JP5040018B2 - 燃料電池電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は燃料電池電源装置に関し、特に燃料電池を電源としてこれを電圧変換装置と組み合わせることにより負荷に対して所定電圧の電力を供給するものとして有用なものである。
燃料電池の出力電圧は負荷電流の増減に伴って変動する。このため、燃料電池を電子機器類の電源として用いる場合には、この燃料電池の出力をDC/DCコンバータ等の電圧変換装置に入力し、この電圧変換装置の出力電圧を一定に制御して負荷となる前記電子機器類に供給している(例えば、特許文献1参照)。
ところで、燃料電池から電力を得るために燃料電池に燃料ガスの導入を開始すると、燃料電池の出力端に電位差が発生する。このとき、燃料電池の出力端が電圧変換装置の入力端に接続されていると燃料電池の出力によって電圧変換装置に含まれるコンデンサが充電されるので、燃料電池から電圧変換装置にラッシュカレントが流出する。このように燃料電池からラッシュカレントが流出すると燃料電池の出力電圧に大きな変動を生起し、場合によっては、燃料電池が転極を起こし、その劣化の原因となる。
電源としての燃料電池と電圧変換装置としての昇圧チョッパとを組み合わせた電変換装置におけるラッシュカレントを防止する公知技術として特許文献2が存在する。
特許文献2は、図13に示すように、インバータ02の前段に電圧変換装置である昇圧チョッパ03を組み合わせるとともに、燃料電池01を電源として用いる電変換装置を開示するものである。この電変換装置では、昇圧チョッパ03の出力側のコンデンサCに対して充電専用の初期充電回路010を別途設け、燃料電池01の起動時の燃料ガスの導入に先立って前記初期充電回路010を介して電力系統04からコンデンサCを充電することにより燃料電池01の発電開始に伴うコンデンサCへの突入電流及び突入電流に起因する燃料電池01のガス欠状態の発生を防止するようにしたものである。
ところが、特許文献2の技術では、初期充電時のみに使用し、したがって使用頻度が少なく、しかも電力系統から電力を供給するように構成した初期充電回路010を別途設けているので、回路構成が複雑になるばかりでなく、使用効率を考慮した場合にはコストが割高なものとなるという問題を有している。また、昇圧チョッパ03等の電圧変換装置の入力側にもコンデンサを有する場合には、このコンデンサの充電電流に起因するラッシュカレントに対応できないという問題もある。すなわち、燃料電池の出力電圧が急激に変動し、その劣化の原因となる。ちなみに、最近の電圧変換装置では、出力側のみならず入力側にもコンデンサを設けたものが多い。
したがって、特許文献2に記載する電変換装置では電圧調整装置の入力側のコンデンサに対するラッシュカレントの防止に対処することはできない。
特願2004−063338号公報 特開平8−321319号公報
本発明は、上記従来技術に鑑み、電源としての燃料電池と電圧調整装置とを組み合わせた場合において、電圧調整装置におけるコンデンサに対するラッシュカレントを有効に防止するとともに燃料電池の出力電圧変動を抑制してその特性劣化を可及的に低減し得る燃料電池電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の第1の態様は、
燃料供給装置から燃料を供給されて発電する第1の電源である燃料電池と、この燃料電池を電源として負荷に印加する出力電圧を一定に制御するとともに入力側及び出力側にそれぞれ平滑用のコンデンサを備えた電圧変換装置とを有する燃料電池電源装置において、 前記電圧変換装置と前記負荷との間に配設され前記電圧変換装置に対して並列に接続された蓄電手段からなる第2の電源と、
前記第2の電源と前記電圧変換装置の出力側との間に配設したスイッチ手段と、
前記燃料電池から前記電圧変換装置に供給する電流を制限するよう前記燃料電池と前記電圧変換装置との間に配設されている電流緩衝回路と、
前記第2の電源から負荷に電流を供給したことを検出した時点で前記スイッチ手段をオンして前記電圧変換装置の出力側のコンデンサに充電電流を供給するとともに、その後前記燃料電池に対する燃料の供給を開始するよう前記燃料供給装置を制御する一方、前記燃料電池の出力電圧を検出してこの出力電圧が所定電圧に達したとき前記電流緩衝回路の電流制限機能を解除して前記燃料電池の出力電圧が前記電圧変換装置の入力側に直接印加されるよう前記電流緩衝回路を制御する制御手段とを有することを特徴とする燃料電池電源装置である。
本発明の第2の態様は、
第1の態様に記載する燃料電池電源装置において、
前記電流緩衝回路は、前記燃料電池の出力側と前記電圧変換装置の入力側との間に接続された第のスイッチング手段と、該第のスイッチング手段の前記燃料電池の出力側で前記燃料電池の出力側と接地との間に所定の抵抗を介して接続された第のスイッチング手段とを有するとともに、
前記制御手段は、初期状態においては前記第1のスイッチング手段をオン状態に制御する一方、前記燃料電池の出力電圧が第1の所定電圧に達した時点で前記第1のスイッチング手段をオフ状態に制御するとともに、前記第2のスイッチング手段が徐々にオン状態になるように制御するものであることを特徴とする燃料電池電源装置である。
本発明の第3の態様は、
