JP2005247795A - 安定な点眼剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】
プラノプロフェンおよびコンドロイチン硫酸ナトリウムを同時に配合し、安全かつ長期間安定である充分な防腐力を有した点眼剤を提供することを課題とする。
【解決手段】
本発明は、プラノプロフェンおよびコンドロイチン硫酸ナトリウムを同時に配合する点眼剤に防腐剤としてパラベン類(特に、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル又はパラオキシ安息香酸ブチルから選ばれた1種以上)を配合することにより、安全かつ高温多湿条件下で長期間安定で、さらに充分な防腐力を有した点眼剤を提供することを可能としたものである。
Description
一方、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピルまたはパラオキシ安息香酸ブチル等のパラベン類は比較的安全性の高い防腐剤であり、食品、化粧品等幅広い分野で汎用されているものである。
しかしながら、プラノプロフェン、コンドロイチン硫酸ナトリウムおよびパラベン類を同時に配合した点眼剤はこれまでに知られていなかった。
本発明の目的は、プラノプロフェンおよびコンドロイチン硫酸ナトリウムを同時に配合した点眼剤において、安全かつ長期間安定である点眼剤を提供することを課題とする。
さらにはメントール、ボルネオール、カンフル等の清涼化剤、クロロブタノール、デヒドロ酢酸ナトリウム、フェネチルアルコール、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム等の保存剤、塩化ナトリウム、塩化カリウム、マンニトール、プロピレングリコール等の等張化剤、エデト酸ナトリウム、シクロデキストリン、亜硫酸水素ナトリウム等の安定化剤、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース等の粘稠剤、塩酸、クエン酸またはその塩、ホウ酸またはその塩、リン酸またはその塩、酢酸またはその塩、酒石酸またはその塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等のpH調整剤を配合することができる。
パラオキシ安息香酸メチル0.02g、パラオキシ安息香酸プロピル0.01g、コンドロイチン硫酸ナトリウム0.3gおよびホウ酸1.4gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、エデト酸ナトリウム0.005gおよびプラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.7に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液をポリエチレンテレフタレート製10mL点眼容器に充填し、施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸エチル0.03g、コンドロイチン硫酸ナトリウム1.0gおよびリン酸二水素ナトリウム0.3gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩化ナトリウム0.5g、塩酸テトラヒドロゾリン0.025gおよびエデト酸ナトリウム0.01gを加えて溶解させる。これに、エタノール0.2mLとプロピレングリコール0.1gを混和させた液にl−メントール0.006gを予め溶解させて添加する。さらに、プラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させた水酸化ナトリウム適量を加えてpHを7.5に調整した後、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.03g、コンドロイチン硫酸ナトリウム0.5gおよびホウ酸1.6gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩酸ナファゾリン0.003gおよびプラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.0に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。これを、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.02g、パラオキシ安息香酸エチル0.01g、コンドロイチン硫酸ナトリウム0.1gおよびクエン酸ナトリウム0.4gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩化ナトリウム0.4gおよびプラノプロフェン0.2gを加え、予め滅菌精製水に溶解させた水酸化ナトリウムを加えてpHを7.6に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。これを、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸エチル0.01g、パラオキシ安息香酸ブチル0.004g、コンドロイチン硫酸ナトリウム0.2gおよびリン酸二水素ナトリウム0.5gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、メチル硫酸ネオスチグミン0.005g、塩化ナトリウム0.2gおよびエデト酸ナトリウム0.01gを加えて溶解する。これにプラノプロフェン0.4gを加え、予め滅菌精製水に溶解させた水酸化ナトリウム適量を加えてpHを8.2に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸プロピル0.02g、コンドロイチン硫酸ナトリウム0.5gおよびホウ酸1.4gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、マレイン酸クロルフェニラミン0.02gおよび塩化ナトリウム0.2gを加えて溶解する。これに、プラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.5に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸エチル0.02g、パラオキシ安息香酸プロピル0.01g、コンドロイチン硫酸ナトリウム2.0gおよびホウ酸1.2gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩酸ジフェンヒドラミン0.05gを加えて溶解させる。これに、エタノール0.4mLとポリソルベート80 0.1gを混和させた液にd−カンフル0.01gおよびd−ボルネオール0.01gを予め溶解させて添加する。さらに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを8.0に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.015g、パラオキシ安息香酸プロピル0.008g、コンドロイチン硫酸ナトリウム0.6gおよびホウ酸1.0gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、クロモグリク酸ナトリウム1.0gおよび塩化ナトリウム0.2gを加えて溶解する。これに、プラノプロフェン1.0gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを8.5に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.05g、コンドロイチン硫酸ナトリウム1.0gおよびホウ酸0.8gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩化ベルベリン0.01gおよび塩化ナトリウム0.2gを加えて溶解する。これに、エタノール0.4mLにl−メントール0.003gおよびd−ボルネオール0.005gを予め溶解させて添加する。