JP2005239719A - フィブリノゲンの精製 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本方法は、カチオン交換体、疎水性ゲルおよび/または染料ゲルを用いるネガティブクロマトグラフィー法および/またはネガティブ吸着法により1種またはそれ以上の夾雑タンパク質を枯渇させる1種またはそれ以上の工程段階を含む、フィブリノゲンの精製方法に関する。加えて、本発明は、本発明方法により得られ、かつ改善された安定性が顕著であるフィブリノゲン、およびこのフィブリノゲンを含む医薬調製物の製造および使用に関する。
【選択図】 なし
Description
記載している。しかしながら、この場合には、夾雑乳汁タンパク質を結合するためにヒドロキシアパタイトがゲル材料として用いられる。
して、プロトロンビン複合体を除去する。水酸化アルミニウム(Al(OH)3)を用いる吸着も挙げるべきであり、これはプロトロンビン複合体の因子を結合し、そして例えば脂質の除去において役割を演じることができる。Al(OH)3は例えばEP 0 383 234またはWO 01/48016で用いられている。これに関しては、硫酸バリウム(BaSO4)の可能な使用も挙げるべきである。
カチオン交換体の官能基として、スルホメチル基(S型)、スルホプロピル基(SP型)、カルボキシメチル基(CM型)または好適な負荷電官能基を用いる、上記方法。
カチオン交換体が、Fractogel EMD SO3 -650、Macro−Prep 50 S、CM−Sepharose CL−6B、Fractogel EMD CM−650、Fractogel TSK CM−650、Fractogel EMD CM、SP Sepharose、Heparin Fractogelおよび/またはHeparin Sepharose CL 6Bである、上記方法。
疎水性ゲルが官能基としてフェニル基または誘導体化フェニル基を含む、上記方法。
疎水性ゲルが官能基としてプロピル、ブチル、フェニル、ヘキシルまたはオクチル基を含む、上記方法。
EMD Propyl 650、Fractogel EMD Butyl 650、Fractogel TSK Butyl 650、Macro Prep t Butyl、Butyl Cellufine、Butyl Sepharose 4 Fast Flow、Butyl S−Sepharose 6 Fast Flow、HIC−Fractogel Pentyl、Hexyl S−Sepharose 6 Fast Flow、Octyl Sepharose CL 4B、HIC−Fractogel HW 65 Propyltentakel、Fractogel HW 65
Butyltentakel、Fractogel TA 650、Phenyl Sepharose HP、Phenyl Sepharose Fast Flow、P
henylalanin Sepharose、Thiopropyl Sepharose 6Bおよび/またはPyridyl S−Sepharose 6 Fast Flowである、上記方法。
染料ゲルとして赤色または緑色染料ゲルを用いる、上記方法。
ネガティブクロマトグラフィーおよび/またはネガティブ吸着の工程段を0〜30℃の温度で行う、上記方法。
ネガティブクロマトグラフィーの貫流液中またはネガティブ吸着の上清中のフィブリノゲンの収率が≧50%、好ましくは70%≧である、上記方法。
血液、トランスジェニック動物の乳汁、もしくは培養上清から得られた混合物またはそれら得られた画分からを出発材料として使用する、上記方法。
ヒト血漿、血漿画分またはクリオプレシピテートを出発材料として使用する、上記方法。
フィブリノゲンを沈殿させる1種またはそれ以上の工程段階を含む、上記方法。
グリシンまたは他のアミノ酸による1種またはそれ以上の沈殿を含む、上記方法。
官能基としてリジンまたはリジン類似体を有するゲル材料上でプラスミノゲンを除去する1種またはそれ以上の工程段階を含む、上記方法。
感染性粒子を枯渇させそして/または除去するための1種またはそれ以上の工程段階を含む、上記方法。
1種またはそれ以上の限外濾過および/または透析を含む、上記方法。
100〜500kDaの分子量限界(カットオフ)を有するフィルター材料を用いる、上記方法。
1種またはそれ以上の滅菌濾過を含む、上記方法。
個々の工程段階の順序および/または数を変更する、上記方法。
上記方法の一つにより得ることのできるフィブリノゲン調製物。
上記方法の一つにより製造されたF XII、プラスミノゲン、t−PAおよび/またはF XI。
上記方法の一つにより製造されたフィブリノゲンを含む、医薬調製物の製造。
上記方法の一つにより製造されたフィブリノゲンを含む、医薬調製物。
F XII含有量がOD280-320当り≦20、好ましくは≦10ngである、医薬フィブリノゲン調製物。
