JP2005232863A - 壁用パネル - Google Patents

壁用パネル Download PDF

Info

Publication number
JP2005232863A
JP2005232863A JP2004045040A JP2004045040A JP2005232863A JP 2005232863 A JP2005232863 A JP 2005232863A JP 2004045040 A JP2004045040 A JP 2004045040A JP 2004045040 A JP2004045040 A JP 2004045040A JP 2005232863 A JP2005232863 A JP 2005232863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
panel body
side end
connection
wall panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004045040A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4128148B2 (ja
Inventor
Hirotoshi Shimano
裕年 島野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkeikin Aluminum Core Technology Co Ltd
Original Assignee
Nikkeikin Aluminum Core Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikkeikin Aluminum Core Technology Co Ltd filed Critical Nikkeikin Aluminum Core Technology Co Ltd
Priority to JP2004045040A priority Critical patent/JP4128148B2/ja
Publication of JP2005232863A publication Critical patent/JP2005232863A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4128148B2 publication Critical patent/JP4128148B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fencing (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

【課題】 パネル体に孔明け加工を必要とせず、パネル体同士又はパネル体と支柱体とを容易にかつ強固に連結してなる壁用パネルを提供すること。
【解決手段】 パネルの一部を構成する複数のパネル体2と、隣接するパネル体同士を連結する連結手段3とを具備する壁用パネルにおいて、パネル体2は、平面又は曲面の表裏面21と、それぞれ連結部22を突設する一対の連結側端面23とを有すると共に、連結部22に、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状の係合凹条26を設ける。連結手段3を、隙間Sをおいて隣接するパネル体2の連結部22に設けられた両係合凹条26に表裏面側からそれぞれ係合する一対の狭小テーパ状の係合凸条31を有する表裏一対の締付部材30と、これら締付部材30に設けられた貫通孔32と隙間Sを貫通するボルト33及びボルト33に螺合するナット34とで構成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば建物の壁面,間仕切り又はフェンス等を構成する壁用パネルに関するものである。
一般に、建物の壁面,間仕切り又はフェンス等を構成する壁用パネルは、隣接するパネル体同士又は隣接するパネル体間に介在される支柱体とパネル体とを連結手段によって連結している。例えば、パネル体は、一対の表面板と、これら表面板間に介在されるコア材と、連結側の縁部における表面板間に介在される連結用枠材とを例えばろう付けや接着等によって一体化されている。このように形成されるパネル体同士を連結する方法として、パネル体の連結側端面に連接部を突設し、連結されるパネル体の連接部を近接させ、両連接部に当板を跨設し、当板及び連接部に設けられた貫通孔を貫通するボルトとナットにて締結して連結する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記のパネル体同士の連結は、パネル体間に介在される支柱体とパネル体との連結にも適用される。
特開平10−169023号公報(段落番号0014、図4)
しかしながら、従来のこの種の壁用パネルにおいては、パネル体同士又はパネル体と支柱とを連結する場合、パネル体や支柱体の連結側端面に突設された連接部と、連結するパネル体や支柱体の連接部と当板に貫通孔を設ける必要があるため、孔明けに手間を要する。しかも、連接部と当板に設けられた貫通孔にボルトを貫通し、ナットを締結するため、位置決めやパネル体の面合わせ等が面倒であるという問題があった。また、何等かの原因でボルトとナットが緩んだ場合には、連結部にガタツキが生じる虞があった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、パネル体に孔明け加工を必要とせず、パネル体同士又はパネル体と支柱体とを容易にかつ強固に連結してなる壁用パネルを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、パネルの一部を構成する複数のパネル体と、隣接するパネル体同士を連結する連結手段とを具備する壁用パネルにおいて、 上記パネル体は、平面又は曲面の表裏面と、それぞれ連結部を突設する一対の連結側端面とを有すると共に、連結部には、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状の係合凹条が設けられ、 上記連結手段は、隙間をおいて隣接する上記パネル体の連結部に設けられた両係合凹条に表裏面側からそれぞれ係合する一対の狭小テーパ状の係合凸条を有する表裏一対の締付部材と、これら締付部材に設けられた貫通孔と上記隙間を貫通するボルト及び、このボルトに螺合するナットとで構成されている、ことを特徴とする。この場合、上記パネル体は、平面又は曲面の表裏面と、連結部を突設する一対の連結側端面とを有するものであれば中実状、あるいは、表面板,コア材及び枠材等の複数の構成部材にて形成しても差し支えないが、好ましくは、上記パネル体を、表裏面と、連結部を突設する一対の連結側端面とを一体に有する中空形材にて形成する方がよい(請求項2)。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の壁用パネルにおいて、 隣接する上記パネル体間に介在される支柱体を更に具備し、 上記支柱体は、連結側端面に連結部を突設してなり、この連結部には、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状の係合凹条が設けられ、 上記連結手段は、隙間をおいて隣接する上記パネル体と支柱体の連結部に設けられた両係合凹条に表裏面からそれぞれ係合する一対の狭小テーパ状の係合凸条を有する表裏一対の締付部材と、これら締付部材に設けられた貫通孔と上記隙間を貫通するボルト及び、このボルトに螺合するナットとで構成されている、ことを特徴とする。この場合、上記支柱体を、少なくとも隣接する2辺に連結部を突設する中空形材にて形成する方が好ましい(請求項4)。
