JP2005248988A - 電磁弁制御装置 - Google Patents

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悟 二川
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Abstract

【課題】電圧低下や急な給電停止を確実に検出し自己保持型電磁弁の閉止が可能で、無駄な電力消費を極力抑えた電磁弁制御装置を提供する。
【解決手段】自己保持型電磁弁2の開方向又は閉方向へ通電する駆動回路3、開閉制御信号COMに応じて駆動回路3の通電方向の切替制御を行う通電制御部、通電制御部に給電する電源5に並列接続された電源側蓄電手段C、電源5の電圧を昇圧して駆動回路3に印加する昇圧回路7、昇圧回路7の出力側に駆動回路3に並列接続され、電磁弁2の駆動電圧を保持する駆動側蓄電手段C、電源側蓄電手段Cに加わる電圧が所定の閾値以下のときに、駆動回路3における電流方向を電磁弁2の閉方向に切り替える制御を行う電源電圧監視制御手段を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自己保持型の電磁弁を制御するための電磁弁制御装置に関し、特に、低消費電力で駆動し電源電圧の低下又は消失が生じた場合にも確実に電磁弁を閉止する安全機構を有する電磁弁制御装置に関する。
自己保持型の電磁弁とは、ラッチング型ソレノイドを使用して開弁時及び閉止時のみ通電して弁の開閉を行うように構成された電磁弁をいう。通常、自己保持型の電磁弁では、通電方向を反転させることにより、開弁と閉止とを行うことができる。このように、通電時間が短く極めて低消費電力であるという特徴から、自己保持型の電磁弁は、特に電池を電源とする機器に多用される。
自己保持型の電磁弁を制御するための電磁弁制御装置としては、特許文献1〜4に記載のものが公知である。以下これらの電磁弁制御装置について概説する。
図7は特許文献1に記載の電磁弁制御装置の回路構成を表す図である。図7において、自己保持型の電磁弁のラッチング型ソレノイドのコイル101a,101bに通電する電流の方向は、駆動回路102により切り替えられる。コイル101aに通電した場合には電磁弁は開弁方向に作動し、コイル101bに通電した場合には電磁弁は閉止方向に作動する。駆動回路102には、電源103から給電される。電源103には電池が用いられている。そして、電源103が故障し又は電源103が消耗して電圧降下が生じた場合において、電磁弁制御装置104により駆動回路102の通電遮断の制御が行われる。
電磁弁制御装置104は、検出回路105、PNP型のトランジスタ106、電解コンデンサ107、及び抵抗器108,109,110から構成されている。検出回路105は、電源103の電圧を検出する回路である。
電源103の電圧が正常である場合には、検出回路105は、トランジスタ106のベースにLレベルを出力する。これにより、トランジスタ106は抵抗109を介して遮断状態に保たれる。また、電解コンデンサ107には、電源103の電圧と同程度の電圧を発生する電荷が充電される。この状態では、駆動回路102には、電磁弁の開閉に必要な電力をコイル101a,101bに給電するのに十分な電圧が印加される。この電圧により、駆動回路102は電磁弁の開閉制御を行う。
一方、電磁弁が開弁している状態において、電源103の電圧が降下した場合、検出回路105は電源103の電圧が所定の閾値以下となると、トランジスタ106のベースにHレベルを出力する。ここで、電解コンデンサ107は正常な電源電圧を保持している。従って、検出回路105は、この電解コンデンサ107の電圧と電源103の電圧とを比較して電源103の電圧降下を検出する。トランジスタ106は、ベース電位がHレベルとなると導通状態となる。これにより、電解コンデンサ107に充電された電荷が抵抗110及びコイル101bを通して放電され、コイル101bが励磁される。これにより、電磁弁は閉止される。従って、電源103の電圧低下により電磁弁が閉止しないような事態が避けられる。
図8は特許文献2に記載の電磁弁制御装置の回路構成を表す図である。図8において、電磁弁の開閉を行うラッチング型のソレノイド120は、駆動回路121により通電方向が切り替えられる。ソレノイド120の通電方向を切り替えることにより、電磁弁を開閉させる。また、駆動回路121には、電磁弁制御装置122を介して電源123から給電される。電源123には電池123aとスイッチ123bが用いられている。
スイッチ123bが導通状態のとき、電源123の電圧はダイオード124を介してマイコン125に印加される。また、このとき、抵抗129を介して電解コンデンサ126にも電源電圧が印加され、電解コンデンサ126は充電される。駆動回路121は、トランジスタ121a,121b,121c,121dにより構成されたH型ブリッジ回路である。駆動回路121は、マイコン125のPO1,PO2出力により、ソレノイド120を正・逆方向に通電する。