t−PA含有量がOD280-320当り≦0.02、好ましくは≦0.01ngである、医薬フィブリノゲン調製物。
フィブリン接着剤の成分としての、上記方法の一つによる医薬調製物の使用。
フィブリンマトリックスを生成するための、上記方法の一つによる医薬調製物の使用。
診断助剤の成分としての、上記方法の一つによる医薬調製物の使用。
図1は、SEC−HPLCによるフィブリノゲン分解フラグメントに関するフィブリノゲン含有溶液の調査を示す。フィブリノゲン分解フラグメントの比率は30℃で2ヶ月間の貯蔵で著しく減少でき、従って溶液中でのフィブリノゲンの安定性がネガティブ疎水性クロマトグラフィー法の使用により増大することが示されている。
図1a:貯蔵する前に、ネガティブクロマトグラフィー方式での疎水性相互作用クロマトグラフィーによりさらに精製したフィブリノゲン含有溶液。
図1b:30℃で2ヶ月間貯蔵した後に、ネガティブクロマトグラフィー方式での疎水性相互作用クロマトグラフィーによりさらに精製したフィブリノゲン含有溶液。
図1c:30℃で2ヶ月間貯蔵した後に、ネガティブクロマトグラフィー法方式での疎水性相互作用クロマトグラフィーによるさらなる精製はしなかったフィブリノゲン含有溶液。
よるタンパク質分解によって生成した分解フラグメントは、種々の方法により検出することができる。ここで挙げることのできる例は、還元性またはSDSポリアクリルアミドゲル中での分画、例えばSEC(サイズ排除クロマトグラフィー)HPLCのようなHPLC方法、または免疫学的方法である。残留フィブリノゲンの活性は、Clauss(Acta-Haematol. 17 (1957) 237-246)に記載された伝統的方法によりさらに測定することができる。フィブリノゲン分解タンパク質の枯渇は、、例えば特に抗体を用いて例えば公知のELISA(酵素結合免疫吸着アッセイ)またはRIA(放射性免疫アッセイ)方法などにおいて検出することができる。抗体は、例えば、上記または他の公知のフィブリノゲン分解プロテアーゼに対して向けられる抗体である。しかしながら、枯渇は、フィブリノゲン溶液を液体状態で貯蔵し、そして貯蔵後の分解反応の程度を、同様に貯蔵した非枯渇対照と比較して測定することによって非特異的に検出することもできる。
は本実施例において試験されている。移動相は個々のゲル材料に適合すべきである。しかしながら、一般的に5〜9のpH値が好ましい。同様に、選択すべき緩衝系は、この範囲でよく緩衝するものである。その例はクエン酸塩、リン酸塩およびトリス緩衝液であろう。
ptive Biosystems、Pharmacia、PrometicおよびToso Haasから市販されている。固定相として特に好ましいものは、例えば、Macro Prep Methyl HIC Support(Bio-Rad)、Fractogel EMD Propyl 650(Merck)、Fractogel EMD Butyl 650(Merck)、Fractogel TSK Butyl 650(Merck)、Macro Prep t Butyl HIC Support(Bio-Rad)、Butyl Cellufine(Amicon)、Butyl Sepharose 4 Fast
Flow(Pharmacia)、Butyl S−Sepharose 6 Fast Flow(Prototyp, Pharmacia)、HIC−Fractogel Pentyl(Merck)、Hexyl S−Sepharose 6 Fast Flow(Prototyp, Pharmacia)、Octyl Sepharose CL 4B(Pharmacia)、Fractogel HW 65 Propyltentakel(Merck)、Fractogel HW 65 Butyltentakel(Merck)、Fractogel TA 650(Merck)、Phenyl Sepharose High Performance(Pharmacia)、Phenyl Sepharose Fast Flow(Pharmacia)、Phenylalanin Sepharose(Pharmacia)、Thiopropyl Sepharose 6B(Pharmacia)またはPyridyl S−Sepharose 6 Fast Flow(Pharmacia)である。
度が十分に高いならば、これはフィブリノゲンの直接沈殿(1段階グリシン沈殿)に導く。しかしながら、別のまたは追加の可能性は、実施例にも示すように、フィブリノゲンが上清中に実質的に残り、かつ沈殿したタンパク質が例えば遠心により除去されるように第一段階におけるグリシン濃度を選択し、そして第二段階においてだけグリシン濃度の上昇により主要量のフィブリノゲンを沈殿させることである。上記のように、アミノ酸グリシンの代わりに他のアミノ酸を用いることも可能である。ここではアラニン、グルタミン、グルタミン酸を例としてあげることができる。しかしながら、他の公知の沈殿剤(例えば、塩化ナトリウム、硫酸アンモニウムまたはポリエチレングリコールなど)をこの場合に用いることも可能である。
