JP2005237320A - ファン式薬剤放散装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置全体が薄く、薬剤保持体を簡単に交換できるファン式薬剤放散装置とする。
【解決手段】 開閉自在な蓋11を有した装置本体1内に送風機2と薬剤保持体3を設け、送風機2のファン20を回転することで第1通気口14、薬剤保持体3、第2通気口15に空気が流通するように構成し、前記薬剤保持体3は薬剤含浸シート30を固定部(円筒容器31、止め板32)で保持した薄いものとし、この薬剤保持体3をファン20の側面20aに着脱自在で、かつファン20とともに回転するように取付け、前記蓋11を開放することで薬剤保持体3を交換できるようにしたファン式薬剤放散装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ファンを回転することで空気を、芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺ダニ剤、害虫あるいは害獣忌避剤、殺虫剤または害虫の成長制御剤、吸血行動阻止剤などの薬剤を含浸した薬剤保持体に流通して薬剤を大気に放散するファン式薬剤放散装置に関するものである。
特許文献1に開示されたファン式薬剤放散装置が知られている。
このファン式薬剤放散装置は、装置本体内に、送風機と薬剤容器と電源収納体を設けたもので、その送風機はファンとモータを有し、薬剤容器には揮散性の薬剤が収納され、電源収納体には電池が収容されている。
そして、モータでファンを回転することで薬剤容器に空気を流通して揮散性の薬剤を大気に放散する。
特許文献2に、ロータリーファンの内部に、揮散性害虫駆除剤としてエムペンスリンを封入した袋又は容器を保持し、そのロータリーファンを回転することでエムペンスリンを大気に放散する薬剤の放散方法が開示されている。
特許公開2002−291392号公報 特許第3361541号公報
特許文献1に開示されたファン式薬剤放散装置によれば、装置本体内に送風機と薬剤容器を並設し、送風機のファンの回転することで薬剤容器に空気を流通するので、その装置本体内に送風機を収容するスペースと、薬剤容器を収容するスペースと、両スペース間に空気をスムーズに流通する空気流路が必要である。
しかも、薬剤容器は通気性を有すると共に、薬剤を含浸した粒状の薬剤含浸体を多数収容した形態であるから、その薬剤容器は厚く、前述のスペースは長いものである。
これらが相俟って装置本体が厚く、ファン式薬剤放散装置全体が厚くなってしまう。
特許文献2に開示された薬剤の放散方法を実施する袋又は容器を保持したロータリーファンを、前述の装置本体に適用すれば、装置本体内に薬剤容器を収容するスペースと空気流路が不要であるから、装置本体を薄くしてファン式薬剤放散装置の全体を薄くできる。
しかしながら、ロータリーファン内に、薬剤が入れてある袋又は容器を保持しているので、その薬剤の薬効がなくなった場合に交換する作業が面倒である。
本発明の目的は、装置本体が薄く、薬剤保持体を簡単に取り替えできるようにしたファン式薬剤放散装置を提供することである。
第1の発明は、装置本体1内に送風機2と薬剤保持体3を設け、この送風機2のファン20を回転することで薬剤保持体3に空気を流通して薬剤を大気に放散するファン式薬剤放散装置において、
前記装置本体1は、本体10と蓋11で送風機2と薬剤保持体3を収容する収容室を有し、この収容室を大気に開口する第1通気口14、第2通気口15を有する形状で、
前記ファン20は、軸方向の側面20aから空気を吸い込んで周面20bに吐出する遠心式のファンで、
前記薬剤保持体3は、通気性の薬剤含浸シート30を固定部で保持したもので、
この薬剤保持体3を、前記ファン20の側面20aに着脱自在で、かつファン20とともに回転するように取付けたことを特徴とするファン式薬剤放散装置である。
第2の発明は、第1の発明において、ファン20の側面20a部分と薬剤保持体3とに亘って、相互に係脱自在な係止手段と係止部を設け、この係止手段と係止部を係止することで薬剤保持体3がファン20の側面20aに回転しないように取付けられるようにしたファン式薬剤放散装置である。
