JP2005231269A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像形成装置において何らかの中断事由が発生した場合に、中断された先行するジョブ及びこれに後続するジョブの処理を適切に行い、当該画像形成装置を使用するすべてのユーザに不便をかけさせず、且つ、当該装置の効率的な運用を可能にする。
【解決手段】 画像データに基づいて且つ該画像データの一単位であるジョブごとに用紙上に画像形成を行う画像形成装置であって、第1ジョブについての処理を実行中に中断事由が発生した場合、当該第1ジョブに後行する第2ジョブについての処理を開始する制御手段と、前記中断事由が発生した時点で未だ処理が完了していない前記第1ジョブの内容を記憶する記憶手段とを備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】 画像データに基づいて且つ該画像データの一単位であるジョブごとに用紙上に画像形成を行う画像形成装置であって、第1ジョブについての処理を実行中に中断事由が発生した場合、当該第1ジョブに後行する第2ジョブについての処理を開始する制御手段と、前記中断事由が発生した時点で未だ処理が完了していない前記第1ジョブの内容を記憶する記憶手段とを備えている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えばコピー機、ファクシミリ機及びプリンタ、或いはこれらの機能を併せ持ついわゆる複合機等の画像形成装置及び該装置上で適用されて好適な画像形成方法の技術分野に属する。
従来、上述のような画像形成装置では、比較的大量の用紙をセッティングした給紙カセットから該用紙を連続的に送り出し、且つ、これに連続的に画像形成を実行するものが知られている。かかる画像形成装置では、例えば大部のドキュメントの形成や同じ情報内容をもつドキュメントの複数部数の形成を迅速に行うことなどができる。
しかしながら、このような連続的な処理を行いうる画像形成装置では、何らかの中断事由が発生することは免れない。例えば、例えば大部のドキュメント形成の実行最中に、給紙カセットに蓄えられていた用紙をすべて使い切ってしまい、その後の画像形成が実行できなくなる事態などが不可避的に発生する。この場合、当該大部のドキュメント形成の中断が余儀なくされるほか、当該画像形成装置が例えばネットワークを介して他のパソコンに接続されており、該パソコンから他の画像形成の指令を受け取っていた場合等には、その後に控えている画像形成の実行もまた中断を余儀なくされることになる。これでは、全体的な作業効率が悪化することになる。
そこで、かかる問題点に対処するため、従来においても、例えば特許文献1に開示されているような技術が知られている。この特許文献1では、概ね、収納手段内の被画像形成媒体が無くなったと判断された場合、画像形成処理を中止し、この中止した画像形成処理の動作ファイル以外の動作ファイルのうち被画像形成媒体無しと判断された収納手段以外の収納手段が選択される画像形成処理を継続して実行するとともに、その旨をユーザに通知する技術が開示されている。
特許第3387887号公報
しかしながら、上述のような画像形成装置には次のような問題点がある。まず、一般的には、前述のように何らかの中断事由が発生した場合でも、後続するジョブを実行するためには、それに先行し中断しているジョブをキャンセルするか、又は、意に反した画像形成条件に従って(例えば、前記中断事由が用紙切れの場合、サイズ・種類の異なる用紙で強制的に印刷を続行して)、画像形成処理を強制的に実行し、先行ジョブを終了させるしか手立てがない。これでは、中断したジョブの実行を要求したユーザは、そのジョブについて改めて実行要求を発しなければならないことになり、当該ユーザにとって不都合極まりない。また、意に反した画像形成条件に従って画像形成が行われるのでは、例えば無駄な用紙を使用してしまうことにもなりかねない。
このような不具合を解消するため、例えばネットワークに複数の画像形成装置を接続するとともに、そのうちの一つの画像形成装置に中断事由が発生した場合には、当該ネットワークに接続されているサーバによって、その中断しているジョブ及びそれに後続するジョブを画像形成処理可能な他の画像形成装置へ振り分ける、などという対策を採ることも考えられなくはないが、そもそもネットワークに1台しか画像形成装置が接続されない場合は対応不可能であるし、といってネットワークに複数の画像形成装置を接続すべきことをユーザに要求するのも現実的でない。