第1の態様に記載する燃料電池電源装置において、
前記電流緩衝回路は、前記燃料電池の出力側と接地との間に接続された第3のスイッチング手段と、一端が前記第3のスイッチング手段に接続されるとともに他端が前記電圧変換装置の入力側に接続されている第4のスイッチング手段と、一端が前記燃料電池の出力側に接続されるとともに他端が前記電圧変換装置の入力側に接続されている第5のスイッチング手段とを有するとともに、
前記制御手段は、初期状態においては前記第3のスイッチング手段をオン状態に制御するとともに、前記燃料電池の出力電圧が第2の所定電圧に達した時点で前記第3のスイッチング手段をオフ状態にするとともに前記第4のスイッチング手段が徐々にオン状態になるように制御し、さらに前記燃料電池の出力電圧が第3の所定電圧に達した時点で前記第4のスイッチング手段をオフ状態にするとともに前記第5のスイッチング手段がオン状態になるように制御するものであることを特徴とする燃料電池電源装置である。
本発明の第4の態様は、
第1の態様に記載する燃料電池電源装置において、
前記電流緩衝回路は、一端が前記燃料電池の出力側に接続されるとともに他端が前記電圧変換装置の入力側に接続されている第9のスイッチング手段と、該第9のスイッチング手段よりも前記電圧変換装置の入力側で前記第9のスイッチング手段の他端と接地との間で相互に直列に接続された第8のスイッチング手段および第6のスイッチング手段と、一端が前記第9のスイッチング手段よりも前記燃料電池の出力側に接続され、他端が前記第8のスイッチング素子と第6のスイッチング素子との間に接続されて相互に並列に接続されている複数の抵抗を選択的に切り換えて全体の合成抵抗を変化させる第7のスイッチング手段とを有するとともに、
前記制御手段は、初期状態においては前記第6のスイッチング手段をオン状態に制御するとともに、前記燃料電池の出力電圧が第4の所定電圧に達した時点で前記第6のスイッチング手段をオフ状態に制御し、さらに前記第7のスイッチング手段を制御して前記合成抵抗を変化させることにより前記燃料電池の出力電圧を漸減させ、続いて前記出力電圧が第5の所定電圧に達した時点で前記第8のスイッチング手段が徐々にオン状態になるように制御するとともに前記出力電圧が第6の所定電圧に達した時点で前記第8のスイッチング手段をオフ状態にするとともに前記第9のスイッチング手段がオン状態になるように制御するものであることを特徴とする燃料電池電源装置である。
本発明の第5の態様は、
第2乃至第4の態様に記載する燃料電池電源装置において、
第2のスイッチング手段、第4のスイッチング手段及び第8のスイッチング手段はFETで形成するとともに、各FETのゲート電圧を抵抗及びコンデンサを含む時定数回路で徐々に変化させることにより前記第2のスイッチング手段、第4のスイッチング手段及び第8のスイッチング手段が徐々にオン状態になるように制御されるものであることを特徴とする燃料電池電源装置である。
本発明の第6の態様は、
第1の態様に記載する燃料電池電源装置において、
前記第2の電源と前記負荷との間に配設された抵抗の両端の電圧を比較することにより前記第2の電源から負荷に電流を供給したことを検出するとともにこの検出により得る電流検出信号により前記スイッチング手段をオンする電流検出器を具備するとともに、
前記制御手段は、前記電圧変換装置の出力電圧と第1の基準値とを比較して前記出力電圧が前記第1の基準値を超えた時点で前記燃料電池に対する燃料の供給を開始するよう前記燃料供給装置を駆動する第1の比較手段と、前記燃料電池の出力電圧と第2の基準値とを比較して前記出力電圧が前記第2の基準値を超えた時点で前記電流緩衝回路の電流制限機能を解除する第2の比較手段とを有することを特徴とする燃料電池電源装置である。
本発明の第7の態様は、
燃料供給装置から燃料を供給されて発電する第1の電源である燃料電池を電源として負荷に印加する出力電圧を一定に制御するとともに入力側及び出力側にそれぞれ平滑用のコンデンサを備えた電圧変換装置を有する燃料電池電源装置の制御方法において、
第2の電源から前記負荷に電流を供給したことを検出した時点でスイッチ手段をオンして前記電圧変換装置の出力側のコンデンサを充電するとともに、前記燃料供給装置を動作させて前記燃料電池に燃料を供給することにより発電を行なわせる一方、電流緩衝回路を介して前記燃料電池の出力電流を制限しながら前記電圧変換装置の入力側のコンデンサを充電する一方、前記燃料電池の出力電圧を検出してこの出力電圧が所定電圧に達したとき前記電流緩衝回路の電流制限機能を解除して前記燃料電池の出力電圧が前記電圧変換装置の入力側に直接印加されるように制御することを特徴とする燃料電池電源装置の制御方法である。
上記構成の本発明によれば、初期状態においては第2の電源から負荷に電流を供給するとともに、スイッチング手段を介して電圧変換装置の出力側のコンデンサを充電する一方、燃料電池に対する燃料の供給を開始して前記電変換装置の電源となる燃料電池による発電を開始するようにしたので、ラッシュカレントを有効に防止しつつ燃料電池の良好な起動を実現し得る。この際、ラッシュカレント防止のためには当該燃料電池電源装置に内蔵する第2の電源に蓄積する電力を利用するようにしたので、この部分に関する構成の簡素化及び低廉化を実現することができる。
