JP5348074B2 - 内燃機関の始動制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の始動制御システムに関し、特に2つの気筒を備えた内燃機関の始動制御システムに関する。
車両などに搭載される内燃機関として、クランクシャフトに対するカムシャフトの位相を変更することにより、バルブ(吸気バルブ又は排気バルブ)の開閉タイミング(位相)を変更する可変動弁機構を備えた内燃機関が知られている。
上記したような内燃機関では、バルブスプリングの反力などがカムシャフトの位相を遅角させるように作用する。そのため、可変動弁機構が油圧を利用してカムシャフトの位相を進角及び遅角させる機構である場合は、内燃機関の始動時などにカムシャフトの位相が最も遅角された状態となる可能性がある。
これに対し、カム山がタペットを乗り越えたときのトルク及びカム山がタペットを乗り越えるときのトルクを利用してカムシャフトの位相を所定の中間位相まで変化させるとともに、カムシャフトの位相を所定の中間位相でロックする技術が提案されている(たとえば、特許文献1を参照)。
特開2009−68500号公報 特開2004−324421号公報
ところで、上記した従来の技術が2気筒の内燃機関に適用された場合は、クランキング開始からカムシャフトの位相がロックされるまでの所要時間が長くなる可能性がある。その場合、クランキング時間が長くなるため、スタータモータの消費電力が増加するなどの不具合を発生する可能性もある。また、内燃機関の運転が自動的に停止及び再開される車両においては、車両を速やかに発進させることができなくなる可能性もある。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてされたものであり、その目的は、カムシャフトの位相を変更する可変動弁機構とカムシャフトの位相を所望の位相でロックするロック機構とを備えた2気筒の内燃機関が始動される際に、カムシャフトの位相を速やかに所望の位相でロックすることにある。
本発明は、上記した課題を解決するために、以下のような手段を採用した。すなわち、本発明は、クランクシャフトに対するカムシャフトの位相を変更する可変動弁機構と、
前記カムシャフトの位相を内燃機関の始動に適した位相である基準位相に固定するロック機構と、
内燃機関をクランキングさせるためのトルクを発生する動力発生装置と、
を備えた2気筒の内燃機関の始動制御システムであって、
前記カムシャフトが前記基準位相より遅角した状態でクランキングが開始された場合に、バルブの閉弁動作期間中にバルブスプリングから前記カムシャフトへ作用するトルクを利用して、前記カムシャフトの位相を前記基準位相まで進角させる進角機構と、
前記進角機構が前記カムシャフトの位相を進角させる場合において、前記カムシャフトの回転位置が前記閉弁動作期間に属するときは前記閉弁動作期間に属さないときに比べ、前記動力発生装置の発生トルクを減少させる制御部と、を備えるようにした。
ここでいう「閉弁動作期間」は、バルブがリフトし始めてからリフトし終わるまでの期間(すなわち、バルブが開き始めてから閉じ終わるまでの期間)のうち、バルブが最大リフト状態からリフトし終わるまでの期間を示す。なお、以下では、バルブがリフトし始めてから最大リフト状態となるまでの期間を「開弁動作期間」と称する。
バルブの閉弁動作期間中は、バルブスプリングからカムシャフトに対し、該カムシャフトの位相を進角させようとするトルクが作用する。その際の進角量は、クランクシャフトの回転速度(機関回転速度)が高いときより低いときの方が多くなる。
ここで、内燃機関が4つの気筒を有する4ストローク・サイクル・エンジンである場合は、一の気筒の閉弁動作期間の一部が他の気筒の開弁動作期間とオーバーラップする。そのため、一の気筒の閉弁動作期間における機関回転速度は、他の気筒のバルブスプリングが発生する反力によって減速される。
これに対し、内燃機関が2つの気筒を有する4ストローク・サイクル・エンジンである場合は、一の気筒の閉弁動作期間と他の気筒の開弁動作期間とがオーバーラップしない。そのため、一の気筒の閉弁動作期間における機関回転速度が他の気筒のバルブスプリングが発生する反力によって減速されない。よって、2気筒の内燃機関の閉弁動作期間における機関回転速度は、4気筒の内燃機関の閉弁動作期間における機関回転速度より速くなる。このように、閉弁動作期間における機関回転速度が速くなると、カムシャフトの進角量が少なくなる。
