JP2005230466A - フットコントローラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の踏み込み量のみでハンドピースの回転数を制御するフットコントローラにあっては、踏み込み量を一定に保持することが困難であるため、ハンドピースの回転数を一定に保つことが困難であり、また、完全に踏み込まない状態での回転数で施術するような場合には、足先が宙に浮かせたままとなるため疲労感を感じるといった問題があった。
【解決手段】 床面等に設置される固定台1と、該固定台に対して回転自在に取付けられた回転板8と、該回転板の回転量を電気信号として検出する回転量検出部3と、前記回転板を予め定められた初期位置に戻すバネ手段11とを具備し、前記回転板を回転することで前記回転板の回転量に応じて回転速度、パワーでハンドピースを駆動するようにしたフットコントローラ装置である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、医療、特に歯科医療において、ハンドピースの出力状態を制御することを目的とした、足によって操作が可能なフットコントローラ装置に関する。
X線装置、歯科装置または眼科装置のような医療装置においては、治療を行う器具の出力状態を制御したいという要望があり、そのため従来、医療装置の種々異なった位置に配置された多数のスイッチを手または足によって操作し、電気的調整手段によって制御していた。
例えば歯科医療においては、特に患者の治療過程すなわち術者が手に器具を持っている状態において、歯牙の切削や歯石除去のための器具(ハンドピース)の出力を足による操作を通じて駆動・調整することが求められる。
ここで、特に要求されている制御対象としては、タービン・マイクロモーターの回転速度や、スケーラーのパワーなどがある。また上記に加え、例えば、タービン・マイクロモーターの回転方向の制御、冷却媒体(空気、水、スプレー)の噴射状態の制御、ライトの光量調節なども、衛生上の観点から足による操作によって可能な方が好ましい。
このような要請から、1個のフットコントローラに対して、種々の制御のためのスイッチが多数個配置される装置も知られており、また、十字方向に動作するスイッチがフットコントローラ上に設けられており、1つのスイッチではあるが動作方向の違いで複数の制御を果たす装置も知られている。
さらに、特開平10−127660号公報に開示されているように、足で踏込むペダルが設けられており、該ペダルの踏み込み量でハンドピースの回転速度やパワーを制御するフットコントローラもあった。
また、特開2001−170074号公報に開示されている技術のように、水平方向にスライドさせる第1のスイッチと鉛直下方向に踏み込む第2のスイッチを具備しており、前記第1のスイッチを水平方向にもスライドするとハンドピースが駆動し、次いで、第2のスイッチを押下すると、第1のスイッチがスライドした方向に応じてハンドピースの回転速度やパワーを増減させるものもあった。
特開平10−127660号公報 特開2001−170074号公報
ところで、患者の治療過程において術者は口腔内を注視している場合が多いため、フットコントローラを視認するには、仰臥姿勢をとる患者の下方を覗き込まなくてはならず、迅速な施術が損なわれてしまう。従って、フットコントローラは見ないで操作できることが望ましいが、前記したようにスイッチが多いフットコントローラは、その構造が複雑になるため、操作前にスイッチの位置を視認する必要が生じてしまい面倒であった。
また、異なる動作方向で1つのスイッチに複数の制御機能をもたせるフットコントローラや、操作にスライド動作を含むものにあっても、やはり操作前にスイッチの向きに対する視認が必要で面倒であり、加えて、施術者は治療過程で種々の診療位置をとるが、施術者とフットコントローラが正立方向で対面しない場合において操作するには、操作が困難な上、施術者が操作方向(前後左右)の座標系を自己中心的な参照枠から対象中心の参照枠へと変換しなければならない。
こうした「メンタルローテーション(心的回転)」と呼ばれる方向性を矯正する働きは、施術者の精神的負荷を増大させ、操作負担やエラーの増加を招いていた。また、あまりにその向きが施術者にとって操作し難ければフットコントローラの方向調整をしなければならないといった問題があった。
