JP2007308827A - 吸水部材および失禁用下着 - Google Patents

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Abstract

【課題】横漏れおよび前後の漏れを確実に防止することができる失禁用下着の提供。
【解決手段】この下着10は、マチ部75を有する下着本体11と、マチ部75に設けられた吸水部材12とを有する。吸水部材12は、下シート16と、吸水シート17と、中シート18と、上シート19とを有する。中シート18は、開口20を有する。吸水シート17の中央部は、開口20から露出している。中シート18は、吸水シート17の周縁部63を覆う。下シート16、中シート18および上シート19は、吸水シート17の周縁に沿って環状に熱融着されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、下着、特に失禁に悩む人用の下着に関し、より詳細には、失禁用の下着に採用される吸水部材の構造に関するものである。
近年、失禁に悩む人が増えている。失禁は、本人にとっては外出さえも躊躇するほどの深刻な症状である。失禁症状がある人でも、適切な下着を選択することによって外出等を安心して行うことができる。そのため、従来から、失禁症状のある人用に種々の下着が提供されている。
失禁用の下着に要求される主な機能は、いわゆる横漏れ防止機能である。従来から提供されている失禁用の下着は、主としてこの横漏れ防止をいかに効果的に行うかの観点から開発されたものである。そして、従来の下着では、かかる機能を向上させるために、下着を構成する生地に工夫がなされており、例えばキルティング加工された生地や、吸水性に優れる厚手の生地等が開発されている。さらに、生地の改良に加えて下着の構造が改良されており、吸水性に優れる吸水パッドが下着本体に取り付けられることによって、上記横漏れ防止機能が強化されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2005−240252号公報 特開2006−2255号公報
ところで、失禁用下着の着用者は、外出先においても歩行や軽い運動をすることが考えられる。そのような場合には、横漏れだけではなく、前後の漏れも確実に防止されることが必要である。また、横漏れだけではなく前後の漏れをも防止されるためには、吸水部材が下着本体に確実に固定されなければならない。吸水部材が下着本体に確実に固定されるためには、吸水部材が下着本体に強固に縫い付けられていればよいが、そのために、縫製コストが上昇すると共に、縫い目から水分が漏れる可能性が高くなる。
そこで、本発明の目的は、横漏れのみならず前後の漏れをも確実に防止することができると共に下着本体に簡単且つ安価に取り付けられる吸水部材、およびこれが採用された失禁用下着を提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係る吸水部材は、防水性を有する下シートと、下シートの上に重ねられた吸水性を有する吸水シートと、吸水シートの上に重ねられ、防水性を有する中シートと、中シートの上に重ねられ、疎水性および透水性を有する上シートとを備える。上記中シートは、上記吸水シートの中央部を露出させた状態で縁部を覆う開口を有する。上記下シート、中シートおよび上シートは、上記吸水シートを包むように当該吸水シートの周縁に沿って環状に熱融着されている。
上シートは、疎水性および透水性を備えているから、この上シート側に水分が存在すれば、当該水分は、直ちに上シートから中シート側へ移動する。中シートは上記開口を備えているから、当該水分は、中シートも通過して吸水シートに至り、この吸水シートによって保持される。吸水シートの下方に下シートが配置されているので、仮に当該水分が吸水シートを下方に通過してとしても、当該水分が下シートを通過することはない。また、吸水シートは、下シートと中シートとの間に挟み込まれており、しかも下シート、中シートおよび上シートは、この吸水シートを包むように当該吸水シートの周縁に沿って環状に熱融着されている。したがって、仮に当該水分が吸水シートを前後方向および左右方向に浸透し通過したとしても、当該水分が中シートや下シートを通過して外部に漏れることはない。さらに、上記下シート、中シートおよび上シートが熱融着されることにより、吸水シートからの水分の漏れが確実に防止されるので、当該熱融着された部位よりも外側の部分については、特に防水処理は不要である。したがって、この防水処理を要しない部分がたとえば下着等に縫い付けられたとしても、当該縫い目から水分が漏れることはない。
(2) 上記下シート、吸水シート、中シートおよび上シートはそれぞれ略分銅形に形成されているのが好ましい。すなわち、上記下シート、吸水シート、中シートおよび上シートは、それぞれ、所定方向に凸となるように円弧状に湾曲形成された上辺と、反所定方向に凸となるように円弧状に湾曲形成された下辺と、上辺の一端および下辺の一端を連続し、両者の他端側へ凸となるように円弧状に湾曲形成された一側辺と、上辺の他端および下辺の他端を連続し、両者の一端側へ凸となるように円弧状に湾曲形成された他側辺とを有して構成され得る。
