JP2005241957A - シャッタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、第1、第2羽根間に所定寸法のギャップを形成して、2枚の羽根間で摺動摩擦が発生しないようにすると共に、小型のシャッタ装置を提供すること。
【解決手段】 本発明のシャッタ装置1は、所定の口径の開口部6aが形成されたベース部材6と、このベース部材6の第1羽根支持面上11に載置されて開口部6aを開閉可能な第1、第2羽根12、13とを備え、
第1羽根12は、第1羽根支持面11上を回動して開口部6aを開閉可能になっており、第2羽根13は、第1羽根12上に所定寸法のギャップを有して配設されて開口部6aを開閉可能になっている。
【選択図】 図1


Description

本発明は、シャッタ装置に係わり、デジタルムービーカメラあるいはデジタルスチルカメラ等に用いて好適なシャッタ装置に関する。
従来のシャッタ装置を、特許文献1に基づいて説明すると、図6〜図8において、21はベース部材21に設けられた軸21aを支点として回動可能な第1羽根、23はベース部材21に設けた軸21bを支点として回動可能な第2羽根である。前記ベース部材21には、所定の口径からなる開口部21c形成されている。また、ベース部材21には、第1羽根用レール21dと第2羽根用レール21eとが形成され、軸21aを支点とする第1羽根22は、第1羽根用レール21dにガイドされて回動し、軸21bを支点とする第2羽根23は、第2羽根用レール21eにガイドされて回動可能になっている。
図6には、ベース部材21に第1羽根22を組み込んだ状態を示しており、図7はベース部材21に第1、第2羽根22、23を組み込んだ状態であり、第1、第2羽根22、23が開口部21cを開放した状態を示している。
また、27はアクチュエータであり、アクチュエータ27によって、第1、第2羽根22、23が軸21a、21bを支点として回動駆動可能になっている。
そして、図8に示すように、アクチュエータ27によって回動する第1、第2羽根22、23が、開口部21cを遮蔽して、シャッタ動作を行うことができる。このシャッタ動作時の第1、第2羽根22、23は、ストッパ21f、21gによって、それ以上回動しないようになっている。
このような従来のシャッタ装置は、第1羽根22の上に第2羽根23が積層されているので、シャッタ動作時には、第1、第2羽根22、23が、互いに摺動しながら開口部21cを遮蔽するようになっている。
特開2000−310803号公報
しかし、前述したような従来のシャッタ装置の第1、第2羽根22、23は、開口部21cを遮蔽するシャッタ動作時に、互いに摺動摩擦が発生して、第1羽根22と第2羽根23の回動スピードが遅くなって、シャッタ速度が遅くなるおそれがあった。
また、シャッタ速度を速めるために、アクチュエータ27を大きくすると、従来のシャッタ装置が大型になると共に、消費電力が大きくなる問題があった。
本発明は、前述したような課題を解決するためのものであり、第1、第2羽根間に所定寸法のギャップを形成して、2枚の羽根間で摺動摩擦が発生しないようにすると共に、小型のシャッタ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための第1の解決手段として本発明のシャッタ装置は、所定の口径の開口部が形成されたベース部材と、このベース部材の羽根支持面上に載置されて前記開口部を開閉可能な第1、第2羽根とを備え、前記第1羽根は、前記羽根支持面上を回動して前記開口部を開閉可能になっており、前記第2羽根は、前記第1羽根上に所定寸法のギャップを有して配設されて前記開口部を開閉可能になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第2の解決手段として、前記羽根支持面には、前記第1羽根の回動範囲の外側に、前記第2羽根を回動自在に支持可能な台座部が形成され、この台座部によって、前記第1羽根との間に前記ギャップが形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第3の解決手段として、前記第1、第2羽根は、前記ベース部材に回動自在に支持可能な回動支点部と、この回動支点部から離れた位置に形成した前記開口部を遮蔽可能な遮蔽部とを有し、前記第1羽根は、前記回動支点部が前記ベース部材に形成した第1羽根支持部に支持され、前記第2羽根は、前記回動支点部が前記ベース部材に形成した第2羽根支持部に支持されると共に、前記遮蔽部側が前記台座部に支持されて回動自在になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第4の解決手段として、前記第2羽根支持部は、前記第2羽根の前記回動支点部が前記台座部と同じ高さに支持可能になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第5の解決手段として、前記台座部は、前記羽根支持面から所定高さで突出する少なくとも第1〜第3台座部からなり、前記開口部を開放した時の前記第2羽根の前記遮蔽部側は、少なくとも前記第1、第2台座部に支持され、前記開口部を遮蔽した時の前記遮蔽部側は、少なくとも前記第2、第3台座部に支持されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第6の解決手段として、前記第1羽根は、前記開口部を遮蔽可能なシャッタ羽根からなり、前記第2羽根は、前記開口部を通過する光量を調整可能なフィルタを有する絞り羽根からなり、前記第2羽根は、前記第1羽根と対向する面と反対側の面に前記フィルタを取り付けたことを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第7の解決手段として、前記第1羽根は、厚さ寸法が50μmに形成され、前記台座部は、高さ寸法を100μmに形成したことを特徴とする。
本発明のシャッタ装置に係わる第1羽根は、羽根支持面上を回動して開口部を開閉可能になっており、第2羽根は記第1羽根上に所定寸法のギャップを有して配設されて開口部を開閉可能になっているので、第1羽根と第2羽根とを回動させたときに擦れることが無く、第1、第2羽根間で摺動摩擦が発生しない。
そのために、第1、第2羽根の回動スピードを速めて、シャッタスピードを早めることができる。
また、羽根支持面には、第1羽根の回動範囲の外側に、第2羽根を回動自在に支持可能な台座部が形成され、この台座部によって第1羽根との間にギャップが形成されているので、台座部上を第2羽根が回動して第1、第2羽根が擦れるのを防止できる。
また、第1羽根は、回動支点部がベース部材に形成した第1羽根支持部に支持され、第2羽根は、回動支点部がベース部材に形成した第2羽根支持部に支持されると共に、遮蔽部側が台座部に支持されて回動自在になっているので、第2羽根が第1羽根に擦れるのを確実に防止できる。
また、第2羽根支持部は、第2羽根の回動支点部が台座部と同じ高さに支持可能になっているので、更に確実に第2羽根が第1羽根に擦れるのを確実に防止できる。
また、開口部を開放した時の第2羽根の遮蔽部側は、少なくとも第1、第2台座部に支持され、開口部を遮蔽した時の遮蔽部側は、少なくとも第2、第3台座部に支持されているので、開口部を開閉時、及び遮蔽時の第2羽根が、斜めになることが無い、
また、第1羽根は、開口部を遮蔽可能なシャッタ羽根からなり、第2羽根は、開口部を通過する光量を調整可能なフィルタを有する絞り羽根からなり、第2羽根は、第1羽根と対向する面と反対側の面にフィルタを取り付けたので、フィルタが第1羽根に擦れることがない。
また、第1羽根は、厚さ寸法が50μmに形成され、台座部は、高さ寸法を100μmに形成したので、第1羽根と第2羽根との間のギャップを略50μmにすることができ、、第1羽根と第2羽根とが擦れることがない。
