JP2005233041A - 液化ガスの燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡易な構成で補助燃料タンク内の圧力が調整され、もって主燃料タンクへの給油を良好な状態で行うことができる液化ガスの燃料供給装置を提供する。
【解決手段】液化ガスの燃料供給装置1は、主燃料タンク2と、主燃料タンク2と燃料の給油口12とを接続する給油管13と、主燃料タンク2内の気相燃料の通過を禁止・許可する開閉弁16が設けられた第3燃料通路R3を介して主燃料タンク2に接続された補助燃料タンク15とを備える。補助燃料タンク15は給油管13に第4燃料通路R4を介して接続されており、給油管13にあって第4燃料通路R4が接続される部分の管内形状は絞り形状とされており、絞り部13aが形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液化石油ガス等の液化ガス燃料をエンジンに供給する液化ガスの燃料供給装置に関する。
液化石油ガス(LPG)等の液化ガス燃料をエンジンに供給する液化ガスの燃料供給装置においては、燃料タンク内に液相燃料と気相燃料とが存在している。このLPGは沸点が低いため、燃料タンク内の燃料温度が上昇すると液相燃料の気化や気相燃料の蒸気圧上昇等が起きやすい。そのため、このような温度上昇時には燃料タンク内の圧力が高くなりやすい傾向にある。
このように燃料タンク内の圧力が高くなり、その圧力が給油時における燃料の供給圧力よりも高くなると燃料補給が困難になる。そこで、燃料が補給される主燃料タンク内とは別に補助燃料タンクを設ける。そして、主燃料タンク内の圧力が過度に高くなっているときには、同主燃料タンク内の気相燃料が補助燃料タンクに導入されるようにすることで、主燃料タンク内の圧力は給油時に適した圧力にまで減圧され、もって主燃料タンクへの給油を良好な状態で行うことができるようになる。
ここで、補助燃料タンク内の圧力は気相燃料が導入されると高くなるため、次回の主燃料タンク内の減圧を行うためには、補助燃料タンク内を減圧しておく必要がある。
そこで、図2に示すように、特許文献1に記載の燃料供給装置では以下のようにして補助燃料タンク内の圧力を減圧するようにしている。
この図2に示す液化ガスの燃料供給装置30においては、主燃料タンク31に補助燃料タンク32が接続されている。補助燃料タンク32の燃料供給通路には第1電磁弁33が、主燃料タンク31と補助燃料タンク32との間の接続通路には第2電磁弁34が、主燃料タンク31の燃料供給通路には第3電磁弁35がそれぞれ設けられている。この装置では、主燃料タンク31内の圧力が所定値以上であれば第2電磁弁34が開弁されて主燃料タンク31の気相燃料が補助燃料タンク32に送出され、補助燃料タンク32内の圧力が所定値以上となれば第2電磁弁34が閉弁されて主燃料タンク31からの気相燃料の供給は停止される。こうして主燃料タンク31内の気相燃料が補助燃料タンク32内に貯留される。そして、エンジンへの燃料供給開始時には、先ず、第1電磁弁33を開弁するとともに第3電磁弁35を閉弁し、補助燃料タンク32内の燃料を優先的に内燃機関に供給するようにしている。このような燃料供給装置によれば、第2電磁弁34の開弁により主燃料タンク31内の圧力は調整される。また、第2電磁弁34が開弁されると補助燃料タンク32内の圧力は高くなるが、第1電磁弁33の開弁、第2電磁弁34の閉弁、及び第3電磁弁35の閉弁により、同補助燃料タンク32内の気相燃料は内燃機関に供給され、補助燃料タンク32内は減圧される。
なお、本発明にかかる先行技術文献としては特許文献1の他、以下に示す特許文献2〜特許文献4が挙げられる。
特開平7−83118号公報 特開平8−189424号公報 特開2002−206464号公報 特開2003−20999号公報
ところで、上記従来の燃料供給装置30では、補助燃料タンク32内の減圧を行うために、第1電磁弁33〜第3電磁弁35をそれぞれ操作する必要があり、そのための制御や構造が複雑になってしまうといった問題がある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、より簡易な構成で補助燃料タンク内の圧力が減圧され、もって主燃料タンクへの給油を良好な状態で行うことができる液化ガスの燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、該主燃料タンクと燃料の給油口とを接続する給油管と、前記主燃料タンク内の気相燃料の通過を禁止・許可する開閉弁が設けられた気相燃料通路を介して、同主燃料タンクに接続された補助燃料タンクと、を備えた液化ガスの燃料供給装置において、前記補助燃料タンクは前記給油管に接続通路を介して接続され、同給油管にあって前記接続通路が接続される部分の管内形状は絞り形状とされていることを要旨とする。