第3の発明は、第1の発明において、ファン20は上リング40と下リング41に複数の翼42を取付けた遠心式のファンで、その上リング40に薬剤保持体3が取付けられ、
前記各翼42の上リング40側の上面が、前記薬剤保持体3又は上リング40で閉塞されているファン式薬剤放散装置である。
第4の発明は、第1又は第2又は第3の発明において、薬剤含浸シート30は、不織布に薬剤を含浸したものであるファン式薬剤放散装置である。
請求項1に係る発明によれば、ファン20の側面20aに薬剤保持体3を取付けたので、そのファン20と薬剤保持体3との間に空気流路を構成するスペースが不要であるし、その薬剤保持体3は薬剤含浸シート30を固定部で保持したもので薄いから、装置全体が薄い。
また、蓋11を外すことで薬剤保持体3を取り出し、取付けできるから、薬剤保持体3を簡単に交換できる。
請求項2に係る発明によれば、ファン20の係止手段と薬剤保持体3の係止部を係止、離脱することで薬剤保持体3をファン20の側面20aに取付け、取外しでき、その操作が簡単である。
請求項3に係る発明によれば、ファン20の各翼42の上面が閉塞されているから、ファン20の内周から外周にスムーズに空気が流れ、吸い込み性能が向上する。
請求項4に係る発明によれば、薬剤含浸シート30にスムーズに空気が流通するし、安価に製作できる。
図1に示すように、装置本体1と、この装置本体1内に設けた送風機2、薬剤保持体3、電池4等でファン式薬剤放散装置を構成している。
前記装置本体1は、本体10と、この本体10に着脱自在に取付けた蓋11で、送風機2と薬剤保持体3を収容する第1収容室12と電池4を収容する第2収容室13を有する。
前記装置本体1は、第1収容室12に開口した第1通気口14と第2通気口15を有する。この実施の形態では蓋11に第1通気口14と第2通気口15が形成してあるが、これに限ることはなく本体10に形成しても良いし、本体10と蓋11にそれぞれ形成しても良い。
前記第1通気口14はスリット状、メッシュ状などの形状が好ましい。
前記装置本体1の具体形状を説明するが、これに限ることはない。
前記本体10は底板10aと周縁立上り片10bでほぼ皿形状で、その周縁立上り片10bに係止部16が形成してある。
前記蓋11は上面板11aと周面板11bを備え、その周面板11bに設けた係止片17を前記係止部16に係脱自在に係止して蓋11を本体10に着脱自在に取付けられる。
前記上面板11aに第1通気口14、周面板11bに第2通気口15が形成してある。
前記送風機2はファン20とモータ21とファンケーシング22を備えている。
前記ファン20は軸方向の側面20aから空気を吸い込み、周面20bから吐出する遠心式のファンで、そのファン20はファンケーシング22の開口部22aよりも小さく、そのファン20の側面20aは開口部22aからファンケーシング22の外部に露呈し、かつ前記第1通気口14と対向している。
前記ファンケーシング22はモータ取付用の凹部22bと吐出口22cを有し、その凹部22bにモータ21が取付けてあると共に、その吐出口22cが前記第2通気口15と対向している。
このファンケーシング22が本体10aに係止して取付けてある。
前記薬剤保持体3は通気性を有する円形の薬剤含浸シート30を固定部で保持して所定形状に維持したもので、前記ファン20の側面20aに着脱自在で、かつファン20とともに回転するように取付けてある。
前記固定部としては、例えば、この薬剤含浸シート30を収容する円形容器31と、この円形容器31内に薬剤含浸シート30を固定する円形の止め板32を備えている。
前記円形容器31、止め板32は通気部31a,32aを有する。
前記円形容器31が、前記ファン20の側面20aに着脱自在に取付けられ、薬剤保持体3はファン20とともに回転する。
次に、前記ファン20の具体形状の一例を説明する。
図2に示すように、上リング40と下リング41に亘って複数の翼42を取付けた遠心式のファンで、その上リング40に3本のスポーク43を介して軸部44が設けてある。この軸部44は図1に示すようにモータ21の軸21aが嵌合して連結される下向きの凹部44aと、上向きの凸部44bを有する。