以下、本発明に関するシャッタ装置の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1は本発明に関するシャッタ装置の分解斜視図であり、図2は図1の要部平面図であり、図3は図1の要部側面図であり、図4、図5は本発明に係わる第2羽根の動作を説明する平面図である。
まず、本発明の実施の形態のシャッタ装置1を図1〜図4に基づいて説明すると、最下部には、外径が略9mmの円形状に形成されたヨーク2が配設され、このヨーク2は、鋼板等の磁性材料で形成されている。
前記ヨーク2は、中央部に後述するベース部材6の円形状の基部6bが嵌合可能な開口2aを有する平面部2bがドーナッツ状に形成されている。また、ヨーク2は、開口2aの4箇所が上方に切り起こしされてガイド部2cが形成され、このガイド部2cによって、開口2aに嵌合するベース部材6の基部6bをガイド可能になっている。
また、ヨーク2上には、円弧状で対称形状に形成された第1、第2リンク部材3、4が載置されている。前記第1リンク部材3は、円弧状の長手方向の略中央部に略円錐台状に所定高さで突出する回動支持部3aが形成されている。
また、第1リンク部材3は、図示奥側端部に円柱状に所定高さで突出するシャッタ駆動部3bが形成されている。
また、第1リンク部材3と対称形状の第2リンク部材4は、円弧状の長手方向の略中央部に略円錐台状に突出する回動支持部3aが形成されると共に、図示奥側端部に円柱状に突出するシャッタ駆動部4bが形成されている。
また、第1、第2リンク部材3、4の上面には、永久磁石からなる略円弧状のマグネット5が載置されている。このマグネット5は、第1リンク部材3上に、回動支持部3aを挟んだ左右に第1、第2マグネット5a、5bが接着剤等で固着されている。
また、第2リンク部材4上には、回動支持部4aを挟んで第3、第4マグネット5c、5dが固着されている。前記第1〜第4マグネット5a〜5dは、第1、第2リンク部材3、4の長手方向と平行方向に着磁されて、それぞれの長手方向の端部に磁極が形成されている。
例えば、第1リンク部材3上の第1マグネット5aは、図示右端部がN極に、図示左端部がS極に着磁され、第2マグネット5bは、図示右端部がN極に、図示左端部がS極に着磁されている。
また、第2リンク部材4上の第3マグネット5cは、図示手前側端部がN極に、図示奥側端部がS極に着磁され、第4マグネット5dは、図示手前側端部がN極に、図示奥側端部がS極に着磁されている。
また、ヨーク2上には、第1、第2リンク部材3、4を介して、樹脂材料からなり、外形が円形状のベース部材6が配設されている。前記ベース部材6は、中央部に所定の口径の開口部6aを有する略円筒状の基部6bが形成されている。
前記ベース部材6は、基部6bがヨーク2の開口2aに嵌合可能な大きさの外径寸法で形成されると共に、基部6bの外側でヨーク2の平面部2bの外形が嵌合可能な大きさの内径寸法で形成された所定厚さの外周壁6cが形成されている。
また、ベース部材6は、基部6bと外周壁6cとが、薄肉の第1、第2リンクガイド部7、8と、この第1、第2リンクガイド部7、8より厚肉の第1、第2連結部9、10とにより連結されている。
そして、第1リンクガイド部7と第1連結部9との間に第1開放部6dが形成され、第1リンクガイド部7と第2連結部10との間に第2開放部6eが形成され、第2リンクガイド部8と第2連結部10との間に第3開放部6fが形成され、第2リンクガイド部8と第1連結部9との間に第4開放部6gが形成されている。
また、第1リンクガイド部7には、第1リンク部材3の回動支持部3aが嵌合可能な支持孔7aが形成され、この支持孔7a近傍に所定高さで突出する凸部7bが形成されている。
また、支持孔7aに回動支持部3aを嵌合させて支持した第1リンク部材3は、第1マグネット5aが第1開放部6dに位置すると共に、第2マグネット5bが第2開放部6eに位置するようになっている。
そして、回動支持部3aを支点として、基部6bと外周壁6cとの間を、第1リンク部材3が回動自在になっている。
