JP2005230822A - ハニカムフィルタの栓詰め方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、特に大径のハニカムフィルタの栓詰め方法において、ハニカム構造体に形成されたセル開口穴から適切な栓詰めすべきセル開口穴を選定するための方法を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明は、ハニカム構造体のセル開口穴に栓詰めするハニカムフィルタの栓詰め方法において、ハニカム構造体の端面を複数のエリアに分割し、隣接するエリアの画像には同一のセル開口穴が含まれるようにエリア毎に撮像する工程と、各エリアの撮像画像毎に所定のセル開口穴を基準として隣接するセル開口穴に栓詰め用穴とするか栓詰め不用穴とするかを識別するためのセル穴識別情報を割り付ける工程と、各エリアの撮像画像毎に付与されたセル開口穴のセル穴識別情報を重複して撮像されたセル開口穴をもとに端面全域で統一したセル穴識別情報に割り付け直す工程と、栓詰めすべきセル開口穴を選定する工程とを有するハニカムフィルタの栓詰め方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、多数のセルを有するハニカムフィルタに関わり、セルの開口端を選択的に封止する栓詰め方法、及び栓詰めされたハニカムフィルタに係わるものである。
ハニカムフィルタは、主として内燃機関から排出される排気ガス中の固体微粒子を捕捉するために用いられ、多孔質材でつくられたハニカム構造体からなり、仕切り壁で分割されて両端面に開口部を有する多数のセルを備えている。同一セルで見た場合、セルの一端は開口し他端は封止するように製造され、例えば、ハニカムフィルタの一方の端面は、市松模様又はチェッカー盤模様をなすように一つおきのセルの一端に封止材が充填され、他方の端面は残りのセルの一端が前記一方の端面の市松模様と逆の市松模様をなすように封止される場合が多い。以後、セルの端面開口部をセル本体と区別してセル開口穴と呼び、セル開口穴を充填材で封止することを栓詰めと呼ぶ。
ハニカムフィルタ製造における栓詰めに係わる技術として、例えば特公平2−45481号公報(公知例1)に開示されたものがある。即ち、ハニカム構造の選択されたセルの端部に流動性材料を充填する方法において、ハニカム構造の端面に溶融可能な材料で形成されたカバーを被せて多数のセル開口穴を閉鎖し、前記カバー上を走査して、選択されたセルの位置を決定し、そのセルの位置を示す第1の信号を発生し、その第1の信号に応じて穿孔手段を位置させるための第2の信号を発生し、その第2の信号に応じて穿孔手段を位置させ、その穿孔手段によって前記カバーに穴をあける工程からなることが記載されている。
また、特開2001−300922号公報(公知例2)において、セラミックハニカム成形体の端面に貼り付けたシートの所定のセルに対応した位置に穴を明けてハニカム成形体毎に対応したマスクを作成し、マスクを貼り付けた面を封止用スラリーに浸漬し、マスクに明けられた穴から封止用スラリーをセル中に充填することを特徴としたセラミック体の製造方法が開示されており、セルピッチが、穴明け位置に対して1セル以上の誤差が発生するような直径300mm以上のハニカム成形体に対しても自動化できると記載されている。
特公平2−45481号公報 特開2001−300922号公報
ハニカム構造体が大型になりセル開口穴数が数千から数万個と膨大になると、いかに能率的にかつ正確に、栓詰めすべきセル開口穴の位置情報を得て、該穴を被うカバーを除去するかが重要となる。ハニカム構造体が、ほとんど歪みなく、セル開口穴がほぼ設計図面どおりに成形されていれば、セル穴の配列方向に合わせて回転方向を位置決めし、設計データをもとに数値制御を利用した設備で対応することができる。しかし、セル開口穴の配列が歪んで製品個々に異なったり、セル開口穴自体の形状も変形してくると、数値制御技術だけでは対応できず、画像処理を応用した測定技術と、位置制御の自由度が高い高速加工技術、例えばレーザ加工技術を用いて対応することが考えられる。
前記公知例1においては、選択されたセルの位置を決定するための走査手段としてテレビカメラ等の光学装置を用い、光学装置がセルや仕切り壁の位置を示す信号を出力すること、また、穿孔手段としてピン状の加熱穿孔エレメントやレーザを用いることが記載されているが、どのようにして選択するセルを決め、その位置を決定するのか、また、レーザを用いた場合の具体的な穿孔方法については説明されておらず、実際の栓詰め処理に適用することはできない。
