JP2005232350A - コークス熱間反応後強度の推定方法及びコークスの製造方法 - Google Patents

コークス熱間反応後強度の推定方法及びコークスの製造方法 Download PDF

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【課題】 コークス熱間強度を精度良く推定する方法を提供すると共に、目標とするコークス熱間強度を精度良く達成することのできるコークスの製造方法を提供する。
【解決手段】 配合炭コークスの熱間反応後強度(CSR)の推定方法であって、配合炭コークスの反応率(CRI)を単味炭コークスのCRIの加重平均値に基づいて定め、該求めた配合炭コークスのCRIと配合炭コークス表面破壊強度(DI150 6)に基づいて配合炭コークスのCSRを推定する。配合炭コークスのCRIを、単味炭コークスのCRIの加重平均値及び単味炭コークスの全膨張率(TD)の加重平均値に基づいて定める。上記コークス熱間反応後強度の推定方法を用いてコークス熱間反応後強度を推定し、配合炭を構成する各単味炭の配合比を調整するコークスの製造方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、室炉式コークス炉で製造するコークス熱間反応後強度の推定方法及びコークスの製造方法に関するものである。
高炉装入原料として製造されるコークスは、乾留後のコークス強度が高いのみならず、高炉内での反応後においても高いコークス強度を有していることが要求される。高炉内での反応後に粉化が少ないことが必要だからである。
高炉内での反応後のコークス強度を評価する指標として、コークスの熱間反応後強度(以下「CSR」という。)が用いられる。CSRは、20±1mmの大きさに調整されたコークス200gを、ガス組成:二酸化炭素(100%)、反応温度1100℃、反応時間2時間の条件で反応させた後、I型ドラムで600回転させた後、反応後質量に対する9.56mm篩上質量の百分率で定義される。
コークス製造時の石炭の配合が変更になると、乾留したコークスのCSRの値も変動する。CSRが変動して反応後強度が低くなる場合があると、高炉内において粉化が増大し、好ましくない。従って、石炭の配合変更時には予めCSRを予測し、目標とするCSRにできるだけ近いCSRを実現することのできる配合を選択することが必要である。そのため、従来よりコークス熱間反応後強度を推定する種々の方法が提案されている。
特許文献1においては、コークス製造に当たり配合炭の性状として、平均反射率、平均反射率のばらつき、ギーゼラー流動度、及び灰分中の鉄成分又は塩基性成分の触媒効果指標を用いてコークスの熱間反応後強度を推定する方法が記載されている。
特許文献2においては、単味炭のコークスCSRと単味炭のコークス歩留りとの積を加重平均して算出したHCSRと、配合炭の流動性を示す指標と、各原料炭の流動性の重なりを示す指標と、配合コークスのアルカリ成分量を示す指標とを定め、これら指標を用いる統計的手法により求めた推定式によって配合コークスのCSRを推定する方法が開示されている。
なお、特許文献3にはコークスの表面破壊強度を推定する方法が開示されている。
特開平2−97410号公報 特開2001−172643号公報 特開2002−121565号公報
前記特許文献1に記載の方法では、コークスCSRの推定精度が十分ではないという問題があった。また、特許文献2に記載の方法についても、石炭配合構成およびコークス炉の操業条件により、CSRには加成性が成り立たないため、推定精度が十分ではないという問題点があった。
本発明は、コークス熱間反応後強度を精度良く推定する方法を提供すると共に、目標とするコークス熱間反応後強度を精度良く達成することのできるコークスの製造方法を提供することを目的とする。
即ち、本発明の要旨とするところは以下の通りである。