また、前記特許文献1では、たしかに後続のジョブを続行させる点で前記問題点に対する有効な対策であるとは考えられるものの、先行のジョブが完全に中止されしてしまうため、該ジョブを実行しようとしたユーザに不便をかけさせることになる点は前記と変わりはない。つまり、特許文献1において、当該ユーザは、当該ジョブを改めて最初から送信しなおさなければ、その画像形成処理の結果を得ることができないという不便を被るのである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、何らかの中断事由が発生した場合に、中断された先行するジョブ及びこれに後続するジョブの処理を適切に行い、当該画像形成装置を使用するすべてのユーザに不便をかけさせず、且つ、当該装置の効率的な運用が可能となる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを課題とする。
本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するため、画像データに基づいて且つ該画像データの一単位であるジョブごとに用紙上に画像形成を行う画像形成装置であって、第1ジョブについての処理を実行中に中断事由が発生した場合、当該第1ジョブに後続する第2ジョブについての処理を開始する制御手段と、前記中断事由が発生した時点で未だ処理が完了していない前記第1ジョブの内容を記憶する記憶手段とを備えている。
本発明の画像形成装置によれば、まず、画像データに基づいて用紙上に画像形成を行うことができる。ここで「画像データ」とは「画像情報」に基づいて作成されるが、この「画像情報」とは、例えば当該画像形成装置に付設され得るスキャナ部から読み取られた原稿面上の画像、或いは当該画像形成装置に接続されたパソコン等のユーザ端末で作成された画像、或いは更に、当該画像形成装置に搭載され得るファクシミリ機能によって外部から送信されてきた画像等を構成するために必要な情報をいう。なお、「画像」とは、文書、図画などのあらゆる象形を含む。また、本発明では、前記画像形成が「ジョブ」という単位で把握される。ここでユーザは、ジョブの内容として、例えば画像形成の対象となるべき用紙の種類、サイズ、あるいはカラー印刷をするべきかモノクロ印刷をするべきか等々を盛り込む(あるいは、指定する)ことができる。画像形成装置は、そのジョブの内容に従って画像形成を実行することになる。
そして、本発明の画像形成装置では特に、画像形成装置内に、既に処理が開始された第1ジョブと、該処理の完了後に処理が予定されている第2ジョブが存在する場合についての処理に特徴がある。ここに第1及び第2ジョブとは、前者が先行するジョブ、後者が後続するジョブを意味しており、具体的には例えば、当該画像形成装置が2台のパソコンに接続されている場合に、それらそれぞれから時間の間隔を空けて画像形成装置に送信されてきた画像情報に基づいて生成された相異なるジョブ等が該当することになる。
本発明では、このような状況下において、例えば用紙切れ等の中断事由が発生した場合、処理実行中であった第1ジョブに代えて第2ジョブについての処理が開始されるとともに、中断事由が発生した時点で未だ処理が完了していない第1ジョブの内容が記憶手段に記憶されるようになっているのである。
したがって、まず、第2ジョブの実行要求を出したユーザを延々と待機させるといった状態の発生を未然に回避することができるから、全体的な作業効率を向上させることができる。なお、この場合、もはや実行が不可能となった第1ジョブについては、とりあえずその処理を一旦中断することが可能である。
また、第1ジョブについては、未処理部分についての内容が記憶手段に記憶されるようになっているから、該第1ジョブのユーザとしては、前記中断事由の解消がなされた後、改めて第1ジョブを生成するための画像情報を送信するなどという手間をかけることなく、その処理を再開することができる。これによっても、全体的な作業効率を向上させるということができる。なお、この場合、好適には、例えば当該画像形成装置に前記記憶手段に記憶された第1ジョブについての処理を再開させる再開手段、具体的には例えばタッチパネル式のLCD(Liquid Crystal Display)等の操作表示部等が備えられているのが好ましい。また、記憶されるべき第1ジョブの内容としては、前記画像情報といったいわば生の情報ではなくて、該画像情報を適当な方式により変換した画像データが含まれるようにしておくのがよい。これによると、画像情報を変換する手間を省略することができるからである。
