JP2005246104A - 眼内挿入用レンズの挿入器具 - Google Patents

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敏一 菊池
Toshiyuki Nakajima
敏之 中島
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Abstract

【課題】 眼内挿入用レンズを挿入器具内に設置した状態で保管することができ、しかもレンズを無理なく挿入できるようにした眼内レンズの挿入器具を提供する。
【解決手段】 挿入器具は、レンズ20が第1の状態で設置される設置部10が設けられた本体30と、設置部に設置されたレンズを覆うカバー部材13と、該レンズを本体に一体的に設けられた挿入筒32を通して眼内に押し出す押出し機構33とを有する。カバー部材は、該挿入器具の使用時に、レンズを第1の状態から第2の状態に変形させるための突起13fを有し、さらに該カバー部材は、該挿入器具の未使用時に、上記突起が設置部に第1の状態で設置されたレンズに接触しない状態で該レンズを覆う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、白内障で水晶体を摘出した後に水晶体の代わりに挿入されたり、屈折異常を矯正する等の目的で眼内に挿入されたりする眼内挿入用レンズを眼内に挿入するための挿入器具に関するものである。
眼内挿入用レンズは、白内障手術の際に除去した水晶体(無水晶体眼)の屈折力を補うために水晶体の位置に挿入されるものが一般的であり、1949年にリドレイ(Ridley)により初めて移植されて以来、その素材、形状等についてさまざまな研究がなされてきた。また、近年になってこのような白内障術後の屈折異常を矯正する目的以外に水晶体を持った眼(有水晶体眼)に対して近視、遠視の矯正のために眼内に挿入する屈折矯正用眼内挿入用レンズに関しても研究が進んでいる。白内障手術に関しても、超音波乳化吸引術等の普及もあり小さい切開創で混濁した水晶体を除去する水晶体摘出手術が可能になっている。
それらの進歩に伴い、眼内挿入用レンズも、例えば、特許文献1に開示されているように、光学部が弾性体等の変形可能な素材で構成され、折畳んだ形状で小さな切開創から眼内に挿入し、眼内もとの形状に復元させることによってレンズとして機能させる眼内挿入用レンズが実用化されている。これらの技術に伴い、光学部の素材も硬いポリメチルメタクリレート(PMMA)から、折畳んで眼内挿入可能なシリコーンやソフトアクリル樹脂に次第に移行している。
また、近年ではヒドロキシエチルメタクリレートとメチルメタクルレート等との共重合体やメタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)等の親水性材料も研究の対象となっている。さらに、その形状も円形の光学部とは別素材で構成したループ状の支持部を持つもの、ループ状の支持部が光学部と同一素材で一体化したもの、支持部が板状のもの等さまざまなものが研究され実用化されている。
また、上記に示した変形可能な眼内挿入用レンズを圧縮したり、折り曲げたりして眼球内に挿入する挿入器具として、特許文献2に開示されたものがある。該挿入器具では、折畳まれたレンズを保持する保持部材を本体に取り付け、先端にある挿入筒からレンズを眼内に挿入する。
また、特許文献3には、器具本体に折畳まれたレンズを保持する部分が一体化され、全体が樹脂でできていて、一回使いきりのディスポーザブルな挿入器具が開示されている。
さらに特許文献4には、中間準備領域に応力のない状態でレンズを保持し、中間準備領域を本体部に取り付けた上で、さらに眼内にレンズを挿入するカニューレ(挿入筒)をはめ込むことで、眼内レンズを眼内に挿入する挿入器具が開示されている。また、この特許文献4には、中間領域がレンズパッケージとして使用され得る技術が開示されている。
特開昭58−146346号公報 特開平5−103803号公報 特開平7−23991号公報 特表平9−506285公報
