JP3217937U - ボールねじ - Google Patents

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Abstract

【課題】2つのナットの冷却通路を簡単且つ固定力が均一になるよう連通できるボールねじを提供する。
【解決手段】ねじ軸10と、第1の冷却通路23と第1の冷却通路23に連通する複数の第1の連結口26とを有する第1のナット20と、第2の冷却通路33と、第2の冷却通路33に連通する複数の第2の連結口34と、を有する第2のナット30と、板体40と、複数の連通手段50と、を備えているボールねじであって、連通手段50は、第1の連結口24に密封に挿入する第1の連通部51と、第2の連結口34に密封に挿入する第2の連通部52と、第1の位置と第2の位置との間に切り替えられる戻り止め部53と、を備えており、戻り止め部53は、前記第2の位置にあるときに、第1の連通部51を第2の連通部52に密封に連結させ、第1の連通部51と共に前記第1の連結口24への移動が阻止されるように更に構成されている。
【選択図】図1

Description

本考案はボールねじに関し、特に冷却手段を備えるボールねじに関する。
従来のボールねじ、例えば、特許文献1に記載されているボールねじは、ねじ軸と、該ねじ軸を周りから囲むように設置されている第1のナット及び第2のナットと、前記ねじ軸の前記第1のナットと前記第2のナットとの間に設置されている板と、複数の連通手段と、を備えている。
前記第1のナットには、第1の冷却通路が形成され、前記第2のナットには、第2の冷却通路が形成されている。
前記板は、前記第1の冷却通路及び前記第2の冷却通路に連通しながら、前記複数の連結手段それぞれが設置できる複数の設置凹部と、が開けられている。
前記複数の連通手段は、前記第1の冷却通路及び前記第2の冷却通路を連通すると共に、収納位置と突出位置との間に切り替えられるように構成されている。
突出位置にある際に、前記連通手段は、前記第1のナットまたは前記第2のナットから一部が突出し、その突出した部分がねじで固定されるようにして設置される。
収納位置にある際に、前記連通手段は、全体が前記第1のナットまたは前記第2のナットから突出せずに前記設置凹部内に収容される。
各前記連通手段は、突出位置にある際には、突出した部分をねじで固定することにより簡単に設置でき、且つ、収納位置にある際には、前記第1のナット及び前記第2のナットから突出していないので、ボールねじの作動または設置を阻害しない。
しかし、前記複数の連通手段の片側だけがねじで固定されるので、固定力が不均一という欠点がある。
また、特許文献2に記載されているボールねじは、一つのねじ軸上で複数のナットを連結しており、各ナットの軸方向に設けた貫通穴に冷媒を通して各ナットを冷却するものである。
該ボールねじは、隣接されるナット相互の前記貫通穴の対向側端面にそれぞれ形成された座繰り穴と、該座繰り穴に挿入されるとともに、前記隣接されるナット相互の座繰り穴内に位置するように外嵌される2つのOリングを有し且つ前記隣接されるナット相互の前記貫通穴を連通させるように形成された中空円筒状の密封部材とを備える。
前記座繰り穴は、一方のナットに形成された座繰りの深さが前記密封部材の全長よりも深く、他方のナットに形成された座繰りの深さが前記密封部材の全長よりも浅くなっており、さらに、隣接されるナット相互の座繰り穴の周方向の位置が、所望の予圧が掛かる位置で対向するように形成されている。
台湾特許第I606198号公報 特許第5733403号
しかし、上述のように特許文献1のボールねじは、その複数の連結手段の片側だけがねじで固定されているので、固定力が不均一という欠点がある。また、特許文献2のボールねじは、複数のナットを、それぞれの座繰り穴の位置が完全対応するように配置しないと、密封部材を所定の位置に設置できなく、且つ、特殊な工具で組み立てる必要があるので、組み立て効率がよくない。
