JP2005240768A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】始動性を向上させつつ、始動時におけるエミッションの悪化や燃焼の不安定を防止する。
【解決手段】始動モータがONされた後、バルブタイミングを機関始動に最適な始動時タイミングに制御する。気筒判別が終了したら(S11)、実際のバルブタイミングを検出し(S12)、検出したバルブタイミングが機関始動に最適な始動時タイミングとなっているか否かを判定し(S13)、始動時タイミングとなっていれば始動時燃料噴射を開始する(S14)。一方、始動時タイミングとなっていなければ始動時燃料噴射をキャンセルする(S15)。
【選択図】図6

Description

本発明は、吸気バルブ又は排気バルブの開閉タイミング(バルブタイミング)を変化させる可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関の制御装置に関し、特に、機関始動時の制御に関する。
特許文献1には、吸気バルブの開閉タイミングを機関停止直後の惰性回転によって最遅角タイミングとし、機関始動時に最遅角タイミングからこれよりも進角側に設定される始動時タイミングとなるように可変バルブタイミング機構を制御する内燃機関が開示されている。
特開平11−241608号公報
ところで、上記従来の可変バルブタイミング機構はいわゆる油圧式のものであり、機関始動時のクランキングの開始によりクランクシャフトが回転し始めることで油圧が供給されてバルブタイミングを変化させるものであるため、バルブタイミングの変化速度はオイルポンプの吐出圧に依存することになる。
このため、オイルポンプの吐出圧の低い機関始動時では、最遅角タイミングから始動時タイミングに到達するまでの遅れが生じ、始動タイミングに到達する前に燃料噴射・点火が行われて初爆が生じてしまう可能性があり、エミッションの悪化や燃焼の不安定を招くことおそれがあった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、機関始動時に吸気バルブ又は排気バルブの開閉タイミングを機関始動に適した始動時タイミングに制御する構成において、エミッションの悪化や燃焼の不安定を防止することを目的とする。
このため、請求項1に記載の発明は、機関始動時に、吸気バルブ又は排気バルブの開閉タイミングを機関停止中の状態から始動時タイミングへと制御すると共に、始動時タイミングとなるまでは燃料の供給を禁止するようにした。
このようにすると、機関始動時に、吸気バルブ又は排気バルブの開閉タイミングを機関始動に最適な始動時タイミングに制御して始動性の向上を図りながら、始動時タイミングとなるまでは燃料の供給(燃料噴射)を禁止することで、エミッションの悪化や燃焼が不安定となることを確実に防止できる。
請求項2に記載の発明は、前記開閉タイミングを連続して検出可能な開閉タイミング検出手段を備え、この開閉タイミング検出手段により検出した開閉タイミングが始動時タイミングとなるまで燃料の供給を禁止する。
このようにすると、開閉タイミング検出手段により現在の開閉タイミングをリアルタイムで検出し、開閉タイミングが始動時タイミングとなったか否かを精度よく確実に判定できる。これにより、始動時のエミッションの悪化や燃焼の不安定を確実に防止ししつつ、始動時タイミングとなったときに速やかに燃料を供給することができる。
請求項3に記載の発明は、可変バルブタイミング機構が機関のクランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を変化させることで前記開閉タイミングを変化させる構成であり、開閉タイミング検出手段が、前記クランクシャフトの回転位置を検出する第1回転位置検出手段と、前記カムシャフトの回転位置を検出する第2回転位置検出手段と、前記第1回転位置検出手段及び前記第2回転位置検出手段の出力信号に基づいて前記クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を検出する回転位相検出手段と、を備え、少なくとも前記第2回転位置検出手段は、前記カムシャフトの回転位置に応じて異なる信号を出力するようにした。
