JP2005242104A - 液晶表示装置 - Google Patents

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JP2005242104A JP2004053483A JP2004053483A JP2005242104A JP 2005242104 A JP2005242104 A JP 2005242104A JP 2004053483 A JP2004053483 A JP 2004053483A JP 2004053483 A JP2004053483 A JP 2004053483A JP 2005242104 A JP2005242104 A JP 2005242104A
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Abstract

【課題】 組立および分解(分別)を容易に行えるとともに、液晶パネルをホルダ内に永年にわたって確実に固定できるようにする。
【解決手段】 端子部111にフレキシブル基板130を接続した液晶パネル100をホルダ200のパネル収納凹部210内に収納し、パネル収納凹部210の端子部111と対向する特定の1辺側からフレキシブル基板130をホルダ200外に引き出してなる液晶表示装置において、パネル収納凹部210の上記特定の1辺をパネル差し込み口220とし、残りの3辺に設けられている側枠230,240,250のうちの対向する側枠230と側枠240とに、液晶パネル100の端子部111に隣接する2辺に形成されている鍔部121を保持するガイド溝260を形成し、液晶パネル100をパネル差し込み口220から各ガイド溝260に沿ってパネル収納凹部210内に収納する。
【選択図】 図6

Description

本発明は液晶パネルをホルダ内に収納してなる液晶表示装置に関し、さらに詳しく言えば、そのホルダ内における液晶パネルの固定手段に関するものである。
液晶パネルを液晶表示装置として組み立てるにあたっては、液晶パネルの端子部にCOF(Chip On Film)やTCP(Tape Carrier Package)などのフレキシブル基板を接続してから、落下などの外部衝撃から保護するため例えば合成樹脂製のホルダ内に収納するようにしている。
液晶パネルが反射型の場合には、その液晶パネルのみがホルダ内に収納されるが、液晶パネルが透過型もしくは半透過型である場合には、ホルダ内に液晶パネルとともに照明手段としてのバックライトユニットが収納される。
いずれにしても、携帯電話機用途などで液晶表示装置の配置スペースが限られている場合には、液晶パネルをホルダ内に収納したのち端子部に接続されているフレキシブル基板をホルダの裏面側に向けてほぼ180度折り曲げ、ホルダの裏面側に設けられている制御回路基板と接続する。
したがって、液晶パネルにはフレキシブル基板が戻ろうとする反発力が加えられる。また、そうでないにしてもホルダ内における液晶パネルのガタつきを防止するため、液晶パネルをホルダに対して固定する必要がある。
そのため、従来においてはもっとも簡便な手法として両面粘着テープを用いて液晶パネルをホルダに固定するようにしている。また、これとは別にホルダの側枠にパネル係止爪やフックなどの係止手段を設けて液晶パネルを固定する方法も知られている(下記特許文献1参照)。
特開2002−258246号公報
しかしながら、両面粘着テープによる場合には次のような問題がある。すなわち、両面粘着テープの粘着力は経年的に劣化するため信頼性に乏しく、劣化が進んだ状態で外部衝撃を受けるとホルダから液晶パネルが剥がれてしまうことがある。
また、近年環境問題が大きく取り上げられ、製品のリサイクル(再利用)として部品の分別回収・処理の適正化の要求が厳しくなってきているが、両面粘着テープによるとホルダから液晶パネルを引き剥がす分別作業に手間がかかるばかりでなく、特に強粘着の両面粘着テープを使用した場合には往々にして糊残りが発生するため除去液で拭き取る作業も必要となる。
これに対して、特許文献1に見られるようなパネル係止爪やフックなどの係止手段によれば両面粘着テープのような経年劣化がほとんど生ずることがなく、また、分別作業も楽に行えるが、止める箇所が数点であるため外的衝撃などにより液晶パネルがパネル係止爪やフックから外れることがある。
したがって、本発明の課題は、液晶パネルをホルダ内に収納してなる液晶表示装置において、組立および分解(分別)を容易に行えるとともに、液晶パネルをホルダ内に永年にわたって確実に固定できるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本願の請求項1に係る発明は、端子部にフレキシブル基板が接続されている液晶パネルと、パネル収納凹部を有するホルダとを含み、上記液晶パネルが上記パネル収納凹部内に収納され、上記パネル収納凹部の上記端子部と対向する特定の1辺側から上記フレキシブル基板が上記ホルダ外に引き出されている液晶表示装置において、上記パネル収納凹部は上記特定の1辺を除く3辺に側枠を有し、そのうちの対向する2辺の第1側枠と第2側枠には上記液晶パネルの上記端子部に隣接する2辺を保持するガイド溝が形成されており、上記液晶パネルが上記特定の1辺側から上記各ガイド溝に案内されて上記パネル収納凹部内に収納されることを特徴としている。
本願の請求項2に係る発明は、上記液晶パネルは反表示観察面側基板の上記端子部に隣接する2辺に表示観察面側基板よりも外側に突出し上記ガイド溝に保持される鍔部を備えていることを特徴としている。
本願の請求項3に係る発明は、上記第1側枠と第2側枠の少なくとも一方の側枠の上記特定の1辺側には、上記液晶パネルの縁に弾性的に係合し上記液晶パネルの上記パネル収納凹部からの抜けを防止するストッパ手段が設けられていることを特徴としている。
本願の請求項4に係る発明は、上記パネル収納凹部の上記特定の1辺と対向する辺に配置されている第3側枠には、上記液晶パネルを上記特定の1辺側に向けて付勢するバネ手段が設けられていることを特徴としている。
また、本願の請求項5に係る発明は、上記ガイド溝内の上面には上記液晶パネルを上記パネル収納凹部の底面側に向けて押し付ける突起部が部分的に形成されていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、液晶パネルをパネル収納凹部の特定の1辺側からガイド溝に沿ってスライドさせて押し込むことにより液晶パネルをパネル収納凹部内に確実に保持させることができ、また、メンテナンス作業時や分別作業時には液晶パネルをホルダから容易に取り出すことができる。
また、請求項2に係る発明によれば、ホルダには液晶パネルの上面(表示観察面)より上に突出する係止爪やフックなどの係止手段を設ける必要がないためホルダの厚みが増やされることもない。したがって、薄型化に対応できる。さらに、請求項3ないし5に係る発明によれば、ホルダ内での液晶パネルのガタ付きを確実に防止することができる。
