JP2005238479A - 熱転写プリンタおよびこの組立方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、容易に湾曲することができると共に、湾曲精度が高精度な剥離プレートを有する熱転写プリンタおよびこの組立方法を提供すること。
【解決手段】 長尺状のプラテンローラ2と、このプラテンローラ2の長手方向と平行方向に配設された長尺状のサーマルヘッド3と、プラテンローラ2とサーマルヘッド3との間に搬送された記録用紙5とインクリボン6と、サーマルヘッド3によって印刷に供したインクリボン6を記録用紙5から剥離可能な剥離プレート9とを備え、この剥離プレート9は、印刷中の前録用紙5の矢印Bの搬送方向におけるサーマルヘッド3より下流側に配設されると共に、サーマルヘッドとの間にスペーサ5が配設され、剥離プレート9は、スペーサ5を介して、インクリボン6の幅方向における中央部分が最も凸となるように湾曲形成されている。
【選択図】 図2
【解決手段】 長尺状のプラテンローラ2と、このプラテンローラ2の長手方向と平行方向に配設された長尺状のサーマルヘッド3と、プラテンローラ2とサーマルヘッド3との間に搬送された記録用紙5とインクリボン6と、サーマルヘッド3によって印刷に供したインクリボン6を記録用紙5から剥離可能な剥離プレート9とを備え、この剥離プレート9は、印刷中の前録用紙5の矢印Bの搬送方向におけるサーマルヘッド3より下流側に配設されると共に、サーマルヘッドとの間にスペーサ5が配設され、剥離プレート9は、スペーサ5を介して、インクリボン6の幅方向における中央部分が最も凸となるように湾曲形成されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、熱転写プリンタおよびこの組立方法に係わり、特に記録用紙から印刷に供したインクリボンを好適に剥離可能な熱転写プリンタおよびこの組立方法に関する。
従来の熱転写プリンタは、プラテンローラにインクリボンと記録用紙とを介して、記録用紙ラインヘッドからなるサーマルヘッドを当接させて、インクリボンと記録用紙とを搬送しながら、サーマルヘッドの複数の発熱素子を、印刷情報に基づいて選択的に発熱させることにより、インクリボンの所望の色のインクが熱転写されて、記録用紙の所望の画像を印刷することができる。
このような熱転写プリンタを、特許文献1に記載のもので、図4に基づいて説明すると、複数の発熱素子21が形成されたサーマルヘッド22が配設されている。このサーマルヘッド22には、インクリボン23の矢印Aの巻取り方向における下流側(図示左側)端部に剥離プレート24が取り付けられている。
前記剥離プレート24は、長手方向の略中央部が最も凸となるように湾曲状の湾曲面24aが形成されていた。
前記剥離プレート24によって、印刷に供して記録用紙(図示せず)に密着したインクリボン23が剥離可能になっていた。
前記剥離プレート24は、長手方向の略中央部が最も凸となるように湾曲状の湾曲面24aが形成されていた。
前記剥離プレート24によって、印刷に供して記録用紙(図示せず)に密着したインクリボン23が剥離可能になっていた。
そして、印刷に供して記録用紙に密着したインクリボンは、巻取りコア(図示せず)による巻取り力で、剥離プレート24によって記録用紙から剥離される。 この記録用紙から剥離時のインクリボン23は、幅方向の中央部が最も凸となって中央部における張力が大きくなり、端部側に発生しやすいシワの発生を防止できた。
また、剥離プレート24は、ねじ等でサーマルヘッド22に固定されて従来の熱転写プリンタが組み立てられている。
特開2002−144614号公報
また、剥離プレート24は、ねじ等でサーマルヘッド22に固定されて従来の熱転写プリンタが組み立てられている。
しかし、従来の熱転写プリンタは、剥離プレート22が金属で形成していたために、湾曲面24aを研磨加工等で形成しなければならず、時間が掛かりコストアップになる問題があった。
また、湾曲面24aを研磨加工等で形成すると、研磨加工のバラツキで曲げ精度が出ない問題があった。
本発明は、前述したよう課題を解決して、容易に湾曲することができると共に、湾曲精度が高精度な剥離プレートを有する熱転写プリンタおよびこの組立方法を提供することを目的とする。
また、湾曲面24aを研磨加工等で形成すると、研磨加工のバラツキで曲げ精度が出ない問題があった。
本発明は、前述したよう課題を解決して、容易に湾曲することができると共に、湾曲精度が高精度な剥離プレートを有する熱転写プリンタおよびこの組立方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための第1の手段として本発明の熱転写プリンタは、長尺状のプラテンと、このプラテンの長手方向と平行に配設された長尺状のサーマルヘッドと、前記プラテンと前記サーマルヘッドとの間に搬送された記録用紙とインクリボンと、前記サーマルヘッドによって印刷に供した前記インクリボンを記録用紙から剥離可能な剥離プレートとを備え、
