JP2005249171A - 開閉バルブ - Google Patents
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Abstract
【課題】バルブの密閉機能や操作性に優れ、少ない部品数で済むことから、安価でしかも容易に組み立てることができる。
【解決手段】円筒形状の弁室2が形成され、弁室2の両側に袖管3が対向して形成されたハウジング1と、弁室2内に嵌め込まれ、袖管2の軸線と直交する軸線回りに、弁室2の外部から回転可能な閉子コマ4と、閉子コマ4の弁室2との摺動面に設けられたパッキング7とからなり、閉子コマ4は、袖管3の内径と略同じ間隔をあけて配され、弁室2の中心軸線を中心として回転可能な一対の円板5A、5Bと、一対の円板5A、5B間に形成された閉塞板6とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】円筒形状の弁室2が形成され、弁室2の両側に袖管3が対向して形成されたハウジング1と、弁室2内に嵌め込まれ、袖管2の軸線と直交する軸線回りに、弁室2の外部から回転可能な閉子コマ4と、閉子コマ4の弁室2との摺動面に設けられたパッキング7とからなり、閉子コマ4は、袖管3の内径と略同じ間隔をあけて配され、弁室2の中心軸線を中心として回転可能な一対の円板5A、5Bと、一対の円板5A、5B間に形成された閉塞板6とを有する。
【選択図】図1
Description
この発明は、都市ガスやプロパンガス等の比較的低圧の気体を輸送するポリエチレン管の配管の途中に取り付けられる樹脂製流路開閉バルブ、特に、バルブの密閉機能や操作性に優れ、少ない部品数で済むことから、安価でしかも容易に組み立てることができる開閉バルブに関するものである。
従来の流路開閉バルブの一例を、図面を参照しながら説明する。
図7は、従来開閉バルブを示す部分切り欠き斜視図、図8は、従来開閉バルブの閉子コマを示す分解斜視図である。
図7および図8において、11は、弁室11Aを形成するためのハウジングである。ハウジング11の両側には、後述する袖管17の端部が融着される開口11Bが対向して形成され、上部に後述する回転軸13が挿通される挿通孔11Cが形成されている。12は、弁室11A内に収容された球状閉子コマであり、中央部に貫通孔12Aが形成され、上部に前記回転軸13の角形下端が嵌合する凹陥部12Bが形成されている。13は、閉子コマ12をハウジング11の外部から回転させるための回転軸であり、弁室11Aの挿通孔11Cにパッキング14を介して挿通される。回転軸13の下端は、閉子コマ12の凹陥部12Bに嵌め込まれ、弁室11Aから突出する角形上端は、バルブ開閉工具が装着される角形突起15内に嵌め込まれる。16は、閉子コマ12の貫通孔12Aの周囲と前記袖管17の端部との間に配されるシール用環状パッキングである。パッキング16は、閉子コマ12の回転の際の位置ずれ、および、変形が生じないように、内部に芯金が組み込まれるか、パッキング押えが用いられる。17は、弁室11Aの各開口11Bに融着される袖管である。
上述した従来開閉バルブによれば、角形突起15にバルブ開閉工具を装着して回転軸13を回転させれば、球状閉子コマ12が回転し、その貫通孔12Aが袖管17の軸線方向を向いたときには、流路が開かれ、貫通孔12Aが袖管17の軸線方向と直角になったときには、流路が閉鎖される。
上述した従来開閉バルブによれば、完全な密閉状態を維持しながら、簡単な操作で流路の開閉が可能となるが、球状閉子コマ12は、シール用環状パッキング16との高い密着性を確保する必要性から高精度の加工が要求され、且つ部品数も多いので高価であり、組み立ても複雑である。特に、都市ガスやプロパンガス用ポリエチレン管の配管に用いる開閉バルブであって、ハウジング11をポリエチレン樹脂で成形したものは、環状パッキング16を所定の圧縮力で閉子コマ12に密着させるための組み立てに高度で複雑な工程が必要となる。これは、ポリエチレン樹脂同士は接着ができず、熱融着による接合により一体化する必要があるからである。
従って、この発明の目的は、バルブの密閉機能や操作性に優れ、少ない部品数で済むことから、安価でしかも容易に組み立てることができる開閉バルブを提供することにある。
請求項1記載の発明は、円筒形状の弁室が形成され、前記弁室の両側に袖管が対向して形成されたハウジングと、前記弁室内に嵌め込まれ、前記袖管の軸線と直交する軸線回りに、前記弁室の外部から回転可能な閉子コマと、前記閉子コマの前記弁室との摺動面に設けられたパッキングとからなり、前記閉子コマは、前記袖管の内径と略同じ間隔をあけて配され、前記弁室の中心軸線を中心として回転可能な一対の円板と、前記円板間に形成された閉塞板とを有することに特徴を有するものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、パッキングは、閉子コマと融着により一体成形されていることに特徴を有するものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明は、閉子コマは、ポリプロピレンからなり、パッキングは、スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、塩化ビニール系、ポリアミド系またはエステル系熱可塑性エラストマーからなることに特徴を有するものである。
この発明によれば、バルブの密閉機能や操作性に優れ、少ない部品数で済むことから、安価でしかも容易に組み立てることができる。
次に、この発明の開閉バルブの一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の開閉バルブを示す部分断面斜視図、図2は、この発明の開閉バルブの袖管が形成されたハウジングを示す断面図、図3は、この発明の開閉バルブの閉子コマを示す斜視図、図4は、バルブ開閉工具が装着されるキャップを示す斜視図、図5は、閉状態の閉子コマを示す図1のA−A線断面図、図6は、開状態の閉子コマを示す図1のA−A線断面図である。
図1から図6において、1は、ハウジングであり、ハウジング1内には、底を有する円筒形状の弁室2が形成され、弁室2の両側には、袖管3が対向して形成されている。4は、閉子コマであり、ハウジング1の弁室2内に嵌め込まれている。閉子コマ4は、後述するキャップ8を介してバルブ開閉工具により、前記袖管3の軸線と直交する軸線回りに、弁室2の外部から回転可能になっている。
閉子コマ4は、袖管3の内径と略同じ間隔をあけて上下に平行に配され、弁室2の中心軸線を中心として回転可能な一対の円板5A、5Bと、一対の円板5A、5B間に形成された閉塞板6とからなっている。閉塞板6の幅寸法は、円板5A、5Bの直径と等しい。閉子コマ4の上部円板5Aの上端には、ハウジング1から突出する角形突起4Aが形成され、この角形突起4Aに前記キャップ8が嵌め込まれる。
