JP2005240252A - 失禁用パンツ及び失禁用パッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中当布21と表布1の間に、中当布21側から、中当布21と共に吸収層2を構成する吸水性を有する不織布からなる吸収布22、23と、防水性を有する防水シート材24とを順に配し、吸収布22、23の周囲に、防水シート材24を中当布21に環状に熱融着したシール部3を形成する。
【選択図】図2
Description
また、装着したときに、股間当接部に、不規則な襞を生じさせることなく、この股間当接部を股間部に添わせ、これによって、装着時に不快感を与える股間部におけるごわつきをなくすとともに、尿の横漏れ等を防止することができる。
この失禁用パンツは、表布1の内側に、股間当接部Aを中心として、失禁による尿を吸収する吸収層2を形成するようにしたもので、中当布21と表布1の間に、中当布21側から、中当布21と共に吸収層2を構成する吸水性を有する不織布からなる吸収布22、23と、防水性を有する防水シート材24とを順に配したものである。
そして、この失禁用パンツは、前記吸収布22、23の周囲に、防水シート材24を中当布21に環状に熱融着したシール部3を形成している。
具体的には、例えば、幅W2を2.5〜4cmに形成した小面積の小吸収布22として、一方、表布1側に配した吸収布23は、小吸収布22より一回り大きく、かつ、中当布21より若干小さい大きさの、大面積の大吸収布23として構成するようにする。
そして、小吸収布22は、大吸収布23の略中央部に重ね合わせ、小吸収布22の長手方向の両端部26を、大吸収布23に縫着するようにし、これにより、小吸収布22が大吸収布23に対して移動したり、弛んでしわが生じたりしないようにする。
なお、本実施例においては、吸収布22、23を、小吸収布22と大吸収布23とからなる2層構造としたが、吸収布は、中当布側に配した少なくとも股間当接部を狭幅に形成した小面積の小吸収布22と、表布側に配した、小吸収布より大面積の大吸収布23とを備える限り、これに限定されず、3層以上の層構造とすることができる。
なお、防水シート材24には、このほか、薄く、柔軟性を有する合成樹脂シートを用いることもできる。
このシール部3は、例えば、防水シート材24にラミネートした低融点ポリウレタン樹脂を、高周波ウェルダー等で溶融することにより容易かつ低コストにて形成することができ、また、ラミネートした低融点ポリウレタン樹脂が溶融するだけであるため、その他の材料が熱で劣化することを防止できる。
この失禁用パンツは、表布(図示省略)の内側に、股間当接部を中心として、その周囲に、失禁による尿を吸収する吸収層2を形成するようにしたもので、中当布21と表布の間に、中当布21側から、中当布21と共に吸収層2を構成する水拡散性を有する透水シート材28と、吸水性を有する不織布からなる吸収布22、23と、防水性を有する防水シート材24とを順に配したものである。
このような、透水シート材28を、中当布21と吸収布22との間に配することにより、失禁による尿を、中当布21から、透水シート材28に吸い取り、拡散させて、速やかに吸収布22、23に吸収させることができるとともに、一旦吸収布22、23に吸収された尿が、中当布21に逆流することを防止し、失禁による尿によって肌がべたつくことを防止し、爽快な状態を維持することができるものとなる。
なお、本実施例においては、透水シート材28を、小吸収布22と略同じ大きさ及び形状に裁断したものを用いるようにしている。
シール部3は、防水シート材24の外周縁部より内側の部分で、吸収布22、23を取り囲むように、防水シート材24を中当布21に熱融着することにより、連続する環状に施されている。
このシール部3は、例えば、防水シート材24にラミネートした低融点ポリウレタン樹脂を、高周波ウェルダー等で溶融することにより容易かつ低コストにて形成することができ、また、ラミネートした低融点ポリウレタン樹脂が溶融するだけであるため、その他の材料が熱で劣化することを防止できる。
この失禁用パンツは、表布(図示省略)の内側に、股間当接部を中心として、その周囲に、失禁による尿を吸収する吸収層2を形成するようにしたもので、中当布21と表布の間に、中当布21側から、中当布21と共に吸収層2を構成する吸収布29、23と、防水性を有する防水シート材24とを順に配したものである。
これにより、中当布21を通しての吸収布29、23への尿の吸収が促進されるとともに、一旦吸収布29、23に吸収された尿が中当布に逆流しにくくなり、これによって、尿の量が多い場合でも、尿が中当布を横方向に伝って漏れ出すことを防止でき、失禁による尿によって肌がべたつくことを防止し、爽快な状態を維持することができるものとなる。
そして、中当布21には、好ましくは、その全体に汎用の撥水加工、例えば、フッ素系撥水剤による浴中撥水加工を施すようにする。
これにより、一旦吸収布29、23に吸収された尿が中当布21に逆流することをより確実に防止することができる。
そして、吸収布29には、吸水拡散性を有する素材、例えば、吸水拡散加工を施したり、吸水拡散性を備えるように織編した素材を用いるとともに、好ましくは、中当布21に接する側に起毛を施すようにする。
これにより、中当布21を通しての吸収布29、23への尿の吸収を一層促進することができるとともに、一旦吸収布29、23に吸収された尿が中当布に逆流しにくくなり、これによって、尿の量が多い場合でも、尿が中当布を横方向に伝って漏れ出すことを防止することができる。