上記構成では、気相燃料通路に設けられた開閉弁を開弁状態にすることで、主燃料タンク内の気相燃料が補助燃料タンク内に導入され、もって主燃料タンク内の圧力を下げることができる。このため、主燃料タンク内の圧力が上昇し、給油口からの燃料の供給が困難になった場合でも、主燃料タンクへの給油を良好な状態で行うことができるようになる。また、補助燃料タンクは接続通路を介して給油管に接続されており、この給油管にあって接続通路が接続される部分の管内形状は絞り形状とされている。そのため、給油口から燃料が供給されて給油管に燃料が流れると、この絞り形状部分に負圧が発生して補助燃料タンクの気相燃料は給油管に導入され、同補助燃料タンク内の圧力を減圧することができる。従って上記構成によれば、より簡易な構成で補助燃料タンク内の圧力を減圧することができ、もって主燃料タンクへの給油を良好な状態で行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液化ガスの燃料供給装置において、前記接続通路に、前記補助燃料タンクから前記給油管への流体の流通のみを許容する逆止弁を設けたことを要旨とする。
上記構成によれば、補助燃料タンク内の圧力よりも給油管の圧力の方が高くなった場合に、給油管から補助燃料タンクに燃料が流入することを抑制することができる。また、給油によって減圧される補助燃料タンク内の圧力を維持することもできる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の液化ガスの燃料供給装置において、前記主燃料タンク内には、貯蔵されている液相燃料をインジェクタに圧送する燃料ポンプが設けられていることを要旨とする。
上記構成によれば、燃料ポンプによって主燃料タンク内の燃料が液相状態のままインジェクタに送油されるため、インジェクタの燃料噴射量を好適に調量することができる。ここで、主燃料タンク内に燃料ポンプが設けられる場合には、その作動によって主燃料タンク内の温度は上昇しやすくなり、同タンク内の圧力も上昇しやすくなるが、同構成によれば、このような燃料ポンプの配設に起因して生じやすくなる上記弊害も好適に抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の液化ガスの燃料供給装置において、前記主燃料タンクは燃料分配管に接続されており、前記燃料分配管に供給された液相燃料の余剰分を前記燃料タンクに戻すためのリターン通路を備えたことを要旨とする。
上記構成によれば、燃料分配管に供給され加熱された燃料がリターン通路から主燃料タンクに戻ってくることで、主燃料タンク内の温度が上昇して同タンク内の圧力が上昇しやすくなる場合であっても、上記請求項1〜3のいずれかに記載の構成による効果が得られる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の液化ガスの燃料供給装置において、前記給油管に燃料の通過を禁止・許可する給油時開閉弁を備えたことを要旨とする。
上記構成によれば、給油管に燃料の通過を禁止・許可する給油時開閉弁を備えたため、主燃料タンク内の圧力が給油燃料の供給圧力よりも高い場合は、この給油時開閉弁を閉弁状態とすることで、給油を制限することができる。
本発明を具体化した実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施の形態では、液化石油ガス(LPG)をエンジン6に供給する燃料供給装置を想定している。
図1(a)に示すように、液化石油ガス(LPG)の燃料供給装置1は、主燃料タンク2と、主燃料タンク2とは別に設けられた補助燃料タンク15と、燃料ポンプ3により主燃料タンク2内の液相燃料が圧送される燃料分配管、すなわちデリバリパイプ4等を備えている。
主燃料タンク2は燃料を密閉状態で貯留している。主燃料タンク2は、その内部に液相燃料と気相燃料とが存在しており、これら燃料は飽和状態で貯留されている。また、主燃料タンク2内の底面には電動式の燃料ポンプ3が設けられている。この燃料ポンプ3の吐出口は第1燃料通路R1を介してデリバリパイプ4に接続されている。