シン沈殿、および低温殺菌を含む。これらの工程段階は、リシンリガンドを有するアフィニティーカラムと有利に組み合わせられる。精製が終了した後、溶液成分を貯蔵に適する溶液で置き換える。例えば透析、限外濾過などのような可能な方法は当業者に公知であり、これらは本発明に包含される。精製に続いて滅菌濾過することができる。本発明の精製方法は、特に好ましい実施形態において、下記の工程段階からなる:
− 血漿画分の調製
− 水酸化アルミニウム上への吸着
− 例えばウイルスのような感染性粒子の不活性化
− 沈殿
− さらなる精製および/または不活性化段階
− 1種またはそれ以上のネガティブクロマトグラフィー法または1種またはそれ以上のネガティブ吸着法
− 限外濾過および/または透析濾過
− 滅菌濾過
び助剤、例えばカルシウムおよびF XIIIとを組み合わせて形成されるので、フィブリン接着剤は血液凝固の最終段階を促進する。
この実施例は、カチオン交換体材料および疎水性ゲルおよび染料ゲルが、フィブリノゲン含有溶液をネガティブクロマトグラフィー法により、フィブリノゲン安定性が出発材料と比較して増大するように精製できることを示す。
フィブリノゲン出発材料は、EP 0 103 196に記載されたように低温殺菌フィブリノゲン濃縮物を生成し、そしてグリシンの添加により分画沈殿させることによって調製した。
富フィブリノゲン沈殿を最初に好適な水性溶剤(50mM NaCl;20mMクエン酸三ナトリウム水和物、0.05%NaN3 pH7.3)に溶解し、ネガティブクロマトグラフィー法を用いるさらなる沈殿段階のための出発材料として用いた。
この精製段階に用いるクロマトグラフィーカラム(φ0.7cm)に、1.0mlの個々のゲル材料をそれぞれ充填した。個々のゲル材料に応じて、カラムを緩衝液1〜3の一つで平衡化した。
緩衝液1: 50mM NaCl、50mMリン酸ナトリウムpH7.4、カチオン交換体および比較カラムのため
緩衝液2: 100mM NaCl、50mMリン酸ナトリウムpH6.5、疎水性ゲルのため
緩衝液3: 50mMリン酸ナトリウムpH、pH7.4、染料ゲルのため
この実施例では、他の青色染料ゲルを試験し、加えて、実施例1で用いたカチオン交換体Fragtogel EMD SO3 -650(M)および疎水性ゲルのphenyl Sepharose HPのための移動相の条件を変更した。改善されたフィブリノゲン安定性は、貯蔵試験中の分解フラグメントの形成の減少によって再び確認された。フィブリノゲン分解タンパク質またはその不活性前駆体(プロ酵素)が枯渇されるかどうかについて、追加の検査を行った。
用いた出発材料は、実施例1の類似の精製に加えて、好適な水性溶剤(50mM NaCl;20mMクエン酸三ナトリウム、0.05%NaN3 pH7.4、表4の緩衝液SM)中に回収した後、好ましくは該溶剤に対して透析した後に、Lysine−Sepharose上でも精製したフィブリノゲンであった。
平衡化緩衝液:
1a: 50 mM NaCl, 20 mM クエン酸Na3, 0.05% NaN3 pH 7.5
1b: 50 mM NaCl, 20 mM クエンNa3酸, 0.05% NaN3 pH 6.5
2a: 50 mM NaCl, 20 mM クエン酸Na3, 0.05% NaN3 pH 6.5
2b: 50 mM NaCl, 20 mM クエン酸Na3, 0.05% NaN3 pH 7.0
2c: 50 mM NaCl, 20 mM クエン酸Na3, 0.05% NaN3 pH 7.5
2f: 150 mM NaCl, 20 mM クエン酸Na3, 0.05% NaN3 pH 7.5
3a: 50 mM NaCl, 20 mM クエン酸Na3, 0.05% NaN3 pH 6.5
3b: 50 mM NaCl, 20 mM クエン酸Na3, 0.05% NaN3 pH 7.5
3c: 500 mM NaCl, 20 mM クエン酸Na3, 0.05% NaN3 pH 7.5
3d: 1000 mM NaCl, 20 mM クエン酸Na3, 0.05% NaN3 pH 7.5
ンと官能基との相互作用が増加し、そしてカラム材料上に部分的に吸着されるためにフィブリノゲンの収率が低下するので、カチオン交換体Fractogel EMD SO3 -650(M)の場合の移動相のための最良条件は、約7.0のpH範囲にあった。塩濃度の同時上昇はフィブリノゲンの収率を改善するが、安定性は同時に幾分低下した。従って、Fractogel EMD SO3 -650(M)の場合には、塩濃度は好ましくは約50mM NaClの範囲に留まり、そして例えば1mlのゲル当り負荷される量を増加すると収率が改善するであろう。同様に、他のカチオン交換体のための移動相の最適組成を試験することも可能である。