前記剥離プレートは、印刷中の前記記録用紙の搬送方向における前記サーマルヘッドより下流側に配設されると共に、前記サーマルヘッドとの間にスペーサが配設され、前記剥離プレートは、前記スペーサを介して、前記インクリボンの幅方向における中央部分が最も凸となるように湾曲形成されていることを特徴とする。
前記剥離プレートは、印刷中の前記記録用紙の搬送方向における前記サーマルヘッドより下流側に配設されると共に、前記サーマルヘッドとの間にスペーサが配設され、前記剥離プレートは、前記スペーサを介して、前記インクリボンの幅方向における中央部分が最も凸となるように湾曲形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第2の手段として、前記スペーサは、前記インクリボンの幅方向に長尺状に形成され、前記剥離プレートが接する側の長手方向における中央部分が最も凸となるように形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第3の手段として、前記剥離プレートは、前記インクリボンの幅方向における一端部寄りと他端部寄りとの少なくとも2箇所が、前記スペーサを介して前記サーマルヘッドに固着されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第4の手段として本発明の熱転写プリンタの組立方法は、請求項1乃至3のいずれかに記載の熱転写プリンタにおいて、インクリボンの幅方向における中央部分が最も凸となっている湾曲面を有するスペーサを介して、サーマルヘッドに組み付けた剥離プレートは、前記スペーサの湾曲面に倣って、前記中央部分が最も凸となる湾曲状になることを特徴とする。
本発明に係わる剥離プレートは、印刷中の記録用紙搬送方向におけるサーマルヘッドより下流側に配設されると共に、サーマルヘッドとの間にスペーサが配設され、剥離プレートは、スペーサを介して、インクリボンの幅方向における中央部分が最も凸となるように湾曲形成されているので、剥離プレートが平坦な板状でも、スペーサを介して容易に湾曲形成することができる。
そのために、剥離プレートの製造が容易となり、コストダウンが可能な熱転写プリンタを提供できる。
そのために、剥離プレートの製造が容易となり、コストダウンが可能な熱転写プリンタを提供できる。
また、スペーサは、インクリボンの幅方向に長尺状に形成され、剥離プレートが接する側の長手方向における中央部分が最も凸となるように形成されているので、成形加工でスペーサを形成することができ低コストで製造できる。また、バラツキの無い湾曲寸法とすることができる。
また、剥離プレートは、インクリボンの幅方向における一端部寄りと他端部寄りとの少なくとも2箇所が、スペーサを介してサーマルヘッドに固着されているので、少なくとも2箇所をネジ締めするだけで剥離プレートを適正に湾曲させることができ、組立が容易である。
また、本発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の熱転写プリンタにおいて、インクリボンの幅方向における中央部分が最も凸となっている湾曲面を有するスペーサを介して、サーマルヘッドに組み付けた剥離プレートは、スペーサの湾曲面に倣って、中央部分が最も凸となる湾曲状になるので、剥離プレートを容易に湾曲させることが可能な組立方法を提供できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。まず、図1は本発明に関する熱転写プリンタの概略構成を示す正面図であり、図2は本発明に係わる剥離プレートを説明する概略平面図であり、図3は、本発明に係わる剥離プレートを取り付けたサーマルヘッドの斜視図である。
まず、本発明の1実施の形態の熱転写プリンタ1は、図1に示すように、プリンタ本体1a内に、プラテンとしてのプラテンローラ2が、紙面に対して垂直方向に長尺状で円柱状に形成されて回転自在に配設されている。
このプラテンローラ2の上方には、長尺状のラインヘッドからなるサーマルヘッド3がプラテンローラ2と平行方向に配設されている。前記サーマルヘッド3は、プラテンローラ2と対向する側にヘッド基板3aと、このヘッド基板3aを下面側に取り付けたヘッド取付台3bとからなっている。
このプラテンローラ2の上方には、長尺状のラインヘッドからなるサーマルヘッド3がプラテンローラ2と平行方向に配設されている。前記サーマルヘッド3は、プラテンローラ2と対向する側にヘッド基板3aと、このヘッド基板3aを下面側に取り付けたヘッド取付台3bとからなっている。