さらに、燃料電池と電変換装置との間に電流緩衝装置を介在させ、燃料電池の起動時の発電電圧が十分大きくなった時点で燃料電池と電変換装置とを電力緩衝装置を介することなく直結するようにしたので、ラッシュカレント等、燃料電池の特性を劣化させる要素を排除しつつ燃料電池の良好な起動を行い得るばかりでなく、起動に続く定常時の合理的な運転も行い得る。

かくして、燃料電池の長寿命化を実現し得る。
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池電源装置を示すブロック線図である。同図に示すように、本形態に係る燃料電池電源装置は、燃料供給装置1から燃料を供給されて発電する第1の電源となる燃料電池2と、この燃料電池2を電源として負荷3に印加する出力電圧を一定に制御する電圧変換装置4とを基本的な構成要素とするものである。ここで、電圧変換装置4は、例えばDC/DCコンバータで好適に形成することができ、入力側及び出力側にそれぞれ平滑用のコンデンサCin,Coutを有している。
第2の電源5は電圧変換装置4と負荷3との間に、電圧変換装置4に対して並列になるようにノード7に接続してある。この結果、第2の電源5は負荷電流を検出する電流検出器8を介して負荷3に負荷電流を供給するとともにスイッチ手段9を介して電圧変換装置4の出力側のコンデンサCoutに充電電流を供給する。第2の電源5は、例えば蓄電器で好適に形成することができる。
電流緩衝回路6は、燃料電池2から電圧変換装置4に供給する電流を制限するよう燃料電池2と電圧変換装置4との間に配設されている。かかる電流緩衝回路6の具体的な構成は後に詳述する。
制御手段であるマイクロコントローラ10は第2の電源5から負荷に電流を供給したことを電流検出器8が検出した時点で第1のスイッチ手段9をオンして電圧変換装置4の出力側のコンデンサCoutに充電電流を供給するとともに、その後燃料電池2に対する燃料の供給を開始するよう燃料供給装置1を制御する。本形態においては、負荷3からもこれが駆動モードになったことを表わす情報がマイクロコントローラ10に供給される。具体的な前記情報の一例としては、負荷3における動作スイッチのオン状態を表わす信号を挙げることができる。
この結果、本形態における前記マイクロコントローラ10は、電流検出器8が負荷3への電流の供給を検出した時点、または負荷3が駆動モードになったことを表わす情報を検出した時点でスイッチ手段9をオンにして燃料供給装置1を駆動するようになっている。すなわち、両者のOR論理を採っている。ただ、このようにOR論理を採るように構成することは必須ではない。少なくとも、電流検出器8が負荷3への電流の供給を検出した時点で燃料供給装置1を駆動するようになっていれば良い。
なお、図1における短冊状の矢印はマイクロコントローラ10からの制御信号を、また点線の矢印は各部に対する電源をそれぞれ示している。ちなみに、当該燃料電池電源装置の起動モードにおいては第2の電源5が各部の電源となり、燃料電池2が定常発電モードとなった後、この燃料電池2が各部の電源となる。また、電圧変換装置4が動作後の電圧変換装置4の出力も各部の電源となる。さらに、燃料電池2の定常発電モードにおいて、第2の電源5は燃料電池2を電源として充電される。
かかる燃料電池電源装置の初期状態は次の通りである。
1) 負荷3が動作していない。
2) 燃料供給装置1が停止している。
3) 燃料電池2は発電を行っていない(燃料が供給されていない。)。
4) 電圧変換装置4は動作していない(電力が供給されていない。)。
5) 電流緩衝回路6は、燃料電池2の出力側を電流緩衝回路(回路内部の抵抗器)を介して短絡する経路(閉回路)を形成している。
6) スイッチ手段9は、電圧変換装置4の出力側とノード7間を電気的に遮断している(少なくとも、第2の電源5から電圧変換装置4への電流のリークや電圧の印加が抑止されている状態)。
7) 第2の電源5と負荷3とが電流検出器8を介して接続されている。
かかる初期状態から次のような手順で当該燃料電池電源装置は起動される。ここで、図2は図1に示す燃料電池電源装置の起動時の動作を示すフローチャートであるが、同図に基づき当該起動時の動作を順に説明する。
1) 負荷3が起動したことを検出する(ステップS1参照)。これは、負荷3に対する電流の供給を電流検出器8が検出した信号か、負荷3からの電力要求の信号がマイクロコントローラ10のOR論理回路に入力された時点で検出される。
2) マイクロコントローラ10がスイッチ手段9をオン状態とする信号を出力する(ステップS2参照)。スイッチ手段9がオン状態となることにより電圧変換装置4の出力側のコンデンサCoutに充電電流が供給される。
3) マイクロコントローラ10が燃料供給装置1を起動させるための信号を出力する(ステップS3参照)。この結果、燃料供給装置1から燃料を供給されて燃料電池2が発電を開始する。
4) マイクロコントローラ10に電流緩衝回路6から入力される電圧、すなわち燃料電池2の出力電圧が所定値を超えるか否かを判定する(ステップS4参照)。出力電圧が所定値を超えるまでは電流緩衝回路6により燃料電池2からの電流は制限される。
5) 上記4)で燃料電池2の出力電圧が所定値を超えたことが検出された場合には、マイクロコントローラ10が電流緩衝回路6の電流経路を切り換える信号を出力する(ステップS5参照)。