この実施例では、他の染料、カチオン交換体および疎水性ゲル、ならびにネガティブクロマトグラフィー法のための条件を試験した。
出発材料は実施例2に記載したのと同じ精製スキームにより得た。カラムを、既に実施例2に記載したように下記の詳細な個々の緩衝液で平衡化した。
1: 50 mM NaCl, 20 mM クエン酸Na3, 0.05% NaN3 pH 7.5
2: 50 mM NaCl, 20 mM クエン酸Na3, 0.05% NaN3 pH 7.0
3a: 1000 mM NaCl, 20 mM クエン酸Na3, 0.05% NaN3 pH 7.5
3b: 2000 mM NaCl, 20 mM クエン酸Na3, 0.05% NaN3 pH 7.5
NaCl、20mMクエン酸Na3、0.05%NaN3 pH7.4に対して4℃で一夜透析した。貯蔵は、30℃において2ヶ月間の貯蔵時間で行った。
SEC−HPLCによる分析を実施例1に記載したように行い、そしてプラスミノゲン、F XIIおよびF XIの枯渇率(DF)測定を実施例2に記載したように行った。
実施例1〜3で好適であることが判明したいくつかのゲル材料を、大規模でのそれらの有用性について試験した。このために、約500mlのゲル体積を有するクロマトグラフィーカラムを用い、フィブリノゲン含有溶液をポンプでカラムに通した。
フィブリノゲン含有溶液は、低温殺菌フィブリノゲン溶液である限り、EP 0 103 196によるクリオプレシピテートを仕上げ処理することによって得た。
l pH7.4、場合により0.05% NaN3を保存剤として含む)に対して透析し、リガンドとしてL−リジル基を有するマトリックスを充填したクロマトグラフィーカラムにポンプで通した。貫流液を後続段階にさらに用いた。
B: フィブリノゲン含有溶液を0.1M HClの添加によりpH6.7に調節し、リガンドとしてSO3 -基を有するマトリックス(Fractogel EMD SO3 -650(M))を充填したカラム(φ6cm、体積約500mlまたはφ6cm、体積約147ml)にポンプで通した。貫流液を集めた。このカラムを1CVの緩衝液(20mMクエン酸三ナトリウム、50mM NaCl pH6.5、場合により0.05% NaN3を保存剤として含む)で洗浄した。
C: フィブリノゲン含有溶液を結晶質NaClの添加により1M NaClの最終濃度に調節し、リガンドとしてフェニル基を有する疎水性マトリックス(phenyl−Sepharose HP)を充填したカラム(φ6cm、体積約500ml)にポンプで通し、貫流液を集めた。このカラムを1CVの緩衝液(20mMクエン酸三ナトリウム、1M NaCl pH7.4、場合により0.05% NaN3を保存剤として含む)で洗浄した。
D: フィブリノゲン含有溶液を結晶性NaClの添加により1M NaClの最終濃度に調節し、リガンドとしてブチル基を有する疎水性マトリックス(Macro Prep t Butyl HIC樹脂)を充填したカラム(φ7cm、体積約577ml)にポンプで通し、貫流液を集めた。このカラムを1CVの緩衝液(20mMクエン酸三ナトリウム二水和物、1M NaCl pH7.4、場合により0.05% NaN3を保存剤として含む)で洗浄した。
この実施例では、バッチ方式で染料ゲルおよび疎水性ゲルを用いる二つのネガティブ吸着法を組み合わせた。
フィブリノゲン含有溶液は、EP 0 103 196に記載されたように出発材料としてのクリオプレシピテートをAl(OH)3で2回吸着することにより得た。
適な水性溶剤に溶解し、濾過し、そして好ましくは緩衝液(20mMクエン酸三ナトリウム二水和物、50mM NaCl pH7.4、場合により0.05% NaN3を保存剤として含む)に対して透析し、かつ約10の光学濃度に調節した後に、リガンドとしてL−リシル基を有するゲル材料を充填したクロマトグラフィーカラムにポンプで通した。
この実施例では、好適な孔径の選択による限外濾過によって、フィブリノゲン分解タンパク質をどの程度まで枯渇できるかを調べた。
フィブリノゲン含有溶液は、低温殺菌沈殿の調製を含めてそこまで実施例1に従って進めることによって得た。
実施例1に記載したようにフィブリノゲン沈殿を調製し、Lys−Sepharose上でのネガティブクロマトグラフィー法によりさらに精製した。1リットルのフィブリノゲン溶液当り1モルの塩化ナトリウムにした後、butyl−Sepharoseを充填したクロマトグラフィーカラム上に該溶液を負荷した。カラムの貫流液を濃縮し、透析し、t−PA、プラスミノゲンおよびF XIの含有量について試験した。比較の仕上げ処理を対照として行ったが、butyl−Sepharose上でのネガティブクロマトグラフィー法は行わなかった。結果として、追加のHClがt−PA、プラスミノゲンおよびF XIの濃度を明確に減少すること、および30℃で貯蔵した後に安定性が上昇することを示すことが可能であった(HICを行った場合に、30℃で1ヵ月後のフィブリノゲンフラグメントの割合は約20%未満であった)。