さらに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを6.5に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸エチル0.015g、パラオキシ安息香酸プロピル0.008g、コンドロイチン硫酸ナトリウム0.5gおよびホウ酸1.2gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、エデト酸ナトリウム0.005g、塩酸テトラヒドロゾリン0.025gおよびマレイン酸クロルフェニラミン0.015gを加えて溶解する。これに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.4に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸ブチル0.005g、コンドロイチン硫酸ナトリウム1.5gおよびホウ酸1.5gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩酸ナファゾリン0.002g、クロモグリク酸ナトリウム0.5gおよびエデト酸ナトリウム0.01gを加えて溶解する。これに、エタノール0.3mLとプロピレングリコール0.05gとポリソルベート80 0.05gを混和した液にl−メントール0.005gおよびd−カンフル0.01gを予め溶解させて添加する。さらに、プラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.3に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.026g、パラオキシ安息香酸プロピル0.014g、コンドロイチン硫酸ナトリウム0.4gおよびホウ酸0.5gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、イプシロンアミノカプロン酸3.0g、塩酸テトラヒドロゾリン0.02gおよびエデト酸ナトリウム0.02gを加えて溶解する。これに、エタノール0.2mLにl−メントール0.003gを予め溶解させて添加する。さらに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.2に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸エチル0.04g、コンドロイチン硫酸ナトリウム0.1g、ホウ酸1.0gおよびクエン酸0.2gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩化ベルベリン0.025gおよびL-アスパラギン酸カリウム0.5gを加えて溶解する。これに、プラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを6.8に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.01g、パラオキシ安息香酸プロピル0.005g、コンドロイチン硫酸ナトリウム0.2gおよびホウ酸1.4gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、メチル硫酸ネオスチグミン0.003gおよびアミノエチルスルホン酸0.3gを加えて溶解する。これに、プラノプロフェン0.2gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.6に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.01g、パラオキシ安息香酸エチル0.005g、パラオキシ安息香酸プロピル0.005g、コンドロイチン硫酸ナトリウム0.2gおよびホウ酸1.2gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、マレイン酸クロルフェニラミン0.03g、クロモグリク酸ナトリウム1.0gおよびエデト酸ナトリウム0.005gを加えて溶解する。これに、プラノプロフェン0.5gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを8.1に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム0.3gおよびホウ酸1.4gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、エデト酸ナトリウム0.005gおよび塩化ベンザルコニウム液(10%)0.1mLを加える。これに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.7に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム1.0gおよびリン酸二水素ナトリウム0.3gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩酸テトラヒドロゾリン0.025g、塩化ナトリウム0.5gおよびエデト酸ナトリウム0.01gを加えて溶解させる。これに、エタノール0.2mLとプロピレングリコール0.1gを混和した液にl−メントール0.006gを予め溶解させて添加する。さらに、塩化ベンザルコニウム液(10%)0.2mLを添加し、プラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させた水酸化ナトリウム適量を加えてpHを7.5に調整した後、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム0.5gおよびホウ酸1.6gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩酸ナファゾリン0.003gおよび塩化ベンゼトニウム液(10%)0.1mLを加える。これに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.0に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム0.1gおよびクエン酸ナトリウム0.4gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩化ナトリウム0.4gおよびグルコン酸クロルヘキシジン液(20%)0.05mLを添加する。これに、プラノプロフェン0.2gを加え、予め滅菌精製水に溶解させた水酸化ナトリウムを加えてpHを7.6に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム0.2gおよびリン酸二水素ナトリウム0.5gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、メチル硫酸ネオスチグミン0.005g、塩化ナトリウム0.2gおよびエデト酸ナトリウム0.01gを加えて溶解する。これに、塩化ベンザルコニウム液(10%)0.05mLを添加し、プラノプロフェン0.4gを加え、予め滅菌精製水に溶解させた水酸化ナトリウム適量を加えてpHを8.2に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム0.5gおよびホウ酸1.4gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩化ナトリウム0.2gおよびマレイン酸クロルフェニラミン0.02gを加えて溶解する。これに、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 0.1gおよび塩化ベンゼトニウム液(10%)0.05mLを添加し、混和する。さらに、プラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.5に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム2.0gおよびホウ酸1.2gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩酸ジフェンヒドラミン0.05gを加えて溶解させる。