このように、吸水シートが略分銅形に形成されることにより、当該吸水シートが下シート、中シートおよび上シートによって包み込まれた状態で、これら下シート、中シートおよび上シートに対して容易に位置ずれを起こすことはない。したがって、吸水シートは、確実に水分を吸収し、保持することができる。
(3) 上記熱融着された部分に連続して縫い代が形成されているのが好ましい。
この縫い代が形成されることにより、当該吸水部材が下着等に容易に縫い付けられるという利点がある。しかも、この縫い代が下着等に縫い付けられたとしても、上記熱融着された部分によって上記吸水シートに吸収された水分の漏れが確実に防止される。
(4) 上記吸水シートは、上記下シート、中シートおよび上シートと共に熱融着されていてもよい。
この構成では、吸水シートが下シート、中シートおよび上シートに対して確実に位置決めされる。したがって、吸水シートからの水分の漏れが一層確実に防止される。
(5) 上記目的が達成されるため、本発明に係る失禁用下着は、マチ部を有する下着本体と、上記マチ部の内側に配置された吸水部材とを備える。当該吸水部材は、上記マチ部に重ねられた防水性を有する下シートと、当該下シートの上に重ねられた吸水性を有する吸水シートと、当該吸水シートの上に重ねられ、防水性を有する中シートと、当該中シートの上に重ねられ、疎水性および透水性を有する上シートとを有する。上記中シートは、上記吸水シートの中央部を露出させた状態で縁部を覆う開口を有する。上記下シート、中シートおよび上シートは、上記吸水シートを包むように当該吸水シートの周縁に沿って環状に熱融着されている。
失禁症状のある人は、この失禁用下着を着用する。上記上シートは、疎水性および透水性を備えているから、この上シート側に尿等が存在すれば、当該尿等は、直ちに上記上シートから上記中シート側へ移動する。この中シートは上記開口を備えているから、当該尿等は、中シートも通過して上記吸水シートに至り、この吸水シートによって保持される。吸水シートの下方に上記下シートが配置されているので、仮に尿等が吸水シートを下方に通過してとしても、当該尿等が下シートを通過して下着本体を汚すことはない。また、吸水シートは、下シートと中シートとの間に挟み込まれており、しかも下シート、中シートおよび上シートは、この吸水シートを包むように当該吸水シートの周縁に沿って環状に熱融着されている。したがって、この失禁用下着の着用者が歩行や軽い運動を行ったことにより仮に尿等が吸水シートを前後方向および左右方向に浸透し通過したとしても、当該尿等が中シートや下シートを通過して下着本体を汚すことはない。すなわち、いわゆる横漏れおよび前後の漏れが確実に防止される。さらに、上記下シート、中シートおよび上シートが熱融着されることによって吸水シートからの尿等の漏れが確実に防止されるので、当該熱融着された部位よりも外側の部分については、特に防水処理は不要である。したがって、この防水処理を要しない部分が下着本体のマチ部に縫い付けられたとしても、当該縫い目から水分が漏れることはない。
(6) 上記下シート、吸水シート、中シートおよび上シートはそれぞれ略分銅形に形成されているのが好ましい。すなわち、上記下シート、吸水シート、中シートおよび上シートは、それぞれ、上記下着本体の前側に凸となるように円弧状に湾曲形成された上辺と、上記下着本体の後側に凸となるように円弧状に湾曲形成された下辺と、上記マチ部の一端縁に沿って上記上辺の一端および上記下辺の一端を連続し、当該マチ部の他端縁側へ凸となるように円弧状に湾曲形成された一側辺と、上記マチ部の他端縁に沿って上記上辺の他端および上記下辺の他端を連続し、当該マチ部の一端縁側へ凸となるように円弧状に湾曲形成された他側辺とを有する。
このように、吸水シートが略分銅形に形成されることにより、当該吸水シートが下シート、中シートおよび上シートによって包み込まれた状態で、これら下シート、中シートおよび上シートに対して確実に位置決めされる。したがって、吸水シートは、確実に水分を吸収し、保持することができる。
(7) 上記吸水部材は、上記熱融着された部分に連続して上記下着本体に縫い付けられるための縫い代が形成されているのが好ましい。
この縫い代が形成されることにより、当該吸水部材が下着本体に容易に縫い付けられるという利点がある。しかも、この縫い代が下着本体に縫い付けられたとしても、上記熱融着された部分によって上記吸水シートに吸収された水分の漏れが確実に防止される。
(8) 上記吸水シートは、上記下シート、中シートおよび上シートと共に熱融着されていてもよい。
この構成では、吸水シートが下シート、中シートおよび上シートに対して一層確実に位置決めされる。したがって、吸水シートからの水分の漏れが一層確実に防止される。