前記上リング40には前述の薬剤保持体3の固定部(円形容器31)に形成した係合部を係合して取付ける係止手段、例えば複数の突起45が設けてある。
前記薬剤保持体3の具体形状の一例を説明する。
図2に示すように、円形容器31は天面板31bと周面板31cを備え、その天面板31bには開口部が形成されて前述の通気部31aを形成している。
前記周面板31cは前記ファン20の上リング40と同一径で、その上リング40の係止手段に係合する係合部、例えば突起45に嵌合する切欠凹部46が形成してある。
前記薬剤含浸シート30は不織布などからなる通気性のシート材に薬剤を適量含浸させた薄い円板状で、前記周面板31c内に嵌まり込む大きさである。
前記止め板32は、前記周面板31c内に嵌まり込む大きさの薄い円板状で、開口部が形成されて前述の通気部32aを有し、その中心部に前記凸部44bが嵌合する孔47が形成してある。
この止め板32は薬剤含浸シート30を円形容器31の天面板31bに押しつけて薬剤含浸シート30を支持するものであるから、この止め板32と薬剤含浸シート30の接触面積は少なく、通気部32aの開口面積が大きく薬剤含浸シート30に多量の空気が流通するようにすることが好ましい。
例えば、止め板32を外周リング48と3本のスポーク49で形成し、その外周リング48の幅とスポーク49の幅を小さくする。
ファン20と薬剤保持体3を前述のように構成することで、その薬剤保持体3をファン20の側面20aに重ねて押えることによって、ファン20の突起45、凸部44bと円形容器31の切欠凹部46、止め板32の孔47がそれぞれ嵌着するので、薬剤保持体3をしっかりと取付けできる。
また、ファン20の各翼42の上面が円形容器31の天面板31bで覆われて塞がれるので、ファン20の内周から外周への気流の通過が促進され吸い込みがスムーズに行われる。
つまり、円形容器31の天面板31bにおける通気部31aを形成した残りの部分の径が翼42の内周面と同一である。
このようであるから、モータ21でファン20を回転することで、第1通気口14、円形容器31の通気部31a、薬剤含浸シート30、止め板32の通気部32aを通って、ファン20の側面20aから内周に空気を吸い込み、ファン20の周面20bから空気を吐出し、その空気はファンケーシング22の吐出口22c、第2通気口15より大気に排出される。
また、蓋11を外すことで、薬剤保持体3を交換することができる。
また、ファン20の側面20aに薬剤保持体3が取付けてあるから、ファン20と薬剤保持体3との間にはスペースが不要で、装置本体1を薄くできる。
また、薬剤保持体3は薬剤含浸シート30を固定部(円形容器31、止め板32)で保持したものであるから、その薬剤保持体3が薄く、装置本体1をより一層薄くできる。
次に、他の実施の形態を説明する。
前記ファンケーシング22の吐出口22cを有する周縁部分を取り除き、ファン20の略全体がファンケーシング22から突出するようにしても良い。
例えば、図3に示すようにファンケーシング22の一部分を切り取り、蓋11とでファンケーシング22を構成するようにする。
このようにすれば、装置本体1の内部が簡単な構造になり、好ましい。
図4に示すように、ファン20の下リング41を幅広くして翼42の下面を覆うようにしても良い。
図4においては、ファン20の係止手段は上リング40の外周面に突出した突片50で、円形容器31の周面板31cを上リング40に嵌合して切欠凹部46を突片50に係合するようにしてある。
図5に示すように、ファン20の上リング40を幅広くして翼42の上面を塞ぐようにしても良い。
この場合には、円形容器31の通気部31aを大きくすることが可能である。
図5においては、ファン20の係止手段は軸部44の上向凸部44bに突片51を放射状に設けたものとし、止め板32の孔47に突片51が嵌合する溝52を形成し、その溝52を嵌合することで回転しないようにしてある。
図6に示すように、上リング40、下リング41を幅広くして翼42の上面、下面を塞ぐようにし、前記円形容器31を上下反転した形状とし、その円形容器31をファン20の側面20aに接して取付けても良い。