6) 上記5)における電流経路の切り換えに伴い、電流緩衝回路6における電流制限機能の解除にあらかじめ設定された遅延時間を置く(ステップS6参照)。この遅延時間は、燃料電池2の出力電圧が安定であるかを判断するために設けている(詳細は図8等に基づき後に詳細に説明する。)。
7) 上記6)における所定の遅延時間の経過後、マイクロコントローラ10が電圧変換装置4を動作させるための信号を出力する(ステップS7参照)。これに先立ち電圧変換装置4の入力側のコンデンサCinの充電を完了させておくのが望ましい。
8) 以上で起動動作を完了する(ステップS8参照)するとともに、その後定常運転モードに移行する。一方、電流検出器8を介して負荷3に対する電流の供給が停止されたことが検知された場合にはマイクロコントローラ10の指令により各部の動作を停止させる。
次に、前記電流緩衝回路6に関し、そのさらに具体的ないくつかの回路構成を実施例として説明する。
<第1の実施例>
図3は図1に示す燃料電池電源装置における電流緩衝回路のさらに具体的な構成例である第1の実施例を示す回路図、図4は燃料電池電圧・電力の出力電流依存性を示す特性図を用いて図3に示す第1の実施例に係る電流緩衝回路の動作を説明する説明図、図5は図3に示す第1の実施例における燃料電池の開回路電圧の特性を示す特性図である。
これらの図3乃至図5に基づき本実施例を説明する。図3に示すように、本実施例に係る電流緩衝回路6は、燃料電池2の出力側と接地との間に接続された第1のスイッチング手段である電界効果トランジスタ(以下、FETと表記する)1と、このFET1に対して並列に接続されるとともに燃料電池2の出力側と電圧変換装置4の入力側との間に接続された第2のスイッチング手段であるFET2とを有する。
ここで、FET1は抵抗R1を介して燃料電池2に接続してある。また、FET1及びFET2のゲートにはコンデンサC1と可変抵抗R2とからなる時定数回路が接続してある。ただ、FET2のゲートはインバータ11を介して前記時定数回路に接続してあるのでFET1,2のスイッチング動作は逆動作となる。
一方、制御手段であるマイクロコントローラ10(図1参照。以下同じ。)は、初期状態においてはFET1をオン状態に制御する一方、燃料電池2の出力電圧Vが第1の所定電圧V1に達した時点でFET1を徐々にオフ状態に制御するとともに、FET2が徐々にオン状態になるように制御する。これは、FET1,2のゲートに供給するパルス信号をL状態とすることで、後はコンデンサC1と可変抵抗R2とからなる時定数を適宜設定することで実現し得る。
かかる本実施例においては電流緩衝回路6の初期状態が、燃料電池2の出力側を抵抗R1及びFET1を介して短絡(閉回路)している状態なので、燃料電池2に燃料が供給されると、この燃料電池2は速やかに発電を開始し、電流緩衝回路6で発電電力が消費される。この結果、燃料電池2の出力電圧Vは、図5に示すように、燃料が供給される直前の約0V付近から、徐々に上昇する。
ここで、図4の特性図に示すように、燃料電池2の出力特性プ口ファイルを基に、電流緩衝回路6の抵抗R1の抵抗値を設定しておき、所定の電圧V1を超える出力電圧Vが得られた時点で、スイッチング手段の切り換えを行う。すなわち,FET1をオン状態からオフ状態に、FET2をオフ状態からオン状態にそれぞれ切り換える。
ここで、所定の電圧V1とは、図4に示す燃料電池2の出力特性プ口ファイルに基づき設定した抵抗R1と燃料電池2とを接続した際に検出される燃料電池2の出力電圧Vが、プ口ファイル通りの電圧V1であることをいう。ただ、実際の動作では、燃料電池2の使用環境や状態によって、プ口ファイル通りの値が得られない場合があるので、本実施例では電圧V1の90%の電圧値を、所定の電圧とした。これは、環境温度や湿度等を考慮して補正をかけることが望ましい。また、スイッチング手段の切り換えを行う際には、燃料電池2の出力電圧Vが安定であることを判断する為に遅延時間を形成することが望ましい。
FET2が完全にオン状態になると、電圧変換装置4の入力側のコンデンサCin(図1参照。以下同じ。)の充電が完了する。このとき、燃料電池2の出力電圧Vが開回路電圧(O.C.V:Open Circuitd Voltage)付近まで上昇するので、0.9・O.C.Vの電圧値を検出すると、電圧変換装置4への電流供給を開始して起動モードを終了する。
かかる手順によって、燃料電池2から出力される電流値に大きな変動を与えることがなくなるので、燃料電池2の出力電圧Vの急激な変動を除去することができ、燃料電池2の劣化を抑制することが可能となる。
<第2の実施例>
図6は図1に示す燃料電池電源装置における電流緩衝回路のさらに具体的な構成例である第2の実施例を示す回路図、図7は燃料電池電圧・電力の出力電流依存性を示す特性図を用いて図6に示す第2の実施例に係る電流緩衝回路の動作を説明する説明図、図8は図6に示す第2の実施例における燃料電池の開回路電圧の特性を示す特性図である。
これらの図6乃至図8に基づき本実施例を説明する。図6に示すように、本実施例に係る電流緩衝回路6は、燃料電池2の出力側と接地との間に接続された第3のスイッチング手段であるFET3と、一端がFET3に接続されるとともに他端が電圧変換装置4の入力側に接続されている第4のスイッチング手段であるFET4と、一端が燃料電池2の出力側に接続されるとともに他端が電圧変換装置4の入力側に接続されている第5のスイッチング手段であるFET5とを有する。