この発明によれば、吸水部材の吸水シートが下シート上に配置され且つ下シートおよび中シートによって囲繞されているから、一旦吸水シートに吸収された水分は、確実に下シートおよび中シートによって保持される。したがって、この吸水部材を備えた下着の着用者が仮に失禁症状を有する場合であっても、散歩や軽い運動によって横漏れが生じることはなく、横漏れのみならず前後の漏れをも確実に防止される。加えて、下シート、中シートおよび上シートが熱融着されているから、吸水部材を下着に簡単に取り付けることが可能であり、その結果、失禁用下着が簡単且つ安価に製造され得る。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る下着の斜視図である。
この下着10(失禁用下着)は、特に失禁症状のある成人が着用するものである。下着10は、縫製されており、下着本体11と、これに取り付けられた吸水部材12とを備えている。下着本体11は、前身頃13、後身頃14およびこれらを連続させるマチ部15を備えている。これら前身頃13、後身頃14およびマチ部15は縫い合わされており、これにより、同図が示すような立体的な下着10が形成されている。なお、前身頃13と後身頃14とが一体的に構成されていてもよい。
本実施形態に係る下着10の特徴とするところは、マチ部15に上記吸水部材12が設けられており、特に、この吸水部材12が後述される構造を備えている点である。この吸水部材12が下着本体11に設けられることによって、失禁症状が発生した場合であっても、水分がマチ部15の横方向(図中矢印Pの方向)のみならず前後方向(図中矢印Qの方向)に漏れてしまうことが確実に防止されるようになっている。以下、下着10の構造について詳述される。
下着本体11は、例えば、綿、ナイロン及びポリエステル等により構成されている。すなわち、下着本体11を構成する前身頃13、後身頃14およびマチ部15は、それぞれ、綿、ナイロン及びポリエステル等の繊維を含む生地からなる。前身頃13、後身頃14およびマチ部15は、予め所定寸法に裁断され、縫い合わされている。図1が示すように、下着本体11のウエストバンドおよびレッグホールには、縁取りテープ18が取り付けられている。縁取りテープ18は、特に限定されるものではないが、レース等の装飾性の高いものが取り付けられ得る。もっとも、この縁取りテープ18は、省略されていてもよいことは勿論である。
図2は、図1におけるII−矢視図であり、下着10のマチ部15の平面図である。また、図3は、図2におけるIII−III断面図である。なお、これらの図では、上記縁取りテープ18は省略されている。
図1および図2が示すように、吸水部材12は、マチ部15に取り付けられている。吸水部材12の外形形状はマチ部15に対応して形成されることが望ましい。本実施形態では、吸水部材12は、マチ部15と略同一形状(略相似形)に形成されている。この吸水部材12は、マチ部15の内側に重ね合わされるように固定されている。つまり、吸水部材12は、その裏面がマチ部15の内面と対向するように配置されている。吸水部材12の固定構造については、後に詳述される。
図3が示すように、吸水部材12は、マチ部15の上にすなわち内側に重ね合わされた下シート16と、下シート16の上に重ね合わされた吸水シート17と、吸水シート17および下シート16の上に重ね合わされた中シート18と、中シート18の上に重ね合わされた上シート19とを備えている。
下シート16は、マチ部15と略同様の形状であり、略分銅形に形成されている。具体的には、図2および図3が示すように、下シート16は、上辺21、下辺22、一側辺23および他側辺24を有する。
図2および図1が示すように、上辺21は、下着本体11の前側に凸となるように(所定方向に凸となるように)円弧状に湾曲している。下辺22は、下着本体11の後側に凸となるように(反所定方向に凸となるように)円弧状に湾曲している。これにより、この失禁用下着10の着用者の下腹部および臀部が吸水部材12によって覆われる。また、図2および図3が示すように、一側辺23は、マチ部15の一端縁27に沿って延びている。すなわち、この一側辺23は、上記上辺21の一端25(図2参照)と上記下辺22の一端26(図2参照)とを連続する。そして、この一側辺23は、マチ部15の他端縁28側へ凸となるように(図2において右側に凸となるように)円弧状に湾曲している。さらに、他側辺24は、マチ部15の他端縁28に沿って延びている。すなわち、この他側辺24は、上記上辺21の他端29(図2参照)と上記下辺22の他端30(図2参照)とを連続する。そして、この他側辺24は、マチ部15の一端縁27側へ凸となるように(図2において左側に凸となるように)円弧状に湾曲している。
この下シート16は、ポリエステル等の合成繊維を含む生地からなる。本実施形態では、この下シート16を構成するポリエステル生地は、低融点ポリウレタン樹脂によりラミネートされている。これにより、下シート16は、防水性に優れ、伸縮性を備えている。