また、請求項5記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の壁用パネルにおいて、 上記パネル体の連結側端面に連結されるキャップ体を更に具備し、 上記キャップ体は、連結側端面に連結部を突設してなり、この連結部には、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状の係合凹条が設けられ、 上記連結手段は、隙間をおいて隣接する上記パネル体とキャップ体の連結部に設けられた両係合凹条に表裏面からそれぞれ係合する一対の狭小テーパ状の係合凸条を有する表裏一対の締付部材と、これら締付部材に設けられた貫通孔と上記隙間を貫通するボルト及び、このボルトに螺合するナットとで構成されている、ことを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の壁用パネルにおいて、 上記パネル体の連結側端面に連結されるキャップ体を更に具備し、 上記パネル体は、上記連結側端面における表裏面側に表裏対称な係止溝を設け、 上記キャップ体は、上記パネル体の連結部先端に当接する基部と、この基部の両端から折曲されて上記係止溝に係合可能な係止脚片とを有し、 上記キャップ体の係止脚片を上記係止溝に係合させた状態で、上記基部を貫通するねじ部材を上記連結部に螺合して、パネル体の連結側端面にキャップ体を被着してなる、ことを特徴とする。
請求項1又は2記載の壁用パネルにおいて、上記パネル体の連結側端面における表裏面側に表裏対称な係止段部を設け、 連結された上記パネル体の隙間を塞ぐ化粧体に、上記係止段部に係合可能な係止突起を形成し、これら係止突起を上記係止段部に係合して化粧体を被着する方が好ましい(請求項7)。
また、請求項3記載の壁用パネルにおいて、上記パネル体と支柱体の連結側端面における表裏面側に表裏対称な係止段部を設け、 連結された上記パネル体と支柱体の隙間を塞ぐ化粧体に、上記係止段部に係合可能な係止突起を形成し、これら係止突起を上記係止段部に係合して化粧体を被着する方が好ましい(請求項8)。
また、請求項5記載の壁用パネルにおいて、上記パネル体とキャップ体の連結側端面における表裏面側に表裏対称な係止段部を設け、 連結された上記パネル体とキャップ体の隙間を塞ぐ化粧体に、上記係止段部に係合可能な係止突起を形成し、これら係止突起を上記係止段部に係合して化粧体を被着する方が好ましい(請求項9)。
また、この発明において、上記締付部材を、パネル体の連結側端面に沿う長手通し状、あるいは、ピース状の形材にて形成することができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、表裏に関係なくパネル体同士間に隙間をおいて隣接し、パネル体に突設された連結部に設けられた拡開テーパ状の係合凹条の任意の位置に、表裏面側からそれぞれ締付部材の狭小テーパ状の係合凸条を係合した状態で、締付部材に設けられた貫通孔と上記隙間を貫通するボルトとナットを締結することにより、拡開テーパ状の係合凹条に狭小テーパ状の係合凸条が食い込んだ状態で、隣接するパネル体同士を連結することができる。したがって、パネル体に孔明け加工を施す必要がなく、隣接するパネル体同士を容易かつ強固に連結することができる。この場合、パネル体を、表裏面と、連結部を突設する一対の連結側端面とを一体に有する中空形材にて形成することにより、パネル体を軽量にすることができると共に、パネル体自体に気水密性をもたせることができ、かつ、パネル体の運搬及び組立を容易にすることができる(請求項2)。
(2)請求項3記載の発明によれば、表裏に関係なく配置されたパネル体と支柱体とを隙間をおいて隣接し、パネル体及び支柱体に突設された連結部に設けられた任意の拡開テーパ状の係合凹条に、表裏面側からそれぞれ締付部材の狭小テーパ状の係合凸条を係合した状態で、締付部材に設けられた貫通孔と上記隙間を貫通するボルトとナットを締結することにより、拡開テーパ状の係合凹条に狭小テーパ状の係合凸条が食い込んだ状態で、支柱体にパネル体を連結することができる。したがって、上記(1)に加えて更に、パネル体及び支柱体に孔明け加工を施す必要がなく、隣接するパネル体と支柱体とを容易かつ強固に連結することができる。この場合、支柱体を、少なくとも隣接する2辺に連結部を突設する中空形材にて形成することにより、支柱体を軽量にすることができると共に、支柱体自体に気水密性をもたせることができ、かつ、支柱体の運搬及び組立を容易にすることができる(請求項4)。
(3)請求項5記載の発明によれば、表裏に関係なく配置されたパネル体とキャップ体とを隙間をおいて隣接し、パネル体及びキャップ体に突設された連結部に設けられた拡開テーパ状の係合凹条に、表裏面側からそれぞれ締付部材の狭小テーパ状の係合凸条を係合した状態で、締付部材に設けられた貫通孔と上記隙間を貫通するボルトとナットを締結することにより、拡開テーパ状の係合凹条に狭小テーパ状の係合凸条が食い込んだ状態で、パネル体の連結側端面にキャップ体を連結することができる。したがって、パネル体同士の連結やパネル体と支柱体との連結に用いた共通の連結手段を用いて端部に位置するパネル体の連結側端面にキャップ体を容易かつ強固に被着することができるので、構成部材の共通化が図れると共に、構成部材の保守・管理を容易にし、かつ、上記(1),(2)に加えて更に美観の向上が図れる。
(4)請求項6記載の発明によれば、表裏に関係なく配置されたパネル体の連結側端面に設けられた係止溝に、キャップ体の係止脚片を係合させた状態で、キャップ体の基部を貫通するねじ部材を連結部に螺合して、パネル体の連結側端面にキャップ体を被着することができる。したがって、端部に位置するパネル体の連結側端面にキャップ体を被着することができるので、上記(1),(2)に加えて更に美観の向上が図れる。
