JP2005240748A - 送風機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハブ1とその周囲に設けられた複数の扇状をした翼2とで構成される羽根車を有する送風機において、翼2は、前縁部から外周部にかけて剛性部材からなるフレーム3を設け、その内側に圧力面と負圧面との圧力差に応じて騒音低減用の漏れ流れを発生させる通気性部材から成る通気性膜4を設けて構成し、翼2の後縁端は後流に生じる速度欠損を小さくするためにフレームを設けずに通気性膜4のみとした。
【選択図】図1
Description
図1は本発明の実施の形態1による送風機の羽根車の平面図である。図のように羽根車はハブ1とこの周囲に配置して設けられた複数の翼2で構成されている。翼2の周囲は、回転方向に面する前縁部2aと外周方向の外周部2bと気流の流出端部となる後縁部2cとによって周囲が構成されている。このうち特に、後縁部2cの最後端、つまりハブ1側から外周側へ向かう稜線に沿う部分を後縁端と称することにする。翼2は、前縁部2aから後縁部2cにかけて滑らかに湾曲する断面形状を有し、且つその両側面のうち、凹状面を圧力面、凸状面を負圧面としている。
本実施の形態による発明では、前縁部2a及び外周部2bの部分に、例えば、金属や樹脂等から成る断面が円形の剛性部材で形成したフレーム3設け、その内側に、圧力面と負圧面との圧力差に応じて騒音低減用の漏れ流れを発生させる通気性部材から成る通気性膜4を設けて構成し、後縁端にはフレームを設けていない。通気性膜4の材料は、例えば、織物,不織布,紙などの繊維質のフィルムである。
図2は本発明の実施の形態2による送風機の羽根車の平面図である。図のように、羽根車はハブ1とその外周に設けた翼5で構成されている。翼5は前縁側を剛性部材から成る板材6で構成し、板材6に続く外周部には同じく剛性部材から成る外周フレーム7を板材6と一体に設け、板材6に続く後縁側は通気性部材から成る通気性膜8で構成したものである。板材6及び外周フレーム7の材料は例えば金属や樹脂である。通気性膜8の材料は、圧力面と負圧面との圧力差に応じて騒音低減用の漏れ流れを発生させるための微少な通気孔を有する、例えば織物,不織布,紙などの繊維質のフィルムである。なお、外周フレーム7は、例えば羽根車の大きさが小さく通気性膜8のみで強度が確保できる場合には省略しても良い。
図3は本発明の実施の形態3による送風機の羽根車の平面図である。図のように、ハブ1の周囲に設けられた翼9は、前縁部及び外周部の部分に、例えば金属や樹脂等から成り断面が円形の剛性部材で形成したフレーム10設け、その内側に、圧力面と負圧面との圧力差に応じて騒音低減用の漏れ流れを発生する通気性部材から成る通気性膜11を設けて構成している。通気性膜11の材料は、例えば織物,不織布,紙などの繊維質のフィルムである。そして通気性膜11は、ハブ1とフレーム10の外周側を繋ぐ径方向リブ12と、この径方向リブ12とフレーム10の前縁側とを繋ぐ周方向リブ13とで構成する骨組みによって補強されている。両リブは剛性部材から成り、フレーム10の補強としての役割も兼ねている。後縁端にはフレームは設けていないので、気流の流出端となる後縁端の翼9の厚さは通気性膜11の厚さである。なお、骨組みの形状は、図のようにリブを格子状に組み合わせるものに限定するものではない。
図6は本発明の実施の形態6による送風機の羽根車の平面図である。図のように、羽根車のハブ1の周囲に設けられた複数の翼14は、前縁側に剛性部材の板材15を設け、板材15に続く外周部には同じく剛性部材から成る外周フレーム16を板材15と一体に設け、後縁側は通気性部材から成る通気性膜17で構成している。更に、通気性膜17を補強するために、板材15とフレーム16とを繋いで、複数の三角枠状に形成した剛性部材から成る織り込みリブ18を設けている。三角形状にしたのは強度を増すためであるが、この形状に限定するものではなく、格子状やその他の形状でも良い。図のように、織り込みリブ18は後縁部まで伸ばしても良いが、後縁端にはフレームを設けない。織り込みリブ18は後縁部側へ向かうに従い薄く形成する方が望ましい。剛性部材の材料は例えば金属や樹脂である。通気性膜17の材料は、圧力面と負圧面との圧力差に応じて騒音低減用の漏れ流れを発生させるための微少な通気孔を有する、例えば、織物,不織布,紙などの繊維質のフィルムである。
図7は本発明の実施の形態5による送風機の羽根車の製造方法を説明する模式図の一例である。羽根車そのものは、実施の形態1〜4で説明したものと同等なので、説明は省略する。
あらかじめ下型19と上型20との間に設けられた隙間に通気性部材、例えば樹脂製繊維フィルム21を挟み込み、樹脂注入ゲート20aから溶融した樹脂を注入する。注入された樹脂とあらかじめ置かれた樹脂製繊維フィルム21は溶着し、冷却後に型から取り出された段階では強固に固定されている。樹脂製繊維フィルム21の溶融温度は注入する樹脂よりも高めの材質を用いることにより繊維全体が溶融することを防いでいる。
2a 前縁部 2b 外周部
2c 後縁部 3,10 フレーム
4,8,11,17 通気性膜 6,15 板材
7、16 外周フレーム 12 径方向リブ
13周方向リブ 18 織り込みリブ
19 下型 20 上型
21 樹脂製繊維フィルム。
Claims (7)
- ハブとその周囲に設けられた複数の翼とで構成される羽根車を有する送風機において、上記翼は、剛性部材と、圧力面と負圧面との圧力差に応じて騒音低減用の漏れ流れを発生する通気性部材とで構成し、上記翼の後流に生じる速度欠損を小さくするために上記翼の後縁部の厚さを薄くできるように、上記後縁部及びその近傍は上記通気性部材を使用し、後縁端にはフレームを設けないことを特徴とする送風機。
- 請求項1記載の送風機において、上記通気性部材は膜材であることを特徴とする送風機。
- 請求項1記載の送風機において、上記通気性部材は上記後縁部へ向かうに従い薄くなるように形成したポーラス材であることを特徴とする送風機。
- 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の送風機において、上記翼の前縁部と外周部とを上記剛性部材のフレームとし、上記フレーム以外を上記通気性部材で構成したことを特徴とする送風機。
- 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の送風機において、上記翼の前縁部側を上記剛性部材の板材とし、上記板材に続く上記後縁部側を上記通気性部材で構成したことを特徴とする送風機。
- 請求項4又は請求項5記載の送風機において、上記後縁端を除く部分に上記通気性部材を補強するリブを設けたことを特徴とする送風機。
- 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の送風機において、上記翼は、上記通気性部材と上記剛性部材とを一体成形したことを特徴とする送風機。
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- 2004-02-27 JP JP2004054231A patent/JP2005240748A/ja active Pending
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