図2および図3が示すように、吸水シート17は、略分銅形に形成されており、下シート16と相似形を呈する。具体的には、図2が示すように、吸水シート17は、上辺31、下辺32、一側辺33および他側辺34を有する。吸水シート17は、下シート16の上に重ね合わされている。吸水シート17は、下シート16よりもひとまわり小さく形成されており、下シート16の中央に配置されている。吸水シート17は、たとえばコットンのほか吸水性を有するポリエステル、アクリル、レーヨンその他の合成繊維を含む不織布からなる。これにより、吸水シート17は、一旦吸収した水分を確実に保持する保水性を備えている。
図2が示すように、上辺31は、下着本体11の前側に凸となるように(所定方向に凸となるように)円弧状に湾曲している。下辺32は、下着本体11の後側に凸となるように(反所定方向に凸となるように)円弧状に湾曲している。これにより、この失禁用下着10の着用者の下腹部および臀部が吸水シート17によって覆われることになる。また、図2および図3が示すように、一側辺33は、マチ部15の一端縁27に沿って延びている。すなわち、この一側辺33は、上記上辺31の一端35(図2参照)と上記下辺32の一端36(図2参照)とを連続する。そして、この一側辺33は、マチ部15の他端縁28側へ凸となるように円弧状に湾曲している。さらに、他側辺34は、マチ部15の他端縁28に沿って延びている。すなわち、この他側辺34は、上記上辺31の他端39(図2参照)と上記下辺32の他端40(図2参照)とを連続する。そして、この他側辺34は、マチ部15の一端縁27側へ凸となるように円弧状に湾曲している。
中シート18の外形形状も略分銅形に形成されている。中シート18の外形形状は、下シート16の外形形状と略同一である。具体的には、図2が示すように、中シート18は、上辺41、下辺42、一側辺43および他側辺44を有する。同図では、中シート18の上辺41、下辺42、一側辺43および他側辺44は、それぞれ、下シート16の上辺21、下辺22、一側辺23および他側辺24と重なり合っているので、中シート18の上辺41、下辺42、一側辺43および他側辺44については参照符号に括弧が付されている。
図3が示すように、中シート18は、下シート16の上に重ね合わされている。ただし、後述されるように、中シート18に開口20が設けられていること、および上記吸水シート17が下シート16よりもひとまわり小さく形成されていることから、この中シート18は、吸水シート17の一部の上にも重ね合わされている。この中シート18は、下シート16と同様の生地からなる。すなわち、中シート18は、ポリエステル等の合成繊維を含む生地から構成されている。本実施形態では、この中シート18を構成するポリエステル生地は、低融点ポリウレタン樹脂によりラミネートされている。これにより、中シート18は、防水性に優れ、伸縮性を備える。
図2が示すように、上辺41は、下着本体11の前側に凸となるように(所定方向に凸となるように)円弧状に湾曲している。下辺42は、下着本体11の後側に凸となるように(反所定方向に凸となるように)円弧状に湾曲している。これにより、この失禁用下着10の着用者の下腹部および臀部が吸水部材12によって覆われることになる。また、図2および図3が示すように、一側辺43は、マチ部15の一端縁27に沿って延びている。すなわち、この一側辺43は、上記上辺41の一端45(図2参照)と上記下辺42の一端46(図2参照)とを連続する。そして、この一側辺43は、マチ部15の他端縁28側へ凸となるように円弧状に湾曲している。さらに、他側辺44は、マチ部15の他端縁28に沿って延びている。すなわち、この他側辺44は、上記上辺41の他端49(図2参照)と上記下辺42の他端50(図2参照)とを連続する。そして、この他側辺44は、マチ部15の一端縁27側へ凸となるように円弧状に湾曲している。なお、図2では、中シート18の上辺41の一端45、下辺42の一端46、上辺41の他端49および下辺42の他端50は、それぞれ、下シート16の上辺21の一端25、下辺22の一端26、上辺21の他端29および下辺22の他端30と重なり合っているので、中シート18の上辺41の一端45、下辺42の一端46、上辺41の他端49および下辺42の他端50については参照符号に括弧が付されている。
中シート18は、中央部に上記開口20を有する。図2が示すように、この開口20も略分銅形に形成されている。ただし、この開口20は、吸水シート17の外形形状よりもひとまわり小さく形成されている。中シート18が上記開口20を備えているから、中シート18が吸水シート17の上に重ね合わされることにより、同時に、中シート18の周縁部が下シート16の周縁部に重ね合わされる。換言すれば、吸水シート17の上に中シート18が重ね合わされると、当該中シート18は、吸水シート17の中央部を露出させた状態で吸水シート17の周縁部63を覆いつつ下シート16にも重ね合わされる。