このとき上記の画像形成の手順を画像形成装置に実行させるための本発明の制御プログラムは、第1ジョブについての処理を実行中に中断事由が発生した場合、当該第1ジョブに後続する第2ジョブについての処理を開始する手順と、前記中断事由が発生した時点で未だ処理が完了していない前記第1ジョブの内容を記憶する記憶手順とを画像形成装置に実行させることを特徴とする。
なお、本発明にいう「中断事由」には、上述のように「用紙切れ」が含まれ得るが、ここに用紙切れとは、より具体的には、用紙を複数蓄積する給紙手段内における当該用紙をすべて使い切ってしまった状態をいう。更に具体的には、画像形成の対象となるべき用紙(のサイズ・種類)は、通常、前記のジョブによって指定されることから、用紙切れとは、当該ジョブが指定するところの用紙を使い切ってしまう場合をいう。この場合、前記の「第2ジョブについての処理を開始」というのは、典型的には、当該第2ジョブが第1ジョブによって指定されたサイズ・種類の用紙とは異なる用紙(即ち、未だ「用紙切れ」とはなっていない用紙)を指定している場合において、当該用紙に対する画像形成に係る処理を開始する場合が想定されている。もっとも、第2ジョブもまた、第1ジョブと同じサイズ・種類の用紙を指定している場合も当然にありうる。この場合には、前記画像形成に係る処理を実行することはできないから、「第2ジョブについての処理を開始」とは、例えば、「第2ジョブの内容を前記記憶手段に記憶する処理」の開始に該当すると解釈することが可能である。
あるいは、「中断事由」には、「カラートナー切れ」もまた含まれ得る。この場合にも、前述の用紙切れについて述べたこととほぼ同様の事情があてはまる。つまり、第1ジョブはカラー指定を含み、第2ジョブはモノクロ指定を含むなどという場合には、カラートナー切れを契機に、第2ジョブに基づく画像形成に係る処理が「開始」されるものと考えてよい。また、第2ジョブもまたカラー指定を含むという場合には、当該第2ジョブの内容を記憶手段に記憶する処理が「開始」されるものと考え得る。
また、本発明にいう「用紙」とは、字義どおり、パルプ等からなる紙片のみを意味するのではなく、例えばOHP用シート等トナーを付着することによって印刷することの可能な媒体一般を含む。
以上説明したように、本発明によれば、何らかの中断事由が発生した場合に、中断された先行するジョブ及びこれに後続するジョブの処理を適切に行い、当該画像形成装置を使用するすべてのユーザに不便をかけさせず、且つ、当該装置の効率的な運用が可能となる。
本発明のこのような作用及び効果その他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされる。
以下では、本発明の実施の形態について図1及び図2を参照しつつ説明する。ここに図1は、本実施形態に係る画像形成システムの概要図である。
図1において、画像形成装置は、制御部1、プリンタ部2、記憶装置3、ファックスインターフェイス(以下、「FAX I/F」という。)4、ネットワークI/F5、スキャナ部6及び操作部7から構成されている。
このうちプリンタ部2は、例えばパソコンS11及びS21から送られた、或いはスキャナ部6により読み取られ、更にはFAX I/F4により受信されるなどした画像情報に基づいて、これに基づき設定された印刷ジョブを処理する。プリンタ部2は画像処理部21及び画像形成部22からなり、画像処理部21は、受け取った画像情報を例えばPDL(Page Description Language)等で記述される画像データに変換するとともにこれを印刷ジョブとして確定し、画像形成部22は前記画像データないしは印刷ジョブに基づいて用紙上に実際に印刷(画像形成)を実行する。画像形成部22は、より詳細には、例えば半導体レーザ、感光ドラム、トナー供給部、定着部、更には前記感光ドラムに用紙を供給するための複数段の給紙カセット等を含む搬送機構部等々の公知の構成を備えてなる。なお、印刷ジョブの内容としては、前記画像データのほか、印刷対象となる用紙のサイズ・種類、あるいは、カラー印刷をすべきかモノクロ印刷をすべきか等のユーザによる指定された情報が含まれている。また、本実施形態の画像形成装置は、複数の画像情報についての処理が一時期に要求された場合等のために、その複数の画像情報の全部又は一部を蓄積するための図示しないスプーラを備えている。これらの画像情報は、例えばその到着順に従って前記画像処理部21、あるいは画像形成部22における処理を順番に受ける。