(5)請求項7記載の発明によれば、パネル体の連結側端面における表裏面側に表裏対称な係止段部を設け、化粧体に、係止段部に係合可能な係止突起を形成することにより、表裏に関係なく配置されて連結されたパネル体の隙間を化粧体によって被着することができる。したがって、パネル体同士間の隙間を化粧体によって外部から目隠しすることができ、美観の向上を図ることができる。
(6)請求項8記載の発明によれば、パネル体と支柱体の連結側端面における表裏面側に表裏対称な係止段部を設け、化粧体に、係止溝に係合可能な係止突起を形成することにより、表裏に関係なく配置されて連結されたパネル体と支柱体の隙間を化粧体によって被着することができる。したがって、パネル体と支柱体間の隙間を化粧体によって外部から目隠しすることができ、美観の向上を図ることができる。
(7)請求項9記載の発明によれば、パネル体とキャップ体の連結側端面における表裏面側に表裏対称な係止段部を設け、化粧体に、係止溝に係合可能な係止突起を形成することにより、表裏に関係なく配置されて連結されたパネル体とキャップ体の隙間を化粧体によって被着することができる。したがって、パネル体とキャップ体間の隙間を化粧体によって外部から目隠しすることができ、美観の向上を図ることができる。
以下に、この発明の最良の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係る壁用パネルを間仕切りに適用した場合について説明する。
<平面状パネル体同士の連結>
図1は、この発明に係る壁用パネル例えば間仕切り1の一部を構成する平面状パネル体2同士を連結手段3をもって連結する手順を示す概略断面図、図2は、平面状パネル体2同士の連結部を示す拡大断面図である。
上記平面状パネル体2(以下に、単にパネル体2という)は、例えばアルミニウム合金製の中空押出形材によって形成されており、互いに平行な平面状の表裏面21と、その中心部から外方に向かって突出する連結部22を突設する一対の連結側端面23と、中空部24内において表裏面21を連結する補強用連結片25とを一体に形成している(図1及び図3参照)。
この場合、連結部22には、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状例えば略V形状の係合凹条26が設けられている。なお、連結部22の先端面の中央部には、連結側端面23に沿う凹溝22aが設けられている。
また、パネル体2の連結側端面23における連結部22の基端側近傍の表裏面側には、表裏対称な係止段部27が設けられており、この係止段部27の表裏面側には、表裏面側に向かって下り勾配の傾斜面28が設けられている(図2及び図3参照)。更に、パネル体2の連結側端面23における表裏面側近傍には、外方に向かって開口する表裏対称な係止溝29が設けられている。
上記連結手段3は、隙間Sをおいて隣接するパネル体2の連結部に設けられた両係合凹条26に表裏面側からそれぞれ係合する一対の狭小テーパ状例えば係合凹条26と略相似形のV形状の係合凸条31を有する表裏一対の締付部材30と、これら締付部材30に設けられた貫通孔32と隙間Sを貫通するボルト33及び、このボルト33に螺合するナット34とで構成されている。
この場合、締付部材30は、例えばアルミニウム合金製の押出形材にて形成されており、図4(a)及び図5に示すように、中心部に貫通孔32を穿設した短尺に切断されたピース状の締付部材30A、あるいは、図4(b)及び図6に示すように、適宜間隔をおいて貫通孔32を穿設した連結側端面23に沿う長手通し状の締付部材30Bによって形成されている。
また、パネル体2同士の連結部には、外部から連結手段3を目隠しする化粧体40が被着されている。この場合、化粧体40は、連結されたパネル体2間の隙間を塞ぐ化粧体基部41の両端部に、パネル体2に設けられた係止段部27に係合可能な一対の係止突起42を有する断面略コ字状に形成されている。このように形成される化粧体40は、例えばアルミニウム合金製の押出形材あるいはプラスチック製形材によって形成されている。
次に、パネル体2同士を連結する手順について、図1を参照して説明する。まず、図1(a)に示すように、連結するパネル体2を隙間Sをおいて配置する。この際、パネル体2は表裏に関係なく配置することができる。
次に、図1(b)に示すように、表裏面側からそれぞれパネル体2の連結部22に設けられた両係合凹条26に係合凸条31を係合して締付部材30をセットする。このとき、ピース状の締付部材30Aを用いる場合は、係合凹条26の任意の位置に締付部材30Aを係合させることができる。
次に、図1(c)に示すように、座金35を介してボルト33を締付部材30に穿設された貫通孔32(図2参照)及び隙間Sに貫通すると共に、ボルト33の先端側にナット34を螺合して、両締付部材30によって隣接する両パネル体2の連結部22を締結する。この状態において、ボルト33に連結部22の先端面が当接する。このようにして、両締付部材30を締結することにより、係合凹条26の拡開テーパ面に沿って係合凸条31の狭小テーパ面が食い込むため、両パネル体2の面方向に多少のずれがあっても、両パネル体2は強固に連結されると共に、表裏面21が平坦状に揃えられる。また、ボルト33に連結部22の先端面が当接することにより、更に連結を強固にすることができる。
上記のようにして両パネル体2を連結した後、図1(d)に示すように、表裏面側からそれぞれ連結されたパネル体2の隙間に化粧体40の係止突起42を挿入すると共に、係止段部27に係合させて、化粧体40を被着して、連結作業を終了する。なお、化粧体40を被着する際に、パネル体2に設けられた係止溝29内にシール部材(図示せず)を充填するようにしてもよい。
上記のような手順を繰り返すことによって、図7に示すように、複数のパネル体2を順次連結して平面状の間仕切り1を形成することができる。
なお、間仕切り1の上端部や下端部には、必要に応じて、トップレールや幅木等(図示せず)が被着される。
<平面状パネル体と支柱体との連結>
図8ないし図11は、パネル体2間に支柱体50A〜50Dを介在して異なる形状の間仕切り1A〜1Dを形成する実施形態を示す概略断面図である。
図8に示す実施形態は、隣接する2辺に連結側端面23Aを有する支柱体50Aを介してパネル体2を直交状(L字状)に連結した場合である。この場合、支柱体50Aは、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成されており、断面略中空方形状の支柱体基部51Aの隣接する2辺に、連結部22を突設する連結側端面23Aが設けられている。なお、支柱体基部51Aは、隣接する2辺に連結側端面23Aが設けられていれば、必ずしも断面略中空方形状である必要はなく、図8に二点鎖線で示すように、断面略中空三角形状にしてもよい。なお、連結部22には、上記パネル体2と同様に、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状例えば略V形状の係合凹条26が設けられている。なお、連結部22の先端面の中央部には、連結側端面23に沿う凹溝22aが設けられている。