また、ヘッド基板3aには、プラテンローラ2と対向する側にプラテンローラ2に沿って複数の発熱素子3cが形成されている。また、ヘッド取付台3bには、後述する記録用紙5の矢印Bの搬送方向におけるプラテンローラ2より下流側に、後述するスペーサ10を位置決めするための凹部3dが所定の深さと幅寸法で形成されている。
そして、サーマルヘッド3は、ヘッド取付台3bが回動アーム4の一端側に支持され、回動アーム4が他端部側の回動支持部4aを支点として回動することにより、プラテンローラ2に対して接離してヘッドアップ/ダウン可能になっている。
そして、サーマルヘッド3は、ヘッド取付台3bが回動アーム4の一端側に支持され、回動アーム4が他端部側の回動支持部4aを支点として回動することにより、プラテンローラ2に対して接離してヘッドアップ/ダウン可能になっている。
また、サーマルヘッド3とプラテンローラ2との間には、矢印Bの搬送方向に搬送可能な、印画紙等からなる記録用紙5が給紙されると共に、この記録用紙5の上方に、一方の面である図示下面側に所望の色のインクが塗布されたインクリボン6が供給されるようになっている。
また、記録用紙5の矢印Bの搬送方向におけるプラテンローラ2より下流側には紙送りローラ7と、この紙送りローラ7に圧接して従動回転可能な圧接ローラ8とが配設されている。
また、記録用紙5の矢印Bの搬送方向におけるプラテンローラ2より下流側には紙送りローラ7と、この紙送りローラ7に圧接して従動回転可能な圧接ローラ8とが配設されている。
前記紙送りローラ7は、モータ(図示せず)等によって回転駆動可能になっており、プラテンローラ2とサーマルヘッド3との間を矢印B方向に給紙された記録用紙5は、紙送りローラ7と圧接ローラ8との間に圧接狭持されて、紙送りローラ7の反時計回り方向の回転で矢印B方向に搬送可能になっている。
また、紙送りローラ7と圧接ローラ8との間に圧接狭持された記録用紙5は、紙送りローラ7の時計回り方向の回転で矢印Bと反対方向にバックフィード可能になっている。
また、紙送りローラ7と圧接ローラ8との間に圧接狭持された記録用紙5は、紙送りローラ7の時計回り方向の回転で矢印Bと反対方向にバックフィード可能になっている。
また、矢印Bの搬送方向におけるサーマルヘッド3より下流側には、印刷に供して記録用紙5に密着したインクリボン6を剥離するための剥離プレート9が配設されている。この剥離プレート9は、金属板で平坦状に形成され、図2に示すように、樹脂材料等からなるスペーサ10を介してヘッド取付台3bにネジ11で固着されている。
前記スペーサ10は、インクリボン6の幅方向に長尺状に形成され、図2に示す右側端面の平坦状に形成された平坦面10aが、ヘッド取付台3bの凹部10aに位置決めされるようになっている。
また、スペーサ10の剥離プレート9が接する側に湾曲面10bが形成され、この湾曲面10bは、インクリボン6の幅方向である長手方向における中央部分が、最も凸となるように湾曲形成されている。
前記スペーサ10は、インクリボン6の幅方向に長尺状に形成され、図2に示す右側端面の平坦状に形成された平坦面10aが、ヘッド取付台3bの凹部10aに位置決めされるようになっている。
また、スペーサ10の剥離プレート9が接する側に湾曲面10bが形成され、この湾曲面10bは、インクリボン6の幅方向である長手方向における中央部分が、最も凸となるように湾曲形成されている。
そして、剥離プレート9は、インクリボン6の幅方向における一端部寄りと他端部寄りとの少なくとも2箇所が、ネジ11によって、スペーサ10を介してヘッド取付台3bに固着されている。
前記剥離プレート9は、ネジ11でスペーサ10を介してヘッド取付台3bに取り付けられると、湾曲面10bに倣って中央部分が最も凸となる湾曲形成されるようになっている。
また、スペーサ10によって、剥離プレート9の最も凸となる中央部分の突出寸法は、例えばインクリボン6の長手方向の長さを70mmとした場合に、長手方向の両端部より0.3mm程度突出するようになっている。
前記剥離プレート9は、ネジ11でスペーサ10を介してヘッド取付台3bに取り付けられると、湾曲面10bに倣って中央部分が最も凸となる湾曲形成されるようになっている。
また、スペーサ10によって、剥離プレート9の最も凸となる中央部分の突出寸法は、例えばインクリボン6の長手方向の長さを70mmとした場合に、長手方向の両端部より0.3mm程度突出するようになっている。
また、インクリボン6は、記録用紙5の行方向の印刷範囲に対応した幅寸法に形成されて、カートリッジ12の内部に収納されている。
