JP2005231794A - エレベーターの移動ケーブル装置 - Google Patents

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Fumiaki Kojika
文明 小鹿
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Abstract

【課題】 常時は後退位置に保持され要時に動作してかごの側面から移動ケーブルを隔離するエレベーターの移動ケーブル装置を得る。
【解決手段】 昇降路1内の低温時に、移動ケーブル8の被覆層が合成樹脂製であるため下端の凸曲線部9の曲率半径が長くなる。この状態では作動手段11を消勢し作動部11先端の保護体12が後退する。これによって、かご6が外部から可視状態となる昇降路1を有するエレベーターにおいてかご8の美観を損なう不具合を解消する。
また、昇降路1内の高温時に移動ケーブル8の凸曲線部9の曲率半径が短くなるが、高温時に制御装置13が作動し作動手段10の保護体12により移動ケーブル8を押し、かご6から遠退けてかご8に移動ケーブル8が接触することによる損傷発生を防ぐ。
【選択図】 図2





Description

この発明は、展望用エレベーター等であってかごが外部から可視状態となる構造の昇降路が設けられるエレベーターの移動ケーブル装置に関する。
エレベーターにおいて、昇降路に移動ケーブル、すなわち制御ケーブルが吊設され一端は昇降路の上部寄りに他端はかごの底面の中心寄りにそれぞれ吊持される。そして、従来のエレベーターの移動ケーブル装置では、昇降路を昇降する乗りかごに制御ケーブル保護装置が設けられて、乗りかごの側面における上下にそれぞれ配置されて乗りかごの側面よりも突出して装備され制御ケーブルに対向して配置される。
そして、吊設された制御ケーブル下端に凸曲線部が形成されて凸曲線部の曲率半径が、詳細は後述するが昇降路の温度変化によって変動した場合に、制御ケーブルが制御ケーブル保護装置に当たる。これによって、制御ケーブル下端の凸曲線部の曲率半径が変動したときに、乗りかごの側面が制御ケーブルを摺擦することによる制御ケーブルの損傷を防ぐように構成されている。(例えば、特許文献1参照)。
なお、吊設された制御ケーブル下端に形成される凸曲線部の曲率半径は、制御ケーブルに合成樹脂製の被覆層が設けられているため、下端の凸曲線部の曲率半径は昇降路内の温度上昇による被覆層の軟化によって短くなり、また昇降路内の温度下降による被覆層の硬化によって凸曲線部の曲率半径が長くなる。したがって、昇降路内の温度上昇時に吊設された制御ケーブルが乗りかごの側面に接近する。なお、例えば展望用エレベーターのガラス張り等の昇降路であって、太陽光を受ける構造の昇降路の場合には昇降路内の温度変化が大きくなる。
特開平8−143246号公報(第2頁、図3)
従来のエレベーターの移動ケーブル装置では、吊設された制御ケーブル下端の凸曲線部の曲率半径が昇降路の温度上昇によって短くなったときに、乗りかごの側面における上下にそれぞれ設けられた制御ケーブル保護装置に制御ケーブルが当たる。これにより、乗りかごの側面が制御ケーブルを摺擦することによる制御ケーブルの損傷発生を防ぐように構成されている。
しかし、乗りかごに制御ケーブル保護装置が常時露出した状態に装備されているため、かごが外部から可視状態となる構造の昇降路が設けられるエレベーター、すなわち展望用エレベーター等の場合に、乗りかご外観の美観が損なわれるという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、常時は後退位置に保持され要時に動作してかごの側面から移動ケーブルを隔離するエレベーターの移動ケーブル装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベーターの移動ケーブル装置においては、昇降路を昇降するかご、一端が昇降路の上端寄りに吊持されて他端はかごの底面における中心寄りに吊持され、下端部に凸曲線部を形成して昇降路内に吊設された移動ケーブルと、かごに装備されて作動部に設けられた保護体が、かごの底面寄り箇所において移動ケーブルに対向して配置されて常時は後退位置に保持され、要時に動作して保護体によって移動ケーブルを押しかごの側面から遠退く方向に移動ケーブルを変位する作動手段と、昇降路内温度が所定値を超えて上昇したときに作動して作動手段を付勢する制御装置とが設けられる。
この発明によるエレベーターの移動ケーブル装置は、通常時、すなわち昇降路内温度が比較的に低温である場合には、移動ケーブルの被覆層が合成樹脂製であるため移動ケーブル下端の凸曲線部の曲率半径が長くなる。この状態では作動手段が消勢されていて作動部先端の保護体が後退位置に保持される。このため、かごが外部から可視状態となる構造の昇降路が設けられるエレベーター、すなわち展望用エレベーター等において、かごの外観における美観が損なわれる不具合を解消する効果がある。