また、支柱体50Aの連結側端面23Aにおける連結部22の基端側近傍の表裏面側には、表裏対称な係止段部27が設けられており、この係止段部27の表裏面側には、表裏面側に向かって下り勾配の傾斜面28が設けられている(図8(b)参照)。更に、支柱体50Aの連結側端面23Aにおける表裏面側近傍には、外方に向かって開口する表裏対称な係止溝29が設けられている。
上記のように形成される支柱体50Aを用いてパネル体2を直交状に連結するには、パネル体2同士の連結と同様の連結手段3、すなわち狭小テーパ状例えば略V形状の一対の係合凸条を有する表裏一対の締付部材30、ボルト33及びナット34を用いて連結することができる。
次に、パネル体2をL字状に連結する手順について説明する。まず、連結するパネル体2と支柱体50Aの一方の辺を隙間Sをおいて配置する。この際、パネル体2は表裏に関係なく配置することができる。次に、表裏面側からそれぞれパネル体2と支柱体50Aの連結部22に設けられた両係合凹条26に係合凸条31を係合して締付部材30をセットする。次に、座金35を介してボルト33を締付部材30に穿設された貫通孔32(図2参照)及び隙間Sに貫通すると共に、ボルト33の先端側にナット34を螺合して、両締付部材30によって隣接するパネル体2と支柱体50Aの連結部22を締結する。この状態において、ボルト33に連結部22の先端面が当接する。このようにして、両締付部材30を締結することにより、係合凹条26の拡開テーパ面に沿って係合凸条31の狭小テーパ面が食い込むため、パネル体2と支柱体50Aの面方向に多少のずれがあっても、パネル体2と支柱体50Aは強固に連結されると共に、表裏面21が平坦状に揃えられる。また、ボルト33に連結部22の先端面が当接することにより、更に連結を強固にすることができる。
上記のようにしてパネル体2と支柱体50Aを連結した後、図8(a)に示すように、表裏面側からそれぞれ連結されたパネル体2と支柱体50Aの隙間に化粧体40の係止突起42を挿入すると共に、係止段部27に係合させて、化粧体40を被着する。
以下、支柱体50Aの他の辺とパネル体2とを同様の手順で連結して、パネル体2をL字状に連結する。
図9に示す実施形態は、隣接する3辺に連結側端面23Bを有する支柱体50Bを介してパネル体2をT字状に連結した場合である。この場合、支柱体50Bは、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成されており、断面略中空方形状の支柱体基部51Bの隣接する3辺に、連結部22を突設する連結側端面23Bが設けられている。連結部22には、上記パネル体2と同様に、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状例えば略V形状の係合凹条26が設けられている。なお、連結部22の先端面の中央部には、連結側端面23に沿う凹溝22aが設けられている。
また、支柱体50Bの連結側端面23Bにおける連結部22の基端側近傍の表裏面側には、表裏対称な係止段部27が設けられており、この係止段部27の表裏面側には、表裏面側に向かって下り勾配の傾斜面28が設けられている(図9(b)参照)。更に、支柱体50Bの連結側端面23Bにおける表裏面側近傍には、外方に向かって開口する表裏対称な係止溝29が設けられている。
次に、パネル体2をT字状に連結する手順について説明する。まず、連結するパネル体2と支柱体50Bの1つの辺を隙間Sをおいて配置する。この際、パネル体2は表裏に関係なく配置することができる。次に、表裏面側からそれぞれパネル体2と支柱体50Bの連結部22に設けられた両係合凹条26に係合凸条31を係合して締付部材30をセットする。次に、座金35を介してボルト33を締付部材30に穿設された貫通孔32(図2参照)及び隙間Sに貫通すると共に、ボルト33の先端側にナット34を螺合して、両締付部材30によって隣接するパネル体2と支柱体50Bの連結部22を締結する。この状態において、ボルト33に連結部22の先端面が当接する。このようにして、両締付部材30を締結することにより、係合凹条26の拡開テーパ面に沿って係合凸条31の狭小テーパ面が食い込むため、パネル体2と支柱体50Bの面方向に多少のずれがあっても、パネル体2と支柱体50Bは強固に連結されると共に、表裏面21が平坦状に揃えられる。また、ボルト33に連結部22の先端面が当接することにより、更に連結を強固にすることができる。
上記のようにしてパネル体2と支柱体50Bを連結した後、図9(a)に示すように、表裏面側からそれぞれ連結されたパネル体2と支柱体50Bの隙間に化粧体40の係止突起42を挿入すると共に、係止段部27に係合させて、化粧体40を被着する。
以下、支柱体50Bの他の2つの辺とパネル体2とを同様の手順で連結して、パネル体2をT字状に連結する。
図10に示す実施形態は、隣接する3辺に連結側端面23Cを有する支柱体50Cを介してパネル体2をY字状に連結した場合である。この場合、支柱体50Cは、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成されており、断面略中空三角形状の支柱体基部51Cの隣接する3辺に、連結部22を突設する連結側端面23Cが設けられている。連結部22には、上記パネル体2と同様に、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状例えば略V形状の係合凹条26が設けられている。なお、連結部22の先端面の中央部には、連結側端面23に沿う凹溝22aが設けられている。
また、支柱体50Cの連結側端面23Cにおける連結部22の基端側近傍の表裏面側には、表裏対称な係止段部27が設けられており、この係止段部27の表裏面側には、表裏面側に向かって下り勾配の傾斜面28が設けられている(図10(b)参照)。更に、支柱体50Cの連結側端面23Cにおける表裏面側近傍には、外方に向かって開口する表裏対称な係止溝29が設けられている。
次に、パネル体2をY字状に連結する手順について説明する。まず、連結するパネル体2と支柱体50Cの1つの辺を隙間Sをおいて配置する。この際、パネル体2は表裏に関係なく配置することができる。次に、表裏面側からそれぞれパネル体2と支柱体50Cの連結部22に設けられた両係合凹条26に係合凸条31を係合して締付部材30をセットする。次に、座金35を介してボルト33を締付部材30に穿設された貫通孔32(図2参照)及び隙間Sに貫通すると共に、ボルト33の先端側にナット34を螺合して、両締付部材30によって隣接するパネル体2と支柱体50Cの連結部22を締結する。この状態において、ボルト33に連結部22の先端面が当接する。このようにして、両締付部材30を締結することにより、係合凹条26の拡開テーパ面に沿って係合凸条31の狭小テーパ面が食い込むため、パネル体2と支柱体50Cの面方向に多少のずれがあっても、パネル体2と支柱体50Cは強固に連結されると共に、表裏面21が平坦状に揃えられる。また、ボルト33に連結部22の先端面が当接することにより、更に連結を強固にすることができる。