前記インクリボン6は、一端部側が巻取りコア12aに巻回されると共に、他端部側が供給コア12bに巻回されており、巻取りコア12aを回転駆動することで、供給コア12bから巻取りコア12aに巻取り可能になっている。
そして、カートリッジ12を交換する場合は、回動アーム4を上方に回動させて、サーマルヘッド3をプラテンローラ2から大きく離間させることで交換可能になっている。
前記インクリボン6は、一端部側が巻取りコア12aに巻回されると共に、他端部側が供給コア12bに巻回されており、巻取りコア12aを回転駆動することで、供給コア12bから巻取りコア12aに巻取り可能になっている。
そして、カートリッジ12を交換する場合は、回動アーム4を上方に回動させて、サーマルヘッド3をプラテンローラ2から大きく離間させることで交換可能になっている。
また、インクリボン6としては、例えば、印画紙等からなる記録用紙5にカラー印刷する場合には、少なくとも矢印Bの搬送方向に、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の3色のインクを順番に繰り返し連続塗布したマルチカラーインクリボンが用いられる。
そして、例えば、最初にYの色のインクを、記録用紙5の1ページ分に熱転写して1画像の印刷を行い、その後、記録用紙5を矢印Bと反対方向にバックフィードさせて、記録用紙5の頭出しを行う。
そして、紙送りローラ7によって、記録用紙5を矢印B方向に搬送しながら、Yの色の画像の上にMの色のインクを熱転写してMの色の画像を重ね印刷する。
以下同様に、Mの色の画像上にCの色の画像を重ね印刷することにより、記録用紙5の1ページにカラー画像を印刷することができる。
そして、例えば、最初にYの色のインクを、記録用紙5の1ページ分に熱転写して1画像の印刷を行い、その後、記録用紙5を矢印Bと反対方向にバックフィードさせて、記録用紙5の頭出しを行う。
そして、紙送りローラ7によって、記録用紙5を矢印B方向に搬送しながら、Yの色の画像の上にMの色のインクを熱転写してMの色の画像を重ね印刷する。
以下同様に、Mの色の画像上にCの色の画像を重ね印刷することにより、記録用紙5の1ページにカラー画像を印刷することができる。
このような構成の本発明の熱転写プリンタ1の組立方法は、回動アーム4に取り付ける前のヘッド取付台3bの凹部3dに、スペーサ10の平坦面10a側を位置決めする。
その後、スペーサ10の湾曲面10b側に、剥離プレート9を位置させて、スペーサ10を介してネジ11でヘッド取付台3bに取り付けると、剥離プレート9が、スペーサ10の湾曲面10bに倣って、長手方向の中央部分が最も凸となって湾曲状に組み立てられている。
その後、スペーサ10の湾曲面10b側に、剥離プレート9を位置させて、スペーサ10を介してネジ11でヘッド取付台3bに取り付けると、剥離プレート9が、スペーサ10の湾曲面10bに倣って、長手方向の中央部分が最も凸となって湾曲状に組み立てられている。
このように組み立てられたサーマルヘッド3は、板状の剥離プレート9を、少なくとも2個のネジ11によって、剥離プレート9が湾曲面10bに倣って湾曲状に形成することができ、剥離プレート9の湾曲形成を容易にでき、従来のような研磨加工等が不要になり、コストダウンできる。また、組立が容易である。
また、スペーサ10は、成形加工で製造することにより、湾曲面10bの突出寸法をバラツキの無い一定な寸法に形成することができる。そのために、剥離プレート9をバラツキ無く湾曲させることができる。
また、スペーサ10は、成形加工で製造することにより、湾曲面10bの突出寸法をバラツキの無い一定な寸法に形成することができる。そのために、剥離プレート9をバラツキ無く湾曲させることができる。
前記剥離プレート9を組み付けたサーマルヘッド3は、回動アーム4の一端部側に取り付けて、回動支持部4aを支点として回動アーム4を上方に回動させることにより、インクリボン6を収納したカートリッジ12を、プリンタ本体1a内に装着可能になって、本発明の熱転写プリンタ1が組み立てられている。
このように組み立てられた本実施の形態の熱転写プリンタ1によれば、印刷時に、ヘッドダウンさせたサーマルヘッド3によって圧接されて記録用紙5に密着したインクリボン6は、剥離プレート9の最も凸となった中央部分が一番先に引き剥がされ、幅方向に両端部に位置する部分が後から引き剥がされる。
このように組み立てられた本実施の形態の熱転写プリンタ1によれば、印刷時に、ヘッドダウンさせたサーマルヘッド3によって圧接されて記録用紙5に密着したインクリボン6は、剥離プレート9の最も凸となった中央部分が一番先に引き剥がされ、幅方向に両端部に位置する部分が後から引き剥がされる。
そのために、インクリボン6に加わる張力が、中央部分を一番大きく両端部側を小さく分散することができる。