トランジスタ127及び抵抗128は、電源の電圧がHレベル又はLレベルの何れであるか否かを検出する電圧検出回路であり、その出力はマイコン125のPI1ポートに入力されている。
このような構成において、スイッチ123bが遮断状態になったり電池123aが消耗したりすることにより、電源電圧が低下すると、マイコン125のPI1ポートにHレベルが入力される。これにより、マイコン125は、PO1ポートをLレベル、PO2ポートをHレベルとして、トランジスタ121a,121dを導通状態とする。これにより、コンデンサ126に蓄電された電荷は、ソレノイド120を閉方向に通って放電され、電磁弁が閉止される。
図9は特許文献3に記載の電磁弁制御装置の回路構成を表す図である。図9では、2系統のソレノイド120a,120bを駆動する構成となっているが、基本的には図8の場合と同様である。図9において図8と同様の構成については、同一の番号を付して、それぞれの系統ごとにa又はbの添え字を付した。
図9においては昇圧回路130及びスイッチ131a,131bを設けた点で図8とは異なる。すなわち、昇圧回路130によりコンデンサ126に、電源電圧よりも高い電圧を発生する電荷を充電する。これにより、電磁弁の駆動を確実に行えるようにしたものである。
図10は特許文献4に記載の電磁弁制御装置の回路構成を表す図である。図10において、自己保持型の電磁弁140は、駆動回路141により通電制御が行われる。この駆動回路141には、電池142により電圧Vが印加される。また、電池142は、電源回路143を介してCPU144に給電する。電源回路143は、電池142の出力電圧Vから制御用電源電圧VCCを生成してCPU144に供給する。
また、電池142の両端電極には、コンデンサ145が接続されている。また、電源回路143からみて、CPU144に並列にコンデンサ146が接続されている。
電池142が取り付けられているときには、CPU144の入力ポートPINはLレベルに維持される。このとき、抵抗147を通って常に一定の微電流が流れる。電池142がはずされた場合には、コンデンサ146の電圧により、入力ポートPINはHレベルになる。これにより、CPU144は、電池142が外れたことを検出する。そして、CPU144は、コンデンサ145に蓄電された電荷により発生する電圧を用いて、駆動回路141により、電磁弁140を閉止する。このようにして、電池外れの場合にも確実に電磁弁140を閉止するように保証している。
実開昭63−146273号公報 特開2000−266220号公報 特開2000−283326号公報 特開2001−223112号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の電磁弁制御装置においては、電解コンデンサ107の漏電による電圧低下が考慮されていない。電源103が徐々に消耗して電圧が徐々に低下した場合、電解コンデンサ107の両端電圧も漏電により徐々に低下する。そして、電源103の両端電圧との差が大きくなることはない。従って、検出回路105は、電源103の消耗による電圧の低下を検出することができない場合があると考えられる。従って、電源103の消耗時に確実に電磁弁を閉止できるという保証は十分にされないものと考えられる。
また、特許文献2,3に記載の電磁弁制御装置においては、電池が外れた場合のように、電源123の給電が突然停止した場合、コンデンサ126により、駆動回路121とマイコン125の電源電圧をすべて賄う必要がある。ところで、駆動回路121は、ソレノイド120に通電するため、大きな電流を通電する必要がある。従って、コンデンサ126に蓄電された電荷の減少が早いため、十分に電磁弁が閉止する前にマイコン125の駆動電圧が不足する事態が生じることが考えられる。そこで、電源123の給電が突然停止した場合にもマイコン125の動作を十全に保証するためには、コンデンサ126として相当大容量のものを使用することが必要となる。
また、マイコン125の電源をバックアップするため、常にコンデンサ126に蓄電しておく必要がある。しかしながら、コンデンサ126の静電容量が大きいと、その分、漏電による電力消費も大きくなる。従って、電源123の消費電力が大きくなる。特に電源123に電池を使用する場合には、電池寿命が短くなる。
また、特許文献4に記載の電磁弁制御装置においては、CPU144が動作するためには、常に電源回路143が動作し、電池142の電力を消費する。また、微量ではあるが抵抗147を通して常に微弱電流が通電しており、電池142の電力が消費される。従って、これらの無駄な電力消費によって、電池142の電力ロスが大きく、あまり長い電池寿命が期待できない。