上記のようにしてパネル体2と支柱体50Cを連結した後、図10(a)に示すように、表裏面側からそれぞれ連結されたパネル体2と支柱体50Cの隙間に化粧体40の係止突起42を挿入すると共に、係止段部27に係合させて、化粧体40を被着する。
以下、支柱体50Cの他の2つの辺とパネル体2とを同様の手順で連結して、パネル体2をY字状に連結する。
図11に示す実施形態は、隣接する4辺に連結側端面23Dを有する支柱体50Dを介してパネル体2を十字状に連結した場合である。この場合、支柱体50Dは、アルミニウム合金製の中空押出形材にて形成されており、断面略中空方形状の支柱体基部51Dの隣接する4辺に、連結部22を突設する連結側端面23Dが設けられている。連結部22には、上記パネル体2と同様に、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状例えば略V形状の係合凹条26が設けられている。なお、連結部22の先端面の中央部には、連結側端面23に沿う凹溝22aが設けられている。
また、支柱体50Dの連結側端面23Dにおける連結部22の基端側近傍の表裏面側には、表裏対称な係止段部27が設けられており、この係止段部27の表裏面側には、表裏面側に向かって下り勾配の傾斜面28が設けられている(図11(b)参照)。更に、支柱体50Dの連結側端面23Dにおける表裏面側近傍には、外方に向かって開口する表裏対称な係止溝29が設けられている。
次に、パネル体2を十字状に連結する手順について説明する。まず、連結するパネル体2と支柱体50Dの1つの辺を隙間Sをおいて配置する。この際、パネル体2は表裏に関係なく配置することができる。次に、表裏面側からそれぞれパネル体2と支柱体50Dの連結部22に設けられた両係合凹条26に係合凸条31を係合して締付部材30をセットする。次に、座金35を介してボルト33を締付部材30に穿設された貫通孔32(図2参照)及び隙間Sに貫通すると共に、ボルト33の先端側にナット34を螺合して、両締付部材30によって隣接するパネル体2と支柱体50Dの連結部22を締結する。この状態において、ボルト33に連結部22の先端面が当接する。このようにして、両締付部材30を締結することにより、係合凹条26の拡開テーパ面に沿って係合凸条31の狭小テーパ面が食い込むため、パネル体2と支柱体50Dの面方向に多少のずれがあっても、パネル体2と支柱体50Dは強固に連結されると共に、表裏面21が平坦状に揃えられる。また、ボルト33に連結部22の先端面が当接することにより、更に連結を強固にすることができる。
上記のようにしてパネル体2と支柱体50Dを連結した後、図11(a)に示すように、表裏面側からそれぞれ連結されたパネル体2と支柱体50Dの隙間に化粧体40の係止突起42を挿入すると共に、係止段部27に係合させて、化粧体40を被着する。
以下、支柱体50Dの他の3つの辺とパネル体2とを同様の手順で連結して、パネル体2を十字状に連結する。
<パネル体とキャップ体の連結>
図12ないし図15は、パネル体2の連結側端面23に異なる形状のキャップ体60A〜60Dを被着した実施形態を示す概略断面図である。
図12ないし図14に示す実施形態は、パネル体2とキャップ体60A〜60Cとを、上記連結手段3、すなわち狭小テーパ状例えば略V形状の一対の係合凸条を有する表裏一対の締付部材30、ボルト33及びナット34を用いて連結すると共に、上記化粧体40を用いて連結部の隙間を目隠しするものである。
上記キャップ体60A〜60Cは、例えばアルミニウム合金製の中空押出形材にて形成されている。このうち、図12に示す実施形態のキャップ体60Aは、略偏平中空矩形状のキャップ基部61Aの連結側端面23Eに連結部22を突設してなり、連結部22には、上記パネル体2と同様に、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状例えば略V形状の係合凹条26が設けられている。なお、連結部22の先端面の中央部には、連結側端面23に沿う凹溝22aが設けられている。
なお、キャップ体60Aの連結側端面23Eにおける連結部22の基端側近傍の表裏面側には、表裏対称な係止段部27が設けられており、この係止段部27の表裏面側には、表裏面側に向かって下り勾配の傾斜面28が設けられている(図12(b)参照)。更に、キャップ体60Aの連結側端面23Eにおける表裏面側近傍には、外方に向かって開口する表裏対称な係止溝29が設けられている。
また、図13に示す実施形態のキャップ体60Bは、キャップ基部61Bが略中空半円形状に形成されており、また、図14に示す実施形態のキャップ体60Cは、キャップ基部61Cが略中空三角形状に形成されている。キャップ体60B,60Cのその他の形状は、キャップ体60Aと同じであるので、同一部分に同一符号を付して、説明は省略する。
上記のように形成されるキャップ体60A〜60Cとパネル体2とを連結するには、表裏に関係なく配置されたパネル体2とキャップ体60A〜60Cとを隙間Sをおいて隣接し、パネル体2及びキャップ体60A〜60Cに突設された連結部22に設けられた拡開テーパ状(略V形状)の係合凹条26に、表裏面側からそれぞれ締付部材30の狭小テーパ状(略V形状)の係合凸条31を係合した状態で、締付部材30に設けられた貫通孔32と隙間Sを貫通するボルトとナットを締結することにより、係合凹条26に係合凸条31が食い込んだ状態で、パネル体2の連結側端面23にキャップ体60A〜60Cを連結(被着)する。そして、パネル体2とキャップ体60A〜60Cの隙間に、化粧体40の係止突起42を挿入すると共に、係止段部27に係合させて、化粧体40を被着する。
図15に示す実施形態は、パネル体2の連結側端面23にねじ部材例えばタッピングねじ70をもってキャップ体60Dを被着する場合である。この場合、キャップ体60Dは、パネル体2の連結部先端に当接する基部62と、この基部62の両端から折曲されてパネル体2に設けられた係止溝29に係合可能な係止脚片63とを有している。
上記のように形成されたキャップ体60Dの係止脚片63をパネル体2に設けられた係止溝29に係合させた状態で、基部62を貫通するタッピングねじ70を連結部22に螺合して、パネル体2の連結側端面23にキャップ体60Dを被着する。
<曲面状パネル体の連結>
図16は、この発明における曲面状パネル体2Aを示す概略断面図(a)及び(a)のII部を示す拡大断面図(b)、図17は、曲面状パネル体2Aの連結状態の一例を示す概略断面図、図18は、曲面状パネル体2Aの連結状態の別の例を示す概略断面図である。