また、第2リンクガイド部8には、第2リンク部材4の回動支持部4aが嵌合可能な支持孔8aが形成され、この支持孔8a近傍に所定高さで突出する突部8bが形成されている。
また、支持孔8aに回動支持部4aを嵌合させて支持した第2リンク部材4は、第3マグネット5cが第3開放部6fに位置すると共に、第4マグネット5dが第4開放部6gに位置するようになっている。
そして、回動支持部4aを支点として、基部6bと外周壁6cとの間を、第2リンク部材4が回動自在になっている。
また、基部6bの表面と第1連結部9の表面とには、面積の広い第1羽根支持面11が平坦状に形成され、この第1羽根支持面11上に後述するシャッタ羽根である第1羽根12が位置して回動自在になっている。
前記第1羽根支持面11の第1開放部6d近傍には、後述する第1羽根12を回動自在に支持可能な第1羽根支持部11aが所定の径寸法と高さ寸法で突出形成されている。
また、第1連結部9の第4開放部6g近傍には、第1羽根支持面11より高さ寸法が略100μm高い第2羽根支持面9aが形成され、この第2羽根支持面9a上に後述する第2羽根13が位置して回動自在になっている。
前記第2羽根支持面9aには、後述する台2羽根13回動自在に支持可能な第2羽根支持部9bが所定の径寸法と高さ寸法で突出形成されている。
また、第1連結部9の外周部には、外周壁6cと略同じ厚さで外周壁6cより高さが高く形成された第1突起9cと、この第1突起9cの左右両隣に第1突起9cより高さが低い第2突起9dとが形成されている。
また、第1羽根支持面11の外周部寄りの位置で、第1羽根支持部11aと第1突起9cとの間に、第1羽根支持面11より略100μm(第2羽根支持面9aと同じ高さ)高い第1台座部11bが形成されている。
また、開口部6aと第1開放部6dとの間の基部6b上の第1羽根支持面11には、略矩形状の第2台座部11cが第1台座部11bと同じ高さで形成されている。
また、第2開放部6eと開口部6aとの間の第1羽根支持面11には、第1コイル支持壁11dが形成され、第3開放部6fと開口部6aとの間の第1羽根支持面11には、第2コイル支持壁11eが形成され、この第2コイル支持壁11eに接して開口部6a寄りの位置に第1、第2台座部11b、11cと高さが同じ第3台座部11fが形成されている。
この第3台座部11fは、開口部6a側がテーパ状に形成されて、後述する第2羽根13が回動時に無理なく第3台座部11f上に位置するようになっている。
前記第2羽根支持面9aと、第1、第2、第3台座部11b、11c、11fのそれぞれは、第1羽根支持面11上を回動する後述する第1羽根12の回動範囲外に形成されて、開口部6aを遮蔽するシャッタ動作時の第1羽根12の回動を邪魔しないようになっている。
また、ベース部材6の第1羽根支持面11に形成した第1羽根支持部11aには、シャッタ羽根からなる第1羽根12の丸穴状の回動支点部12aが嵌合支持されている。
前記第1羽根12は、カーボン等の導電性粉末を練り込みした樹脂材料等からなり略50μmの厚さに形成されている。
また、第1羽根12は、回動支点部12aの図示手前側に、第1リンク部材3の羽根駆動部3bが係合可能なU字状の係合溝12bが形成されている。
また、回動支点部12aから所定寸法離れた図示左側の位置に、ベース部材6の開口部6aを開閉可能な面積の大きな遮蔽部12cが形成されている。
また、第2羽根支持面9aに形成した第2羽根支持部9bには、絞り羽根からなる第2羽根13の丸穴状の回動支点部13aが嵌合支持されている。前記第2羽根13は、第1羽根12と同様にカーボン粉末を練り込みした樹脂材料等で、厚さが略50μmに形成されている。
また、第2羽根13は、、回動支点部13aの図示手前側に、第2リンク部材4の羽根駆動部4bが係合可能なU字状の係合溝13bが形成されている。
また、第2羽根13は、回動支点部13aから所定寸法離れた図示右側の位置に、遮蔽部13cが形成され、この遮蔽部13cにベース部材6の開口部6aより径寸法が若干大きく形成された開口13dが形成され、この開口13dに、所定の厚さからなるNDフィルタ13eが接着剤等で取り付けられて、開口部6aを通過する光量を調整可能になっている。
