JP2009058086A - 電磁弁制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池の給電能力が低下した場合にも、電磁弁の開閉制御時に回路が停止する事態を回避できる電磁弁制御装置を提供する。
【解決手段】電磁弁の通電切換を行うことにより電磁弁を駆動する電磁弁駆動回路2と、電磁弁の開閉制御を行う開閉制御回路3を、電池Eの両極端子に並列に接続する。また、開閉制御回路3の電源端子3aと電池Eとの間に、単方向通電回路5を介設する。単方向通電回路5は、電池Eから電源端子3aへの一方向にのみ通電しその逆方向には通電しない回路である。また、開閉制御回路3の電源端子3aと接地端子3bとの間に蓄電回路6を接続する。これにより、電磁弁の駆動時に一時的に電源電圧Vccが低下しても開閉制御回路3の電源電圧VDDは維持され、開閉制御回路3が停止する事態を回避できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池で駆動される自己保持型の電磁弁の開閉制御を行う電磁弁制御装置に関し、特に、電磁弁の駆動時に電池電圧の低下により回路が停止することのない電磁弁制御装置に関する。
自己保持型の電磁弁は、トイレの便器に付設された自動水洗装置の開閉弁、自動手洗い装置の開閉弁、浴室のミスト・サウナ装置(例えば、特許文献10参照)のミスト噴射を発停する開閉弁などとして、広く利用されている。特に、自己保持型の電磁弁は、開閉状態の切り替え時にしか電力を消費しないため、消費電力がきわめて少ないことから、電池を電源とする機器において多く使用されている。
かかる自己保持型の電磁弁は、例えば、特許文献11,非特許文献1などに示されている。図8に、自己保持型の電磁弁100の動力発生部の基本的な構造を示す(非特許文献1参照)。電磁弁100の動力発生部は、円筒形状の筒箱101を備え、筒箱101の一端に円環状の永久磁石102が付設されている。また、永久磁石102の中央の円孔から筒箱101の筒内一端にかけて、固定鉄心103が貫設されている。また、筒箱101の外周には、筒箱101の筒内に磁界を発生させるためのコイル104が巻装されている。一方、筒箱101の他端は解放端とされている。そして、この解放された筒内には、解放端から挿出自在に、円柱形状の可動鉄心105が挿設されている。この可動鉄心105は開閉弁の弁体(図示せず)に接続される。また、この解放された端部には、スプリング106が固定されており、可動鉄心105はスプリング106によって抜出方向に付勢されている。
コイル104に通電する電流は駆動回路107から供給される。駆動回路107は電池108の給電によって動作し、コイル104に供給する電流の通断を行うとともに、電流方向の切り替えも行う。
図8(a)において、スイッチAを導通とし、スイッチBを遮断とした状態では、駆動回路107からコイル104に電流Iが供給される。このとき、筒箱101の筒内にコイルの磁界が形成され、可動鉄心105を可動鉄心105から離す方向に磁力F(図8(a)の矢印F)が働く。従って、固定鉄心103には、この磁力Fにスプリング106の弾性力fを加えた力が、可動鉄心105を固定鉄心103から離す方向に働く。この力は、永久磁石102が可動鉄心105を引き寄せる磁力Fを上回り、可動鉄心105はF=F+f−F(図8(a)の矢印F)の力で固定鉄心103から引き離される。
可動鉄心105が固定鉄心103から離れた状態で、スイッチAを遮断とすると、可動鉄心105はスプリング106の弾性力fにより離れた状態に維持される。
一方、図8(b)のように、スイッチBを導通とし、スイッチAを遮断とした状態では、駆動回路107からコイル104に、電流Iとは逆向きの電流Iが供給される。そして、筒箱101の筒内にコイルの磁界が形成され、可動鉄心105を固定鉄心103に引きつける方向に磁力F(図8(b)の矢印F)が働く。従って、可動鉄心105には、この磁力Fに永久磁石102の磁力Fを加えた力が、可動鉄心105を固定鉄心103に引きつける方向に働く。この力は、スプリング106の弾性力fを上回り、可動鉄心105はF=F−f+F(図8(b)の矢印F)の力で固定鉄心103に吸着される。
