JP5416321B1 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

燃料供給装置は、サービスタンクと、循環経路部と、循環ポンプと、ミキサーと、を備える。サービスタンクは、メインタンクから供給される液体燃料を貯留するとともに、その貯留した液体燃料をバーナーに供給する。循環経路部は、サービスタンクに連通接続されている。循環ポンプは、サービスタンク内の液体燃料を循環経路部を通して循環させる。ミキサーは、循環経路部を循環する液体燃料にブラウンガスを混入する。

Description

本発明は、燃料供給装置に関する。
従来より、例えばボイラー装置のバーナーに供給する液体燃料に、いわゆるブラウンガス(酸水素ガス)を混ぜることが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−267260号公報
ところで、従来技術では、バーナーの先端部において、噴出される液体燃料の周囲から同時にブラウンガスを噴出することにより、液体燃料にブラウンガスを混ぜる構成となっている。そのため、液体燃料にブラウンガスを効率良く混ぜることができず、従って、燃焼効率を向上することができない。
そこで、液体燃料にブラウンガスを効率良く混ぜることができ、燃焼効率を向上することができる燃料供給装置を提供する。
本発明の燃料供給装置は、サービスタンクと、燃料供給経路と、第1分岐経路部および第2分岐経路部と、連結経路部と、循環経路部と、循環ポンプと、ミキサーと、を備える。サービスタンクは、メインタンクから供給される液体燃料を貯留するとともに、その貯留した液体燃料をバーナーに供給する。燃料供給経路は、メインタンクとバーナーとの間に設けられ、メインタンクから供給される液体燃料が流れる。第1分岐経路部は、燃料供給経路とサービスタンクとを連結する。第2分岐経路部は、燃料供給経路とサービスタンクとを連結する。連結経路部は、第1分岐経路部の途中部分と第2分岐経路部の途中部分とを連結する。循環経路部は、第1分岐経路部の一部と、第2分岐経路部の一部と、連結経路部とによって構成され、サービスタンクに連通接続されている。循環ポンプは、サービスタンク内の液体燃料を循環経路部を通して循環させる。ミキサーは、循環経路部を循環する液体燃料にブラウンガスを混入する。
この構成によれば、サービスタンク内の液体燃料にブラウンガスを効率良く混ぜることができる。そして、ブラウンガスが十分に混入した液体燃料をバーナーに供給することができ、燃料効率を向上することができる。
一実施形態に係る燃料供給装置の全体構成図であり、液体燃料補充モードを示す図 一実施形態に係る燃料供給装置の全体構成図であり、循環モードを示す図 一実施形態に係る燃料供給装置の全体構成図であり、第1圧力調整状態を示す図 一実施形態に係る燃料供給装置の全体構成図であり、第2圧力調整状態を示す図 一実施形態に係る燃料供給装置の全体構成図であり、第3圧力調整状態を示す図 変形実施形態に係る燃料供給装置の全体構成図であり、液体燃料補充モードおよび循環モードを組み合わせた補充/循環モードを示す図 変形実施形態に係るものであり、第2サービスタンクおよびその周辺部分を示す図
以下、燃料供給装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、燃料供給装置10は、燃料供給部11、ブラウンガス供給部12、圧力調整部13、制御部14を備える。燃料供給部11は、上流側から順に、メインタンク15、第1燃料供給経路16、非密閉型の第1サービスタンク17、第2燃料供給経路18、密閉型(ほぼ密閉型)の第2サービスタンク19を備える。第1燃料供給経路16には、上流側から順に、第1コック20、圧送ポンプ21、第2コック22が設けられている。メインタンク15内に貯留されている液体燃料は、第1コック20および第2コック22が開いた状態で圧送ポンプ21が駆動することにより、図1に破線矢印Aで示すように、第1サービスタンク17内に圧送される。この圧送ポンプ21の駆動は制御部14によって制御される。なお、液体燃料としては、例えば、A重油、C重油などの各種重油類、バイオオイルなど、種々の液体状の燃料が考えられる。また、第1コック20、第2コック22は基本的には常開されている。また、図では、便宜上、第1サービスタンク17は第2サービスタンク19よりも小さく示しているが、実際は、第1サービスタンク17は第2サービスタンク19よりも大きい。
第1サービスタンク17は、オーバーフロー管路部23、フロートスイッチ24を備える。メインタンク15から第1サービスタンク17内に過剰に液体燃料が供給された場合には、図1に破線矢印Bで示すように、その過剰な液体燃料がオーバーフロー管路部23から排出される。この第1サービスタンク17は、第2サービスタンク19よりも高い位置に配置されている。なお、メインタンク15から第1サービスタンク17内に過剰に液体燃料が供給された場合にはフロートスイッチ24がオンされ、そのオン信号が、図示しない信号線を介して制御部14に出力される。
第2燃料供給経路18には、上流側から順に、第3コック25、メーター26、第4コック27、第5コック28が設けられている。メーター26と第4コック27との間には、第2燃料供給経路18と第2サービスタンク19とを連結する第1分岐経路部29が設けられている。また、第4コック27と第5コック28との間には、第2燃料供給経路18と第2サービスタンク19とを連結する第2分岐経路部30が設けられている。メーター26は、第2燃料供給経路18を流れる液体燃料の流量を計測する。なお、このメーター26は、必要に応じて設ければよい。
第1分岐経路部29には、第2燃料供給経路18側に第6コック31aおよび電動弁31bが設けられ、第2サービスタンク19側に第7コック32が設けられている。また、第2分岐経路部30には、第2サービスタンク19側に第8コック33が設けられている。また、第1分岐経路部29および第2分岐経路部30は、その途中部分(中間部分)が連結経路部34を介して相互に連結されている。連結経路部34には、第1分岐経路部29側から第2分岐経路部30側に向かって順に、循環ポンプ35、ミキサー36、第9コック37が設けられている。ここで、第1分岐経路部29の一部(第7コック32を備える部分)と、第2分岐経路部30の一部(第8コック33を備える部分)と、連結経路部34とによって、第2サービスタンク19に連通接続された循環経路部38が構成されている。なお、電動弁31b、循環ポンプ35、ミキサー36などの駆動は制御部14によって制御される。また、第3コック25、第5コック28、第6コック31a、第7コック32、第8コック33は基本的には常開され、第4コック27は基本的には常閉されている。
ブラウンガス供給部12は、ブラウンガス発生装置39、および、当該ブラウンガス発生装置39とミキサー36とを連結するガス供給管路部40を備える。ブラウンガス発生装置39は、水を電気分解することにより、いわゆるブラウンガスを生成する。そして、ブラウンガス発生装置39は、生成したブラウンガスを、ガス供給管路部40を介してミキサー36に供給する。なお、ブラウンガスは、酸水素ガスとも称され、水を電気分解することにより得られる酸素と水素の混合ガスである。ブラウンガスの組成は、酸素:水素=1:2である。ブラウンガス発生装置39の駆動は制御部14によって制御される。
ガス供給管路部40には、上流側から順に、第10コック40aおよび圧力調整弁41が設けられている。なお、第10コック40aは基本的には常開されている。この圧力調整弁41は、ブラウンガス発生装置39からミキサー36に供給されるブラウンガスの圧力、換言すればブラウンガスの供給量を調整するものである。この圧力調整弁41の駆動は制御部14によって制御される。
図1に示す第1モード(以下、「液体燃料補充モード」と称する)においては、第3コック25、第6コック31a、第7コック32が開かれ、第4コック27が閉じられている。この状態で、電動弁31bが開かれると、第1サービスタンク17が第2サービスタンク19よりも高い位置に配置されているので、第1サービスタンク17内の液体燃料は、その自重(重力差)により、図1に破線矢印Cで示すように、第2燃料供給経路18の上流側(第4コック27よりも上流側)および第1分岐経路部29を通って第2サービスタンク19内に流れる。これにより、メインタンク15から供給される液体燃料が、第1サービスタンク17を経由して第2サービスタンク19に補充され、当該第2サービスタンク19内に貯留される。
図2に示す第2モード(以下、「循環モード」と称する)においては、第7コック32、第8コック33、第9コック37、第5コック28が開かれ、第4コック27が閉じられ、電動弁31bが閉じられている。この状態で、ボイラー装置42のバーナー43が点火されると、これに連動して、液体燃料にブラウンガスを混入するために必要な各構成要素、例えば循環ポンプ35、ミキサー36、および、ブラウンガス発生装置39などの駆動が開始される。これにより、第2サービスタンク19内の液体燃料が、図2に破線矢印Dで示すように、循環経路部38を通して循環されるようになる。
このとき、ミキサー36は、図2に破線矢印Eで示すようにブラウンガス発生装置39から供給されるブラウンガスを、循環経路部38を循環する液体燃料に加圧しながら混入する。これにより、第2サービスタンク19内の液体燃料および循環経路部38を循環する液体燃料に、1〜5ミクロンの微粒子状のブラウンガスが徐々に含まれるようになる。また、循環経路部38を循環する液体燃料の一部、つまりブラウンガスを含む液体燃料は、図2に破線矢印Fで示すように、第2分岐経路部30の一部(第8コック33を備えていない部分)および第2燃料供給経路18の一部(第4コック27よりも下流側であり、第5コック28を備える部分)を介してボイラー装置42のバーナー43に供給される。これにより、第2サービスタンク19に貯留された液体燃料(ブラウンガスが混入された液体燃料)が、循環経路部38を介してバーナー43に供給されるようになる。なお、バーナー43の駆動、即ち、点火および消化は、制御部14によって制御される。
この場合、ミキサー36は、液体燃料の循環開始当初においては多量のブラウンガスを混入し、その後、徐々にブラウンガスの混入量を減らしていく。即ち、ミキサー36は、循環開始当初においては、その最大能力の100パーセントの出力でブラウンガスを混入し、その後、ブラウンガスの混入量(混入出力)を、最大能力の50パーセントの出力、さらに、最大能力の30パーセントの出力へと徐々に減らしていく。
また、例えば10分ほどの所定時間ごとにバーナー43の点火および消化を繰り返すように設定した場合には、このバーナー43の点火に連動して駆動する循環ポンプ35、ミキサー36、および、ブラウンガス発生装置39なども所定時間ごとに駆動および停止を繰り返す。ここで、液体燃料にブラウンガスが混入した状態を維持できる時間は、10分ほどの時間である。そのため、このように、バーナー43の点火、つまり液体燃料の使用に連動して循環ポンプ35、ミキサー36、および、ブラウンガス発生装置39などを駆動することにより、ブラウンガスが混入した液体燃料を、必要時に適切なタイミングでバーナー43に供給することができる。
圧力調整部13は、第1圧力調整管路44、第2圧力調整管路45、第3圧力調整管路46、電磁弁47、安全弁48を備える。第1圧力調整管路44は、第2サービスタンク19と電磁弁47との間を連結している。第2圧力調整管路45は、電磁弁47とガス供給管路部40(圧力調整弁41よりも下流側であるミキサー36側の部分)との間を連結している。この第2圧力調整管路45には第11コック49が設けられている。この第11コック49は基本的には常開されている。第3圧力調整管路46は、電磁弁47と安全弁48との間を連結している。電磁弁47の駆動は制御部14によって制御される。安全弁48は基本的には常開されている。圧力調整部13は、電磁弁47によって、第1圧力調整管路44を第2圧力調整管路45に連通する第1圧力調整状態と、第1圧力調整管路44を第3圧力調整管路46に連通する第2圧力調整状態と、第1圧力調整管路44を第2圧力調整管路45および第3圧力調整管路46の何れにも連通しない第3圧力調整状態とに切り替えられる。
図3に示す第1圧力調整状態では、第2サービスタンク19内のガス(液体燃料から放出されたガス)が、図3に破線矢印Gで示すように、第1圧力調整管路44、第2圧力調整管路45、ガス供給管路部40(圧力調整弁41よりも下流側の部分)を介してミキサー36に戻される。そして、戻されたガスは、ミキサー36により、循環経路部38を循環する液体燃料に再び混入される。即ち、この第1圧力調整状態では、第2サービスタンク19内のガスを循環することにより、第2サービスタンク19内の圧力(ガス圧)が調整される。
図4に示す第2圧力調整状態では、密閉状態の第2サービスタンク19が第1圧力調整管路44、第3圧力調整管路46、安全弁48を介して大気に開放され、これにより、第2サービスタンク19内のガスが、図4に破線矢印Hで示すように、第1圧力調整管路44、第3圧力調整管路46、安全弁48を介して放出される。即ち、この第2圧力調整状態では、密閉型の第2サービスタンク19を大気に開放することにより、第2サービスタンク19内の圧力(ガス圧)が調整される。
図5に示す第3圧力調整状態では、第2サービスタンク19の密閉状態が維持され、第2サービスタンク19内のガスが、図5に破線矢印Jで示すように滞留して外部に流出しない。即ち、この第3圧力調整状態では、第2サービスタンク19内の圧力(ガス圧)が維持される。
制御部14は、燃料供給装置10の各構成要素、例えば圧送ポンプ21、電動弁31b、循環ポンプ35、ミキサー36、圧力調整弁41、ブラウンガス発生装置39、電磁弁47などの駆動を制御することにより、燃料供給装置10の動作全般を制御する。なお、制御部14は、制御盤39aを介してブラウンガス発生装置39を制御する。また、制御部14は、第2サービスタンク19に設けられた圧力計50および負圧計51に接続されている。制御部14は、圧力計50あるいは負圧計51によって検出される第2サービスタンク19内の圧力が所定範囲内に収まるように、ブラウンガス発生装置39、電磁弁47などの駆動を制御する。
ここで、制御部14による第2サービスタンク19内の圧力調整例について説明する。即ち、制御部14は、この場合、第2サービスタンク19内の圧力を、例えば0.01〜0.02Kg/mの範囲に収まるように制御する。より具体的には、制御部14は、第2サービスタンク19内の圧力が0.01Kg/mよりも低い場合には、圧力調整部13を第3圧力調整状態に切り替え、ブラウンガス発生装置39、循環ポンプ35、ミキサー36、圧力調整弁41などの駆動を促進する。これにより、第2サービスタンク19内の液体燃料に含まれるブラウンガスの含有量が増え、これに伴い、第2サービスタンク19内のガス圧も上昇する。
また、制御部14は、第2サービスタンク19内の圧力が0.01〜0.02Kg/mの範囲内に収まっている場合には、圧力調整部13を第1圧力調整状態に切り替える。これにより、制御部14は、第2サービスタンク19内のガスを循環させながら、第2サービスタンク19内の圧力を所定範囲内で維持する。
また、制御部14は、第2サービスタンク19内の圧力が0.02Kg/mを超えた場合には、圧力調整部13を第2圧力調整状態に切り替える。これにより、制御部14は、第2サービスタンク19を大気に開放して、過剰な圧力を第2サービスタンク19の外部に放出する。
燃料供給装置10は、第2サービスタンク19内の圧力を所定範囲内に収めるよう制御しながら、当該第2サービスタンク19内の液体燃料、つまりブラウンガスを含有する液体燃料をバーナー43に供給する。ここで、第2サービスタンク19には液面センサー52が設けられており、制御部14は、液面センサー52の検出値に基づいて第2サービスタンク19内の液体燃料の残存量を監視する。そして、第2サービスタンク19内の液体燃料の残存量が所定の下限量よりも低くなると、制御部14は、図1に示す液体燃料補充モードに移行して、第2サービスタンク19に液体燃料を補充する。そして、第2サービスタンク19内の液体燃料が所定の上限量に達すると、制御部14は、図2に示す循環モードに移行して、バーナー43の点火に連動して液体燃料にブラウンガスを混入する。なお、これら上限値および下限値は適宜変更して設定することができる。
以上に説明した本実施形態の燃料供給装置10によれば、第2サービスタンク19内に貯留した液体燃料に予めブラウンガスを混入しておくことができ、従って、従来技術に比べ、第2サービスタンク19内の液体燃料にブラウンガスを効率良く混ぜることができる。そして、ブラウンガスが十分に混入した液体燃料をボイラー装置42のバーナー43に安定して供給することができ、液体燃料の燃料効率を格段に向上することができる。また、燃料供給装置10によれば、ブラウンガスを混入していない一般的な液体燃料を燃焼する場合に比べ、少なくとも150℃前後高い高温で燃焼することができる。従って、液体燃料の使用量を節減することができ、ひいては、二酸化炭素などの排ガスの発生を抑えることができる。
また、燃料供給装置10によれば、さらに、圧力調整部13と制御部14とを備える。圧力調整部13は、少なくとも、第2サービスタンク19内のガスを循環する第1圧力調整状態と、第2サービスタンク19を大気に開放する第2圧力調整状態と、に切り替えられる。制御部14は、第2サービスタンク19内の圧力が所定範囲内に収まっている場合には、圧力調整部13を第1圧力調整状態に切り替え、第2サービスタンク19内の圧力が所定範囲を超えた場合には、圧力調整部13を第2圧力調整状態に切り替える。これにより、第2サービスタンク19内のガス圧を適切な圧力で維持することができ、バーナー43への液体燃料の供給をスムーズに行うことができる。なお、この所定範囲は適宜変更して実施することができる。
また、燃料供給装置10によれば、循環ポンプ35は、バーナー43が点火されると駆動を開始し、バーナー43が消化されると駆動を停止する。即ち、循環ポンプ35の駆動、換言すれば、第2サービスタンク19内の液体燃料へのブラウンガスの混入を、バーナー43の動作に連動して行うように構成した。これにより、ブラウンガスが混入した液体燃料を、必要時に適切なタイミングでバーナー43に供給することができる。
なお、液体燃料補充モード(第1モード)を単独で実行する場合には、循環ポンプ35およびミキサー36の駆動を停止するとよい。また、循環モード(第2モード)を単独で実行する場合には、第6コック31aを閉じ、電動弁31bを閉じるとよい。
本発明は、上述した一実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用することができる。例えば、ミキサー36は、バーナー43の近傍に設けてもよい。但し、ミキサー36をバーナー43の近傍に設ける場合には、ブラウンガスの漏れなどに十分に注意すべきであり、ブラウンガスの漏れを防止するための構成要素を備える必要がある。
また、電動弁31bの開閉制御は、第2サービスタンク19内の液体燃料の液面の高さ(液位、液レベル)に応じて、換言すれば、第2サービスタンク19内の液体燃料の残存量に応じて制御するように構成してもよい。
また、第2サービスタンク19に対する第1サービスタンク17の高さは適宜調整して実施することができ、第1サービスタンク17から第2サービスタンク19にスムーズに液体燃料が流れるよう、十分な高さを確保するとよい。また、第1サービスタンク17および第2サービスタンク19の大きさは適宜変更して実施することができる。
また、第2サービスタンク19内に液体燃料を補充しながら循環ポンプ35、ミキサー36、および、ブラウンガス発生装置39などを駆動する構成としてもよい。即ち、液体燃料補充モードと循環モードとを組み合わせたモード(以下、「補充/循環モード」と称する)を設けてもよい。この補充/循環モードにおいては、液体燃料は、図6に破線矢印K1,K2,K3で示すように流れる。即ち、この補充/循環モードにおいては、第2サービスタンク19内への液体燃料の補充の流れK1と、第2サービスタンク19内の液体燃料の循環の流れK2と、ボイラー装置42への液体燃料の供給の流れK3とが同時に発生する。なお、この場合、破線矢印K1で示す液体燃料の補充の流れは、第2燃料供給経路18の上流側(第4コック27よりも上流側)、第1分岐経路部29の一部(第6コック31aおよび電動弁31bを備える部分)、および、循環経路部38の一部(連結経路部34、および、第2分岐経路部30のうち第8コック33を備える部分)を介して第2サービスタンク19内に補充される流れとなる。
また、図7に示すように、ボイラー装置42に液体燃料を供給するための専用の供給管路部19aを第2サービスタンク19に設けてもよい。即ち、上述の第2分岐経路部30は、液体燃料の循環用経路、液体燃料の供給用経路、場合によっては液体燃料の補充用経路としての機能を兼ね備えているが、図7に示す構成は、液体燃料の供給用経路を供給専用の供給管路部19aで構成したものである。なお、この供給管路部19aには、基本的には常開される第12コック19bを設けるとよい。
また、燃料供給装置10において、第1コック20、第2コック22、第3コック25、第5コック28、第6コック31a、第7コック32、第8コック33、第9コック37、第10コック40a、第11コック49、安全弁48、第12コック19bは、手動によって開閉されるコックであり、基本的には常に開かれている。しかし、これらコックや安全弁の開閉を制御部14による制御によって適宜自動的に開閉するように構成してもよい。
また、燃料供給装置10において、第4コック27は、手動によって開閉されるコックであり、基本的には常に閉じられている。しかし、このコックの開閉を制御部14による制御によって適宜自動的に開閉するように構成してもよい。
ブラウンガス発生装置39としては、周知のブラウンガス発生装置を採用することができる。また、循環ポンプ35としては、周知の循環ポンプを採用することができる。また、ミキサー36としては、周知のミキサーを採用することができる。また、循環ポンプ35の機能とミキサー36の機能を兼ね備えたミキシングポンプ、つまり、ブラウンガスを吸入加圧する機能を備えたポンプを採用してもよい。また、他の構成要素としても、周知のものを適宜採用することができる。
また、燃料供給装置10は、第6コック31aを閉じ、第4コック27を開くことにより、第1サービスタンク17内の液体燃料を、第2サービスタンク19を介することなく、第2燃料供給経路18を通して直接的にボイラー装置42のバーナー43に供給することも可能である。

Claims (3)

  1. メインタンクから供給される液体燃料を貯留するとともに、その貯留した液体燃料をバーナーに供給するサービスタンクと、
    前記メインタンクと前記バーナーとの間に設けられ、前記メインタンクから供給される液体燃料が流れる燃料供給経路と、
    前記燃料供給経路と前記サービスタンクとを連結する第1分岐経路部および第2分岐経路部と、
    前記第1分岐経路部の途中部分と前記第2分岐経路部の途中部分とを連結する連結経路部と、
    前記第1分岐経路部の一部と、前記第2分岐経路部の一部と、前記連結経路部とによって構成され、前記サービスタンクに連通接続された循環経路部と、
    前記サービスタンク内の液体燃料を前記循環経路部を通して循環させる循環ポンプと、
    前記循環経路部を循環する液体燃料にブラウンガスを混入するミキサーと、
    を備える燃料供給装置。
  2. 前記サービスタンク内のガスを循環する第1圧力調整状態と、前記サービスタンクを大気に開放する第2圧力調整状態と、に切り替えられる圧力調整部と、
    前記サービスタンク内の圧力が所定範囲内に収まっている場合には、前記圧力調整部を前記第1圧力調整状態に切り替え、前記サービスタンク内の圧力が所定範囲を超えた場合には、前記圧力調整部を前記第2圧力調整状態に切り替える制御部と、
    をさらに備える請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記循環ポンプは、前記バーナーが点火されると駆動を開始する請求項1または2に記載の燃料供給装置。
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