上記問題点に鑑みて、本考案は、2つのナットの冷却通路を簡単且つ固定力が均一になるよう連通できるボールねじの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本考案は、中心軸線に沿って延伸するように形成されているねじ軸と、複数のボールを介して該ねじ軸を周りから囲むように前記ねじ軸に設置されていて、第1の冷却通路が形成されている第1のナットと、複数のボールを介して該ねじ軸を周りから囲むように前記ねじ軸に設置されていて、第2の冷却通路が形成されている第2のナットと、前記ねじ軸の前記第1のナットと前記第2のナットとの間に設置されている板体と、前記第1のナットの前記第1の冷却通路及び前記第2のナットの前記第2の冷却通路を連通するように構成されている複数の連通手段と、を備えているボールねじであって、前記第1のナットは、前記第2のナットへ向かう第1の連結端部と、前記第1の連結端部の反対端部である第1の外端部と、前記第1の冷却通路に連通しながら前記第1の外端部に開けられている送入口及び排出口と、前記第1の冷却通路に連通しながら、互いに所定の間隔を空けて前記第1の連結端部に開けられている複数の第1の連結口と、前記複数の第1の連結口それぞれに連通しながら前記第1の連結端部に形成されている複数の凹溝と、を有するように構成されており、前記第1の冷却通路は、前記第1の連結端部と前記第1の外端部との間に、前記第1のナットを囲繞するように前記第1のナットの内部に形成されており、前記第2のナットは、前記第1のナットの前記第1の連結端部へ向かう第2の連結端部と、前記第2の連結端部の反対端部である第2の外端部と、前記第2の冷却通路に連通しながら前記第2の連結端部の前記複数の第1の連結口それぞれに対応する位置に開けられている複数の第2の連結口と、を有するように構成されており、前記第2の冷却通路は、前記第2の連結端部と前記第2の外端部との間に、前記第2のナットを囲繞するように前記第2のナットの内部に形成されており、前記板体は、前記ねじ軸が貫設できる貫設口と、前記第1のナットの前記複数の凹溝の位置に対応して、前記複数の凹溝及び前記複数の第2の連結口に連通しながら、前記複数の連通手段それぞれが設置できる複数の設置凹部と、が開けられており、前記複数の連通手段それぞれは、前記第1の冷却通路及び前記第2の冷却通路を密封に連通するように構成されているものであって、前記第1の連結口に密封に挿入して前記第1の連結口に連通する第1の連通部と、前記第2の連結口に密封に挿入して前記第2の連結口に連通する第2の連通部と、前記第1の連通部と前記第2の連通部とを互いに連通するように連結させることができるものであって、第1の位置と第2の位置とがあり、該第1の位置と該第2の位置との間に切り替えられるように構成されている戻り止め部と、を備えており、前記戻り止め部は、前記第1の位置にあるときに、前記第1の連通部と前記第2の連通部とが互いに離れていて、前記第2の位置にあるときに、前記第1の連通部を該第1の連通部に対応する位置にある前記第2の連通部に密封に連通するように連結させて、前記第1の連通部と共に前記第2の連通部を前記第2の連結端部に押圧しながら、前記第1のナットの前記第1の連結端部に当接されて前記第1の連結口への移動が阻止されるように更に構成されていることを特徴とするボールねじを提供する。
上記の構成によれば、本考案のボールねじは、戻り止め部を第2の位置にすることにより、簡単に第1の連結部を該第1の連結部に対応する位置にある第2の連結部に密封に連結且つ連通させ、そして、戻り止め部と第1の連結部との第1の連結口への移動が共に阻止されるので、戻り止め部を両端から固定できて、固定力が均一になって、より均一に第1の連結部と第2の連結部とを押圧して密封効果を高めることができる。従って、従来のボールねじの連結手段にある固定力が不均一または組み立て効率がよくないという欠点を解消できる。
本考案のボールねじの第1の実施形態を示す部品分解図である。 上記のボールねじが組み立てられた状態示す、部分透視斜視図である。 上記のボールねじの連結手段を示す部品分解図である。 上記のボールねじを示す断面図である。 上記のボールねじの連結手段が第1の位置にある状況を示す部分断面図である。 上記のボールねじの連結手段が第1の位置にある状況を示す、部分透視斜視図である。 上記のボールねじの連結手段の切り替え操作を示す、部分透視斜視図である。 上記のボールねじの連結手段の切り替え操作を示す部分断面図である。 上記のボールねじの連結手段の切り替え操作を示す、部分透視斜視図である。 