着脱自在となるように構成されたものが従来から知られている。その場合の上述した排紙ローラギア列は、揺動自在に枢着されたリンクアームに取り付けられており、そのリンクアームの揺動に従って上下方向に移動する構成になされているが、上記リンクアームに対するコイルバネなどによる下方付勢力によって上記排紙ローラギア列を排紙駆動ギア側に噛み合わせるようにしている。そして、着脱自在の両面給紙ユニットが装置本体部側に装着された際には、適宜のガイド部材の案内作用によって、排紙ローラギア列がリンクアームとともに上方に跳ね上げられる移動されるように構成されていて、それによって上記排紙ローラギア列が排紙駆動ギアから離間されるとともに、当該排紙駆動ギアが両面給紙駆動ギア列側に噛み合わせられ、その両面給紙駆動ギア列からの回転駆動力が排紙駆動ギア側に伝達されるようになっているものがある。
そして、上述した両面給紙駆動ギア列は、画像形成の工程に対応して正回転・逆回転の切り替えが行われるように制御されており、片面の画像形成時には、上述した排紙駆動ギアを正回転させて通常の排出搬送を行わせる一方、両面の画像形成時には、上記排紙駆動ギアを逆回転させてシート状記録媒体にスイッチバック搬送を行わせ、当該シート状記録媒体を両面給紙ユニット内に取り込んで裏面搬送を行わせるようにしている。
ところが、このように両面給紙駆動ギア列が逆回転される際には、その逆方向の回転駆動力によって、排紙駆動ギアが上述したコイルバネなどによる付勢力に抗して両面給紙駆動ギア列から離間するように移動してしまう場合があり、その結果、いわゆる歯飛び現象によってスイッチバック搬送が良好に行われなくなるおそれがある。
特開2001−147558
特開平9−136772
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡易な構成で、両面給紙ユニットに設けられた両面給紙駆動ギア列の正回転・逆回転動作を安定させて行わせ、両面の画像形成を良好に行わせることができるようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の請求項1にかかる画像形成装置では、着脱自在の両面給紙ユニットを装置本体部側に装着した際には、該装置本体部側の給紙ローラを駆動する排紙ローラギア列を前記両面給紙ユニットの両面給紙駆動ギア列側に噛み合わせるように移動させる構成になされた画像形成装置において、前記排紙ローラギア列と前記両面給紙駆動ギア列とが噛み合う一対のギアの両中心位置を結んだ直線が、前記両面給紙ユニットの装着方向に対して略直交する方向に延在するように構成されている。
また、本発明の請求項2にかかる画像形成装置では、着脱自在の両面給紙ユニットを装置本体部側に装着した時に、該装置本体部側の排紙ローラギア列を排紙駆動ギアから離間させ、かつ当該排紙ローラギア列を前記両面給紙駆動ギア列側に噛み合わせるように移動させる構成になされた画像形成装置において、上記両面給紙駆動ギア列を保持している支持部材には、前記両面給紙ユニットを装置本体に装着した際に、前記排紙ローラギア列を前記両面給紙駆動ギア側に向かって案内移動させ、それらの両ギア列どうしを噛み合わせるように位置規制するギア位置規制部が形成され、該ギア位置規制部は、前記排紙ローラギア列と前記両面給紙駆動ギア列とが噛み合う一対のギアの両中心位置を結んだ直線が、前記両面給紙ユニットの装着方向に対して略直交する方向に延在するように位置規制する構成になされている。
このような構成を有する請求項1または請求項2にかかる画像形成装置によれば、両面給紙ユニットの両面給紙駆動ギア列が正回転・逆回転のいずれを行った場合であっても、その両面給紙駆動ギア列からの回転駆動力が排紙ローラギア列に対して両面給紙ユニットの装着方向に向かって負荷されることとなるため、それらのギアどうしが離間する方向である両面給紙ユニットの装着方向と直交する方向には作用力が働かなくなる。しかも、両面給紙ユニットが装着された際における上記両ギア列どうしの噛み合わせの許容範囲が最大となるように位置規制されることとなり、従来のような歯飛び現象が良好に防止されるようになっている。