次に、図面を参照して本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1(a)に本発明による液晶表示装置の平面図を示す。図1(b)は同液晶表示装置の正面図,図1(c)は図1(a)のA−A線断面図,図1(d)は図1(a)のB−B線断面図である。図2(a)に上記液晶表示装置に含まれる液晶パネルの平面図を示す。図2(b)は同液晶パネルの右側面図である。図3(a)に上記液晶表示装置に含まれるホルダの平面図を示す。図3(b)は同ホルダの正面図,図3(c)は図3(a)のC−C線断面図である。
図1に示すように、この液晶表示装置は液晶パネル100とホルダ200とを備え、液晶パネル100はホルダ200に形成されているパネル収納凹部に対してその特定の1辺側から差し込むようにして収納される。
図2を併せて参照して、液晶パネル100は図示しない周辺シール材を介して圧着された第1および第2のパネル基板(透明電極基板)110,120を備えている。この例において、第1パネル基板110が表示観察面側の基板で、第2パネル基板120が裏面側(反表示観察面側)の基板である。
これらパネル基板110,120のうち、表示観察面側の第1パネル基板110に端子部111が連設されており、端子部111にはCOFやTCPなどのフレキシブル基板130が接続されている。
これに対して、裏面側の第2パネル基板120の対向する2辺(端子部111に隣接する2辺)には第1パネル基板110よりも外側に突出する鍔部121,121が第2パネル基板120と一体に形成されている。なお、参照符号112,122はパネル基板110,120に貼着されている偏光板である。
図3を併せて参照して、ホルダ200はその一方の面側にパネル収納凹部210を備えており、この例では全体が合成樹脂材よりなる。液晶パネル100が透過型もしくは半透過型である場合には、例えば図1(d)の断面図に示すようにホルダ200にはパネル収納凹部210内の液晶パネル100に向けて光を照射するバックライトユニット300が設けられる。
パネル収納凹部210は底壁211とその3辺に立設された側壁230,240,250を備え、残された特定の1辺は側壁のないパネル差し込み口(パネル挿入口)220として形成されている。すなわち、液晶パネル100は反端子部111側を先方としてパネル差し込み口220からパネル収納凹部210内に差し込まれる。したがって、端子部111はパネル差し込み口220側に配置され、フレキシブル基板130はパネル差し込み口220からホルダ200の外側に引き出される。
パネル収納凹部210を囲む3つの側壁230,240,250のうち、対向する2つの側壁230,240には液晶パネル100をスライド可能に保持するガイド溝260,260が設けられている。側壁230側のガイド溝260と側壁240側のガイド溝260は左右対称であるため、その一方の側壁230側のガイド溝260を図4の要部斜視図に拡大して示す。
これによると、ガイド溝260は側壁230(240)の上端をパネル収納凹部210の内側に向けてほぼ直角に折り曲げてなるガイド壁231(241)により形成されている。この例において、ガイド溝260の高さ幅はパネル基板1枚あたりの板厚相当幅とされ、裏面側第2パネル基板120の上記鍔部121をスライド可能に保持する。
これによれば、図1(b)(c)に示すように、パネル収納凹部210の側壁230,240,250を液晶パネル100の表示観察面以上に出っ張らせる必要がないため液晶表示装置全体の厚みを薄くすることができるので好ましい。
また、図4に示すようにガイド溝260内の上面に上記鍔部121をパネル収納凹部210の底壁211側に向けて押し付ける突起部261を形成することにより、パネル収納凹部210内における液晶パネル100の板厚方向のガタ付きを効果的に防止することができる。突起部261は各ガイド溝260の長手方向の中央1箇所(合計2箇所)に配置することが好ましい。
なお、ガイド溝260の高さ幅をパネル基板2枚分の板厚相当幅として液晶パネル100全体の各側辺をスライド可能に保持するようにしてもよく、このような態様も本発明に含まれる。さらには、パネル差し込み口220と対向する側壁250にもガイド溝を形成してもよい。
また、パネル差し込み口220側には液晶パネル100のパネル収納凹部210からの抜けを防止する弾性変形可能なストッパ手段270が設けられている。図4にストッパ手段270をガイド溝260を形成するガイド壁231(241)に設けた例を示す。
これによると、ストッパ手段270は上記ガイド壁231(241)の端部から側枠230(240)とほぼ平行にパネル差し込み口220側に向けて延びるように形成された弾性変形可能なアーム271を備え、アーム271には上記鍔部121の端部に係合するフック272が形成されている。なお、フック272と底壁211との間隔はパネル基板1枚あたりの厚さ以下に設定されている。
上記の例とは別に、ストッパ手段270は例えば側枠230,240の内面側もしくはパネル収納凹部210の底壁211側に設けられてもよい。パネル収納凹部210の底壁211側に設ける場合には1箇所でもよい。
また、パネル収納凹部210内における液晶パネル100の差し込み方向のガタ付きを防止するため、パネル差し込み口220と対向する側壁250に液晶パネル100を弾性的に押し戻すバネ手段を設けることが好ましい。図5(a)(b)にバネ手段の2つの例を示す。
図5(a)は側壁250の一部分をパネル収納凹部210の底壁211から切り離すとともにパネル収納凹部210内に向けて膨らませて板バネ251とした例である。また、図5(b)は側壁250の一部分に片持ち状の板バネ252を一体に形成した例である。
この液晶表示装置を組み立てるには、図6(a)の平面図および図6(b)の断面図に示すように、液晶パネル100を反端子部111側を先方として差し込み口220からパネル収納凹部210内に挿入する。
このとき、鍔部121,121はフック272を押し上げてガイド溝260,260内に入り込む。さらに、液晶パネル100を側壁250に当接する位置までスライドさせるとフック272が鍔部121,121を乗り越えてその端部に係合する。
これにより、鍔部121,121がガイド溝260,260に保持されるため液晶パネル100はパネル収納凹部210内に確実に固定される。分解するには、適当な工具でフック272を持ち上げて鍔部121との係合を解いて液晶パネル100をパネル収納凹部210から抜き出せばよい。したがって、例えばリサイクルする際の分別作業も容易に行うことができる。
(a)は本発明による液晶表示装置を示す平面図,(b)は同液晶表示装置の正面図,(c)は(a)のA−A線断面図,(d)は(a)のB−B線断面図。 (a)は上記液晶表示装置に含まれる液晶パネルを示す平面図,(b)は同液晶パネルの右側面図。 (a)は上記液晶表示装置に含まれるホルダを示す平面図,(b)は同ホルダの正面図,(c)は(a)のC−C線断面図。 本発明の要部を示す拡大斜視図。 本発明に含まれるガタ付き防止手段の2例を示す模式図。 (a)は本発明による液晶表示装置の組立手順を説明するための平面図,(b)はその断面図。
符号の説明
100 液晶パネル
110 第1パネル基板
111 端子部
120 第1パネル基板
121 鍔部
130 フレキシブル基板
200 ホルダ
210 パネル収納凹部
220 差し込み口
230,240,250 側枠
251,252 板バネ
260 ガイド溝
261 突起部
270 ストッパ手段
272 フック
300 バックライトユニット