また、内燃機関が4気筒の4ストローク・サイクル・エンジンである場合は、クランクシャフトの1回転当たりに、閉弁動作期間が2回発生する。これに対し、内燃機関が2気筒の4ストローク・サイクル・エンジンである場合は、クランクシャフトの1回転当たりに、閉弁動作期間が1回発生する。よって、2気筒の内燃機関においてカムシャフトの位相が進角される頻度は、4気筒の内燃機関においてカムシャフトの位相が進角される頻度より少なくなる。
したがって、単位時間当たり(たとえば、クランクシャフトの1回転当たり)にカムシャフトの位相が進角される量は、4気筒の内燃機関より2気筒の内燃機関の方が少なくなる。その結果、2気筒の内燃機関においては、カムシャフトの位相を速やかに基準位相まで変化させることができない可能性がある。
そこで、本発明に係わる内燃機関の始動制御システムは、カムシャフトの回転位置が閉弁動作期間にあるときに動力発生装置の発生トルクを減少させるようにした。これにより、閉弁動作期間中の機関回転速度が低下する。閉弁動作期間中の機関回転速度が低下すると、閉弁動作期間中におけるカムシャフトの進角量が増加する。その結果、カムシャフトの位相が基準位相へ速やかに到達する。
したがって、本発明に係わる内燃機関の始動制御システムによれば、2気筒の内燃機関の始動時において、カムシャフトの位相を速やかに基準位相でロックすることが可能となる。
なお、カムシャフトの位相が基準位相でロックされるまでは、クランクシャフトの回転位置とカムシャフトの回転位置とが同期しない。そのため、クランクポジションセンサな
どの検出値からカムシャフトの回転位置を演算した場合は、その演算値と実際の回転位置との間にずれが発生する可能性がある。また、カムシャフトの位相が基準位相でロックされるまでは、カムシャフトの位相が安定しないため、カムポジションセンサなどの検出値と実際の回転位置との間にずれが発生する可能性もある。
上記したようなずれが発生しているときに、動力発生装置の発生トルクを低減させるタイミング(以下、「トルク低減タイミング」と称する)がセンサの検出値に基づいて決定されると、閉弁動作期間とトルク低減タイミングとの間にもずれが生じる。その結果、閉弁動作期間中におけるカムシャフトの進角量が少なくなる。
これに対し、本発明の制御部は、機関回転速度が変動するタイミングをパラメータとしてセンサの検出値を補正し、補正後の検出値にしたがってトルク低減タイミングを決定するようにしてもよい。なお、ここでいう「センサ」は、カムシャフトの回転位置と相関する物理量を検出するセンサであり、たとえばクランクポジションセンサやカムポジションセンサなどである。
このような方法により動力発生装置のトルク低減タイミングが決定されると、カムシャフトの実際の回転位置が閉弁動作期間に属するタイミングと、動力発生装置の発生トルクが低減されるタイミングとのずれを減少又は解消することができる。その結果、タイミングのずれに起因した進角量の減少が抑制又は緩和される。
本発明によれば、カムシャフトの位相を変更する可変動弁機構とカムシャフトの位相を所望の位相でロックするロック機構とを備えた2気筒の内燃機関が始動される際に、カムシャフトの位相を速やかに所望の位相でロックすることができる。
本発明を適用する内燃機関の概略構成を示す図である。 可変動弁機構の概略構成を示す図である。 ハウジング部材とベーンロータの構成を示す図である。 ロック機構の構成を示す図である。 ロック機構の作動状態を示す図である。 ラチェット機構の構成を示す図である。 ラチェット機構の非作動状態を示す図である。 吸気バルブのリフト量とバルブスプリングの反力との関係を示す図である。 トルク低減制御の実行手順を示すタイミングチャートである。 トルク低減制御が実施される際に実行される制御ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態に記載される構成部品の寸法、材質、形状、相対配置等は、特に記載がない限り発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明を適用する内燃機関の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関100は、2つの気筒を有する4ストローク・サイクルの火花点火式内燃機関(ガソリンエンジン)である。なお、図1においては、2つの気筒のうち1つの気筒のみが図示されている。
内燃機関100の各気筒101には、ピストン102が軸方向へ摺動自在に装填されて
いる。各気筒101には、気筒101内へ新気(空気)を導入するための吸気ポート103と、気筒101内のガスを排出するための排気ポート104とが連通している。内燃機関100は、気筒101内に臨む吸気ポート103の開口端を開閉するための吸気バルブ105と、気筒101内に臨む排気ポート104の開口端を開閉するための排気バルブ106とを備えている。