また、昇降路内温度が比較的に高温である場合は移動ケーブルの凸曲線部の曲率半径が短くなるが、このときには温度検出を介して制御装置が作動し、作動手段が付勢されて作動部先端の保護体が前進し対向した移動ケーブルを押して変位させる。これによって、移動ケーブルがかご側面から遠退く方向に変位するので、かごが移動ケーブルを摺擦することによる移動ケーブルの損傷発生を未然に防ぐ効果がある。
実施の形態1.
図1〜図3は、この発明の実施の形態を示す図で、図1はエレベーターを概念的に示す縦断面図、図2は図1のかご箇所の拡大図、図3は図2における作動手段の作動状態を説明する図である。図において、昇降路1の上側に機械室2が設けられて、機械室2に巻上機3が設置される。そして、巻上機3の駆動綱車に主索4が巻掛けられて昇降路1内に吊下されて、一端が外装板5を有するかご6に連結され、他端はつり合おもり7に連結される。
また、移動ケーブル8の一端が機械室2、すなわち昇降路1の上端寄りに吊持され、他端はかご6の底面における中心寄りに吊持され、下端部に凸曲線部9を形成して昇降路1内に吊設される。そして、ねじ式電動シリンダー、油圧シリンダー等の進退機構によって構成されたアクチュエータからなる作動手段10が、かご6底面に装着されて進退方向が水平に配置される。また、作動手段10の作動部11の先端に枢着されたローラからなる保護体12がかご6の底面寄り箇所において移動ケーブル8に対向して配置される。
そして、作動手段10に制御装置13が接続され、また制御装置13に昇降路1内温度を検出する温度検出器14が装備される。なお、昇降路1内温度が所定値を超えて上昇したときの温度検出器14の出力によって制御装置13が作動し、作動手段10が付勢されて作動部11先端の保護体12が前進し対向した移動ケーブル8を押して変位させる。
上記のように構成されたエレベーターの移動ケーブル装置において、通常時、すなわち昇降路1内温度が比較的に低温である場合には、移動ケーブル8下端の凸曲線部9の曲率半径が長くなる。この状態では作動手段10が消勢されていて図2に示すように作動部11先端の保護体12はかご6の外装板5内に後退した位置に配置される。また、通常時はかご6に対して移動ケーブル8が図2に示す状態で対向する。
そして図2に示す状態において、巻上機3が動作して主索4を介してかご6及びつり合おもり7が互いに反対方向に昇降し、またかご6の昇降に伴って移動ケーブル8の凸曲線部9がかご6位置の下方を昇降する。また、前述の通常時において、移動ケーブル8が図2に示すようにかご6の外装板5に接触することはなく、移動ケーブル8に損傷が発生する恐れはない。そして、通常時において作動手段10の保護体12がかご6の外装板5内に配置される。
このため、かご6が外部から可視状態となる構造の昇降路1が設けられるエレベーター、すなわち展望用エレベーター等の場合にかご6外観の美観が損なわれる不具合を解消することができる。
しかし、昇降路1内温度が比較的に高温である場合は、移動ケーブル8の凸曲線部9の曲率半径が図3に鎖線で示すように短くなる。
そして、昇降路1内温度が所定値を超えて上昇した場合には、このときの温度検出器14の出力によって制御装置13が作動し、作動手段10が付勢されて作動部11先端の保護体12が前進し対向した移動ケーブル8を押して変位させる。これによって、移動ケーブル8が保護体12に支持されて凸曲線部9においてかご6の外装板5から遠退く方向に変位して図3に実線で示す状態となり、かご6の外装板5が移動ケーブル8を摺擦することによる移動ケーブル8の損傷発生を未然に防ぐことができる。
この発明の実施の形態1を示す図で、エレベーターを概念的に示す縦断面図。 図1のかご箇所の拡大図。 図2における作動手段の作動状態を説明する図。
符号の説明
1 昇降路、6 かご、8 移動ケーブル、9 凸曲線部、10 作動手段、11 作動部、12 保護体、13 制御装置。

Claims (2)

  1. 昇降路を昇降するかご、一端が上記昇降路の上端寄りに吊持されて他端は上記かごの底面における中心寄りに吊持され、下端部に凸曲線部を形成して上記昇降路内に吊設された移動ケーブルと、上記かごに装備されて作動部に設けられた保護体が上記底面寄り箇所において上記移動ケーブルに対向して配置され、常時は後退位置に保持されて要時に動作して上記保護体によって上記移動ケーブルを押し上記かごの側面から遠退く方向に上記移動ケーブルを変位する作動手段と、上記昇降路内温度が所定値を超えて上昇したときに作動して上記作動手段を付勢する制御装置とを備えたエレベーターの移動ケーブル装置。
  2. 作動手段を、進退機構によって構成されたアクチュエータからなるものとし、保護体を、上記作動手段の作動部先端に枢着されたローラからなるものとしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの移動ケーブル装置。
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