さらに、前記した踏み込み量でハンドピースの回転速度やパワーを制御するフットコントローラにあっては、踏み込み量を一定に保持することが困難であるため、ハンドピースの回転速度やパワーを一定に保つことが困難であり、完全に踏み込まない状態で施術するような場合には、足先を宙に浮かせたままとなるため疲労感を感じるといった問題があった。
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、治療過程において必要なハンドピースの駆動・調整を、どこからでも楽に、スイッチを目視する必要がなくとも操作ができて、ハンドピースの回転速度やパワーも一定に保ちやすいフットコントローラ装置を提供せんとするにある。
本発明のフットコントローラ装置は前記した目的を達成せんとするもので、その請求項1の手段は、床面等に設置される固定台と、該固定台に対して回転自在に取付けられた回転板と、該回転板の回転量を電気信号として検出する回転量検出部と、前記回転板を予め定められた初期位置に戻すバネ手段とを具備し、前記回転板を回転することで前記回転板の回転量に応じた回転速度、パワーでハンドピースを駆動することを特徴とする。
請求項2の手段は、前記した請求項1において、前記回転板の初期位置が、全回転量の中央付近の位置であり、かつ、回転板の回転方向によって、その回転量は同じであってもハンドピースの回転方向あるいは冷却媒体(空気、水、スプレー)の噴射状態などを変化させるようにしたことを特徴とする。
請求項3の手段は、床面等に設置される固定台と、該固定台に対して回転自在に取付けられた回転板と、該回転板を所望量回転した位置で停止させる負荷付与手段と、前記回転板の回転量を電気信号として検出する回転量検出部と、前記回転量に応じてハンドピースの出力状態を選択する制御回路と、選択されたハンドピースの出力状態を表示する表示部と、前記回転板の近傍に位置し固定台に取付けられたペダルと、該ペダルの踏込み量を電気信号として検出する踏込み量検出手段とを具備したものである。
請求項4の手段は、前記した請求項3において、前記回転板は、マイクロモーターの基準回転速度や回転方向、冷却媒体の噴射状態、スケーラーの基準パワーといったハンドピースの出力状態を予め回転によって選択でき、また、前記踏込み量検出手段は、前記回転板の近傍に位置し鉛直下方向の押下により前記で選択された出力状態での前記ハンドピースの駆動を実現する踏込み量検出手段を具備したことを特徴とする。
請求項5の手段は、前記した請求項4の手段において、前記踏込み量検出手段の押下量を大きくするにつれてマイクロモーターの回転速度やスケーラーのパワーも連続的に増大し、押下量が最大の時に予め選択した基準回転数や基準パワーが実現するようにしたことを特徴とする。
本発明のフットコントローラ装置は、従来のように多数の制御のためのスイッチが多数の異なった個所に用意されるのではなく、少ないスイッチによるシンプルな構成としたことにより、直感的にわかりやすく、目視せずとも足の触感などからそのスイッチを認知し操作することができ、迅速な施術が可能となり、また、回転板と踏み込みスイッチを配置する場合においても、回転動作と踏込み動作といったの操作方法の違いから、スイッチを見ないことによる誤動作の危険性を回避することができる。
また、本発明の回転板や踏み込みスイッチの操作のために施術者が行う回転動作や踏込み動作は、水平面において方向性がないため、施術者はフットコントローラが正立方向で対面しているか否かに関わらず前記メンタルローテーションや、スイッチの方向に対する視認を行うことなく様々な診療位置から操作を行うことができる。
さらに、請求項第1〜4の手段においては、術者の所望の回転速度やパワーを設定できるにもかかわらず、ハンドピースが駆動している間は踵や足先が宙に浮かせる必要はないので、ハンドピースに一定の回転速度やパワーを出力させながらも、脱力することができ疲労感を感じることがない。
また、請求項第3〜5の手段においては、回転によって予め出力状態を選択し、踏込みに応じてその出力状態を実現するため、事前にハンドピースの出力状態の選択候補を複数設定しておくことで、2つのスイッチしかないにもかかわらず出力状態を多様に制御することが可能となる等の効果を有するものである。