図5においては、ファン20の係止手段は孔53で、円形容器31の天面板31b(この場合には底面板となります)に突起54を設け、この突起54を孔53に嵌合して回転しないように係止するようにしてある。
図示は省略するが、ファン20を上リング40と下リング41との間に中間リングを有し、この中間リングのスポークに軸部44を有する形状としても良い。
このようなファン20とすれば、上リング40と中間リングの間に薬剤保持体3が嵌まる形状とすることが可能である。
また、薬剤保持体3は薬剤含浸シート30を2つの止め板で挟持するようにしたもの、円形容器31に薬剤含浸シート30を接着して取付けたもの等でも良い。
また、薬剤含浸シート30は円板状部と筒状部を有する形状で、その筒状部がファン20の周面20bに嵌まり合うようにしても良い。
前述の実施形態で説明した通り、薬剤保持体3をファン20に嵌着した使用時において、少なくともファン20の吸込み側(側面20a)の翼42の面が塞がれた状態であることが好ましい。更に好ましくは、翼42の上下面が塞がれた状態である。この塞がれた状態にすることで、ファン20内の内周から外周に向けて気流の通過が促進され、薬剤保持体3中の薬剤を気流と共に効率よく大気中に放出することができる。
また、塞がれた状態にする手段としては、ファン20のリングの利用による形成、又は薬剤保持体3の円形容器31の利用による形成、或いはファン20のリング及び薬剤保持体3の円形容器31などの両方を利用し形成、などが例示される。
また、ファン20に薬剤保持体3を着脱自在で回転しないように取付けるには、ファン20では、ファン20を構成するリングや軸部やスポーク、薬剤保持体3では、形状を支える固定部などに係止手段を備える。係止手段は、既存の手段を用いることができ、例えば、両者に凹凸を設け嵌め込む、突起及び凹みを設け挿し込む、段差を設け入れ込む、寸法差を設け被せる、ネジ式とし回転止め、などが挙げられる。
本発明に用いる薬剤保持体3に保持する薬剤としては、送風で揮散する害虫防除剤(殺虫剤、忌避剤、昆虫成長制御剤、殺ダニ剤、防虫性精油など)、芳香剤、消臭剤、除菌剤、害獣忌避剤なとが挙げられる。
代表的薬剤として、害虫防除剤は安全性が高いピレスロイド系化合物が好適であり、例えば、メトフルトリン、トランスフルトリン、エムペントリン、テラレスリンなどが例示でき、これらの単独、又は組合わせて使用される。これらの中でも、特に殺虫活性の高いメトフルトリン、トランスフルトリンが少量の使用量でよく、薄いシートには最適である。
その添加原液をシート材に滴下塗布、刷け塗り、浸漬塗布、噴霧塗布、印刷塗布又はシート材の材料に混合して成型し、薬剤含浸シートを得る。
本発明に用いる薬剤を保持するシート材としては、天然繊維、化学繊維、不織布(天然繊維、化学繊維、炭素繊維など)、樹脂ネット(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなど)、布綿(織物、編物など)、抄紙(パルプ、リンター、合成紙など)などが例示できる。これらの中でも、通気性や保有性に優れた不織布が好ましい。不織布の目付けは、10〜100g/m、より好ましくは20〜50g/mである。
また、シートに薬剤を保持する際、薬剤を徐放化する揮散調整剤(ワセリン類、グリコール類、など)、溶解剤(パラフィン類、多価アルコール類、など)、酸化防止剤(BHT、BHA、など)、紫外線吸収剤、インジケータ機能剤(色変色素、など)などを必要に応じて使用する。
シート30を固定する材料としては、樹脂類(ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、薬剤含浸ポリエチレン、ポリアセタール、ナイロン、アクリル、ABS、ASなど)、合成紙、金属類、などが例示できる。又、これらによる固定する形状は、シート形状を保ち、気流がシートの略全面を通過する開口部を有していればよく、輪形、網形、放射形などが例示でき、これに係止手段を備えた形状とする。
また、薬剤含浸シート30を固定する手段としては、そのシートを挟んだ状態で上下面を固定する。又は上下のいずれか片面にシートを接着し固定する。また、シートの周側端などを樹脂等で固化することもできる。