上シート19は、略分銅形に形成されており、下シート16と略同様の形状である。具体的には、図2が示すように、上シート19は、上辺51、下辺52、一側辺53および他側辺54を有する。同図では、上シート19の上辺51、下辺52、一側辺53および他側辺54は、それぞれ、下シート16の上辺21、下辺22、一側辺23および他側辺24と重なり合っているので、上シート19の上辺51、下辺52、一側辺53および他側辺54については参照符号に括弧が付されている。
この上シート19は、疎水性を有するポリエステル等の合成繊維を含む生地からなる。本実施形態では、この上シート19は、メッシュ構造を有し、透水性を備えている。また、上シート19は、低融点ポリウレタン樹脂によりラミネートされている。さらに、上シート19は、フッ素系撥水剤が塗布されることにより、撥水性を備えていてもよい。上シート19が撥水性を備えることにより、上シート19に付着した水分は、迅速に当該上シート19を通過することができる。
図2が示すように、上辺51は、下着本体11の前側に凸となるように(所定方向に凸となるように)円弧状に湾曲している。下辺52は、下着本体11の後側に凸となるように(反所定方向に凸となるように)円弧状に湾曲している。これにより、この失禁用下着10の着用者の下腹部および臀部が吸水部材12によって覆われることになる。また、図2および図3が示すように、一側辺53は、マチ部15の一端縁27に沿って延びている。すなわち、この一側辺53は、上記上辺51の一端55(図2参照)と上記下辺52の一端56(図2参照)とを連続する。そして、この一側辺53は、マチ部15の他端縁28側へ凸となるように円弧状に湾曲している。さらに、他側辺54は、マチ部15の他端縁28に沿って延びている。すなわち、この他側辺54は、上記上辺51の他端59(図2参照)と上記下辺52の他端60(図2参照)とを連続する。そして、この他側辺54は、マチ部15の一端縁27側へ凸となるように円弧状に湾曲している。なお、図2では、上シート19の上辺51の一端55、下辺52の一端56、上辺51の他端59および下辺52の他端60は、それぞれ、下シート16の上辺21の一端25、下辺22の一端26、上辺21の他端29および下辺22の他端30と重なり合っているので、上シート19の上辺51の一端55、下辺52の一端56、上辺51の他端59および下辺52の他端60については参照符号に括弧が付されている。
図3が示すように、下シート16、中シート18および上シート19は、熱融着されている。本実施形態では、前述のように下シート16、中シート18および上シート19が低融点ポリウレタン樹脂によりラミネートされていることから、高周波ウェルダ加工により下シート16、中シート18および上シート19が簡単且つ確実に熱融着される。この熱融着された部分61は、下シート16、中シート18および上シート19を液密的に固着させる。したがって、仮に吸水シート17が水分を含んだ場合に、当該水分が上記熱融着された部分61を通過して外部に漏れることはない。図2および図3が示すように、下シート16、中シート18および上シート19は、吸水シート17の周縁に沿って環状に熱融着されている。このため、上記熱融着された部分61は、無端の細長帯状に形成されている。なお、本実施形態では、吸水シート17は熱融着されておらず、下シート16、中シート18および上シート19によって包み込まれている。
失禁症状のある成人あるいは失禁の心配を持つ成人は、この下着10を着用する。下着10には上記吸水部材12が設けられており、この吸水部材12を構成する上シート19は、メッシュ構造を有すると共にフッ素系撥水剤が塗布されることによって優れた撥水性を備えている。したがって、この下着10の着用者が仮に失禁したとしても、水分(尿等)が直ちに上シート19を通過して中シート18および吸水シート17側に移動する。これにより、下着10の着用者は、常に肌にさらさら感が得られる。
図2および図3が示すように、中シート18は開口20を備えているから、尿等は、この開口20から中シート18も通過して吸水シート17に至り、この吸水シート17によって保持される。吸水シート17は、前述のように十分な保水性を備えているから、一旦吸収した水分は、逆流することはない。吸水シート17の下方に下シート16が配置されている。この下シート16は防水性を備えているから、仮に尿等が吸水シート17を通過して下方に移動したとしても、当該尿等が下シート16を通過して下着本体11を汚すことはない。
また、吸水シート17は、下シート16と中シート18との間に挟み込まれており、しかも下シート16、中シート18および上シート19は、この吸水シート17を包むように熱融着されている。そして、この熱融着された部分61(図2参照)は、吸水シート17の周縁に沿って環状に形成されているから、仮に、この下着10の着用者が歩行や軽い運動を行ったことが原因となって尿等が吸水シート17を前後方向および左右方向に浸透し通過したとしても、当該尿等が中シート18や下シート16を通過して下着本体11を汚すことはない。すなわち、いわゆる横漏れだけでなく、前後の漏れが確実に防止される。