以上のように本発明の請求項1または請求項2にかかる画像形成装置は、両面給紙駆動ギア列を保持している支持部材に、排紙ローラギア列と両面給紙駆動ギア列とを両面給紙ユニットの装着方向に対して略直交する方向に噛み合わせるように位置規制するギア位置規制機能を持たせて、両面給紙ユニットの両面給紙駆動ギア列が正回転・逆回転のいずれを行った場合であっても、それらの両ギアどうしが離間する方向である両面給紙ユニットの装着方向と直交方向に作用力を働かないようにするとともに、両面給紙ユニットを装着した際におけるギア噛み合わせの許容範囲が最大となるように位置規制させることにとよって、従来のような歯飛び現象を良好に防止するように構成したものであるから、簡易な構成で、両面給紙ユニットの両面給紙駆動ギア列の正回転・逆回転動作を安定させて行わせ、低コストで高品質な画像形成を行わせることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明するが、それに先立って、本発明を適用する画像形成装置の一例として、レーザプリンタを例にとって全体構造を概説しておく。
図1に示されているレーザプリンタ10においては、例えば外部のコンピュータから送られてくる画像情報が、画像形成手段に設けられたビデオコントローラ(図示省略)によって受信されると、その受信された画像情報は、レーザ発光書込部11により光変調情報11aに変換され射出される。レーザ発光書込部11から射出された光変調情報11aは、紙面垂直方向に走査されながら、プロセスカートリッジ12内に像担持体として設けられた感光ドラム121上にスポット状に結像される。その回転されることによって副走査方向に移動される感光ドラム121上に照射された光スポットは、主走査方向(軸方向)に往復走査され、それによって当該感光ドラム121上に、上述した原稿画像情報に対応した静電潜像が形成される。そして、その感光ドラム121上の静電潜像に対して、同じくプロセスカートリッジ12内に一体的に設けられた現像装置122から現像剤(トナー)が供給されることによって未定着トナー像が形成されるようになっている。
このとき、上述したプロセスカートリッジ12は、図示を省略した適宜の着脱機構を介して、略水平方向(図示左右方向)に移動されることにより着脱される構成になされていて、そのときの着脱操作は、当該プロセスカートリッジ12の後端側部分(図示右端側部分)に設けられた操作レバー12aを、ユーザーが手で把持した状態で行われるようになっている。
またこのとき、上記プロセスカートリッジ12の後方側(図示右方側)には、板状部材からなる内カバー12bおよび前カバー12cが開閉自在に設けられており、通常の使用状態においては図示のように閉塞された状態にロックされている。これらの内カバー12bおよび前カバー12cは、各々の部材の下端側部分に設けられた回動支点12d,12eを中心にして回動することにより開閉される構成されており、図示を省略したロック機構により図示した閉塞位置に固定されているとともに、同じく図示を省略した解除機構によって、回動可能な状態に開放される構成になされている。
一方、装置本体部の下部側には、規定のサイズに裁断された記録紙等のシート状記録媒体を給送するメイン給紙ユニット13が配置されている。このメイン給紙ユニット13を構成している箱状のカセット収容体13aは、装置本体に対して着脱自在となるように装着されており、そのカセット収容体13aの内部に設けられた中支持板13bの上面側に対して、図示を省略した適宜のサイズの記録紙が積層状に蓄えられるようになっている。そして、そのシート状記録媒体の積層方向における最下面が上記中支持板13bにより支持されるとともに、その中支持板13bが給紙加圧バネ13cにより上方側に向かって付勢されていることによってシート状記録媒体が上方に持ち上げられた状態に保持されるようになっている。
また、上述したカセット収容体13aの内部側の上方位置には、略「く」の字状に屈曲した板状部材からなるセンサフラグ13dが上下方向に揺動するように配置されており、そのセンサフラグ13dの屈曲下端部分が、上記カセット収容体13aの内部に蓄えられたシート状記録媒体の最上面位置に自重で当接することによって、当該カセット収容体13a内におけるシート状記録媒体の有無が検出されるようになっている。