実施例1に記載したようにフィブリノゲン沈殿を調製し、Lys−Sepharose上でのネガティブクロマトグラフィー法により精製した。さらにHICおよび/またはカチオン交換体により精製を行った。フィブリノゲン溶液を透析濾過および限外濾過により下記の製剤緩衝液中に移し、滅菌濾過後に30℃での加速貯蔵に付した:
1. 20 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 50 g/l L-Arg × HCl pH 7.2
2. 20 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 70 g/l L-Arg × HCl pH 7.2
3. 20 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 100g/l L-Arg × HCl pH 7.2
4. 20 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 50 g/l L-Arg × HCl, 2.5 mM CaCl2 pH 7.2
5. 20 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 70 g/l L-Arg × HCl, 2.5 mM CaCl2 pH 7.2
6. 20 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 100g/l L-Arg × HCl, 2.5 mM CaCl2 pH 7.2
7. 4 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 50 g/l L-Arg × HCl, 0.5 mM CaCl2 pH 7.2
8. 12 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 50 g/l L-Arg × HCl, 1.5 mM CaCl2 pH 7.2
9. 20 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 50 g/l L-Arg × HCl, 2.5 mM CaCl2 pH 7.2
10. 20 mM クエン酸Na3, 200 mM NaCl, 50 g/l L-Arg × HCl, 2.5 mM CaCl2 pH 7.2
11. 20 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 70 g/l L-Arg × HCl, 2.5 mM CaCl2 pH 6.8
12. 20 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 60 g/l L-Arg × HCl, 1% L-His, 2.5 mM CaCl2 pH 7.2
13. 20 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 60 g/l L-Arg × HCl, 2% L-His, 2.5 mM CaCl2 pH 7.2
14. 4 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 60 g/l L-Arg × HCl, 0.5 mM CaCl2 pH 7.2
15. 20 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 60 g/l L-Arg × HCl, 30 mM アミノ安息香酸,
2.5 mM CaCl2 pH 7.2
16. 4 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 60 g/l L-Arg × HCl pH 7.2
17. 4 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 60 g/l L-Arg × HCl, 2% L-His pH 7.2
18. 4 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 60 g/l L-Arg × HCl, 2% L-His pH 6.4
19. 4 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 60 g/l L-Arg × HCl, 2% L-His, 0.5 mM CaCl2 pH 7.2