上記のボールねじの連結手段が第2の位置にある状況を示す部分断面図である。 図10におけるXI−XI線に沿った断面図である。 上記のボールねじのナット内の冷却通路を示す図である。 本考案のボールねじの第2の実施形態を示す部品分解図である。 上記のボールねじの連結手段が第1の位置にある状況を示す、部分透視斜視図である。 図14におけるXV−XV線に沿った断面図である。 上記のボールねじの連結手段が第1の位置にある状況を示す部分断面図である。 上記のボールねじの連結手段が第2の位置にある状況を示す、部分透視断面図である。 上記のボールねじの連結手段が第2の位置にある状況を示す部分断面図である。
以下、各図面を参照しながら、本考案の各実施形態について詳しく説明する。
本考案をより詳細に説明する前に、適切と考えられる場合において、同一の符号は、同様の特性を有し得る対応する要素を示すために各図面間で繰り返し用いられることに留意されたい。
図1は本考案のボールねじの第1の実施形態を示す部品分解図である。図2は上記のボールねじが組み立てられた状態示す、部分透視斜視図である。図3は上記のボールねじの連結手段を示す部品分解図である。図4は上記のボールねじを示す断面図である。図5は上記のボールねじの連結手段が第1の位置にある状況を示す部分断面図である。図6は上記のボールねじの連結手段が第1の位置にある状況を示す、部分透視斜視図である。図7は上記のボールねじの連結手段の切り替え操作を示す、部分透視斜視図である。図8は上記のボールねじの連結手段の切り替え操作を示す部分断面図である。図9は上記のボールねじの連結手段の切り替え操作を示す、部分透視斜視図である。図10は上記のボールねじの連結手段が第2の位置にある状況を示す部分断面図である。図11は図10におけるXI−XI線に沿った断面図である。図12は上記のボールねじのナット内の冷却通路を示す図である。
本考案のボールねじは、図1及び図2に示されるように、ねじ軸10と、第1のナット20と、第2のナット30と、板体40と、複数の連通手段50とを備えている。
ねじ軸10は、中心軸線Lに沿って延伸するように形成されているものである。
第1のナット20は、図1に示されるように、複数のボール60を介してねじ軸10を周りから囲むようにねじ軸10に設置されているものであって、外周面201と、第1の外端部21と、第1の連結端部22と、第1の冷却通路23と、送入口24と、排出口25と、複数の第1の連結口26と、複数の凹溝27とを有するように構成されている。
外周面201は、第1の外端部21と第1の連結端部22とを連接するものである。
第1のナット20の第1の連結端部22は、第2のナット30へ向かう端部であり、後述する第2のナット30の第2の連結端部32へ向かう第1の端面221を有する。
第1の外端部21は、第1の連結端部22の反対端部である。
第1の冷却通路23は、第1の連結端部22と第1の外端部21との間に、中心軸線L及び第1のナット20を囲繞するように第1のナット20の内部に形成されている。
送入口24及び排出口25は、第1の冷却通路23に連通しながら第1の外端部21に開けられている。
複数の第1の連結口26は、第1の冷却通路23に連通しながら、互いに所定の間隔を空けて第1の連結端部22に開けられている。
複数の凹溝27それぞれは、外周面201と複数の第1の連結口26とに連通しながら第1の連結端部22に形成されているものであって、第1の端面221に凹むように形成されていて、互いに面しながら第1のナット20の径方向に沿って延伸する2つの溝側面271と、2つの溝側面271を連接し、第1の連結口26が開けられている溝底面272と、を有する。
第2のナット30は、複数のボール60を介してねじ軸10を周りから囲むようにねじ軸10に設置されているものであって、第1のナット20の第1の連結端部22へ向かう第2の連結端部32と、第2の連結端部32の反対端部である第2の外端部31と、第2の連結端部32と第2の外端部31との間に、中心軸線L及び第2のナット30を囲繞するように第2のナット30の内部に形成されている第2の冷却通路33と、第2の冷却通路33に連通しながら第2の連結端部32の複数の第1の連結口26それぞれに対応する位置に開けられている複数の第2の連結口34と、を有するように構成されている。