また、吸収布29に接する吸収布23には、吸水性の良好なポリエステル、アクリル、レーヨン等の合成繊維製の不織布を用いるようにする。
なお、吸収布23及び吸収布29は、いずれか一方を省略したり、それぞれを複数枚の布で構成することもできる。
なお、本実施例においては、吸収布29より外周側の全域を熱融着したシール部31としているが、シール部が連続した環状に形成される限りにおいて、熱融着する部分を、適宜設定することができる。
このシール部31は、例えば、防水シート材24にラミネートした低融点ポリウレタン樹脂を、高周波ウェルダー等で溶融することにより容易かつ低コストにて形成することができ、また、ラミネートした低融点ポリウレタン樹脂が溶融するだけであるため、その他の材料が熱で劣化することを防止できる。
これにより、防水シート材24と吸収布29、23との一体性を高めることができる。
そして、本実施例のように、吸収布29、23を複数枚の布で構成した場合、複数枚の布の大きさを、中当布側から防水シート材側に向けて順次小さく形成することが好ましい。
これにより、防水シート材24を複数枚のすべての吸収布29、23に熱融着して一体化することができ、吸収布29、23がずれるのを防止することができる。
また、装着したときに、股間当接部Aに、不規則な襞を生じさせることなく、この股間当接部Aを股間部に添わせ、これによって、装着時に不快感を与える股間部におけるごわつきをなくすとともに、尿の横漏れ等を防止することができる。
2 吸収層
21 中当布
22 小吸収布
23 大吸収布
24 防水シート材
28 透水シート材
29 吸収布
3 シール部
31 シール部
32 シール部
39 シール部
A 股間当接部
Claims (12)
- 中当布と表布の間に、中当布側から、吸水性を有する不織布及び/又は織編物からなる吸収布と、防水性を有する防水シート材とを順に配した失禁用パンツにおいて、前記吸収布の周囲に、防水シート材を中当布に環状に熱融着したシール部を形成したことを特徴とする失禁用パンツ。
- 中当布が透水性及び疎水性を有する素材からなることを特徴とする請求項1記載の失禁用パンツ。
- 中当布に撥水加工を施してなることを特徴とする請求項1又は2記載の失禁用パンツ。
- 中当布に接する吸収布が吸水拡散性を有する素材からなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の失禁用パンツ。
- 防水シート材を吸収布に少なくとも部分的に熱融着したシール部を形成したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の失禁用パンツ。
- 吸収布を複数枚の布で構成するとともに、該複数枚の布の大きさを、中当布側から防水シート材側に向けて順次小さく形成したことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の失禁用パンツ。
- 中当布側から、吸水性を有する不織布及び/又は織編物からなる吸収布と、防水性を有する防水シート材とを順に配した失禁用パッドにおいて、前記吸収布の周囲に、防水シート材を中当布に環状に熱融着したシール部を形成したことを特徴とする失禁用パッド。
- 中当布が透水性及び疎水性を有する素材からなることを特徴とする請求項7記載の失禁用パッド。
- 中当布に撥水加工を施してなることを特徴とする請求項7又は8記載の失禁用パッド。
- 中当布に接する吸収布が吸水拡散性を有する素材からなることを特徴とする請求項7、8又は9記載の失禁用パッド。
- 防水シート材を吸収布に少なくとも部分的に熱融着したシール部を形成したことを特徴とする請求項7、8、9又は10記載の失禁用パッド。
- 吸収布を複数枚の布で構成するとともに、該複数枚の布の大きさを、中当布側から防水シート材側に向けて順次小さく形成したことを特徴とする請求項7、8、9、10又は11記載の失禁用パッド。
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Cited By (3)
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JP2009142495A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Sankoo:Kk | 汗取カバー |
JP2011144463A (ja) * | 2010-01-12 | 2011-07-28 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | 失禁用下着 |
US10335766B2 (en) | 2013-12-06 | 2019-07-02 | Lg Chem, Ltd. | Super absorbent polymer and manufacturing method thereof |
-
2004
- 2004-03-12 JP JP2004070616A patent/JP2005240252A/ja active Pending
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US10335766B2 (en) | 2013-12-06 | 2019-07-02 | Lg Chem, Ltd. | Super absorbent polymer and manufacturing method thereof |
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