また、公知例2においては、セル位置の認識及びシートへの穴明けを、画像処理及びレーザ加工で実施すること、またシートへの穴明けを複数の小ブロックに分割して小ブロック毎に行うことが記載されている。しかし、セル位置の認識は、シートを貼り付ける前に行っており、その後のシートの貼り付け時やハンドリング時にハニカム成形体の位置がずれるとセル位置は認識できなくなる。このため、工程的及び設備的には、ハニカム成形体を撮像した後、その位置情報を保持できる状態でシートを貼り付けなければならないという制約がある。また、穴明けは、基本的には設計値通りのセルピッチで行う数値制御で行っており、セルピッチが大きく変形したハニカム成形体に対しては、端面に一気に実施すると1セル以上の誤差が発生するため、端面のセルを複数の小ブロック群に分割して小ブロック毎に実施することで1セル以内の誤差に収めると説明されている。また、セルの多少のピッチ変動に対しては、四角形のセルに対し小さな丸穴を明けることで対処するとも説明されている。
しかし、セルピッチが1セル以内となるような小ブロックをどのようにして設定するかの記載はなく、ハニカム成形体の外径やセルピッチから予め所定範囲を決めておくとすれば、ハニカム成形体の変形程度によっては誤差が1セル以上発生する場合もある。また、セルピッチ誤差が1セル以内であっても、セルの配列が1セル近くもずれると、正しい市松模様になるように穴明けさせられない恐れがあり、交互のセルに開口するという点で信頼性に問題がある。また、確実に栓詰め用封止材を充填するためには開口穴面積は大きい方が好ましいが、この点で封止品質の信頼性に問題がある。なお、画像処理で認識したセル位置情報は、どのような処理に使用されるのか具体的な説明はないが、小ブロックの穴明け基準位置を計算するためにだけ用いられていると推測される。
従って本発明は、特に大径のハニカムフィルタの栓詰め方法において、ハニカム構造体に形成されたセル開口穴から、あるがままの連なり状態に対応した適切な栓詰めすべきセル開口穴を選定するための方法を、また、被覆されたシートをセル開口穴から適切に除去する方法を提供することを目的としている。
本発明は、軸方向に延びるセルが多数形成されたハニカム構造体のセル開口穴に栓詰めするハニカムフィルタの栓詰め方法において、ハニカム構造体の端面を複数のエリアに分割し、隣接するエリアの画像には同一のセル開口穴が含まれるようにエリア毎に撮像する工程と、各エリアの撮像画像毎に所定のセル開口穴を基準として隣接するセル開口穴に栓詰め用穴とするか栓詰め不用穴とするかを識別するためのセル穴識別情報を割り付ける工程と、各エリアの撮像画像毎に付与されたセル開口穴のセル穴識別情報を重複して撮像されたセル開口穴をもとに端面全域で統一したセル穴識別情報に割り付け直す工程と、栓詰めすべきセル開口穴を選定する工程とを有するハニカムフィルタの栓詰め方法である。これにより、大径のハニカム構造体に対するセル開口穴選定処理を容易に行うことができるだけでなく、セル開口穴の座標情報を高い分解能で求めることができ、選定処理だけでなく、その後のシート除去処理を高い精度で行うことができる。なお、前記セル穴識別情報を割り付ける工程において、マーキングが施されたセル開口穴を基準とすれば好ましい。
なお、さらに、栓詰め用穴と栓詰め不用穴の配置はフィルタの仕様に合わせて規定されるが、その配置に基づいて栓詰め穴用と非栓詰め穴用が判定できるデータを割り付ければよい。栓詰め穴が市松模様に配置されるようなフィルタに対しては、栓詰め穴用と非栓詰め穴用データが交互になるように割り付けるとよい。また、前記セル開口穴はシートで被われていてもよい。
前記本発明においては、セル穴識別情報を行列番号とし、所定のセル開口穴を基準として順次隣接するセル開口穴に連続した行列番号を割り付け、予め栓詰めすべく設定したセル開口穴に割り付けられた行列番号をもとに、栓詰め穴か非栓詰め穴かを判定して、栓詰めすべきセル開口穴を選定することが好ましい。実施形態としては、予め栓詰めすべく設定したセル開口穴に割り付けられた行列番号を加算又は減算してその値が偶数か奇数かの属性を求めて判定データとし、各セル開口穴に割り付けられた行列番号の行番号と列番号を加算又は減算してその値が偶数か奇数かの属性を求め、前記判定データと同じ属性となるセル開口穴を栓詰めすべきセル開口穴として選定するのが好ましい。
また、前記本発明においては、ハニカム構造体の端面を撮像し、画像処理で算出したセル開口穴の座標情報をもとに、隣接セル探索ルールに従い隣接するセル開口穴を順次求めるようにすることが望ましい。好ましくは、シートが被覆された後のハニカム構造体の端面を撮像するとよい。