そして、開口部6aを開放した状態の第2羽根13は、図4に示すように、回動支点部13a側が第2羽根支持面9a上に位置すると共に、遮蔽部13c側が、第1、第2台座部11b、11cに支持されて、1点鎖線で示すような略三角形状の3つのコーナ部が、第1羽根支持面11から略100μmの高さ位置で支持されている。
即ち、第1羽根支持面11上に支持した第1羽根12と、第2羽根支持面9aと、第1、第2台座部11b、11cとに支持された第2羽根13との間には、略50μmのギャップが形成されるようになっている。
また、第1リンク部材3に取り付けられて、第1、第2開放部6d、6eに位置する第1、第2マグネット5a、5b上には、薄板状で略楕円状に巻回された第1コイル14が配設されている。この第1コイル14は、開口部6a寄りの外周部が、第1コイル支持壁11dにガイドされると共に、円弧状の外周部が外周壁6cの内面にガイドされて、ベース部材6上に載置されている。
また、第2リンク部材4に取り付けられて、第3、第4開放部6f、6gに位置する第3、第4マグネット5c、5d上には、第1コイル14と同形状の第2コイル15が配設されている。
この第2コイル15は、開口部6a寄りの外周部が、第2コイル支持壁11eにガイドされると共に、円弧状の外周部が外周壁6cの内面にガイドされて、ベース部材6上に載置されている。
このような第1、第2コイル14、15は、一対のコイル支持部16a、16bが二股状に形成されたFPC(フレキシブル基板)16に接着剤等で固着されて一体化されている。
また、FPC16及び第2羽根13上には、スズメッキ鋼板等の磁性材料からなるカバー部材17が配設されている。
前記カバー部材17には、ベース部材6の開口部6aと対向する位置に第1楕円孔17aが形成され、この第1楕円孔17aに所定厚さのNDフィルタ13eが位置して、第2羽根13が開口部6aを開閉する方向に回動可能になっている。
また、第1楕円孔17aの図示左右で、第1楕円孔17aと直交する方向には、第1楕円孔17aより小さな第2楕円孔17bとU溝17cが形成されている。 そして、U溝17cには、第1リンク部材3の羽根駆動部3bが係合すると共に、第2楕円溝17bには、第2リンク部材4の羽根駆動部4bが係合するようになっている。
このような構成の本発明のシャッタ装置1の組立は、ヨーク2の平面部2b上に第1、第2マグネット5a、5bを固着した第1リンク部材3を載置すると共に、第3、第4マグネット5c、5dを固着した第2リンク部材4を載置する。
次ぎに、ベース部材6を前記第1、第2リンク部材3、4の上に載置させて、第1リンクガイド部7の支持孔7aに第1リンク部材3の回動支持部3aを嵌合させると共に、第2リンクガイド部8の支持孔8aに第2リンク部材4の回動支持部4aを嵌合させる。
すると、第1、第2開放部6d、6eに第1、第2マグネット5a、5bが位置すると共に第3、第4開放部6f、6gに第3、第4マグネット5c、5dが位置して、第1、第2リンク部材3、4が、それぞれの回動支部3a、4aを支点としてシーソ状に回動するようになる。
また、第1、第2リンク部材3、4の、それぞれの羽根駆動部3b、4bは、第1羽根支持面11より上方に突出する。
次ぎに、第1羽根12の丸孔状の回動支点部12aをベース部材6の突起状の第1羽根支持部11aに嵌合させると共に、U字状の係合溝12bに第1リンク部材3の羽根駆動部3bを係合させる。
また、第1羽根12の上にNDフィルタ13eを取り付けた第2羽根13を載置して、丸孔状の回動支点部13aをベース部材6の第2羽根支持部9bに嵌合させると共に、U字状の係合溝13bに第2リンク部材4の羽根駆動部4bを係合させる。すると、第2羽根13は、回動支点部13a側が第2羽根支持面9a上に位置すると共に、遮蔽部13c側が、第1、第2台座部11b、11cに支持される。このことにより、第2羽根13は、略50μmのギャップを有して第1羽根12上に載置される。