吸気バルブ105と排気バルブ106は、バルブスプリング105a,106aによりそれぞれ閉弁方向に付勢されている。内燃機関100には、インテークカムシャフト1とエキゾーストカムシャフト30とが回転自在に取り付けられている。インテークカムシャフト1及びエキゾーストカムシャフト30は、図示しないクランクシャフトの回転力により回転駆動されるようになっている。インテークカムシャフト1とエキゾーストカムシャフト30にはカムが設けられており、それらカムが回転することにより吸気バルブ105と排気バルブ106が開弁方向へ駆動されるようになっている。
内燃機関100には、各気筒101の吸気ポート103内へ燃料を噴射する燃料噴射弁107が取り付けられている。燃料噴射弁107から噴射された燃料は、吸気バルブ105が開弁したときに、吸気ポート103内の新気(空気)と混ざり合いながら気筒101内へ導入される。気筒101内に導入された混合気は、点火プラグ108が発生する火花を火種として燃焼せしめられる。気筒101内で燃焼したガス(既燃ガス)は、排気バルブ106が開弁したときに排気ポート104へ排出され、次いで排気ポート104から図示しないエキゾーストマニフォルドや排気管を経由して大気中へ排出される。
また、内燃機関100は、クランクシャフトに対するインテークカムシャフト1の位相を変更する可変動弁機構2を備えている。以下、可変動弁機構2の構成について図2乃至図5に基づいて説明する。
インテークカムシャフト1の一端には、ベーンロータ21がボルト22によって締結され、インテークカムシャフト1とベーンロータ21とが一体で回転するようになっている。ベーンロータ21の外周には4枚の羽根体(ベーン)21aが放射状に形成されている。
ベーンロータ21の外周には、該ベーンロータ21を収容する円筒状のハウジング部材23が設けられている。ハウジング部材23は、インテークカムシャフト1に対して相対回転可能に取り付けられている。ハウジング部材23の外周には、スプロケット24が一体的に形成されている。スプロケット24は、クランクシャフトの一端に取り付けられたスプロケットとタイミングチェーンを介して連結されている。これにより、クランクシャフトの回転力がタイミングチェーンを介してスプロケット24及びハウジング部材23へ伝達され、ハウジング部材23がクランクシャフトと同期回転するようになっている。
ハウジング部材23の内周には、ベーンロータ21のベーン21aと同数(本図では4枚)の凸部23aが形成され、互いに隣り合う凸部23aの間に形成された空間にベーン21aが収容されている。ベーン21aの先端はハウジング部材23の内周と摺接し、ハウジング部材23の凸部23aの先端はベーンロータ21の外周と摺接している。また、互いに隣り合う凸部23aの間の空間は、ベーン21aによって2つの空間25、26に区画されている。以下では、これら2つの空間25、26のうち、ベーン21aに対してインテークカムシャフト1の回転方向(図3中の矢印α方向)側の空間25を遅角油圧室、その反対側の空間26を進角油圧室と称する。
遅角油圧室25と進角油圧室26は、作動油の供給と排出(給排)により増圧又は減圧される。遅角油圧室25及び進角油圧室26の油圧が変更されてベーン21aの両側に作
用する力のバランスが変化すると、ベーンロータ21がハウジング部材23に対して相対回転する。
たとえば、遅角油圧室25に作動油が供給されるとともに進角油圧室26の作動油が排出されると、遅角油圧室25が増圧するとともに進角油圧室26が減圧する。その場合、ベーンロータ21を図3中の矢印αと逆方向へ回転させる力がベーン21aに作用するため、ベーンロータ21がハウジング部材23に対して矢印αと逆方向へ相対回転する。その結果、インテークカムシャフト1は、クランクシャフトに対して遅角することになる。
一方、進角油圧室26に作動油が供給されるとともに遅角油圧室25の作動油が排出されると、進角油圧室26が増圧するとともに遅角油圧室25が減圧する。その場合、ベーンロータ21を図3中の矢印αと同方向へ回転させようとする力がベーン21aに作用するため、ベーンロータ21がハウジング部材23に対して矢印αと同方向へ相対回転する。その結果、インテークカムシャフト1は、クランクシャフトに対して進角することになる。