また本発明は、軸方向に延びるセルが多数形成されたハニカム構造体のセル開口穴に栓詰めするハニカムフィルタの栓詰め方法において、選定したセル開口穴を被うシートを除去する工程は、ハニカム構造体の端面を複数の加工エリアに分け、該加工エリアの栓詰めすべきセル開口穴を被うシートにレーザ光を偏向させて照射してシート除去処理を行うことを特徴としている。本発明においては、セル開口穴を被うシートを、セル開口穴面積の40%〜90%除去することが好ましい。また、本発明においては、画像処理により算出されたセル開口穴の座標値をもとに、栓詰めすべく選定されたセル開口穴形状が許容範囲にあるか否かを判定し、許容範囲内のものは予め設定したパターンで、また許容範囲外のものについては実形状にあわせて、栓詰めすべきセル開口穴を被うシートにレーザ光を偏向させて照射してシート除去処理を行うようにするとよい。なお、本発明は、前述した栓詰めすべきセル開口穴を選定する発明とともに実施するのが望ましい。
なお、上記本発明で述べた栓詰め方法とは、セルの端面開口部であるセル開口穴のうちから封止材を充填して栓詰めすべきセル開口穴を選定する工程と、選定したセル開口穴を被うシートを除去する工程と、シートが除去されたセル開口穴に封止材を充填する工程とを有するものである。
本発明のハニカムフィルタは、軸方向に延びるセルが多数形成されたハニカム構造体のセル開口穴が部分的に栓詰めされているハニカムフィルタであって、前記ハニカムフィルタの栓詰めすべきセル開口穴は、所定のセル開口穴を基準として、隣接するセル開口穴に、栓詰め用穴とするか栓詰め不用穴とするかを識別するためのセル穴識別情報を割り付けて選択され、前記栓詰めすべきセル開口穴がセラミックで栓詰めされたものであることを特徴としている。
また、本発明のハニカムフィルタは、軸方向に延びるセルが多数形成されたハニカム構造体のセル開口穴が部分的に栓詰めされているハニカムフィルタであって、栓詰め用セラミックが、セル開口穴面積の40%〜90%の面積が明けられたシート穴部から栓詰めすべきセル開口穴に充填されたことを特徴としている。前記除去率は40%〜80%が好ましく、40%〜65%がさらに好ましい。また、本発明においては、シート穴部の形状はセル開口穴に倣った形状であることが望ましい。
以上、本発明は次のような効果を有している。
1)セル開口穴の連なり状態に応じて合理的に隣接セル開口穴を規定し、隣接するセル開口穴に栓詰め穴用と非栓詰め穴用識別情報を割り付けるので、確実に栓詰めすべきセル開口穴を選定することができる。
2)画像処理で算出したセル座標情報をもとに、隣接セル探索ルールにより所定のセル開口穴を基準として順次隣接するセル開口穴を規定していくことで、セルが歪んでいてもセル開口穴の連接状態を適切に決めることができる。
3)連接したセル開口穴に連続した行列番号を割り付けることにより、栓詰めすべきセル開口穴の一つの行列番号を知ることで、他の栓詰めすべきセル開口穴を極めて容易に、短時間で選定することができる。
4)ハニカム構造体の端面を複数の加工エリアに分け、光偏向の振れ幅が狭い範囲のレーザ光でシート除去加工を行うので、シート残存程度をセル開口穴の位置に係わらず少なくできる。
5)セル開口穴の変形に合わせてシートを除去するので、変形が大きいセル開口穴であっても、シート残存量を少なくすることができる。
図1は、本発明の一実施形態を説明するためのシステム例を示図である。
ハニカム構造体1は外周面が外殻をなす柱状で、軸方向に延び、軸方向に直交する断面が格子状をなす多数の仕切り壁で分割された多数のセルを有し、前工程で一端面或は両端面に栓詰め用封止材の侵入防止用のシートが貼られている。ハニカム構造体1は一端面を上にしてXYステージ2にセットされる。XYステージ2の上方には、ハニカム構造体1の端面を撮像する手段としてのCCDカメラ3と、シート除去手段としてのレーザ光を照射するレーザヘッド5が配設されている。XYステージ2は、ハニカム構造体1をセット、取出しする位置と、CCDカメラ3で撮像する位置と、レーザ光を照射する位置との間を移動できるストロークを有している。制御装置4は、XYステージ2の位置制御をするとともに、撮像時のCCDカメラ3からの画像情報及びXYステージの移動情報を取込んで、栓詰めすべきセル開口穴の位置と形状を求め、シート除去時のレーザ光照射制御及びXYステージ2の位置制御を行う。なお、セル開口穴はシートを通して撮像されるので、シートは光透過性を有しており、使用するレーザ光や封止材に合わせた材質、厚さのものを使用する。
