JP2005236167A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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浩 松山
Aki Sugawara
亜季 菅原
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Abstract

【課題】 PIN構造を有する回路内蔵受光素子において、アウトディフュージョンによるP拡散層の形成を解消し、高速応答、高感度特性を実現する。
【解決手段】 受光素子と、当該受光素子の出力電気信号を処理する集積回路が同一基板上に形成されてなる半導体装置である。受光素子は、P層2と、P層上に形成されるP型エピタキシャル成長層3と、P型エピタキシャル成長層3上に形成されたN型エピタキシャル成長層4と、N型エピタキシャル成長層4上に形成されるN拡散層5から構成されるPIN構造を有する。N拡散層5は、P型エピタキシャル成長層3にまで到達する深さで形成されている。
【選択図】 図1


Description

本発明は、受光素子とその出力電気信号を処理する集積回路が同一基板上に形成された半導体装置及びその製造方法に関するものであり、特に、高速応答、高感度特性を実現するための技術に関する。
例えば光ピックアップに用いられる受光素子においては、高速応答、高感度特性を得るためには、PIN構造を有する受光素子が有効であり、このPIN構造の受光素子と受光素子から出力される電気信号を処理する集積回路を同一基板に形成し、より一層の高速応答を実現した回路内蔵受光素子が提案されている(例えば、特許文献1等を参照)。
この回路内蔵受光素子では、例えば図6に示すように、P型基板101上に、P層102が形成され、さらにP型エピタキシャル成長層103、及びN型エピタキシャル成長層104が順次形成され、N型エピタキシャル成長層104に高濃度のN拡散を入れることでN拡散層105が形成され、いわゆるPIN構造の受光素子が構成されている。
また、受光素子から出力される電気信号を処理する集積回路としてバイポーラトランジスタが形成されている。バイポーラトランジスタのうち、npnトランジスタは、P型エピタキシャル成長層103に埋め込み形成されたN型埋め込み拡散層106と、この上に形成されたN型エピタキシャル成長層104を備え、さらにこのN型エピタキシャル成長層104に形成されたN型層109、P型ベース層108、N型エミッタ層107、及びこれらにそれぞれ電気的に接続されたコレクタ電極、ベース電極、エミッタ電極等を備えている。
pnpトランジスタは、P型エピタキシャル成長層103上に埋め込み拡散により形成されたN型埋め込み拡散層110と、N型埋め込み拡散層110上に形成されたP型埋め込み拡散層111と、P型埋め込み拡散層111上にエピタキシャル成長により形成されたN型エピタキシャル成長層104を備え、さらには、N型エピタキシャル成長層104に形成されたP型層115、N型層114及びP型エミッタ層113、これらにそれぞれ電気的に接続されたコレクタ電極、ベース電極、エミッタ電極等を備えている。
特開2001−135808号公報
ところで、このPIN構造の受光素子においては、照射された光の多くを空乏層で吸収するため、なるべく空乏層を広げる必要があり、そのために低濃度領域(I層)を形成する必要がある。この構造は、例えばP基板上に高濃度P拡散層(P層)、低濃度PEPI層(I層:Pエピタキシャル成長層)を形成し、その後、通常のバイポーラプロセス(npnトランジスタ及びpnpトランジスタ)を形成することにより得られる。出来上がりの断面構造は、図6に示す通りである。
しかしながら、前述の構造の回路内蔵受光素子の場合、標準プロセス形成時にPエピタキシャル成長層103に対して例えばpnpトランジスタのP型埋め込み拡散層111形成のためのP拡散を行う必要があるが、その後のN型エピタキシャル成長層104形成時に、アウトディフュージョン効果によりN型エピタキシャル成長層104とPエピタキシャル成長層103の間にP拡散層が形成されてしまうという問題がある。
PIN構造の受光素子において、I層に相当する部分にP拡散層が形成されると、空乏層が広がるのを妨げ、応答性や感度特性に悪影響を及ぼすという問題が生ずる。図7に、前記P拡散層が形成された場合のPIN構造受光素子における濃度プロファイルを示す。PNジャンクション位置にアウトディフュージョンによるP拡散層が形成され、空乏層が広がらない構造となっている。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、アウトディフュージョンによるP拡散層の形成を解消し、高速応答、高感度特性を有する半導体装置を提供することを目的とし、さらには、その製造方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る半導体装置は、受光素子と、当該受光素子の出力電気信号を処理する集積回路が同一基板上に形成されてなる半導体装置であって、前記受光素子は、P層と、P層上に形成されるP型エピタキシャル成長層と、前記P型エピタキシャル成長層上に形成されたN型エピタキシャル成長層と、前記N型エピタキシャル成長層上に形成されるN拡散層から構成されるPIN構造を有し、前記N拡散層は、前記P型エピタキシャル成長層まで到達するように形成されていることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、受光素子と、当該受光素子の出力電気信号を処理する集積回路を同一基板上に形成する半導体装置の製造方法であって、P型基板上にP層、P型エピタキシャル成長層、及びN型エピタキシャル成長層を順次形成し、前記N型エピタキシャル成長層に高濃度のN拡散を入れることでN拡散層をP型エピタキシャル成長層まで到達するように形成することを特徴とする。
n領域(N型エピタキシャル成長層)に高濃度のN拡散を入れることで、PNジャンクション位置において、アウトディフュージョンによるP拡散層の形成が解消され、空乏層が深い位置まで広がる。その結果、高速応答、高感度特性が実現される。
本発明によれば、PIN構造を有する受光素子とその出力電気信号を処理する集積回路とが同一基板上に形成された半導体装置において、アウトディフュージョンによるP拡散層の形成を解消することができ、高速応答、高感度特性を有する半導体装置を提供することが可能である。