このようにインテークカムシャフト1がクランクシャフトに対して進角又は遅角されると、それに応じて吸気バルブ105の開閉タイミングが進角又は遅角されることになる。なお、ベーン21aが図3中の矢印α方向へ回転してハウジング部材23の凸部23aと当接したときに、インテークカムシャフト1の位相が最も進角した状態(最進角位相)となる。また、ベーン21aが図3中の矢印αと逆方向へ回転してハウジング部材23の凸部23aと当接したときに、インテークカムシャフト1の位相が最も遅角した状態(最遅角位相)となる。
このように構成された可変動弁機構2には、遅角油圧室25及び進角油圧室26に対する作動油の給排を行うためのオイルコントロールバルブ(OCV)7が併設されている。OCV7の内部構造については図示していないが、OCV7は軸方向に往復動可能なスプール(弁体)と、スプールを付勢するコイルバネと、電圧を印加されることでスプールをコイルバネの付勢方向とは逆方向に吸引する電磁ソレノイドと、を備えた5ポート式の電磁駆動弁である。
OCV7の各ポートは、給油路L1、第1のドレイン油路L2a、第2のドレイン油路L2b、遅角油路L3、及び進角油路L4の各々と連通している。給油路L1は、オイルポンプ9から吐出される作動油をOCV7へ供給する通路である。第1のドレイン油路L2a及び第2のドレイン油路L2bは、OCV7からオイルパンへ作動油を戻すための通路である。遅角油路L3は、前記した可変動弁機構2の遅角油圧室25とOCV7との間で作動油を往き来させるための通路である。進角油路L4は、前記した可変動弁機構2の進角油圧室26とOCV7との間で作動油を往き来させるための通路である。
遅角油路L3は、OCV7のスプールの変位に応じて給油路L1と第2のドレイン油路L2bのいずれかに導通される。遅角油路L3と給油路L1が導通されると、オイルポンプ9から吐出された作動油が給油路L1及び遅角油路L3を介して遅角油圧室25へ供給される。一方、遅角油路L3と第2のドレイン油路L2bとが導通されると、遅角油圧室25の作動油が遅角油路L3及び第2のドレイン油路L2bを介してオイルパンへ排出される。
進角油路L4は、OCV7のスプールの変位に応じて給油路L1と第1のドレイン油路L2aのいずれかに導通される。進角油路L4と給油路L1とが導通されると、オイルポンプ9から吐出された作動油が給油路L1及び進角油路L4を介して進角油圧室26へ供給される。一方、進角油路L4と第1のドレイン油路L2aとが導通されると、進角油圧
室26の作動油が進角油路L4及び第1のドレイン油路L2aを介してオイルパンへ排出される。
なお、OCV7は、遅角油路L3と給油路L1が導通されたときに進角油路L4と第1のドレイン油路L2aも導通され、遅角油路L3と第2のドレイン油路L2bが導通されたときに進角油路L4と給油路L1も導通されるように構成されている。そのため、遅角油路L3と給油路L1が導通されたときは、進角油路L4と第1のドレイン油路L2aが導通されるため、遅角油圧室25に作動油が供給されるとともに進角油圧室26の作動油が排出されることになる。その結果、インテークカムシャフト1がクランクシャフトに対して遅角されることになる。また、遅角油路L3と第2のドレイン油路L2bが導通されたときは、進角油路L4と給油路L1が導通されるため、進角油圧室26に作動油が供給されるとともに遅角油圧室25の作動油が排出されることになる。その結果、インテークカムシャフト1がクランクシャフトに対して進角されることになる。
また、本実施例における可変動弁機構2には、インテークカムシャフト1の位相を所定の位相に固定(ロック)するためのロック機構20が設けられている。ここでいう所定の位相は、最進角位相と最遅角位相との中間の位相であって、吸気バルブ105の開閉タイミングが内燃機関100の始動に適したタイミングとなる位相である。以下では、この位相を基準位相と称する。
ここで、ロック機構20の構成について図3乃至5に基づいて説明する。4つのベーン21aのうち、1つのベーン21aの側面(図4,5中の左側面)には、該ベーン21aの軸方向(ベーンロータ21の軸方向)に延在する円柱状の収納孔21bが設けられている。収納孔21bはベーン21aの側面に近い部位が遠い部位より径小に形成され、径小部分と径大部分とが段差を介して連通している。
上記した収納孔21bには、軸方向へ摺動自在なロックピン20a、及びロックピン20aを収納孔21bから突出させる付勢力を発生するスプリング20bが収納されている。ロックピン20aは、収納孔21bの径小部分と略同等の外径を有する筒状部と、収納孔21bの径大部分と略同等の外径を有するフランジ部と、を備えている。
また、ハウジング部材23において、インテークカムシャフト1の位相が基準位相と一致するときに前記収納孔21bと対向する部位には、ロックピン20aの先端が嵌合する係止孔23bが形成されている。