可動鉄心105が固定鉄心103に吸着した状態で、スイッチBを遮断とすると、可動鉄心105は永久磁石102の磁力により吸着状態を維持する。
上述のような、電池で駆動される自己保持型の電磁弁の開閉制御を行う電磁弁制御装置としては、特許文献1〜9に記載のものが公知である。
一例として、図9に、特許文献1に記載の電磁弁制御装置を示す。図9において、自己保持型の電磁弁100は、駆動回路120により駆動される。また、駆動回路120は、電磁弁制御装置121によって制御される。また、駆動回路120及び電磁弁制御装置121は、電池122から給電される電力によって動作する。
駆動回路120は、スイッチ回路S〜Sを備えている。また、電磁弁制御装置121は、マイコン123、昇圧回路124、基準電圧回路125、コンデンサC,C、及び分圧抵抗R,Rを備えている。
電池122の電力は、電磁弁制御装置121のマイコン123及び昇圧回路124に供給される。昇圧回路124は、電磁弁100を開閉駆動するのに充分な電圧まで、電池122の電圧を昇圧し、高圧電源ノード126に出力する。
高圧電源ノード126と、電池122の負極が接続された接地ノード127との間には、スイッチ回路S,S、及びスイッチ回路S,Sがそれぞれ直列に接続されている。電磁弁100が、スイッチ回路S及びSの接続点Pとスイッチ回路S及びSの接続点Qとの間に接続されている。
マイコン123は、電磁弁100を開弁するときには、スイッチ回路S,Sを遮断とした状態で、スイッチ回路S,Sを一定期間だけ導通とする。また、電磁弁100を閉止するときには、スイッチ回路S,Sを遮断とした状態で、スイッチ回路S,Sを一定期間だけ導通とする。これにより、電磁弁100の開閉制御がされる。
特許文献2,3に記載の電磁弁制御装置は、昇圧回路の位置が、電池の正極ノードとマイコンの電源ノードとの間に位置する以外は、基本的構成は図9と同様である。
また、特許文献4−9に記載の電磁弁制御装置は、昇圧回路を有していない点以外は、基本的構成は図9と同様である。
特開2005−248988号公報 特開2000−283326号公報 特開平10−306884号公報 特開2000−274553号公報 特開2000−230662号公報 特開2004−68969号公報 特開2001−15334号公報 特開2000−266220号公報 特開2000−65234号公報 特開2005-118452号公報 特開2007-040389号公報 クロマニューマティクス株式会社,「小型真空用直動形電磁弁 VA01series」カタログ,[online],2006年3月,[平成19年8月5日検索],クロマニューマティクス株式会社,インターネット〈URL:http://www.product-search.jp/HTML/477/Product/10080.html〉
上記従来の電磁弁制御装置では、マイコンの電源端子は、昇圧回路の電源入力端子又は電磁弁の電源端子と共通のノードに接続されている。この場合、電磁弁を開閉する際に、電磁弁のコイルに通電がされると、電磁弁の電源端子又は昇圧回路の電源入力端子に大きな電流が流れる。それに伴って、電源電圧の一時的な低下が生じる(例えば、特許文献2の図10、特許文献8の図5、特許文献9の図5,図7,図15,図19参照)。電池の給電容量に充分な余裕がある場合には電源電圧の低下は小さく問題とはならない。しかし、電池が消耗するなどして充分な給電容量の余裕がない場合には、電磁弁を開閉する際の電源電圧が一次的に大きく低下する。特に、電池の寿命が近づいて電池の給電能力が低下している場合には、昇圧回路の作用により電流が増えるためにこのコイル通電時の電圧低下量は無視できないほど大きくなる。
このように、電磁弁の電源端子又は昇圧回路の電源入力端子の電圧の低下が生じると、マイコンの電源端子の電圧も同時に低下する。この電源電圧の低下量が大きくなると、マイコンの電源端子の電圧がマイコンの最低動作電圧を下回り、マイコンが停止することがある。マイコンが停止すると、電磁弁の開閉を行うことができなくなり、不都合が生じる。
そこで、本発明の目的は、電池の給電能力が低下した場合にも、電磁弁の開閉制御時に回路が停止する事態を回避できる電磁弁制御装置を提供することにある。