そこで、本発明の目的は、電源の消耗による電圧低下や、電源電圧からの給電の急な停止を確実に検出して自己保持型の電磁弁を閉止させることを可能とするとともに、無駄な電力消費や漏電による電力消費を極力抑えることが可能な電磁弁制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電磁弁制御装置の第1の構成は、自己保持型の電磁弁の開閉制御を行う電磁弁制御装置において、前記電磁弁の開方向又は閉方向へ通電し、若しくは前記電磁弁への通電を遮断する駆動回路と、外部から入力される開閉制御信号に応じて前記駆動回路における通電方向の切り替え制御及び遮断制御を行う通電制御部と、前記通電制御部に給電する電源に並列接続された電源側蓄電手段と、前記電源の電圧を昇圧して前記駆動回路に印加する昇圧回路と、前記昇圧回路の出力側に前記駆動回路に並列接続され、前記電磁弁の駆動電圧を保持する駆動側蓄電手段と、前記電源側蓄電手段に加わる電圧が所定の閾値以下のときに、前記駆動回路における電流方向を電磁弁の閉方向に切り替える制御を行う電源電圧監視制御手段とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、電源側蓄電手段の電圧が所定の閾値以下のときには、電源電圧監視手段が駆動回路の電流方向を閉方向に切り替える。このとき駆動側蓄電手段に蓄電された電気を使用して電磁弁を閉止方向に駆動する。これにより、電源電圧が低下したときにも、確実に電磁弁を閉止することができる。
また、電源電圧監視制御手段や通電制御部などの制御機構の動作は、通常は電源から給電される電気によって賄われている。しかし、電源からの給電が突然停止された場合、電源側蓄電手段が、バックアップ用の電源として機能する。そして、電源電圧監視制御手段は、電源側蓄電手段に蓄電された電気によって電磁弁を閉方向に駆動する制御を行う。これにより、電源からの給電が突然停止した場合にも確実に電磁弁を閉止することができる。
また、電源側蓄電手段と駆動側蓄電手段とを別々に設けたことにより、駆動側蓄電手段が保持する電圧は、電源電圧監視制御手段や通電制御部などの制御機構の動作電圧には依存しない。従って、電磁弁への通電を、駆動側蓄電手段の保持する電圧が電源電圧監視制御手段や通電制御部などの制御機構の動作可能電圧以下となるまで通電を行うことが可能である。従って、より確実な電磁弁の閉止動作が可能となる。
さらに、駆動側蓄電手段を充電する電圧は、電源電圧監視制御手段や通電制御部などの制御機構の動作電圧には依存しない。そのため、駆動側蓄電手段に比較的高い電圧を保持するようにすることで、駆動側蓄電手段の蓄電容量を小さくすることができる。従って、駆動側蓄電手段を小容量のコンデンサにより実現することが可能となる。また、駆動側蓄電手段の保持電圧を高くしておくことと制御回路の電源ではないため、昇圧回路の安定度や精度が低くてもあまり問題とはならない。従って、昇圧回路を簡易な回路で構成することができ、コストを低廉化することができる。
ここで、電源側蓄電手段や駆動側蓄電手段には、コンデンサ等を使用することができる。昇圧回路としては、チャージポンプやスイッチングなどのDC−DCコンバータ回路を使用することができる。電源にはどのようなものを使用してもよいが、本発明は、主として電源に電池を使用する場合に対して好適である。
本発明に係る電磁弁制御装置の第2の構成は、上記第1の構成において、前記電磁弁の開方向に通電する指令信号である開弁指令信号が前記通電制御部から入力された場合において、前記駆動側蓄電手段に加わる電圧が所定の閾値未満の場合には前記通電制御部の通電を遮断した状態を維持し、前記駆動側蓄電手段に加わる電圧が所定の閾値以上となった場合に、前記通電制御部に対して前記電磁弁を開弁させる方向へ通電する制御を行う駆動電圧監視制御手段を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、駆動電圧監視制御手段は、駆動側蓄電手段に加わる電圧が所定の閾値以上となるまでは、通電制御部の通電を遮断した状態を維持し、駆動側蓄電手段に電荷が十分に充電されるのを待つ。そして、電磁弁を駆動するのに十分な電荷が駆動側蓄電手段に蓄電された後に通電制御部を電磁弁の開方向へ通電させて電磁弁を開弁する。これにより、確実に電磁弁を開弁することができる。
本発明に係る電磁弁制御装置の第3の構成は、上記第1又は2の構成において、所定の時間ごとにパルスを出力するタイマを備え、前記電源電圧監視制御手段は、前記タイマがパルスを出力したときに前記電源側蓄電手段に加わる電圧の検出を行うことを特徴とする。
この構成により、電源電圧監視制御手段は常時電源側蓄電手段に加わる電圧の検出を行う必要がないため、電力消費を抑えることができる。
本発明に係る電磁弁制御装置の第4の構成は、上記第3の構成において、前記電源電圧監視制御手段は、電源電圧以下の一定の基準電圧を生成する基準電圧回路と、前記基準電圧と前記電源側蓄電手段に加わる電圧との差電圧を検出し、当該差電圧が所定の閾値以下のときに前記駆動回路における電流方向を電磁弁の閉方向に切り替えるためのパルスを出力する電源電圧測定部と、を備えていることを特徴とする。
これにより、差動コンパレータの出力値が所定の電圧以下となったときに、電源が消耗したものと判断し、前記駆動回路における電流方向を電磁弁の閉方向に切り替える制御を行い、電磁弁を閉止することができる。