ここで、FET3は可変抵抗R1を介して燃料電池2に接続してある。また、FET3及びFET4のゲートにはコンデンサC1と可変抵抗R2とからなる時定数回路、またはコンデンサC2と可変抵抗R3とからなる時定数回路が接続してある。
一方、本実施例に係るマイクロコントローラ10は、初期状態においてはFET3を、そのゲートに供給するパルス信号Bでオン状態に制御するとともに、燃料電池2の出力電圧Vが第2の所定電圧V2に達した時点でパルス信号BによりFET3がオフ状態になるように制御する。同時に、FET4のゲートに供給するパルス信号AでFET4が徐々にオン状態になるように制御する。
さらに、燃料電池2の出力電圧Vが第3の所定電圧である開回路電圧O.C.Vに基づき設定した0.9・O.C.V の電圧値となったことを検出するとパルス信号AでFET4をオフ状態にするとともに第5のスイッチング手段であるFET5がオン状態になるようそのゲートにパルス信号Cを供給する。
ここで、FET4をオフ状態から徐々にオン状態に切り換える際には可変抵抗R1に流れる電流の値が変化しないように調整する。これは可変抵抗R3を調整してこの部分の時定数を適切に設定することで実現し得る。
かかる本実施例においては電流緩衝回路6の初期状態が、燃料電池2の出力側を可変抵抗R1及びFET3を介して短絡(閉回路)している状態なので、燃料電池2に燃料が供給されると、この燃料電池2は速やかに発電を開始し、電流緩衝回路6で発電電力が消費される。この結果、燃料電池2の出力電圧Vは、図8に示すように、燃料が供給される直前の約0V付近から、徐々に上昇する。
ここで、図7の特性図に示すように、燃料電池2の出力特性プ口ファイルを基に、電流緩衝回路6の可変抵抗R1の抵抗値を設定しておき、所定の電圧V1を超える出力電圧Vが得られた時点で、スイッチング手段の切り換えを行う。すなわち、FET1をオン状態からオフ状態に、FET2をオフ状態からオン状態にそれぞれ切り換える。
ここで、所定の電圧V2とは、図7に示す燃料電池2の出力特性プ口ファイルに基づき設定した可変抵抗R1と燃料電池2とを接続した際に検出される燃料電池2の出力電圧Vが、プ口ファイル通りの電圧V2であることをいう。ただ、実際の動作では、燃料電池2の使用環境や状態によって、プ口ファイル通りの値が得られない場合があるので、本実施例では電圧V2の90%の電圧値を、所定の電圧とした。これは、環境温度や湿度等を考慮して補正をかけることが望ましい。また、スイッチング手段の切り換えを行う際には、燃料電池2の出力電圧Vが安定であることを判断する為に遅延時間を形成することが望ましい。
FET4が完全にオン状態になると、電圧変換装置4の入力側のコンデンサCinの充電が完了する。このとき、燃料電池2の出力電圧Vが開回路電圧O.C.V付近まで上昇するので、0.9・O.C.Vの電圧値を検出すると、FET5をオン状態に切り換えて電圧変換装置4への電流供給を開始する。これで起動モードが終了する。
表1はFET3,4,5のゲートに供給するパルス信号A,B,Cの状態を表す論理表である。同表中の各状態を表すイ)乃至ハ)の符号は、図8に示すイ)乃至ハ)の符号に対応している。
Figure 0005040018
<第3の実施例>
図9は図1に示す燃料電池電源装置における電流緩衝回路のさらに具体的な構成例である第3の実施例を示す回路図、図10は燃料電池電圧・電力の出力電流依存性を示す特性図を用いて図9に示す第3の実施例に係る電流緩衝回路の動作を説明する説明図、図11は図9に示す第3の実施例における燃料電池の開回路電圧の特性を示す特性図である。
これらの図9乃至図11に基づき本実施例を説明する。図9に示すように、本実施例に係る電流緩衝回路6は、燃料電池2の出力側と接地との間に接続された第6のスイッチング手段であるFET6と、並列に接続した複数の可変抵抗R4,R5を選択的に切り換えて全体の合成抵抗を変化させる第7のスイッチング手段であるFET7−1,7−2と、一端がFET6に接続されるとともに他端が電圧変換装置4の入力側に接続されている第8のスイッチング手段であるFET8と、一端が燃料電池2の出力側に接続されるとともに他端が電圧変換装置4の入力側に接続されている第9のスイッチング手段であるFET9とを有する。
ここで、FET6は可変抵抗R1を介して燃料電池2に接続してある。また、FET6及びFET8のゲートにはコンデンサC1と可変抵抗R2とからなる時定数回路、またはコンデンサC2と可変抵抗R3とからなる時定数回路が接続してある。
一方、本実施例におけるマイクロコントローラ10は、初期状態においてはFET6を、そのゲートに供給するパルス信号aでオン状態に制御するとともに、燃料電池2の出力電圧Vが第4の所定電圧V4(図10参照)に達した時点で適当な遅延時間を介してパルス信号aによりFET6をオフ状態に制御する。続いてFET7−1,7−2をそれぞれのゲートに供給するパルス信号b、cで制御してこの部分の合成抵抗を変化させることにより燃料電池2の出力電圧Vを漸減させ所定の設定電圧V5,V6(図10参照)にする。この場合のFET7−1,7−2の切り換えも適当な遅延時間を確保して行う。
