JP2005241943A - ブレーズド型回折格子の作製方法及びブレーズド型回折格子と光学シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】EB描画装置等を用いたブレーズド型回折格子の作製方法において、1本の格子線を描画する際に、同一場所での走査回数を、1,2,3,4,…と等差数列的に単調増加させるのではなく、一定の規則に基づく実数の数列から作成された整数値をもとにした1,1,2,2,3,4,…といったような数値の組にすることで、格子深さを厳密に制御可能とした。
【選択図】図5
Description
(1)回折格子の空間周波数(格子線の格子間隔(ピッチ))
(2)回折格子の方向(格子線の方向)
(3)回折格子の傾斜角
の3つがあり、
(1)に応じて、定点に対してその回折格子が光って見える色が変化し、
(2)に応じて、その回折格子が光って見える方向が変化し、
(3)に応じて、その回折格子が光って見える角度が変化する。
た露光装置を用い、且つ、コンピュータ制御により、ステージ上に載置された平面状の基板にブレーズド型回折格子の形状を形成していく方法が知られている。例えば、ポジ型の感光材料が塗布された基板に荷電粒子ビームを照射し、現像処理を行うと凹の形状が得られるが、荷電粒子ビームの照射時間を長くしたり、強度を高めたりすることでより深い加工ができ、反対に荷電粒子ビームの照射時間を短くしたり、強度を下げたりすることで浅い加工ができる。
前記荷電粒子ビームのステップ間距離が、ブレーズド型回折格子の最浅部に向かうに従い、狭くなっていることを特徴としている。
前記荷電粒子ビームのステップ間距離が、局所的に変動していることを特徴としている。
荷電粒子ビームの1本の格子線に対するステップ数が3回以上であることを特徴としている。
構成単位となる格子縞が、荷電粒子ビームを走査する列に応じて、略階段状に深さが変化してなる断面形状を有しており、
隣接する前記列の間での高低差が、1つの格子縞内部で一定でないことを特徴としている。
(1)1ステップ毎の走査回数を、予め定められた実数に、他の予め定められた小数点以下の値を有する実数を加算もしくは減算して得られた値に対し、小数点以下の値を切り捨てもしくは切り上げもしくは四捨五入もしくは一定の規則により整数化し決定するので、従来の単純な整数値の加算もしくは減算に基づいて走査回数を決定するより、より各ステップでの照射エネルギー量の厳密な制御が可能となり、期待する断面形状を有するブレーズド型回折格子を作製することができる。すなわち、従来の走査回数の決定方法は、1,2,3,4,…と公差1で単調増加するものであったが、本特許が提案する方式によれば、1,1,2,3,3,…といったような増分値が一定でなく、各ステップにおける走査回数が得られるので、より断面形状の制御を自由に行うことができる。
(2)請求項1記載のブレーズド型回折格子の作製方法を実施する際に、ブレーズド型回折格子の格子間隔に比例してステップ数を変化させることで、格子間隔の長短に依らず、ほぼ同じ描画時間でブレーズド型回折格子を作製することができる。また、格子間隔の長い格子を描画する際に、ステップが粗くなり過ぎて望ましい格子形状が得られなかったり、格子間隔の狭い格子を描画する際に、ステップが細かくなり過ぎて露光時の近接効果が格子形成時に悪影響を及ぼす現象を回避することができる。
(3)請求項1記載のブレーズド型回折格子の作製方法を実施する際に、荷電粒子ビームのステップ間距離を一定にすることで、場所に依らず同じ解像度でブレーズド型回折格子を作製することができる。
(4)請求項1記載のブレーズド型回折格子の作製方法を実施する際に、荷電粒子ビーム
のステップ間距離を、ブレーズド型回折格子の最深部に向かうに従い狭くすることで、最深部周辺における形状制御を他の部分より正確に行うことができる。
(5)請求項1記載のブレーズド型回折格子の作製方法を実施する際に、荷電粒子ビームのステップ間距離を、ブレーズド型回折格子の最浅部に向かうに従い狭くすることで、最浅部周辺における形状制御を他の部分より正確に行うことができる。
(6)請求項1記載のブレーズド型回折格子の作製方法を実施する際に、荷電粒子ビームのステップ間距離を、ブレーズド型回折格子の形成精度があまり要求されないところでは粗くし、また、高い形成精度が要求されるところでは細かくするなどして、描画時間の短縮を図ったり、場所により形成精度に差をつけたりすることができる。