このデリバリパイプ4には、エンジン6に燃料を噴射供給する複数のインジェクタ5が設けられている。なお、エンジン6の運転中、基本的には燃料ポンプ3に駆動電圧が印加されることにより、デリバリパイプ4内の燃料は液相状態に維持されている。
上記第1燃料通路R1には、燃料ポンプ3側から順に、燃料コック7、フィルタ8、タンク遮断弁9、及びデリバリ遮断弁10と設けられている。
燃料コック7は、手動操作によって開閉される弁であり、主燃料タンク2等のメンテナンス時などには閉弁状態とされるものの、基本的には開弁状態とされている。フィルタ8は、燃料内の異物を除去するために設けられている。タンク遮断弁9は、主燃料タンク2から第1燃料通路R1への燃料供給を遮断する。デリバリ遮断弁10は、第1燃料通路R1からデリバリパイプ4への燃料供給を遮断する。これらタンク遮断弁9、及びデリバリ遮断弁10は、別途設けられる制御装置によってその開閉駆動が制御され、基本的に機関停止時には閉弁状態とされる。これにより、機関停止中における第1燃料通路R1内の圧力低下が抑制され、もって同通路内での気泡の発生が抑制される。
また、デリバリパイプ4と主燃料タンク2の上部とは燃料リターン通路としての第2燃料通路R2により接続されており、この第2燃料通路R2を介してデリバリパイプ4に供給された液相燃料の余剰分が主燃料タンク2内に戻される。また、第2燃料通路R2には、プレッシャレギュレータ11が設けられている。
プレッシャレギュレータ11は、デリバリパイプ4内の圧力が規定圧力以上となったときに開弁して、デリバリパイプ4内の燃料を主燃料タンク2へ還流する。
一方、主燃料タンク2の底部2aには、給油時の燃料通路である給油管13の一端が接続されており、この給油管13の他端には給油口12が設けられている。給油口12は、給油装置である給油ディスペンサのノズルDsが継合可能に、例えばカプラ接続可能に形成されている。給油口12には、給油キャップ12aが取付けられており、給油の際には燃料リッド12bを開けて給油キャップ12aを外すことで、ノズルDsが継合可能となる。また、給油管13には、燃料の通過を禁止・許可する給油時開閉弁14が設けられている。この給油時開閉弁14は手動操作によって開閉される弁であり、基本的には給油時のみ開弁状態とされる。なお、主燃料タンク2内の圧力が給油燃料の供給圧力よりも高い場合には、この給油時開閉弁14を閉弁状態とすることで給油は制限され、給油ディスペンサへの燃料の逆流等が抑制される。
また、主燃料タンク2の上部2bには、気相燃料通路としての第3燃料通路R3の一端が接続され、該第3燃料通路R3の他端は補助燃料タンク15に接続されている。この第3燃料通路R3と主燃料タンク2との接続部分には、主燃料タンク2内の気相燃料の通過を禁止・許可する開閉弁16が設けられている。この開閉弁16は手動操作によって開閉される弁である。
そして、補助燃料タンク15は接続通路としての第4燃料通路R4を介して前記給油管13に接続されている。第4燃料通路R4には、補助燃料タンク15から給油管13への流体の流通のみを許容する逆止弁17が設けられている。
図1(b)は、給油管13にあって第4燃料通路R4が接続される接続部分(図1(a)に破線Aにて囲まれる部分)の拡大図を示している。この図1(b)に示すように、給油管13にあって第4燃料通路R4が接続される部分の管内形状は絞り形状とされており、絞り部13aが形成されている。すなわちこの部分はベンチュリ部となっている。
このように構成された上記液化ガスの燃料供給装置1では、燃料ポンプ3により圧送された燃料は第1燃料通路R1を介してデリバリパイプ4内へ供給され、デリバリパイプ4内へ供給された燃料はインジェクタ5の開弁時間に応じてエンジン6に噴射供給される。このとき、主燃料タンク2内の燃料は燃料ポンプ3によって圧送されるために液相状態のままインジェクタ5に送油される。そのため、インジェクタ5の燃料噴射量を好適に調量することができる。一方、デリバリパイプ4内の圧力が規定圧力以上となったときには、デリバリパイプ4内の余剰燃料は第2燃料通路R2を介して主燃料タンク2へと還流される。
ところで、主燃料タンク2への給油時には、給油口12において燃料リッド12bの開放後、作業者を通じて給油キャップ12aが取り外されてからノズルDsが接続され、給油が開始される。その際、主燃料タンク2内の圧力は、ノズルDsの吐出圧、すなわち給油時における燃料の供給圧力よりも低いことが要求される。