CCDカメラ3は、セル開口穴の形状を規定するに十分の画像分解能が必要であり、セル開口穴の形状や大きさで視野が決定される。大型のハニカム構造体に対し、1視野で全端面を撮像すると画像分解能が低下し、セル開口穴の位置や形状を算出する座標情報を精度よく得ることができなくなるため、複数視野で端面を撮像することが望ましい。また、レーザ光による加工を高速に行うためには、光ビームをガルバノメータを用いて機械的に或いは電気的に偏向させて進行方向に振って行うのが一般的であり、この時加工できる範囲(以降、加工範囲と呼ぶ)は用いるレーザ加工機により決まってくる。光ビームの振れ幅が大きければ加工範囲は広くなるが、照射中心より離れるほど加工面に対しレーザ光は斜めに照射される。このため、端面全域が加工範囲内にあっても、中心部と周辺部では照射位置及びシート溶融状態に差が生じる。従って、栓詰め不良が発生しないような精度でシートが除去できるようなエリア(以降、加工エリアと呼ぶ)を設定し、これに合わせた加工を行うことが重要となる。
以下、格子状に形成された仕切り壁により1辺が約1mmの正方形状のセル開口穴が一端面に約15000個形成された、DPF用に利用される略円柱形状のハニカム構造体1を例に本発明を説明する。
栓詰めすべきセル開口穴は、一方の端面と他方の端面とで逆の市松模様をなすように選定するとする。このためには、基本的には、セル開口穴の連なり状態に応じて合理的に隣接セル開口穴を規定し、予め栓詰めすべく設定したセル開口穴を基準として、隣接するセル開口穴に、栓詰め不用穴とするか栓詰め用穴とするかを識別するためのセル穴識別情報を、栓詰め穴用と非栓詰め穴用データが交互になるように割り付ければよい。このため、栓詰めすべく設定した基準穴には、センサなどで認識できるようなマーキングを施しておくことが好ましい。なお、一端面側においては、栓詰めすべき基準穴としては任意の穴でよいため特にマーキングを施す必要はないが、この場合の他端面側の基準穴は、一端面側の市松模様を構成するセルと異なるセルのうちから、任意に少なくとも一つの開口穴を自動的または人為的に選定する必要がある。以下、一端側の基準穴にも、これを被うシートに画像処理で識別できるマーキング、例えば黒丸印や貫通穴などが施されているとして説明する。
栓詰めすべきセル開口穴位置の選定方法の具体例を、図2に従って説明する。
最初に、図2のS1に示すように、CCDカメラ3でハニカム構造体1の一端面を撮像する。上記サイズのセル開口穴を良好な精度で計測するための画像分解能は約0.1mm/画素が必要であり、このためには、端面を4分割して撮像すればよいとする。撮像は、端面を4つのエリアに分けるようにXYステージ2を移動して行う。それぞれの撮像画面G1〜G4の模式図を図3の(a)から(d)に示すが、隣接エリアと一部重なるように、かつ重なる部分(斜線で示す)には同じセル開口穴が含まれるように撮像する。続いてS2に示すように、撮像した画像を画像処理し、画面毎に各セル開口穴のエッジ座標情報をもとに、各セル開口穴の図心座標、面積、辺長、対角線長などを求める。
次いで、S3に示すように、任意のセル開口穴に対し隣接するセル開口穴を規定し、セル穴識別情報として連続した行列番号を割り付けていく。同一行番号を有するセル開口穴は、列番号順に行方向に合理的な並びで連接されていることを表し、同一列番号を有するセル開口穴は、行番号順に列方向に合理的な並びで連接されていることを表す。しかし、セルの歪み等によりセル配置がずれたりセル開口穴が変形したりしたハニカム構造体を、各セル開口穴の図心位置だけをもとにして隣接するセル開口穴を規定しようとすると、図心間距離のばらつきなどにより合理的な行又は列方向が得られない場合が生ずる。従って、セル仕切り壁の方向も考慮した隣接セル探索ルールで隣接セル開口穴を規定していく。この結果得られる本発明で言う行及び列方向は、固定的に決めた水平及び垂直方向に直線状に伸びた方向ではなく、ハニカム構造体個々に規定され、傾斜していたり、曲線状であったりし、また行と列方向が斜めに交差するなど種々の形態をとることになる。
次に、隣接セル開口穴を規定するための隣接セル探索ルールを説明する。