このように構成されたロック機構20によると、ベーンロータ21がハウジング部材23に対して相対回転することによって収納孔21bの位置と係止孔23bの位置が一致すると、スプリング20bの付勢力によりロックピン20aが収納孔21bから突出し、該ロックピン20aの先端が係止孔23bに嵌合する(図5を参照)。この嵌合により、ハウジング部材23に対するベーンロータ21の相対回転が規制され、インテークカムシャフト1の位相が基準位相に固定(ロック)される。
なお、前記した収納孔21bにおいて、前記した段差とロックピン20aのフランジ部との間の環状の空間21cは、ロックピン20aを係止孔23bから離脱させるための油圧を発生させる油圧室(以下、「ロック解除油圧室」と称する)として機能する。ロック解除油圧室21cは、図2に示すように、ロック解除用油路L7を介して作動油スイッチングバルブ(OSV)8と連通している。
OSV8は、電磁ソレノイド及びコイルバネの協働によって往復動するスプールを内蔵し、電磁ソレノイドの印加電圧がデューティ制御されることによりスプールの変位が制御
される3ポート弁である。OSV8の1つのポートには、前記したロック解除用油路L7が接続されている。OSV8における残り2つのポートには、給油路L1から分岐した分岐油路L5と、作動油をオイルパンに戻すための第3のドレイン油路L6とが接続されている。
ロック解除用油路L7は、OSV8のスプールの変位に応じて分岐油路L5と第3のドレイン油路L6のいずれかに導通される。ロック解除用油路L7が分岐油路L5と導通された場合は、オイルポンプ9から吐出された作動油が給油路L1、分岐油路L5、及びロック解除用油路L7を介してロック解除油圧室21cへ供給される。その場合、ロック解除油圧室21cの油圧が上昇する。そして、ロック解除油圧室21cの油圧がスプリング20bの付勢力より大きくなると、ロックピン20aが係止孔23bから離脱するとともに収納孔21b内に収納される(図4を参照)。その結果、ベーンロータ21とハウジング部材23との連結状態が解除され、ベーンロータ21とハウジング部材23との相対回転が許容される。
次に、可変動弁機構2には、ハウジング部材23に対してベーンロータ21が進角側へ回転する動作を許容し、遅角側へ回転する動作を規制するラチェット機構27が設けられている。ラチェット機構27は、たとえば、図6に示すように、ベーンロータ21の一側面に設けられた駒収納孔21dと、駒収納孔21d内に摺動自在に挿入された駒27aと、駒27aを駒収納孔21dから突出する方向へ付勢するスプリング27bと、駒収納孔21dと対向するハウジング部材23に設けられた嵌合溝23cと、を備えている。
駒収納孔21dは、前述した収納孔21bと同様に、径小部と径大部とを段差を介して連通させた孔である。駒27aは、駒収納孔21dの径小部と略同径の外径を有する筒状部と、径大部と略同径の外径を有するフランジ部とから構成されている。嵌合溝23cは、図3に示すように、駒収納孔21dが移動する円弧状の軌跡と対向する部位の複数箇所に配置されている。また、嵌合溝23cにおいてベーンロータ21の遅角側に位置する面は急斜面で形成され、ベーンロータ21の進角側に位置する面は緩斜面で形成されている。
このように構成されたラチェット機構27によれば、ベーンロータ21が進角側へ回転して駒収納孔21dの位置と嵌合溝23cの位置が一致すると、駒27aが駒収納孔21dから突出し、駒27aの先端部が嵌合溝23cに嵌合する。駒27aの先端部が嵌合溝23cに嵌合しているときにベーンロータ21を遅角側へ回転させようとする力が発生しても、ベーンロータ21の遅角側への回転が規制される。逆に、ベーンロータ21を進角側へ回転させようとする力が発生した場合は、駒27aが嵌合溝23cの緩斜面に沿って退行させられるため、ベーンロータ21の進角側への回転が許容される。
なお、前記した駒収納孔21dにおいて、前記した段差と駒27aのフランジ部との間の環状の空間21eは、駒27aを駒収納孔21d内に収容させるための油圧を発生させる油圧室(以下、「ラチェット解除油圧室」と称する)として機能する。ラチェット解除油圧室21eは、図2に示すように、ラチェット解除用油路L8を介してロック解除用油路L7に連通している。そのため、OSV8によりロック解除用油路L7と分岐油路L5とが導通されたときに、オイルポンプ9から吐出された作動油がロック解除油圧室21cに加えラチェット解除油圧室21eにも供給されることになる。