さらに、上記カセット収容体13aの紙送り方向前端部分(図示左端部分)には、円筒状部材から形成された給紙ローラ13eが設けられている。この給紙ローラ13eの回転軸に対しては、図示を省略した電磁クラッチのオン・オフ制御を介して、適宜のタイミングで回転駆動力が断続されるように構成されている。そして、上述した中支持板13bにより上方に持ち上げられるようにして支持されたシート状記録媒体の積層方向における最上面が、上記給紙ローラ13eの外周面に対して下方側から当接された状態で給紙動作が実行されるようになっている。
また、上述した中支持板13bの紙送り方向前端縁(図示左端縁)に対して前方側に隣接するようにして薄板状部材からなる分離パッド(分離部材)13fが、上記給紙ローラ13eの外周面に対して下方側から圧接するように配置されている。この分離パッド13fは、上述した給紙ローラ13eの直下位置において上下動するように配置された分離揺動台13gの上面側に貼着されており、その分離揺動台13gが、分離加圧バネhにより上方に向かって付勢されることによって、給紙ローラ13eの下面側に分離パッド13fが常時圧接された状態に維持されている。
そして、このメイン給紙ユニット13におけるカセット収容体13a内に積層されたシート状記録媒体は、給紙ローラ13eの回転によって分離パッド13fとの間の圧接ニップ部を通過するようにして給紙通路14側に送り出されていき、その給紙通路14に設けられた一対のレジストローラ15,15のニップ部に突き当てられることによって適宜のタイミングをとられながら、上述した感光ドラム121と対面する転写領域に送り込まれていく構成になされている。
このようなメイン給紙ユニット13の直上位置には、給紙カセットと同じサイズの記録媒体に加えて給紙カセットとは異なるサイズのシート状記録媒体を給紙可能としたマルチ給紙ユニット16が設けられている。このマルチ給紙ユニット16は、上述した前カバー12cを開放することによって使用可能となる構成になされているが、その開放された前カバー12cから略水平方向に連続するようにして、各種のシート状記録媒体を積層状に積載するマルチ用紙トレイ16aが配置されている。
このマルチ用紙トレイ16aは、紙送り方向の前方側(図示左方側)に向かって、緩やかな傾斜をなすようにして延在しているが、当該マルチ用紙トレイ16aの延在方向における前端部分(図示左端部分)には、円筒状部材から形成されたマルチ給紙ローラ16bが設けられている。このマルチ給紙ローラ16bの回転軸には、図示を省略した電磁クラッチを介して駆動源が接続されており、その電磁クラッチのオン・オフ動作によって、上記マルチ給紙ローラ16bに対して適宜のタイミングで回転駆動力が断続されるように回転制御が行われている。
さらに、上述したマルチ用紙トレイ16aの紙送り方向前端縁(図示左端縁)の前方側に隣接するようにして、薄板状部材からなる分離パッド16cが、上記マルチ給紙ローラ16bの外周面に対して下方側から圧接するように配置されている。この分離パッド16cは、上述したマルチ給紙ローラ16bの直下位置において上下動するように配置された分離揺動台16dの上面側に貼着されており、その分離揺動台16dが、分離加圧バネ16eにより上方に向かって付勢されることによって、上述したマルチ給紙ローラ16bの下面側に分離パッド16cが常時圧接された状態に維持されている。
そして、上述したマルチ用紙トレイ16a上に積載された各種シート状記録媒体は、上記マルチ給紙ローラ16bの回転駆動によって、前記分離パッド16cとの間のニップ部を通過して一枚ずつ分離された後、前述した給紙通路14側に向かって送り出されていき、既に述べたメイン給紙ユニット13のカセット収容体13a の場合と同様にして、一対のレジストローラ15,15に突き当てられて適宜のタイミングをとられながら感光ドラム121と対面する転写領域に送り込まれていくようになっている。
このようなマルチ用紙トレイ16a上にシート状記録媒体をセットするにあたっては、マルチ用紙トレイ16aを下方に押し下げて解除状態とし、そのマルチ用紙トレイ16aをマルチ給紙ローラ16bから下方側に離間させることによって、これら両部材16b,16aどうしの間に適宜の隙間を形成することが必要となる。そして、このようにマルチ給紙ローラ16bに対してマルチ用紙トレイ16aを解除状態とするために、当該マルチ用紙トレイ16aの全体が上下方向に回動することによって上下に移動する構成になされている。
すなわち、上述したマルチ用紙トレイ16aの両側縁部分の途中位置には、回動ピン16f,16fが、両側外方(図1の紙面垂直方向)に向かって所定量だけ突出するように設けられており、それらの両回動ピン16f,16fが、トレイ下フレーム16gに設けられた軸受部に対して回動自在に装着されている。これによって、上記両回動ピン16f,16fを中心にして、上述したマルチ用紙トレイ16aの全体が上下方向に回動可能となるように支持されている。さらに、上記マルチ用紙トレイ16aの紙送り方向前端側部分(図示左端側部分)における直下位置には、トレイ加圧バネ16hが圧縮状態で装着されており、そのトレイ加圧バネ16hが、上記マルチ用紙トレイ16aの下面側に圧接していることによって、そのマルチ用紙トレイ16aの前端側部分(図示左端側部分)が上方側に向かって付勢され押し上げられる構成になされている。
そして、そのマルチ用紙トレイ16a上に各種のシート状記録媒体がセットされた際には、上記マルチ用紙トレイ16aの上方付勢力によって、シート状記録媒体の積層方向における最上面が上述したマルチ給紙ローラ16bの外周面に対して下方側から圧接されることとなり、そのようにシート状記録媒体がマルチ給紙ローラ16bに対して圧接された加圧状態で、当該マルチ給紙ローラ16bが回転駆動されることによってシート状記録媒体の給紙動作が実行されるようになっている。
このとき、上述したマルチ用紙トレイ16a上にシート状記録媒体をセットするにあたっては、トレイ圧解除手段として設けられたトレイ解除レバー16iを、ユーザーが手動で解除操作するように構成されており、そのトレイ解除レバー16iを押し上げるようにして解除操作が行われると、上述したトレイ加圧バネ16hの付勢力に抗してマルチ用紙トレイ16aの前端側部分(図示左端側部分)が下方に押し下げられていき、それに従って、当該マルチ用紙トレイ16aがマルチ給紙ローラ16bから下方側に向かって離間されることとなり、その結果、マルチ給紙ローラ16bとマルチ用紙トレイ16aとの加圧状態が解除され、解除状態に移行されるようになっている。
そして、上述したような解除状態になされたマルチ用紙トレイ16aに対して、複数枚のシート状記録媒体を積層状にセットした後には、前記トレイ解除レバー16iを下方に押し下げるようにして復帰操作が行われ、それによってマルチ用紙トレイ16aの前端側部分(図示左端側部分)が上方に押し上げられていき、積層された複数枚のシート状記録媒体の積層方向最上面が、上記マルチ給紙ローラ16bの外周面に対して下方側から圧接されることとなる。このように、マルチ給紙ローラ16bに対してシート状記録媒体が加圧状態に維持されることによって給紙動作が可能な状態となる。
なお、上述したトレイ解除レバー16iの下面側略中央部分には、板状の用紙進入防止アーム16jが、前記マルチ用紙トレイ16aの後端側(図1の右端側)に向かって斜め下方に垂下するように設けられている。この用紙進入防止アーム16jの延出端部分は、マルチ用紙トレイ16aが加圧状態にさなれた際において、上記マルチ用紙トレイ16aの用紙積載面に対してローラ部材等を介して自重で当接する構成になされており、マルチ用紙トレイ16aに対して新たなシート状記録媒体を追加することができないようになっている。
一方、上述した感光ドラム121の転写領域には、当該感光ドラム121の表面に接触するようにして接触転写体としての転写ローラ17が接触するように配置されている。この転写ローラ17には転写バイアスが印加され、その転写バイアスによって、上述した感光ドラム121上に形成された未定着トナー像がシート状記録媒体上に静電的に転写されるようになっている。さらに、転写後において上記感光ドラム121上に残留するトナーは、当該感光ドラム121の表面上に圧接するように配置されたクリーニングブレード123の摺接力により掻き落とされるようになっている。
さらに、上述した転写作用によって未定着トナーを担持したシート状記録媒体は、上述したプロセスカートリッジ12の上方位置に隣接するように配置された定着装置18に向かって搬送される。当該定着装置18には、加熱手段としての定着フィルム18aが環状をなすように配置されているとともに、その定着フィルム18aに対面するようにして加圧ローラ18bが配置されている。そして、それらの定着フィルム18aおよび加圧ローラ18bのニップ部における加圧・加熱作用に基づく定着作用によって、上記シート状記録媒体上の未定着トナーが融解され、シート状記録媒体上にトナー像が固定され定着されるようになっている。
また、このような加熱定着動作によってトナー像を固定されたシート状記録媒体は、定着装置18の出口部から装置上方側に配置された排紙部20に設けられた排紙通路21内に送り出された後、その排紙通路21に設けられた排紙ローラ22の排出搬送作用によって、装置本体部の最上位置に設けられた排紙トレイ23上に排出されるように構成されている。この排紙トレイ23の紙送り方向(図示右方向)後端部分には、延長トレイ24が連設されているが、その延長トレイ24は、上述した排紙トレイ23の直下に形成された空間内に、滑動するようにして収納される構成になされている。
さらに、このような構成を備えた装置本体の背面側(図示左面)には、両面給紙ユニット30が着脱自在に配置されている。この両面給紙ユニット30は、図示を省略したガイドピンにより位置決めされながら略水平方向に沿って装着されるように構成されていて、当該両面給紙ユニット30を装着した後の状態においては、同じく図示を省略したロック機構により不動の固定状態に維持されるようになっている。
このような両面給紙ユニット30の内部側には、略C字形状をなすように形成された反転搬送通路31が設けられている。この反転搬送通路31の図示上端側に設けられた入口側開口部は、前述した装置本体側の排紙通路21に合流するように配置されているとともに、下端側に設けられた出口側開口部は、前述した装置本体側の給紙通路14に合流するように配置されている。そして、片面側に所望の画像を形成された記録紙などのシート状記録媒体が、上述した排紙ローラ22の逆回転によるスイッチバック搬送作用が実行されることによって、両面給紙ユニット30の反転搬送通路31内にシート状記録媒体が送り込まれていく構成になされている。
上述した反転搬送通路31の途中位置には、図示上方側から下方側に向かうシート状記録媒体の搬送方向に沿って、複数(4体)の両面搬送ローラ32,32,・・・が順に設けられており、それらの各両面搬送ローラ32の搬送作用によって、反転搬送通路31内に送り込まれたシート状記録媒体が、表裏を反転されるようにして上述した給紙通路14に再び送り込まれるように搬送されるようになっている。
ここで特に図2に示されているように、装置本体部の排紙部20に設けられた排紙ローラ22の中心軸には、排紙ローラギア22aが取り付けられているとともに、その排紙ローラギア22aに対しては、図3にも示されているように、第1中間ギア40および第2中間ギア45が順に噛み合わされている。そして、装置本体部に対して上述したような両面給紙ユニット30が装着されていない場合には、前記第2中間ギア45が、装置本体部内に設けられた排紙駆動ギア42に噛み合わされることによって、上記排紙駆動ギア42から第2中間ギア45および第1中間ギア40を介して排紙ローラギア22aに回転駆動力が伝達され、それによる排紙ローラ22の回転搬送作用によって、上述したようにシート状記録媒体が排紙トレイ23上に排出されるようになっている。
このように排紙ローラギア22aから連続する排紙ローラギア列を構成している第1中間ギア40および第2中間ギア45は、装置本体側の排紙駆動ギア42に対する従動ギアとして構成されているが、それらの第1中間ギア40および第2中間ギア45は、細長板状部材からなる揺動アーム43に対して回転自在に取り付けられている。揺動アーム43は、その基端部分(図2の右端部分)が、上述した第1中間ギア40の回転軸44を介して装置本体側に対して回転自在に枢着されているとともに、当該揺動アーム43の揺動端(図2の左端側)の部分には、上記第2中間ギア45に噛み合う第3中間ギア41が回転可能に取り付けられていて、その揺動アーム43の揺動に従って、第2中間ギア45とともに第3中間ギア41が上下方向に往復移動されるように構成されている。
上記揺動アーム43は、上述した第3中間ギア41等の自重により下方側に向かって付勢されていて、装置本体部に対して前述した両面給紙ユニット30が装着されていないことによって、図2および図3のように上記揺動アーム43が下方側に位置しているときには、上述した排紙駆動ギア42に対して第2中間ギア45が噛み合う関係になされている。また、装置本体部に対して両面給紙ユニット30が装着されることによって、図4および図5のように上記揺動アーム43が上方側に向かって揺動した際には、その揺動アーム43とともに第3中間ギア41および第2中間ギア45が上方に向かって移動して、第2中間ギア45が排紙駆動ギア42から離間する配置関係になされている。
一方、図6および図7にも示されているように、上述した両面給紙ユニット30には、細長状部材からなるリフトアップガイド33が、図示を省略した装置本体側に向かって略水平方向に突出するように設けられている。このリフトアップガイド33は、両面給紙ユニット30を装置本体に装着した時に上述した揺動アーム43の外方側に近接するように配置されており、そのリフトアップガイド33の突出側の先端部分には、装置本体側から両面給紙ユニット30側に向かって斜め上方に延在するリフト案内面33aが形成されている。
このようなリフトアップガイド33に対して、上述した揺動アーム43の途中位置に設けられた第2中間ギア45の回転軸45aは、上記両面給紙ユニット30の装着時において上記リフトアップガイド33のリフト案内面33aの上面側に当接する位置関係になされている。すなわち、両面給紙ユニット30を略水平方向に移動させるようにして装着した際には、上記排紙ローラギア列を構成している第2中間ギア45の回転軸45aが、上述したリフトアップガイド33のリフト案内面33aの上面側に当接するように構成されており、さらに両面給紙ユニット30の装着を進めるに従って、上記第2中間ギア45の回転軸45aがリフトアップガイド33のリフト案内面33a上に乗り上げるようにして案内されるようになっている。そして、それによって上記揺動アーム43が上方に持ち上げられるように案内され、上述したように第2中間ギア45が排紙駆動ギア42から離間される構成になされている。
さらに、上述したリフトアップガイド33は、板状部材からなる両面ギア支持部材34に固定されており、その両面ギア支持部材34の上方位置には、両面給紙駆動ギア列の両面出力ギア35が配置されている。この両面出力ギア35には、両面給紙駆動モータ37からの回転駆動力が両面給紙駆動ギア列を介して伝達される構成になされており、上述した第3中間ギア41が噛み合わされた状態で、当該両面出力ギア35が正回転または逆回転することによって、前記第1中間ギア40および第2中間ギア45を介して排紙ローラ22がスイッチバック搬送等の紙送り動作を実行されるとともに、両面給紙ユニット30における搬送動作が実行されるようになっている。
そして、上記両面出力ギア35を支持しているリフトアップガイド33には、上述した第3中間ギア41の回転軸41aを位置規制する両面ギア位置規制部36が形成されている。この両面ギア位置規制部36は、前記両面出力ギア35の下方位置に配置されており、側面略Cの字状をなすように切り欠き形成されていて、前記両面給紙ユニット30の装着方向(水平方向)である前記リフトアップガイド33の突出方向の前方側に向かって開口するように設けられている。
この両面ギア位置規制部36の開口部には、前記排紙ローラギア列を構成している第3中間ギア41の回転軸41aを当該両面ギア位置規制部36の内部側に導き入れるための傾斜案内面36aが設けられており、両面給紙ユニット30を装置本体側に装着する際の前半側の操作により、上述したリフトアップガイド33の案内作用を通して揺動アーム43が適宜の位置まで上昇されると、その後の両面給紙ユニット30の装着時における後半側の操作によって、前記両面ギア位置規制部36の傾斜案内面36a上に沿って、上記排紙ローラギア列を構成している第3中間ギア41の回転軸41aが両面ギア位置規制部36の内部側に向かって案内されるようになっている。
そして、両面給紙ユニット30の装着が完了した時点で、上記両面ギア位置規制部36により排紙ローラギア列を構成している第3中間ギア41の位置規制が行われ、その第3中間ギア41が、両面給紙駆動ギア列を構成している両面出力ギア35に対して上下の位置関係となるようにして噛み合わせられる構成にされている。すなわち、上述したように第3中間ギア41が両面出力ギア35側に噛み合わせられた状態においては、これら第3中間ギア41の中心位置と、両面出力ギア35の中心位置とを結んだ直線が、両面給紙ユニット30の装着方向(水平方向)に対して略直交する鉛直方向に延在するように位置規制される構成になされている。