第2のナット30の第2の連結端部32は、第1の端面221へ向かう第2の端面321を有する。
板体40は、第1のナット20と第2のナット30との相対回転を防止するために、ねじ軸10の第1のナット20と第2のナット30との間に設置されているものであって、ねじ軸10が貫設できる貫設口41と、第1のナット20の前記複数の凹溝27の位置に対応して、複数の凹溝27及び複数の第2の連結口34に連通しながら、複数の連通手段50それぞれが設置できる複数の設置凹部42と、が開けられている。
複数の連通手段50それぞれは、第1の連通部51と、第2の連通部52と、戻り止め部53とを備えている。
第1の連通部51は、第1の冷却通路23及び第2の冷却通路33を密封に連通するように構成されているものであって、第1の連結口24に密封に挿入して第1の連結口24に連通する。
第2の連通部52は、第2の連結口34に密封に挿入して第2の連結口34に連通する。
戻り止め部53は、第1の連通部51と第2の連通部52とを互いに連通するように連結させることができるものであって、第1の位置(図4の上方の連通手段50)と第2の位置(図4の下方の連通手段50)とがあり、該第1の位置と該第2の位置との間に切り替えられるように構成されている。
戻り止め部53は、図5に示されるように、第1の位置にあるときに、第1の連通部51と第2の連通部52とが互いに離れていて、図10に示されるように、第2の位置にあるときに、第1の連通部51を該第1の連通部51に対応する位置にある第2の連通部52に密封に連通するように連結させて、第1の連通部51と共に第2の連通部52を第2の連結端部32に押圧しながら、第1のナット20の第1の連結端部22に当接されて第1の連結口24への移動が阻止されるように更に構成されている。
<第1の実施形態>
以下、本考案のボールねじの第1の実施形態を説明する。
ボールねじは連通手段50を2つ有し、第1の連結口26、凹溝27、第2の連結口34もそれぞれ2つずつ形成されている。
第1の連通部51は、図3に示されるように、所定の軸線L1に沿って延伸していて且つ周面に高低差がある中空管状に形成されている第1の管体511と、第1の管体511の細い部分に設置されていて、第1の連通部51が第1の連結口26に挿入する際に密封効果が生じる第1のOリング512とにより構成されている。
第2の連通部52は、図3に示されるように、所定の軸線L1に沿って延伸していて且つ周面に高低差がある中空管状に形成されている第2の管体521と、第2の管体521の細い部分に設置されていて、第2の連通部52が第2の連結口34に挿入する際に密封効果が生じる第2のOリング522とにより構成されている。
連通手段50の戻り止め部53は、図3に示されるように、第1の連通部51から張り出すように第1の連通部51と一体的に形成されているものであって、所定の軸線L1に対して反対両側それぞれにある第1の端部531及び第2の端部532と、第1の端部531及び第2の端部532を連接する2つの側縁部533と、所定の軸線L1と略直交し、第1の連結端部22に面する第1の側面534と、所定の軸線L1と略直交し、第1の側面534の反対面である第2の側面535と、第2の側面535に凹むように形成されている凹部536とを有する。
凹部536は、更に凹む環状溝539が形成されている凹部底面537と、第2の側面535と凹部底面537とを連接する2つの凹部側面538とを有する。
連通手段50は、図3に示されるように、第2の連通部52が密封に当接できるように、戻り止め部53の環状溝539に嵌設されている密封リング54を更に備えている。
更に、戻り止め部53は、図3に示されるように、第1の端部531から所定の軸線L1までの距離が第2の端部532から所定の軸線L1までの距離より大きく、第1の端部531と第2の端部532との間の距離lが2つの側縁部533の間の距離w及び前記2つの溝側面271の間の距離w’より大きく、2つの側縁部533の間の距離wが2つの溝側面271の間の距離w’より大きくなく、且つ、第1の側面534と第2の側面535との間の距離tが第1の端面221と溝底面272との間の高低差dより大きく形成されている。