上記曲面状パネル体2A(以下に曲面パネル体2Aという)は、平面状パネル体2と同様に、例えばアルミニウム合金製の中空押出形材によって形成されている。この曲面パネル体2Aは、互いに平行な表裏面すなわち凹状円弧曲面21Aと凸状円弧曲面21Bと、その中心部から外方に向かって突出する連結部22を突設する一対の連結側端面23と、中空部24内において表裏面21を連結する補強用連結片25とを一体に形成している(図16参照)。
なお、連結部22には、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状例えば略V形状の係合凹条26が設けられており、連結部22の先端面の中央部には、連結側端面23に沿う凹溝22aが設けられている。
また、曲面パネル体2Aの連結側端面23における連結部22の基端側近傍の表裏面側には、表裏対称な係止段部27が設けられており、この係止段部27の表裏面側には、表裏面側に向かって下り勾配の傾斜面28が設けられている(図16(b)参照)。更に、パネル体2の連結側端面23における表裏面側近傍には、外方に向かって開口する表裏対称な係止溝29が設けられている。
上記のように形成される曲面パネル体2A同士を連結するには、パネル体2同士の連結と同様の連結手段3、すなわち狭小テーパ状例えば略V形状の一対の係合凸条を有する表裏一対の締付部材30、ボルト33及びナット34を用いて連結することができる。
例えば、図17に示すように、連結する両曲面パネル体2Aを同一方向に曲面21A,21Bを合わせると共に、隙間Sをおいて配置する。次に、表裏面側からそれぞれ曲面パネル体2A同士の連結部22に設けられた両係合凹条26に係合凸条31を係合して締付部材30をセットする。次に、座金35を介してボルト33を締付部材30に穿設された貫通孔32及び隙間Sに貫通すると共に、ボルト33の先端側にナット34を螺合して、両締付部材30によって隣接する曲面パネル体2A同士の連結部22を締結する。この状態において、ボルト33に連結部22の先端面が当接する。このようにして、両締付部材30を締結することにより、係合凹条26の拡開テーパ面に沿って係合凸条31の狭小テーパ面が食い込むため、両曲面パネル体2Aの面方向に多少のずれがあっても、曲面パネル体2Aは強固に連結されると共に、表裏面21が円弧状に揃えられる。また、ボルト33に連結部22の先端面が当接することにより、更に連結を強固にすることができる。
上記のようにして曲面パネル体2A同士を連結した後、表裏面側からそれぞれ連結された両曲面パネル体2Aの隙間に化粧体40の係止突起42を挿入すると共に、係止段部27に係合させて、化粧体40を被着する。
曲面パネル体2Aの曲面を変える場合は、図18に示すように、隣接する曲面パネル体2Aの一方を表裏反転させて、隙間Sをおいて配置して後、上記と同様の手順で連結すればよい。
<曲面パネル体と支柱体との連結>
次に、曲面パネル体2Aと支柱体50A〜50Dとを連結する場合について説明する。例えば、曲面パネル2Aと支柱体50Dとを連結する場合は、図19に示すように、連結する曲面パネル体2Aと支柱体50Dを隙間Sをおいて配置する。この際、曲面パネル体2Aは表裏に関係なく配置することができる。次に、表裏面側からそれぞれ曲面パネル体2Aと支柱体50Dの連結部22に設けられた両係合凹条26に係合凸条31を係合して締付部材30をセットする。次に、座金35を介してボルト33を締付部材30に穿設された貫通孔32及び隙間Sに貫通すると共に、ボルト33の先端側にナット34を螺合して、両締付部材30によって隣接する曲面パネル体2Aと支柱体50Dの連結部22を締結する。このようにして、両締付部材30を締結することにより、係合凹条26の拡開テーパ面に沿って係合凸条31の狭小テーパ面が食い込むため、曲面パネル体2Aと支柱体50Dの面方向に多少のずれがあっても、曲面パネル体2Aと支柱体50Dは強固に連結されると共に、表裏面21が平坦状に揃えられる。また、ボルト33に連結部22の先端面が当接することにより、更に連結を強固にすることができる。
上記のようにして曲面パネル体2Aと支柱体50Dを連結した後、表裏面側からそれぞれ連結された曲面パネル体2Aと支柱体50Dの隙間に化粧体40の係止突起42を挿入すると共に、係止段部27に係合させて、化粧体40を被着する。
図19に示す実施形態では、支柱体50Dの1辺に曲面パネル体2Aを連結し、他の3辺には、平面状パネル体2を連結する場合について説明したが、勿論、支柱体50Dの他の3辺の任意の辺に曲面パネル体2Aを連結することができる。
また、支柱体50D以外の上記支柱体50A,50B,50Cにおいても、同様に曲面パネル体2Aを連結することができる。
<その他の実施形態>
図20は、この発明における別の形態の平面状パネル体2Bを示す概略断面図、図21は、平面状パネル体2Bの連結状態を示す概略断面図、図22は、平面状パネル体2Bの連結部を示す拡大断面図である。
上記平面状パネル体2Bは、上記パネル体2と同様に、例えばアルミニウム合金製の中空押出形材によって形成されている。この平面状パネル体2Bは、パネル体2に対して厚みが厚く形成されると共に、連結部22の先端面にボルト当接面22bを設けている点で相違し、その他の部分はパネル体2と同様に形成されている。
すなわち、連結部22には、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状例えば略V形状の係合凹条26が設けられている。また、パネル体2の連結側端面23における連結部22の基端側近傍の表裏面側には、表裏対称な係止段部27が設けられており、この係止段部27の表裏面側には、表裏面側に向かって下り勾配の傾斜面28が設けられている(図22参照)。更に、パネル体2の連結側端面23における表裏面側近傍には、外方に向かって開口する表裏対称な係止溝29が設けられている。
上記のように形成される平面状パネル体2B同士を連結するには、上記連結手段3、すなわち狭小テーパ状例えば略V形状の一対の係合凸条を有する表裏一対の締付部材30、ボルト33及びナット34を用いて、上記と同様の手順で連結することができる。この連結状態において、ボルト33にボルト当接面22bが当接するので、広い面積にわたってボルト33を支持することができるので、連結を強固にすることができる。
なお、両平面状パネル体2B同士が連結された後、両平面状パネル体2B間の隙間Sに化粧体40の係止突起42を挿入すると共に、係止段部27に係合させて、化粧体40を被着する。
なお、上記平面状パネル体2Bと支柱体50A〜50Dとを連結する場合は、支柱体50A〜50Dの連結部22の先端にボルト当接面を形成すればよい。
なお、上記実施形態では、この発明に係る壁用パネルを間仕切りに適用した場合について説明したが、この発明に係る壁用パネルは、間仕切り以外に建物の壁面やフェンス等にも適用可能である。