さらに、上記下シート16、中シート18および上シート19が熱融着されることによって吸水シート17からの尿等の漏れが確実に防止されることから、この熱融着された部分61よりも外側の部分、すなわち、下シート16、中シート18および上シート19の周縁近傍部分については、特に防水処理は不要である。したがって、この防水処理を要しない周縁近傍部分が下着本体11のマチ部15に縫い付けられたとしても、縫い目から尿等が漏れることはないという利点がある。
このように、本実施形態に係る下着10によれば、吸水部材12の吸水シート17が下シート16上に配置され且つ下シート16および中シート18によって囲繞されているから、一旦吸水シート17に吸収された尿等の水分は、確実に下シート16および中シート18によって保持され、その結果、この下着10の着用者が仮に散歩や軽い運動を行ったとしても横漏れが生じることはなく、しかも、前後の漏れをも確実に防止される。
また、この下着10によれば、下シート16、中シート18および上シート19が前述のように熱融着されているから、吸水部材12を下着本体11に簡単に縫い付けることが可能であり、その結果、下着10が簡単且つ安価に製造され得るという利点もある。加えて、吸水部材12が従来の一般的な縫製工程により下着本体11に縫い付けられ得ることから、吸水部材12は、従来の下着にいわゆる後付作業により取り付けられる。しかも、吸水部材12が汚れた場合には、吸水部材12のみを交換することも可能である。
また、本実施形態に係る下着10では、吸水シート17が図1および図2が示すように略分銅形に形成されている。したがって、吸水シート17は、その周囲を下シート16、中シート18および上シート19によって包み込まれ、これら下シート16、中シート18および上シート19に対して確実に位置決めされる。したがって、下着10の着用者が歩行や軽い運動をした場合であっても、吸水シート17が位置ずれを起こすことなく、確実に水分を吸収し、保持することができる。すなわち、いわゆる横漏れや前後の漏れが一層確実に防止される。
特に、本実施形態では、図2が示すように、上記熱融着された部分61の外側の部分に縫い代62が形成されている。この縫い代62は、上記熱融着された部分61に連続して外側に延設されている。この縫い代62は、無端の帯状に形成されており、下着本体11に縫い付けられている。前述のように、上記熱融着された部分61の外側の部分には防水の要請がないため、この縫い代62の部分は、特に防水処理が行われることなく、下着本体11に縫い付けられる。この縫い代62が設けられることにより、吸水部材12が下着本体11に容易に固着されるし、この縫い代62が下着本体11に縫い付けられたとしても、上記熱融着された部分61によって吸水シート17に吸収された水分の漏れが確実に防止される。もっとも、この縫い代62が省略されてもよいことは勿論である。その場合には、吸水部材12は、たとえば面ファスナ等を介して下着本体11に取り付けられる。
また、本実施形態では、図3が示すように、下シート16、中シート18および上シート19が熱融着されており、吸水シート17は、これらと熱融着されていない。ただし、吸水シート17が下シート16等と同様に低融点ポリウレタン樹脂によりラミネートされる場合には、吸水シート17は、下シート16、中シート18および上シート19と共に熱融着され得る。吸水シート17が下シート16、中シート18および上シート19と共に熱融着されることにより、吸水シート17が下シート16、中シート18および上シート19に対して一層確実に位置決めされる。したがって、下着10の着用者が比較的長時間歩行したり運動した場合であっても、吸収シート17が位置ずれすることはなく、その結果、吸水シート17からの水分の漏れが一層確実に防止される。
次に、本実施形態の変形例について説明される。
図4は、本発明の一実施形態の変形例に係る下着の要部平面図である。同図は、上記実施形態の変形例に係る下着70のマチ部75の平面図である。また、図5は、図4におけるV−V断面図である。なお、本変形例に係る下着70にも上記縁取りテープ18(図1参照)が設けられ得るが、これらの図では、この縁取りテープ18が省略されている。
本変形例に係る下着70が上記実施形態に係る下着10と異なるところは、吸水部材72の構造である。すなわち、上記下着10の吸水部材12では、図3が示すように下シート16、吸水シート17、中シート18および上シート19が順に重ね合わされていたのに対し、本変形例に係る下着70の吸水部材72では、図4および図5が示すように、下シート16の上に吸水シート17が重ね合わされており、この吸水シート17の上に上記上シート19が重ね合わされ、さらにこの上シート19の上に中シート18が重ね合わされている。換言すれば、吸水シート17は、下シート16と上シート19とによって挟み込まれ、両者によって完全に包み込まれている。そして、中シート18が上シート19の上に重ね合わされることにより、中シート18の開口20から上シート19の中央部が露出している。なお、下着70のその他の構成については、上記下着10と同様である。