探索開始用のセル開口穴は任意に決めてよいが、本説明では画面内のセル開口穴の図心座標のうち、例えば端面の輪郭線と画面境界線の交点座標に一番近い図心座標を探索し、この図心を擁するセル開口穴を探索開始用のセル開口穴とし、識別情報として例えば1行1列を割り付ける。行方向に隣接するセル開口穴を規定する場合、この1行1列のセル開口穴の図心を最初の起点とし、画面座標のX軸方向に仮走査し、最初に交わる仕切り壁面に対し、その両端から延びる隣接仕切り壁のうち、所定の仕切り壁に沿った方向を算出し、この方向を1行1列のセル開口穴の行方向とし、起点と行方向を基準に所定のサーチエリアを設け、この範囲内にある他の図心座標のうち、起点から直近にある図心座標を求め、この図心座標を擁するセル開口穴を隣接セル開口穴とし1行2列と割り付ける。次に、1行2列のセル開口穴の図心を起点とし、上記と同様な処理を行って隣接セル開口穴を規定し1行3列を割り付ける。以下、順次同様な処理を行って同一行の列付けを行う。同様にして、列方向に隣接するセル開口穴の規定も行うことができる。
以下、図3、4を参照しながら、画面G1を例にして、具体的に隣接セル開口穴の規定方法、即ち行列番号の割り付けについて説明する。
画面G1における探索開始用のセル開口穴は、セル開口穴の図心のうち、端面の輪郭線G1Lと画面境界線G1Xの交点GKに最も近い図心を擁するセル開口穴11とし、1行1列と割り付ける。右隣で1行2列と割り付けられるべきセル開口穴は、セル開口穴11の図心11zを最初の起点にして、行方向11gに延びるように設定したサーチエリアE1(点線内のハッチングAで示す)内にある図心座標のうち、直近にある図心座標を擁するセル開口穴12とする。セル開口穴11の行方向11gは、図心11zから画面座標のX軸方向に仮走査し、最初に交わる仕切り壁面に対し、その両端から延びる隣接仕切り壁のうち、例えば上側の仕切り壁に沿った方向とするが、本例のセル開口穴は正方形であることから、最初に交わる仕切り壁面に対し、直交した方向とする。
次いで、セル開口穴12の図心12zを起点として、セル開口穴11の行方向11gに仮走査して最初に交わる仕切り壁面に対して直交する方向を求め、この方向をセル加工穴12の行方向12gとし、上記と同様の処理を行うとセル開口穴13が探索され1行3列となる。この処理を順次行うことにより、画面内の1行目に連なるセル開口穴が探索され、連続した列番号がつけられていく。
なお、図4に示したサーチエリアE1は、長手方向が設計上のセル開口穴間隔の1.5倍で、短手方向がセル開口穴間隔の1倍の範囲とし、図心を中心として短手方向を振分けるように設定しているが、セル開口穴形状が歪んだり配置がずれたりしていても、許容範囲内であれば隣接するセル開口穴が探索できるような範囲を設定すればよい。
続いて2行目の全列にセル開口穴番号を割り付けるために2行目の最初の起点を求める。本画面における2行目は1行目の上方に位置するので、2行目の最初の起点は、1行1列のセル開口穴11から列方向上方に隣接するセル開口穴を探索することで求める。即ち、1行1列のセル開口穴11の図心11zを起点とし、行方向11gに直交する上向の方向を列方向11rとし、上述した行方向に設定したと同様範囲のサーチエリアE2を、列方向11rに長手方向が延びるように設定し(点線内のハッチングBで示す)、この中にある図心座標を抽出することで行う。図4においてはセル開口穴21の図心21zがこれに相当し、2行目の最初の起点が決まるとともに、セル開口穴21がセル開口穴11の列方向上方に隣接するセル開口穴と規定され、識別情報として2行1列を割り当てる。
続いて、セル開口穴21の図心21zを起点とし、上述したと同様にして求めたセル開口穴21の行方向21gにサーチエリアE1を設定し、その中にある図心座標を求め、セル開口穴22を規定し、2行2列を割り付ける。このようにして2行目のセル開口穴に順次列番号を割り付けていく。
なお、前記設定したサーチエリアE2内に、セル開口穴の図心座標がない場合は、2行目の開始点は、1行目の開始点の右隣である1行2列のセル開口穴12の図心から上記と同様にサーチエリアE2を設定することによって求める。この場合に求められた2行目の開始点を有するセル開口穴は、2行2列として割り付ける。
以上のようにして、1行目のセル開口穴の上方にあるセル開口穴全てについて行列番号を割付るが、ハニカム構造体1の回転方向セット姿勢によっては、行方向が画面座標軸に対し斜めに設定され、1行目のセル開口穴の下方のセル開口穴が未割り付けとなることがある。この場合は、引続いて1行目のセル開口穴の下方に対して行列番号割り付け処理を行い、行列番号が一連の数字で表されるように適宜修正すればよい。このようにして、画面G1内の全てのセル開口穴に行と列番号を割り振る。同様にして、画面G2、G3、G4内の全てのセル開口穴に行と列番号を割り付ける。なお、行列番号は、同一画面内及び違う画面であっても、番号の昇順方向が画面座標で同じ方向になるようにする。
次に、S4に示すように、各画面固有に割り付けた行列番号を、一つのハニカム構造体1の統一的な行列番号に割り付けし直す。前述したように、各画像は、隣接エリアが一部重なるように、かつ重なる部分には同じセル開口穴が必ず含まれるように撮像されているため、まず、重複して撮像されたセル開口穴から任意のセル開口穴を選定し、一方の画面において割り付けられた行列番号が、他方の画面において割り付けられた行列番号に一致するような補正データを算出し、これを一方の画面の行列番号の修正に用いる。例えば図5において、セル開口穴11が、画面G1においては1列1行であり、画面G3においては11行1列であるとすると、画面G1で付けた行列番号を画面G3を基準として付け直すには、画面G1における行列番号の行番号に補正値10を加算すればよいことになる。列番号にもずれがあれば、同様にずれ分を加算または減算すればよい。次いで画面G2、画面G4へと同様の処理を展開する。これにより、ハニカム構造体1の端面全面に形成された全てのセル開口穴に、連続した行と列の番号を重複することなく割り付けることができる。なお、この時に基準とする画面は適宜選定すればよい。
次に、S5に示す栓詰めすべきセル開口穴の選定方法について説明する。
前述したように、栓詰めすべき設定したセル開口穴の一つにはマーキングが施されているので、このマーキングを撮像時画像処理で認識し、このセル開口穴に割り付けられた行列番号を求める。この行列番号をもとにすると、栓詰めすべき他のセル開口穴は簡単な数値計算で求めることができ、極めて短時間で規定することができる。即ち、市松模様に栓詰めするには、マーキング部のセル開口穴の行と列番号を加算した値が偶数の時、栓詰めすべき他のセル開口穴は、行と列番号を加算した値が偶数となるセル開口穴である。マーキング部のセル開口穴の行と列番号を加算した値が奇数の場合は、行と列番号を加算した値が奇数となるセル開口穴である。行番号から列番号を減算した場合も同様である。また、各画面内のセル開口穴の図心座標は求められており、各画面の座標位置関係はXYステージの移動量から求めることができるので、端面の全セル開口穴の図心座標は、任意に設定したCCDカメラ座標系で一義的に求めることができ、上記で求めた栓詰めすべきセル開口穴について、その図心や形状などを表す座標情報を行列番号とリンクして制御装置4に記憶させておくことができる。
上述したように、本発明における行列番号は、連続的な数値データであり、算術計算で栓詰めすべきセル開口穴を規定することができる識別情報としての機能だけでなく、ハニカム構造体端面内におけるアドレス情報としても使用でき、該セル開口穴の概略位置を知ることができ、後述するように端面を複数箇所に分けてシート除去をするような場合には好適である。また、各セル開口穴の位置、形状等の各種データをコンピュータ処理するときの管理用ラベルとして用いることもできる。
以上、栓詰め穴とするか栓詰め不用穴とするかを識別するためのセル穴識別情報として行列番号を用いた例を説明したが、栓詰め穴用と非栓詰め穴用が直接識別できるデータを有するセル穴識別情報を用い、隣接するセル開口穴に、栓詰め穴用と非栓詰め穴用データを交互に付与するようにしてもよい。前記データとしては、コンピュータ処理がし易いように、例えば「1」「0」を用いるとよい。この場合、最初から、栓詰めすべき穴は1、栓詰めしない穴は0として全セル開口穴に仮割り付けを行った後、基準穴に割り付けられたデータを参照し、そのデータが1であれば、各セル開口穴に付与した情報はそのまま保持し、0であればデータを反転して保持するようにしてもよいし、最初は単に1、0を割り付けて基準穴に割り付けられたデータを参照し、そのデータと同じ数値が割り付けられたセル開口穴を栓詰めすべき穴と規定するようにしてもよい。
なお、本説明は、端面を4視野で撮像した場合で行ったが、1視野で撮像した画面に対しても適用できることは言うまでもない。また、セル開口穴がほぼ設計図通りに正確に形成され、セル開口穴が一定方向になるように回転方向が位置決めされる場合は、隣接するセル開口穴は、画像処理で算出した座標情報をもとにして求めなくても、設計図で得られる座標情報から求めることもできる。
次に、シート除去方法について説明する。