しかしながら、エンジン6が長時間運転されると、主燃料タンク2に配設された燃料ポンプ3の作動により、主燃料タンク2内の液相燃料の温度が上昇してしまう。また、主燃料タンク2には第2燃料通路R2から、デリバリパイプ4における余剰燃料が還流されてくるが、この還流燃料は機関熱によって昇温されているため、これによっても主燃料タンク2内の温度は上昇してしまう。そして、このような主燃料タンク2内の温度上昇に伴い、主燃料タンク2内の圧力も上昇し、その圧力がノズルDsの吐出圧よりも高くなってしまうと燃料補給が困難になってしまう。
この点、上記燃料供給装置1では、次のようにして主燃料タンク2への給油を良好な状態で行うことができる。
すなわち、主燃料タンク2内の圧力がノズルDsの吐出圧よりも高くなっているときには、第3燃料通路R3に設けられた開閉弁16を開弁状態にし、主燃料タンク2内の気相燃料を補助燃料タンク15に導入する。この気相燃料の流出により、主燃料タンク2内の圧力は減圧される。また、主燃料タンク2内が減圧されることにより液相燃料の気化が促進され、このときの気化潜熱によって同主燃料タンク2内の温度は低下する。そのため、これによっても主燃料タンク2内の減圧が促される。こうして、主燃料タンク2内の圧力は上記吐出圧よりも低くなって給油時に適した圧力にまで減圧され、同主燃料タンク2への給油を良好な状態で行うための準備がなされる。そして減圧完了後、開閉弁16を閉弁状態にするとともに給油時開閉弁14を開弁状態とすることにより給油が可能となる。
ここで、補助燃料タンク15内の圧力は気相燃料が導入されると高くなるため、次回の主燃料タンク2内の減圧を行うためには、補助燃料タンク15内を減圧しておく必要がある。この点上記燃料供給装置1では、給油を行うことで自ずと補助燃料タンク15内の減圧がなされる。
すなわち、給油管13にあって上記第4燃料通路R4が接続された接続部分には絞り部13aが形成されており、いわゆるベンチュリ部となっている。従って、給油時において給油管13内に燃料が流入すると、この絞り部13aに負圧が発生し、補助燃料タンク15内の気相燃料が給油管13に向けて吸引されるため、補助燃料タンク15内の減圧が自ずと行われる。
なお、第4燃料通路R4には上記逆止弁17が設けられているため、給油によって減圧された補助燃料タンク15内の圧力は維持される。また、補助燃料タンク15内の圧力よりも給油管13側の圧力の方が高くなった場合でも、この逆止弁17によって、給油管13から補助燃料タンク15への燃料の流入は抑制される。
このように本実施形態によれば、従来のものと比較して、より簡易な構成で補助燃料タンク15内の圧力が減圧され、もって主燃料タンク2への給油を良好な状態で行うことができるようになる。
上記したように、本実施形態によれば以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、第3燃料通路R3に設けられた開閉弁16を開弁状態にすることで、主燃料タンク2内の気相燃料が補助燃料タンク15内に導入され、もって主燃料タンク2内の圧力を下げることができる。このため、主燃料タンク2内の圧力が上昇し、給油口12からの燃料の供給が困難になった場合でも、主燃料タンク2への給油を良好な状態で行うことができるようになる。
また、補助燃料タンク15は第4燃料通路R4を介して給油管13に接続されており、この給油管13にあって第4燃料通路R4が接続される部分の管内形状を絞り形状とするようにしている。そのため、給油口12から燃料が供給されて給油管13に燃料が流れると、この絞り形状部分に負圧が発生して補助燃料タンク15の気相燃料は給油管13に導入され、同補助燃料タンク15内の圧力を減圧することができる。従ってより簡易な構成で補助燃料タンク15内の圧力を減圧することができ、もって主燃料タンク2への給油を良好な状態で行うことができる。
(2)上記第4燃料通路R4に補助燃料タンク15から給油管13への流体の流通のみを許容する逆止弁17を設けるようにしている。そのため、補助燃料タンク15内の圧力よりも給油管13の圧力の方が高くなった場合に、給油管13から補助燃料タンク15に燃料が流入することを抑制することができる。また、給油によって減圧される補助燃料タンク15内の圧力を維持することもできる。