ラチェット解除油圧室21eに作動油が供給されると、ラチェット解除油圧室21eの油圧がスプリング27bの付勢力に抗して駒27aを駒収納孔21d内へ退行させる(図7を参照)。その結果、ベーンロータ21の遅角側への回転も許容されるようになる。
以上述べたように構成された内燃機関100には、ECU40が併設されている。ECU40は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAMなどから構成される電子制御ユニットである。ECU40は、アクセルポジションセンサ50、クランクポジションセンサ60、カムポジションセンサ70などの各種センサと電気的に接続されている。
アクセルポジションセンサ50は、アクセルペダルの操作量(アクセル開度)に相関する電気信号を出力するセンサである。クランクポジションセンサ60は、クランクシャフトの回転位置に相関する電気信号を出力するセンサである。カムポジションセンサ70は、インテークカムシャフト1の回転位置に相関する電気信号を出力するセンサである。
また、ECU40には、燃料噴射弁107、点火プラグ108、スタータモータ80、可変動弁機構2(OCV7及びOSV8)などの各種機器が電気的に接続されている。ECU40は、上記した各種センサの出力信号に基づいて前記した各種機器を制御する。なお、スタータモータ80は、内燃機関100を始動させる際にクランクシャフトを回転(クランキング)させる動力を発生する電動機である。
たとえば、ECU40は、内燃機関100の運転が停止されるときに、次回の始動に備えてロック機構20を作動(OSV8によりロック解除用油路L7と第3のドレイン油路L6とを導通)させる。
ところで、ロックピン20aが係止孔23bに嵌合しない状態で内燃機関100の運転が停止される可能性もある。そのような状態で内燃機関100が始動される場合において、内燃機関100のクランキング中は可変動弁機構2に十分な大きさの油圧を印加することができない。そのため、インテークカムシャフト1の位相が基準位相より遅角した状態で内燃機関100がクランキングされる可能性があり、始動性の低下を招く可能性があった。
これに対し、吸気バルブ105の閉弁動作期間にバルブスプリング105aからインテークカムシャフト1へ作用するトルクと前記したラチェット機構27とを利用して、インテークカムシャフト1の位相を基準位相まで進角させ、以てロック機構20によりハウジング部材23とベーンロータ21とを固定(ロック)させる方法が考えられる。
ここで、図8に示すように、吸気バルブ105がリフトし始めてからリフトし終わるまでの期間(すなわち、吸気バルブ105が開き始めてから閉じ終わるまでの期間)Pivのうち、吸気バルブ105がリフトし始めてから最大リフト状態になるまでの期間(開弁動作期間)Pivoにおいては、バルブスプリング105aの反力がインテークカムシャフト1を回転させる力に対してマイナスに作用する。つまり、開弁動作期間Pivo中は、バルブスプリング105aの反力がインテークカムシャフト1を遅角させるように作用する。
一方、吸気バルブ105が最大リフト状態からリフトし終わるまでの期間(閉弁動作期間)Pivcにおいては、バルブスプリング105aの反力がインテークカムシャフト1を回転させる力に対してプラスに作用する。つまり、閉弁動作期間Pivc中は、バルブスプリング105aの反力がインテークカムシャフト1を進角させるように作用する。
よって、内燃機関100のクランキング中にラチェット機構27が作動させられると、閉弁動作期間Pivc中においてバルブスプリング105aの反力によるインテークカムシャフト1の進角が許容されるとともに、開弁動作期間Pivo中においてバルブスプリング105aの反力によるインテークカムシャフト1の遅角が規制される。その際、ラチェット機構27の嵌合溝23cの間隔が1回当たりの閉弁動作期間Pivc中にインテー
クカムシャフト1が進角する量(ベーンロータ21が回転する量)と同等以下に設定しておけば、インテークカムシャフト1を徐々に進角させることができる。このように、ラチェット機構27が作動させられることにより、本発明に係わる進角機構が実現される。
なお、閉弁動作期間Pivc中にインテークカムシャフト1が進角する量は、クランクシャフトの回転速度(機関回転数)が高いときより低いときの方が多くなる。よって、4気筒の4ストローク・サイクル・エンジンのように、一の気筒の閉弁動作期間の一部が他の気筒の開弁動作期間とオーバーラップすると、閉弁動作期間中の機関回転速度が他の気筒のバルブスプリングの反力によって減速されるため、1回当たりの閉弁動作期間におけるインテークカムシャフトの進角量が多くなる。