記憶装置3は、実行予定、或いは実行中の印刷ジョブや、エラーの発生した印刷ジョブ等を記憶する。また、本実施形態においては特に、用紙切れ等の中断事由が発生した時点で未だ処理が完了していない印刷ジョブがある場合においては、当該印刷ジョブの内容を記憶する。この点については、後に図2を参照して改めて説明することにする。FAX I/F4は、図示しないネットワーク外の機器と電話回線を介して接続され、FAX機能により画像情報の送受信を行う。ネットワークI/F5は、ネットワークに接続され、ネットワーク内でデータの送受信を行う。例えば、前記パソコンS11及びS21から送られてくる画像情報は、このネットワークI/F5を介して画像形成装置内に取り込まれる。スキャナ部6は、図示しないプラテン、光源部、CCDカメラ等を備え、前記プラテン上に載置された原稿面をスキャンして画像情報を読み取る。操作部7は、ユーザが当該画像形成装置に対して各種の指令を送信するためのユーザインターフェイスである。本実施形態において特に、この操作部7は、いわゆるタッチパネル式のLCDを備えているものとする。
そして、制御部1は、前記の各要素を通じて画像形成装置全体を制御する。また、制御部1は、制御指令を行うCPU、制御プログラム等が格納されたROM、一時的な記憶場所のRAM、不揮発データを格納するNVRAMから構成されている。本実施形態において特に、この制御部1は、後述する図2に示す処理を実行することに特徴があるが、この点については後に述べる。
なお、図1においては、パソコンの数が2台存在する場合が例示されているが、本発明において、このパソコンの数はその本質に無関係であることは言うまでもない(即ち、パソコンの数はいくつあってもよい。)。
かかる構成となる画像形成装置は、例えば図2に示すように運用され、その結果以下に記す作用効果を得ることができる。ここに図2は、中断事由の一例たる「用紙切れ」が発生した場合に本実施形態の画像形成装置で行われる処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明においては、前記プリンタ部2を構成する給紙手段が2段設けられており、そのそれぞれにA4版の用紙とB5版の用紙が収納されている場合を前提として説明を行うこととする。
図2においてまず、例えば図1に示すパソコンS11から所定の画像情報が送信されてくると、画像処理部21は該画像情報を画像データに変換するとともにこれを印刷ジョブとして確定し、続いて画像形成部22は該画像データないしは印刷ジョブに基づいて画像形成処理を実行する(図2のステップS10)。ここでは特に、ここで処理される印刷ジョブを「第1印刷ジョブ」と呼ぶことにし、該第1印刷ジョブの内容には、画像形成をB5版の用紙に対して実行する指定が含まれているものとする。また、前記の画像データへの変換処理及び画像形成処理は、1ページごとに行われるものとする。つまり、一般に、第pページ(pは正の整数)についての画像データへの変換及び画像形成処理が完了した後、続いて第p+1ページについての同処理が行われるという順次的な処理が行われることになる。
次に、中断事由の一例たる「用紙切れ」が発生したかどうかが確認される(図2のステップS11)。この場合における「用紙切れ」は、前記第1印刷ジョブの内容に応じて、即ち「B5」の用紙が使い切られたかどうかについて確認される。ここで用紙切れの発生がなかった場合には、第1印刷ジョブのすべてについての処理を完了する(図2のステップS11;NOからステップS111へ)。さらに、この場合には、それ以前に中断されたジョブ(後述するステップS12及びS13に関する説明参照。)が存在するかどうかが確認され(図2のステップS112)、それが存在しない場合には当該の処理のすべてを終了する(図2のステップS112;NOからEND)。一方、かかるジョブが存在する場合には、後に説明するステップS13の処理へと移行する(図2のステップS112;YESからステップS13へ)。
一方、ステップS11において、用紙切れが発生した場合(図2のステップS11;YES)には、その時点において未処理で残っているページについて更に前記の画像データへの変換処理を行い且つ未処理の第1ジョブとしての確定を行うとともに、これを記憶装置3に記憶する(図2のステップS12)。そして、このような処理を行った旨を、操作部7におけるLCDに表示する(図2のステップS13)。このような表示処理を実施すれば、当該第1印刷ジョブの実行要求を出したユーザに事態の正しい認識を促すことができる。ちなみに、この場合、B5用紙に対する画像形成をその内容に含んでおり且つB5用紙について用紙切れが発生した以上、第1印刷ジョブについての処理は途中で中断されることになる。このようにして、一般に、“中断されたジョブ”が発生することになる(前記の図2のステップS112に関する説明参照。)。