本変形例に係る下着70の着用者が仮に失禁したとしても、水分(尿等)が直ちに上シート19を通過して吸水シート17側に移動する。これにより、下着10の着用者は、常に肌にさらさら感が得られる。
中シート18は開口20を備えているから、尿等は、この開口20から上シート19を通過して吸水シート17に至り、この吸水シート17によって保持される。吸水シート17は十分な保水性を備えているから、一旦吸収した水分は、逆流することはない。吸水シート17の下方に下シート16が配置されている。この下シート16は防水性を備えているから、仮に尿等が吸水シート17を通過して下方に移動したとしても、当該尿等が下シート16を通過して下着本体11を汚すことはない。
吸水シート17は、下シート16と上シート19との間に挟み込まれており、さらに、中シート18が上シート19に重ね合わされている。この中シート18は上記開口20を備えているから、この中シート18は、上シート19の周縁部を覆うように重ね合わされている。しかも、上記実施形態に係る下着10と同様に、下シート16、中シート18および上シート19は、この吸水シート17を包むように熱融着されており、そして、この熱融着された部分61は、吸水シート17の周縁部63に沿って環状に形成されている。したがって、仮に、この下着70の着用者が歩行や軽い運動を行ったことが原因となって尿等が吸水シート17を前後方向および左右方向に浸透し通過したとしても、当該尿等が上シート19を通過して下着本体11を汚すことはない。すなわち、いわゆる横漏れだけでなく、前後の漏れが確実に防止される。
さらに、上記下シート16、中シート18および上シート19が熱融着されることによって吸水シート17からの尿等の漏れが確実に防止されることから、この熱融着された部分61よりも外側の部分、すなわち、下シート16、上シート19および中シート18の周縁近傍部分については、特に防水処理は不要である。したがって、この防水処理を要しない周縁近傍部分が下着本体11のマチ部75に縫い付けられたとしても、縫い目から尿等が漏れることはないという利点がある。
このように、本実施形態に係る下着70によれば、吸水部材72の吸水シート17が下シート16上に配置され且つ下シート16および上シート19および中シート18によって囲繞されているから、一旦吸水シート17に吸収された尿等の水分は確実に保持され、その結果、この下着70の着用者が仮に散歩や軽い運動を行ったとしても横漏れが生じることはなく、しかも、前後の漏れをも確実に防止される。
また、この下着70によれば、上記実施形態に係る下着10と同様に、下シート16、中シート18および上シート19が前述のように熱融着されているから、吸水部材72を下着本体11に簡単に縫い付けることが可能であり、その結果、下着70が簡単且つ安価に製造され得るという利点もある。加えて、吸水部材72が従来の一般的な縫製工程により下着本体11に縫い付けられ得ることから、吸水部材72は、従来の下着にいわゆる後付作業により取り付けられる。しかも、吸水部材72が汚れた場合には、吸水部材72のみを交換することも可能である。
また、この下着70では、上記下着10と同様に、吸水シート17が略分銅形に形成されている。したがって、吸水シート17は、その周囲を下シート16、上シート19および中シート18によって包み込まれ、これら下シート16、中シート18および上シート19に対して確実に位置決めされる。したがって、下着70の着用者が歩行や軽い運動をした場合であっても、吸水シート17が位置ずれを起こすことなく、確実に水分を吸収し、保持することができる。すなわち、いわゆる横漏れや前後の漏れが一層確実に防止される。
特に、本実施形態では、上記熱融着された部分61の外側の部分に縫い代62が形成されている(図4参照)。この縫い代62は、上記熱融着された部分61に連続して外側に延設されている。この縫い代62は、無端の帯状に形成されており、下着本体11に縫い付けられている。前述のように、上記熱融着された部分61の外側の部分には防水の要請がないため、この縫い代62の部分は、特に防水処理が行われることなく、下着本体11に縫い付けられる。この縫い代62が設けられることにより、吸水部材12が下着本体11に容易に固着されるし、この縫い代62が下着本体11に縫い付けられたとしても、上記熱融着された部分61によって吸水シート17に吸収された水分の漏れが確実に防止される。もっとも、この縫い代62が省略されてもよいことは勿論である。その場合には、吸水部材72は、たとえば面ファスナ等を介して下着本体11に取り付けられる。