これに対し、内燃機関100のように2気筒の4ストローク・サイクル・エンジンでは、一の気筒の閉弁動作期間と他の気筒の開弁動作期間がオーバーラップしないため、閉弁動作期間中の機関回転速度が高くなり易い。その結果、1回当たりの閉弁動作期間におけるインテークカムシャフトの進角量が少なくなる。
さらに、4気筒の4ストローク・サイクル・エンジンにおいては、クランクシャフトの1回転当たりに、閉弁動作期間が2回発生する。これに対し、内燃機関100のように2気筒の4ストローク・サイクル・エンジンにおいては、クランクシャフトの1回転当たりに、閉弁動作期間が1回のみ発生する。その結果、クランクシャフトの1回転当たりにおけるインテークカムシャフトの進角量が少なくなる。
したがって、2気筒の内燃機関100においては、インテークカムシャフト1の位相が基準位相に進角するまでの所要時間が長くなるため、スタータモータ80の消費電力が多くなったり、車両を速やかに発進させることができなくなったりする可能性がある。
そこで、ECU40は、内燃機関100のクランキング中において、インテークカムシャフト1の回転位置が閉弁動作期間Pivcに属するときは閉弁動作期間Pivcに属さないときに比べ、機関回転数を低下させるようにした。具体的には、ECU40は、図9に示すように、インテークカムシャフト1の回転位置が閉弁動作期間Pivcに属するときは閉弁動作期間Pivcに属さないときに比べ、スタータモータの発生トルク(スタータモータ80の印加電力)を低減させるトルク低減制御を行うようにした。
このようなトルク低減制御によれば、1回当たりの閉弁動作期間中におけるインテークカムシャフト1の進角量は、トルク低減制御が実行されない場合(図9中の破線を参照)に比してトルク低減制御が実行された場合(図9中の実線を参照)の方が多くなる。その結果、インテークカムシャフト1の位相が基準位相に進角するまでの所要時間が短くなる。よって、スタータモータ80の消費電力が増加する事態や、車両を速やかに発進させることができない事態を回避することが可能となる。
なお、インテークカムシャフト1の位相が基準位相にロックされていない状況下では、クランクシャフトの回転位置とインテークカムシャフト1の回転位置とが同期しない。そのため、クランクポジションセンサ60の出力信号からインテークカムシャフト1の回転位置を演算した場合は、その演算値と実際の回転位置との間にずれが発生する可能性がある。
また、インテークカムシャフト1の位相が基準位相にロックされていない状況下では、クランクシャフトに対するインテークカムシャフト1の相対位置(言い換えれば、ハウジング部材23に対するベーンロータ21の相対位置)が安定しないため、カムポジションセンサ70の出力信号と実際の回転位置との間にずれが発生する可能性もある。
上記したようなずれが発生しているときに、カムポジションセンサ70やクランクポジションセンサ60の出力信号(センサ値)に基づいて、スタータモータ80の発生トルクを低減させるタイミング(トルク低減タイミング)が決定されると、閉弁動作期間Pivcの開始タイミングとトルク低減タイミングとの間にもずれが生じる。
そこで、ECU40は、吸気バルブ105のリフト量が最大リフト量を超えたときにバルブスプリング105aの反力によって機関回転数が低下傾向から上昇傾向へ反転(変動)する現象を利用して、センサの出力信号を補正するようにした。詳細には、ECU40は、カムポジションセンサ70又はカムポジションセンサ70が閉弁動作期間Pivcの開始タイミングTpivcを検出したタイミングと機関回転数が低下傾向から上昇傾向へ反転するタイミングとの差を求め、その差をセンサ値に加算する。
このようにしてセンサの出力信号が補正されると、閉弁動作期間Pivcの開始タイミングとトルク低減タイミングとを同期させることができる。その結果、センサの出力信号と実際のタイミングとのずれに起因した進角量の減少が抑制される。
以下、本実施例におけるトルク低減制御の実行手順について図10に沿って説明する。図10は、トルク低減制御が実施される際にECU40が実行する制御ルーチンを示すフローチャートである。この制御ルーチンは、予めECU40のROMに記憶されているルーチンであり、クランキングの開始をトリガとして実行されるルーチンである。
図10の制御ルーチンでは、ECU40は、先ずS101においてクランキングが開始されたか否かを判別する。すなわち、ECU40は、スタータモータ80の作動スイッチ(スタータスイッチ)がオン(ON)にされたか否かを判別する。S101において否定判定された場合は、ECU40は本ルーチンの実行を終了する。一方、S101において肯定判定された場合は、ECU40は、S102へ進む。
