JP2020141770A - フットコントローラ - Google Patents

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JP2020141770A
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智英 會澤
Tomohide Aizawa
智英 會澤
高橋 亘
Wataru Takahashi
亘 高橋
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NAKANISHI KK
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Abstract

【課題】歯科治療装置の複数のペダルを備えたフットコントローラにおいて踏み間違えによる誤操作を防止する。【解決手段】複数のペダルを備えたフットコントローラ4は、手前側部分が踏み込み操作される少なくとも1つの手前側ペダル40と、奥側部分が踏み込み操作される少なくとも1つの奥側ペダル42とを含み、奥側ペダル42は手前側ペダル40の奥側に備えることによって、術者は注視しなくとも足の感触によりペダルを識別することができ踏み間違えによる誤操作を防止する。【選択図】図1

Description

本発明は、医療用治療装置に使用されるフットコントローラに関する。
従来より医療用治療装置の一つとして歯科治療装置では、術者はハンドピース等の処置具を手に持ち患者の口腔内を見ながら治療を行うため、処置具の主な制御は、フットコントローラで行うことができるようになっている。
このような処置具の制御としては、切削工具の駆動モータの回転速度、回転方向の他、治療部位の冷却のための注水量の制御などがあり、術者がフットコントローラ上の独立した複数のペダルを足踏み操作により制御できるようになっている。
しかし、実際の治療現場ではチェアユニットや患者によってフットコントローラの視認が困難になることが多く、ペダルを踏み間違える可能性が有り安全性の面で課題がある。
特開2011-200516号公報
しかしながら、実際の治療現場ではチェアユニットや患者によってフットコントローラの視認が困難になることが多く、ペダルを踏み間違える可能性が有り安全性の面で課題がある。
本発明は上記課題に鑑み、踏み間違えの可能性を低減させることができるフットコントローラを提供する事を目的とする。
本発明のフットコントローラは、複数のペダルを備えたフットコントローラであって、前記複数のペダルは、手前側部分が踏み込み操作される少なくとも1つの手前側ペダルと、奥側部分が踏み込み操作される少なくとも1つの奥側ペダルとを含み、前記奥側ペダルは前期手前側ペダルの奥側に備えている。
係るフットコントローラによれば、手前側ペダルと奥側ペダルとでは、術者の足の使用箇所及び力の入れ方が異なるため、術者はペダルを注視しなくてもペダルを識別し操作することができる。
本発明のフットコントローラによれば、複数のペダルから所望のペダルを注視せず選択することができ、誤操作の可能性を低減させることができる。
また、ペダル間に無駄なスペースを設けることなく、複数のペダルを配置することができる。
本発明のフットコントローラに係る歯科治療装置の構成を示す図。 本発明のフットコントローラに係る歯科治療装置のブロック図。 本発明のフットコントローラの斜視図。 本発明のフットコントローラの上面図。 本発明のフットコントローラの操作状態を示す断面図であり、(a)は待機状態を示す断面図、(b)は手前側ペダルを操作した場合の断面図、(c)は奥側ペダルを操作した場合の断面図。 本発明のフットコントローラの操作状態を示す断面図であり、(a)は待機状態を示す断面図、(b)は左側ペダルを操作した場合の断面図、(c)は右側ペダルを操作した場合の断面図。
以下、図面を参照しながら本発明のフットコントローラの実施例について説明する。
図1は、本発明のフットコントローラに係る歯科治療装置1の概略構成図である。
図1に示すように、歯科治療装置1は、切削工具2aを備えたハンドピース2と、制御装置3と、フットコントローラ4とを備え、フットコントローラ4と制御装置3との間は無線通信により行われるようになっている。
またフットコントローラ4は、手前側ペダル40、左側ペダル41、奥側ペダル42、右側ペダル43の4個のペダルを備え、術者はこれらを踏み分けることにより4種類の異なる機能を制御できるようになっている。
機能としては、例えばハンドピース2の回転速度制御、回転方向切替、ハンドピース2から治療部への注水量、ハンドピース2の制限トルクの設定などがある。
図2は制御装置3とフットコントローラ4のブロック図である。
図2に示すように、制御装置3は、フットコントローラ4からの無線信号を受信する受信部3bと、制御部3aと、術者がハンドピース2の回転速度等のパラメータを設定する操作部3cと、ハンドピース2の回転速度やトルクの他、各種機能の動作状態を表示する表示部3dとを備え、制御部3aは操作部3cの設定内容に基づき、ハンドピース2の回転速度等の制御を行う。
また、フットコントローラ4は、手前側ペダル40、左側ペダル41、奥側ペダル42、右側ペダル43の踏み込みの有無を検出するため検出部4a、4b、4c、4dを備え、検出された信号を無線信号に変換し制御装置3に送信する送信部4eとを備える。
フットコントローラ4の各ペダルの機能は制御装置3により自由に割り当てることができ、例えば、歯の治療においては、術者はハンドピースの回転速度を増減させながら治療を行うため、回転速度の制御を行うペダルは、容易に踏み込める位置に配置されていることが好ましく、本実施の形態のフットコントローラ4では、術者側に近い手前側ペダル40に機能を割り当てることにより操作性の向上を図ることができる。
次に、図4〜図6を参照しながら本実施の形態におけるフットコントローラ4の操作の様子について説明する。
図5(a)〜(c)は、本実施形態のフットコントローラ4の図4のA方向から見た断面図であり、図5(a)は、待機状態を示す図、図5(b)は手前側ペダル40を操作する様子を示す図であり、図5(c)は、奥側ペダル42を操作する様子を示す図である。
フットコントローラ4は、本体部50と手前側ペダル40と奥側ペダル42とを備えている。