かくして、燃料電池2の出力電圧Vが設定電圧V6(図10参照)となった時点で適当な遅延時間を確保した後、それぞれのゲートに供給するパルス信号a、dでFET6をオフ状態に制御するとともにFET8をオン状態に制御する。ここで、FET6、8のゲートには可変抵抗R2,R3及びコンデンサC1,C2で形成する時定数回路が接続されているので、FET6は徐々にオフ状態へ変化するとともに、FET8は徐々にオン状態へ変化する。この場合の変化の速さは両時定数回路の時定数を任意に選択することで調整することができる。
かくして、出力電圧Vが第5の所定電圧である開回路電圧O.C.V(図10参照)に基づき設定した0.9・O.C.V の電圧値となったことを検出すると適当な遅延時間を確保した後、パルス信号dでFET8をオフ状態に制御するとともにFET9がオン状態になるようそのゲートにパルス信号d,eを供給する。
かかる制御による燃料電池2の出力電圧特性を図11に基づき説明しておく。以下の(1)乃至(5)は図11の(1)乃至(5)に対応している。
(1)燃料電池2への燃料が供給される。
(2)第4の所定電圧が検出され、FET7−1をオン状態とする。
(3)第5の所定電圧が検出され、FET7−2をオン状態とする。
(4)第6の所定電圧が検出され、FET6をオフ状態にすると同時にFET8をオン状態にする。
(5)開回路電圧O.C.Vが検出され、FET8をオフ状態にすると同時にFET9をオン状態にする。
かかる実施例において、初期状態では、FET6のみがオン状態で、他は全てオフ状態である。このときの合成抵抗Raは1/Ra=1/R1となる。
燃料電池2に燃料が供給され、出力電圧が、第4の所定電圧V4の値の例えばV4−10%以上の電圧が検出されると、FET7−1をオン状態とする。この結果、FET6とFET7−1 がオン状態となり、可変抵抗R1,R4の合成抵抗Rbは1/Rb=1/R1+1/R4となる。
出力電圧Vが、第5の所定電圧V5の値の例えばV5−10%以上の電圧が検出されると、FET7−2をオン状態とする。この結果、FET6とFET7−1に加えFET7−2もオン状態となり、可変抵抗R1,R4,R5の合成抵抗Rcは1/Rc=1/R1+1/R4+1/R5となる。
出力電圧Vが、第6の所定電圧V6の値の例えばV6−10%以上の電圧が検出されると、FET6をオフ状態とすると同時にFET8をオン状態とする。このとき、燃料電池2からI6以上の電流が流れないよう、また燃料電池2から出力される電流が変動しないようにFET6とFET8とのオン/オフの切り換えを行う。このとき、電圧変換装置4の入力側のコンデンサCinが充電される。
コンデンサCinへの充電が完了すると、燃料電池2からの出力電流がなくなるので、燃料電池2の出力電圧Vは、開回路電圧O.C.Vまで上昇する。
出力電圧Vが、0.9×O.C.V以上となると、FET8をオフ状態にすると同時にFET9をオン状態とする。
かくして起動動作を完了する。一方、負荷3の動作が終了した場合は、FET9をオフ状態とし、その後FET6をオン状態として初期状態へ戻る。
<第2の実施の形態>
図12は本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池電源装置を示すブロック線図である。本形態は、図1に示す第1の実施の形態が制御手段をマイクロコントローラ10で形成したのに対し、これを論理回路で実現したものである。そこで、図1と同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
図12に示すように、電流検出器8は、第2の電源5と負荷3との間に配設された抵抗R0の両端の電圧を比較器12で比較することにより第2の電源5から負荷3に電流を供給したことを検出するとともに、この検出により得る電流検出信号によりスイッチ手段9をオンするものである。さらに詳言すると、比較器12の出力はサンプルホールド回路13で保持される。比較器14ではサンプルホールド回路13が保持しているホールド電圧と予め設定した第4の基準電圧Vref4とを比較しており、ホールド電圧>基準電圧Vref4の関係が成立している間は前記電流検出信号を出力する。電流検出信号はOR回路23を介してスイッチ手段9を動作させるように構成してある。すなわち、OR論理を採っているので、負荷3側からの情報、例えば負荷3が駆動モードにあることを表す情報によってもスイッチ手段9は動作させることができる。
比較器12の出力は比較器15にも供給されており、比較器15では負荷3の対する電流の供給が停止された場合に、比較器12を介してこのことを検出してリセット信号を出力する。
スイッチ手段9は電圧変換装置4と第2の電源5との間に配設されたPchのFET11とこのFET11のゲート電圧を制御するNchのFET10とを有しており、OR回路23の出力信号でFET10をオンすることでFET11のゲート電圧を接地電圧としてこのFET11をオン状態にするようになっている。
スイッチ手段9はかかる構成に限定するものでは勿論ないが、このようにNchのFET10とPchのFET11とを組み合わせることで当該燃料電池電源装置の待機時の消費電力を低減し得る。