それにより、戻り止め部53は前記第1の位置に切り替えられると、図5及び図6に示されるように、2つの側縁部533それぞれが凹溝27の2つの溝側面271に面し、第2の側面535が第1のナット20の第1の端面221より突出し、第1の側面534が凹溝27の溝底面272に当接し、戻り止め部53の第1の端部531が第1のナット20の第1の外周面513より突出するように凹溝27に収容され、第1の連通部51と第2の連通部52とが離れた状態となる。
一方、戻り止め部53は前記第2の位置に切り替えられると、図9〜図11に示されるように、凹溝27に収容されずに、第1の端部531及び第2の端部532それぞれにおける第1の側面534が、2つの溝側面271に隣接する第1の端面221に当接することができ、戻り止め部53が第1のナット20の第1の外周面513より突出せず、第1の連通部51と第2の連通部52とが互いに連通するように連結された状態となる。また、第2の連通部52は、戻り止め部53の凹部536に密封に嵌設できるように構成されている。
以下、本考案の第1の実施形態の操作方法について説明することにより、本考案の特徴をより詳しく説明する。
図5及び図6に示されるように、戻り止め部53が凹溝27に収容される第1の位置にあって、第1の連通部51と第2の連通部52とが離れている場合、使用者が第1のナット20の第1の冷却通路23及び第2のナット30の第2の冷却通路33を連結する際に、先ず戻り止め部53の第1の端部531を第2のナット30の方向(図7の矢印)へ押すことにより、図8に示されるように、戻り止め部53が凹溝27から離れ、戻り止め部53が第1の連通部51と共に第2の連通部52を第2の連結端部32に押圧することにより、戻り止め部53の環状溝539に嵌設されている密封リング54が第2の連通部52に当接して、第1の連通部51と第2の連通部52とが密封に連通するように連結される。
そして、戻り止め部53の第1の端部531を所定の軸線L1を軸心として略90度回転する(例えば、図9の矢印)ことにより、図10及び図11に示されるように、戻り止め部53が第2の位置に切り替えられる。それにより、戻り止め部53の第1の端部531及び第2の端部532それぞれにおける第1の側面534が、2つの溝側面271に隣接する第1の端面221に当接して、戻り止め部53と第1の連通部51と共に第1の連結口24への移動が阻止される。
上記の操作により、第1の連通部51と第2の連通部52とを簡単に密封に連結させることができ、且つ、第1の端部531及び第2の端部532それぞれにおける第1の側面534が、2つの溝側面271に隣接する第1の端面221に当接することにより、戻り止め部53を両端から固定することで連通手段50が固定されるので、両端からの固定力が従来のボールねじより均一になって、より均一に第1の連通部51と第2の連通部52とを押圧して密封効果を高めることができる。従って、従来のボールねじの連結手段にある固定力が不均一または組み立て効率がよくないという欠点を解消できる。
そして、第1のナット20の第1の冷却通路23と第2のナット30の第2の冷却通路33とが連通されると、冷却液が図12に示されるように、送入口24に送入されて排出口25で排出されるように流通できて、作動中のボールねじのナットを順調に冷却でき、ボールねじの作動の精度及び効率を向上できる。
以下、本考案の特徴をまとめる。
1.簡単に第1の連通部51と第2の連通部52とを密封に連通するように連結して、連通手段50を固定設置できる。
2.連通手段に対する固定力がより均一になったので、より均一に第1の連通部51と第2の連通部52とを押圧して密封効果を高めできる。
3.連通手段50の第1の管体511、第2の管体521、戻り止め部53は、例えばプラスチックで構成することができるので、製造コストを削減できる。
<第2の実施形態>
図13は本考案のボールねじの第2の実施形態を示す部品分解図である。図14は上記のボールねじの連結手段が第1の位置にある状況を示す部分透視斜視図である。図15は上記のボールねじの連結手段が第1の位置にある状況を示す断面図である。図16は上記のボールねじの連結手段が第1の位置にある状況を示す部分断面図である。図17は上記のボールねじの連結手段が第2の位置にある状況を示す部分透視断面図である。図18は上記のボールねじの連結手段が第2の位置にある状況を示す部分断面図である。