(1)配合炭コークスの熱間反応後強度(以下「CSR」という。)の推定方法であって、配合炭コークスの反応率(以下「CRI」という。)を単味炭コークスのCRIの加重平均値に基づいて定め、該求めた配合炭コークスのCRIと配合炭コークス表面破壊強度(以下「DI150 6」という。)に基づいて配合炭コークスのCSRを推定することを特徴とするコークス熱間反応後強度の推定方法。
(2)配合炭コークスのCRIを、単味炭コークスのCRIの加重平均値及び単味炭コークスの全膨張率(以下「TD」という。)の加重平均値に基づいて定めることを特徴とする上記(1)に記載のコークス熱間反応後強度の推定方法。
(3)上記(1)又は(2)に記載のコークス熱間反応後強度の推定方法を用いてコークス熱間反応後強度を推定し、該推定したコークス熱間反応後強度が予め定めた目標コークス熱間反応後強度となるように、配合炭を構成する各単味炭の配合比を調整することを特徴とするコークスの製造方法。
本発明は、単味炭コークスのCRIの加重平均によって配合炭コークスのCRIを求め、求めた配合炭コークスのCRIと配合炭コークス表面破壊強度(DI150 6)に基づいて配合炭コークスのCSRを推定することにより、精度良くコークスの熱間反応後強度を推定することが可能になる。
前述のとおり、コークスのCSRには加成性が成り立たないので、配合炭を構成する各単味炭のCSRが既知であっても、単味炭のCSRを加重平均したのでは配合炭のCSRを精度良く求めることができない。
一方、コークスの反応率(CRI)については、加成性が成立し、配合炭を構成する各単味炭のCRIを加重平均することにより、配合炭のCRIを精度良く推定することが可能である。図1には、横軸に単味炭コークスのCRIの加重平均値、縦軸に配合炭コークスの実績CRIをとってデータをプロットした結果を示す。図から明らかなように、単味炭コークスのCRI加重平均値から精度良く配合炭コークスのCRIが推定できることがわかる。ここでCRIとは、20±1mmの大きさに調整されたコークス200gを、ガス組成:二酸化炭素(100%)、反応温度1100℃、反応時間2時間の条件で反応させた後に反応後試料の質量を測定し、(反応前質量−反応後質量)/反応前質量×100 で表される、反応による質量減少率を示す指数である。
CRIの測定においては、まず各単味炭を試験乾留炉で乾留し、上記方法でCRIを測定する。試験乾留炉での乾留方法としては特に指定はなく、通常の方法で乾留を行えばよい。例えば、コークスサーキュラー第30巻第4号(1981)、239〜245ページに記載の方法を用いることができる。
次に、コークスのCSRとコークスのCRIとの関係について調べてみると、両者の間には強い相関が見られると共に、両者の関係はコークスの表面破壊強度の影響を受けていることが明らかになった。即ち、コークスのCSRは、コークスのCRIとコークスの表面破壊強度とから精度良く推定することが可能である。
ここでコークスの破壊強度とは、所定の機械的衝撃をコークスに与えたときに粉コークスにならず塊コークスとして残る程度を表す指数である。回転強度指数は円筒形の容器内でコークスの落下試験を自動的に繰返して行って得られる指数で、落下強度指数と本質的に同種の指数である。コークス強度試験において生成する粉コークスを表面破壊により生成するものと体積破壊により生成するものとに分離してそれぞれを推定し、その和からコークス強度を推定する方法が知られている。
コークスの表面破壊強度は、例えばIIS K 2151のドラム試験法によるDI150 6により表される。ここでDI150 6は、ドラム試験機で150回転の衝撃を与えた後の、6mm以上の塊の質量割合を示す。コークスの表面破壊は、衝撃によるコークス表面の脆性破壊により起っている。脆性破壊強度は、一般に材料の物性と欠陥とにより支配されている。欠陥については、一般に材料中の亀裂が問題になり、欠陥への応力集中係数は、亀裂先端の曲率半径と亀裂寸法により決定される。曲率半径が小さく、寸法の大きい亀裂ほど応力集中係数が大きく、破壊強度を低下させる。コークスの構造について詳細に調べた結果、コークス中には、体積破壊の原因になる巨視的な亀裂は存在するが、表面破壊の原因になるような亀裂は通常は存在せず、コークスの表面破壊の原因になる欠陥は、非接着粒界と連結気孔であることが明らかになっている。