このようにすると、第2回転位置検出手段の出力信号はカムシャフトの回転位置に1対1で対応するため、この第2回転位置検出手段の出力信号に基づいてカムシャフトの回転位置を任意のタイミングで瞬時に求めることできる。これにより、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相をカムシャフトの回転周期とは無関係に検出でき、低回転時であっても回転位相の検出に遅れが生じることはない。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、実施形態における車両用内燃機関の構成図である。この図1において、内燃機関101の吸気管102には、スロットルモータ103aでスロットルバルブ103bを開閉駆動する電子制御スロットル104が介装され、該電子制御スロットル104及び吸気バルブ105を介して、燃焼室106内に空気が吸入される。
機関の各燃焼室には点火プラグ133が設けられており、これにより火花点火して混合気を着火燃焼させる。燃焼排気は燃焼室106から排気バルブ107を介して排出され、フロント触媒108及びリア触媒109で浄化された後、大気中に放出される。
前記吸気バルブ105及び排気バルブ107は、それぞれ吸気側カムシャフト134、排気側カムシャフト110に設けられたカムによって開閉駆動されるが、吸気側カムシャフト134には、可変バルブタイミング機構(VTC)113が設けられている。
このVTC113は、クランクシャフト120に対する吸気側カムシャフト134の回転位相を変化させることで吸気バルブ105の開閉タイミングを変化させる機構であり、その詳細については後述する。
なお、本実施形態では吸気バルブ105側のみにVTC113を備える構成としたが、吸気バルブ105側に代えて又は吸気バルブ105側と共に、排気バルブ107側にVTC113を備える構成であっても良い。
また、各気筒の吸気ポート130には、電磁式の燃料噴射弁131が設けられ、該燃料噴射弁131は、エンジンコントロールユニット(ECU)114からの噴射パルス信号によって開弁駆動されると、所定圧力に調整された燃料を吸気バルブ105に向けて噴射する。
マイクロコンピュータを内蔵するECU114には、各種センサからの出力信号が入力され、該信号に基づく演算処理によって、前記電子制御スロットル104、VTC113及び燃料噴射弁131を制御する。
前記各種センサとしては、アクセル開度を検出するアクセル開度センサAPS116、機関101の吸入空気量Qaを検出するエアフローメータ115、クランクシャフト120からクランク角180°毎の基準回転位置で基準クランク角信号REFを取り出すと共に単位クランク角度毎の単位角度信号POSを取り出すクランク角センサ117、スロットルバルブ103bの開度TVOを検出するスロットルセンサ118、機関101の冷却水温度Twを検出する水温センサ119、吸気側カムシャフト134からカム角90°(クランク角180°)毎の基準回転位置でカム信号CAMを取り出すと共に気筒を識別するための気筒判別信号PHASEを取り出すカムセンサ132等が設けられている。
なお、機関回転速度Neは、前記基準クランク角信号REFの周期、又は、単位時間当たりの単位角度信号POSの発生数に基づいて算出される。
次に、前記VTC113の構成を、図2に基づいて説明する。
本実施形態におけるVTC113は、いわゆるベーン式の可変バルブタイミング機構であり、クランクシャフト120によりタイミングチェーン(図示省略)を介して回転駆動されるカムスプロケット51(タイミングスプロケット)と、吸気側カムシャフト軸134の端部に固定されてカムスプロケット51内に回転自在に収容された回転部材53と、該回転部材53をカムスプロケット51に対して相対的に回転させる油圧回路54と、カムスプロケット51と回転部材53との相対回転位置を所定位置で選択的にロックするロック機構60とを備えている。
前記カムスプロケット51は、外周にタイミングチェーン(又はタイミングベルト)が噛合する歯部を有する回転部(図示省略)と、該回転部の前方に配置されて前記回転部材53を回転自在に収容するハウジング56と、該ハウジング56の前後開口を閉塞するフロントカバー、リアカバー(図示省略)とから構成される。
前記ハウジング56は、前後両端が開口形成された円筒状を呈し、内周面には、横断面台形状を呈し、それぞれハウジング56の軸方向に沿って設けられる4つの隔壁部63が90°間隔で突設されている。
前記回転部材53は、吸気側カム軸14の前端部に固定されており、円環状の基部77の外周面に90°間隔で4つのベーン(第1〜4ベーン)78a、78b、78c、78dが設けられている。