そして、記録用紙5に対するインクリボン6の密着力にバラツキがあったとしても、剥離時にインクリボンに加わる張力が分散されて、記録用紙5に密着したインクリボン6を容易に引き剥がしできる。
また、本発明の熱転写プリンタ1は、インクリボン6の中央部分における張力が大きくすることにより、インクリボン6が左右に波打つような走行の不安定を無くすることができる。
尚、本発明の実施の形態では、剥離プレート9を、図1、図3に示すように、段差状のもので説明したが、段差の無い平板状(図示せず)のものでも良い。
そして、記録用紙5に対するインクリボン6の密着力にバラツキがあったとしても、剥離時にインクリボンに加わる張力が分散されて、記録用紙5に密着したインクリボン6を容易に引き剥がしできる。
また、本発明の熱転写プリンタ1は、インクリボン6の中央部分における張力が大きくすることにより、インクリボン6が左右に波打つような走行の不安定を無くすることができる。
尚、本発明の実施の形態では、剥離プレート9を、図1、図3に示すように、段差状のもので説明したが、段差の無い平板状(図示せず)のものでも良い。
1 熱転写プリンタ
2 プラテンローラ
3 サーマルヘッド
3a ヘッド基板
3b ヘッド取付台
3c 発熱素子
3d 凹部
4 回動アーム
4a 回動支持部
5 記録用紙
6 インクリボン
7 紙送りローラ
8 圧接ローラ
9 剥離プレート
10 スペーサ
10a 平坦面
10b 湾曲面
11 ネジ
12 カートリッジ
12a 巻取りコア
12b 供給コア
2 プラテンローラ
3 サーマルヘッド
3a ヘッド基板
3b ヘッド取付台
3c 発熱素子
3d 凹部
4 回動アーム
4a 回動支持部
5 記録用紙
6 インクリボン
7 紙送りローラ
8 圧接ローラ
9 剥離プレート
10 スペーサ
10a 平坦面
10b 湾曲面
11 ネジ
12 カートリッジ
12a 巻取りコア
12b 供給コア
Claims (4)
- 長尺状のプラテンと、このプラテンの長手方向と平行に配設された長尺状のサーマルヘッドと、前記プラテンと前記サーマルヘッドとの間に搬送された記録用紙とインクリボンと、前記サーマルヘッドによって印刷に供した前記インクリボンを記録用紙から剥離可能な剥離プレートとを備え、
前記剥離プレートは、印刷中の前記記録用紙の搬送方向における前記サーマルヘッドより下流側に配設されると共に、前記サーマルヘッドとの間にスペーサが配設され、前記剥離プレートは、前記スペーサを介して、前記インクリボンの幅方向における中央部分が最も凸となるように湾曲形成されていることを特徴とする熱転写プリンタ。 - 前記スペーサは、前記インクリボンの幅方向に長尺状に形成され、前記剥離プレートが接する側の長手方向における中央部分が最も凸となるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の熱転写プリンタ。
- 前記剥離プレートは、前記インクリボンの幅方向における一端部寄りと他端部寄りとの少なくとも2箇所が、前記スペーサを介して前記サーマルヘッドに固着されていることを特徴とする請求項1または2記載の熱転写プリンタ。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の熱転写プリンタにおいて、インクリボンの幅方向における中央部分が最も凸となっている湾曲面を有するスペーサを介して、サーマルヘッドに組み付けた剥離プレートは、前記スペーサの湾曲面に倣って、前記中央部分が最も凸となる湾曲状になることを特徴とする熱転写プリンタの組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004047891A JP2005238479A (ja) | 2004-02-24 | 2004-02-24 | 熱転写プリンタおよびこの組立方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004047891A JP2005238479A (ja) | 2004-02-24 | 2004-02-24 | 熱転写プリンタおよびこの組立方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004047891A Withdrawn JP2005238479A (ja) | 2004-02-24 | 2004-02-24 | 熱転写プリンタおよびこの組立方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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