施術者が足を乗せる操作板を回転板となし、この回転板の回転量を電気的に検出して、ハンドピースの速度や強度を変化させるようにしたことで、施術器具の速度や強度調整が容易に行えると共に、速度や強度を一定に保つことができる。
本発明に係るフットコントローラの第1の実施例を図1、図2と共に説明する。
1は床面等に固定される固定台、2は該固定台1の立ち上がり水平部1aにネジ2aによってネジ止めされた取付金具、3は該取付金具2に固定されたポテンショメータにして、抵抗値を変化させるための操作軸3aには第1のプーリ4が固定されている。
5は前記固定台1にネジ5aによってネジ止めされたコの字状の取付台、6は該取付台5にブラケット6aによって固定された軸受、7は該軸受6に回転自在に軸支された回転軸にして、該回転軸7の頭部は円板部7aとなっており、この円板部7aには円板状の歯科医が足を載せるための回転板8が固定されている。
9は前記回転軸7の前記取付台5より下方に突出した小径軸部7bにボルト9aによって固定された第2のプーリにして、該プーリ9と前記したプーリ4との間にはベルト10が巻回されている。11は一端が前記取付台5に係止され、他端が第2のプーリ9に係止されたコイルスプリング、板バネ、引張バネ等のバネ手段にして、常時、前記したポテンショメータ3の抵抗値が「0」となるような方向に第2のプーリ9をバネ付勢している。
次に、前記した構成に基づいて動作を説明する。
初期の状態において、バネ手段11のバネ力によって回転板8は全回転量の中央位置にあるので第2のプーリ9が回転され、該第2のプーリ9にベルト10を介して連結されている第1のプーリ4にも回転力が作用して、ポテンショメータ3の抵抗値は「0」の状態となっている。
この状態において歯科医が足を回転板8の上に載せて、足を捻るようにして前記バネ手段11のバネ力に抗して回転板8を回転させると、該回転板8の回転に伴って第2のプーリ9も回転するので、ベルト10を介して第1のプーリ4も回転してポテンショメータ3の操作軸3aが回転されて抵抗値が変化する。従って、ポテンショメータ3の出力をマイクロモーターの回転速度やスケーラーのパワーの制御を行うための制御回路に入力することで、マイクロモーターの回転速度やスケーラーのパワーは回転板8の回転量に応じて変化することとなる。
そして、歯科医は回転板8の回転量を操作する場合に、歯科医は足の触感などを通じて回転板8の位置さえ把握できれば、本発明に係るフットコントローラがどのような向きであっても、回転板8を回転させるだけでポテンショメータ3の抵抗値を変化(例えば、抵抗値が高くなる方向に変化)させることができ、従って、マイクロモーターの回転速度やパワーを変化させることができ、また、所定の回転速度やパワーでハンドピースの出力を維持させることも容易に行えるものである。ここで、ハンドピースは手に持って施術する手段の総称を言い、スケーラー、タービン、マイクロモーターを含むものである。
なお、前記した実施例においては、ポテンショメータ3の抵抗値が徐々に変化することで、ハンドピースの回転速度も徐々に早くなるが、図示しない抵抗ブリッジ回路の一辺にポテンショメータ3を接続し、該ブリッジ回路からの出力を比較器の一方に入力し、また、比較器の他の入力にポテンショメータ3の抵抗値の値が所定の値になった時に比較器からオン出力がでるような値とすることで、制御回路はその時のポテンショメータ3の抵抗値に対応した回転速度でハンドピースを駆動させることとなり、従って、タービンやマイクロモーターは徐々に回転するのではなく、前記抵抗値に応じた回転速度から回転することとなる。
次に、第2の実施例を図3〜図5と共に説明する。なお、前記した第1の実施例と同一符号は同一部材を示し説明は省略する。
この実施例にあっては、回転軸8の円板部7aの一部を延長すると共に、該延長した部分を下方に折曲して円板取付部7cとなし、この円板取付部7cに回転板8を回動自在にヒンジ部材12を介して取付けたものである。また、固定台1には、回転板8が前記ヒンジ部材12を介して水平状態を維持した場合(図3、図4参照)と、歯科医が回転板8に足を載せて傾斜状態とした場合(図5参照)とを判別するためのマイクロスイッチ等の回転板8の傾斜を電気信号として出力する傾斜量変換器13が取付けられている。