(7)請求項1乃至6のいずれか1項に記載のブレーズド型回折格子の作製方法を実施する際に、1本の格子線に対する荷電粒子ビームのステップ数を3回以上とすることで、滑らかな斜面を有し、十分な回折効率をもつブレーズド型回折格子を作製することができる。
にくくなり、反対に小数点以下の値を有する実数を大きくすることで、走査回数は増加しやすくなる。なお、ここで基準となる実数は小数点以下の値があっても、整数であっても構わない。また、基準となる実数と、もう一方の小数点以下の値を有する実数との演算は加算だけでなく、減算や乗算、除算、平方根等、一定の規則に基づく演算であれば1ステップ毎の走査回数に規則性をもたせることができ、ブレーズド型回折格子の断面形状を制御できるので、様々な演算を選択し使用することができる。また、1つの演算だけの使用にとどまらず、1つの演算を複数回施したり、複数種類の演算を施したり、また、複数の実数を用意し、それらに対し演算を施したりしても構わない。
。図9に示したように、荷電粒子ビームの走査回数が増加するのに伴い、ステップ間隔を狭くすることで、最深部に向かうに従い、形状制御をより精度良く行うことができる。
02…正弦波状断面のバイナリ型回折格子
03…鋸刃状断面のブレーズド型回折格子
04…階段状断面のブレーズド型回折格子
11…基板
12…ポジ型レジスト
13…荷電粒子ビーム
14…荷電粒子ビームの走査方向
15…荷電粒子ビームの描画方向
16…荷電粒子ビームのステップ間隔
20…マスク
21…露光光
31…本発明の作製方法により加工された格子角度の浅い格子の断面形状
32…従来の手法により加工された格子の断面形状
33…本発明の作製方法により加工された格子角度がやや浅い格子の断面形状
34…本発明の作製方法により加工された格子角度の深い格子の断面形状
Claims (9)
- 感光材料上で荷電粒子ビームを走査して、走査領域である1ステップ毎に段階的にビームの照射エネルギー量を制御し、回折格子を描画形成する工程を有するブレーズド型回折格子の作製方法において、
前記荷電粒子ビームの1ステップ毎の走査回数が、予め定められた実数に、他の予め定められた小数点以下の値を有する実数を1ステップ毎に加算や減算もしくは一定の規則により演算した値に対し、小数点以下の値を切り捨てもしくは切り上げもしくは四捨五入もしくは一定の規則により整数化し、決定されていることを特徴とするブレーズド型回折格子の作製方法。 - 前記荷電粒子ビームのステップ間距離が、ブレーズド型回折格子の格子間隔に比例していることを特徴とする請求項1記載のブレーズド型回折格子の作製方法。
- 前記荷電粒子ビームのステップ間距離が、一定であることを特徴とする請求項1記載のブレーズド型回折格子の作製方法。
- 前記荷電粒子ビームのステップ間距離が、ブレーズド型回折格子の最深部に向かうに従い、狭くなっていることを特徴とする請求項1記載のブレーズド型回折格子の作製方法。
- 前記荷電粒子ビームのステップ間距離が、ブレーズド型回折格子の最浅部に向かうに従い、狭くなっていることを特徴とする請求項1記載のブレーズド型回折格子の作製方法。
- 前記荷電粒子ビームのステップ間距離が、局所的に変動していることを特徴とする請求項1記載のブレーズド型回折格子の作製方法。
- ブレーズド型回折格子の格子間隔に対する前記荷電粒子ビームの格子線毎のステップ数が3回以上であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のブレーズド型回折格子の作製方法。
- 荷電粒子ビームの走査により原版が作製されるブレーズド型回折格子において、
構成単位となる格子縞が、荷電粒子ビームを走査する列に応じて、略階段状に深さが変化してなる断面形状を有しており、
隣接する前記列の間での高低差が、1つの格子縞内部で一定でないことを特徴とするブレーズド型回折格子。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のブレーズド型回折格子の作製方法により作製されたブレーズド型回折格子が形成され、載置されていることを特徴とする光学シート。
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