前記第1〜4ベーン78a〜78dは、それぞれ断面が略逆台形状を呈し、各隔壁部63間の凹部に配置され、前記凹部を回転方向の前後に隔成し、ベーン78a〜78dの両側と各隔壁部63の両側面との間に、進角側油圧室82と遅角側油圧室83を構成する。
前記ロック機構60は、ロックピン84が、回転部材53の最大遅角側の回動位置(基準作動状態)において係合孔(図示省略)に係入するようになっている。
前記油圧回路54は、進角側油圧室82に対して油圧を給排する第1油圧通路91と、遅角側油圧室83に対して油圧を給排する第2油圧通路92との2系統の油圧通路を有し、この両油圧通路91、92には、供給通路93とドレン通路94a、94bとがそれぞれ通路切り換え用の電磁切換弁95を介して接続されている。
前記供給通路93には、オイルパン96内の油を圧送する機関駆動のオイルポンプ97が設けられている一方、ドレン通路94a、94bの下流端がオイルパン96に連通している。
前記第1油圧通路91は、回転部材53の基部77内に略放射状に形成されて各進角側油圧室82に連通する4本の分岐路91dに接続され、第2油圧通路92は、各遅角側油圧室83に開口する4つの油孔92dに接続される。
前記電磁切換弁95は、内部のスプール弁体が各油圧通路91,92と供給通路93及びドレン通路94a,94bとを相対的に切り換え制御するようになっている。
前記ECU114は、前記電磁切換弁95を駆動する電磁アクチュエータ99に対する通電量を、ディザ信号が重畳されたデューティ制御信号に基づいて制御する。
例えば、電磁アクチュエータ99にデューティ比0%の制御信号(OFF信号)を出力すると、オイルポンプ47から圧送された作動油は、第2油圧通路92を通って遅角側油圧室83に供給されると共に、進角側油圧室82内の作動油が、第1油圧通路91を通って第1ドレン通路94aからオイルパン96内に排出される。
従って、遅角側油圧室83の内圧が高、進角側油圧室82の内圧が低となって、回転部材53は、ベーン78a〜78bを介して最遅角側に回転し、この結果、吸気バルブ105のバルブタイミング(開時期及び閉時期)が遅くなる(最遅角タイミングとなる)。
一方、電磁アクチュエータ99にデューティ比100%の制御信号(ON信号)を出力すると、作動油は、第1油圧通路91を通って進角側油圧室82内に供給されると共に、遅角側油圧室83内の作動油が第2油圧通路92及び第2ドレン通路94bを通ってオイルパン96に排出され、遅角側油圧室83が低圧になる。このため、回転部材53は、ベーン78a〜78dを介して最進角側に回転し、これによって、吸気バルブ105のバルブタイミング(開時期及び閉時期)が早くなる(最進角タイミングとなる)。
また、本実施形態では、図3に示すように、吸気側カムシャフト134と共に回転する回転体401と、この回転体401の外周に近接配置された電磁式のギャップセンサ402とを備えている。
回転体401は直接又は他の部材を介して間接的に吸気カムシャフト134に固定されており、その外周は、図3に示すように、吸気側カムシャフト134の中心からの距離が周方向で徐々に変化するよう形成されている。ギャップセンサ402は、吸気側カムシャフト134と回転に伴って変化する回転体401の外周とのギャップGpに応じた信号(電圧)をECU114に出力する。なお、回転体401は、吸気側カムシャフト134と共に回転するように設けられていれば、その固定方法や固定位置等は問わず、また、ギャップセンサ402は、回転体401の外周とのギャップGpに応じた信号を連続的に出力できればいずれの方式のものであってもよい。
ここで、ギャップセンサ402からの出力は、図4に示すように、回転体401の外周とのギャップに対してほぼ正比例の関係にあり、また、ギャップと吸気側カムシャフト134の回転角度とは1対1で対応するため、ギャップセンサ402の出力と吸気側カムシャフト134の回転角度とは、図5に示すように、ほぼ正比例の関係となる。従って、ECU114は、ギャップセンサ402からの出力信号に基づいて瞬時に吸気側カムシャフト134の回転角度(カム角)を検出することができる。