続いて、前記の第1印刷ジョブとは別の印刷ジョブが存在しているかどうかが確認される(図2のステップS14)。ここで別の印刷ジョブが存在するかどうかということには、当該別の印刷ジョブの基礎となる画像情報が既に前記スプーラに存在しているかどうかということのほか、この時点において画像形成装置が例えば図1に示すパソコンS21から“新たに”画像情報を受け取り、これに基づいて印刷ジョブが生成されたかどうか等ということが含まれる。ここでは特に、この別のジョブを「第2印刷ジョブ」と呼ぶことにし、該第2印刷ジョブの内容には、画像形成をA4版の用紙に対して実行する指定が含まれているものとする。
そして、このステップS14において、第2印刷ジョブが存在すると判断される場合には、前述のステップS10へと戻り、この第2印刷ジョブについての処理を開始する(図2のステップS14;YESからステップS10へ)。ここでは、第2印刷ジョブは、前述のようにA4に対する画像形成を行うことをその内容としているから、前記でB5についての用紙切れが発生していることとは無関係に画像形成に係る処理を実行することができる(図2のステップS10からステップS11;NOを経てステップS111という流れ)。もっとも、この第2印刷ジョブの実行中に、A4についての用紙切れが発生した場合には、前記の第1印刷ジョブについてと同様の処理が行われることになる(図2のステップS10からステップS11;YESを経てステップS12及びS13という流れ)。
一方、ステップS14において、第2印刷ジョブが存在しないと判断される場合には続いて、ユーザによってB5の用紙の補給がなされ、且つ、第1印刷ジョブについての処理の再開指令が行われたかどうかが確認される(図2のステップS15)。ちなみに、ここにいう再開指令は本実施形態において操作部7を介して行うことができる。ここで、これらが満たされない場合には、当該の処理をひとまず終了する(図2のステップS15;NOからEND)。ただし、このステップS15に係る判断処理は、画像形成装置の運用中にあっては適宜実行されるようになっていて、前記の条件が満たされるに至ったときには、即座に後述する各処理(図2のステップS16からステップS18に係る処理)が実行されるようになっているの好ましい。
一方、ステップS15の条件が満たされる場合には、記憶装置3に蓄えられた第1ジョブの内容を呼び出し、それについての処理を開始する(図2のステップS16)。ここで、再び、用紙切れが発生したかどうかの確認がなされ(図2のステップS17)、これが肯定される場合には、前述のステップS13へと戻る(図2のステップS17;YESからステップS13へ)。ちなみに、この場合には、当該第1印刷ジョブの内容については既に記憶済みであるので、前述におけるステップS12相当の処理は必要でない。一方、用紙切れが発生しなかった場合には、当該第1印刷ジョブのすべてについての処理を完了する(図2のステップS17;NOからステップS18を経てEND)。ちなみに、この場合には、記憶されていた第1印刷ジョブの内容を記憶装置3から削除しておくようにするのが好ましい。このようにすれば、記憶装置3の効率的な利用が可能になるからである。
以上のような運用がなされる本実施形態の画像形成装置によれば、まず、用紙切れが発生した場合に、その原因となった第1印刷ジョブのみならず、それ以後に実行が予定されている第2印刷ジョブもまた中断を余儀なくされるなどという事態を招くのではなく、該第2印刷ジョブが存在するのであれば、それについての処理を開始してしまうようになっている(図2のステップS14;YESからステップS10の流れ;特に、当該第2印刷ジョブが第1印刷ジョブの処理中断をもたらした事由とは無関係な内容を含むのであれば、該第2印刷ジョブについての画像形成処理等をも実行してしまうようになっている)。したがって、第2印刷ジョブの実行要求を出したユーザを延々と待機させるといった状態の発生を未然に回避することができるから、全体的な作業効率を向上させることができる。なお、前記では、第1印刷ジョブがB5に対する画像形成、第2印刷ジョブがA4に対する画像形成をその内容とすることを前提としていたが、第2印刷ジョブもまた、第1印刷ジョブと同様にB5に対する画像形成をその内容とする場合も当然にありうる。この場合には、該第2印刷ジョブについては、はじめから記憶装置3への記憶処理が行われることになるが(図2のステップS14;YESに発しステップS10からステップS11;YESを経てステップS12及びS13という流れ)、本発明は、このような場合もその範囲内に当然含むものである。