ここで、基準電圧回路としては、例えば、バンドギャップ基準電圧回路、ツェナー電圧等を使用することができる。
本発明に係る電磁弁制御装置の第5の構成は、上記第4の構成において、前記電源電圧監視制御手段は、前記タイマがパルスを出力したときに前記電源から前記基準電圧回路へ給電する給電スイッチを備えていることを特徴とする。
この構成により、タイマがパルスを出力したときにのみ基準電圧回路への給電が行われる。従って、基準電圧回路はタイマがパルスを出力したときに基準電圧を発生する。電源電圧測定部は、この基準電圧と電源側蓄電手段に加わる電圧との差電圧の検出を行い、駆動回路の制御を行う。このように、タイマがパルスを出力したとき以外は、基準電圧回路への給電を遮断することで、基準電圧回路による消費電力を抑えることができる。
本発明に係る電磁弁制御装置の第6の構成は、上記第4又は5の構成において、前記電源電圧監視制御手段は、電源電圧メモリを備え、前記電源電圧測定部は、前記タイマがパルスを出力したときに前記基準電圧と前記電源側蓄電手段に加わる電圧との差電圧を検出してその検出値を前記電源電圧メモリに記憶させるとともに、当該検出値と前回の検出時に前記電源電圧メモリに記憶された検出値との差電圧を演算し、その差電圧の絶対値が所定の閾値を超えたときには前記駆動回路における電流方向を電磁弁の閉方向に切り替える制御を行うことを特徴とする。
これにより、電池はずれのように電源からの給電が突然停止した場合には、電源電圧測定部が検出する検出値と前回の検出時に電源電圧メモリに記憶された検出値との差電圧との絶対値が急激に大きくなり閾値を超える。これにより、電源電圧測定部は、前記駆動回路における電流方向を電磁弁の閉方向に切り替える制御を行い、電磁弁を閉止する。従って、電池はずれのように電源からの給電が突然停止した場合にも確実に電磁弁を閉止させることができる。
本発明に係る電磁弁制御装置の第7の構成は、上記第1乃至6の何れか一の構成において、前記駆動回路は、前記電磁弁に開方向の電流を通電する場合は、前記電磁弁に対して前記電源の電圧を直接印加することを特徴とする。
電磁弁の特性によって、開弁するときの通電時に駆動電圧を電源電圧から昇圧する必要がない場合がある。かかる場合、上記のように、電磁弁に開方向の電流を通電する場合は電磁弁に対して電源電圧を直接印加する構成とする。これにより、開弁動作において駆動側蓄電手段に加わる電圧が開弁動作に十分な電圧まで昇圧するのを待つ必要がない。従って、素早い反応で電磁弁を開弁させることができる。
また、昇圧回路は急速に昇圧する必要がないため、昇圧回路の昇圧能力が低い場合でも実用上は問題ない。従って、昇圧回路を低コストに構成することができる。
本発明に係る電磁弁制御装置の第8の構成は、上記第1乃至7の何れか一の構成において、前記通電制御部は、外部から待機指令信号が入力された場合には、前記昇圧回路の動作を停止させ、前記駆動側蓄電手段に対する充電を停止する制御を行うことを特徴とする。
通常、蓄電手段は、その蓄電容量が大きくなるほど漏れ電流が大きくなる。従って、蓄電容量の大きい駆動側蓄電手段は、電源側蓄電手段に比べて漏れ電流も大きい。そこで、上記構成のように、待機指令信号が入力された場合には、昇圧回路による駆動側蓄電手段での充電を停止する。そして、待機時間帯には駆動側蓄電手段には蓄電しない。これにより、漏れ電流を押さえて平均的な消費電力を低減させることができる。
以上のように、本発明によれば、電源側蓄電手段と駆動側蓄電手段とを設け、電源側蓄電手段には電源から直接蓄電し、駆動側蓄電手段は昇圧回路で電源を昇圧してから蓄電する構成としたことにより、電源からの給電が突然停止した場合にも確実に電磁弁を閉止することができる。従って、電源に電池を使用した場合には、電池外れの場合にも電磁弁を確実に閉止することができる。
また、駆動側蓄電手段を充電する電圧は、電源電圧監視制御手段や通電制御部などの制御機構の動作電圧には依存しないため、駆動側蓄電手段に比較的高い電圧を保持するようにし、駆動側蓄電手段の蓄電容量を小さくすることができる。これにより、駆動側蓄電手段を小容量のコンデンサにより実現することが可能となる。
また、駆動側蓄電手段の保持電圧を高くしておくことで、昇圧回路には高い安定度や精度は要求されないので、昇圧回路を簡易な回路で構成することができ、コストを低廉化することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施例1に係る電磁弁制御装置の全体の回路構成を表す図である。図1の電磁弁制御装置1は、自己保持型の電磁弁2を駆動するための駆動回路3と、駆動回路3の通電制御をする駆動制御回路4とから構成されている。この電磁弁制御装置1には、電源である電池5から、電源電圧Vccが印加されている。