すなわち、本実施形態においては、(1)クランク角センサ117及びカムセンサ132の出力信号に基づいて、吸気側カムシャフト134の回転周期毎に、クランクシャフト120に対する吸気側カムシャフト134の回転位相(吸気バルブ105のバルブタイミング)を検出できると共に(以下、第1回転位相検出手段という)、(2)クランク角センサ117及びギャップセンサ402の出力信号に基づいて、任意のタイミングで前記回転位相(吸気バルブ105のバルブタイミング)を検出することができる(以下、第2回転位相検出手段という)。
具体的には、第1回転位相検出手段は、基準クランク角信号REFの発生からカム信号CAMの発生までの単位角度信号POSをカウントすることで前記回転位相を検出(算出)し、第2回転位相検出手段は、ギャップセンサ402の出力信号に基づいて検出した吸気側カムシャフト134の回転角度と、基準クランク角信号REFの発生から吸気側カムシャフト134の回転角度検出までの単位角度信号POSをカウントすることで検出したクランクシャフト120の回転角度とから前記回転位相を検出(算出)する。なお、本実施形態において、クランク角センサ117が第1回転位置検出手段に、回転体401及びギャップセンサ402が第2回転位置検出手段に、第2回転位相検出手段が開閉タイミング検出手段及び回転位相検出手段に相当する。
このように、2つの回転位相検出手段を備えることにより、例えば、高回転時には前記第1回転位相検出手段により安定かつ正確にクランクシャフト120に対する吸気側カムシャフト134の回転位相を検出すると共に、バルブタイミング制御等の実行周期よりも第1回転位相検出手段による回転位相の検出周期の方が長くなる低回転時には、前記第2回転位相検出手段により前記回転位相を検出することで、制御性の悪化を防止できる。
ところで、本実施形態におけるVTC113では、機関始動に最適な吸気バルブ105のバルブタイミング(始動時タイミング)が前記最遅角タイミングよりも進角側に設定されている。これは、機関始動時においては始動性を損なわないバルブタイミングとして良好な始動性を確保しつつ、高回転時においてはバルブタイミングをより遅角させて出力の向上を図れるようにするためである。機関停止時には吸気バルブ105のバルブタイミングは前記最遅角タイミングとなっているから、機関の始動時には、バルブタイミングを最遅角タイミングから始動時タイミングへと速やかに(進角)制御する必要がある。
このため、ECU114は、機関のクランキング時、つまり、キースイッチ(イグニッションスイッチ)の操作によって始動モータがONされているときに、前記第2回転位相検出手段により実バルブタイミングを検出し、この実バルブタイミングを始動時タイミングに一致させるようVTC113(の電磁アクチュエータ99)を制御する。
しかしながら、機関始動時はオイルポンプ47の吐出圧が低いため、VTC113によるバルブタイミングの変更速度が遅くなって、最遅角タイミングから始動時タイミングに到達するまでの遅れが生じるおそれがある。このような状態、すなわち、始動時タイミングに到達する前に燃料噴射及び点火が行われて初爆が生じてしまうとミッションの悪化、燃焼の不安定を招くことになるため、これを回避する必要がある。
そこで、本実施形態においては、クランキングが行われている間に吸気バルブ105のバルブタイミングを始動に適した始動時タイミングに制御すると共に、吸気バルブ105のバルブタイミングが始動時タイミングとなるまでの間は燃料の噴射を禁止するようにしている。
図6は、機関始動時の燃料噴射制御を示すフローチャートである。このフローは、始動モータがONされると開始される。
S11では、気筒判別が終了したか否かを判定する。かかる気筒判別は、例えば、気筒判別信号として各気筒に応じて異なる数のパルス列が出力されるようにしておき、基準クランク角信号REF間のパルス列を計数することにより行う。気筒判別が終了していればS12に進み、終了していなければS15に進む。
S12では、吸気バルブ105の実際のバルブタイミング(実バルブタイミング、実回転位相)を検出する。かかる検出は、クランク角センサ117及びギャップセンサ402の出力信号に基づいて、すなわち、前記第2回転位相検出手段により行う。
S13では、検出した実バルブタイミングが始動時タイミングに到達しているか否かを判定する。実バルブタイミングが始動時タイミングに到達していればS14に進み、燃料噴射を許可して本フローを終了する。これにより、始動時燃料噴射が開始され、以降、通常の燃料噴射制御が実行される。一方、始動時タイミングに到達していなければS15に進み、燃料噴射をキャンセルして(禁止して)本フローを終了する。