電磁弁制御装置に係る本発明の第1の構成は、電池で駆動される自己保持型の電磁弁の開閉制御を行う電磁弁制御装置であって、
電源及び接地端子が前記電池の両極端子に前記電磁弁と並列に接続された、前記電磁弁の開閉制御を行う開閉制御回路と、
前記電池と前記開閉制御回路の電源端子との間に介設され、前記電池から前記電源端子への一方向にのみ通電しその逆方向には通電しない単方向通電手段と、
前記開閉制御回路の電源端子と接地端子との間に接続された蓄電手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、電磁弁の駆動時に一時的に電池電圧が低下した場合、単方向通電手段によって開閉制御回路の電源端子から電池への電流は遮断され、蓄電手段は低下前の電池電圧を保持して開閉制御回路に給電する。従って、電磁弁の駆動時に一時的に電池電圧が低下した場合でも、開閉制御回路の電源電圧は蓄電手段によって補償される。従って、電磁弁の駆動時に開閉制御回路の電源電圧が最低動作電圧を下回る事態は回避することができる。
ここで、「自己保持型の電磁弁」とは、ラッチング型ソレノイドを使用して開弁時及び閉止時のみ通電をして弁の開閉を行うように構成された電磁弁をいう。
「単方向通電手段」としては、ダイオード、ダイオード接続されたトランジスタ、スイッチング回路、トライアック、整流回路等を使用することができるが、回路構造を最も簡単にするという観点からは、「単方向通電手段」としてダイオードやダイオード接続されたトランジスタを使用することが好ましい。
また、「蓄電手段」としては、コンデンサや二次電池などを使用することができるが、回路構造を最も簡単にするという観点からは、「蓄電手段」としてコンデンサを使用することが好ましい。
電磁弁制御装置に係る本発明の第2の構成は、前記第1の構成において、電池から給電される電源電圧を昇圧し、電磁弁を駆動するための駆動電圧を発生する昇圧回路を備え、
前記開閉制御回路は、電源及び接地端子が、前記昇圧回路及び前記電磁弁と並列に、前記電池の両極端子に接続されていることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、開閉制御回路を電池に対して電磁弁駆動回路と並列接続し、電池と開閉制御回路の電源端子との間に単方向通電手段を直列接続するとともに、開閉制御回路の電源端子と接地端子との間に蓄電手段を接続したことにより、電磁弁の駆動時に一時的に電池電圧が低下した場合でも、開閉制御回路の電源電圧は蓄電手段によって補償される。従って、電磁弁の駆動時に開閉制御回路の電源電圧が最低動作電圧を下回る事態は回避することができ、開閉制御回路の停止を回避することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る電磁弁制御装置の基本構成を表すブロック図である。電磁弁制御装置1は、基本構成として、電磁弁駆動回路2、開閉制御回路3、昇圧回路4、単方向通電回路5、及び蓄電回路6を備えている。この電磁弁制御装置1は、電池Eから給電され、図8に示したような自己保持型の電磁弁の開閉制御を行う。
電磁弁駆動回路2は、電池で駆動される自己保持型の電磁弁の通電方向の切換を行うことにより、電磁弁を開閉駆動する駆動回路である。開閉制御回路3は、前記電磁弁駆動回路2の制御を行う回路である。開閉制御回路3は、外部入力端子COMから入力される開閉制御信号に従って電磁弁の開閉制御を行う他に、電池Eの消耗による電圧低下に伴って自動的に電磁弁を閉止する制御も行う。
昇圧回路4は、電池Eから給電される電源電圧Vccを昇圧し、電磁弁を駆動するための駆動電圧Vを所定以上の電圧で安定して発生する。昇圧回路4の電源入力端子4aは、電池Eの正極が接続された電源電圧ノード7に接続され、昇圧回路4の昇圧電圧出力端子4bは、電磁弁駆動回路2の給電端子2aが接続された駆動電圧ノード9に接続されている。