駆動回路3は、スイッチ回路S〜Sにより構成されたH型ブリッジ回路である。各スイッチ回路S〜Sは、リレーや半導体スイッチを使用することができる。半導体スイッチを使用する場合には、電圧レギュータ機能や電流安定化機能を付加することができる。例えば、スイッチ回路S〜Sにトランジスタを使用する場合、電磁弁2に印加される電圧をフィードバックしてベース電流を制限することで、電圧を安定化させる構成とすることができる。また、スイッチ回路S,SについてはPNPトランジスタを使用しV−エミッタ間に、スイッチ回路S,SについてはNPNトランジスタを使用しエミッタ−GND間に抵抗を付加して、電流を安定化させる構成としてもよい。
駆動制御回路4は、マイコン6、DC−DCコンバータ(以下、「DDC」という。)7、基準電圧回路8、駆動電圧分圧回路9、及び2つのコンデンサC,Cを備えている。DDC7は、電池5から印加される電源電圧Vccを、より高い駆動電圧Vに電圧変換する昇圧回路として機能する。また、DDC7は、マイコン6から出力されるDDCコントロール信号(DDC control)によってオン/オフ制御がされる。
DDC7の出力ノードは、スイッチ回路S,Sの一端に接続されている。スイッチ回路S,Sの一端は接地ノードGNDに接続されている。また、スイッチ回路Sとスイッチ回路S、スイッチ回路Sとスイッチ回路Sとは、それぞれノードA,Bで互いに接続されている。そして、ノードAとノードBとの間に、電磁弁2が接続されている。
スイッチ回路S,Sは、マイコン6から出力される通電制御信号φにより開閉制御される。すなわち、通電制御信号φがHレベルのときにスイッチ回路S,Sは導通状態となり、通電制御信号φがLレベルのときにスイッチ回路S,Sは遮断状態となる。同様に、スイッチ回路S,Sは、マイコン6から出力される通電制御信号φにより開閉制御される。通電制御信号φがHレベル、通電制御信号φがLレベルのとき、電磁弁2には開方向に電流が流れて電磁弁2が開弁する。逆に、通電制御信号φがLレベル、通電制御信号φがHレベルのとき、電磁弁2には閉方向に電流が流れて電磁弁2が閉止する。通電制御信号φ、通電制御信号φがともにLレベルのとき、電磁弁2には通電されず弁の状態は保持される。
基準電圧回路8は、電源電圧Vccが印加されると、一定の基準電圧Vc1を生成してマイコン6に出力する。この基準電圧回路8としては、例えば、図1(b)に示したようなバンドギャップ基準電圧回路を使用することができる。
駆動電圧分圧回路9は、2つの抵抗R,Rにより構成されている。抵抗R,Rは、DDC7の出力側ノードと接地ノードGNDとの間に直列接続されている。抵抗R,Rの接続ノードの電圧Vc2は駆動分圧電圧として、マイコン6に入力される。
電源側蓄電手段であるコンデンサCは電池5の両極に接続されている。また、駆動側蓄電手段であるコンデンサCは、DDC7の出力側に、駆動回路3と並列に接続されている。
図2は図1のマイコン6の機能構成を表した図である。マイコン6は、通電制御部11、駆動電圧測定部13、電源電圧測定部14、電池電圧メモリ15、クロック発生器16、タイマ17、OR回路18、及び抵抗R11,R12により構成される分圧回路19を備えている。
通電制御部11は、外部から入力される開閉制御信号COMに応じて、駆動回路3における通電方向の切り替え制御及び遮断制御を行う。通電制御部11は、開閉制御信号COMとして開弁指令が入力された場合には、駆動電圧測定部13に対して開弁指令を出力するとともに、DDCコントロール信号(DDC control)によってDDC7をオン状態とする。また、開閉制御信号COMとして閉止指令が入力された場合には、OR回路18に対して閉止指令のパルス(Hレベルのパルス)を出力する。
駆動電圧測定部13は、通電制御部11から開弁指令が入力された場合、駆動電圧分圧回路9が出力する駆動分圧電圧Vc2と、分圧回路19が基準電圧Vc1を分圧して生成する閾値電圧VTHとを比較する。そして、駆動分圧電圧Vc2が閾値電圧VTHよりも低い場合には通電制御信号φとしてLレベルを出力し、駆動分圧電圧Vc2が閾値電圧VTHを超えたときに、通電制御信号φとしてHレベルのパルスを出力する。
電源電圧測定部14は、基準電圧回路8から入力される基準電圧Vc1と、コンデンサCに加わる電圧との差電圧を検出する。そして、この差電圧が所定の閾値以下のときにはOR回路18に対して閉止指令のパルス(Hレベルのパルス)を出力する。
OR回路18は、通電制御部11の出力と電源電圧測定部14の出力との論理和を、通電制御信号φとしてスイッチ回路S,Sに出力する。
電池電圧メモリ15は、電源電圧測定部14が検出した差電圧の値を一時的に保持するためのシフトレジスタである。クロック発生器16は、一定の周期のクロックを発生する。タイマ17は、クロック発生器16が生成するクロックをカウントし、一定の時間ごとに検出パルスSを出力する。
図3は図2の電源電圧測定部14の機能構成を表す図である。電源電圧測定部14は、AD変換器(以下、「ADC」という。)22、デジタル・コンパレータ23,24、及びOR回路25を備えている。