このうよな構成とすることで、前記した電気回路的に所定の回転数から駆動体を回転させると同様に行うことができる。すなわち、歯科医が回転板8に足を載せて、該回転板8を水平状態を維持させながら所定の回転位置まで回転させた状態で、ヒンジ部材12を介して回転板8を一時的に傾斜させることで傾斜量変換器13より出力が送出されるので、この出力によって、例えば、施術器具であるスプレーをオン状態として水を噴霧させることができる。
また、前記した第1、第2の実施例にあっては、回転板8の回転量をポテンショメータによって検出するものについて説明したが、他の回転量を電気信号として取り出せる回転量検出部としては、例えば、回転板8の裏面の円周方向に沿って多数の白と黒の模様を交互に形成し、あるいは、回転板8の円周方向に沿って多数のスリットを形成し、一方、固定台1側に取付けられたフォトセンサーによって、回転板8の白黒の模様、あるいは、スリットを計数することで、回転板8の回転量とすることも可能である。
また、前記した第1、第2の実施例にあっては、マイクロモーター等を一方向に回転させる場合の説明であるが、ポテンショメータ3の全回転量の半分の位置の抵抗値を基準抵抗値とする、あるいは、ポテンショメータ3の全回転量の半分の回転位置をゼロ抵抗値とすることで、時計回りの回転と反時計回りの回転とを区別することが可能となるので、該回転方向による抵抗値の変化の相違から、回転板を時計回り方向に、例えば、10度回転した時にはスプレー有りで、かつ、回転速度を1万回/分、反時計回り方向に10度回転した時にはスプレー無しで、かつ、回転速度を1万回/分となるように制御回路側でハンドピースを制御することができる。
また、前記した第1、第2の実施例のものは、何れも回転板8をバネ手段9によって初期位置に戻すようにしたものであるが、前記バネ手段9を無くして回転板8を歯科医が所望の回転位置まで回転させて足を離すとその位置で固定する、あるいは、段階的なクリック感で固定するための負荷付与手段を設け、また、固定台1にペダル状の踏み込みスイッチを回転板8から突出させ、該ペダルスイッチを踏み込むことでオンとなるような構造の実施例を図6〜図9と共に説明する。なお、前記した各実施例と同一符号は同一部材を示し説明は省略する。
この実施例においては、前記したポテンショメータに代えて周方向に沿って多数のスリットを形成した円板14を前記した回転軸7の下端に固定し、また、固定台1に前記スリットの数を計数するフォトセンサー15を取付けたものである。また、回転軸7の中間部には外周に歯部が形成された歯車16が固定され、該歯車16の歯部(本発明の実施例では12個、すなわち、12ステップ分)に係合するローラ17bを有する負荷付与手段17が固定板8に取付けられている。なお、回転板8の上面には滑り止め8aが形成されている。
この負荷付与手段17は一端が固定台1に軸支されたアーム17aと、該アーム17aの略中間部に取付けられた前記歯部と係合するローラ17bと、前記アーム17aを前記ローラ17bを歯部に向かって付勢するためのスプリング17cとから構成されている。
18は前記固定台1に一端が取付けられたペダルにして、施術者が押下すると下方に撓む弾性板で形成されている。このペダル18には押下することでペダル18の撓み量を検出する歪み計からなる踏込み量検出手段18aが取付けられ、下面後部にはペダル18が押下された途中で撓みを阻止するストッパ18bが取付けられている。
次に、図10のシステムブロック図について説明する。なお、前記した構成の部材と同一符号は同部材を示し説明は省略する。
20はメモリーおよびCPUが組み込まれた制御回路にして、図11のフローチャートの動作を行う。21はマイクロモーターが組み込まれたハンドピース、22は該ハンドピース21から空気や水および水と空気を混合したスプレーを排出するためのコンプレッサー、23はドクターテーブルやハンドピース内に組み込まれ、ハンドピース21の回転数、回転方向を示すと共に、該ハンドピースから排出される空気、水、スプレーの種類および強さ、ハンドピース内に組み込まれたライトのオン・オフを表示する表示板である。
次に、前記した構成に基づいて動作を説明する。なお、この動作においては動作説明を簡単にするために、ハンドピース21は一方向にのみ回転させ、かつ、ハンドピース21から噴出する種類としてはスプレーのみを排出させ、ライトのオン・オフ制御も行わないものとして説明する。また、ハンドピース21の回転速度5000rpmに対してスプレー弱、10000rpmに対してスプレー弱、20000rpmに対してスプレー弱、40000rpmに対してスプレー強、40000rpmに対してスプレー無しの5通りの出力状態の選択肢が制御回路20におけるメモリーに記憶されているものとする。なお、前記した各回転速度の値はペダルの踏み込み量が最大の時に実現する値である。
