JP2005245312A - 捕虫器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本体ケースから長尺状の粘着シートを簡単に取り外すことができるとともに、取り外された粘着シートを展開したまま回収することができる捕虫器を提供する。
【解決手段】少なくとも前面が開放された本体ケース2と、本体ケース2内に配設され、光によって飛翔昆虫を誘引する蛍光灯3と、収容カバー15内に捲回して収容された長尺状の粘着シート4を引き出した状態で支持するカートリッジ5であって、収容カバー15を支持する第一ホルダー20、粘着シート4の先端側に形成された引張部16を支持する第二ホルダー21、及び第一ホルダー20と第二ホルダー21とを連結する連結杆22を有するカートリッジ5と、本体ケース2内に配設されカートリッジ5を着脱可能に係止する係止部6とを具備する。
【選択図】 図2
【解決手段】少なくとも前面が開放された本体ケース2と、本体ケース2内に配設され、光によって飛翔昆虫を誘引する蛍光灯3と、収容カバー15内に捲回して収容された長尺状の粘着シート4を引き出した状態で支持するカートリッジ5であって、収容カバー15を支持する第一ホルダー20、粘着シート4の先端側に形成された引張部16を支持する第二ホルダー21、及び第一ホルダー20と第二ホルダー21とを連結する連結杆22を有するカートリッジ5と、本体ケース2内に配設されカートリッジ5を着脱可能に係止する係止部6とを具備する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、捕虫器に関し、特に、光によって誘引した飛翔昆虫を、細長いテープ状の粘着シートによって捕獲する捕虫器に関するものである。
レストランや食品工場等の室内に配置される捕虫器として、蛍光灯等の発光手段と、細長いテープ状の粘着シートとを本体ケース内に配設し、発光手段から放射される光によってハエ、蚊または蛾等の飛翔昆虫を誘引するとともに、誘引した飛翔昆虫を粘着シートの粘着面で捕獲するように構成したものが知られている。また、ここで使用される粘着シートとしては、長尺状の粘着シートを捲回して収容カバー内に収容したものが知られており、これによれば、収容カバーの外部に延出される粘着シートの先端(引張部)を持って引き出すことにより、本体ケースに対して装着することが可能になる。
なお、従来の捕虫器では、引き出された長尺状の粘着シートが、本体ケースに直接取付けられている。また、本体ケースの前面に、網状の装飾格子を装着する捕虫器においては、装飾格子の内面側に粘着シートが取付けられる場合もある。
ところで、飛翔する衛生昆虫は、病原菌をばらまく恐れがあることから、特に食品や経口品を扱う産業、または病院等では、生息する飛翔昆虫の種類や発生個体数等を定期的に調査し、飛翔昆虫の種類に応じた対策を施すことが好ましいといわれている。また、業者においても、生息する飛翔昆虫の種類を特定することにより、夫々の飛翔昆虫の特性に応じた商品を開発することが可能になる。
以上の従来技術は、当業者において当然として行われているものであり、出願人は、この従来技術が記載された文献を知見していない。
しかし、上記の捕虫器では、引き出された長尺状の粘着シートを、本体ケースまたは装飾格子に装着することができるものの、使用後に取外された粘着シートを展開した状態のまま保持させることができなかった。つまり、捕獲された飛翔昆虫の種類や発生個体数を調査するために、管理者(業者等)が粘着シートを本体ケースから取外し、その状態のまま回収としても、粘着シートが折れ曲がったり撓んだりした場合には、粘着面同士が接着してしまい再び平面状に展開させることが困難となっていた。
なお、取り外された粘着シートの粘着面にビニール等の保護シートを被せるようにすれば、粘着面同士の接触を回避することが可能になるが、これによれば、現場において粘着面を保護シートで覆う作業が必要になるとともに、回収後、粘着面から保護シートを剥離させる作業が必要になることから、作業者の負担が極めて大きくなってしまう。特に、粘着シートは、本体ケースに対して風が吹いても外れないように比較的強固に取付けられているため、本体ケースから粘着シートを取り外す際、粘着面同士を接着させないように十分な注意が必要となっていた。
そこで、本発明は、上記の実状に鑑み、本体ケースから長尺状の粘着シートを簡単に取り外すことができるとともに、取り外された粘着シートを展開したまま回収することが可能な捕虫器の提供を課題とするものである。