栓詰めすべきセル開口穴が選定されると、ハニカム構造体1がレーザヘッド5の下方へ来るように、XYステージ2を移動制御する。前述したように、光偏向式レーザ加工機を用いて、シートの所定箇所を良好な精度で除去するためには、光ビームの振れ幅が小さい範囲を加工エリアとすることが重要である。例えば、一辺が100mm四方の加工範囲を有するレーザ加工機を用いた実験では、70mm四方を超える位置にあるセル開口穴は、図心に対する溶融中心のずれが顕著になりシート除去精度が悪くなり、加工エリアを70mm四方以下にすることが好ましく、さらには50mm四方以下にすることが望ましいことを確認している。従って、端面のサイズが設定した加工エリアより大きな場合には、端面を複数の加工エリアに分けるようにハニカム構造体1を移動させ、都度加工する。なお、レーザヘッド座標系における座標情報は、CCDカメラ3とレーザヘッド5の機械的取り合い寸法が決まっているため、前記で求めたCCDカメラ座標系におけるセル開口穴の座標情報を変換して求めることができ、レーザヘッド5はその座標情報をもとに加工を行う。
以下、図7に示すように端面を4分割して加工するとして説明する。この場合、上記の端面全域用に設定したCCDカメラ座標系において、端面に外接する矩形エリアを構成する外形線66、67、68、69と、矩形エリアを縦横に2等分する中間線70と71を算出し、端面をこれらの線分で区切られた4つの矩形エリアL1、L2、L3、L4に分けて各矩形エリアを加工エリアとし、加工エリアにおける加工中心は、各加工エリアの対角線の交点61、62、63、64とするとよい。これは、該交点位置が該加工エリアの4箇所のコーナーエッジから等距離の関係にあるからである。なお、各加工エリアの境界付近にあるセル加工穴については、どの加工エリアで加工するかを予め決定しておけばよい。この時、各加工エリアに含まれるセル開口穴を行列番号で管理しておくと、境界付近のセル開口穴を、行列番号で容易に抽出することができる。
シート除去加工は、レーザヘッド5の加工範囲の中心に、交点61、62、63、64が来るようにXYステージ2を移動させて行う。例えば、レーザヘッド5の加工範囲の中心が交点61にある時は、図7に示す端面の左下の加工エリアL3にあるセル開口穴についてシート除去加工を行い、この領域の加工が終了すると、レーザヘッド5の加工範囲の中心が交点62に来るようにXYステージ2を移動させ、右下の加工エリアL4にあるセル開口穴についてシート除去加工を行う。加工エリア内におけるシート加工順序は、セル開口穴に割り付けた行列番号に従い、栓詰めすべき開口穴として規定した行列番号順に行ってもよいし、座標系のXY軸方向に従い、図心の座標値順に行うようにしてもよい。
また、シート除去に当たっては、封止用セラミックが除去した穴部からセル開口穴全面に浸透するように十分な大きさが必要であり、封止用セラミックの粘度等によっても異なるが、セル開口穴面積に対する除去面積の割合である除去率は40%以上となるようにすることが好ましい。同じ除去率であっても、照射時のレーザ光が仕切り壁に当たる恐れを少なくするためには、円状に除去するより、セル開口穴に倣った形状になるようレーザ光をセル仕切り壁に沿って除去する方がよい。従って、本例の一辺が1mmの正方形状セル開口穴の場合、セル開口穴の画像処理で求めた図心位置を中心にして、一辺が約0.6〜0.95mmの略正方形に除去できるように照射するとよく、パターン照射方式で行うと効率的である。除去率を、円形穴では実現できない80%以上とするためには、略正方形穴の一辺を0.9mmにすればよいことになるが、これはレーザ光強度とレーザビーム径を適切に設定することで対応でき、さらに0.95mm程度までは可能で、この時の除去率は約90%にもなる。なお、仕切り壁を照射する恐れを少なくするためには、一辺が0.8mm平方程度の穴となるようにすることが望ましく、この時の除去率は約65%となる。
前述したように大型のハニカム構造体は歪み易く、セル開口穴も変形し易いため、局部的にシールが残ったり、仕切り壁にレーザ光が照射されて損傷する恐れがある。このため、S6で示すように、シート除去すべきセル開口穴の変形程度を判定し、この結果でレーザ光の照射方式を切り替える。変形程度の大小判断は、セル開口穴の面積、辺長、対角線長などを、設計値に対するものと画像処理で求めた値とを比較して行うとよい。