比較器17は電圧変換装置4の出力電圧と第1の基準電圧Vref1とを比較するものであリ、出力電圧>第1の基準電圧Vref1の関係が成立しているときサンプルホールド回路18を介して燃料供給装置1を駆動するようになっている。
比較器19は燃料電池2の出力側の電圧と第2の基準電圧Vref1とを比較するものであリ、出力電圧>第2の基準電圧Vref2の関係が成立しているときこのことを表すパルス信号Bを送出する。比較器20は比較器19の出力側の電圧と第3の基準電圧Vref3とを比較するものであリ、比較器19の出力側の電圧>第3の基準電圧Vref3の関係が成立しているとき、このことを表すパルス信号Aを送出する。パルス信号Aはバッファアンプ22を介して電圧変換装置4にも供給される。
ナンド回路21はパルス信号A,Bのナンド論理を採るものであり、その結果をパルス信号Cとして送出する。
本形態におけるパルス信号A,B,Cは、表1に示す論理を実現するものである。すなわち、図6に示す電流緩衝回路6のFET4,FET3,FET5のゲートに供給され、これらに対して図1に示す第1の実施の形態におけるマイクロコントローラ10と全く同様の制御を行なう。
本形態は、図6に示す第2の実施例に対応したものであるが、燃料電池2の出力電圧を所定の基準電圧と順次比較して所定のパルス信号を形成することで図3及び図9に示す他の実施例にも容易に適用できる。
かかる本形態において、負荷3に対する電流の供給が検出された場合には、このことを表す信号でスイッチ手段9が投入されるとともに、燃料供給装置1が駆動されて燃料電池2に燃料が供給される。
この結果、燃料電池2は発電を開始するが、その出力電圧によりパルス信号B,A,Cを順次形成して図6に示す電流緩衝回路6のFET4,FET3,FET5のゲートに供給される。
この結果、図6に示す第2の実施例と同様の態様で起動動作がなされる。一方、負荷3に対する電流の供給が停止された場合には比較器15の出力を保持しているサンプルホールド回路16から得られるリセット信号でサンプルホールド回路18がリセットされるので、燃料供給装置1の動作が停止されるとともに初期状態に戻る。
本発明は燃料電池を電源として利用する装置を製造・販売する産業分野で有効に利用し得る。
本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池電源装置を示すブロック線図である。 図1に示す燃料電池電源装置の起動時の動作を示すフローチャートである。 図1に示す燃料電池電源装置における電流緩衝回路の第1の実施例を示す回路図である。 燃料電池電圧・電力の出力電流依存性を示す特性図を用いて図3に示す第1の実施例に係る電流緩衝回路の動作を説明する説明図である。 図3に示す第1の実施例における燃料電池の開回路電圧の特性を示す特性図である。 図1に示す燃料電池電源装置における電流緩衝回路の第2の実施例を示す回路図である。 燃料電池電圧・電力の出力電流依存性を示す特性図を用いて図6に示す第2の実施例に係る電流緩衝回路の動作を説明する説明図である。 図6に示す第2の実施例における燃料電池の開回路電圧の特性を示す特性図である。 図1に示す燃料電池電源装置における電流緩衝回路の第3の実施例を示す回路図である。 燃料電池電圧・電力の出力電流依存性を示す特性図を用いて図9に示す第3の実施例に係る電流緩衝回路の動作を説明する説明図である。 図9に示す第3の実施例における燃料電池の開回路電圧の特性を示す特性図である。 本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池電源装置を示すブロック線図である。 従来技術に係る燃料電池電源装置を示す回路図である。
符号の説明
1 燃料供給装置
2 燃料電池
3 負荷
4 電圧変換装置
5 第2の電源
6 電流緩衝回路
8 電流検出器
9 スイッチ手段
10 マイクロコントローラ

Claims (7)

  1. 燃料供給装置から燃料を供給されて発電する第1の電源である燃料電池と、この燃料電池を電源として負荷に印加する出力電圧を一定に制御するとともに入力側及び出力側にそれぞれ平滑用のコンデンサを備えた電圧変換装置とを有する燃料電池電源装置において、
    前記電圧変換装置と前記負荷との間に配設され前記電圧変換装置に対して並列に接続された蓄電手段からなる第2の電源と、
    前記第2の電源と前記電圧変換装置の出力側との間に配設したスイッチ手段と、
    前記燃料電池から前記電圧変換装置に供給する電流を制限するよう前記燃料電池と前記電圧変換装置との間に配設されている電流緩衝回路と、
    前記第2の電源から負荷に電流を供給したことを検出した時点で前記スイッチ手段をオンして前記電圧変換装置の出力側のコンデンサに充電電流を供給するとともに、その後前記燃料電池に対する燃料の供給を開始するよう前記燃料供給装置を制御する一方、前記燃料電池の出力電圧を検出してこの出力電圧が所定電圧に達したとき前記電流緩衝回路の電流制限機能を解除して前記燃料電池の出力電圧が前記電圧変換装置の入力側に直接印加されるよう前記電流緩衝回路を制御する制御手段とを有することを特徴とする燃料電池電源装置。
  2. 請求項1に記載する燃料電池電源装置において、
    前記電流緩衝回路は、前記燃料電池の出力側と前記電圧変換装置の入力側との間に接続された第のスイッチング手段と、該第のスイッチング手段の前記燃料電池の出力側で前記燃料電池の出力側と接地との間に所定の抵抗を介して接続された第のスイッチング手段とを有するとともに、