ADC22は、検出パルスSの立ち上がりで、基準電圧Vc1をラッチしてこれをAD変換し、デジタル・コンパレータ23,24及び電池電圧メモリ15に出力する。なお、ADC22は、アナログ入力端子Ainに基準電圧Vc1が入力され、参照電圧入力端子VRに電源電圧Vccが入力されている。従って、デジタル出力Doutのフルスケールは、電源電圧Vccとなる。例えば、電源電圧Vccが3V,基準電圧Vc1が1.5V、ADC分解能が100と仮定すれば、デジタル出力値は50となる。この状態で、電源電圧Vccが2Vに低下した場合、基準電圧Vc1は1.5Vに保たれているため、デジタル出力値は75となる。このように、電源電圧の低下に伴ってデジタル出力値は増加する。これにより、デジタル出力値を参照して電源電圧Vccの変化を検知することが可能となる。
電池電圧メモリ15は、内部にメモリ・セルM1,M2を備えている。検出パルスSの立ち上がりで、メモリ・セルM1に記憶されている値をメモリ・セルM2にシフトする。メモリ・セルM2の記憶値は、デジタル・コンパレータ24に出力される。そして、電池電圧メモリ15は、検出パルスSの立ち下がりで、ADC22の出力をメモリ・セルM1にラッチする。
デジタル・コンパレータ23は、ADC22のデジタル出力値と所定のデジタル閾値とを比較して、前者が後者よりも小さい場合(すなわち、電源電圧が所定の電源電圧閾値を超えていない場合)にはLレベルを、前者が後者よりも大きい場合(すなわち、電源電圧が所定の電源電圧閾値を超えた場合)にはHレベルのパルスをOR回路25に出力する。これにより、電池5が消耗して電源電圧Vccが所定の電源電圧閾値を下回った場合に閉止指令パルスが出力される。
また、デジタル・コンパレータ24は、電池電圧メモリ15のメモリ・セルM2の記憶値に所定の変化閾値を加えた値とADC22の出力値とを比較して、前者が後者よりも大きい場合にはLレベルを、前者が後者よりも小さい場合にはHレベルのパルスをOR回路25に出力する。これにより、電池5が外れた場合などに電源電圧Vc1/Vccの値が変化閾値を超えて急激に増加した場合に閉止指令パルスが出力される。
以上のように構成された本実施例に係る電磁弁制御装置1について、以下その動作を説明する。図4は電磁弁制御装置1の各信号の変化をあらわすタイム・チャートである。
電池5により電源電圧Vccがマイコン6に印加されているとき、タイマ17から検出パルスSが常に一定の時間間隔で出力されている。このとき、駆動回路3の各スイッチ回路S,S,S,Sは全て遮断状態である。
時刻tに、マイコン6に対して外部から開閉制御信号COMとして開弁指令が入力されたとする。このとき、通電制御部11は、駆動電圧測定部13に対して開弁指令を出力するとともに、DDCコントロール信号(DDC control)によりDDC7をオン状態とする。これにより、コンデンサCへの充電が開始され、駆動電圧Vが上昇し始める。これに伴って、駆動分圧電圧Vc2も上昇する。時刻tにおいて、駆動分圧電圧Vc2が閾値電圧VTHに到達する。そうすると、駆動電圧測定部13は、通電制御信号φとして、時刻tからtにかけてのパルスを出力する。この通電制御信号φにより、スイッチ回路S,Sが閉状態となり、電磁弁2には開方向の電流が流れ開弁する。また、これにより、コンデンサCは放電するので、駆動電圧V及び駆動分圧電圧Vc2は低下する。
このように、駆動分圧電圧Vc2が閾値電圧VTHに到達してから電磁弁2に通電することにより、開弁時には電磁弁2の開弁駆動に十分な電荷がコンデンサCに充電されていることが保証される。
時刻tの経過後、通電制御信号φが再びLレベルに戻ると、DDC7によりコンデンサCの充電が行われて、駆動電圧V及び駆動分圧電圧Vc2は上昇し、最終的にはある一定の電圧に昇圧される。
次に、時刻tにおいて、マイコン6に対して外部から開閉制御信号COMとして閉止指令が入力されたとする。このとき、通電制御部11は、OR回路18を介してスイッチ回路S,Sに対し通電制御信号φのパルスを出力する。また、これとともに、DDCコントロール信号(DDC control)によりDDC7をオフ状態とする。これにより、通電制御信号φがHレベルの期間(時刻t〜tの期間)、スイッチ回路S,Sが導通状態となり、電磁弁に閉方向の電流が通電し電磁弁が閉止する。また、コンデンサCは放電するので、駆動電圧Vは下降する。時刻tを過ぎて通電制御信号φがLレベルに戻った後も、DDC7はオフ状態であるためコンデンサCは充電されない。従って、コンデンサCに蓄電された電荷は、抵抗R,Rを通って放電され、駆動電圧V及び駆動分圧電圧Vc2は低下する。このように、電磁弁2が閉止しているときには、コンデンサCへの充電を停止することにより、無駄な消費電力を抑えることができる。
次に、時刻tにおいて、再びマイコン6に対して外部から開閉制御信号COMとして開弁指令が入力されたとする。このときも、通電制御部11は、駆動電圧測定部13に対して開弁指令を出力するとともに、DDCコントロール信号(DDC control)によりDDC7をオン状態とする。これにより、コンデンサCへの充電が開始され、駆動電圧Vが上昇し始める。これに伴って、駆動分圧電圧Vc2も上昇する。時刻tにおいて、駆動分圧電圧Vc2が閾値電圧VTHに到達する。そうすると、駆動電圧測定部13は、通電制御信号φとして、時刻tからtにかけてのパルスを出力する。この通電制御信号φにより、スイッチ回路S,Sが閉状態となり、電磁弁2には開方向の電流が流れ開弁する。また、これにより、コンデンサCは放電するので、駆動電圧V及び駆動分圧電圧Vc2は低下する。