単方向通電回路5は、電源電圧ノード7と開閉制御回路3の電源端子3aが接続された制御回路電源ノード10との間に介設されている。この単方向通電回路5は、電源電圧ノード7から制御回路電源ノード10への一方向にのみ通電しその逆方向には通電しない単方向通電特性を有する回路である。蓄電回路6は、制御回路電源ノード10と電池Eの負極が接続された接地ノード8との間に接続されている。接地ノード8には、開閉制御回路3の接地端子3b、及び電磁弁駆動回路2の接地端子2bが共通に接続されている。
単方向通電回路5及び開閉制御回路3と、昇圧回路4及び電磁弁駆動回路2とは、図1に示したように、電池Eの両極間(電源電圧ノード7と接地ノード8との間)に並列に接続されている。
図2は、図1の電磁弁制御装置の具体的な回路構成を表す図である。図2において、図1と同一の部分については、同一符号を付してある。
本実施例においては、単方向通電回路5はダイオードDによって構成され、蓄電回路6はコンデンサCによって構成されている。また、昇圧回路4は、通常の直流−直流変換器(DDC)によって構成されている。
電磁弁駆動回路2は、自己保持型の電磁弁20のへ通電方向を切り替えるためのスイッチ回路S,S,S,Sを備えている。各スイッチ回路S,S,S,Sは、MOSFETなどによって構成される。スイッチ回路S及びスイッチ回路S、スイッチ回路S及びスイッチ回路Sは、それぞれ、駆動電圧ノード9と接地ノード8との間に直列に接続されている。以下、スイッチ回路Sとスイッチ回路Sとの共通接続ノードをノードP、スイッチ回路Sとスイッチ回路Sとの共通接続ノードをノードQとよぶ。
開閉制御回路3は、マイコン11、及び基準電圧回路12を備えている。
マイコン11は、スイッチ回路S,S,S,Sの切換制御と、昇圧回路4のオンオフ制御を行う。スイッチ回路S及びスイッチ回路Sは、マイコン11から出力される通電制御信号φによって通断制御がされ、スイッチ回路S及びスイッチ回路Sは、マイコン11から出力される通電制御信号φによって通断制御がされる。また、昇圧回路4は、マイコン11から出力されるDDCコントロール信号(DDC control)によってオン・オフが制御される。マイコン11の電源端子11aは制御回路電源ノード10に接続されており、マイコン11の接地端子11bは接地ノード8に接続されている。
基準電圧回路12は、バンドギャップ基準電圧回路を用いて構成されており、常に一定の電圧を出力する。この基準電圧回路12の電源端子は、制御回路電源ノード10に接続されている。基準電圧回路12が発生する一定の基準電圧VD1は、電池Eの電源電圧Vccの低下を判定するための基準電圧として、マイコン11に入力される。
図3は、図2の基準電圧回路12の回路構成を表す図である。基準電圧回路12は、定電流源J,抵抗R,R,R,及びトランジスタQ,Q,Qにより構成されている。これは、通常のバンドギャップ基準電圧回路である。
図4は、図2のマイコン11の機能構成を表すブロック図である。マイコン11は、クロック発生器13、タイマ14、電源電圧測定部15、及び通電制御部17を備えている。
クロック発生器13は一定周期のクロックを発生する。タイマ14は、クロック発生器13が発生するクロックをカウントして、一定時間ごとに検出パルスSを出力する。
電源電圧測定部15は、基準電圧回路12から入力される基準電圧VD1と、電源電圧ノード7の制御回路電源電圧VDDとの差電圧を検出する。そして、この差電圧が所定の閾値以下のときに、通電制御部17へ指令を出力する。
通電制御部17は、外部入力端子COMから入力される開閉制御信号SCOMに応じて、電磁弁駆動回路2の通電方向の切換制御及び遮断制御を行う。通電制御部17は、開閉制御信号SCOMとして開弁指令(電磁弁を開弁せよという指令)が入力された場合には、開弁指令のパルスを出力するとともに、DDCコントロール信号(DDC control)によって昇圧回路4をオン状態とする。また、開閉制御信号SCOMとして閉止指令(電磁弁を閉止せよという指令)が入力された場合には、閉止指令のパルス(Hレベルのパルス)を出力する。
図5は、図4の電源電圧測定部15の機能構成を表すブロック図である。電源電圧測定部15は、AD変換器21、デジタル・コンパレータ22、及びデジタル閾値記憶部26を備えている。