まず、新規の被施術者を治療用椅子に寝かせた状態において治療を行う場合について説明するに、表示板23には前回の治療を行った最終状態における回転板8の位置(図12(a)であり、かつ、この位置におけるハンドピース21の回転速度は20000rpmでスプレー弱)であった場合には、表示板23にこの表示が行われている(ステップS1)。
この状態において制御回路20は回転板8が回転されたか否かを監視する状態となる(ステップS2)。この監視状態において回転板8が回転されないと判断すると、ペダル18が踏み込まれた否かを監視し(ステップS4)、ここでペダル18が踏み込まれないと判断するとステップS1に戻って選択されている出力状態を表示板23で表示する。また、ステップS4において踏込み量検出手段18aから出力が送出されると後述する動作によってハンドピース21の駆動制御を行う。すなわち、選択されている出力状態によってハンドピース21の駆動制御を行うことになる。
前記したステップS2において施術者が足の爪先側を回転板8の上に乗せて正方向(時計方向)または逆方向(反時計方向)への回転力を加えると、歯車16の歯部に係合されているローラ17bの係合力(スプリング17cのバネ力)に抗して回転板8を回転され、該回転板8の回転に伴って円板14が回転される。従って、円板14に形成されているスリット数をフォトセンサー15が検出して、回転板8の回転量を電気信号として制御回路20に送出し、回転板8の回転位置における出力状態を表示板23で表示する(ステップS3)。
すなわち、施術者が回転板8を図12(b)に示すように正方向に1ステップ分だけ回転したとすると、表示板23にはハンドピース21の回転速度が40000rpmにスプレーが強の表示が行われ、さらに、図12(a)から図12(c)に示すように正方向に2ステップ分だけ回転したとすると、表示板23にはハンドピース21の回転速度が40000rpmにスプレーが無しの表示が行われ、図12(a)から図12(d)に示すように正方向に3ステップ分だけ回転したとすると、表示板23にはハンドピース21の回転速度が5000rpmにスプレーが弱の表示が行われ、図12(a)から図12(e)に示すように逆方向に2ステップ分だけ回転したとすると、表示板23にはハンドピース21の回転速度が5000rpmにスプレーが弱の表示が行われる。
そして、施術者は回転板8を回転させながら表示板23の表示を見て希望するハンドピース21の回転速度とスプレーの噴霧状態を確認し、例えば、ハンドピース21の回転速度40000rpmでスプレー無しを希望するならば、正方向に2ステップだけ回転板8を回転させる。この状態において制御回路20は回転速度の上限値が40000rpmで、かつ、スプレー無しが選択されたと判断し、次いで、ペダル18の踏み込まれた否かを監視する状態となる(ステップS4)。
ここで、ペダル18が踏み込まれ踏込み量検出手段18aが出力を送出したと制御回路20が判断すると、制御回路20はペダル18が踏み込まれた踏み込み量に応じた出力が踏込み量検出手段18aから送出されるので、ハンドピース21を前記出力に応じた回転速度で回転させる(ステップS5)。なお、前記選択した条件は回転速度が40000rpmでスプレー無しであることからスプレーの噴出は行わず、ペダル18を最大に踏み込んだ際の回転速度は40000rpmである。
次いで、制御回路20はペダル18が踏み込まれた状態が維持されているか否かを監視する状態となり(ステップS6)、ペダル18から足の爪先が離され踏込み量検出手段18aからの出力が無くなるとハンドピース21の駆動を停止させる(ステップS7)。
なお、前記した説明にあっては、ハンドピース21の出力状態の制御例として回転速度とスプレーの強さのみであったが、事前に出力状態の選択肢を増やしてメモリーに記憶させておくことで、マイクロモーターを逆回転させたり、ライトのオン・オフ制御を行ったりと、より多様な制御も可能となる。また、回転板8の回転による回転量を表示板23で表示するようにしたが、表示板23の表示に加えて各ステップ毎にブザー等で回転板8の回転状態を知らせるようにしてもよい。