本発明にかかる捕虫器は、「開放部を有する本体ケースと、該本体ケース内に配設され、光によって飛翔昆虫を誘引する発光手段と、収容カバー内に捲回して収容された長尺状の粘着シートを引き出した状態で支持するカートリッジであって、前記収容カバーを支持する第一ホルダー、前記粘着シートの先端側に形成された引張部を支持する第二ホルダー、及び前記第一ホルダーと第二ホルダーとを連結する連結杆を有するカートリッジと、前記本体ケース内に配設され、前記カートリッジを着脱可能に係止する係止部とを具備する」ものである。
ここで、「発光手段」としては、特に限定されるものではないが、棒状の蛍光灯を用いるようにすれば、発光手段と長尺状の粘着シートとを並設し、光によって誘引した飛翔昆虫を効率的に捕獲することが可能になる。また、「連結杆」は一本の棒材のみから構成してもよいが、一対の連結杆を粘着シートの幅方向両側に配設すれば、粘着シートを安定して支持することが可能になる。
本発明の捕虫器によれば、捲回して収容された長尺状の粘着シートに対し、引張部を持って引き出すと、粘着シートは平面状に展開される。その後、収容カバーを第一ホルダーに取付け、引張部を第二ホルダーに取り付けると、長尺状の粘着シートは連結杆に沿って張られた状態で支持される。つまり、粘着シートを、カートリッジに固定した状態で扱うことが可能になる。そして、本体ケースに設けられた係止部にカートリッジを係止させると、カートリッジが本体ケースに装着された状態となる。
一方、粘着シートを回収する場合には、係止部からカートリッジを取外し、カートリッジごと回収すればよい。この状態では、粘着シートが平面状に展開された状態で保持されているため、粘着シートにおける粘着面同士の接着を防止することができる。
ところで、本発明の捕虫器において、「前記第一ホルダー及び前記第二ホルダーには、前記連結杆の反対側に突出した突起部が形成され、前記係止部は、夫々の前記突起部の間隔に略一致する間隔で配置された一対の係止板と、該係止板に形成され前方に向かって斜め上方に切欠かれた溝部とを有し、該溝部の前方または上方から挿入される前記突起部を前記溝部の底部で支持する」構成とすることができる。
これによれば、カートリッジの両側面から突出した突起部を、係止板の溝部に対して、前方または上方(すなわち切り欠かかれて開放された部分)から内部に挿入させると、突起部は溝部に誘導されてその底部に到達する。なお、溝部は前方に向かって斜め上方に傾斜しているため、突起部はカートリッジの自重により溝部に係止された状態となる。
一方、本体ケースを固定した状態でカートリッジを手前上方に引き出せば、突起部が溝部内を移動し、さらに溝部の前方から取出される。したがって、極めて簡単な操作でカートリッジを取り外すことが可能になる。
また、本発明の捕虫器において、「前記カートリッジを着脱する際に該カートリッジが前記発光手段に当接することを遮蔽する遮蔽部をさらに備える」構成とすることができる。ここで、遮蔽部は、係止板と一体に形成するようにしてもよく、別部材で構成して係止板等に組付けるようにしてもよい。
これによれば、カートリッジの突起部を溝部に挿入させる際に、うまく挿入できないことがあっても、遮蔽部によってカートリッジの移動方向が規制され、発光手段への衝突が阻止される。したがって、カートリッジに衝突による照明装置の破損を防止することができる。
このように、本発明の捕虫器によれば、カートリッジごと回収することにより、粘着シートにおける粘着面同士の接着を防止することができる。したがって、生息する飛翔昆虫の種類や発生個体数等を調査するに際し、作業者に負担をかけることなく回収させることができる。また、捕虫器より分離した形態となるので、カートリッジのみを単用することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態である捕虫器について、図1乃至図5に基づき説明する。図1及び図2は捕虫器の構成を示す斜視図及び分解斜視図であり、図3は粘着シートが装着されたカートリッジの構成を示す斜視図であり、図4は本体ケースにカートリッジを着脱する方法を説明するための説明図であり、図5はカートリッジの構成を示す断面図である。本実施形態の捕虫器1は、光によって誘引した飛翔昆虫を捕獲するものであり、図1に示すように、本体ケース2と、蛍光灯3と、粘着シート4と、カートリッジ5と、一対の係止部6とから構成されている。ここで、蛍光灯3は本発明の発光手段に相当する。