S102では、ECU40は、インテークカムシャフト1を進角させる必要(進角要求)があるか否かを判別する。具体的には、ECU40は、カムポジションセンサ70の出力信号が基準位相より遅角側の位相を示している場合はインテークカムシャフト1を進角させる必要があると判定する。S102において否定判定された場合は、ECU40は、本ルーチンの実行を終了する。一方、S102において肯定判定された場合は、ECU40は、S103へ進む。
続いて、ECU40は、S103においてカムポジションセンサ70の出力信号(センサ値)を読み込み、S104においてセンサ値が閉弁動作期間Pivcの開始タイミングTpivcを示しているか否かを判別する。S104において否定判定された場合は、ECU40は、S103以降の処理を再度実行する。一方、S104において肯定判定された場合は、ECU40は、S105へ進む。
S105では、ECU40は、機関回転速度が低下傾向から上昇傾向へ反転する回転変動が発生したか否かを判別する。S105において否定判定された場合は、ECU40は、S106へ進む。S106では、ECU40は、センサ値を補正する。続いて、ECU40は、S107へ進み、補正後のセンサ値が閉弁動作期間Pivcの開始タイミングTpivcと一致したときにスタータモータ80の発生トルクを低減(トルク低減処理)させる。なお、S105において肯定判定された場合は、ECU40は、S106の処理をスキップしてS107の処理を実行する。
このようにECU40が図10の制御ルーチンを実行することにより、本発明に係わる
制御部が実現される。よって、2気筒の内燃機関100のクランキング中において、インテークカムシャフト1の位相を速やかに基準位相でロックすることができる。その結果、スタータモータ80の消費電力が増加する事態を回避することができるとともに、内燃機関100を速やかに始動させることができる。
なお、本実施例では、本発明に係わる可変動弁機構として、インテークカムシャフトの位相を変更する可変動弁機構を例に挙げたが、エキゾーストカムシャフトの位相を変更する可変動弁機構であってもよい。
また、本実施例では、本発明を適用する内燃機関として火花点火式内燃機関を例に挙げるが、圧縮着火式内燃機関(ディーゼルエンジン)であってもよい。
1 インテークカムシャフト
2 可変動弁機構
9 オイルポンプ
20 ロック機構
20a ロックピン
20b スプリング
21 ベーンロータ
21a ベーン
21b 収納孔
21c ロック解除油圧室
21d 駒収納孔
21e ラチェット解除油圧室
22 ボルト
23 ハウジング部材
23a 凸部
23b 係止孔
23c 嵌合溝
24 スプロケット
25 遅角油圧室
26 進角油圧室
27 ラチェット機構
27a 駒
27b スプリング
40 ECU
100 内燃機関
101 気筒
103 吸気ポート
105 吸気バルブ
105a バルブスプリング
L2a 第1のドレイン油路
L2b 第2のドレイン油路
L3 遅角油路
L4 進角油路
L5 分岐油路
L6 第3のドレイン油路
L7 ロック解除用油路
L8 ラチェット解除用油路

Claims (2)

  1. クランクシャフトに対するカムシャフトの位相を変更する可変動弁機構と、
    前記カムシャフトの位相を内燃機関の始動に適した位相である基準位相に固定するロック機構と、
    内燃機関をクランキングさせるためのトルクを発生する動力発生装置と、
    を備えた2気筒の内燃機関の始動制御システムであって、
    前記カムシャフトが前記基準位相より遅角した状態でクランキングが開始された場合に、バルブの閉弁動作期間中にバルブスプリングから前記カムシャフトへ作用するトルクを利用して、前記カムシャフトの位相を前記基準位相まで進角させる進角機構と、
    前記進角機構が前記カムシャフトの位相を進角させる場合において、前記カムシャフトの回転位置が前記閉弁動作期間に属するときは前記閉弁動作期間に属さないときに比べ、前記動力発生装置の発生トルクを減少させる制御部と、
    を備える内燃機関の始動制御システム。
  2. 請求項1において、前記カムシャフトの回転位置と相関する物理量を検出するセンサをさらに備え、
    前記制御部は、機関回転速度が変動するタイミングをパラメータとして前記センサの検出値を補正し、補正後の検出値にしたがって前記動力発生装置の発生トルクを低減させるタイミングを決定する内燃機関の始動制御システム。
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