以下、本発明を適用した半導体装置及びその製造方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の半導体装置は、例えば光ピックアップに用いられるものであり、PIN構造の受光素子と、当該受光素子から出力される電気信号を処理する集積回路が同一基板に形成されてなるものである。
そして、受光素子部分においては、図1に示すように、P型基板1上に、P層2が形成され、さらにP型エピタキシャル成長層3、及びN型エピタキシャル成長層4が順次形成され、N型エピタキシャル成長層4に高濃度のN拡散を入れることでN拡散層5が形成され、いわゆるPIN構造の受光素子が構成されている。
また、P型基板1上には、受光素子から出力される電気信号を処理する集積回路としてnpnトランジスタ及びpnpトランジスタが形成されている。
npnトランジスタは、P型エピタキシャル成長層3上に埋め込み形成されたN型埋め込み拡散層6と、この上に形成されたN型エピタキシャル成長層4を備え、さらにこのN型エピタキシャル成長層4に形成されたN型層9、P型ベース層8、N型エミッタ層7、及びこれらにそれぞれ電気的に接続されたコレクタ電極、ベース電極、エミッタ電極等を備えている。
pnpトランジスタは、P型エピタキシャル成長層3上に埋め込み拡散により形成されたN型埋め込み拡散層10と、N型埋め込み拡散層10上に形成されたP型埋め込み拡散層11と、P型埋め込み拡散層11上にエピタキシャル成長により形成されたN型エピタキシャル成長層4を備え、さらには、N型エピタキシャル成長層4に形成されたP型層15、N型層14及びP型エミッタ層13、及びこれらにそれぞれ電気的に接続されたコレクタ電極、ベース電極、エミッタ電極等を備えている。
本発明では、前記受光素子部分において、N型エピタキシャル成長層4に高濃度のN拡散を入れることで形成されるN拡散層5が、P型エピタキシャル成長層3にまで到達する深さで形成されている。その結果、PNジャンクション位置において、アウトディフュージョンによるP拡散層の形成が解消され、空乏層が深い位置まで広がり、高速応答、高感度特性が実現されている。
このような構造の半導体装置は、次のようにして製造される。先ず、従来の半導体装置と同様、P型基板1上に、P層2を形成し、さらにP型エピタキシャル成長層3を形成する。次いで、npnトランジスタ及びpnpトランジスタに対応して、N型埋め込み拡散層6,10を形成し、さらにpnpトランジスタのP型埋め込み拡散層11を形成する。さらに、この上にN型エピタキシャル成長層4を形成するが、このときP型エピタキシャル成長層3とN型エピタキシャル成長層4の界面にアウトディフュージョンによるP拡散層が形成される。
そこで、本発明では、N型エピタキシャル成長層4に高濃度のN拡散を入れ、N拡散層5を、P型エピタキシャル成長層3にまで到達する深さで形成する。図2は、N拡散層5をP型エピタキシャル成長層3まで到達する深さで形成した場合のPIN受光素子の濃度プロファイルを示すものである。
拡散層5をP型エピタキシャル成長層3まで到達する深さまで形成することで、P型エピタキシャル成長層3とN型エピタキシャル成長層4の界面にアウトディフュージョンにより形成されたP拡散層が打ち消され、P型エピタキシャル成長層3がI領域(空乏層)として深い位置まで広がっている。
前述の構造の半導体装置において、受光素子部分に形成されるN拡散層5を複数に分割形成することも可能である。図3及び図4は、N拡散層5を面内方向において4分割した例を示すものである。図5は、N拡散層5を4分割した場合の等価回路を示すものであり、4つの受光ダイオード20が並列形成された形になる。
以上のようなPIN受光素子の高速化、高感度化により、例えばDVDROM光ピックアップ用の回路内蔵受光素子(PDIC)のような、高速応答及び低ノイズが要求される製品に対応することができ、その利用価値は極めて大きい。
本発明を適用した半導体装置(PDIC)の構造を示す断面図である。 受光素子部分の濃度プロファイルを示す図である。 拡散層を4分割形成した半導体装置(PDIC)の構造を示す断面図である。 拡散層を4分割形成した半導体装置(PDIC)の構造を示す平面図である。 拡散層を4分割形成した半導体装置(PDIC)の等価回路を示す図である。 従来の半導体装置(PDIC)の構造を示す断面図である。 従来の半導体装置における受光素子部分の濃度プロファイルを示す図である。
符号の説明
1 P型基板、2 P層、3 P型エピタキシャル成長層、4 N型エピタキシャル成長層、5 N拡散層

Claims (5)

  1. 受光素子と、当該受光素子の出力電気信号を処理する集積回路が同一基板上に形成されてなる半導体装置であって、
    前記受光素子は、P層と、P層上に形成されるP型エピタキシャル成長層と、前記P型エピタキシャル成長層上に形成されたN型エピタキシャル成長層と、前記N型エピタキシャル成長層上に形成されるN拡散層から構成されるPIN構造を有し、
    前記N拡散層は、前記P型エピタキシャル成長層まで到達するように形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記集積回路は、npnトランジスタ及びpnpトランジスタにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記N拡散層は、面内方向において複数に分割形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 受光素子と、当該受光素子の出力電気信号を処理する集積回路を同一基板上に形成する半導体装置の製造方法であって、
    P型基板上にP層、P型エピタキシャル成長層、及びN型エピタキシャル成長層を順次形成し、前記N型エピタキシャル成長層に高濃度のN拡散を入れることでN拡散層をP型エピタキシャル成長層まで到達するように形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記P型エピタキシャル成長層を形成した後、前記集積回路形成のためのP拡散を行い、前記N型エピタキシャル成長層を形成することを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
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