本考案の第2の実施形態は、上記第1の実施形態と多くの構成が共通するので、ここでは詳しい説明を省略し、その相違点のみを説明する。
この実施形態のボールねじにおいて、図13及び図14に示されるように、連通手段50’は、第1の連通部51’と、第2の連通部52’と、戻り止め部53’と、密封リング54’とを備える。
第1の連通部51’は、図13に示されるように、高低差がある管状の外周面513’を有しながら、所定の軸線L1に沿って延伸する中空管状に形成されている第1の管体511’と、第1の管体511’の最も細い部分に設置されていて、第1の連通部51’が第1の連結口26に挿入する際に密封効果を有する第1のOリング512’とにより構成されている。第1の管体511’は、第2の連通部52’に面する端部である大径部514’と、大径部514’以外の小径部515’とを有する。
大径部514’は、所定の軸線L1と略直交し、小径部515’と連接しながら第1の連結端部22に面する端面516’を有すると共に、第2の連通部52’に面する面に、第2の連通部52’が密封に当接できるように密封リング54’が嵌設されている溝が形成されている。
第2の連通部52’は、図13に示されるように、所定の軸線L1に沿って延伸すると共に周面に高低差がある中空管状に形成されている第2の管体521’と、第2の管体521’の細い部分に設置されていて、第2の連通部52’が第2の連結口34’に挿入する際に密封効果が生じる第2のOリング522’とにより構成されている。
戻り止め部53’は、図13及び図14に示されるように、第1の連通部51’と各自に独立する部品であって、第2の位置にある際に、所定の軸線L1に対して反対両側それぞれにある第1の端部531’及び第2の端部532’と、第1の端部531’及び第2の端部532’を連接する2つの側縁部533’と、所定の軸線L1と略直交し、第1の連結端部22’に面する第1の側面534’と、第1の側面534’の反対面であって、所定の軸線L1と略直交し、大径部514’の端面516’に押圧する第2の側面535’と、第1の連通部51’の小径部515’が嵌設されているU字状の嵌設槽536’と、嵌設槽53’の開口にある端部である第2の端部532’に、該開口の方向に向いて第2の側面535’から第1の側面534’へ傾斜するように形成されている傾斜端面5321’と、を有するようになる。
更に、戻り止め部53’は、第1の側面534’と第2の側面535’との間の距離tが第1の端面221と溝底面272との間の高低差dより小さくないように形成されている。
以下、本考案の第2の実施形態の操作方法について説明する。
使用者が戻り止め部53’を、図14〜図16に示される第1の位置から、図17及び図18に示される第2の位置に切り替える際に、傾斜端面5321’の先端で第1の連通部51’と凹溝27の溝底面272との間に挿入することにより、傾斜端面5321’が第1の連通部51’の端面516’を押して、第1の連通部51’が第2の連通部52’へ移動されながら、嵌設槽536’に第1の連通部51’の小径部515’を嵌める。戻り止め部53’が完全に挿入すると、第1の連通部51’が第2の連通部52’に密封に連通するように連結され、戻り止め部53’の第2の側面535’が大径部514’の端面516’に押圧して、第1の連通部51’と共に前記第2の連通部52’を第2の連結端部32に押圧する。
そして戻り止め部53’が第2の位置に切り替えられることにより、連通手段50’は上記第1の実施形態と同じ効果がある。
本考案のボールねじは、一般のボールねじを用いる機械装置に適用できる。
L 中心軸線
10 ねじ軸
20 第1のナット
201 外周面
21 第1の外端部
22 第1の連結端部
221 第1の端面
23 第1の冷却通路
24 送入口
25 排出口
26 第1の連結口
27 凹溝
271 溝側面
272 溝底面
30 第2のナット
31 第2の外端部
32 第2の連結端部
321 第2の端面
33 第2の冷却通路
34 第2の連結口
40 板体
41 貫設口
42 設置凹部
L1 所定の軸線
50、50’ 連通手段
51、51’ 第1の連通部
511、511’ 第1の管体
512、512’ 第1のOリング
513’ 外周面
514’ 大径部
515’ 小径部
516’ 端面
52、52’ 第2の連通部