この発明における平面状パネル体同士の連結手順を示す概略断面図である。 上記パネル体同士の連結部を示す拡大断面図である。 平面状パネル体を示す断面図(a)及び(a)のI部を示す斜視図(b)である。 この発明における締付部材を示す斜視図である。 上記締付部材の取付状態を示す分解斜視図である。 上記締付部材の別の取付状態を示す分解斜視図である。 上記パネル体同士の連結状態を示す概略断面図である。 この発明におけるパネル体と支柱体の連結状態を示すもので、パネル体を直交状(L字状)に連結する概略断面図(a)及び支柱体の概略断面図(b)である。 上記パネル体と支柱体の別の連結状態を示すもので、パネル体をT字状に連結する概略断面図(a)及び支柱体の概略断面図(b)である。 上記パネル体と支柱体の更に別の連結状態を示すもので、パネル体をY字状に連結する概略断面図(a)及び支柱体の概略断面図(b)である。 上記パネル体と支柱体の更に別の連結状態を示すもので、パネル体を十字状に連結する概略断面図(a)及び支柱体の概略断面図(b)である。 この発明におけるパネル体とキャップ体の連結状態を示す概略断面図(a)及びそのキャップ体の概略断面図(b)である。 上記パネル体とキャップ体の別の連結状態を示す概略断面図(a)及びそのキャップ体の概略断面図(b)である。 上記パネル体とキャップ体の更に別の連結状態を示す概略断面図(a)及びそのキャップ体の概略断面図(b)である。 上記パネル体とキャップ体の更に別の連結状態を示す概略断面図(a)及びそのキャップ体の概略断面図(b)である。 この発明における曲面パネル体を示す断面図(a)及び(a)のII部拡大断面図(b)である。 上記曲面パネル体の連結状態の一形態を示す概略断面図である。 上記曲面パネル体の連結状態の別の形態を示す第略断面図である。 上記曲面パネル体と支柱体との連結状態の一形態を示す概略断面図である。 この発明における平面状パネル体の別の形態を示す断面図である。 上記平面状パネル体同士の連結状態を示す概略断面図である。 上記平面状パネル体同士の連結部を示す拡大断面図である。
符号の説明
2 平面状パネル体
2A 曲面状パネル体
2B 平面状パネル体
3 連結手段
21 表裏面
21A 凹状円弧曲面
21B 凸状円弧曲面
22 連結部
23,23A〜23E 連結側端面
24 中空部
26 係合凹条
27 係止段部
29 係止溝
30,30A,30B 締付部材
31 係合凸条
32 貫通孔
33 ボルト
34 ナット
40 化粧体
42 係止突起
50A〜50D 支柱体
51A〜51D 支柱体基部
60A〜60D キャップ体
61A〜61C キャップ基部
62 基部
63 係止脚片
70 タッピングねじ(ねじ部材)
S 隙間

Claims (9)

  1. パネルの一部を構成する複数のパネル体と、隣接するパネル体同士を連結する連結手段とを具備する壁用パネルにおいて、
    上記パネル体は、平面又は曲面の表裏面と、それぞれ連結部を突設する一対の連結側端面とを有すると共に、連結部には、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状の係合凹条が設けられ、
    上記連結手段は、隙間をおいて隣接する上記パネル体の連結部に設けられた両係合凹条に表裏面側からそれぞれ係合する一対の狭小テーパ状の係合凸条を有する表裏一対の締付部材と、これら締付部材に設けられた貫通孔と上記隙間を貫通するボルト及び、このボルトに螺合するナットとで構成されている、ことを特徴とする壁用パネル。
  2. 請求項1記載の壁用パネルにおいて、
    上記パネル体は、表裏面と、連結部を突設する一対の連結側端面とを一体に有する中空形材にて形成されている、ことを特徴とする壁用パネル。
  3. 請求項1又は2記載の壁用パネルにおいて、
    隣接する上記パネル体間に介在される支柱体を更に具備し、
    上記支柱体は、連結側端面に連結部を突設してなり、この連結部には、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状の係合凹条が設けられ、
    上記連結手段は、隙間をおいて隣接する上記パネル体と支柱体の連結部に設けられた両係合凹条に表裏面からそれぞれ係合する一対の狭小テーパ状の係合凸条を有する表裏一対の締付部材と、これら締付部材に設けられた貫通孔と上記隙間を貫通するボルト及び、このボルトに螺合するナットとで構成されている、ことを特徴とする壁用パネル。
  4. 請求項3記載の壁用パネルにおいて、
    上記支柱体は、少なくとも隣接する2辺に連結部を突設する中空形材にて形成されている、ことを特徴とする壁用パネル。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の壁用パネルにおいて、
    上記パネル体の連結側端面に連結されるキャップ体を更に具備し、
    上記キャップ体は、連結側端面に連結部を突設してなり、この連結部には、表裏面側に向かって開口する表裏対称な拡開テーパ状の係合凹条が設けられ、
    上記連結手段は、隙間をおいて隣接する上記パネル体とキャップ体の連結部に設けられた両係合凹条に表裏面からそれぞれ係合する一対の狭小テーパ状の係合凸条を有する表裏一対の締付部材と、これら締付部材に設けられた貫通孔と上記隙間を貫通するボルト及び、このボルトに螺合するナットとで構成されている、ことを特徴とする壁用パネル。
  6. 請求項1ないし3のいずれかに記載の壁用パネルにおいて、
    上記パネル体の連結側端面に連結されるキャップ体を更に具備し、
    上記パネル体は、上記連結側端面における表裏面側に表裏対称な係止溝を設け、
    上記キャップ体は、上記パネル体の連結部先端に当接する基部と、この基部の両端から折曲されて上記係止溝に係合可能な係止脚片とを有し、
    上記キャップ体の係止脚片を上記係止溝に係合させた状態で、上記基部を貫通するねじ部材を上記連結部に螺合して、パネル体の連結側端面にキャップ体を被着してなる、ことを特徴とする壁用パネル。
  7. 請求項1又は2記載の壁用パネルにおいて、
    上記パネル体の連結側端面における表裏面側に表裏対称な係止段部を設け、
    連結された上記パネル体の隙間を塞ぐ化粧体に、上記係止段部に係合可能な係止突起を形成し、これら係止突起を上記係止段部に係合して化粧体を被着してなる、ことを特徴とする壁用パネル。
  8. 請求項3記載の壁用パネルにおいて、
    上記パネル体と支柱体の連結側端面における表裏面側に表裏対称な係止段部を設け、
    連結された上記パネル体と支柱体の隙間を塞ぐ化粧体に、上記係止段部に係合可能な係止突起を形成し、これら係止突起を上記係止段部に係合して化粧体を被着してなる、ことを特徴とする壁用パネル。
  9. 請求項5記載の壁用パネルにおいて、
    上記パネル体とキャップ体の連結側端面における表裏面側に表裏対称な係止段部を設け、
    連結された上記パネル体とキャップ体の隙間を塞ぐ化粧体に、上記係止段部に係合可能な係止突起を形成し、これら係止突起を上記係止段部に係合して化粧体を被着してなる、ことを特徴とする壁用パネル。