また、本実施形態によれば特に、中断されたジョブについては、未処理部分についての内容が記憶装置3に記憶されるようになっているから(図2のステップS12)、該ジョブのユーザとしては、用紙切れの解消がなされた後、改めて当該ジョブを生成するための画像情報を送信するなどという手間をかけることなく、その処理を再開することができる。これによっても、全体的な作業効率を向上させるということができる。
さらに、本実施形態では、記憶装置3に記憶される中断されたジョブの内容は、未処理部分に限られるから、記憶装置3の容量を無駄に消費することがない。なお、これに関連して、一定期間の経過の後には、記憶装置3に蓄えられている中断されたジョブの内容の全部又は一部を自動的に消去していくような構成を備えていてもよい。
なお、上記実施形態においては、本発明にいう「中断事由」の一例としてもっぱら用紙切れに着目しているが、本発明は、かかる形態に限定されるものではない。例えば、「中断事由」には「カラートナー切れ」もまた含まれ得る。この場合にも、前述の実施形態とほぼ同様の処理を実行できることが明白である。つまり、第1印刷ジョブはカラー指定を含み、第2印刷ジョブはモノクロ指定を含むなどという場合には、カラートナー切れを契機に、第2印刷ジョブに基づく画像形成に係る処理を開始し、第2ジョブもまたカラー指定を含むという場合には、当該第2印刷ジョブの内容を記憶装置3に記憶する処理を開始する、といった処理が展開されることになる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置及び画像形成方法もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
1…制御部
2…プリンタ部
3…記憶装置
4…FAX I/F
5…ネットワークI/F
6…スキャナ部
7…操作部
2…プリンタ部
3…記憶装置
4…FAX I/F
5…ネットワークI/F
6…スキャナ部
7…操作部
Claims (5)
- 画像データに基づいて且つ該画像データの一単位であるジョブごとに用紙上に画像形成を行う画像形成装置であって、
第1ジョブについての処理を実行中に中断事由が発生した場合、当該第1ジョブに後続する第2ジョブについての処理を開始する制御手段と、
前記中断事由が発生した時点で未だ処理が完了していない前記第1ジョブの内容を記憶する記憶手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記記憶手段に記憶された前記第1ジョブについての処理を再開させる再開手段を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第1ジョブの内容を記憶する処理を実施した場合に、その旨を表示する表示手段を更に備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記画像データの基礎となる画像情報を読み込む画像情報読取手段と、
前記画像情報を前記画像データに変換する変換手段とを更に備えてなり、
前記記憶手段に記憶される前記第1ジョブの内容には、前記変換手段による変換を受けて得られた画像データが含まれることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 画像データに基づいて且つ該画像データの一単位であるジョブごとに用紙上への画像形成手順を画像形成装置に実行させるための制御プログラムであって、
第1ジョブについての処理を実行中に中断事由が発生した場合、当該第1ジョブに後続する第2ジョブについての処理を開始する手順と、
前記中断事由が発生した時点で未だ処理が完了していない前記第1ジョブの内容を記憶する記憶手順と
を画像形成装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
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JP2008298867A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Brother Ind Ltd | 印刷装置 |
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