コークスのCRIを横軸に取り、コークスのCSRを縦軸とし、コークスの表面破壊強度で層別してデータをプロットすると、図2に示すデータを得ることができる。図2の凡例において、例えば「DI<85」と表示されているものは、84≦DI150 6<85の意味である。この図から明らかなように、同一のコークス表面破壊強度であればコークスのCSRはCRIと良好な相関を有しており、一方コークスの表面破壊強度が高くなるとCSRは値が高い側にシフトしていることがわかる。このようにCSRがCRIと表面破壊強度とで定まる理由については以下のように考えられる。CRIは一定反応時間における反応率を示す指数であり、CRIが高いコークスは、脆弱な構造となっている。そのため、CRIが高いほど、I型ドラムで衝撃を加えた場合の粉化率が高くなり、CSRは低くなる。また、同一反応率(同一CRI)の場合には、反応させる前のもともとのコークスの表面破壊強度が高いほど、耐衝撃粉化性が大きくなるのである。
コークスの表面破壊強度DI150 6を推定する手段としては、例えば特許文献3に記載の方法を採用することができる。即ち、下記(1)式で定義される石炭軟化時の空隙充填度を求め、さらに石炭軟化時の空隙充填度とコークスの表面破壊強度との関係を求め、次に使用する石炭の石炭軟化時の比容積とコークス炉装入時の石炭の嵩密度からコークスの表面破壊強度を推定する。
石炭軟化時の空隙充填度(−)=石炭軟化時の比容積(cm3/g)×コークス炉装入時の石炭の嵩密度 (g/cm3) (1)
ここで、石炭軟化時の比容積は、例えばJIS M 8801のディラトメーターにより測定される膨脹率b(%)から下記(2)式により算出できる。
石炭軟化時の比容積(cm3/g)
=最大膨脹時の石炭体積(cm3)/ディラトメーターへの石炭装入量(g)
=0.96π(1+b/100) /ディラトメーターへの石炭装入量(g) (2)
コークスの表面破壊強度DI150 6と石炭軟化時の空隙充填度の関係を予め求めておけば、この関係を用いて、石炭軟化時の空隙充填度からコークスの表面破壊強度DI150 6を推定することができる。
すなわち、先ず各種石炭の軟化時の比容積を測定し、それらの石炭を単味で、あるいは配合して、乾留しコークスを製造する。その際、石炭装入時の嵩密度を測定しておく。次に、製造されたコークスの表面破壊強度、例えばIIS K2151のドラム試験法によるDI150 6を測定する。さらに、石炭軟化時の比容積と石炭装入時の嵩密度から算出される石炭軟化時の空隙充填度とコークスの表面破壊強度DI150 6の関係を求める。なお、石炭軟化時の比容積は、単味炭の場合は実測値を用い、配合炭の場合は各石炭の実測値の加重平均値を用いればよい。表面破壊強度を推定するには、使用する石炭の軟化時の比容積を測定し、さらに乾留する際の石炭装入時の嵩密度を石炭水分や粒度などから予測し、これらの値から石炭軟化時の空隙充填度を算出し、空隙充填度の値から、予め求めておいた石炭軟化時の空隙充填度とコークスの表面破壊強度の関係により、コークスの表面破壊強度を推定する。なお、石炭軟化時の比容積は、単味炭の場合は実測値を用い、配合炭の場合は各石炭の実測値の加重平均値を用いればよい。
本発明においてコークスのCSRを推定する具体的な方法としては、CSR、CRI、DI150 6の3者の関係を統計的手法で明らかにし、例えばCRI、DI150 6の一次関数としてCSRを推定する式を立てることができる。
次に、配合炭コークスのCRIを、単味炭コークスのCRIの加重平均値から推定する際におけるより好ましい方法について説明する。
配合炭コークスのCRIと単味炭コークスのCRIの加重平均値との関係について詳細に調査したところ、単味炭の全膨張率(TD)の加重平均値が低くなったときは、配合炭コークスのCRIが単味炭コークスのCRIの加重平均値よりも大きな値を示すことが明らかになった。図3には、横軸にTDの加重平均値、縦軸に配合炭コークスのCRIと単味炭コークスのCRIの加重平均値との差分(ΔCRI)をとり、データをプロットしている。この図からも上記事実が明らかである。
ここで石炭の全膨張率TDとは、JIS M 8801のディラトメーターにより測定される全膨張率であり、収縮率と膨張率の和として表される。
石炭の全膨張率が低いときに配合炭のCRIが単味炭CRIの加重平均値よりも大きくなる理由については以下のように考えることができる。即ち、全膨張率が低い場合は石炭粒子表面全体が接着していない。このため、気孔と気孔の連結部分(即ち粒子間接着部)をガスが拡散しやすくなり、結果として配合炭のCRIが単味炭CRIの加重平均値よりも高くなるのである。
本発明において配合炭のCRIを求める具体的な方法としては、配合炭のCRI、単味炭CRIの加重平均値、TDの3者の関係を統計的手法で明らかにし、例えば単味炭CRIの加重平均値、TDの一次関数として配合炭のCRIを推定する式を立てることができる。
本発明のコークスの製造方法においては、上記本発明のコークス熱間反応後強度の推定方法を用いてコークス熱間反応後強度を推定し、該推定したコークス熱間反応後強度が予め定めた目標コークス熱間反応後強度となるように、配合炭を構成する各単味炭の配合比を調整することとすると好ましい。本発明のコークス熱間反応後強度の推定方法を用いれば熱間反応後強度を精度良く推定することができるので、実績コークス熱間反応後強度が目標コークス熱間反応後強度と精度良く一致するように、配合炭を構成する各単味炭の配合比を調整することが可能になるからである。
これにより、従来と同じコストでCSRの高いコークスを製造することが可能になった。あるいは高炉で要求される下限ぎりぎりのCSRを狙ったコークスを製造することが可能になり、コークス製造コストを低減することが可能になった。
コークス炉に配合する各単味炭および配合炭について、CSR、CRI、TD、DI150 6の測定を行った。石炭を、水分3%に調整した後、装入密度0.85t/m3で試験コークス炉(炉幅420mm、炉長600mm、炉高400mm)に装入し、炉温1250℃で18時間乾留した。
CRIの測定においては、乾留したコークスを20±1mmの大きさに整粒した後、200gを、ガス組成:二酸化炭素(100%)、反応温度1100℃、反応時間2時間の条件で反応させた後に反応後試料の質量を測定し、CRI=(反応前質量−反応後質量)/反応前質量×100 により求めた。
TDの測定においては、JIS M 8801のディラトメーターにより測定した収縮率と膨張率の和として全膨張率を測定した。
CSRは、試験乾留後に20±1mmの大きさに調整されたコークス200gを、ガス組成:二酸化炭素(100%)、反応温度1100℃、反応時間2時間の条件で反応させた後、I型ドラムで600回転させた後、反応後質量に対する9.56mm篩上質量の百分率で表した。
コークスの表面破壊強度は、JIS K 2151のドラム試験法によるDI150 6により測定した。
コークスの反応率(CRI)、コークスの表面破壊強度(DI150 6)とコークスの熱間反応後強度(CSR)との関係は図2に示すとおりであり、この図に基づき、回帰式を下記(3)式のように定めた。
CSR=a×DI150 6−b×CRI+c (3)
ここで、a、b、cは定数である。
次に、コークスの表面破壊強度(DI150 6)の推定方法については、単味炭の最大比容積の加重平均値とコークス炉装入時の嵩密度により算出される石炭軟化時の空隙充填度から、図4を用いて推定した。図4は装入炭量300Kgの乾留試験炉による各種単味炭およびそれらの配合炭についての炉温1200℃での乾留実験から作成したものである。コークスの表面破壊強度は、JIS K 2151のドラム試験法によるDI150 6により測定した。石炭の比容積は、JIS M 8801に規定されている石炭の膨脹性測定装置を使用して石炭を1mm以下に粉砕して粉体のまま嵩密度0.8g/cm3に充填して測定した。