このように本実施形態では、両面給紙ユニット30の装着に、排紙ローラギア列を構成している第3中間ギア41が、両面給紙駆動ギア列を構成している両面出力ギア35に対して上下の位置関係となるようにして噛み合わせられるようになっていることから、両面給紙ユニット30の両面出力ギア35が正回転・逆回転のいずれを行った場合であっても、その両面出力ギア35からの回転駆動力が第3中間ギア41に対して両面給紙ユニット30の装着方向(水平方向)に向かって負荷されることとなるため、それらのギア35,41どうしが離間する方向である両面給紙ユニットの装着方向(水平方向)と直交する方向(鉛直方向)には作用力が働かなくなる。しかも、両面給紙ユニット30が装着された際における上記両ギア35,41どうしの噛み合わせの許容範囲が最大となるように位置規制されることとなり、従来のような歯飛び現象が良好に防止されるようになっている。
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態は、プリンタに対して本発明を適用したものであるが、複写機等の他の画像形成装置に対しても本発明は同様に適用することができるものである。
以上述べた本発明にかかる画像形成装置は、プリンタなどの画像形成装置を始めとして、複写機等の多種多様な画像形成装置に対して広く適用することが可能である。
本発明を適用したプリンタの内部概略構造を表した側面説明図である。 図1に示されているプリンタにおいて両面給紙ユニットを装着しない場合の装置本体部側の排紙部の構造を拡大して表した側面説明図である。 図1に表されたプリンタに採用された本発明の一実施形態におけるギア切り替え機構の概略構造であって、排紙ローラギア列が排紙駆動ギア側に噛み合った状態を表した外観斜視説明図である。 図1に示されているプリンタにおいて両面給紙ユニットを装着した場合の装置本体部側の排紙部と両面給紙ユニットとの装着部分の構造を拡大して表した側面説明図である。 図2および図3に表された状態から排紙ローラギア列が排紙駆動ギア側から離間して両面給紙駆動ギア列側に噛み合った状態を表した外観斜視説明図である。 図5に表されたギア切り替え機構から揺動アームを取り外した状態を表した外観斜視説明図である。 両面給紙ユニットが装着される途中のリフトアップ状態を表した外観斜視説明図である。
符号の説明
10 レーザプリンタ(画像形成装置)
12 プロセスカートリッジ
121 感光ドラム
122 現像装置
13 メイン給紙ユニット
14 給紙通路
15 レジストローラ
16 マルチ給紙ユニット
20 排紙部
21 排紙通路
22 排紙ローラ
22a 排紙ローラギア
30 両面給紙ユニット
31 反転搬送通路
32 両面搬送ローラ
33 リフトアップガイド
33a リフト案内面
34 両面ギア支持部材
35 両面出力ギア(両面給紙駆動ギア列)
36 両面ギア位置規制部
36a 傾斜案内面
37 両面給紙駆動モータ37
40 第1中間ギア(排紙ローラギア列)
41 第3中間ギア(排紙ローラギア列)
42 排紙駆動ギア
43 揺動アーム
45 第2中間ギア
45a 回転軸

Claims (2)

  1. 着脱自在の両面給紙ユニットを装置本体部側に装着した際には、該装置本体部側の排紙ローラを駆動する排紙ローラギア列を前記両面給紙ユニットの両面給紙駆動ギア列側に噛み合わせるように移動させる構成になされた画像形成装置において、
    前記排紙ローラギア列と前記両面給紙駆動ギア列とが噛み合う一対のギアの両中心位置を結んだ直線が、前記両面給紙ユニットの装着方向に対して略直交する方向に延在するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 着脱自在の両面給紙ユニットを装置本体部側に装着した時に、該装置本体部側の排紙ローラギア列を排紙駆動ギアから離間させ、かつ当該排紙ローラギア列を前記両面給紙駆動ギア列側に噛み合わせるように移動させる構成になされた画像形成装置において、
    上記両面給紙駆動ギア列を保持している支持部材には、前記両面給紙ユニットを装置本体に装着した際に、前記排紙ローラギア列を前記両面給紙駆動ギア側に向かって案内移動させ、それらの両ギア列どうしを噛み合わせるように位置規制するギア位置規制部が形成され、