20. 4 mM クエン酸Na3, 100 mM NaCl, 60 g/l L-Arg × HCl, 2.5 mM CaCl2 pH 7.2
Claims (26)
- カチオン交換体、疎水性ゲルおよび/または染料ゲルを用いる1種またはそれ以上のネガティブクロマトグラフィー法および/または1種またはそれ以上のネガティブ吸着法により1種またはそれ以上の夾雑タンパク質を枯渇させる1種またはそれ以上の工程段階を含む、フィブリノゲン含有溶液の精製方法。
- スルホメチル基(S型)、スルホプロピル基(SP型)、カルボキシメチル基(CM型)または他の好適な負荷電官能基をカチオン交換体の官能基として使用する、請求項1に記載の方法。
- 疎水性ゲルが官能基としてアルキル基を含む、請求項1に記載の方法。
- 疎水性ゲルが官能基としてフェニル基または誘導体化フェニル基を含む、請求項1に記載の方法。
- 疎水性ゲルが官能基としてプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルまたはオクチル基を含む、請求項3に記載の方法。
- 青色染料ゲルを染料ゲルとして使用する、請求項1に記載の方法。
- 赤色または緑色染料ゲルを染料ゲルとして使用する、請求項1に記載の方法。
- 染料ゲルが、Blue Hyper D、Mimetic Blue Agarose、Mimetic Blue SA P6XL、Mimetic Blue 1 P6XL、Blue Trisacryl Plus LS、Blue Uniflow、Blue Sepharose 6FF、Blue Sepharose CL 6B、Red Sepharose CL 6B、Fractogel TSK AF Greenおよび/またはMatrex gel Green Aである、請求項1、6または7の何れかに記載の方法。
- ネガティブクロマトグラフィー法および/またはネガティブ吸着法を5.5〜9のpHで行う、請求項1〜8の何れかに記載の方法。
- ネガティブクロマトグラフィー法の貫流液中またはネガティブ吸着法の上清中のフィブリノゲンの収率が≧50%、好ましくは≧70%である、請求項1〜9の何れかに記載の方法。
- ネガティブ吸着法またはクロマトグラフィー法を含む工程段階を、フィブリノゲンへのプラスミノゲンの結合を弱める物質の存在下に行う、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
- 血液、トランスジェニック動物の乳汁、もしくは培養上清から得られた混合物またはそれらから得られた画分を出発材料として使用する、請求項1〜11の何れかに記載の方法。
- ヒト血漿、血漿画分またはクリオプレシピテートを出発材料として使用する、請求項12に記載の方法。
- フィブリノゲンを沈殿させる1種またはそれ以上の工程段階を含む、請求項1〜13の
何れかに記載の方法。 - グリシンまたは他のアミノ酸による1種またはそれ以上の沈殿を含む、請求項14に記載の方法。
- 官能基としてリジンまたはリジン類似体を有するゲル材料上でプラスミノゲンを除去する1種またはそれ以上の工程段階を含む、請求項1〜15の何れかに記載の方法。
- 感染性粒子を枯渇させそして/または除去するための1種またはそれ以上の工程段階を含む、請求項1〜16の何れかに記載の方法。
- 以下の工程段階:血漿分画の調製、水酸化アルミニウム上への吸着、例えばウイルスのような感染性粒子の不活性化、沈殿、さらなる精製および/または不活性化段階、ネガティブクロマトグラフィー法および/またはネガティブ吸着法、限外濾過、滅菌濾過を組み合わせる、請求項1〜17の何れかに記載の方法。
- 請求項1〜18の少なくとも1項に記載のように製造されたフィブリノゲン調製物。
- F XI含有量がOD280-320当り≦1、好ましくは≦0.2ngである、請求項19に記載のフィブリノゲン調製物。
- F XII含有量がOD280-320当り≦20、好ましくは≦10ngである、請求項19に記載のフィブリノゲン調製物。
- t−PA含有量がOD280-320当り≦0.02、好ましくは≦0.01ngである、請求項19に記載のフィブリノゲン調製物。
- 液体状態で30℃で1ヶ月間貯蔵した後の低分子量フィブリノゲン分解フラグメントの割合が3%未満である、請求項19に記載のフィブリノゲン調製物。
- フィブリン接着剤を生成するための、請求項19に記載のフィブリノゲン調製物の使用。
- フィブリンマトリックスを生成するための、請求項19に記載のフィブリノゲン調製物の使用。
- 製剤成分NaCl、クエン酸Na3、ArgもしくはArg×HClおよびCaCl2、またはそれらとアミノ酸およびアミノ基含有芳香族化合物のような他の製剤成分との混合物を含む、請求項19〜25の何れかに記載のフィブリノゲン調製物。
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