521、521’ 第2の管体
522、522’ 第2のOリング
53、53’ 戻り止め部
531、531’ 第1の端部
532、532’ 第2の端部
5321’ 傾斜端面
533、533’ 側縁部
534、534’ 第1の側面
535、535’ 第2の側面
536、536’ 凹部
537 凹部底面
538 凹部側面
539 環状溝
54、54’ 密封リング
60 ボール

Claims (9)

  1. 中心軸線に沿って延伸するように形成されているねじ軸と、複数のボールを介して該ねじ軸を周りから囲むように前記ねじ軸に設置されていて、第1の冷却通路が形成されている第1のナットと、複数のボールを介して該ねじ軸を周りから囲むように前記ねじ軸に設置されていて、第2の冷却通路が形成されている第2のナットと、前記ねじ軸の前記第1のナットと前記第2のナットとの間に設置されている板体と、前記第1のナットの前記第1の冷却通路及び前記第2のナットの前記第2の冷却通路を連通するように構成されている複数の連通手段と、を備えているボールねじであって、
    前記第1のナットは、
    前記第2のナットへ向かう第1の連結端部と、
    前記第1の連結端部の反対端部である第1の外端部と、
    前記第1の冷却通路に連通しながら前記第1の外端部に開けられている送入口及び排出口と、
    前記第1の冷却通路に連通しながら、互いに所定の間隔を空けて前記第1の連結端部に開けられている複数の第1の連結口と、
    前記複数の第1の連結口それぞれに連通しながら前記第1の連結端部に形成されている複数の凹溝と、を有するように構成されており、
    前記第1の冷却通路は、前記第1の連結端部と前記第1の外端部との間に、前記第1のナットを囲繞するように前記第1のナットの内部に形成されており、
    前記第2のナットは、
    前記第1のナットの前記第1の連結端部へ向かう第2の連結端部と、
    前記第2の連結端部の反対端部である第2の外端部と、
    前記第2の冷却通路に連通しながら前記第2の連結端部の前記複数の第1の連結口それぞれに対応する位置に開けられている複数の第2の連結口と、を有するように構成されており、
    前記第2の冷却通路は、前記第2の連結端部と前記第2の外端部との間に、前記第2のナットを囲繞するように前記第2のナットの内部に形成されており、
    前記板体は、
    前記ねじ軸が貫設できる貫設口と、
    前記第1のナットの前記複数の凹溝の位置に対応して、前記複数の凹溝及び前記複数の第2の連結口に連通しながら、前記複数の連通手段それぞれが設置できる複数の設置凹部と、が開けられており、
    前記複数の連通手段それぞれは、前記第1の冷却通路及び前記第2の冷却通路を密封に連通するように構成されているものであって、
    前記第1の連結口に密封に挿入して前記第1の連結口に連通する第1の連通部と、
    前記第2の連結口に密封に挿入して前記第2の連結口に連通する第2の連通部と、
    前記第1の連通部と前記第2の連通部とを互いに連通するように連結させることができるものであって、第1の位置と第2の位置とがあり、該第1の位置と該第2の位置との間に切り替えられるように構成されている戻り止め部と、を備えており、
    前記戻り止め部は、前記第1の位置にあるときに、前記第1の連通部と前記第2の連通部とが互いに離れていて、前記第2の位置にあるときに、前記第1の連通部を該第1の連通部に対応する位置にある前記第2の連通部に密封に連通するように連結させて、前記第1の連通部と共に前記第2の連通部を前記第2の連結端部に押圧しながら、前記第1のナットの前記第1の連結端部に当接されて前記第1の連結口への移動が阻止されるように更に構成されていることを特徴とするボールねじ。
  2. 前記第1のナットの前記第1の連結端部は、前記第2の連結端部へ向かう第1の端面を有し、
    前記第2のナットの前記第2の連結端部は、前記第1の端面へ向かう第2の端面を有し、
    前記複数の凹溝それぞれは、前記第1の端面に凹むように形成されていて、互いに面しながら前記第1のナットの径方向に沿って延伸する2つの溝側面と、前記2つの溝側面を連接する溝底面と、を有し、