しかしながら、上述した特許文献2,3に開示された眼内挿入用レンズの挿入器具に関しては、眼内挿入用レンズをパッケージから取り出して設置部に設置した後に変形させて眼内に挿入するために、実際の手術時には眼内挿入用レンズを挿入器具に設置する設置作業が必要となり、眼内挿入用レンズの挿入に伴う時間と手数がかかるという問題点があった。また、眼内挿入用レンズおよび挿入器具は、創口から眼内に挿入されるため滅菌作業を経て無菌状態を保つ必要があるが、上記のような設置作業の際にレンズや挿入器具を術者の不注意により床,載置台等の不潔領域に落したりすることで無菌性が失われ、使用不能になるという問題点があった。さらに、術者の不注意等により正常な状態でレンズの設置操作が行われずに、レンズを無理に挿入しようとして眼内挿入用レンズを破損したり挿入筒からレンズが勢い良く飛び出したりして眼内組織を損傷する危険性も考えられる。
また、特許文献4には、あらかじめ中間領域にレンズを設置してレンズパッケージとして使用することが開示されているが、カニューレ(挿入筒)部分が別部材であるため、使用の際にはカニューレを取り付ける作業が発生することになる。また、予め眼内レンズを押出し軸の中心上にある中間領域に保管しておくことも開示されているが、この挿入器具では、レンズを保管するのに最適な材料で中間準備領域を構成することが不可能である。しかも、特にループ状の支持部を有する眼内レンズでは、ループ状の支持部とレンズ光学部との所定の角度を保持させておく必要があるが、このための機能を持たせた構成を上記中間準備領域に設けることは非常に困難であった。
本発明は、眼内挿入用レンズを挿入器具内に設置した状態で保管することができ、しかもレンズを無理なく挿入できるようにした眼内レンズの挿入器具を提供することを目的としている。
一つの側面としての本発明の眼内挿入用レンズの挿入器具は、該レンズが第1の状態で設置される設置部が設けられた本体と、設置部に設置されたレンズを覆うカバー部材と、該レンズを本体から眼内に押し出す押出し機構とを有する。そして、カバー部材は、該挿入器具の使用時においてレンズを第1の状態から第2の状態に変形させるための突起を有し、さらに該カバー部材は、該挿入器具の未使用時において、上記突起が設置部に第1の状態で設置されたレンズに接触しない状態で該レンズを覆うことを特徴とする。
なお、上記突起を、レンズが設置部から移動するときに該レンズを第1の状態から第2の状態に変形させるように形成してもよい。また、第1の状態は、例えば、レンズの光学部に応力がかからない状態である。さらに、第2の状態は、例えば、カバー部材とは反対側に向かって凸の形状を有する状態である。
本発明によれば、該挿入器具の未使用時においては、設置部に設置したレンズをカバー部材で覆うことができ、しかも該カバー部材にレンズを変形させるために設けた突起をレンズに接触させないようにすることができるので、レンズを突起による変形を防いだ状態(応力がかからない状態等の第1の状態)で保管することができる。また、レンズを挿入器具内に設置した状態で梱包、滅菌することで、より完璧な眼内挿入用レンズの挿入システムを提供することが可能になる。さらに、挿入器具の使用時には、突起によってレンズを第1の状態から挿入に適した第2の状態に変形させることができるので、無理なくレンズを眼内に挿入することができ、レンズ挿入の際の不具合を防止することができる。
図1は、本発明による眼内挿入用レンズの挿入器具の一実施例を示すものである。本実施例の挿入器具は、眼内挿入用レンズ20の設置部としてのレンズ保持部材10に設置した眼内挿入用レンズ20の上下方向中心と、挿入器具本体30に設けられた押出し軸33の軸方向中心とが互いに一致していない状態、すなわち該挿入器具の未使用時でのレンズ保持状態(以下、未使用保持状態という)と、押圧部13を含むレンズ移動機構によって眼内挿入用レンズ20が押出し軸33により押出し可能な位置に移動した状態、すなわち該挿入器具の使用時において未使用保持状態からレンズ20を変形させた後のレンズ設置状態(以下、使用設置状態という)とをとり得る。
図1(a)はレンズ保持部材10を挿入器具本体30に組付け装着した未使用保持状態を示す正面図、(b)は使用設置状態を示した正面図である。本実施例の挿入器具は、大きく分けて眼内挿入用レンズ20を保管できるように保持するレンズ保持部材10と、眼内挿入用レンズ20を患者の眼内に挿入する挿入器具本体30とにより構成されている。挿入器具本体30にレンズ保持部材10が装着され、さらに後述する挿入筒32が装着されることにより、請求項にいう挿入器具の本体が構成される。