時刻tの経過後、通電制御信号φが再びLレベルに戻ると、DDC7によりコンデンサCの充電が行われて、駆動電圧V及び駆動分圧電圧Vc2は上昇する。
ここで、上記説明においては説明を省略したが、電源電圧測定部14は、検出パルスSの立ち上がりごとに、電源電圧Vccと基準電圧Vc1との差電圧Vcc−Vc1をサンプリングして、デジタル値として電池電圧メモリ15に記憶する。電池電圧メモリ15には、1回前の検出パルスSの立ち上がりにおける差電圧Vcc−Vc1までが保持されている。
図4において、時刻tにおいて、検出パルスSが立ち上がる。このとき、電源電圧測定部14は差電圧Vcc−Vc1をサンプリングして電池電圧メモリ15に記憶する。そして、次の検出パルスSが立ち上がる前の時刻t10において、電池5が外れたとする。これにより、電池5からの給電は停止されるため、コンデンサCに蓄電された電荷が、マイコン6、DDC7、及び基準電圧回路8のバックアップ電源として働くこととなる。マイコン6やDDC7等の電力消費により、コンデンサCの電源電圧Vccは徐々に低下する。そして、時刻t12において電源電圧測定部14は、再び差電圧Vcc−Vc1をサンプリングする。そして、デジタル・コンパレータ24は、電池電圧メモリ15に保持されている1回前の検出パルスSの立ち上がりにおける差電圧と、今回検出された差電圧に所定の変化閾値を加えた値とを比較する。コンデンサCの電源電圧Vccは低下しているため、この場合には前者が後者よりも小さいと判定される。従って、電源電圧測定部14は、Hレベルの閉止指令のパルスをOR回路18に出力する。このパルスは、通電制御信号φとしてOR回路18からスイッチ回路S,Sに出力される。スイッチ回路S,Sは、通電制御信号φがHレベルの期間(時刻t11〜t12の期間)、導通状態となり、コンデンサCに蓄電されている電荷が電磁弁2を閉方向に流れる。これにより、電磁弁2は閉止される。
以上のようにして、本実施例の電磁弁制御装置1によれば、電池外れを検出して確実に電磁弁2を閉止することができる。
なお、本実施例に係る電磁弁制御装置1は、第1に、電磁弁2を駆動するための駆動回路3のバックアップ電源をコンデンサCとし、マイコン6やDDC7のバックアップ電電をコンデンサCとして、各バックアップ電源を分離している点に特徴がある。これにより、マイコン6やDDC7の消費電力は小さいため、常時蓄電される必要があるコンデンサCには小容量のものを使用することができる。従って、漏電による電力消費も極力小さくすることができる。
また、第2に、コンデンサCに充電する回路に昇圧回路(DDC7)を使用した点に特徴がある。このように、コンデンサCの駆動電圧Vを電源電圧Vccよりも高くすれば、コンデンサCには静電容量が比較的小さいものを使用することができる。従って、回路の小型化、低コスト化を図ることができる。
そして、第3に、電磁弁2の閉止時には昇圧回路(DDC7)をオフ状態としてコンデンサCの充電を停止することによって、無駄な電力消費を抑えている点に特徴がある。これにより、回路の低消費電力化が図られ、電池寿命を延ばすことが可能となる。
図5は本発明の実施例2に係る電磁弁制御装置の全体の回路構成を表す図である。図5において、図1と同様の構成については、同符号を付している。本実施例の電磁弁制御装置1’の特徴は、開方向の通電を行うためのスイッチ回路S2に対する給電を、DDC7が出力する駆動電圧Vではなく、電源電圧Vccを直接使用している点にある。
開方向の通電に関しては、電池の消耗や電池外れにより十分な電源電圧が得られないことにより電磁弁2が開弁しなくても、使用者が電池5を交換すれば足りることであり、大きな実害は生じない。むしろ、開方向の通電時には電源電圧Vccを使用すれば、図4に示したような開弁時にコンデンサCに充電するための待ち時間(時刻t〜t,t〜t)が不要となり反応よく電磁弁2を開弁することが可能となり、また、昇圧回路(DDC7)は急速に昇圧する必要はないため、昇圧回路の昇圧時間の遅いものを使用することができ低コスト化が図られるなど、メリットが大きい。
図6は本発明の実施例3に係る電磁弁制御装置の全体の回路構成を表す図である。図6において、図1と同様の構成については、同符号を付している。本実施例の電磁弁制御装置1”の特徴は、基準電圧回路8に電源電圧Vccを給電するライン上に、スイッチ回路Sを設け、前記タイマ17が発生する検出パルスSがHレベルのときのみ、スイッチ回路Sを導通状態として基準電圧回路8に給電する構成とした点にある。
このように、基準電圧回路8を使用しない時間帯には、給電を停止することで、より一層の省電力化を図ることが可能となる。
本発明の実施例1に係る電磁弁制御装置の全体の回路構成を表す図である。 図1のマイコン6の機能構成を表した図である。 図2の電源電圧測定部14の機能構成を表す図である。 電磁弁制御装置1の各信号の変化をあらわすタイム・チャートである。 本発明の実施例2に係る電磁弁制御装置の全体の回路構成を表す図である。 本発明の実施例3に係る電磁弁制御装置の全体の回路構成を表す図である。 特許文献1に記載の電磁弁制御装置の回路構成を表す図である。 特許文献2に記載の電磁弁制御装置の回路構成を表す図である。 特許文献3に記載の電磁弁制御装置の回路構成を表す図である。 特許文献4に記載の電磁弁制御装置の回路構成を表す図である。
符号の説明
1,1’,1” 電磁弁制御装置
2 電磁弁
3 駆動回路
4 駆動制御回路
5 電池
6 マイコン
7 DC−DCコンバータ(DDC)
8 基準電圧回路
9 駆動電圧分圧回路
11 通電制御部
13 駆動電圧測定部
14 電源電圧測定部
15 電池電圧メモリ
16 クロック発生器
17 タイマ
18 OR回路
19 分圧回路
22 AD変換器(ADC)
23,24 デジタル・コンパレータ
25 OR回路
,S,S,S スイッチ回路
,C コンデンサ
,R,R,R,R 抵抗
,Q,Q トランジスタ
COM 開閉制御信号
DDC control DDCコントロール信号
検出パルス
cc 電源電圧
駆動電圧
c1 基準電圧
c2 駆動分圧電圧
TH 閾値電圧
φ,φ 通電制御信号

Claims (8)

  1. 自己保持型の電磁弁の開閉制御を行う電磁弁制御装置において、
    前記電磁弁の開方向又は閉方向へ通電し、若しくは前記電磁弁への通電を遮断する駆動回路と、
    外部から入力される開閉制御信号に応じて前記駆動回路における通電方向の切り替え制御及び遮断制御を行う通電制御部と、
    前記通電制御部に給電する電源に並列接続された電源側蓄電手段と、
    前記電源の電圧を昇圧して前記駆動回路に印加する昇圧回路と、
    前記昇圧回路の出力側に前記駆動回路に並列接続され、前記電磁弁の駆動電圧を保持する駆動側蓄電手段と、
    前記電源側蓄電手段に加わる電圧が所定の閾値以下のときに、前記駆動回路における電流方向を電磁弁の閉方向に切り替える制御を行う電源電圧監視制御手段と、
    を備えていることを特徴とする電磁弁制御装置。
  2. 前記電磁弁の開方向に通電する指令信号である開弁指令信号が前記通電制御部から入力された場合において、前記駆動側蓄電手段に加わる電圧が所定の閾値未満の場合には前記通電制御部の通電を遮断した状態を維持し、前記駆動側蓄電手段に加わる電圧が所定の閾値以上となった場合に、前記通電制御部に対して前記電磁弁を開弁させる方向へ通電する制御を行う駆動電圧監視制御手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の電磁弁制御装置。
  3. 所定の時間ごとにパルスを出力するタイマを備え、
    前記電源電圧監視制御手段は、前記タイマがパルスを出力したときに前記電源側蓄電手段に加わる電圧の検出を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の電磁弁制御装置。
  4. 前記電源電圧監視制御手段は、
    電源電圧以下の一定の基準電圧を生成する基準電圧回路と、
    前記基準電圧と前記電源側蓄電手段に加わる電圧との差電圧を検出し、当該差電圧が所定の閾値以下のときに前記駆動回路における電流方向を電磁弁の閉方向に切り替えるためのパルスを出力する電源電圧測定部と、
    を備えていることを特徴とする請求項3記載の電磁弁制御装置。
  5. 前記電源電圧監視制御手段は、前記タイマがパルスを出力したときに前記電源から前記基準電圧回路へ給電する給電スイッチを備えていることを特徴とする請求項4記載の電磁弁制御装置。
  6. 前記電源電圧監視制御手段は、電源電圧メモリを備え、
    前記電源電圧測定部は、前記タイマがパルスを出力したときに前記基準電圧と前記電源側蓄電手段に加わる電圧との差電圧を検出してその検出値を前記電源電圧メモリに記憶させるとともに、当該検出値と前回の検出時に前記電源電圧メモリに記憶された検出値との差電圧を演算し、その差電圧の絶対値が所定の閾値を超えたときには前記駆動回路における電流方向を電磁弁の閉方向に切り替える制御を行うことを特徴とする請求項4又は5記載の電磁弁制御装置。
  7. 前記駆動回路は、前記電磁弁に開方向の電流を通電する場合は、前記電磁弁に対して前記電源の電圧を直接印加することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一記載の電磁弁制御装置。
  8. 前記通電制御部は、外部から待機指令信号が入力された場合には、前記昇圧回路の動作を停止させ、前記駆動側蓄電手段に対する充電を停止する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一記載の電磁弁制御装置。




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