    前記制御手段は、初期状態においては前記第1のスイッチング手段をオン状態に制御する一方、前記燃料電池の出力電圧が第1の所定電圧に達した時点で前記第1のスイッチング手段をオフ状態に制御するとともに、前記第2のスイッチング手段が徐々にオン状態になるように制御するものであることを特徴とする燃料電池電源装置。
  3. 請求項1に記載する燃料電池電源装置において、
    前記電流緩衝回路は、前記燃料電池の出力側と接地との間に接続された第3のスイッチング手段と、一端が前記第3のスイッチング手段に接続されるとともに他端が前記電圧変換装置の入力側に接続されている第4のスイッチング手段と、一端が前記燃料電池の出力側に接続されるとともに他端が前記電圧変換装置の入力側に接続されている第5のスイッチング手段とを有するとともに、
    前記制御手段は、初期状態においては前記第3のスイッチング手段をオン状態に制御するとともに、前記燃料電池の出力電圧が第2の所定電圧に達した時点で前記第3のスイッチング手段をオフ状態にするとともに前記第4のスイッチング手段が徐々にオン状態になるように制御し、さらに前記燃料電池の出力電圧が第3の所定電圧に達した時点で前記第4のスイッチング手段をオフ状態にするとともに前記第5のスイッチング手段がオン状態になるように制御するものであることを特徴とする燃料電池電源装置。
  4. 請求項1に記載する燃料電池電源装置において、
    前記電流緩衝回路は、一端が前記燃料電池の出力側に接続されるとともに他端が前記電圧変換装置の入力側に接続されている第9のスイッチング手段と、該第9のスイッチング手段よりも前記電圧変換装置の入力側で前記第9のスイッチング手段の他端と接地との間で相互に直列に接続された第8のスイッチング手段および第6のスイッチング手段と、一端が前記第9のスイッチング手段よりも前記燃料電池の出力側に接続され、他端が前記第8のスイッチング素子と第6のスイッチング素子との間に接続されて相互に並列に接続されている複数の抵抗を選択的に切り換えて全体の合成抵抗を変化させる第7のスイッチング手段とを有するとともに、
    前記制御手段は、初期状態においては前記第6のスイッチング手段をオン状態に制御するとともに、前記燃料電池の出力電圧が第4の所定電圧に達した時点で前記第6のスイッチング手段をオフ状態に制御し、さらに前記第7のスイッチング手段を制御して前記合成抵抗を変化させることにより前記燃料電池の出力電圧を漸減させ、続いて前記出力電圧が第5の所定電圧に達した時点で前記第8のスイッチング手段が徐々にオン状態になるように制御するとともに前記出力電圧が第6の所定電圧に達した時点で前記第8のスイッチング手段をオフ状態にするとともに前記第9のスイッチング手段がオン状態になるように制御するものであることを特徴とする燃料電池電源装置。
  5. 請求項2乃至請求項4に記載する燃料電池電源装置において、
    第2のスイッチング手段、第4のスイッチング手段及び第8のスイッチング手段はFETで形成するとともに、各FETのゲート電圧を抵抗及びコンデンサを含む時定数回路で徐々に変化させることにより前記第2のスイッチング手段、第4のスイッチング手段及び第8のスイッチング手段が徐々にオン状態になるように制御されるものであることを特徴とする燃料電池電源装置。
  6. 請求項1に記載する燃料電池電源装置において、
    前記第2の電源と前記負荷との間に配設された抵抗の両端の電圧を比較することにより前記第2の電源から負荷に電流を供給したことを検出するとともにこの検出により得る電流検出信号により前記スイッチング手段をオンする電流検出器を具備するとともに、
    前記制御手段は、前記電圧変換装置の出力電圧と第1の基準値とを比較して前記出力電圧が前記第1の基準値を超えた時点で前記燃料電池に対する燃料の供給を開始するよう前記燃料供給装置を駆動する第1の比較手段と、前記燃料電池の出力電圧と第2の基準値とを比較して前記出力電圧が前記第2の基準値を超えた時点で前記電流緩衝回路の電流制限機能を解除する第2の比較手段とを有することを特徴とする燃料電池電源装置。
  7. 燃料供給装置から燃料を供給されて発電する第1の電源である燃料電池を電源として負荷に印加する出力電圧を一定に制御するとともに入力側及び出力側にそれぞれ平滑用のコンデンサを備えた電圧変換装置を有する燃料電池電源装置の制御方法において、
    第2の電源から前記負荷に電流を供給したことを検出した時点でスイッチ手段をオンして前記電圧変換装置の出力側のコンデンサを充電するとともに、前記燃料供給装置を動作させて前記燃料電池に燃料を供給することにより発電を行なわせる一方、電流緩衝回路を介して前記燃料電池の出力電流を制限しながら前記電圧変換装置の入力側のコンデンサを充電する一方、前記燃料電池の出力電圧を検出してこの出力電圧が所定電圧に達したとき前記電流緩衝回路の電流制限機能を解除して前記燃料電池の出力電圧が前記電圧変換装置の入力側に直接印加されるように制御することを特徴とする燃料電池電源装置の制御方法。
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