挿入器具本体30は、透明又は半透明あるいは非透明性のプラスチックなどで成型され、基端部31a側を太径に且つ先端部31b側を小径に形成した内部中空の筒部31と、該筒部31の軸方向中心上に位置するように内装配設された押出し軸33と、筒部31の基端部31aに取り付けられ、押出し軸33の基端部と連結され、押出し軸33を軸方向に移動させる押出し機構34とを有する。筒部31の先端部31bに形成された装着部35には、レンズ保持部材10が装着され、また該装着部35の先端側には、筒部31の軸心と一致する内腔を有する先細形状の挿入筒32が設けられている。
挿入筒32は、押出し軸33によって押し出される眼内挿入用レンズ20を小さく変形させ、その先端部32aから眼内に挿入させるものである。
図1(a)では、レンズ20の中心と一点鎖線Lで表す押出し軸33の軸方向の中心とが一致しない状態で配置されている。眼内挿入用レンズ20は、レンズ保持部材10内で図1(a)に示す未使用保持状態で保管される。図1(b)は、未使用保持状態から、トップ部材12を構成するカバー部材としての押圧部材13を下方に押し込んで、眼内挿入用レンズ20をその中心が押出し軸33の軸方向中心とほぼ一致する使用設置状態に移動させた様子を表している。この使用設置状態では、筒部31の基端部31a側に設けられた押出し機構34により押出し軸33を先端側に移動させることで、眼内挿入用レンズ20を挿入筒32の先端部32aより眼内に押し出すことが可能となる。
図2は、図1(a)に示すレンズ保持部材10が挿入器具本体30に装着された組付け状態を示す図で、(a)は挿入器具の部分拡大正面図、(b)はレンズ保持部材10の拡大平面図である。図2(b)に示すように、眼内挿入用レンズ20は、例えば円形の光学部21と、該光学部21とは別素材で形成されたループ状の一対の支持部22,22とを有する。
図2(a)に示すように、レンズ保持部材10においては、眼内挿入用レンズ20の支持部22,22と光学部21との角度θを保持するために、前後方向(押出し軸方向)に対して角度θの傾斜面11aを持ったベース部材11の係止部11bの上面にレンズ20の光学部21の外周部を載置し、かつ係止部11bの上面と挟持部材14におけるベース部材11の傾斜面11aに沿った角度を有する底面14bとで眼内挿入用レンズ20の支持部22,22を挟み込む。これにより、未使用保持状態において、光学部21に応力がかからない状態(第1の状態)でレンズ20を設置および保持することができる。
レンズ保持部材10は、図2(b)に示す平面図及び図3(a),(b)に示すように、上面に開口部11cを有する。また、ベース部材11の左右の側壁11d,11dの下端部にはそれぞれ、装着部35の左右側面の下端近傍に形成された係止段部38と弾撥的に結合する突条11e,11eが形成されている。ベース部材11の左右の側壁11d,11dの内面におけるほぼ中央部には、眼内挿入用レンズ20の支持部22,22及び光学部21の外周部を載置可能な一対の係止部11bが前後方向に延びて形成されている。そして、係止部11bには、図2(a)に示すように、眼内挿入用レンズ20の支持部22,22と光学部21との角度θを保持するために、角度θを有する傾斜面11aが形成されている。
一方、ベース部材11の上面開口部11cに挿入されるトップ部材12は、角筒状に形成された挟持部材14と、この挟持部材14の開口部14f内に上下方向に移動可能に挿入された押圧部材13とから構成されている。挟持部材14の底面14bには、ベース部材11の係止部11bの傾斜面11aと同様の傾斜面14aが形成されている。また、左右の内壁面14cには、上下方向に所定間隔で形成された一対の凹部14d,14eが形成されている。