(3)主燃料タンク2内に燃料ポンプ3を設けるようにしている。そのため、主燃料タンク2内の燃料が液相状態のままインジェクタ5に送油され、インジェクタ5の燃料噴射量を好適に調量することができる。ここで、主燃料タンク2内に燃料ポンプ3を設ける場合には、その作動によって主燃料タンク2内の温度は上昇しやすくなり、同主燃料タンク2内の圧力も上昇しやすくなるが、本実施形態によれば、このような燃料ポンプ3の配設に起因して生じやすくなる上記弊害も好適に抑制することができる。
(4)デリバリパイプ4に供給された液相燃料の余剰分を主燃料タンク2に戻すための第2燃料通路R2を設けるようにしているため、主燃料タンク内の温度が上昇して同タンク内の圧力が上昇しやすくなるが、このような場合であっても、上記(1)〜(3)に記載の効果が得られる。
(5)給油管13に燃料の通過を禁止・許可する給油時開閉弁14を備えるようにしている。そのため、主燃料タンク2内の圧力が給油燃料の供給圧力よりも高い場合は、この給油時開閉弁14を閉弁状態とすることで、給油を制限することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・燃料ポンプ3は電動式のポンプに限られるものではなく、この他の燃料ポンプ、例えば油圧式の燃料ポンプ等であっても本発明は同様に適用することができる。
・燃料ポンプ3を備えていない燃料供給装置であっても、例えば外気温等の影響を受けて主燃料タンク2内の圧力は上昇することがある。このように燃料ポンプを備えていない燃料供給装置にも本発明にかかる燃料供給装置は適用することができる。
・上記実施形態では、デリバリパイプ4からインジェクタ5に供給された液相燃料の余剰分が、第2燃料通路R2を通じて主燃料タンク2に戻される構成としたが、デリバリパイプ4の余剰燃料が主燃料タンク2に戻されない構成としてもよい。たとえば、リターン通路としての第2燃料通路R2が設けられていない構成としてもよい。
・上記実施形態では、主燃料タンク2内の圧力に基づいて各種弁を開閉するようにしたが、例えば、主燃料タンク2内の温度に基づいて各種弁を開閉するようにしてもよい。又は、給油時開閉弁14を省略した構成としてもよい。
・上記実施形態では給油時開閉弁14及び開閉弁16を手動にて操作される弁としたが、これら各弁の開閉を制御装置等を用いて制御するようにしてもよい。
本発明にかかる液化ガスの燃料供給装置を具体化した一実施形態を説明する(a)は全体構成図、(b)はこの全体構造図におけるA部の部分拡大図。 従来の液化ガスの燃料供給装置を説明する模式図。
符号の説明
1…燃料供給装置、2…主燃料タンク、3…燃料ポンプ、4…デリバリパイプ(燃料分配管)、5…インジェクタ、6…エンジン、12…給油口、13…給油管、13a…絞り部、14…給油時開閉弁、15…補助燃料タンク、16…開閉弁、17…逆止弁、R2…第2燃料通路(リターン通路)、R3…第3燃料通路(気相燃料通路)、R4…第4燃料通路(接続通路)。

Claims (5)

  1. 主燃料タンクと、
    該主燃料タンクと燃料の給油口とを接続する給油管と、
    前記主燃料タンク内の気相燃料の通過を禁止・許可する開閉弁が設けられた気相燃料通路を介して、同主燃料タンクに接続された補助燃料タンクと、
    を備えた液化ガスの燃料供給装置において、
    前記補助燃料タンクは前記給油管に接続通路を介して接続され、同給油管にあって前記接続通路が接続される部分の管内形状は絞り形状とされている
    ことを特徴とする液化ガスの燃料供給装置。
  2. 前記接続通路に、前記補助燃料タンクから前記給油管への流体の流通のみを許容する逆止弁を設けた
    請求項1に記載の液化ガスの燃料供給装置。
  3. 前記主燃料タンク内には、貯蔵されている液相燃料をインジェクタに圧送する燃料ポンプが設けられている
    請求項1又は2に記載の液化ガスの燃料供給装置。
  4. 前記主燃料タンクは燃料分配管に接続されており、前記燃料分配管に供給された液相燃料の余剰分を前記燃料タンクに戻すためのリターン通路を備えた
    請求項1〜3のいずれかに記載の液化ガスの燃料供給装置。
  5. 前記給油管に燃料の通過を禁止・許可する給油時開閉弁を備えた
    請求項1〜4のいずれかに記載の液化ガスの燃料供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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