本体ケース2は、前面及び背面が開放された細長い環状の外観を呈しており、図2に示すように、四角形の外枠を形成する上面板7、底面板8、及び一対のボックス形状の取付部10と、各取付部10の外側に取付けられたカバー9とから構成されている。なお、上面板7には、捕虫器1を軒下等に吊り下げるための引掛部11が上方に突出して形成されている。また、図4(a)に示すように、取付部10には、蛍光灯3に接続された配線を挿通させるための挿通孔12が穿設されるとともに、V字形の配線受け13を載置させるための切欠10aが上面に形成されている。
図2に示すように、蛍光灯3は、取付部10にソケット14を介して着脱可能に取付けられている。この蛍光灯3は紫外線を放射し、これにより、ハエ、蚊または蛾等の飛翔昆虫を誘引することを可能にしている。
粘着シート4は、表面及び裏面に粘着層が形成された長尺状のシートであり、使用する前は、収容カバー15内の軸部(図示しない)に捲回した状態で収容され、収容カバー15から延出される引張部16を持って引き出すことにより、平面状に展開され使用可能な状態となる。なお、粘着シート4の材質は特に限定されるものではないが、例えば台紙にポリブテン等からなる粘着剤を塗布することにより生成することができる。収容カバー15は、ポリエチレン等の樹脂で形成されており、収容カバー15が収容されるシート収容部18と、このシート収容部18よりも幅広で引張部16が収容される蓋収容部19とから構成されている。つまり、未使用の状態では、引張部16がシート収容部18の蓋として機能しており、シート収容部18の一端に形成された耳部16aを摘んで引き上げることにより、引張部16が蓋収容部19から取出され、粘着シート4を引き出す際の握り部として機能する。なお、引張部16は例えばボール紙で形成されており、その中央部分には、引張部16の一部を折り曲げることにより開口される掛止孔17が形成されている。
カートリッジ5は、粘着シート4を収容カバー15から引き出した状態で支持するものであり、収容カバー15を支持する第一ホルダー20と、引張部16を支持する第二ホルダー21と、第一ホルダー20及び第二ホルダー21を連結する一対の連結杆22とから構成されている。図2及び図5に示すように、第一ホルダー20及び第二ホルダー21は、共通の部品からなり、収容カバー15を収容する断面コ字形のカバー収容部24と、掛止バネ26(後述する)を取付けるためのバネ固定部28と、連結杆22を連結するための連結部29と、連結部29の反対側に突出した円柱状の突起部30とを備えている。つまり、第一ホルダー20及び第二ホルダー21には、いずれも共通の部品として使用できるように、収容カバー15を支持する機能と引張部16を掛止する機能とが備えられている。なお、カバー収容部24における収容空間の形状は、収容カバー15の外観形状と略一致しており、収容カバー15を安定した状態で支持することを可能にしている。具体的には、収容カバー15におけるシート収容部18と蓋収容部19との段差に合わせて、カバー収容部24の底面には上底部25が形成され、またカバー収容部24の横幅(図2では高さ方向の長さに相当)も蓋収容部19に対応する側が幅広くなるように形成されている。
なお、掛止バネ26は、紙面左右方向に弾性変形可能な板状の弾性部材からなり、バネ固定部28内に挿入される掛止バネ26の一端側には、抜止め用の折返し部26aが形成され、引張部16の掛止孔17内に挿入される掛止バネ26の他端側には、反対側に折曲がった爪部26bが形成されている。このため、掛止バネ26を伸ばした状態で引張部16を爪部26bに引っ掛けると、引張部16に接続された粘着シート4が掛止バネ26の復元力によって引っ張られ、張られた状態で保持されるようになる。
図2及び図4に示すように、係止部6は、取付部10にビスを介して取付けられた側面部32と、側面部32の先端から内側方向に折れ曲がった前面部33と、前面部33の一端から奥方向に折れ曲がりカートリッジ5を係止させることを可能とする係止板34とから構成され、断面略コ字形の外観を呈している。特に一対の係止板34は、カートリッジ5における左右の突起部30の間隔と略一致する間隔で配置されており、突起部30を係止する上側溝部35及び下側溝部36を備えている。この上側溝部35及び下側溝部36は本発明の溝部に相当し、前方に向かって斜め上方に切り欠かれ、その底部には、突起部30の半径より僅かに大きな半径の円弧状の窪みが形成されている。なお、上側溝部35は係止板34の前方及び上方に開放され、下側溝部36は係止板34の前方に開放されている。
