JP2005245633A - バッグ - Google Patents
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Abstract
【課題】手提げ式バッグとしても、抱え式バッグとしても使用でき、上記従来例の、持ち手を胴部内に収納する構成としたもののように、胴部の構造が複雑化してコスト高になったり、持ち手が収納部内への出没を繰り返すことにより収納部が破損してしまったり、胴部が厚くなって不体裁になるなどの不具合を解消できるバッグを提供する。
【解決手段】持ち手がバッグ本体に対し着脱自在に形成されている。持ち手は持ち手固定部材に接合され、上記持ち手固定部材とバッグ本体とに着脱自在な接合手段が設けられる。
持ち手固定部材は、上記バッグ本体の胴部に形成されたポケット部の内部に一部を収納しうる板状に形成される。
【選択図】図1
【解決手段】持ち手がバッグ本体に対し着脱自在に形成されている。持ち手は持ち手固定部材に接合され、上記持ち手固定部材とバッグ本体とに着脱自在な接合手段が設けられる。
持ち手固定部材は、上記バッグ本体の胴部に形成されたポケット部の内部に一部を収納しうる板状に形成される。
【選択図】図1
Description
本発明はバッグの改良に関する。
バッグには手提げ式のものと、クラッチバッグのような抱え式のものとが存在する。手提げ式のバッグは、バッグ本体に持ち手が取り付けられており、抱え式のバッグには持ち手が取り付けられていない。
従来、使用者が手に下げてバッグを持ち運ぶ場合は手提げ式のバッグを使用し、バッグを抱えて持ち運ぶ場合は抱え式のバッグを使用する必要があり、使用者は2種類のバッグを備える必要があった。
そこで、2通りの使用方法が可能な、即ち、手提げ式と抱え式兼用のバッグが考案されている。
しかしながら、上記手提げ式と抱え式兼用のバッグは、バッグ本体に持ち手が取り付けられて、その持ち手がバッグ本体の胴部内に設けられた収納部内に出没するように構成されている。
即ち、手提げ式バッグとして使用する場合は、持ち手を胴部から突出させ、抱え式バッグとして使用する場合は、持ち手を胴部内に没入させるように構成されている。
したがって、胴部は持ち手の収納部を内部に形成する必要があり、持ち手が上記収納部内への出没を繰り返すことにより、収納部が破損してしまう場合があった。
また、持ち手を胴部の内部に没入させることにより胴部が厚くなり、不体裁となる不具合があった。
本出願人は上記不具合を解消できるバッグについて調査したが、関連する先行技術文献は発見できなかった。
そこで本発明は、上記の不具合を解消できるバッグ、即ち、手提げ式バッグとしても、抱え式バッグとしても使用でき、上記従来例の、持ち手を胴部内に収納する構成としたもののように、持ち手が収納部内への出没を繰り返すことにより収納部が破損してしまうことがなく、また、胴部が厚くなって、外観上不体裁になることのないバッグを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の本発明に係るバッグは、持ち手がバッグ本体に対し着脱自在に形成されていることを特徴とするものである。
即ち、本発明に係るバッグは、持ち手を使用しないときは、バッグ本体から持ち手を取り外し、持ち手を使用するときは、バッグ本体に持ち手を取り付けられるように構成されている。
また、請求項2記載の本発明に係るバッグは、上記持ち手が持ち手固定部材に接合され、上記持ち手固定部材とバッグ本体とに着脱自在な接合手段が設けられたことを特徴とする。
即ち、本発明に係るバッグは、上記持ち手を直にバッグ本体に対し着脱自在とするものではなく、上記持ち手固定部材を介して持ち手をバッグ本体に対し着脱自在とするものである。
また、請求項3記載の本発明に係るバッグは、上記持ち手固定部材が、上記バッグ本体の胴部に形成されたポケット部の内部に一部を収納しうる板状に形成されたことを特徴とする。
即ち、本発明に係るバッグは、上記持ち手固定部材が邪魔にならないように、板状に形成されてポケット部の内部に一部が収納されるように構成されている。
また、請求項4記載の本発明に係るバッグは、上記接合手段として、上記バッグ本体における上記ポケット部の内面部に面ファスナが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材において上記ポケット部に収納される部位の外面部に上記面ファスナと着脱自在な面ファスナが取り付けられたことを特徴とする。
即ち、本発明のバッグは、着脱操作が簡単な面ファスナを接合手段として採用したものである。
また、請求項5記載の本発明に係るバッグは、上記接合手段として、上記バッグ本体における上記ポケット部の上縁部にスライドファスナの片側レール部が取り付けられると共に、上記持ち手固定部材にスライドファスナのもう一方の片側レール部が取り付けられたことを特徴とする。
即ち、本発明のバッグは、着脱操作が簡単で、接合力も強いスライドファスナを接合手段として採用したものである。