本体部50は、基板60を備えた底部60bと、ケース60aとを備え、基板60には、制御装置3と通信を行うための部品(図示せず)の他、ホール素子61、62を備えている。
手前側ペダル40および奥側ペダル42は、先端部に磁石52a、57aを備えた突起部52、57を備え、これら突起部52、57は、本体部50のケース60aに設けられた孔70a、70bにより本体部50内に突き出る構成である。
図示のように底部60bが床面上に設置されており、その底部60bに対して運動可能に手前側ペダル40が設けられている。手前側ペダル40は、本体部50の奥側に設置された枢着構造による回転軸53を回転中心として回転運動を行うものである。手前側ペダル40に対しては、手前側(術者側)の位置に設けられたバネ51により上方への付勢力が与えられている。したがって、待機状態において手前側ペダル40は上昇端の位置にある。そのような状態において、手前側ペダル40におけるおよそ手前側の位置に対して足踏み操作を行えば、バネ51が縮んで手前側ペダル40が回転運動すなわち傾斜運動を行い、その結果、手前側ペダル40に設けられた突起部52の磁石52aが、底部60bの基板60上のホール素子61に近づくことになり、手前側ペダル40の踏み込み操作を検出する。
次に奥側ペダル42の操作について説明する。
図示のように奥側ペダル42は、手前側に設けられた枢着構造による回転軸54を回転中心として回転運動を行うものである。奥側ペダル42は、手前側(術者側)の位置に設けられたバネ55により上方への付勢力が与えられている。したがって、待機状態において奥側ペダル42は上昇端の位置にある。そのような状態において、奥側ペダル42におけるおよそ奥側の位置に対して足踏み操作を行えば、バネ55が縮んで奥側ペダル42が回転運動すなわち傾斜運動を行い、その結果、奥側ペダル42に設けられた突起部57の磁石57aが、底部60bの基板60上のホール素子62に近づくことになり、術者の奥側ペダル42の踏み込み操作を検出する。
以上説明したように、手前側ペダル40と奥側ペダル42の踏み込み操作は、手前側ペダル40は、手前側の位置であり、術者の足のかかとを支点しつま先により手前側ペダル40を操作することになる。
これに対し、奥側ペダル42の踏み込みは操作は、足を浮かせた状態でつま先もしくはかかとにより踏み込む操作になる。
このように手前側ペダル40と奥側ペダル42とでは、ペダル操作における術者の足の使用箇所が異なるため、術者は手前側ペダル40と奥側ペダル42を注視しなくても操作することができる。
また、本実施例のフットコントローラ4においては、手前側ペダル40と奥側ペダル42は手前側と奥側に配置されているが、奥側ペダル42の方が手前側ペダル40よりも床面に対し高さが高いため、容易に奥側ペダル42を識別することができる。
次に左側ペダル41の操作について説明する。
図示のように左側ペダル41は、枢着構造による回転軸41cを回転中心として回転運動を行うものである。左側ペダル41は、左側の位置に設けられたバネ41aにより上方への付勢力が与えられている。したがって、待機状態において左側ペダル41は上昇端の位置にある。そのような状態において、左側ペダル41におけるおよそ左側の位置に対して足踏み操作を行えば、バネ41aが縮んで左側ペダル41が回転運動すなわち傾斜運動を行い、その結果、左側ペダル41に設けられた突起部58の磁石58aが、基板60上のホール素子63に近づくことになり、左側ペダル41の踏み込み操作を検出する。
次にペダル43の操作について説明する。
図示のように右側ペダル43は、枢着構造による回転軸43cを回転中心として回転運動を行うものである。右側ペダル43は、右側の位置に設けられたバネ43aにより上方への付勢力が与えられている。したがって、待機状態において右側ペダル43は上昇端の位置にある。そのような状態において、右側ペダル43におけるおよそ右側の位置に対して足踏み操作を行えば、バネ43aが縮んで右側ペダル43が回転運動すなわち傾斜運動を行い、その結果、右側ペダル43に設けられた突起部59の磁石59aが、基板60上のホール素子64に近づくことになり、右側ペダル43の踏み込み操作を検出する。
以上説明したように、左側ペダル41と右側ペダル43の踏み込み操作は、左側ペダル41は、左側の位置であり、術者は、足でフットコントローラ4の左側の奥側を確認し踏み込み操作することになる。
これに対し、右側ペダル43の踏み込みは操作は、右側の位置であり、術者は、足でフットコントローラ4の右側の奥側を確認し踏み込み操作することになる。
このように左側ペダル41と右側ペダル43とでは、ペダル操作における術者の足の使用箇所が異なるため、術者は左側ペダル41と右側ペダル43を注視しなくても操作することができる。
また、左側ペダル41から右側ペダル43にかけての上面の形状は湾曲し、左側ペダル41と右側ペダル43の床面からの高さが最大になる形状とすることにより容易に識別することができる。
1 歯科治療装置
2 ハンドピース
3 制御装置
4 フットコントローラ
40 手前側ペダル
41 左側ペダル
42 奥側ペダル
43 右側ペダル
51 バネ
53 回転軸
58 突起

Claims (1)

  1. 複数のペダルを備えたフットコントローラであって、
    前記複数のペダルは、手前側部分が踏み込み操作される少なくとも1つの手前側ペダルと、
    奥側部分が踏み込み操作される少なくとも1つの奥側ペダルとを含み、
    前記奥側ペダルは前記手前側ペダルの奥側に備えている
    ことを特徴とするフットコントローラ。
JP2019039091A 2019-03-05 2019-03-05 フットコントローラ Pending JP2020141770A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022072724A (ja) * 2020-10-30 2022-05-17 栄通信工業株式会社 フットコントローラ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022072724A (ja) * 2020-10-30 2022-05-17 栄通信工業株式会社 フットコントローラ装置
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