押圧部材13は、未使用保持状態において挟持部材14に対して下方に押し込まれることにより、眼内挿入用レンズ20を変形させながら移動させ、使用設置状態とするためのものである。そして、押圧部材13は、上部には大径の頭部13aを有し、さらにこの頭部13aの下には角柱状の脚部13bが形成されている。脚部13bの下端近傍の外面には、突子13cが形成されており、挟持部材14に形成された凹部14d,14eのいずれか一方に係合する。すなわち、未使用保持状態では、突子13cが凹部14dと係合して押圧部材13は上位置に保持され、使用設置状態では突子13cが凹部14eと係合して押圧部材13は下位置に保持される。また、脚部13bの底面には、凹面13dが形成され、該凹面13dの左右には突起13fが形成されている。
なお、図3(a)に示すように、押圧部材13が上位置に保持されている状態では、突起13fは眼内挿入用レンズ20の光学部21には接触しない。さらに、レンズ20の下方に形成されたレンズ移動部39の底面39aは、眼内挿入用レンズ20の光学部21に接触しない。このため、挿入器具内に設置されたレンズ20を光学部21に応力がかからない状態で保持しつつ、押圧部材13によって覆うことができる。したがって、光学部21に応力がかかってその光学特性が変化することを防止しながら、長期間、眼内挿入用レンズ20を保管することができる。
押圧部材13が上位置から下位置に押し込まれると、その間に突起13fが眼内挿入用レンズ20の光学部21に接触してこれを下方に押すため、図3(b)に示すように、該レンズ20(光学部21)は下向きに、つまりは押圧部材13と反対側に向かって凸となる形状に変形する。これにより、光学部21の上下方向の中心が押出し軸33の軸心とほぼ一致し、押出し軸33によるレンズ20の眼内への押出しが可能となる。
以上のように構成された挿入器具では、図3(a)に示す未使用保持状態から図3(b)に示す使用設置状態にするには、レンズ保持部材10のベース部材11とトップ部材12とによって、その外周の一部が挟み込まれたレンズ20をトップ部材12を構成する押圧部材13を下方に押圧移動させることにより、装着部35の内側において下向き凹状に湾曲した底面39aを有する溝状のレンズ移動部39内へレンズ20を移動させることができる。そしてこの状態では、レンズ20の外周部は、底面39aの左右に形成された溝39bに係止される。このレンズ移動機構の操作により、レンズ20(光学部21)の上下方向(厚さ方向)中心と押出し軸33の軸心とがほぼ一致する状態となる。そして、押出し軸33を前進させることで、押出し軸33によって押されたレンズ20は、レンズ移動部39内を紙面垂直方向に移動して、装着部35に一体に設けた挿入筒32の内腔を通過した後、眼内に押し出される。なお、押圧部材13は、突子13cが凹部14eと係合することで、レンズ移動部39内へ移動させた眼内挿入用レンズ20の復元を防止した状態で保持される。
また、レンズ移動部39にレンズ20が移動した状態を確認することができるように、レンズ保持部材10に使用する成型材料は、透明または半透明であることが望ましい。また、本図によりトップ部材12の下面と装着部35に形成されたレンズ移動部39との間に、眼内挿入用レンズ20が移動する空間15が形成されていることも確認できる。すなわち、トップ部材12の押圧部材13はレンズ20を下方に移動させる機能と、装着部35との組合せによりレンズ移動空間15を形成するという2つの機能を果す。レンズ移動空間15は、眼内挿入用レンズ20がその空間15内で大きく移動しない程度の形状、大きさで形成される。
以上のように、ベース部材11,挟持部材14及び押圧部材13により構成されるトップ部材12を有するレンズ保持部材10は、挿入器具本体30に組み込んで挿入器具の機構の一部として機能するものである。なお、前述の実施例では、挿入器具本体30の筒部31とレンズ保持部材10とを分離可能とし、別体構成のものを組付けて挿入器具を構成するようにしたが、ベース部材11は筒部31の装着部35と一体成型することも可能である。また、トップ部材12についても、ベース部材11の上面端部にヒンジを介して一体に成型することも勿論可能である。
また、本実施例では、眼内挿入用レンズ20を小さく変形させる変形手段の一部を、レンズ保持部材10と一体に構成したことも特徴とする。