また、係止板34には、その上端から対向する方向に折れ曲がった遮蔽部37が形成されており、上側溝部35及び下側溝部36に対してカートリッジ5の突起部30を着脱する際に、カートリッジ5の外郭が蛍光灯3に衝突することを遮蔽している。すなわち、カートリッジ5の着脱方向を誘導するとともに蛍光灯3の破損を防止している。なお、図中38は、側面部32にビスを締結させる際に工具(ドライバ)を挿入させるための貫通孔である。
次に、本実施形態の捕虫器1の使用方法、及びカートリッジ5の着脱方法について説明する。まず、収容カバー15の蓋として機能している引張部16を、耳部16aを摘んで引き上げることにより、引張部16を蓋収容部19から取り外す。その後、引張部16を持ってシート収容部18から粘着シート4を引き出し、粘着シート4を平面状に展開する。
続いて、引き出された引張部16を、第二ホルダー21に固定された掛止バネ26の爪部26bに掛止させるとともに、収容カバー15を第一ホルダー20のカバー収容部24内に嵌込む。なお、この場合、掛止バネ26を伸ばした状態で掛止させるため、粘着シート4の両端には、掛止バネ26の復元による引張力が作用し、粘着シート4は張られた状態で支持される。この結果、図3に示すように、粘着シート4はカートリッジ5に固定された状態で扱うことが可能になる。
その後、第一ホルダー20及び第二ホルダー21に形成された突起部30を、係止板34の上側溝部35及び下側溝部36に対して、その前方または上方から内部に挿入させる(図4(a)参照)。すると、突起部30は、各溝部35,36に誘導されてその底部(すなわち円弧上の窪み部分)に到達し、その部位で係止された状態となる(図4(b)参照)。すなわち、カートリッジ5の自重によって突起部30が各溝部35,36に係止され、カートリッジ5は係止板34に保持された状態となる。つまり、粘着シート4が本体ケース2に装着された状態となり、蛍光灯3の光によって誘引された飛翔昆虫を捕獲することが可能になる。
一方、飛翔昆虫の種類や発生個体数を調査するために、粘着シート4を回収する場合には、本体ケース2からカートリッジ5を取外し、カートリッジ5ごと回収すればよい。なお、カートリッジ5を取り外す場合には、カートリッジ5を手前上方に引き出せば、突起部30の係止状態が解消され、係止板34から取り外される。そして、この状態では、粘着シート4が平面状に展開された状態で保持されているため(図3参照)、粘着シート4の粘着面同士が接着し合うことを防止することができる。
このように、上記の捕虫器1によれば、カートリッジ5ごと回収することにより、粘着シートにおける粘着面同士の接着を回避することができるので、作業者に負担をかけることなく回収ことが可能になる。特に、本体ケース2に対して、カートリッジ5をワンタッチで着脱することができるため、作業者の負担を一層軽減し、例えば作業に不慣れな者であっても確実に且つ速やかに回収することが可能になる。
また、上記の捕虫器1によれば、カートリッジ5を、第一ホルダー20、第二ホルダー21、及び一対の連結杆22から構成し、粘着シート4の前面側及び背面側が開放された状態で粘着シート4を支持しているため、蛍光灯3の光によって誘引された飛翔昆虫を効率的に捕獲することができる。特に、粘着シート4を蛍光灯3の真下に配置することから、捕獲が一層確実となり、捕虫器1を小型化しても十分な捕獲能力を確保することができる。また、一対の連結杆22は粘着シート4の幅方向両側に配設されているため、粘着シート4を安定した状態で支持するとともに、回収した複数のカートリッジ5を積重ねた場合でも、積層される粘着面同士の接着を防止することができる。すなわち、積重ねて運搬することが可能になり、ひいては数多くのカートリッジ5をまとめて回収することが可能になる。
さらに、上記の捕虫器1によれば、第一ホルダー20及び第二ホルダー21は共通の部品からなるため、製造費の上昇を抑えることができる。しかも左右対称となることから、回収するカートリッジ5の取扱いが容易になるとともに、カートリッジ5の取付方向が規制されなくなる。すなわち、カートリッジ5を取付ける際に、取付方向に対する注意を意識させなくてもよく、ひいては作業者の負担が一層軽くなる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施形態の捕虫器1では、本体ケース2の前面及び背面を開放されるものを示したが、本体ケース2の前面に、装飾された網状の装飾格子を取付けるようにしても良い。また、本実施形態の捕虫器1では、粘着シート4の前面及び裏面を露出させるものを示したが、一対の連結杆22を跨ぐように粘着シート4の前面を覆う被覆部材を備えるようにしてもよい。これらの構成を採用した場合には、捕虫器1の見栄えが高められ、例えば玄関先の軒下であっても、景観を損なうことなく配置することができる。なお、粘着シート4の前面に被覆部材を配置する場合には、被覆部材によって捕獲能力が低下しないように粘着シート4の表面からある程度離間させた位置に配置することが好ましい。