配合炭コークスのCRI、単味炭コークスのCRIの加重平均値、配合炭の全膨張率(TD)の関係は図3に示すとおりであり、この図に基づき、配合炭コークスのCRIを推定するための回帰式を下記(4)式のように定めた。この図で、縦軸のΔCRIは、配合炭コークスのCRI実測値と単味炭コークスCRI加重平均値の差を示す。
推定CRI=d×(単味炭コークスCRIの加重平均値)−e×(単味炭TDの加重平均値)+f (4)
ここで、d、e、fは定数である。
以上のような準備のもと、まず単味炭コークスのCRI、単味炭TDから(4)式によって配合炭のCRIを推定し、また上記の方法で配合炭コークスの表面破壊強度(DI150 6)を推定した。次いで、これらの値を用いて(3)式によって配合炭のCSRを推定した。
以上のようにして推定した配合炭のCSRと、配合炭CSR実測値とを対比したところ、図5が得られた。即ち、本発明のコークス熱間反応後強度の推定方法を用いることにより、配合炭コークスの熱間反応後強度を極めて精度良く推定することができた。
A製鉄所のコークス工場におけるコークス熱間反応後強度の推移を図6に示す。期間Aは本発明を実施する前、期間Bは本発明実施後である。また、期間A(5日目)、期間B(15日目)で使用した配合炭の各単味炭のVM,全膨張率TD(%)、単味炭コークスのCRI(−)、配合比を表1に示す。
ここで、配合1は5日目の配合、配合2は15日目の配合である。単味炭コークスのCRI加重平均値および全膨張率の加重平均値は、配合1ではそれぞれ32.1と44%、配合2では32.6と61%であった。
Figure 2005232350
図6から明らかなように、期間Aにおいては、本発明法に基づいたコークス熱間反応後強度の推定および各単味炭の配合比の調整は実施していないため、コークス熱間反応後強度は大きくばらつき、目標値である60を下回る場合もあることがわかる。一方、本発明法によるコークス熱間反応後強度の推定および各単味炭の配合比の調整を実施した期間Bでは、目標値である60以上を安定して維持することができた。
単味炭コークスのCRI加重平均値と配合炭コークスのCRIとの関係について示す図である。 コークスのCRI、DI150 6、コークスのCSR相互間の関係について示す図である。 配合炭コークスのCRI、単味炭コークスCRIの加重平均値、単味炭のTDの加重平均値相互間の関係を示す図である。 石炭軟化時の空隙充填度とDI150 6との関係を示す図である。 本発明のコークス熱間反応後強度の推定方法で推定した熱間反応後強度と実測した熱間反応後強度の関係を示す図である。 コークス熱間反応後強度の推移を示す図である。

Claims (3)

  1. 配合炭コークスの熱間反応後強度(以下「CSR」という。)の推定方法であって、配合炭コークスの反応率(以下「CRI」という。)を単味炭コークスのCRIの加重平均値に基づいて定め、該求めた配合炭コークスのCRIと配合炭コークス表面破壊強度(以下「DI150 6」という。)に基づいて配合炭コークスのCSRを推定することを特徴とするコークス熱間反応後強度の推定方法。
  2. 前記配合炭コークスのCRIを、単味炭コークスのCRIの加重平均値及び単味炭コークスの全膨張率(以下「TD」という。)の加重平均値に基づいて定めることを特徴とする請求項1に記載のコークス熱間反応後強度の推定方法。
  3. 請求項1又は2に記載のコークス熱間反応後強度の推定方法を用いてコークス熱間反応後強度を推定し、該推定したコークス熱間反応後強度が予め定めた目標コークス熱間反応後強度となるように、配合炭を構成する各単味炭の配合比を調整することを特徴とするコークスの製造方法。
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