以上により、吸気バルブ105のバルブタイミングを始動時に適した始動時タイミングに制御して始動性を向上させつつ、始動時タイミングとなるまでは燃料噴射が禁止されて、エミッションの悪化や燃焼の不安定を防止できる。
なお、以上では、吸気バルブ105にVTC113を備えたものについて説明したが、排気バルブ107側にVTC113を備えた場合であっても同様であり、この場合、機関始動時に排気バルブ107のバルブタイミングを(排気バルブ用)始動時タイミングに制御すると共に、始動時タイミングとなるまでは燃料の供給(燃料噴射)を禁止することになる。
また、クランクシャフト120に対する吸気側カムシャフト134の回転位相を任意のタイミングで検出できれば、前記第2回転位相検出手段に限るものではなく、また、吸気側カムシャフト134の回転周期よりも短い周期で前記回転位相を検出するもので代用してもよい。
また、VTC113は油圧式のものに限らず、例えば、電磁式(電磁ブレーキの制動力によって回転位相を変化させる構成)のものであってもよい。
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する
(イ)請求項3記載の内燃機関の制御装置において、
前記第2回転位置検出手段は、カムシャフトと共に回転し、カムシャフトの中心から外周までの距離が周方向で変化する回転体と、該回転体の外周に近接配置され、回転体の外周との間に形成されるギャップに応じた信号を出力するギャップセンサと、を備えることを特徴とする。
このようにすると、カムシャフトの回転に伴って回転体の外周とギャップセンサと間に形成されるギャップが変化するため、比較的簡単な構成としつつ、ギャップセンサの出力信号に基づいてカムシャフトの回転位置(回転角度)を迅速かつ正確に検出することができる。
本実施形態に係る内燃機関のシステム構成図である。 本実施形態に係る可変バルブタイミング機構を示す図(断面図)である。 第2回転位置検出手段を構成する回転体401とギャップセンサ402とを説明する図である。 ギャップセンサのギャップ−出力特性を示すグラフである。 ギャップセンサの出力−カム角(回転位置)特性を示すグラフである。 始動時燃料噴射制御を示すフローチャートである。
符号の説明
101…内燃機関、105…吸気バルブ、113…VTC(可変バルブタイミング機構)、114…エンジンコントロールユニット、クランク角センサ…117、120…クランクシャフト、カムセンサ…132、134…吸気側カムシャフト、401…回転体、402…ギャップセンサ

Claims (3)

  1. 機関の吸気バルブ又は排気バルブの開閉タイミングを変化させる可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関の制御装置であって、
    機関始動時に、前記開閉タイミングを機関停止中の状態から始動時タイミングへと制御すると共に、前記始動時タイミングとなるまでは燃料の供給を禁止することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記開閉タイミングを連続して検出可能な開閉タイミング検出手段を備え、
    前記開閉タイミング検出手段により検出した開閉タイミングが前記始動時タイミングとなるまで燃料の供給を禁止することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置
  3. 前記可変バルブタイミング機構は、機関のクランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を変化させることで、前記開閉タイミングを変化させる構成であり、
    前記開閉タイミング検出手段は、前記クランクシャフトの回転位置を検出する第1回転位置検出手段と、前記カムシャフトの回転位置を検出する第2回転位置検出手段と、前記第1回転位置検出手段及び前記第2回転位置検出手段の出力信号に基づいて前記クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を検出する回転位相検出手段と、を備え、
    少なくとも前記第2回転位置検出手段は、前記カムシャフトの回転位置に応じて異なる信号を出力することを特徴とする請求項2記載の内燃機関の制御装置。
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