更に、ファン20への負担を軽減することを考慮すると、その厚みは、2〜10mm、好ましくは、2〜7mmである。
本発明に用いるファン20としては、シロッコファン、ラジアルファン、ターボファン等が挙げられる。その回転数は、500〜4000rpm、好ましくは、700〜3000rpmである。また、翼は、弧状或いは彎曲した形状が好ましい。また、シロッコファン、ラジアルファンとしては、翼枚数が10〜50枚のものがよい。
本発明において、モータ21の電源としては、アルカリ単5電池、アルカリ単4電池、アルカリ単3電池、アルカリ単2電池、アルカリ単1電池、マンガン単5電池、マンガン単4電池、マンガン単3電池、マンガン単2電池、マンガン単1電池、角電池、リチウム電池、リチウムボタン電池等の電池を単一、もしくは複数組み合わせて用いることが例示される。
前述の装置本体1の形態において、電池4を収容する第2収容室13を送風機2の裏側に設けることができる。又は、装置本体1内ではなく蓋11内に設けることもでき、閉じることで通電するようにしてもよい。
前述の開閉する蓋11の形態において、開閉手段はスナップ式の係合形式に限定されず、ヒンジ形式、嵌め込み形式、回転形式、スライド形式など既存手段を採用してもよい。また、蓋11の被覆面は、電池4を収容する第2収納室13を閉鎖した形態とし、送風機2を収容する第1収容部12だけを被覆する形態にすることもできる。
使用場面における使用方法は、設置面に置いて使うことは勿論であるが、携帯型としては、被対象物に取り付ける手段、例えば、吊り治具、ベルトクリップやストラップを通すためのフック、穴、バンドを通し、人体やペットなどに装着するバンド通し穴などを装置本体1に備えることが好ましい。
ファン式薬剤放散装置の断面図である。 ファンと薬剤保持体の分解斜視図である。 第2の実施の形態を示すファン式薬剤放散装置の断面図である。 ファンと薬剤保持体の第2の実施の形態を示す断面図である。 ファンと薬剤保持体の第3の実施の形態を示す断面図である。 ファンと薬剤保持体の第4の実施の形態を示す断面図である。
符号の説明
1…装置本体、2…送風機、3…薬剤保持体、10…本体、11…蓋、12…第1収容室、14…第1通気口、15…第2通気口、20…ファン、20a…側面、20b…周面、30…薬剤含浸シート、40…上リング、41…下リング、42…翼、45…突起(係止手段)、46…切欠凹部(係合部)。

Claims (4)

  1. 装置本体1内に送風機2と薬剤保持体3を設け、この送風機2のファン20を回転することで薬剤保持体3に空気を流通して薬剤を大気に放散するファン式薬剤放散装置において、
    前記装置本体1は、本体10と蓋11で送風機2と薬剤保持体3を収容する収容室を有し、この収容室を大気に開口する第1通気口14、第2通気口15を有する形状で、
    前記ファン20は、軸方向の側面20aから空気を吸い込んで周面20bに吐出する遠心式のファンで、
    前記薬剤保持体3は、通気性の薬剤含浸シート30を固定部で保持したもので、
    この薬剤保持体3を、前記ファン20の側面20aに着脱自在で、かつファン20とともに回転するように取付けたことを特徴とするファン式薬剤放散装置。
  2. ファン20の側面20a部分と薬剤保持体3とに亘って、相互に係脱自在な係止手段と係止部を設け、この係止手段と係止部を係止することで薬剤保持体3がファン20の側面20aに回転しないように取付けられるようにした請求項1記載のファン式薬剤放散装置。
  3. ファン20は上リング40と下リング41に複数の翼42を取付けた遠心式のファンで、その上リング40に薬剤保持体3が取付けられ、
    前記各翼42の上リング40側の上面が、前記薬剤保持体3又は上リング40で閉塞されている請求項1記載のファン式薬剤放散装置。
  4. 薬剤含浸シート30は、不織布に薬剤を含浸したものである請求項1又は2又は3記載のファン式薬剤放散装置。
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