    該ギア位置規制部は、前記排紙ローラギア列と前記両面給紙駆動ギア列とが噛み合う一対のギアの両中心位置を結んだ直線が、前記両面給紙ユニットの装着方向に対して略直交する方向に延在するように位置規制する構成になされていることを特徴とする画像形成装置。
JP2004058262A 2004-03-02 2004-03-02 画像形成装置 Withdrawn JP2005249975A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004058262A JP2005249975A (ja) 2004-03-02 2004-03-02 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004058262A JP2005249975A (ja) 2004-03-02 2004-03-02 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005249975A true JP2005249975A (ja) 2005-09-15

Family

ID=35030520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004058262A Withdrawn JP2005249975A (ja) 2004-03-02 2004-03-02 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005249975A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045668A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 駆動切換え機構及びこれを有する画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045668A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 駆動切換え機構及びこれを有する画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002114406A (ja) 画像形成装置
JP2008247537A (ja) 両面記録装置
JP4683058B2 (ja) 画像形成装置
JP2007022762A (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP2011136829A (ja) 画像記録装置
JP2005225602A (ja) 被記録媒体供給装置及び画像形成装置
JP2008058892A (ja) 画像形成装置
JP3483418B2 (ja) ジャム処理機構及び画像形成装置
JP2005249975A (ja) 画像形成装置
JP7484462B2 (ja) シート後処理装置及び画像形成システム
JP2008189448A (ja) 画像形成装置
JP2005239424A (ja) シート押さえ部材およびそれを備えた画像形成装置
JP2008268641A (ja) 画像形成装置
JP4343810B2 (ja) 画像処理システム
JP2007128005A (ja) 定着装置の加圧解除機構および画像形成装置
JP2006193302A (ja) 紙葉類処理装置
JP2008145821A (ja) 画像形成装置
JP4812403B2 (ja) 画像形成装置
JP2007133048A (ja) 軸受け部材および画像形成装置
JP5098900B2 (ja) 画像形成装置
JP2008056448A (ja) シート材供給装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2006176293A (ja) 画像形成装置
JP4996436B2 (ja) 用紙案内装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2009051647A (ja) 画像形成装置
JP2005247552A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605