また、請求項6記載の本発明に係るバッグは、上記接合手段として、上記バッグ本体における上記ポケット部の内面部に面ファスナが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材において上記ポケット部に収納される部位の外面部に上記面ファスナと着脱自在な面ファスナが取り付けられ、さらに、上記バッグ本体における上記ポケット部の上縁部にスライドファスナの片側レール部が取り付けられると共に、上記持ち手固定部材にスライドファスナのもう一方の片側レール部が取り付けられたことを特徴とする。
即ち、本発明のバッグは、接合手段をダブルで設けることにより接合力を強化したものである。
また、請求項7記載の発明にあっては、上記持ち手固定部材において、上記ポケット部から露出する部位は、バッグ本体とは異なる素材により形成されことを特徴とする。
さらに、請求項8記載の発明にあっては、 上記持ち手固定部材において、上記ポケット部から露出する部位は、バッグ本体とは異なる色彩又は模様が付されていることを特徴とする。
従って、請求項7及び8記載の発明にあっては、持ち手固定部材の上記ポケット部から露出する部位は、バッグ本件の素材とは異なる素材により形成され、もしくは、バッグ本体の色彩又は模様とは異なる色彩又は模様が付されており、使用者が任意に外観を変えられるように構成されている。
請求項1記載の本発明に係るバッグは、持ち手がバッグ本体に対し着脱自在に形成されていることから、持ち手をバッグ本体に取り付けることにより手提げ式バッグとして使用することができると共に、持ち手をバッグ本体から取り外すことにより抱え式バッグとして使用できる。
また、抱え式バッグとして使用する場合は、持ち手をバッグ本体から取り外してしまうので、上記持ち手を胴部内に没入させる構造の従来のバッグに比べ、胴部の構造がシンプルで低コストで製造することができると共に、胴部が厚くならず不体裁になることも回避できる。
さらに、従来の手提げ式と抱え式兼用のバッグにおいて発生した持ち手が胴部に設けられた収納部内への出没を繰り返すことにより、収納部が破損するという事態を防止することができる。
また、抱え式バッグとして使用する場合は、持ち手をバッグ本体から取り外してしまうので、上記持ち手を胴部内に没入させる構造の従来のバッグに比べ、胴部の構造がシンプルで低コストで製造することができると共に、胴部が厚くならず不体裁になることも回避できる。
さらに、従来の手提げ式と抱え式兼用のバッグにおいて発生した持ち手が胴部に設けられた収納部内への出没を繰り返すことにより、収納部が破損するという事態を防止することができる。
請求項2記載の本発明に係るバッグは、上記持ち手が持ち手固定部材に接合され、上記持ち手固定部材とバッグ本体とに着脱自在な接合手段が設けられたことから、持ち手を直にバッグ本体に着脱自在に接合するための手段を設ける場合に比べ、困難性が少なく、容易に製造できる。
請求項3記載の本発明に係るバッグは、上記持ち手固定部材が、上記バッグ本体の胴部に形成されたポケット部の内部に一部を収納しうる板状に形成されたことから、上記持ち手固定部材がポケット部の内部に一部が隠れて目障りにならず、バッグ本体のデザインを損ねることがない。
請求項4記載の本発明に係るバッグは、上記接合手段として、上記バッグ本体における上記ポケット部の内面部に面ファスナが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材の外面部に上記面ファスナと着脱自在な面ファスナが取り付けられたことから、上記持ち手固定部材のバッグ本体に対する取り付け・取り外しが容易である。
請求項5記載の本発明に係るバッグは、上記接合手段として、上記バッグ本体における上記ポケット部の上縁部にスライドファスナの片側テープ部が取り付けられると共に、上記持ち手固定部材にスライドファスナのもう一方の片側テープ部が取り付けられたことから、上記面ファスナに比べ、上記持ち手固定部材とバッグ本体の接合力が強く、持ち手の耐荷重性が向上する。
また、上記スライドファスナで接合された部位はバッグ本体のポケットの入り口のような外観を呈するので、外観上の違和感がない。
また、上記スライドファスナで接合された部位はバッグ本体のポケットの入り口のような外観を呈するので、外観上の違和感がない。
請求項6記載の本発明に係るバッグは、上記接合手段として、上記バッグ本体における上記ポケット部の内面部に面ファスナが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材の外面部に上記面ファスナと着脱自在な面ファスナが取り付けられ、さらに、上記バッグ本体における上記ポケット部の上縁部にスライドファスナの片側テープ部が取り付けられると共に、上記持ち手固定部材にスライドファスナのもう一方の片側テープ部が取り付けられたことから、上記面ファスナの接合力に、上記スライドファスナの接合力が加わって、上記持ち手固定部材とバッグ本体の接合力が強化される。
請求項7記載の本発明に係るバッグは、上記持ち手固定部材のポケット部から露出する部位が、バッグ本体の素材とは異なる素材が使用され、また、請求項8記載の発明に係るバッグにあっては、上記持ち手固定部材のポケット部から露出する部位はバッグ本体の色彩又は模様とは異なる色彩又は模様が付されていることから、複数種類の持ち手固定部材を準備し、バッグ本体と各種の持ち手固定部材とを適宜組み合わせることにより、外観の異なるバッグを保持して雰囲気の違いを楽しみ、また、用途に応じた使い分けを行うことが可能となる。
また、このように異なった外観の持ち手固定部材を、バッグ本体に対する複数種類のパーツとして組み合わせができるようにすることにより、バッグ全体の外観品質を高めることができ、使用者がバッグのデザインのアンサンブルを楽しめることを可能とする。
また、このように異なった外観の持ち手固定部材を、バッグ本体に対する複数種類のパーツとして組み合わせができるようにすることにより、バッグ全体の外観品質を高めることができ、使用者がバッグのデザインのアンサンブルを楽しめることを可能とする。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
本実施形態に係るバッグ1は、図1に示すように、持ち手2がバッグ本体3に対し着脱自在に形成されている。
また、上記持ち手2は、図1に示すように、持ち手固定部材4に接合され、上記持ち手固定部材4とバッグ本体3とに着脱自在な接合手段が設けられている。
また、上記持ち手固定部材4は、図2に示すように、上記バッグ本体3の胴部5に形成されたポケット部6の内部に一部を収納しうる板状に形成されている。
また、上記接合手段として、図1及び図3に示すように、上記バッグ本体3における上記ポケット部6の内面部に面ファスナ7aが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材4において上記ポケット部6に収納される部位の外面部に上記面ファスナ7aと着脱自在な面ファスナ7bが取り付けられている。
また、上記接合手段として、図1乃至図3に示すように、上記バッグ本体3における上記ポケット部6の上縁部にスライドファスナ8の片側レール部8aが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材4にスライドファスナ8のもう一方の片側レール部8bが取り付けられている。
即ち、上記接合手段として、図1乃至図3に示すように、上記バッグ本体3における上記ポケット部6の内面部に面ファスナ7aが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材4において上記ポケット部6に収納される部位の外面部に上記面ファスナ7aと着脱自在な面ファスナ7bが取り付けられ、さらに、上記バッグ本体3における上記ポケット部6の上縁部にスライドファスナ8の片側レール部8aが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材4にスライドファスナ8のもう一方の片側レール部6bが取り付けられている。
また、図1及び図2に示すように、上記持ち手固定部材4において上記バッグ本体3のポケット部6から露出する部位には、バッグ本体3とは異なる色彩又は/及び模様が施されている。
本実施形態に係るバッグ1は、図1に示すように、持ち手2がバッグ本体3に対し着脱自在に形成されている。
また、上記持ち手2は、図1に示すように、持ち手固定部材4に接合され、上記持ち手固定部材4とバッグ本体3とに着脱自在な接合手段が設けられている。
また、上記持ち手固定部材4は、図2に示すように、上記バッグ本体3の胴部5に形成されたポケット部6の内部に一部を収納しうる板状に形成されている。
また、上記接合手段として、図1及び図3に示すように、上記バッグ本体3における上記ポケット部6の内面部に面ファスナ7aが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材4において上記ポケット部6に収納される部位の外面部に上記面ファスナ7aと着脱自在な面ファスナ7bが取り付けられている。
また、上記接合手段として、図1乃至図3に示すように、上記バッグ本体3における上記ポケット部6の上縁部にスライドファスナ8の片側レール部8aが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材4にスライドファスナ8のもう一方の片側レール部8bが取り付けられている。
即ち、上記接合手段として、図1乃至図3に示すように、上記バッグ本体3における上記ポケット部6の内面部に面ファスナ7aが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材4において上記ポケット部6に収納される部位の外面部に上記面ファスナ7aと着脱自在な面ファスナ7bが取り付けられ、さらに、上記バッグ本体3における上記ポケット部6の上縁部にスライドファスナ8の片側レール部8aが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材4にスライドファスナ8のもう一方の片側レール部6bが取り付けられている。
また、図1及び図2に示すように、上記持ち手固定部材4において上記バッグ本体3のポケット部6から露出する部位には、バッグ本体3とは異なる色彩又は/及び模様が施されている。
図示した本実施例に係るバッグ1は、図1に示すように、持ち手2を有するが、その持ち手2はバッグ本体3に対し着脱自在に形成されている。
なお、本実施例では、上記持ち手2の素材として皮革を用いているが、持ち手2の素材は自由である。
なお、本実施例では、上記持ち手2の素材として皮革を用いているが、持ち手2の素材は自由である。
また、本実施例では、図1及び図2に示すように、上記持ち手2はコの字形に形成されているが、U字形もしくは半円形に形成することも可能である。即ち、持ち手2の形状は自由である。
また、本実施例では、上記持ち手2のグリップ部2aの断面形状が扁平な板状に形成されているが、手触りが良好な円形の断面にすることも可能である。即ち、上記グリップ部2aの断面形状も自由である。
上記持ち手2は、バッグ本体3に取り付けられているのではなく、図1に示すように、持ち手固定部材4に接合されている。
上記持ち手固定部材4は、図1に示すように、板状に形成されている。なお、本実施例では、上記持ち手固定部材4は皮革製としたが、素材は自由である。
上記持ち手固定部材4は、図2に示すように、上記バッグ本体3の胴部5に形成されたポケット部6の内部に下半部を収納しうるサイズに形成されている。
上記持ち手2と、上記持ち手固定部材4は、上記バッグ本体3とは異なる色で着色されている。
一方、上記バッグ本体3は、図1に示すように、上記持ち手2を取り外した場合に、腕で抱えることができる形状及びサイズに形成されている。
なお、本実施例では、上記バッグ本体3は皮革により形成されているが、バッグ本体3の素材は自由である。
上記持ち手固定部材4と上記バッグ本体3には、両者を着脱自在とする接合手段が設けられている。
上記接合手段として、図1及び図3に示すように、上記バッグ本体3における上記ポケット部6の内面部に雌の面ファスナ7aが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材4において上記ポケット部6に収納される部位、即ち、下半部の外面部には上記雌の面ファスナ7aと着脱自在な雄の面ファスナ7bが取り付けられている。
さらに、上記接合手段として、図1乃至図3に示すように、上記バッグ本体3における上記ポケット部6の上縁部にスライドファスナ8の片側レール部8aが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材4において上記ポケット部6から突出する部位の下端部にはスライドファスナ8のもう一方の片側レール部8bが取り付けられている。
即ち、上記接合手段として、図1乃至図3に示すように、面ファスナ7a,7bとスライドファスナ8という2種類の接合部材が用いられている。
以下、本実施の形態に係るバッグの作用について説明する。
本実施の形態に係るバッグ1をクラッチバッグとして使用する場合には、図1に示すように、グリップ部2aの固定された持ち手固定部材4をバッグ本体3から取り外し、バッグ本体3のみとして使用する。この場合には、持ち手固定部材4が離脱していることから、完全なクラッチバッグとして脇に抱えて使用することができる。
次に、バッグ1を通常の手提げ鞄として使用する場合には、持ち手固定部材4をバッグ本体3に取り付ける。
この場合、図3に示すように、上記、片側の持ち手固定部材4に設けられた面ファスナ7bをバッグ本体3に形成されたポケット部6内部において胴部裏面側に配設された面ファスナ7aに圧接すると共に、片側レール部8bを上記ポケット部6に配設された片側レール部8aに合致させランナー9により片側レール部8aと片側レール部8bとを接合させることにより、持ち手固定部材4をバッグ本体3に固定する。
同様にして、他方の側の持ち手固定部材4をも同様の手順によりバッグ本体3に固定することにより、図2に示す、一対の持ち手2,2が装着されたバッグ1が完成する。これにより、持ち手2,2を使用することによりバッグ1を提げ鞄として使用することが可能となる。
従って、本実施の形態に係るバッグにあっては、持ち手2,2を、持ち手固定部材4、4を介して、迅速に取り外し又は取り付けが可能であることから、クラッチバッグ又は手提げ鞄の双方の用途に、簡単に仕様変更が可能である。
また、持ち手2,2を有する持ち手固定部材4,4をバッグ本体3と同一色又は異なった色彩に形成すると共にバッグ本体3とデザイン的に統一して形状を形成した場合には、それぞれ、バッグ本体3、複数種類の持ち手固定部材4,4を単体として販売し、購入者が異なった色彩の持ち手固定部材4,4をバッグ本体3に取り付けて使用することも可能となり、色彩のアンサンブルを楽しむことができ、バッグ1全体の外観品質を向上させることができると共に顧客の購買意欲を増進させることが可能となる。
以下、本実施の形態に係るバッグの作用について説明する。
本実施の形態に係るバッグ1をクラッチバッグとして使用する場合には、図1に示すように、グリップ部2aの固定された持ち手固定部材4をバッグ本体3から取り外し、バッグ本体3のみとして使用する。この場合には、持ち手固定部材4が離脱していることから、完全なクラッチバッグとして脇に抱えて使用することができる。
次に、バッグ1を通常の手提げ鞄として使用する場合には、持ち手固定部材4をバッグ本体3に取り付ける。
この場合、図3に示すように、上記、片側の持ち手固定部材4に設けられた面ファスナ7bをバッグ本体3に形成されたポケット部6内部において胴部裏面側に配設された面ファスナ7aに圧接すると共に、片側レール部8bを上記ポケット部6に配設された片側レール部8aに合致させランナー9により片側レール部8aと片側レール部8bとを接合させることにより、持ち手固定部材4をバッグ本体3に固定する。
同様にして、他方の側の持ち手固定部材4をも同様の手順によりバッグ本体3に固定することにより、図2に示す、一対の持ち手2,2が装着されたバッグ1が完成する。これにより、持ち手2,2を使用することによりバッグ1を提げ鞄として使用することが可能となる。
従って、本実施の形態に係るバッグにあっては、持ち手2,2を、持ち手固定部材4、4を介して、迅速に取り外し又は取り付けが可能であることから、クラッチバッグ又は手提げ鞄の双方の用途に、簡単に仕様変更が可能である。
また、持ち手2,2を有する持ち手固定部材4,4をバッグ本体3と同一色又は異なった色彩に形成すると共にバッグ本体3とデザイン的に統一して形状を形成した場合には、それぞれ、バッグ本体3、複数種類の持ち手固定部材4,4を単体として販売し、購入者が異なった色彩の持ち手固定部材4,4をバッグ本体3に取り付けて使用することも可能となり、色彩のアンサンブルを楽しむことができ、バッグ1全体の外観品質を向上させることができると共に顧客の購買意欲を増進させることが可能となる。
本発明は、手提げ式と抱え式兼用の全てのバッグに適用可能である。
1 バッグ
2 持ち手
2a グリップ部
3 バッグ本体
4 持ち手固定部材
5 胴部
6 ポケット部
7a,7b 面ファスナ
8 ポケット部
8a,8b 片側レール部
9 ランナー
2 持ち手
2a グリップ部
3 バッグ本体
4 持ち手固定部材
5 胴部
6 ポケット部
7a,7b 面ファスナ
8 ポケット部
8a,8b 片側レール部
9 ランナー
Claims (8)
- 持ち手がバッグ本体に対し着脱自在に形成されていることを特徴とするバッグ。
- 上記持ち手は持ち手固定部材に接合され、上記持ち手固定部材とバッグ本体とに着脱自在な接合手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載のバッグ。
- 上記持ち手固定部材は、上記バッグ本体の胴部に形成されたポケット部の内部に一部を収納しうる板状に形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載のバッグ。
- 上記接合手段として、上記バッグ本体における上記ポケット部の内面部に面ファスナが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材において上記ポケット部に収納される部位の外面部に上記面ファスナと着脱自在な面ファスナが取り付けられたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のバッグ。
- 上記接合手段として、上記バッグ本体における上記ポケット部の上縁部にスライドファスナの片側レール部が取り付けられると共に、上記持ち手固定部材にスライドファスナのもう一方の片側レール部が取り付けられたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のバッグ。
- 上記接合手段として、上記バッグ本体における上記ポケット部の内面部に面ファスナが取り付けられると共に、上記持ち手固定部材において上記ポケット部に収納される部位の外面部に上記面ファスナと着脱自在な面ファスナが取り付けられ、さらに、上記バッグ本体における上記ポケット部の上縁部にスライドファスナの片側レール部が取り付けられると共に、上記持ち手固定部材にスライドファスナのもう一方の片側レール部が取り付けられたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のバッグ。
- 上記持ち手固定部材において、上記ポケット部から露出する部位は、バッグ本体とは異なる素材により形成されことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のバッグ。
- 上記持ち手固定部材において、上記ポケット部から露出する部位には、バッグ本体とは異なる色彩又は模様が付されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のバッグ。
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---|---|
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JP2004058130A Pending JP2005245633A (ja) | 2004-03-02 | 2004-03-02 | バッグ |
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