また、本実施形態では、図5が示すように、下シート16、上シート19および中シート18が熱融着されており、吸水シート17は、これらと熱融着されていない。ただし、吸水シート17が下シート16等と同様に低融点ポリウレタン樹脂によりラミネートされる場合には、吸水シート17は、下シート16、上シート19および中シート18と共に熱融着され得る。吸水シート17が下シート16、上シート19および中シート18と共に熱融着されることにより、吸水シート17が下シート16、上シート19および中シート18に対して一層確実に位置決めされる。したがって、下着70の着用者が比較的長時間歩行したり運動した場合であっても、吸収シート17が位置ずれすることはなく、その結果、吸水シート17からの水分の漏れが一層確実に防止される。
本発明は、失禁用の下着に適用され得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る下着の斜視図である。 図2は、図1におけるII−矢視図である。 図3は、図2におけるIII−III断面図である。 図4は、本発明の一実施形態の変形例に係る下着のマチ部の平面図である。 図5は、図4におけるV−V断面図である。
符号の説明
10・・・下着
11・・・下着本体
12・・・吸水部材
15・・・マチ部
16・・・下シート
17・・・吸水シート
18・・・中シート
19・・・上シート
20・・・開口
21・・・上辺
22・・・下辺
23・・・一側辺
24・・・他側辺
31・・・上辺
32・・・下辺
33・・・一側辺
34・・・他側辺
41・・・上辺
42・・・下辺
43・・・一側辺
44・・・他側辺
51・・・上辺
52・・・下辺
53・・・一側辺
54・・・他側辺
61・・・熱融着された部分
62・・・縫い代
63・・・周縁部
70・・・下着
72・・・吸水部材
75・・・マチ部

Claims (8)

  1. 防水性を有する下シートと、
    下シートの上に重ねられた吸水性を有する吸水シートと、
    吸水シートの上に重ねられ、防水性を有する中シートと、
    中シートの上に重ねられ、疎水性および透水性を有する上シートとを備え、
    上記中シートは、上記吸水シートの中央部を露出させた状態で縁部を覆う開口を有し、
    上記下シート、中シートおよび上シートは、上記吸水シートを包むように当該吸水シートの周縁に沿って環状に熱融着されている吸水部材。
  2. 上記下シート、吸水シート、中シートおよび上シートはそれぞれ略分銅形に形成されており、
    所定方向に凸となるように円弧状に湾曲形成された上辺と、
    反所定方向に凸となるように円弧状に湾曲形成された下辺と、
    上辺の一端および下辺の一端を連続し、両者の他端側へ凸となるように円弧状に湾曲形成された一側辺と、
    上辺の他端および下辺の他端を連続し、両者の一端側へ凸となるように円弧状に湾曲形成された他側辺とを有する請求項1に記載の吸水部材。
  3. 上記熱融着された部分に連続して縫い代が形成されている請求項1または2に記載の吸水部材。
  4. 上記吸水シートは、上記下シート、中シートおよび上シートと共に熱融着されている請求項1から3のいずれかに記載の吸水部材。
  5. マチ部を有する下着本体と、
    上記マチ部の内側に配置された吸水部材とを備え、
    当該吸水部材は、
    上記マチ部に重ねられた防水性を有する下シートと、
    当該下シートの上に重ねられた吸水性を有する吸水シートと、
    当該吸水シートの上に重ねられ、防水性を有する中シートと、
    当該中シートの上に重ねられ、疎水性および透水性を有する上シートとを有し、
    上記中シートは、上記吸水シートの中央部を露出させた状態で縁部を覆う開口を有し、
    上記下シート、中シートおよび上シートは、上記吸水シートを包むように当該吸水シートの周縁に沿って環状に熱融着されている失禁用下着。
  6. 上記下シート、吸水シート、中シートおよび上シートはそれぞれ略分銅形に形成されており、
    上記下着本体の前側に凸となるように円弧状に湾曲形成された上辺と、
    上記下着本体の後側に凸となるように円弧状に湾曲形成された下辺と、
    上記マチ部の一端縁に沿って上記上辺の一端および上記下辺の一端を連続し、当該マチ部の他端縁側へ凸となるように円弧状に湾曲形成された一側辺と、
    上記マチ部の他端縁に沿って上記上辺の他端および上記下辺の他端を連続し、当該マチ部の一端縁側へ凸となるように円弧状に湾曲形成された他側辺とを有する請求項5に記載の失禁用下着。
  7. 上記吸水部材は、上記熱融着された部分に連続して上記下着本体に縫い付けられるための縫い代が形成されている請求項5または6に記載の失禁用下着。
  8. 上記吸水シートは、上記下シート、中シートおよび上シートと共に熱融着されている請求項5から7のいずれかに記載の失禁用下着。


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