これに、エタノール0.4mLとポリソルベート80 0.1gを混和させ、d−カンフル0.01gおよびd−ボルネオール0.01gを予め溶解させて添加する。さらに、塩化ベンザルコニウム液(10%)0.1mLを添加し、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを8.0に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム0.6gおよびホウ酸1.0gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、クロモグリク酸ナトリウム1.0gおよび塩化ナトリウム0.2gを加えて溶解する。これに、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 0.2gおよび塩化ベンゼトニウム液(10%)0.2mLを添加し、混和する。さらに、プラノプロフェン1.0gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを8.5に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム1.0gおよびホウ酸0.8gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩化ベルベリン0.01gおよび塩化ナトリウム0.2gを加えて溶解する。これに、エタノール0.4mLにl−メントール0.003gおよびd−ボルネオール0.005gを予め溶解させて添加する。さらに、ポリソルベート80 0.1gおよびグルコン酸クロルヘキシジン液(20%)0.05mLを添加する。プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを6.5に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム0.5gおよびホウ酸1.2gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、エデト酸ナトリウム0.005g、塩酸テトラヒドロゾリン0.025gおよびマレイン酸クロルフェニラミン0.015gを加えて溶解する。これに、ポリソルベート80 0.05g、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 0.02gおよび塩化ベンザルコニウム液(10%)0.05mLを添加し、混和する。さらに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.4に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム1.5gおよびホウ酸1.5gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩酸ナファゾリン0.002g、クロモグリク酸ナトリウム0.5gおよびエデト酸ナトリウム0.01gを加えて溶解する。これに、エタノール0.3mLとプロピレングリコール0.05gとポリソルベート80 0.05gを混和した液にl−メントール0.005gおよびd−カンフル0.01gを予め溶解させて添加する。さらに、塩化ベンザルコニウム液(10%)0.1mLおよびプラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.3に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム0.4gおよびホウ酸0.5gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、イプシロンアミノカプロン酸3.0g、塩酸テトラヒドロゾリン0.02gおよびエデト酸ナトリウム0.02gを加えて溶解する。これに、エタノール0.2mLにl−メントール0.003gを予め溶解させて添加する。さらに、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 0.06gおよび塩化ベンゼトニウム液(10%)0.1mLを添加し、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.2に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム0.1g、ホウ酸1.0gおよびクエン酸0.2gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、塩化ベルベリン0.025gおよびL-アスパラギン酸カリウム0.5gを加えて溶解する。これに、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 0.05gおよび塩化ベンザルコニウム液(10%)0.1mLを添加し、混和する。さらに、プラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを6.8に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム0.2gおよびホウ酸1.4gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、メチル硫酸ネオスチグミン0.003gおよびアミノエチルスルホン酸0.3gを加えて溶解する。これに、ポリソルベート80 0.1gおよび塩化ベンゼトニウム液(10%)0.05mLを添加し、混和する。さらに、プラノプロフェン0.2gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを7.6に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム0.2gおよびホウ酸1.2gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、マレイン酸クロルフェニラミン0.03g、クロモグリク酸ナトリウム1.0gおよびエデト酸ナトリウム0.005gを加えて溶解する。これに、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 0.1gおよび塩化ベンザルコニウム液(10%)0.1mLを添加し、混和する。さらに、プラノプロフェン0.5gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ砂適量を加えてpHを8.1に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
上記の方法で製造した実施例及び比較例の各点眼剤の製造直後、50℃の苛酷条件下で8週間保存後および40℃相対湿度75%条件下で6箇月間保存後の沈殿または懸濁の発生を蛍光灯下、肉眼で観察した。結果を表1および表2に示した。なお、沈殿または懸濁の判定基準は、沈殿および懸濁が全く認められないものを−、懸濁が認められるものを+、明確な沈殿および懸濁が認められるものを++とした。
Claims (5)
- プラノプロフェン、コンドロイチン硫酸ナトリウムおよびパラベン類を配合した点眼剤。
- パラベン類がパラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピルまたはパラオキシ安息香酸ブチルから選ばれる1種以上である請求項1記載の点眼剤。
- コンドロイチン硫酸ナトリウムの濃度が0.05〜3.0%(w/v)である請求項1または2記載の点眼剤。
- パラベン類の濃度が0.001〜0.2%(w/v)である請求項1または2記載の点眼剤。
- プラノプロフェンの濃度が0.005〜1.0%(w/v)である請求項1または2記載の点眼剤。
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