変形が大きく、例えば図6に示すように、形成されたセル開口穴51(実線で示す)が、正方形の設計形状のセル開口穴52(点線で示す)に対して平行四辺形状に大きく変形したような場合、前述のパターン照射方式では開口穴隅53、54の部分はシートが除去できずに塞がれたままとなり、栓詰め不良が生じる恐れがある。従って、変形が小さいと判定された場合は、前述したセル開口穴の画像処理で求めた図心位置を中心としたパターン照射方式でよいが、変形が大きいと判断されるとS7に進み、図6(b)に示すように、画像処理で求めたセル開口穴エッジ部55、56、57、58の座標データをもとに、エッジ部より少し内部の座標点を結ぶような位置制御データを作成し、変形したセル開口穴の壁面に沿ってレーザ光を走査する方式に切り替え、変形形状に合わせた軌跡にレーザ光を照射し、シートを除去する。
以上のようにして、一端面に形成され行列番号付けされたセル開口穴についてシート除去処理が終了すると、ハニカム構造体1はXYステージ2から取外され、他端面に既にシートが貼られている場合は反転してセットされ、前述したと同様にして栓詰めすべきセル開口穴が選定され、該セル開口穴を被うシートが除去される。他端面にシートが貼られていない場合には、シート被覆工程でシートが貼られ、栓詰めすべきセル開口穴の一つにマーキングがされた後、他端面を上にしてXYステージにセットされ、前記と同様な処理が行われる。その後、ハニカム構造体は栓詰め工程に送られ、セラミックで栓詰めが行われる。
以上、本発明をハニカム構造体をXYステージ上にセットし、XYステージを移動制御して、栓詰めすべきセル開口穴を選定し、次いでシート除去をするようなシステム構成で説明したが、この構成に限定されるものではない。ハニカム構造体をXYθステージ上にセットし、CCDカメラで撮像時、セル開口穴の概略配列を、画面のX又はY方向に合わせるように、ハニカム構造体の回転方向を位置制御しておくと、行列番号の割り付けを簡潔に行うことができる。また、生産量や生産効率等に合わせて構成された、例えば、栓詰めすべきセル開口穴を選定する手段とシート除去手段を同時動作できるよう独立させ、この間をハニカム構造体をセットした治具が必要なデータの授受を行いつつ適宜搬送されるようなシステム形態にも適用することができる。
また、セル開口穴形状は正方形に限らず、略格子状の仕切り壁で分割されて形成された矩形、平行四辺形、菱形などの形状であればよく、また、前記各種四辺形状を同方向に2分割して形成した三角形状や、さらには格子状的な仕切り壁で分割された円形状であっても適宜対応できる。
また、レーザ加工方式は、セル開口穴の大きさ、レーザ光の強度などによっては、連続光方式に代えて、スポット光を順次照射していく方式とすることもできる。また、セル開口穴の面積が極めて小さかったり、形状が円形に近い場合は、図心にレーザ光を照射するだけで対応することもできる。なお、レーザ光の種類は、用いるシート材に合わせて、COやYAGなどを適宜選定すればよい。
本発明を実施するシステム構成の一例を示す図 本発明の概要を示すフローチャート ハニカム構造体端面を4分割した時の撮像画面を示す図 行方向及び列方向を規定する方法を説明するための図 4画面を統合して、行列番号を統一して割り付ける方法を説明するための図 変形したセル開口穴に対するシート除去方法の違いを説明するための図 ハニカム構造体端面を4分割してレーザ加工を行うことを説明するための図
符号の説明
1…ハニカム構造体、 2…XYステージ、 3…CCDカメラ、
4…制御装置、 5…レーザヘッド、
G1、G2、G3、G4…端面の撮像画面、
11、12、13、21、22…セル開口穴、
11z、12z、21z…各セル開口穴の図心、
11g、12g、21g…各セル開口穴の行方向、
E1…行方向サーチエリア、 E2…列方向サーチエリア、
L1、L2、L3、L4…端面のレーザ加工エリア

Claims (2)

  1. 軸方向に延びるセルが多数形成されたハニカム構造体のセル開口穴に栓詰めするハニカムフィルタの栓詰め方法において、
    ハニカム構造体の端面を複数のエリアに分割し、隣接するエリアの画像には同一のセル開口穴が含まれるようにエリア毎に撮像する工程と、各エリアの撮像画像毎に所定のセル開口穴を基準として隣接するセル開口穴に栓詰め用穴とするか栓詰め不用穴とするかを識別するためのセル穴識別情報を割り付ける工程と、各エリアの撮像画像毎に付与されたセル開口穴のセル穴識別情報を重複して撮像されたセル開口穴をもとに端面全域で統一したセル穴識別情報に割り付け直す工程と、栓詰めすべきセル開口穴を選定する工程とを有するハニカムフィルタの栓詰め方法。
  2. 前記セル穴識別情報を割り付ける工程において、マーキングが施されたセル開口穴を基準とすることを特徴とする請求項1に記載のハニカムフィルタの栓詰め方法。
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