AD変換器21は、検出パルスSの立ち上がりで、基準電圧VD1をラッチしてこれをAD変換した値をデジタル・コンパレータ22に出力する。尚、AD変換器21は、アナログ入力端子Ainに基準電圧VD1が入力され、参照電圧入力端子VRに制御回路電源電圧VDDが入力される。従って、デジタル出力値Doutのフルスケールは、制御回路電源電圧VDDとなる。例えば、制御回路電源電圧VDDが3V,基準電圧VD1が1.5V、AD変換器21の分解能が100と仮定すれば、デジタル出力値Doutは50となる。この状態で、制御回路電源電圧VDDが2Vに低下した場合、基準電圧VD1は1.5Vで一定であるため、デジタル出力値Doutは75となる。このように、電源電圧の低下に伴ってデジタル出力値Doutは増加する。これにより、デジタル出力値Doutを参照して制御回路電源電圧VDDの電圧を検出することができる。
デジタル・コンパレータ22は、AD変換器21のデジタル出力値Doutと、デジタル閾値記憶部26に予め記憶されているデジタル閾値を比較して、前者が後者よりも小さい場合(すなわち、制御回路電源電圧VDDが所定の電源電圧閾値を下回っていない場合)には所定の電圧以上であるという情報を、前者が後者よりも大きい場合(すなわち、制御回路電源電圧VDDが所定の電源電圧閾値を下回った場合)には所定の電圧未満であるという情報を通電制御部17に出力する。これにより、電池Eが消耗等して制御回路電源電圧VDDが所定の電源電圧閾値を下回った場合、所定の電圧未満であるという情報が出力されることになる。
以上のように構成された本実施例に係る電磁弁制御装置1について、以下その動作を説明する。図6は、電磁弁制御装置1の各電圧信号、及び電源電圧Vcc,制御回路電源電圧VDD(制御回路電源ノード10の電圧)の変化を表すタイムチャートである。
電池Eにより電源電圧Vccが電源電圧ノード7に印加されると、ダイオードDを通してコンデンサCに電流が流れ、充電がされる。そして、制御回路電源電圧VDDは電源電圧Vccとほぼ同じとなり一定となる。
この状態では、マイコン11のタイマ14からは、検出パルスSが一定の周期で出力されている。また、初期状態では、電磁弁駆動回路2のスイッチ回路S,S,S,Sはすべて遮断状態である。
時刻tに、外部入力端子COMから、電磁弁の開弁を指示する開閉制御信号SCOMが入力されたとする。このとき、通電制御部17は、DDCコントロール信号(DDC control)によって昇圧回路4をオン状態とする。昇圧回路4をオン状態としてから所定時間経過後、通電制御信号φとして、時刻tからtにかけてのパルスを出力する。この通電制御信号φにより、時刻tからtにかけてスイッチ回路S,Sが導通し、電磁弁20のコイルには開弁方向の電流が流れて開弁する。このとき、電池電圧が低下するが、コンデンサCにより制御回路電源電圧VDDはほぼ一定で保持される。尚、一旦開弁すると、スイッチ回路S,Sが遮断されても電磁弁20の開弁状態は保持される。
次に、時刻tにおいて、外部入力端子COMから、電磁弁の閉止を指示する開閉制御信号SCOMが入力されたとする。このとき、通電制御部17は、スイッチ回路S,Sに一定時間のHレベルのパルスを通電制御信号φとして出力する。これにより、時刻tからtの通電制御信号φがHレベルである期間、スイッチ回路S,Sが導通し、電磁弁20のコイルには閉弁方向の電流が流れて閉弁する。このとき、電磁弁の仕様により昇圧は不要であるためDDCコントロール信号(DDC control)をオフすることで、無駄な電力消費を抑えている。
以上のような電磁弁制御装置1の動作において、電源電圧Vccは電磁弁20の開閉を行っている期間に電源電圧Vccが一時的に低下する。
具体的には、スイッチ回路S,S,S,Sが導通されて電磁弁20のコイルに急激に電流が流れたときには、電源電圧ノード7から駆動電圧ノード9へ流れる電流が、電池Eの給電能力を上回って一時的に増大するため、電源電圧Vccの一時的な低下が起こる(図6(d)の時刻t2,)。
かかる場合、電源電圧ノード7の電源電圧Vccが、制御回路電源ノード10の制御回路電源電圧VDDよりも一時的に低くなるが、単方向通電回路5(ダイオードD)によって制御回路電源ノード10から電源電圧ノード7への電流の逆流は防止される。そして、電源電圧Vccが制御回路電源電圧VDDよりも低い期間は、蓄電回路6(コンデンサC)がバックアップ電源として働き、安定してマイコン11に対する制御回路電源電圧VDDの供給が行われる(図6(e)参照)。従って、マイコン11の制御回路電源電圧VDDは、マイコン11の最低動作電圧よりも高い電圧に維持され、電磁弁の開閉時に電源電圧Vccの一時的な低下によってマイコン11が停止する事態を回避することができる。
図7は、本発明の実施例2に係る電磁弁制御装置1’の回路構成を表す図である。図7の回路図において、図2と共通する部分については同符号を付して説明は省略する。本実施例においては、単方向通電回路5を、MOSトランジスタQ及びコンパレータ30で構成した例を示した。
MOSトランジスタQは、電源電圧ノード7と制御回路電源ノード10との間に接続されている。また、コンパレータ30は、プラス側の入力端子が電源電圧ノード7、マイナス側の入力端子が制御回路電源ノード10に接続されている。電源電圧Vccが制御回路電源電圧VDDよりも高いときには、MOSトランジスタQが導通し、電源電圧ノード7と制御回路電源ノード10は接続される。電源電圧Vccが制御回路電源電圧VDDを下回ると、MOSトランジスタQが遮断され、電源電圧ノード7と制御回路電源ノード10が完全に切り離される。これにより、制御回路電源ノード10から電源電圧ノード7へ電流が逆流するのが防止され、制御回路電源電圧VDDは、マイコン11の最低動作電圧よりも高い電圧に維持される。
本発明の実施例1に係る電磁弁制御装置の基本構成を表すブロック図である。 図1の電磁弁制御装置の具体的な回路構成を表す図である。 図2の基準電圧回路12の回路構成を表す図である。 図2のマイコン11の機能構成を表すブロック図である。 図4の電源電圧測定部15の機能構成を表すブロック図である。 電磁弁制御装置1の各電圧信号、及び電源電圧Vcc,制御回路電源電圧VDD(制御回路電源ノード10の電圧)の変化を表すタイムチャートである。 本発明の実施例2に係る電磁弁制御装置1’の回路構成を表す図である。 自己保持型の電磁弁100の動力発生部の基本的な構造を示す図である。 特許文献1に記載の電磁弁制御装置の回路構成を表す図である。
符号の説明
1 電磁弁制御装置
2 電磁弁駆動回路
2a 給電端子
2b 接地端子
3 開閉制御回路
3a 電源端子
3b 接地端子
4 昇圧回路
4a 電源入力端子
4b 昇圧電圧出力端子
5 単方向通電回路
6 蓄電回路
7 電源電圧ノード
8接地ノード
9 駆動電圧ノード
10 制御回路電源ノード
11 マイコン
11a 電源端子
11b 接地端子
12 基準電圧回路
13 クロック発生器
14 タイマ
15 電源電圧測定部
17 通電制御部
20 電磁弁
21 AD変換器
22 デジタル・コンパレータ
26 デジタル閾値記憶部
30 コンパレータ
E 電池
コンデンサ
COM 外部入力端子
COM 開閉制御信号
,S,S,S スイッチ回路
,R,R 抵抗
定電流源
,Q,Q トランジスタ
ダイオード
φ 通電制御信号
φ 通電制御信号
cc 電源電圧
DD 制御回路電源電圧
駆動電圧
D1 基準電圧
TH 閾値電圧
out デジタル出力値
DDC control DDCコントロール信号

Claims (2)

  1. 電池で駆動される自己保持型の電磁弁の開閉制御を行う電磁弁制御装置であって、
    電源及び接地端子が前記電池の両極端子に前記電磁弁と並列に接続された、前記電磁弁の開閉制御を行う開閉制御回路と、
    前記電池と前記開閉制御回路の電源端子との間に介設され、前記電池から前記電源端子への一方向にのみ通電しその逆方向には通電しない単方向通電手段と、
    前記開閉制御回路の電源端子と接地端子との間に接続された蓄電手段と、
    を備えたことを特徴とする電磁弁制御装置。
  2. 電池から給電される電源電圧を昇圧し、電磁弁を駆動するための駆動電圧を発生する昇圧回路を備え、
    前記開閉制御回路は、電源及び接地端子が、前記昇圧回路及び前記電磁弁と並列に、前記電池の両極端子に接続されていること
    を特徴とする請求項1記載の電磁弁制御装置。
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