Claims (5)

  1. 端子部にフレキシブル基板が接続されている液晶パネルと、パネル収納凹部を有するホルダとを含み、上記液晶パネルが上記パネル収納凹部内に収納され、上記パネル収納凹部の上記端子部と対向する特定の1辺側から上記フレキシブル基板が上記ホルダ外に引き出されている液晶表示装置において、
    上記パネル収納凹部は上記特定の1辺を除く3辺に側枠を有し、そのうちの対向する2辺の第1側枠と第2側枠には上記液晶パネルの上記端子部に隣接する2辺を保持するガイド溝が形成されており、上記液晶パネルが上記特定の1辺側から上記各ガイド溝に案内されて上記パネル収納凹部内に収納されることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 上記液晶パネルは、反表示観察面側基板の上記端子部に隣接する2辺に表示観察面側基板よりも外側に突出し上記ガイド溝に保持される鍔部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 上記第1側枠と第2側枠の少なくとも一方の側枠の上記特定の1辺側には、上記液晶パネルの縁に弾性的に係合し上記液晶パネルの上記パネル収納凹部からの抜けを防止するストッパ手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 上記パネル収納凹部の上記特定の1辺と対向する辺に配置されている第3側枠には、上記液晶パネルを上記特定の1辺側に向けて付勢するバネ手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 上記ガイド溝内の上面には、上記液晶パネルを上記パネル収納凹部の底面側に向けて押し付ける突起部が部分的に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012037671A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Toshiba Corp テレビジョン受像機、及び電子機器
JP2012114952A (ja) * 2012-02-29 2012-06-14 Toshiba Corp テレビジョン受像機、及び電子機器
JP7484833B2 (ja) 2021-07-06 2024-05-16 株式会社デンソー 表示装置

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