前記したように、施術者は、ハンドピースの回転速度や回転方向および冷却媒体の噴射状態(パワー)などの所望の出力状態について、回転板8の回転によって選択し、回転板から足を離しても該回転位置は負荷付与手段によって固定された状態においてペダル18を踏み込むことで、回転板8で選択された出力状態で施術を行うことができる。また、前記した実施例にあっては、回転板8に足の爪先側を乗せて回転する場合について説明したが、回転板8の平面形状を多角形に形成して蹴って回しても良い。
さらに、前記した説明にあっては、回転板8の回転で選択された回転速度を上限値とし、その範囲内でペダル18を踏み込む押下量に応じてハンドピース21の回転速度を増減させる場合について説明したが、ペダル18を踏み込んで踏込み量検出手段18aが出力を送出することで、前記選択された回転速度でハンドピース21を駆動制御するように制御してもよい。
回転板の回転によって選択する対象を、ハンドピースの出力状態に限らず、例えば、治療用椅子を所定の位置に動作する等にも応用することで、利便性は向上する。
本発明に係るフットコントローラの第1の実施例を示す斜視図である。 同上のA−A線断面図である。 第2の実施例を示す側面図である。 同上の断面図である。 回転板を傾斜させた状態の断面図である。 第3の実施例を示す斜視図である。 同上の平面図である。 同上のB−B線断面図である。 同上のC−C線断面図である。 第3の実施例におけるシステムブロック図である。 同上のシステムブロックによる動作を説明するためのフローチャートである。 本発明のフットコントローラ装置とハンドピースおよびスプレーの関連を示す説明図である。
符号の説明
1 固定台
3 ポテンショメータ(回転量・電気信号変換器)
8 回転板
11 コイルスプリング
12 ヒンジ部材
13 マイクロスイッチ
14 円板
15 フォトセンサー
17 負荷付与手段
18 ペダル
18a 踏込み量検出手段
20 制御回路
21 ハンドピース(施術手段)
23 表示板

Claims (5)

  1. 床面等に設置される固定台と、該固定台に対して回転自在に取付けられた回転板と、該回転板の回転量を電気信号として検出する回転量検出部と、前記回転板を予め定められた初期位置に戻すバネ手段とを具備し、前記回転板を回転することで前記回転板の回転量に応じた回転速度、パワーでハンドピースを駆動することを特徴とするフットコントローラ装置。
  2. 前記回転板の初期位置が、全回転量の中央付近の位置であり、かつ、回転板の回転方向によって、その回転量は同じであってもハンドピースの回転方向あるいは冷却媒体(空気、水、スプレー)の噴射状態などを変化させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のフットコントローラ装置。
  3. 床面等に設置される固定台と、該固定台に対して回転自在に取付けられた回転板と、該回転板を所望量回転した位置で停止させる負荷付与手段と、前記回転板の回転量を電気信号として検出する回転量検出部と、前記回転量に応じてハンドピースの出力状態を選択する制御回路と、選択されたハンドピースの出力状態を表示する表示部と、前記回転板の近傍に位置し固定台に取付けられたペダルと、該ペダルの踏込み量を電気信号として検出する踏込み量検出手段とを具備したことを特徴とするフットコントローラ装置。
  4. 前記回転板は、マイクロモーターの基準回転速度や回転方向、冷却媒体の噴射状態、スケーラーの基準パワーといったハンドピースの出力状態を予め回転によって選択でき、また、前記踏込み量検出手段は、前記回転板の近傍に位置し鉛直下方向の押下により前記で選択された出力状態での前記ハンドピースの駆動を実現する踏込み量検出手段を具備したことを特徴とする請求項3記載のフットコントローラ装置。
  5. 前記踏込み量検出手段の押下量を大きくするにつれてマイクロモーターの回転速度やスケーラーのパワーも連続的に増大し、押下量が最大の時に予め選択した基準回転数や基準パワーが実現するようにしたことを特徴とする請求項4記載のフットコントローラ装置。
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