本実施形態の捕虫器1では、粘着シート4が装着されたカートリッジ5を一つのみ設けるものを示したが、二つまたはそれ以上のカートリッジ5を備えるようにしてもよい。これによれば、一層多くの飛翔昆虫を捕獲することが可能になる。また、本実施形態の捕虫器1では、左右方向に細長い直方体形状の外観を呈するものを示したが、捕虫器1の外観形状は特に限定されるものではなく、例えば、縦方向に細長い形状や丸形の形状であってもよい。また、本実施形態の捕虫器1では、本体ケース2の前面及び背面を開放するものを示したが、上面、底面、または側面等、その他の部位を開放させるようにしてもよい。
本実施形態の捕虫器1では、カートリッジ5に突起部30を設け、係止板34に形成された各溝部35,36に係止させるものを示したが、係止させる構成は特に限定されるものではなく、例えば、係止部34に突起を設けるとともにカートリッジ5に切欠きを設け、切欠き部分を突起に差し込むことにより係止させるようにしてもよい。また、カートリッジ5の上面に引掛爪部を形成し、本体ケース2の上面に形成された係止部に吊り下げるようにしてもよい。あるいは、カートリッジ5の大きさに対応する収容部(例えば上面が開放された断面コ字形の部材)を本体ケース2内に形成しておき、その収容部にカートリッジ5自体を嵌込むようにしてもよい。
さらに、連結杆22は、断面が円形、角形や、コ字形状またはヘ字形状であってもよく、殊に、軽量化を図るためにパイプ状であってもよく、また材質も金属、合成樹脂等、いずれを供してもよいものである。
1 捕虫器
2 本体ケース
3 蛍光灯(発光手段)
4 粘着シート
5 カートリッジ
6 係止部
15 収容カバー
16 引張部
20 第一ホルダー
21 第二ホルダー
22 連結杆
30 突起部
34 係止板
35 上側溝部(溝部)
36 下側溝部(溝部)
37 遮蔽部
2 本体ケース
3 蛍光灯(発光手段)
4 粘着シート
5 カートリッジ
6 係止部
15 収容カバー
16 引張部
20 第一ホルダー
21 第二ホルダー
22 連結杆
30 突起部
34 係止板
35 上側溝部(溝部)
36 下側溝部(溝部)
37 遮蔽部
Claims (3)
- 開放部を有する本体ケースと、
該本体ケース内に配設され、光によって飛翔昆虫を誘引する発光手段と、
収容カバー内に捲回して収容された長尺状の粘着シートを引き出した状態で支持するカートリッジであって、前記収容カバーを支持する第一ホルダー、前記粘着シートの先端側に形成された引張部を支持する第二ホルダー、及び前記第一ホルダーと第二ホルダーとを連結する連結杆を有するカートリッジと、
前記本体ケース内に配設され、前記カートリッジを着脱可能に係止する係止部と
を具備することを特徴とする捕虫器。 - 前記第一ホルダー及び前記第二ホルダーには、前記連結杆の反対側に突出した突起部が形成され、
前記係止部は、夫々の前記突起部の間隔に略一致する間隔で配置された一対の係止板と、該係止板に形成され前方に向かって斜め上方に切欠かれた溝部とを有し、該溝部の前方または上方から挿入される前記突起部を前記溝部の底部で支持する
ことを特徴とする請求項1に記載の捕虫器。 - 前記カートリッジを着脱する際に該カートリッジが前記発光手段に当接することを遮蔽する遮蔽部をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の捕虫器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP2004060530A JP2005245312A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | 捕虫器 |
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Publication Number | Publication Date |
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-
2004
- 2004-03-04 JP JP2004060530A patent/JP2005245312A/ja active Pending
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