次ぎに、FPC16に取り付けた第1コイル14を第1コイル支持壁11d及び外周壁6cの内面でガイドすると共に、第2コイル15を第2コイル支持壁11e及び外周壁6cの内面でガイドして、ベース部材6上に載置する。
その後、FPC16及び第2羽根13上にカバー部材17をかぶせると、第1楕円孔17aにNDフィルタ13eが位置すると共に、第1楕円孔17bに第2羽根支持部9bが位置する。同時に、U溝17cに第1羽根支持部11aが位置する。
そして、カバー部材17をベース部材6の外周壁6cに接着剤等で固着すると共に、ヨーク2に切り起こし形成したガイド部2cをベース部材6に固着することにより、本発明のシャッタ装置1が組み立てられている。
このように組み立てられた本発明のシャッタ装置1は、外径が9mmに形成され、ヨーク2とカバー部材17との間の厚さ寸法が1.5mmと薄型に形成されている。
このように組み立てられた本発明のシャッタ装置1の動作は、例えば、第1コイル14に通電して発生する磁束が、第1、第2マグネット5a、5bの磁束に作用して、第1リンク部材3は、回動支持部3aを支点として、羽根駆動部3bがベース部材6の基部6bから離れる方向に、図示時計回り方向に回動する。
これに伴って、第1羽根12は、U字状の係合溝12bが羽根駆動部3bによって操作され、回動支点部12aを支点として図示反時計回り方向に回動する。
このことにより、遮蔽部12cが開口部6aを閉じる方向に回動して、遮蔽部12cが開口部6aを完全に遮蔽される。
また、第1コイル14への通電を逆にすると、第1リンク部材3は、羽根駆動部3bがベース部材6の基部6bに近づく方向の反時計回り方向に回動する。このことにより、第1羽根12は、回動支点部12aを支点として時計回り方向に回動して、開口部6aが開放される。
このような、開口部6aを遮蔽および開放するシャッタ動作時の第1羽根12は、第2羽根13との間に略50μmのギャップが形成されているので、第2羽根13と擦れることが無く、スピーディーなシャッタ動作を行うことができる。
また、第2コイル15に通電することにより、第2リンク部材4は、回動支点部4aを支点として、時計回り方向および反時計回り方向に回動して、第2羽根13が回動するようになっている。
この第2羽根13の回動で、NDフィルタ13eが開口部6aを遮蔽して、開口部6aを通過する光量を調整する絞り動作が行われる。
前記第2羽根13は、NDフィルタ13eが開口部6aを解放した状態において、図4に示すように、遮蔽部13c側が第1、第2台座部11b、11cに支持され、1点鎖線で示す三角状のコーナ部の3点が支持されている。
また、NDフィルタ13eが開口部6aを遮蔽した絞り動作時の第2羽根13は、図5に示すように、遮蔽部13c側が第2、第3台座部11c、11fに支持され、1点鎖線で示す三角状のコーナ部の3点が支持されている。
そのために、第2羽根13は、NDフィルタ13eの重さが加わっていても、第1羽根12に擦れることなくスムーズな絞り動作を行うことができる。
本発明の実施の形態では、第2羽根13のNDフィルタ13e側に支持を、第1、第2、第3台座部11b、11c、11fの3個で説明したが、第1羽根12の回動範囲外の第1羽根支持面11に、4個以上形成したものでも良い。
即ち、台座部は、第1〜第3台座部11,11c、11fの少なくとも3個からなるものであれば良い。
そして、開口部6aを開放した時の第2羽根13の遮蔽部13c側は、第2羽根支持面9aと第1、第2台座部11b、11cの少なくとも3箇所が支持され、開口部6aを遮蔽した時の遮蔽部13cは、第2羽根支持面9aと第2、第3台座部11c、11fの少なくとも2箇所が支持されている。
そのために、第2羽根12は、水平状に支持されて、開口部6aを解放時および遮蔽時に、第1羽根12に擦れることがない。
また、本発明の実施の形態では、第2羽根13をNDフィルタ13eを備えた絞り羽根で説明したが、第2羽根13は、第1羽根と同じシャッタ羽根でも良い。