すなわち、レンズ移動部39が湾曲の溝状としていることと、トップ部材12でレンズ20をレンズ移動部39へ押し付けながら移動させること、及びレンズ移動部39の寸法Jとレンズ50の寸法Kにより、J寸法よりK寸法が長いことの3点から、レンズ20が装着部35のレンズ移動部39へ移動する際に該レンズ20を変形させる変形手段の一部をレンズ保持部材10と一体に構成していることがわかる。
図4は、上記実施例のうち挿入筒32の部分を変形した例を示す平面図である。この変形例は、挿入筒32と挿入器具本体30の装着部35とを一体に形成したものであり、挿入筒32の基端部32b側に、眼内挿入用レンズの変形手段である湾曲凹面としての底面39aを形成したものである。底面39aで僅かに小さく変形した眼内挿入用レンズ20を挿入筒32の内腔に形成した先細のテーパ32cでさらに小さく変形させることができる。
以上説明した実施例によれば、以下の効果も得ることができる。すなわち、眼内挿入用レンズの挿入器具が使用される環境では、無菌の環境が必要とされるため、実際の使用時に操作者は手袋等をはめた状態で作業をする必要があり、細かいものへの操作性が低下する。したがって、レンズ保持部材10より大きく持ちやすい挿入器具本体30を持って、レンズ保持部材10の押圧部材13を上方から下方に押し付ける動作により未使用保持状態から使用設置状態に眼内挿入用レンズ20を変形かつ移動させて挿入器具本体30から眼内挿入用レンズ20を眼内に挿入できることは、より好ましい操作形態といえる。
また、上記実施例では、レンズ保持部材10と挿入筒32の双方で眼内挿入用レンズ20を変形させる変形手段を構成する場合を示したが、特にこれに限定することなく、レンズ保持部材10のみで眼内挿入用レンズ20を眼内に挿入する小さな形状に変形させた上で、挿入筒32の内腔を通過させて眼内に挿入する構成としたり、レンズ保持部材10には変形手段を形成することなく、変形手段を挿入筒32に持たせる構成としたりしてもよい。
本発明に係る眼内挿入用レンズの挿入器具の実施例を示す図であり、(a)は未使用保持状態を示す正面図、(b)は使用設置状態を示した正面図である。 (a)は図1の挿入器具にレンズ保持部材が装着された状態を示す部分拡大正面図、(b)はレンズ保持部材の平面図である。 図1(a),(b)に示す挿入器具の断面を示すもので、(a)は図1(a)における1―1線に沿った拡大断面図、(b)は図1(b)における2―2線に沿った拡大断面図である。 本発明の実施例の挿入器具の変形例を示す平面図である。
符号の説明
10 レンズ保持部材
11 ベース部材
12 トップ部材
13 押圧部材
13c 突子
13f 突起
14 挟持部材
14a 傾斜面
14b 底面
14c 内壁面
14d,14e 凹部
14f 開口部
15 レンズ移動空間
20 眼内挿入用レンズ
21 光学部
22 支持部
30 挿入器具本体
31 筒部
32 挿入筒
33 押出し軸
34 押出し機構
35 装着部
39 レンズ移動部

Claims (4)

  1. 眼内挿入用レンズを眼内に挿入するための挿入器具であって、
    前記レンズが第1の状態で設置される設置部が設けられた本体と、
    前記設置部に設置された前記レンズを覆うカバー部材と、
    前記レンズを前記本体から眼内に押し出す押出し機構とを有し、
    前記カバー部材は、該挿入器具の使用時において前記レンズを前記第1の状態から第2の状態に変形させるための突起を有し、
    該カバー部材は、該挿入器具の未使用時において、前記突起が前記設置部に前記第1の状態で設置された前記レンズに接触しない状態で該レンズを覆うことを特徴とする眼内挿入用レンズの挿入器具。
  2. 前記突起は、前記レンズが前記設置部から移動するときに該レンズを前記第1の状態から前記第2の状態に変形させることを特徴とする請求項1に記載の挿入器具。
  3. 前記第1の状態は、前記レンズの光学部に応力がかからない状態であることを特徴とする請求項1又は2に記載の挿入器具。
  4. 前記第2の状態は、前記レンズが前記カバー部材とは反対側に向かって凸の形状に変形した状態であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の挿入器具。
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