    前記第1の連結口は、前記溝底面に開けられていることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ。
  3. 前記第1の連通部は、中空管状に形成されており、
    前記複数の連通手段の前記戻り止め部は、前記第1の連通部から張り出すように前記第1の連通部と一体的に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のボールねじ。
  4. 前記第1の連通部の中空管状は、所定の軸線に沿って延伸するように形成されており、
    前記戻り止め部は、
    前記所定の軸線に対して反対両側それぞれにある第1の端部及び第2の端部と、
    前記第1の端部及び前記第2の端部を連接する2つの側縁部と、
    前記所定の軸線と略直交し、前記第1の連結端部に面する第1の側面と、
    前記所定の軸線と略直交し、前記第1の側面の反対面である第2の側面と、
    前記第2の側面に凹むように形成されている凹部と、を有し、
    更に、前記第1の端部と前記第2の端部との間の距離が前記2つの側縁部の間の距離及び前記2つの溝側面の間の距離より大きく、
    前記2つの側縁部の間の距離が前記2つの溝側面の間の距離より大きくなく、且つ、
    前記第1の側面と前記第2の側面との間の距離が前記第1の端面と前記溝底面との間の高低差より大きく形成されていて、それにより、
    前記第1の位置に切り替えられると、前記2つの側縁部それぞれが前記凹溝の前記2つの溝側面に面し、前記第2の側面が前記第1の端面より突出し、前記第1の側面が前記凹溝の前記溝底面に当接するように前記凹溝に収容され、
    前記第2の位置に切り替えられると、前記凹溝に収容されずに、前記第1の端部及び前記第2の端部それぞれにおける前記第1の側面が、前記2つの溝側面に隣接する前記第1の端面に当接することができ、
    また、前記第2の連通部は、前記戻り止め部の前記凹部に密封に嵌設できるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のボールねじ。
  5. 前記戻り止め部の前記凹部には、更に凹む環状溝が形成されており、
    前記連通手段は、前記第2の連通部が密封に当接できるように、前記戻り止め部の前記環状溝に嵌設されている密封リングを更に備えていることを特徴とする請求項4に記載のボールねじ。
  6. 前記戻り止め部は、前記第1の端部から前記所定の軸線までの距離が前記第2の端部から前記所定の軸線までの距離より大きく構成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のボールねじ。
  7. 前記第1の連通部は、高低差がある管状外周面を有する中空管状に形成されているものであって、前記第2の連通部に面する端部である大径部と、前記大径部以外の小径部と、を有し、
    前記大径部は、前記小径部と連接しながら前記第1の連結端部に面する端面を有し、
    前記戻り止め部は、前記第1の位置から前記第2の位置に切り替えられると、前記大径部の前記端面に押圧して、前記第1の連通部と共に前記第2の連通部を前記第2の連結端部に押圧するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のボールねじ。
  8. 前記第1の連通部の中空管状は、所定の軸線に沿って延伸するように形成されており、
    前記戻り止め部は、前記第2の位置にある際に、
    前記所定の軸線と略直交し、前記第1の連結端部に面する第1の側面と、
    前記第1の側面の反対面であって、前記所定の軸線と略直交し、前記大径部の前記端面に押圧する第2の側面と、
    前記第1の連通部の前記小径部が嵌設されているU字状の嵌設槽と、を有するようになることを特徴とする請求項7に記載のボールねじ。
  9. 前記戻り止め部における前記嵌設槽の開口にある端部には、該開口の方向に向いて前記第2の側面から前記第1の側面へ傾斜する傾斜端面が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のボールねじ。
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