即ち、2枚のシャッタ羽根からなる第1羽根12、12で、開口部6aを遮蔽するようにしても良い。
本発明に関するシャッタ装置の分解斜視図である。 図1の要部平面図である。 図1の要部側面図である。 本発明に係わる第2羽根の動作を説明する平面図である。 本発明に係わる第2羽根の動作を説明する平面図である。 従来のシャッタ装置の動作を説明する平面図である。 従来のシャッタ装置の動作を説明する平面図である。 従来のシャッタ装置の動作を説明する平面図である。
符号の説明
1 本発明のシャッタ装置
2 ヨーク
2a 開口
3 第1リンク部材
3a 回動支持部
3b 羽根駆動部
4 第2リンク部材
4a 回動支持部
4b 羽根駆動部
5 マグネット
5a 第1マグネット
5b 第2マグネット
5c 第3マグネット
5d 第4マグネット
6 ベース部材
6a 開口部
6b 基部
6c 外周壁
6d 第1開放部
6e 第2開放部
6f 第3開放部
6g 第4開放部
7 第1リンクガイド部
8 第2リンクガイド部
9 第1連結部
9a 第2羽根支持面
9b 第2羽根支持部
10 第2連結部
11 第1羽根支持面
11a 第1羽根支持部
11b 第1台座部
11c 第2台座部
11f 第3台座部
12 第1羽根
12a 回動支点部
12b 係合溝
12c 遮蔽部
13 第2羽根
13a 回動支点部
13b 係合溝
13c 遮蔽部
13e NDフィルタ
14 第1コイル
15 第2コイル
16 FPC
17 カバー部材

Claims (7)

  1. 所定の口径の開口部が形成されたベース部材と、このベース部材の羽根支持面上に載置されて前記開口部を開閉可能な第1、第2羽根とを備え、前記第1羽根は、前記羽根支持面上を回動して前記開口部を開閉可能になっており、前記第2羽根は、前記第1羽根上に所定寸法のギャップを有して配設されて前記開口部を開閉可能になっていることを特徴とするシャッタ装置。
  2. 前記羽根支持面には、前記第1羽根の回動範囲の外側に、前記第2羽根を回動自在に支持可能な台座部が形成され、この台座部によって、前記第1羽根との間に前記ギャップが形成されていることを特徴とする請求項1記載のシャッタ装置。
  3. 前記第1、第2羽根は、前記ベース部材に回動自在に支持可能な回動支点部と、この回動支点部から離れた位置に形成した前記開口部を遮蔽可能な遮蔽部とを有し、前記第1羽根は、前記回動支点部が前記ベース部材に形成した第1羽根支持部に支持され、前記第2羽根は、前記回動支点部が前記ベース部材に形成した第2羽根支持部に支持されると共に、前記遮蔽部側が前記台座部に支持されて回動自在になっていることを特徴とする請求項2記載のシャッタ装置。
  4. 前記第2羽根支持部は、前記第2羽根の前記回動支点部が前記台座部と同じ高さに支持可能になっていることを特徴とする請求項3記載のシャッタ装置。
  5. 前記台座部は、前記羽根支持面から所定高さで突出する少なくとも第1〜第3台座部からなり、前記開口部を開放した時の前記第2羽根の前記遮蔽部側は、少なくとも前記第1、第2台座部に支持され、前記開口部を遮蔽した時の前記遮蔽部側は、少なくとも前記第2、第3台座部に支持されていることを特徴とする請求項3または4記載のシャッタ装置。
  6. 前記第1羽根は、前記開口部を遮蔽可能なシャッタ羽根からなり、前記第2羽根は、前記開口部を通過する光量を調整可能なフィルタを有する絞り羽根からなり、前記第2羽根は、前記第1羽根と対向する面と反対側の面に前記フィルタを取り付けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシャッタ装置。
  7. 前記第1羽根は、厚さ寸法が50μmに形成され、前記台座部は、高さ寸法を100μmに形成したことを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載のシャッタ装置。
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