7は、閉子コマ4の弁室2との摺動面、すなわち、一対の円板5A、5Bの外周面と閉塞板6の幅方向側面とに設けられたパッキングである。閉子コマ4の材質をポリプロピレンとし、パッキング7の材質をスチレン系、オレフィン系、ウレタン系、塩化ビニール系、ポリアミド系またはエステル系熱可塑性エラストマーとすれば、熱融着により閉子コマ4とパッキング7とを一体化することができ、これにより、閉子コマ4と弁室2との間の高い気密性を確保できると共に、閉子コマ4の回転に伴うパッキング7の剥がれ変形等の恐れは皆無となる。
8は、ハウジング1に嵌め込まれたキャップであり、上面に角形突起8Aが形成されている。この角形突起8Aにバルブ開閉工具を装着することができ、閉子コマ4を弁室2の外部から回転させることが可能になっている。
以上のように構成されている、この発明の開閉バルブによれば、以下のようにして、都市ガスやプロパンガス等のガス流路の開閉が行われる。
キャップ8の角形突起8Aにバルブ開閉工具を装着し、図5に示すように、閉塞板6がガス流と直交する位置まで閉子コマ4を回転させれば、ガス流路が閉鎖される。また、図6に示すように、閉塞板6とガス流とが平行になる位置まで閉子コマ4を回転させれば、ガス流路が開放される。
上述した、この発明の開閉バルブによれば、バルブの密閉機能や操作性に優れることは勿論、従来開閉バルブのように球状閉子コマと環状パッキングとを密着させながら摺動させる必要性がないので、閉子コマの製造にあたり従来開閉バルブほど高精度の加工が要求されない。しかも、閉子コマとパッキングとを一体化できるので、その分、部品数を減らすことができる。この結果、安価でしかも組み立てが容易に行える。
1:ハウジング
2:弁室
3:袖管
4:閉子コマ
4A:角形突起
5A、5B:円板
6:閉塞板
7:パッキング
8:キャップ
8A:角形突起
11:ハウジング
11A:弁室
11B:開口
11C:挿通孔
12:閉子コマ
12A:貫通孔
12B:凹陥部
13:回転軸
14:パッキング
15:角形突起
16:パッキング
2:弁室
3:袖管
4:閉子コマ
4A:角形突起
5A、5B:円板
6:閉塞板
7:パッキング
8:キャップ
8A:角形突起
11:ハウジング
11A:弁室
11B:開口
11C:挿通孔
12:閉子コマ
12A:貫通孔
12B:凹陥部
13:回転軸
14:パッキング
15:角形突起
16:パッキング
Claims (3)
- 円筒形状の弁室が形成され、前記弁室の両側に袖管が対向して形成されたハウジングと、前記弁室内に嵌め込まれ、前記袖管の軸線と直交する軸線回りに、前記弁室の外部から回転可能な閉子コマと、前記閉子コマの前記弁室との摺動面に設けられたパッキングとからなり、前記閉子コマは、前記袖管の内径と略同じ間隔をあけて配され、前記弁室の中心軸線を中心として回転可能な一対の円板と、前記円板間に形成された閉塞板とを有することを特徴とする開閉バルブ。
- 前記パッキングは、前記閉子コマと融着により一体成形されていることを特徴する、請求項1記載の開閉バルブ。
- 前記閉子コマは、ポリプロピレンからなり、前記パッキングは、スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、塩化ビニール系、ポリアミド系またはエステル系熱可塑性エラストマーからなることを特徴とする、請求項2記載の開閉バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004064564A JP2005249171A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | 開閉バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004064564A JP2005249171A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | 開閉バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005249171A true JP2005249171A (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=35029823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004064564A Pending JP2005249171A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | 開閉バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005249171A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107763291A (zh) * | 2017-11-16 | 2018-03-06 | 张开华 | 一种汽车专用气压阀制备方法 |
JP2022535867A (ja) * | 2019-06-06 | 2022-08-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 流体駆動式シールを含む流体弁アセンブリ |
-
2004
- 2004-03-08 JP JP2004064564A patent/JP2005249171A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107763291A (zh) * | 2017-11-16 | 2018-03-06 | 张开华 | 一种汽车专用气压阀制备方法 |
CN107763291B (zh) * | 2017-11-16 | 2019-04-26 | 张开华 | 一种汽车专用气压阀制备方法 |
JP2022535867A (ja) * | 2019-06-06 | 2022-08-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 流体駆動式シールを含む流体弁アセンブリ |
JP7369794B2 (ja) | 2019-06-06 | 2023-10-26 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 流体駆動式シールを含む流体弁アセンブリ |
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