JP2004045040A 2004-02-20 2004-02-20 壁用パネル Expired - Fee Related JP4128148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004045040A JP4128148B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 壁用パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004045040A JP4128148B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 壁用パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005232863A true JP2005232863A (ja) 2005-09-02
JP4128148B2 JP4128148B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=35016101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004045040A Expired - Fee Related JP4128148B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 壁用パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4128148B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025955A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Showa Denko Kk 輻射冷暖房ユニット
JP2011144533A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Teramoto Corp 喫煙ブース
JP2013249597A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Shikoku Chem Corp 壁用パネル、壁用パネル群、パネル壁、およびパネル壁の構築方法
JP2014205961A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 株式会社住軽日軽エンジニアリング 橋梁防護板及びその固定構造
CN106284758A (zh) * 2016-08-05 2017-01-04 卓达新材料科技集团威海股份有限公司 轻质外墙板的安装结构
JP7100442B2 (ja) 2017-11-22 2022-07-13 コマニー株式会社 間仕切り装置及び間仕切りシステム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025955A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Showa Denko Kk 輻射冷暖房ユニット
JP2011144533A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Teramoto Corp 喫煙ブース
JP2013249597A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Shikoku Chem Corp 壁用パネル、壁用パネル群、パネル壁、およびパネル壁の構築方法
JP2014205961A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 株式会社住軽日軽エンジニアリング 橋梁防護板及びその固定構造
CN106284758A (zh) * 2016-08-05 2017-01-04 卓达新材料科技集团威海股份有限公司 轻质外墙板的安装结构
JP7100442B2 (ja) 2017-11-22 2022-07-13 コマニー株式会社 間仕切り装置及び間仕切りシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4128148B2 (ja) 2008-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63226432A (ja) 可動間仕切壁
JP4128148B2 (ja) 壁用パネル
JP3406472B2 (ja) フェンス
US20020020140A1 (en) Interconnectable studs and tracks for a building system
JP2000129827A (ja) 隔壁パネルの連結装置
JP2009035873A (ja) 柱固定用t字形ブロック、及びそれを用いた建築物の立柱構造
JP5147552B2 (ja) 門形の木質フレームに用いる接合構造
JP4468038B2 (ja) 木造建築用連結金物
JP2995607B2 (ja) 間仕切り壁
JP2000192574A (ja) 建物の壁構造及び建物の壁の構築方法
JP2570544Y2 (ja) 木造建築物における柱設立固定構造
JP2681622B2 (ja) 木造建築物における柱・横架材接合構造
JP2005248615A (ja) 壁体の構造
JP2725165B2 (ja) 木造建築物の横架材接合構造とその用具
JPS582837Y2 (ja) 建材の連結装置
JP6388177B1 (ja) 木造梁端接合金物及びこの木造梁端接合金物を用いた木造梁端接合構造
JP3308215B2 (ja) 戸 体
KR101579190B1 (ko) 중공문짝용 중공블럭의 접합구조 및 접합방법
JPH1193532A (ja) 扉パネル
JP2003213788A (ja) 構造材の接合構造
JP4512867B2 (ja) 枠材組立用ジョイント部材
JP2005315008A (ja) フェンス本体
JPH01250206A (ja) 天板の接続構造
JPH11181927A (ja) 建造物用下地構造
JP2006104774A (ja) 建築部材の接合構造

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20060628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080512

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees