JP3215133U - スーツケース及び袋物用ファスナー - Google Patents

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Abstract

【課題】防犯性能を高めたスーツケース及び袋物用ファスナーを提供する。【解決手段】袋物としてのスーツケースは、蓋体とケース本体とを接続するファスナー30を備え、ファスナー30は、一対のスライダー40、50を備え、一方のスライダー40と他方のスライダー50との間に、施錠機構60を備えている。施錠機構60は、他方のスライダー50に一体的に備えた雌部材61と、この雌部材61に嵌合する雄部材65とを主たる構成要素とする。この雄部材65は一方のスライダー40に一体的に備えられる。雄部材65は、ばね鋼又は同等の金属の薄板を折り曲げて、途中に一対の解錠片69、69を一体的に設け、先端に一対の爪部71、71を一体形成してなる。雄部材65は、鋏の一種である握り鋏と類似した形を呈しており、小さな力で解錠方向へ撓ませることができる。【選択図】図2

Description

本考案は、防犯性能を高めたスーツケース及び袋物用ファスナーに関する。
旅行の多様化に伴って、治安がよくない地域にスーツケースや鞄を持ち込むことがある。この場合は、防犯性能を強化したスーツケースや鞄が好まれる。そこで、防犯性能を強化したスーツケースや鞄が各種提案されてきた(例えば、特許文献1(図3)参照)。
特許文献1の図3に示されるように、ファスナーの引き手が施錠可能とされる。
施錠されているため、ファスナーが勝手に引かれる心配はない。
ただし、錠前を開けるキーの保管が煩わしい。キーを紛失すると解錠ができない。錠前がダイヤル錠である場合は、キーは不要であるが、番号を忘れると解錠できない。
加えて、綺麗な鞄に錠前がぶら下がっており、見栄えの点で難がある。
キーや番号を用いない防犯構造も各種提案されている(例えば、特許文献2(図1、図2)参照)。
特許文献2の図1に示されるように、一方の引き手(212)(括弧付き数字は特許文献2に記載された符号を示す。以下同じ)に紐体(11)を結ぶ。この紐体(11)には四つ葉状の係合部材(13)が取り付けられている。この係合部材(13)には、特許文献2の図2に示されるように、磁石(132)が付設されている。
また、他方の引き手(222)に別の紐体(12)が結ばれ、この紐体(12)には五つ葉状の係合部材(14)が取り付けられている。この係合部材(14)には、特許文献2の図2に示されるように、磁石(142)が付設されている。
磁石(132)が磁石(142)に吸着しているため、一方の引き手(212)に対して他方の引き手(221)が開き方向へ簡単に引かれる心配はない。
ただし、紐体(11)、(12)を引き手(212)、(222)に結ぶ作業が面倒である。紐体(11)、(12)は細いため使用中に切れる心配がある。紐体(11)、(12)及び係合部材(13)、(14)が目立つため、見栄えの点で難がある。
すなわち、特許文献1に示される施錠構造では、施錠操作及び解錠操作が煩わしく、キーの保管が大変であり、見栄えの点で難がある。
また、特許文献2に示される防犯構造では、2個の磁石を吸着される及び分離する操作が煩わしく、加えて紐体が切れる心配があり、見栄えの点で難がある。
旅行等が盛んになる中、施錠・解錠操作が容易で、見栄えのよいファスナー構造が求められる。
特開2003−88416号公報 特開2017−192620号公報
本考案は、施錠・解錠操作が容易で、見栄えのよい袋物用ファスナー及び見栄えのよいファスナーを備えたスーツケースを提供することを課題とする。
請求項1に係る考案は、ケース本体と、このケース本体にヒンジで繋がれ前記ケース本体の開口を塞ぐ蓋体と、この蓋体と前記ケース本体を開閉自在に繋ぐファスナーとを備えているスーツケースにおいて、
前記ファスナーは、一対の帯布と、一方の帯布の一辺に取り付けられた一方のファスナー歯列と、他方の帯布の一辺に取り付けられた他方のファスナー歯列と、前記帯布に沿って移動し前記一方のファスナー歯列に前記他方のファスナー歯列を噛み合わせる又は分離する一対のスライダーとからなり、
前記一対のスライダーは、一方のスライダーに他方のスライダーを接近させることで自動的に施錠される施錠機構を備えており、
前記施錠機構は、前記一方のスライダーに一体的に備えた雄部材と、前記他方のスライダーに一体的に備えた雌部材と、前記一方のスライダー又は前記他方のスライダーに備えた解錠片とを有し、
前記雌部材に前記雄部材が嵌合した状態で施錠され、前記解錠片により解錠されるようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る考案は、請求項1記載のスーツケースであって、
前記スライダーは、前記一対のファスナー歯列を分離する三角柱と、この三角柱の一端に固定され前記一対のファスナー歯列の底面に沿って移動する底板と、前記三角柱の他端に固定され前記一対のファスナー歯列の上面に沿って移動する上板と、引き手を止める引き手止め環と、この引き手止め環に止められた引き手とを有し、
前記雄部材は、前記一方のスライダーの前記上板と前記引き手止め環の少なくとも一方に付設され、
前記雌部材は、前記他方のスライダーの前記上板と前記引き手止め環の少なくとも一方に付設されていることを特徴とする。
請求項3に係る考案は、物品を収納する袋物の開口に取り付けられる袋物用ファスナーであって、
一対の帯布と、一方の帯布の一辺に取り付けられた一方のファスナー歯列と、他方の帯布の一辺に取り付けられた他方のファスナー歯列と、前記帯布に沿って移動し前記一方のファスナー歯列に前記他方のファスナー歯列を噛み合わせる又は分離する一対のスライダーとからなり、
前記一対のスライダーは、一方のスライダーに他方のスライダーを接近させることで自動的に施錠される施錠機構を備えており、
前記施錠機構は、前記一方のスライダーに一体的に備えた雄部材と、前記他方のスライダーに一体的に備えた雌部材と、前記一方のスライダー又は前記他方のスライダーに備えた解錠片とを有し、
前記雌部材に前記雄部材が嵌合した状態で施錠され、前記解錠片により解錠されるようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る考案は、請求項3記載の袋物用ファスナーであって、
前記スライダーは、前記一対のファスナー歯列を分離する三角柱と、この三角柱の一端に固定され前記一対のファスナー歯列の底面に沿って移動する底板と、前記三角柱の他端に固定され前記一対のファスナー歯列の上面に沿って移動する上板と、引き手を止める引き手止め環と、この引き手止め環に止められた引き手とを有し、
前記雄部材は、前記一方のスライダーの前記上板と前記引き手止め環の少なくとも一方に付設され、
前記雌部材は、前記他方のスライダーの前記上板と前記引き手止め環の少なくとも一方に付設されていることを特徴とする。
請求項1に係る考案では、一対のスライダーは施錠機構を備え、この施錠機構は一方のスライダーに他方のスライダーを接近させると自動的に施錠状態となる。
従来の技術では、磁石同士を吸着させるような施錠操作が必要であったが、本考案によれば、そのような格別の施錠操作は不要であって、単に一方のスライダーに他方のスライダーを接近させるだけで施錠される。
また、本考案の施錠機構は一対のスライダーに一体的に備えられていて目立たない。
さらには、一体的に備えられているため、従来のように紐体が切れることを心配する必要もない。
よって、請求項1によれば、施錠・解錠操作が容易で、見栄えのよいファスナーを備えたスーツケースが提供される。
加えて、請求項1では、施錠機構を備えているので、片手ではファスナーを開くことができない。他人が両手を使ってファスナーを開こうとすると、動作が大げさになる。結果、窃盗等を防止することができる。
請求項2に係る考案では、施錠機構の構成要素である雄部材は、一方のスライダーを構成する上板と引き手止め環の少なくとも一方に付設され、施錠機構の構成要素である雌部材は、他方のスライダーを構成する上板と引き手止め環の少なくとも一方に付設されている。スライダーの上板及び引き手止め環は、ファスナー歯列の上方に配置される。このような上板や引き手止め環に施錠機構を設けたので、施錠機構がファスナー歯列に干渉する心配がない。
請求項3に係る考案では、請求項1と同様に、一対のスライダーは施錠機構を備え、この施錠機構は一方のスライダーに他方のスライダーを接近させると自動的に施錠状態となる。
また、本考案の施錠機構は一対のスライダーに一体的に備えられていて目立たない。
さらには、一体的に備えられているため、従来のように紐体が切れることを心配する必要もない。
よって、請求項3によれば、施錠・解錠操作が容易で、見栄えのよい袋物用ファスナーが提供される。
請求項4に係る考案では、請求項2と同様に、施錠機構の構成要素である雄部材は、一方のスライダーを構成する上板と引き手止め環の少なくとも一方に付設され、施錠機構の構成要素である雌部材は、他方のスライダーを構成する上板と引き手止め環に付設されている。スライダーの上板及び引き手止め環は、ファスナー歯列の上方に配置される。このような上板や引き手止め環に施錠機構を設けたので、施錠機構がファスナー歯列に干渉する心配がない。
本考案に係るスーツケースの斜視図である。 施錠中の一対のファスナーの平面図及び要部断面図である。 解錠中の一対のファスナーの平面図及び側面図である。 図3の4−4線断面図である。 一対のファスナーの作用図である。 変更例に係る一対のファスナーの平面図及び側面図である。
本考案の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
<実施例>
本考案において、袋物とは、鞄、スーツケース、ザック(バックパック、リュックサックを含む。)、手提げ袋などの総称であり、物品を収納する袋状のものであれば、種類、形状、硬軟を問わない。
本実施例では、袋物の具体例を、スーツケースとして、以下に説明する。
図1に示すように、袋物としてのスーツケース10は、伸縮ハンドル11を有するケース本体12と、このケース本体12の開口を閉じる蓋体13と、この蓋体13をケース本体12に開閉可能に連結する第1布ヒンジ14と、蓋体13とケース本体12を接続する袋物用ファスナーとしてのファスナー30と、蓋体13の前面に設けられ蓋体13より一回り小さな前ポケット16と、この前ポケット16の下辺を蓋体13に連結する第2布ヒンジ17と、前ポケット16を蓋体13に接続する第2ファスナー18とを備えている。
第1・第2布ヒンジ14、17を、金属製の蝶番に変更し、第1・第2ファスナー15、18を枠状フレーム及びロック装置に変更することは差し支えない。
ケース本体12の下面のコーナーにキャスター21を備え、蓋体13の下面のコーナーにキャスター21を備える。キャスター21は、コーナーカップ22と、このコーナーカップ22から下へ延びているコラム部23と、このコラム部23に回転自在に取付けた車輪24とからなる。
ファスナー30は、一対のスライダー40、50を備えている。一方のスライダー40は引き手45を有し、他方のスライダー50は引き手55を有する。
一対のスライダー40、50の構造を、図2〜図4に基づいて説明する。
図2(a)は一対のスライダー40、50の平面図であり、一方のスライダー40と他方のスライダー50との間に、施錠機構60を備えていることを構造的な特長とする。
図2(b)は図2(a)の要部断面図であり、施錠機構60は、他方のスライダー50に一体的に備えた雌部材61と、この雌部材61に嵌合する雄部材65とを主たる構成要素とする。この雄部材65は一方のスライダ40ーに一体的に備えられる。
図2(c)は互いに分離した雄部材65と雌部材61とを示す図であり、雄部材65は、ばね鋼又は同等の金属の薄板を折り曲げて、途中に一対の解錠片69、69を一体的に設け、先端に一対の爪部71、71を一体形成してなる。雄部材65は、鋏の一種である握り鋏と類似した形を呈しており、小さな力で解錠方向へ撓ませることができる。また、薄板は針金であってもよい。
また、雌部材61は、平らな筒部材であって、爪部71、71を収納し且つ掛けることができる爪掛け凹部62、62と、解錠片69、69を出し入れ可能に収納するスリット部63、63とを有している。スリット部63の形態は、図3(b)でも示されている。
雌部材61に雄部材65を嵌めることで、図2(b)に示すように、雌部材61と雄部材65とを施錠状態にすることができ、図2(a)に示すように、一対のスライダー40、50を施錠することができる。
図2(a)で、解錠片69、69を互いに接近する方向へ押すと、図2(b)で、爪掛け凹部62、62から爪部71、71が外れる。すなわち、解錠され、図2(c)のように、雌部材61と雄部材65とを互いに分離することができる。
スライダー40、50の構造を、図3に基づいて詳しく説明する。説明の都合で、図3(b)を先に説明する。
図3(b)に示すように、一方のスライダー40は、三角柱41と、この三角柱41の一端(図では下端)に固定された底板42と、三角柱41の他端(図では上端)に固定された上板43と、この上板43に固定された引き手止め環44と、この引き手止め環44に止められた引き手45とを有する。
加えて、本例では、雄部材65は引き手止め環44にろう材47で接合する。ろう材47はビスに代えてもよい。
同様に、他方のスライダー50は、三角柱51と、この三角柱51の一端に固定された底板52と、三角柱51の他端に固定された上板53と、この上板53に固定された引き手止め環54と、この引き手止め環54に止められた引き手55とを有する。
加えて、本例では、雌部材61は引き手止め環54にろう材47で接合する。雌部材61は、雄部材65と形状が異なるため、ろう材46で上面53に接合することもできる。
図3(a)に示すように、雄部材65及び雌部材61は、引き手止め環44、44に固定されている。
図3(b)の4−4線断面図である図4に基づいて、ファスナー30の全体的な構成を説明する。
図4に示すように、ファスナー30は、一対の帯布31、32と、一方の帯布31の一辺に取り付けられた一方のファスナー歯列33と、他方の帯布32の一辺に取り付けられた他方のファスナー歯列34と、帯布31、32に沿って移動し一方のファスナー歯列33に他方のファスナー歯列34を噛み合わせる又は分離する三角柱41、51を備えるスライダー40、50とからなる。
三角柱41、51に固定されている底板42、52の縁は折り曲げられて側壁部48、58となっている。これらの側壁部48、58により、ファスナー歯列33、34が案内される。図3(b)に示すように、上板43、53も側壁部48、58を有する。
次に、本考案に係るファスナー30の作用を、図5に基づいて説明する。
図5(a)に示すように、ファスナー30は開いており、引き手45と引き手55の両方又は片方を矢印(→、←)のように引くことにより、一方のファスナー歯列33に他方のファスナー歯列34を噛み合わせることができる。その終期において、図3(a)に示す雄部材65が雌部材61に嵌まる。
結果、図5(b)に示すように、施錠機構60は施錠状態となる。施錠状態では、一方の引き手45と他方の引き手55の両方又は片方を引いても一方のスライダー40から他方のスライダー50が離れることはない。
解錠する場合は、図5(c)に示すように、右手の親指72と人差し指73とで解錠片69、69を解錠方向へ押す。押したままで、左手の親指74と人差し指75で引き手55を摘み、開方向へ引っ張る。結果、他方のスライダー50が一方のスライダー40から離れるように移動する。これにより、ファスナー30を開くことができる。
図1において、施錠していなければ、例えば他人が後ろ手で且つ片手で、一方のスライダー40又は他方のスライダー50を引き、ファスナー30を開き、窃盗などに及ぶことが懸念される。
この点、図5(c)であれば、右手と左手の両方が必要であり、秘密裏に他人がファスナー30を開くことはできない。正当な持ち主が脇見をしていたとしても、他人の動作が大げさであるため、その兆候を容易に察知し得る。
袋物が、背負ったザックである場合も同様である。すなわち、他人の動作が大げさであるため、その兆候を容易に察知し得る。加えて、周囲の人が不自然さに気が付くことが期待でき、窃盗などを未然に防ぐことができる。
また、図5で説明したように、本考案によるファスナー30の施錠・解錠操作は、容易である。その上、図5(b)に示すように、施錠機構60が一対のスライダー40、50に一体的に設けられているため外観性は良好である。
したがって、本考案により、施錠・解錠操作が容易で、見栄えのよい袋物用ファスナー30及び見栄えのよいファスナー30を備えたスーツケース10が提供される。
次に、図6に基づいて変更例を説明する。なお、図3と同一の構成要素には図3の符号を流用して、詳細な説明は省略する。
図6(a)に示すように、雄部材65は、平板部66と、この平板部66の長手中心に沿って延びる溝部67と、この溝部67で区分される一対の細帯部68、68の外縁に外方へ張り出すように設けられる解錠片69、69と、一対の細帯部68、68の先端に設けられる爪部71、71とからなる。
図6(b)に示すように、雄部材65を一方のスライダー40の上板43に載せ、ビスBで固定する。雌部材61を他方のスライダー50の上板53に載せ、ビスBで固定する。上板43に接着剤を塗布し、この接着剤で雄部材65を接合し、その上でビスBで固定するとなおよい。雌部材61も同様である。
ビスBや接着剤で固定することにより、スライダー40、50を金属製とし、雄部材65を弾性変形容易な樹脂とすることができる。雌部材61は弾性が要求されないので、樹脂、金属の何れでもよい。
また、請求項1での施錠機構60は、図2及び図3で説明した実施例が推奨されるが、この実施例を適宜変更することは差し支えない。すなわち、雄部材65と雌部材61と解錠片69とが必須であって、これらを具備していれば、その他の構造や形態は実施例に限定されない。
また、図1で説明した第2ファスナー18にも、本考案の施錠機構60を適用することは差し支えない。
また、実施例では、雄部材65と雌部材69を、上板43又は引き手止め環44に固定したが、上板43と引き手止め環44の両方に接合(接続)して固定することは差し支えない。
また、解錠片69は、実施例では、雄部材65に一体形成したが、雄部材65とは別に設けてもよい。ただし、解錠片69を雄部材65に一体形成することにより、部品数の低減を図ることができる。
本考案は、治安の問題が想定される地域に用いるスーツケースに好適である。
10…スーツケース(袋物)、12…ケース本体、13…蓋体、14…ヒンジ、31、32…帯布、33、34…ファスナー歯列、40…一方のスライダー、50…他方のスライダー、41、51…三角柱、42、52…底板、43、53…上板、44、54…引き手止め環、45、55…引き手、60…施錠機構、61…雌部材、65…雄部材、69…解錠片。

Claims (4)

  1. ケース本体と、このケース本体にヒンジで繋がれ前記ケース本体の開口を塞ぐ蓋体と、この蓋体と前記ケース本体を開閉自在に繋ぐファスナーとを備えているスーツケースにおいて、
    前記ファスナーは、一対の帯布と、一方の帯布の一辺に取り付けられた一方のファスナー歯列と、他方の帯布の一辺に取り付けられた他方のファスナー歯列と、前記帯布に沿って移動し前記一方のファスナー歯列に前記他方のファスナー歯列を噛み合わせる又は分離する一対のスライダーとからなり、
    前記一対のスライダーは、一方のスライダーに他方のスライダーを接近させることで自動的に施錠される施錠機構を備えており、
    前記施錠機構は、前記一方のスライダーに一体的に備えた雄部材と、前記他方のスライダーに一体的に備えた雌部材と、前記一方のスライダー又は前記他方のスライダーに備えた解錠片とを有し、
    前記雌部材に前記雄部材が嵌合した状態で施錠され、前記解錠片により解錠されるようにしたことを特徴とするスーツケース。
  2. 請求項1記載のスーツケースであって、
    前記スライダーは、前記一対のファスナー歯列を分離する三角柱と、この三角柱の一端に固定され前記一対のファスナー歯列の底面に沿って移動する底板と、前記三角柱の他端に固定され前記一対のファスナー歯列の上面に沿って移動する上板と、引き手を止める引き手止め環と、この引き手止め環に止められた引き手とを有し、
    前記雄部材は、前記一方のスライダーの前記上板と前記引き手止め環の少なくとも一方に付設され、
    前記雌部材は、前記他方のスライダーの前記上板と前記引き手止め環の少なくとも一方に付設されていることを特徴とするスーツケース。
  3. 物品を収納する袋物の開口に取り付けられる袋物用ファスナーであって、
    一対の帯布と、一方の帯布の一辺に取り付けられた一方のファスナー歯列と、他方の帯布の一辺に取り付けられた他方のファスナー歯列と、前記帯布に沿って移動し前記一方のファスナー歯列に前記他方のファスナー歯列を噛み合わせる又は分離する一対のスライダーとからなり、
    前記一対のスライダーは、一方のスライダーに他方のスライダーを接近させることで自動的に施錠される施錠機構を備えており、
    前記施錠機構は、前記一方のスライダーに一体的に備えた雄部材と、前記他方のスライダーに一体的に備えた雌部材と、前記一方のスライダー又は前記他方のスライダーに備えた解錠片とを有し、
    前記雌部材に前記雄部材が嵌合した状態で施錠され、前記解錠片により解錠されるようにしたことを特徴とする袋物用ファスナー。
  4. 請求項3記載の袋物用ファスナーであって、
    前記スライダーは、前記一対のファスナー歯列を分離する三角柱と、この三角柱の一端に固定され前記一対のファスナー歯列の底面に沿って移動する底板と、前記三角柱の他端に固定され前記一対のファスナー歯列の上面に沿って移動する上板と、引き手を止める引き手止め環と、この引き手止め環に止められた引き手とを有し、
    前記雄部材は、前記一方のスライダーの前記上板と前記引き手止め環の少なくとも一方に付設され、
    前記雌部材は、前記他方のスライダーの前記上板と前記引き手止め環の少なくとも一方に付設されていることを特徴とする袋物用ファスナー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7376283B2 (ja) 2019-08-27 2023-11-08 Ykk株式会社 バックル及びバックル雄部材

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